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発明の名称 フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−43912(P2001−43912A)
公開日 平成13年2月16日(2001.2.16)
出願番号 特願平11−215673
出願日 平成11年7月29日(1999.7.29)
代理人 【識別番号】100075959
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 保 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5E023
5E077
【Fターム(参考)】
5E023 BB23 GG02 GG11 HH21 
5E077 BB32 GG23 GG28 JJ24
発明者 芹澤 泰義 / 久保田 実
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 アンダーケースとアッパーケースによって構成される収納ケース内に回路部を収納してなる回路ユニットの該回路部に接続するリードW/H部をアンダーケースの切欠部から取り出すフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造であって,フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の両側のそれぞれにボス用の貫通孔を形成し、アンダーケースの側壁にリードW/H部取出し用の切欠部を形成すると共に、該アンダーケース内底面の切欠部形成位置近傍に立設し前記リードW/H部の貫通孔を嵌合するボスを2個設置し、アッパーケース内に前記ボスに嵌着したフレキシブルプリント回路体のリードW/H部を押さえる押え部材を設け、前記フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の貫通孔を前記ボスに嵌合し、アッパーケースを重ね被せたときにアッパーケース内に設けられた前記押え部材で前記アンダーケースに立設するボスに嵌着するフレキシブルプリント回路体のリードW/H部を押さえるようにしたことを特徴とするフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造。
【請求項2】 上記フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の両側に形成されるボス嵌入用の貫通孔は、該リードW/H部の長さ方向に所定距離をおいて3か所設け、該リードW/H部をS字状に余長部を形成するように前記3か所の貫通孔を重ね合わせるように上記アンダーケースのボスに嵌合するようにしたものである請求項1に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造。
【請求項3】 上記押え部材は、筒状に形成し、上記アンダーケースに立設するボス形成位置に対向する位置に設け、該ボスを内部に嵌合するように構成したものである請求項1又は2に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造。
【請求項4】 上記リードW/H部は、長手方向両側端部に、引張応力に耐える補強用のダミーパターンが形成されたものである請求項1、2又は3に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造。
【請求項5】 上記リードW/H部は、上記貫通孔の周囲に保護フィルム又は銅箔を形成したものである請求項1、2、3又は4に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に収納されるフレキシブルプリント回路体に接続されるリードW/H部をスイッチユニットから取り出すリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両用のドアトリムには、ウィンドガラスの開閉を操作するパワーウィンド用スイッチ、ドアミラー駆動用スイッチ等が配置されたスイッチユニットや、ドアの閉時に消灯しその開時に点灯するカーテシランプ等の複数の電気機器が装着されている。これらの電気機器を接続のためには、何本もの電線やコネクタから成るワイヤハーネスが配索される。このようなワイヤハーネスの配索は、ドアパネルに設けた作業窓を通して行われるが、この作業は盲作業が多く、大変面倒なものである。さらに上記各機構や各機構への電気的接続のための部品も多く、組付や接続作業も大変である。
【0003】そこで、近年は、電気機器を接続のためのワイヤハーネスの配索に、フラット回路体を用いることが行われている(例えば、特開平9−309390号公報等)。従来のフラット回路体のスイッチホルダ1は、図4に示す如き構成を有している。図において、フレキシブルプリント回路体2の上側端末部3は、直角に折曲されてスイッチホルダ1に挟着固定されている。このフレキシブルプリント回路体2は、合成樹脂製の絶縁フィルム4と、該絶繰フィルム4内に配索された複数本の並列なプリント回路5とによって構成されている。そして、このフレキシブルプリント回路体2の上側端末部3には、絶縁フィルム4の四隅に係合孔6が貫設されていると共に、各プリント回路5に続く接点部7が複数配設されている。
【0004】また、スイッチホルダ1は、合成樹脂で形成されており、矩形状の基板部8と、この基板部8に対して回動自在な枠状の蓋部9とによって構成されている。そして、この蓋部9は、例えば一体の薄肉ヒンジ等で基板部8に連結されている。さらに、この基板部8の両側には、枠壁10が立設されており、各枠壁10の外壁面に、ドアトリム11側に対する弾性係止アーム12と湾曲形状の弾性片13とがそれぞれ突設されている。すなわち、各枠壁10の手前側には、弾性係止アーム12が、各枠壁10の先端側には、弾性片13が設けられている。この弾性係止アーム12は係止突起14と係止解除操作部15とを有している。また、この枠壁10には、蓋部9に設けられたロック突起16に対する係合孔17が形成されている。
【0005】また、この基板部8には、前記フレキシブルプリント回路体2の係止孔6に対する円錐状の傾斜ガイド面18を有する位置決めピン19が突設されている。さらに、この蓋9には開口20が設けられており、この開口20内にフレキシブルプリント回路体2の接点部7及び該位置決めピン19が位置可能である。なお該傾斜ガイド面18は位置決めピン19の上端から下端まで連続していてもよい。
【0006】フレキシブルプリント回路体2の端末部3はその係合孔6を位置決めビン36に係合させて基板部8上に位置決め載置される。次いで蓋部9を閉めることでロック突起16が係合孔17に係合し、蓋部9が端末3を挟持した状態でロックされる。位置決めピン19は開口20内に突出して位置する。位置決めピン19により接点部7が精度良く位置決めされる。
【0007】ドアトリム11へのフラット回路体21の組付状態は、図5に示す如き状態となっている。すなわち、ドアトリム11には開口22が形成され、この開口22内に、フラット回路体21のスイッチホルダ1に対する一対の挿入ガイド23がドアトリム厚さ方向に設けられている。この挿入ガイド23はL字状に形成され、開口22内の上壁24に突設されている。また、この挿入ガイド23には、スイッチホルダ1の弾性係止アーム12の係止突起14に対する図示しない係合孔が形成されている。そして、このスイッチホルダ1は、一対の挿入ガイド22の間で弾性係止アーム12と弾性片13とにより横方向可動に支持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにフレキシブルプリント回路体2は、絶縁フィルム4の四隅に設けられている係止孔6を位置決めピン19に嵌合し、蓋9で押さえることにより動かないようにしてある。
【0009】このフレキシブルプリント回路体2は、フィルムの上にスイッチ回路がプリントされており、非常に薄い接点スイッチとなっている。この係止孔6を位置決めピン19に嵌合せしめて動かないように固定し、さらに蓋9で押さえて動かないようにしてあるが、スイッチ回路部からフィルム状のリード回路部を引き出してあり、フィルム状のリード回路部が長手方向に引張られる場合は、強いが、フィルム状のリード回路部の長手方向に直角な方向(横方向)に力が加わると、一端側には引張応力として過大な力が加わることになる。
【0010】このようにフレキシブルプリント回路体2に外部から引張応力が掛かると、スイッチ接点位置がずれて動作スイッチが入り難いことが生じることがある。また、フレキシブルプリント回路体2に外部から過度の引張応力が掛かった場合には、スイッチ回路の断線が生じるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもリード回路部に破断が生じないようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、アンダーケースとアッパーケースによって構成される収納ケース内に回路部を収納してなる回路ユニットの該回路部に接続するリードW/H部をアンダーケースの切欠部から取り出すフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路チユニットからの取り出し構造であって,フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の両側のそれぞれにボス用の貫通孔を形成し、アンダーケースの側壁にリードW/H部取出し用の切欠部を形成すると共に、該アンダーケース内底面の切欠部形成位置近傍に立設し前記リードW/H部の貫通孔を嵌合するボスを2個設置し、アッパーケース内に前記ボスに嵌着したフレキシブルプリント回路体のリードW/H部を押さえる押え部材を設け、前記フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の貫通孔を前記ボスに嵌合し、アッパーケースを重ね被せたときにアッパーケース内に設けられた前記押え部材で前記アンダーケースに立設するボスに嵌着するフレキシブルプリント回路体のリードW/H部を押さえるようにしたものである。このように構成することにより請求項1に記載の発明によると、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもリード回路部に破断が生じないようにすることができる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、フレキシブルプリント回路体のリードW/H部の両側に形成されるボス嵌入用の貫通孔を、このリードW/H部の長さ方向に所定距離をおいて3か所設け、このリードW/H部をS字状に余長部を形成するように、3か所の貫通孔を重ね合わせるようにアンダーケースのボスに嵌合するようにしたものである。このように構成することにより請求項2に記載の発明によると、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、アンダーケースのボス部に、リードW/H部の3か所の貫通孔を重ね合わせて嵌着し、リードW/H部をS字状に余長部を持たせているため、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の3か所の貫通孔で、引張応力を受け、過度の外部応力がリード回路部に掛かっても、アンダーケースのボス部に形成される余長部で外部応力を吸収するために、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもスイッチ回路部が破断することを防止することができる。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、押え部材を、筒状に形成し、アンダーケースに立設するボス形成位置に対向する位置に設け、このボスを内部に嵌合するように構成したものである。このように構成することにより請求項3に記載の発明によると、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、アンダーケースのボス部に、リードW/H部をS字状に余長部を持たせるように、リードW/H部の3か所の貫通孔を重ね合わせて嵌着し、アッパーケースを重ね合わせて被せたときに筒状に形成される押え部材がボスの外側に嵌合し、押え部材の先端で、貫通孔がボスに嵌着するリードW/H部を押さえるため、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の3か所の貫通孔で、引張応力を受けると共に、押え部材の先端によって受けるため、過度の外部応力がリード回路部に掛かっても、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用しても、スイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもスイッチ回路部が破断することを防止することができる。
【0015】上記目的を達成するために、請求項4に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、リードW/H部を、長手方向両側端部に、引張応力に耐える補強用のダミーパターンが形成されたもので構成したものである。このように構成することにより請求項4に記載の発明によると、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の長手方向両側端部に形成される補強用のダミーパターンによって破断等が生じるのを防止すると共に、スイッチ回路部の配置ずれを生じるのを防止することができ、リード回路部に破断が生じるのを防止することができる。
【0016】上記目的を達成するために、請求項5に記載のフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、リードW/H部を、貫通孔の周囲に保護フィルム又は銅箔を形成したものである。このように構成することにより請求項5に記載の発明によると、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かると、リード回路部に形成される貫通孔に最も力が加わり、この貫通孔が破損する等によってスイッチ回路部の配置ずれを生じるのを、貫通孔の周囲に保護フィルム又は銅箔を設けることにより、貫通孔の破断を防止すると共に、スイッチ回路部の配置ずれを生じるのを防止することができ、リード回路部に破断が生じるのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフレキシブルプリント回路体のリードW/H部のスイッチユニットからの取り出し構造の実施の形態について説明する。図1には、本発明に係るフレキシブルプリント回路体のリードW/H部のスイッチユニットからの取り出し構造を自動車用ドアのスイッチユニットに適用した実施の形態を示す斜視図が、図2には、図1に図示のA部分の組み立て分解斜視図が示されている。
【0018】図1において、30はドアトリムで、このドアトリム30には、ドアトリム30の裏面32側に突出するようにアームレスト部31が形成されており、このアームレスト部31には、樹脂製のアッパーケース33が取り付けられている。このアッパーケース33には、アンダーケース34が嵌合しており、このアッパーケース33とアンダーケース34とによって収納ケース35が構成されている。この収納ケース35には、スイッチ回路部36が収納されており、このスイッチ回路部36には、リードW/H部37が接続されている。このスイッチ回路部36とリードW/H部37とによってフレキシブルプリント回路体38が構成されている。このフレキシブルプリント回路体38は、可撓性を有するフィルム状の樹脂材料にスイッチ回路をプリントし、このスイッチ回路にリード線をプリント配線して一体物で構成したもの(FPCと称することもある)である。このフレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37は、収納ケース35から外部に導出されており、先端にコネクタ39が取り付けられている。このコネクタによって外部の回路(ECU)との接続が図られる。
【0019】図1のA部は、図2に示す如き構成を有している。すなわち、収納ケース35を構成するアンダーケース34の側壁40には、リードW/H部37を取り出すための切欠部41が形成されている。この切欠部41が形成されているアンダーケース34の底面42には、先端が上方に向くようにボス43、44が立設されている。また、アッパーケース33の底面45には、アンダーケース34のボス43、44に対向する位置に押え部材46、47が設けられている。この押え部材46、47は、筒状に形成され、アッパーケース33をアンダーケース34に重ね被せたときにボス43、44を覆うように嵌合するようになっている。
【0020】一方、フレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37の両端部には、対をなして長手方向に所定間隔を置いて3箇所に貫通する穴である貫通孔48、49、50、51、52、53が設けられている。
【0021】この貫通孔48と貫通孔49、貫通孔50と貫通孔51、貫通孔52と貫通孔53は対をなし、貫通孔48と、貫通孔50と、貫通孔52とは、所定間隔を置いて形成されている。また、この貫通孔48、49、50、51、52、53は、リードW/H部37のプリント配線の邪魔にならないところ、すなわち、リードW/H部37の長手方向の両側端部に形成してある。また、この貫通孔48、49、50、51、52、53の周囲には、リードW/H部37が引張られたりして貫通孔48、49、50、51、52、53に応力が掛かったときに、この貫通孔48、49、50、51、52、53の周縁が容易に破損しないように、樹脂製の保護フィルム54、55、56、57、58、59が貼付されている。この保護フィルム54、55、56、57、58、59は、銅箔に替えて設けることもできる。このフレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37の一端部に形成される3個の貫通孔48、50、52、リードW/H部37の他端部に形成される3個の貫通孔49、51、53は、リードW/H部37をS字状に折り曲げるように重ねてボス43、44に嵌合し、リードW/H部37に外部より応力が掛かったときに、この片側3か所、両側6か所の貫通孔によって耐えるようになっている。
【0022】したがって、スイッチ回路部36とリードW/H部37を一体に構成し、リードW/H部37の配索時や運搬時等にリードW/H部37に引張応力が掛かると、リードW/H部37に形成される貫通孔48、49、50、51、52、53に最も力が加わり、この貫通孔48、49、50、51、52、53の周縁が破損する等によってスイッチ回路部36の配置ずれを生じるのを、貫通孔48、49、50、51、52、53の周囲に保護フィルム(又は銅箔)54、55、56、57、58、59を設けることにより、貫通孔48、49、50、51、52、53の破断を防止し、スイッチ回路部36の配置ずれを生じるのを防止することができ、リードW/H部37に破断が生じるのを防止することができる。
【0023】なお、押え部材45、46の長さは、ボス43、44に嵌着したときに、ボス43、44に貫通孔48、49、50、51、52、53が嵌着されたリードW/H部37が、ボス43、44から外れないように押える程度で十分であるが、ボス43、44を嵌着したときに、ボス43、44に嵌着されたリードW/H部37を押えらつける長さに設けてもよい。
【0024】また、フレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37の長手方向両側端部には、フレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37の全長に渡って補強用ダミーパターン60、61が形成されている。この補強用ダミーパターン60、61は、リードW/H部37のリード線を形成するパターンと同時に形成する。この補強用ダミーパターン60、61は、リードW/H部37が何等かの理由で引張られる等の引張り応力を受けたときにリードW/H部37が破損するのを防ぐための補強用に設けるものである。したがって、スイッチ回路部36とリードW/H部37を一体に構成し、リードW/H部37の配索時や運搬時等にリードW/H部37に引張応力が掛かっても、リードW/H部37の長手方向両側端部に形成される補強用ダミーパターン60、61によって破断等が生じるのを防止し、スイッチ回路部36の配置ずれを生じるのを防止することができ、リードW/H部37に破断が生じるのを防止することができる。
【0025】このように構成されるフレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37は、図3に示す如く、まず、アンダーケース34のボス43、44にリードW/H部37の貫通孔48、49を嵌入し、リードW/H部37を裏返して180゜曲げ、リードW/H部37の貫通孔50、51をボス43、44に貫通孔48、49の上に重ねて嵌入し、さらに、リードW/H部37を裏返して180゜曲げ、リードW/H部37の貫通孔52、53をボス43、44に貫通孔50、51の上に重ねて嵌入し、リードW/H部37をアンダーケース34の切欠部41から外部に取り出す。このようにすることによりリードW/H部37は、ボス43、44周辺に余長部が形成される。しかる後、矢印Aに示す如く、アンダーケース34にアッパーケースを被せると、フレキシブルプリント回路体38のリードW/H部37は、ボス42、43に嵌合した貫通孔48、49、50、51、52、53によって、収納ケース35内に余長部が作られ、スイッチ回路部36とリードW/H部37を一体に構成し、リードW/H部37の配索時や運搬時等にリードW/H部37に引張応力が掛かっても、アンダーケース34内に余長部として収納されるリードW/H部37が引張応力を吸収するので、スイッチ回路部36の配置ずれを生じるのを防止することができ、リードW/H部37に破断が生じるのを防止することができる。
【0026】なお、本発明に係るフレキシブルプリント回路体のリードW/H部の回路ユニットからの取り出し構造は、上記実施の形態のように自動車用ドアのスイッチユニットに適用した場合に限らず、自動車の各部に搭載される各種の電気機器ユニットで、アンダーケースとアッパーケースによって構成される収納ケース内に回路部(フレキシブルプリント回路体の端末回路部)を収納してなる回路ユニットの前記回路部から延びるフレキシブルプリント回路体のリードW/H部を、収納ケースから取り出す構造全てに適用できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもリード回路部に破断が生じないようにすることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、アンダーケースのボス部に、リードW/H部の3か所の貫通孔を重ね合わせて嵌着し、リードW/H部をS字状に余長部を持たせているため、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の3か所の貫通孔で、引張応力を受け、過度の外部応力がリード回路部に掛かっても、アンダーケースのボス部に形成される余長部で外部応力を吸収するために、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもスイッチ回路部が破断することを防止することができる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、アンダーケースのボス部に、リードW/H部をS字状に余長部を持たせるように、リードW/H部の3か所の貫通孔を重ね合わせて嵌着し、アッパーケースを重ね合わせて被せたときに筒状に形成される押え部材がボスの外側に嵌合し、押え部材の先端で、貫通孔がボスに嵌着するリードW/H部を押さえるため、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の3か所の貫通孔で、引張応力を受けると共に、押え部材の先端によって受けるため、過度の外部応力がリード回路部に掛かっても、スイッチ回路部に応力が掛かるのを防ぎ、リード回路部に過度の応力が作用してもスイッチ回路部に配置ずれが生じないようにし、リード回路部に過度の応力が作用したときでもスイッチ回路部が破断することを防止することができる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かっても、リードW/H部の長手方向両側端部に形成される補強用のダミーパターンによって破断等が生じるのを防止すると共に、スイッチ回路部の配置ずれを生じるのを防止することができ、リード回路部に破断が生じるのを防止することができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、スイッチ回路部とリード回路部を一体に構成し、リード回路部の配索時や運搬時等にリード回路部に引張応力が掛かると、リード回路部に形成される貫通孔に最も力が加わり、この貫通孔が破損する等によってスイッチ回路部の配置ずれを生じるのを、貫通孔の周囲に保護フィルム又は銅箔を設けることにより、貫通孔の破断を防止すると共に、スイッチ回路部の配置ずれを生じるのを防止することができ、リード回路部に破断が生じるのを防止することができる。




 

 


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