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発明の名称 配線板の静電気放電構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−7455(P2001−7455A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−178867
出願日 平成11年6月24日(1999.6.24)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【テーマコード(参考)】
5E338
5G067
【Fターム(参考)】
5E338 AA00 BB02 BB13 BB25 BB63 CC01 CC06 CC07 CD14 CD32 EE12 
5G067 AA42 DA01 DA14
発明者 安間 充
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 電子部品間を接続する導体パターンが形成された配線板において、静電気が帯電された物体が近接または接触したときに静電気が印加される導体パターンにインピーダンスを高めた箇所を設け、このインピーダンスを高めた箇所と、この箇所近傍に配線されているGND導体パターンとを近接させて放電経路を形成した、ことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
【請求項2】 請求項1に記載の配線板の静電気放電構造において、前記放電経路は、前記インピーダンスを高めた箇所のエッジと、前記GND導体パターンに接続したスルーホールとの組合せで、前記インピーダンスを高めた箇所と前記GND導体パターンとを近接させて形成した、ことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
【請求項3】 請求項1に記載の配線板の静電気放電構造において、前記放電経路は、前記インピーダンスを高めた箇所に接続したスルーホールと、前記GND導体パターンに接続したスルーホールとの組合せで、前記インピーダンスを高めた箇所と前記GND導体パターンとを近接させて形成した、こと特徴とする配線板の静電気放電構造。
【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の配線板の静電気放電構造において、前記放電経路は、コネクタ端子のランドの近傍に設けたことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
【請求項5】 請求項4に記載の配線板の静電気放電構造において、前記放電経路は、コネクタ端子のランドの近傍に設ける場合には、GND導体パターンに接続したスルーホールに予めレジストを被覆しておく、ことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ端子と電子部品との間を導体パターンにより接続した配線板の静電気放電構造に係り、特に、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来における配線板の静電気放電構造を説明する電子回路の一例を示している。
【0003】図4に示す従来例では、ECU101をバッテリー102で駆動させる駆動回路が形成され、また、人体Pが帯電している場合において、操作スイッチ部103(E点),104のうち、例えばE点へ人体Pから静電気が放電されることがある。このE点への静電気の放電がなされた場合、コネクタ端子105(D点)及びそのランド105aを介してECU101内に伝わり、ECU101内のインピーダンスの低い所、例えば、ECU101内プリント基板の導体パターン上でA点からこのA点と近接しているB点やC点へと放電する。これによりECU103の制御中枢をなすマイコン106が破損する。そこで、従来は、次のような対策を採っていた。
【0004】(1)A点の前段側にコンデンサを入れ、静電気を吸収する。
【0005】(2)図5に示すように、静電気が印加されるコネクタ端子105に近接するGND導体パターン107のレジストを抜き、レジスト抜き箇所108を利用して放電経路109からGND導体パターン110へと放電させるようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記(1)の対策を採った場合には、対策にコストがかかるという問題があった。
【0007】また、上記(2)の対策を採った場合には、ECU内のインピーダンスの低い所での放電が優先されてコネクタ端子105(D点)及びそのランド105aから放電経路204へ放電しない場合があり、この場合にはマイコンを破損させることになるという問題があった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明は、請求項1の発明による配線板の静電気放電構造では、電子部品間を接続する導体パターンが形成された配線板において、静電気が帯電された物体が近接または接触したときに静電気が印加される導体パターンにインピーダンスを高めた箇所を設け、このインピーダンスを高めた箇所と、この箇所近傍に配線されているGND導体パターンとを近接させて放電経路を形成したことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明では、前記放電経路は、前記インピーダンスを高めた箇所のエッジと、前記GND導体パターンに接続したスルーホールとの組合せで、前記インピーダンスを高めた箇所と前記GND導体パターンとを近接させて形成したことを特徴としている。
【0011】請求項3の発明では、前記放電経路は、前記インピーダンスを高めた箇所に接続したスルーホールと、前記GND導体パターンに接続したスルーホールとの組合せで、前記インピーダンスを高めた箇所と前記GND導体パターンとを近接させて形成したこと特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、前記放電経路は、コネクタ端子のランドの近傍に設けたことを特徴としている。
【0013】請求項5の発明では、前記放電経路は、コネクタ端子のランドの近傍に設ける場合には、GND導体パターンに接続したスルーホールに予めレジストを被覆しておくことを特徴としている。
【0014】請求項1の発明によれば、静電気が帯電された物体が近接または接触したときに静電気が印加される導体パターンにインピーダンスを高めた箇所を設け、この箇所とGND導体パターンとの間を放電経路により近接させている。
【0015】このため、導体パターンのインピーダンスを高めた箇所とGND導体パターンとの間においては、放電経路により近接させた状態で、静電気に起因する放電がし易い状態となるので、導体パターンに静電気が印加されると同時に放電が開始される。
【0016】よって、電子部品の前段側にて本発明構造を適用することにより、電子部品に静電気が放電される状態になるのを未然に回避できる。
【0017】請求項2または請求項3の発明によれば、放電経路を形成するために用いるエッジとスルーホールの組合せや、二つのスルーホールの組合せは、プリント基板で代表される配線板上の導体パターンの形成状態に応じて適宜選定できる。
【0018】請求項4の発明によれば、放電経路の形成箇所は、電子部品から離れた前段側であるため、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができ、電子部品に静電気が放電される状態になるのを未然に回避できる。
【0019】請求項5の発明によれば、コネクタ端子のランド近傍を対象として、例えばスルーホールを設ける際、スルーホールに予めレジストが被覆されていると、フロー半田付け時にスルーホールが半田で埋まらないので好都合である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る配線板の静電気放電構造の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る配線板の静電気放電構造が適用される箇所の一例を示す図であり、図2は本発明の一実施形態の概略構成図、図3は本発明の他の一実施形態の概略構成図である。
【0022】この配線板の静電気放電構造は、コネクタ端子とマイコン等の電子部品との間を導体パターンにより接続した配線板に適用されるものであり(図5参照)、図1に示すように、静電気が帯電された人体Pが操作スイッチ部1に近接または接触したときにコネクタ端子2を介して静電気が印加される導体パターン3にインピーダンスを高めた箇所HDを設け、このインピーダンスを高めた箇所HDと、この箇所HD近傍に配線されているGND導体パターン4とを近接させて放電経路5を形成することにより、マイコンに静電気が放電されないようにする。なお、GND導体パターン4は、コネクタ端子2Aを介してGNDに接続している。
【0023】本発明の実施の形態では、図2に示すように、放電経路5は、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍において、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDのエッジ7と、GND導体パターン4に接続したスルーホール8との組合せで形成している。
【0024】本発明の他の一実施形態では、図3に示すように、放電経路5は、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍において、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDに接続したスルーホール9と、GND導体パターン4に接続したスルーホール10との組合せで形成している。
【0025】そして、放電経路5を形成するために用いるエッジ7とスルーホール8の組合せや、スルーホール9,10の組合せは、プリント基板で代表される配線板上の導体パターンの形成状態に応じて適宜選定できる。
【0026】また、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍を対象として、スルーホール8,9,10を設ける都合上、スルーホール8,10には、ランド全体に予めレジストを被覆し、フロー半田付け時にスルーホール8,10が半田で埋まらないようにしておくとよいものである。
【0027】このように本発明の各実施形態では、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍を対象として、導体パターン3にインピーダンスを高めた箇所HDを設け、この箇所HDとGND導体パターン4との間を放電経路5により近接させている。
【0028】このため、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDとGND導体パターン4との間においては、放電経路5により近接させた状態で、静電気に起因する放電がし易い状態となるので、導体パターン3に静電気が印加されると同時に放電が開始される。
【0029】しかも、放電経路5の形成箇所は、マイコンから離れた前段側であるため、導体パターン3に印加された静電気をマイコンの前段側にて確実にGNDライン(GND導体パターン4)に逃がすことができ、マイコンに静電気が放電される状態になるのを未然に回避できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造を提供することができる。




 

 


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