米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 凸版印刷株式会社

発明の名称 情報提供システムおよびその方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−331731(P2001−331731A)
公開日 平成13年11月30日(2001.11.30)
出願番号 特願2000−153148(P2000−153148)
出願日 平成12年5月24日(2000.5.24)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
【テーマコード(参考)】
5B049
5B057
5C076
【Fターム(参考)】
5B049 AA05 CC00 GG02 
5B057 AA11 CA16 CB16 CC03 CE08 DA08
5C076 AA12 AA14 AA36 BA06 CA08
発明者 河原 三紀郎 / 藤沢 修 / 郭 素梅
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、複数を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を作成し、前記所定情報を提供する側である情報提供側は、前記複数の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間で前記情報被提供側に付与し、前記情報被提供側は、前記別の手段又は前記異なった時間によって付与された複数の割符を物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得するようにしたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成する割符作成手段と、前記割符作成手段によって作成された前記各々の割符を前記情報被提供側に付与する複数の割符付与手段と、前記複数の割符付与手段によって付与された前記第1の割符から前記第nの割符をそれぞれ物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得する情報取得手段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項3】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成する割符作成手段と、前記割符作成手段によって作成された第1の割符を前記情報被提供側に付与する第1割符付与手段と、前記割符作成手段によって作成された第2の割符を前記情報被提供側に付与する第2割符付与手段と、前記第1割符付与手段によって付与された前記第1の割符と前記第2割符付与手段によって付与された前記第2の割符とを物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得する情報取得手段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項4】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を作成する割符作成手段を備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項5】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とし、別な手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に提供される複数の割符を作成する割符作成手段を備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項6】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を、別な手段又は異なった時間に前記情報被提供側に付与する複数の割符付与手段を備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項7】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成する割符作成手段と、前記割符作成手段によって作成された各々の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与する複数の割符付与手段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項8】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成し、前記作成された両割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与させ、前記情報被提供側において前記両割符を物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項9】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を前記情報被提供側に付与する複数の割符付与手段と、前記付与された各々の割符を物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項10】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とのうちの前記第1の割符を前記情報被提供側に付与し、前記付与された第1の割符と、前記第1の割符とは別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与された前記第2の割符とを物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項11】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、別の手段又は異なった時間に付与された複数の割符を、それぞれ物理的又は電子的に合成して前記所定情報を取得する情報取得手段を備えたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項12】 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、前記所定情報は、インターネットのアドレス、電話番号、パスワード、電子メイルアドレスのうちのいずれかを含むようにしたことを特徴とする情報提供システム。
【請求項13】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、複数を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を作成し、前記所定情報を提供する側である情報提供側は、前記複数の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間で前記情報被提供側に付与し、前記情報被提供側は、前記別の手段又は前記異なった時間によって付与された複数の割符を物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項14】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成し、前記作成された前記各々の割符を前記情報被提供側に付与し、前記付与された前記第1の割符から前記第nの割符をそれぞれ物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項15】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成し、前記作成された第1の割符を前記情報被提供側に付与し、前記作成された第2の割符を前記情報被提供側に付与し、前記付与された第1の割符と前記付与された第2の割符とを物理的に又は電子的に合成して前記所定情報を認識可能とすることによって、前記所定情報を取得するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項16】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を作成するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項17】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とし、別な手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に提供される複数の割符を作成するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項18】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする複数の割符を、別な手段又は異なった時間に前記情報被提供側に付与するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項19】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成し、前記作成された各々の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項20】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、前記電子情報に基づいて、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成し、前記作成された両割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与させ、前記情報被提供側において前記両割符を物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項21】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では前記所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を前記情報被提供側に付与し、前記付与された各々の割符を物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項22】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では前記所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって前記所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とのうちの前記第1の割符を前記情報被提供側に付与し、前記付与された第1の割符と、前記第1の割符とは別の手段又は異なった時間によって前記情報被提供側に付与された前記第2の割符とを物理的に又は電子的に合成させて前記所定情報を認識可能とすることによって、前記情報被提供側に前記所定情報を提供するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項23】 情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、別の手段又は異なった時間に付与された複数の割符を、それぞれ物理的又は電子的に合成して前記所定情報を取得するようにしたことを特徴とする情報提供方法。
【請求項24】 請求項13乃至23のうちいずれか1項に記載の情報提供方法において、前記所定情報は、インターネットのアドレス、電話番号、パスワード、電子メイルアドレスのうちのいずれかを含むようにしたことを特徴とする情報提供方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供システムに係り、更に詳しくは、情報を取得する権利を有する不特定多数の相手に限定して、所定情報を提供することができる情報提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報を取得する権利を有する不特定多数の相手に限定して、所定情報を提供することができる情報提供システムとしては、従来から、以下に示すようなシステムが採用されている。
【0003】すなわち、限定して提供する情報を紙媒体に印刷し、それを袋とじ又は隠ぺいにして書籍に添付する。これによって、この書籍を購入した人のみが、袋とじにされた紙媒体に印刷された情報を取得することができる。
【0004】しかしながら、このような従来の情報提供システムでは、以下のような問題がある。
【0005】すなわち、限定して提供する情報を紙媒体に印刷し、それを袋とじにして書籍に添付する場合には、とじ袋が破られた場合には、書籍を購入しない人に対してもその情報が漏洩してしまうという恐れがある。
【0006】このように、従来の情報提供システムでは、書籍を購入しない人に対してもその情報が漏洩してしまう恐れがあるために、袋とじには重要な情報を掲載することができず、袋とじを利用して、書籍を購入した人に対してのみ限定的にサービスを提供しようとしても、そのサービスの内容は自ずと限定されたものとならざるを得ないという問題がある。
【0007】また、書籍や雑誌を用いる以外には、不特定多数の相手に限定して所定情報を提供することができないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、情報提供側は、所定情報を取得する不特定多数の情報被提供側に対し、各々の割符をそれぞれ異なる手段や時間で与え、情報被提供側は、この各々の割符を重ね合わせることによって所定情報を取得し、もって、所定情報を取得する情報被提供側に限定して所定情報を提供することが可能な情報提供システムおよびその方法を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0010】すなわち、請求項1および請求項13の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、複数を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする複数の割符を作成し、所定情報を提供する側である情報提供側は、複数の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間で情報被提供側に付与し、情報被提供側は、別の手段又は異なった時間によって付与された複数の割符を物理的に又は電子的に合成して所定情報を認識可能とすることによって、所定情報を取得する。
【0011】請求項2および請求項14の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成し、作成された各々の割符を情報被提供側に付与し、付与された第1の割符から第nの割符をそれぞれ物理的に又は電子的に合成して所定情報を認識可能とすることによって、所定情報を取得するようにする。
【0012】請求項3および請求項15の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成し、作成された第1の割符を情報被提供側に付与し、作成された第2の割符を情報被提供側に付与し、付与された第1の割符と付与された第2の割符とを物理的に又は電子的に合成して所定情報を認識可能とすることによって、所定情報を取得するようにする。
【0013】請求項4および請求項16の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする複数の割符を作成するようにする。
【0014】請求項5および請求項17の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とし、別な手段又は異なった時間によって情報被提供側に提供される複数の割符を作成するようにする。
【0015】請求項6および請求項18の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする複数の割符を、別な手段又は異なった時間に情報被提供側に付与するようにする。
【0016】請求項7および請求項19の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を作成し、作成された各々の割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって情報被提供側に付与するようにする。
【0017】請求項8および請求項20の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報を作成し、電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とを作成し、作成された両割符をそれぞれ別の手段又は異なった時間によって情報被提供側に付与させ、情報被提供側において両割符を物理的に又は電子的に合成させて所定情報を認識可能とすることによって、情報被提供側に所定情報を提供する。
【0018】請求項9および請求項21の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では所定情報の認識が不可であり、各々を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符から第nの割符を情報被提供側に付与し、付与された各々の割符を物理的に又は電子的に合成させて所定情報を認識可能とすることによって、情報被提供側に所定情報を提供する。
【0019】請求項10および請求項22の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、単独では所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報を認識可能とする第1の割符と第2の割符とのうちの第1の割符を情報被提供側に付与し、付与された第1の割符と、第1の割符とは別の手段又は異なった時間によって情報被提供側に付与された第2の割符とを物理的に又は電子的に合成させて所定情報を認識可能とすることによって、情報被提供側に所定情報を提供する。
【0020】請求項11および請求項23の発明では、情報被提供側に提供される所定情報を認識することが可能な電子情報に基づいて作成され、別の手段又は異なった時間に付与された複数の割符を、それぞれ物理的又は電子的に合成して所定情報を取得するようにする。
【0021】請求項12の発明では、請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、所定情報は、インターネットのアドレス、電話番号、パスワード、電子メイルアドレスのうちのいずれかを含むようにする。
【0022】請求項24の発明では、請求項13乃至23のうちいずれか1項に記載の情報提供方法において、所定情報は、インターネットのアドレス、電話番号、パスワード、電子メイルアドレスのうちのいずれかを含むようにする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】本発明の実施の形態を図1から図10を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す概念図である。
【0026】本発明の実施の形態に係る情報提供システム1は、ワークステーション等の計算機からなる割符作成部2と第1情報提供部3と第2情報提供部4とを備えている。
【0027】割符作成部2は、所定情報が含まれた情報を電子的に作成し、この電子情報に基づいて、単独では所定情報の認識が不可であり、両方を物理的に又は電子的に合成することによって所定情報が認識可能となる第1の割符と第2の割符とを作成し記憶する(■)。そして、第1の割符を第1情報提供部3に送り(■)、第2の割符を第2情報提供部4に送る(■)。所定情報とは、情報提供側が被情報提供側へ提供したい原情報である。
【0028】所定情報が例えば電話番号「(03)−3xx7−2xx1」であった場合、割符作成部2は、図2に示すように、所定情報を認識できる画像を実現する電子データをまず作成する。そして、それに電子的な処理を施すことによって別の2つの電子データを作成する。
【0029】この2つの電子データは、おのおのの電子データを用いた画像(図3、図4)を物理的に又は電子的に合成することによって、電子的な処理を行う前の元の電子データを用いた画像(図2)を復元できるものである。
【0030】この電子的な処理は、電子的割符の技術を用いて行っている。電子的割符とは、ある情報を複数に分割し、各々分割されたものだけでは情報を復元することができないが、分割された情報を組み合わせると元の情報を復元できるという技術である。例えば、所定情報を2個に分割し、1個だけでは所定情報の中身は一切分からないが、2個合わせると所定情報が復元できるものや、100個に分割し、100個のうち任意の50個以上を集めると所定情報が復元できるが、49個以下では一切所定情報の中身が分からないようにできるものなどがある。また、上記の分割された情報を画像データとして透明なシートに印刷し、シートを重ね合わせることで所定情報を復元できるようにすることも可能になる。
【0031】このように、透明なシートに印刷する方法としては、視覚復号型秘密分散法やモアレ現象を応用した方法などが存在している。
【0032】ここでは、説明を簡単にするために視覚復号型秘密分散法の構成方法についてのみ説明するが、情報を安全に分割し、復元できるものであればどのようなものでもよい。視覚復号型秘密分散法の構成方法は以下の通りである。
【0033】所定情報を含む原画像の画素(pixel)は、n枚のスライド(以降「割符」と称する。図5の場合、割符は3枚である。)に分割される。割符は図5に示すように、m個(図5の場合は4個)の白黒の補助画素(subpixel)から構成されている。
【0034】人間は、それぞれの画素中の白黒の補助画素の割合によって、割符上の画素値の違いを認識する。この構造を、電子的に表現するとn×m行列S=[Sij]で表現することができる。ただし、i番目の割符中のj番目の補助画素が黒である場合Sij=1であり、白である場合はSij=0である。すなわち、図5の場合は、下記に示す式(1)のように表現される。
【0035】
【数1】

【0036】図5に示す割符1から割符3までを正確に重ね合わせた場合に、重ね合わされた割符上に所定情報を含む原画像を認識することができる。この重ね合わせた割符の画素値は、各割符に対応した行の「OR」演算の結果であるm次のベクトルVのHamming重みH(V)である。この画素値によって、固定閾値d(1≦d≦m)と相関差α(1>α>0)に対して、H(V)≧dのときは黒、H(V)≦(d−αm)のときは白として解釈される。図5の場合、重ね合わされた割符はベクトルV=(0,1,1,1)であり、Hamming重みH(V)=3となる。
【0037】実際に視覚復号型秘密分散法は、式(2)および式(3)に例示するような2つのn×m行列の集合C、Cで構成することができる。
【0038】
【数2】

【0039】
【数3】

【0040】白の画素を共有するためには、割符の配り手はランダムにCから1つの行列を選び、黒の画素を共有するためには、ランダムにCの中から1つの行列を選ぶ。選ばれた行列は、n枚の割符のそれぞれm個の補助画素の色を定義している。この方式が正しく機能するためには、次の3つの条件が必要である。
【0041】(条件1)Cの中のどの行列Sに対してもn個の行のどのk個の「OR」をとったVは、H(V)≦(d−αm)を満たす。
【0042】(条件2)Cの中どの行列Sに対してもn個の行のどのk個の「OR」をとったVは、H(V)≧dを満たす。
【0043】(条件3)q<kである1,2,・・・,nの任意の部分集合i,i,・・・,iに対して、C(t∈0,1)の各n×m行列を行i,i,・・・,iに制限することによって得られる行列の集合D(t∈0,1)は元の同じ行列をすべて含んでいるという点で区別できない。
【0044】上記において、(条件1)と(条件2)とは、k枚の割符を重ねあわせたときに復元される復号画像のコントラストを表している。(条件3)は、k枚未満の割符からでは復号画像の画素が白か黒かを決めることができないことを示しており、安全性を表している。ここで、パラメータm、αは、それぞれ次の意味を持っている。
【0045】mは、所定情報を含む原画像の1つの画素を割符上で構成するために必要な補助画素の数である。これは、割符を重ねあわせて得られる所定情報を含む復元画像と所定情報を含む原画像とを比較した場合の解像度の低下を表しているので、できるだけ小さくするのが好ましい。また、mが正整数の2乗であれば、原画像と割符上に復元される復元画像との縦横比を変える必要はないが、それ以外の場合には縦横比の変更や補助画素の形状の変更が必要となる。
【0046】αは、重ね合わされた割符上の白画素と黒画素との画素値の相対的な違いを表し、以下に示す式(4)のように定義される。αを大きくするほど復元画像のコントラストが鮮明になる。
【0047】
【数4】

【0048】上述した式(2)、式(3)は、k=2、m=2の場合の例である。なお、この場合、m=2でも構成できるが、補助画素の並びの縦横比が歪んでしまうのでm=4とする。図6(a)、図6(b)は、このようなn×m行列の集合C、Cに基づいて表現される画像である。この場合、d=4、α=0.5となっており、前述した(条件1)から(条件3)を満足している。
【0049】更に、k=2のままnが任意の整数値の場合に拡張すると、以下に示す式(5)、式(6)のような集合によって一般的に表現できる。
【0050】
【数5】

【0051】
【数6】

【0052】C、C共にどの1つの画素も、1つの補助画素が黒で(n−1)個の画素が白であるようにランダムに選択する。白の画素のどの2つの割符を重ね合わせても、Hamming重みH(V)=1であるのに対して、黒の画素のどの2つの割符を重ねても、Hamming重みH(V)=2であるので暗く見える。白の画素と黒の画素との視覚的な違いは、更に割符を重ね合わせることによってより鮮明になる。
【0053】この他にも、(k、n)=(3、n)や、(k、n)=(n、n)等の場合に拡張したり、複数の画像を分散できるように拡張しても良い。なお、本発明の実施の形態では、説明を簡単にするために、2つの割符の場合を示すが、割符の数は問わない。
【0054】割符作成部2は、このような電子的割符の技術を用いることによって、所定情報を含む電子データから2つの電子データを作成する。この2つの電子データは、各々の電子データから実現される画像を重ね合わせると、図2に示すような所定情報を含む復元画像を実現する。
【0055】このように作成された電子データから実現される画像の一方(図3)を第1の割符とし、もう一方を第2の割符(図3)とする。すなわち、図3および図4はそれぞれ第1および第2の割符の例である。
【0056】図3および図4それぞれ単独では、この場合の所定情報である電話番号「(03)−3xx7−2xx1」を全く認識することはできない。しかしながら、図3と図4との画像を、目標印6、7を合致させることによって位置合わせを行った上で重ね合わせると図2の所定情報を含む復元画像が実現され、所定情報「(03)−3xx7−2xx1」を認識できるようにしている。
【0057】このとき、図3又は図4のうち、少なくとも片方を透明なシートに印刷すると、より鮮明に重ね合わされた所定情報を含む復元画像を認識できるようになる。また、位置合わせをより容易に行えるように、あるいは重ね合わせた第1の割符と第2の割符とが互いに散逸しないように、透明なシートの裏側に、張り直しが可能な粘着材を塗っても良い。
【0058】第1情報提供部3は、情報被提供側であるユーザ5からの要求に基づいて、割符作成部2によって作成された第1の割符を要求元のユーザ5側に与える。この第1情報提供部3は、第1の割符が印刷された印刷物に相当する。すなわち、ユーザ5は、この第1の割符が印刷されている商品(印刷物)を購入することによって、第1の割符を取得する(■)。ここで、印刷物とは、書籍、雑誌、カタログや、飲食物の袋、フィルムや紙器などあらゆる印刷された物である。
【0059】第2情報提供部4は、ユーザ5からの要求に基づいて、割符作成部2によって作成された第2の割符を要求元のユーザ5側に与える。ユーザ5からなされる第2情報提供部4への第2の割符の要求方法は、第1情報提供部3である印刷物に掲載する。これによって、第1情報提供部3である第1の割符が印刷されている商品(印刷物)を購入したユーザ5のみが、第2情報提供部4に対する第2の割符の要求方法を知り、この要求方法に基づいて第2の割符を要求することができるようにしている(■)。
【0060】第2情報提供部4は、例えば、インターネット上のホームページあるいは、電話やFAXを利用するシステムに相当し、ユーザ5から第2の割符の要求を受けると、インターネット、FAX等によるオンラインで、あるいは郵送等によるオフラインで要求元のユーザ5に第2の割符を配布する(■)。
【0061】なお、割符作成部2は、ユーザ5から第2情報提供部4に対して第2の割符の要求がある前に、あらかじめ第2情報提供部4に対して第2の割符を出力しておくことも、あるいは、ユーザ5から第2情報提供部4に対して第2の割符の要求があった場合に、それに基づいて第2の割符を作成して第2情報提供部4に出力することもできるようにしている。
【0062】また、第2情報提供部4は、第2の割符を要求してきたユーザ5からユーザ情報(氏名、生年月日、年齢、性別、職業等。氏名をブランクとすると匿名となる)を取得し、このユーザ情報に基づいてユーザ5を分類することも可能としている。
【0063】したがって、第2情報提供部4に第2の割符の要求があった場合には、まず第2情報提供部4がそのユーザ5を分類し、その内容に応じて割符作成部2が第2の割符を作成することによって、ユーザ5毎に別々の第2の割符の配布し、ユーザ5毎に伝える情報を変更することも可能としている。
【0064】図7は、ユーザ5から第2情報提供部4に対して第2の割符の要求がある前に、あらかじめ第2情報提供部4に対して第2の割符を出力しておく場合における処理フロー図である。
【0065】情報提供側が割符作成部2にユーザ5に提示したい所定情報を入力する(S1)と、割符作成部2はその所定情報に基づいて第1の割符と第2の割符とを作成して記憶する(S2)。そして、第1の割符を第1情報提供部3に出力し(S3)、第2の割符を第2情報提供部4にそれぞれ出力する(S4)。
【0066】第2情報提供部4は、第2の割符を記憶する(S5)。一方、第1の割符は、印刷物に印刷され(S6)、ユーザ5はその第1の割符が印刷された商品(印刷物)を購入することによって第1の割符を取得する(S7)。そして、ユーザ5が第2情報提供部4に対して第2の割符を要求する(S8)と、第2情報提供部4は、該当する第2の割符のデータを読み出して(S9)ユーザ5側に送信する(S10)。
【0067】ユーザ5は、このようにして取得した第2の割符を印刷して(S11)、既に取得している第1の割符と重ね合わせることによって、所定情報を復元し取得する(S12)。
【0068】なお、ステップS10において、第2情報提供部4からユーザ5へ第2の割符のデータを送信する代わりに、第2の割符の画像を郵送やFAX等の手段を用いて送付してもよい。この場合、ユーザ5は第2の割符を印刷する必要はないのでステップS11をスキップしてステップS12に移行する。
【0069】一方、図8は、ユーザ5から第2情報提供部4に対して第2の割符の要求があった場合に、それに基づいて第2の割符を作成して第2情報提供部4に出力する場合における処理フローである。
【0070】この場合、先ず、割符作成部2が第1の割符を作成して記憶する(S21)とともに、第1の割符を第1情報提供部3に出力する(S22)。
【0071】この第1の割符は、印刷物に印刷され(S23)、ユーザ5はその第1の割符が印刷された商品(印刷物)を購入することによって第1の割符を取得する(S24)。そして、ユーザ5が第2情報提供部4に対して第2の割符を要求する(S25)と、第2情報提供部4は、割符作成部2に対して第2の割符を作成するよう要求する(S26)。なお、ステップS25において、ユーザ5から第2の割符の要求を受けた第2情報提供部4は、必要に応じてユーザ5からユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を割符作成部2に出力することを可能としている。例えば、ユーザ5が男性の場合かあるいは女性の場合かで所定情報の内容を変えることを可能にしている。つまり、男性用、女性用の各々の所定情報から同一の第1の割符を作成し、各々の第2の割符を作成することにより行われる。
【0072】割符作成部2は、第2情報提供部4から第2の割符の作成を要求されると、第2の割符を作成して記憶する(S27)。このとき、第2情報提供部4から第2の割符の作成要求に加えて、ユーザ情報も出力された場合には、第1の割符と重ね合わせることによって、このユーザ情報に基づいた所定情報を復元できるような第2の割符を作成することも可能としている。
【0073】割符作成部2は、このようにして作成した第2の割符を第2情報提供部4に送信する(S28)。第2情報提供部4は、割符作成部2から第2の割符を受信すると、それを記憶して(S29)ユーザ5に送信する(S30)。
【0074】ユーザ5は、このようにして取得した第2の割符を印刷して(S31)、既に取得している第1の割符と重ね合わせることによって、所定情報を復元し取得する(S32)。
【0075】なお、ステップS30において、第2情報提供部4からユーザ5へ第2の割符のデータを送信する代わりに、第2の割符の画像を郵送やFAX等の手段を用いて送付してもよい。この場合、ユーザ5は第2の割符を印刷する必要はないのでステップS31をスキップしてステップS32に移行する。
【0076】ユーザ5は、このようにして取得した第1の割符と第2の割符とを重ね合わせることによって情報を復元し、所定情報を取得する(■)。
【0077】次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係る情報提供システムの動作について説明する。
【0078】図9は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムを用い、インターネットを利用して、雑誌購入者のみに特別な情報を開示する場合における動作を示す動作図である。
【0079】本発明の実施の形態に係る情報提供システムを用い、インターネットを利用して、雑誌購入者のみに特別な情報を開示する場合においては、先ず、出版社8において、所定情報である特別ホームページ12へアクセスするためのパスワードから、第1の割符と第2の割符とが作成される(S41)。そして、第1の割符は所定の雑誌に印刷されて書店9に配布される(S42)。
【0080】一方、第2の割符は、出版社8が運営する出版社ホームページ10に設けられた割符要求受付ページ11に格納される(S43)。この出版社ホームページ10には、開示する特別な情報を格納する特別ページ12も設けられており、開示する特別な情報が出版社8から出版社ホームページ10に出力され、この特別ページ12に格納される(S43)。
【0081】このようにして書店9に配布された雑誌が、ユーザ5に購入されることによって、第1の割符がユーザ5に取得される(S44)。また、この雑誌には出版社ホームページ10に設けられた割符要求受付ページ11のアドレスも掲載されており、ユーザ5がパソコン等によってこのアドレスにアクセスすることによって、割符要求受付ページ11はユーザ5から第2の割符を要求される(S45)。
【0082】割符要求受付ページ11にユーザ5から第2の割符を要求されると、割符要求受付ページ11に格納している第2の割符が要求元のユーザ5に出力される(S46)。
【0083】このようにしてユーザ5に取得された第1の割符と第2の割符とが重ね合わされることによって、所定情報である特別ホームページ12へアクセスするためのパスワードが復元される(S47)。このパスワードは、出版社ホームページ10に設けられた特別ページ12へのアクセスを許可するものであり、このパスワードを用いてユーザ5が特別ページ12へアクセスする(S48)ことによって、特別ページ12に掲載されている情報がユーザ5に開示される。
【0084】このようにして、雑誌を購入したユーザ5のみに特別な情報を開示することができる。
【0085】図10は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムを用い、インターネットを利用して、会員のみに通信販売情報を提供する場合における動作を示す動作図である。
【0086】本発明の実施の形態に係る情報提供システムを用い、インターネットを利用して、会員のみに通信販売情報を提供する場合においては、先ず、通信販売業者14で、所定情報であるショッピングページ18へアクセスするためのパスワードから、第1の割符と第2の割符とが作成されたものとする。次に、通信販売業者14から会員であるユーザ5に対してカタログが郵送される(S51)。このカタログには第1の割符が印刷されている。この場合、通信販売業者14はあらかじめ会員であるユーザ5のユーザ情報を保持しているので、ユーザ5に与える情報をユーザ5の分類に応じていくつか準備しておき(例えば、女性用の情報あるいは男性用の情報など)、それに基づいて作成した第1の割符をカタログに掲載することもできる。
【0087】また、このカタログには、第2の割符を要求するための要求方法も記載されている。したがって、カタログを取得したユーザ5は、この要求方法に従って第2の割符を要求することができる。図10に示す例では、カタログに、第2の割符の要求先である割符要求受付ページ17のアドレスが記載されているものとする。この場合、割符要求受付ページ17がパソコン等によってユーザ5からアクセスされることによって、割符要求受付ページ17がユーザ5から第2の割符を要求される(S52)。
【0088】なお、この割符要求受付ページ17は、通信販売業者14が運営している通信販売業者ホームページ16に設けられたものであり、この通信販売業者ホームページ16には、割符要求受付ページ17の他にショッピング情報を格納したショッピングページ18も設けられている。
【0089】割符要求受付ページ17にユーザ5から第2の割符を要求されると、通信販売業者ホームページ16から通信販売業者14に対して、第2の割符の作成要求がなされる(S53)。通信販売業者14に対して第2の割符の作成要求がなされると、通信販売業者14によって第2の割符が作成され(S54)、この第2の割符が印刷された葉書が要求元のユーザ5宛てに郵送される(S55)。図3あるいは図4に示すように一方の割符のみからは何の情報も認識されず、隠す必要がないので、第2の割符を葉書に印刷して、カバーシール等で割符を隠すような必要もなく、そのままユーザ5に郵送することができる。
【0090】このようにしてユーザ5に取得された第1の割符と第2の割符とが重ね合わされることによって所定情報であるショッピングページ18へアクセスするためのパスワードが復元される(S56)。このパスワードは、通信販売業者ホームページ16に設けられたショッピングページ18へのアクセスを許可するものであり、このパスワードを用いてユーザ5がショッピングページ18へアクセスする(S57)ことによって、ショッピングページ18に掲載されているショッピング情報がユーザ5に開示される。
【0091】このようにして、会員であるユーザ5のみに、ショッピング情報を開示することができる。
【0092】上述したように、本発明の実施の形態に係る情報提供システムにおいては、上記のような作用により、情報提供側は、雑誌を購入した人であったりあるいは会員であったり、情報を取得する権利を有する不特定多数の情報被提供者に限って、一対の割符を与えることができる。
【0093】そして、一対の割符を受け取った情報被提供者は、両方を重ね合わせることによってパスワード等の情報を取得することができ、更にこのパスワードを用いることによって特別な情報を取得することができる。
【0094】これによって情報提供側は、情報を取得する権利を有する不特定多数の情報被提供者に対して、差別化した情報を確実に提供することが可能となる。
【0095】なお、本発明の実施の形態では、一対の割符を用いた場合を例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、3枚以上の割符を用いて所定情報を復元するようにしても良い。
【0096】例えば、図9に示す例において、ユーザ5は、書店9で購入した雑誌から第1の割符を、割符要求受付ページ11から第2の割符を取得するが、更に別の雑誌を購入することによってそこに印刷されている第3の割符を取得し、これら3つの割符を重ね合わせることによってパスワードを復元するようにしてもよい。
【0097】なお、本発明の実施の形態では、第1情報提供部と第2情報提供部とが別々の手段を用いた場合について説明したが、本発明はそれに限るものではなく、第1情報提供部と第2情報提供部とが同じ場合でも良い。例えば、第1情報提供部が月刊誌の1月号で、第2情報提供部が月刊誌の2月号の場合には、1月号と2月号とを購入したユーザだけが所定情報を取得することができるような実施の形態も考えられる。
【0098】また、本発明の実施の形態における所定情報として、パスワードを用いて説明したが、これ以外にも、例えば電話番号、住所、クイズや試験の正解、ID、ホームページアドレスやインターネットアドレス等が考えられる。これらの所定情報を異なった手段や異なった時間によって情報を取得する権利を有する不特定多数の情報被提供者に限って提供することができる。
【0099】以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1から請求項12に示す情報提供システム、および請求項13から請求項24に示す情報提供方法によれば、情報提供側は、所定情報を取得する権利を有する不特定多数の情報被提供者に対し、複数の割符をそれぞれ異なる手段又は異なる時間によって与えることができ、情報被提供者は、この複数の割符を重ね合わせることによって所定情報を取得することができる。
【0101】これによって、割符を持たない人はこの情報を取得することができないために、情報提供側は、所定情報を取得する権利を有する情報被提供者に限定して所定情報を提供することが可能となる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013