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発明の名称 バーチャルデザインセンターシステム及び方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−243265(P2001−243265A)
公開日 平成13年9月7日(2001.9.7)
出願番号 特願2000−51545(P2000−51545)
出願日 平成12年2月28日(2000.2.28)
代理人
発明者 鷲田 善弘 / 須田 剛 / 壽福 泰弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】ネットワークに接続されたWebクライアントに電子機器の設計・開発環境を提供するシステムであって、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアを契約に基づいて実行し、その実行結果をWebクライアントに表示させる手段と、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアの実行に対して契約に基づいて課金をする手段と、を具備することを特徴とするバーチャルデザインセンターシステム。
【請求項2】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する手段と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、共有されるものとして登録されたデータを提供する手段と、共有されるものとしてインデックス情報とともに登録されたデータの提供に対して契約に基づいて課金をする手段と、を具備することを特徴とする請求項1記載のバーチャルデザインセンターシステム。
【請求項3】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する手段と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとして登録されたデータを提供する手段と、を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のバーチャルデザインセンターシステム。
【請求項4】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器の設計・開発の教育を提供する手段を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のバーチャルデザインセンターシステム。
【請求項5】上記ネットワークがインターネットであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のバーチャルデザインセンターシステム。
【請求項6】ネットワークに接続されたWebクライアントに電子機器の設計・開発環境を提供する方法であって、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアを契約に基づいて実行し、その実行結果をWebクライアントに表示させる工程と、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアの実行に対して契約に基づいて課金をする工程と、を含むことを特徴とするバーチャルデザインセンター方法。
【請求項7】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する工程と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、共有されるものとして登録されたデータを提供する工程と、共有されるものとして登録されたデータの提供に対して契約に基づいて課金をする工程と、を含むことを特徴とする請求項6記載のバーチャルデザインセンター方法。
【請求項8】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する工程と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとして登録されたデータを提供する工程と、を含むことを特徴とする請求項6又は7記載のバーチャルデザインセンター方法。
【請求項9】Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器の設計・開発の教育を提供する工程を含むことを特徴とする請求項6〜8の何れか1項記載のバーチャルデザインセンター方法。
【請求項10】上記ネットワークがインターネットであることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項記載のバーチャルデザインセンター方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーチャルデザインセンターシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の製品寿命(製品が売れる期間)は短期化してきており、パソコン、携帯電話などでは新製品の発売後3〜6ヵ月で新機種が発売される例もある。そのために、電子機器のセットメーカーは、他のセットメーカーよりも高機能な製品をより早く、かつタイムリーに市場投入しないと、企業の存亡に関わる事態となる。限られた人的資源で、この製品寿命の短期化に柔軟かつ迅速にしかも適確に対処するために、以下のことが行わなわれている。
【0003】第1に、電子機器の設計・開発の一部又は全部を外部企業に委託し、社外の人的資源を活用することである。第2に、複数に別れる電子機器の設計・開発工程を、可能な限り同時並行的に行うことにより設計・開発期間の短縮を行うことである。
【0004】ところで、一般に、電子機器の設計には、いわゆるEDA(Electronic Design Automation)ツールと呼ばれる電子機器設計用のアプリケーションソフトウェアが普及している。このEDAツールは、従来、各企業又は各事業所ごとに図6のようなコンピュータ環境を設置することにより用いられている。すなわち、EDAツールがインストールされた複数のワークステーションと、それらワークステーションで作成された設計データを共有するためのデータサーバとがLAN(Local Area Network)で接続され、さらにファイアウォールを介してLANがインターネットなどのWAN(Wide Area Network)と接続している環境である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような各企業又は各事業所ごとに設置されたコンピュータ環境でEDAツールを用いる場合、製品寿命の短期化への対処を推し進めるに当たって、以下のような問題が生じる。
【0006】第1に、EDAツールやワークステーションは一般に高価であるにも関わらず、個々の設計者ごとに必要とするEDAツールをインストールしたワークステーションを用意しなければならないことである。電子機器の設計・開発をセットメーカーから請け負う企業には、開発能力に優れていても資金力の無いところが多く、このことは深刻である。また、資金力の大きなところでも、利用頻度が少なくかつ高価なEDAツールは、持ち難い。
【0007】第2に、複数に別れる電子機器の設計・開発工程を、可能な限り同時並行的に行うことにより設計・開発期間の短縮を行うには、設計データを共有化して他工程の設計変更に迅速かつ適確に対処できるようにする必要がある。しかし、データサーバで共有できるのは、社内又は事業所内のワークステーションで作成された設計データにのみであって、会社間或いは事業者間では、設計データを複製しWAN経由で転送又は記録媒体に記録して郵送或いは手渡しなどで交換しており、他工程の設計変更に必ずしも迅速かつ適確に対処できない。
【0008】本発明は係る従来技術の問題に鑑みなされたもので、電子製品の寿命の短期化に柔軟かつ迅速にしかも適確に対処できるような設計・開発環境を各設計者に所属及び作業場所に関係なく低価格で提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、ネットワークに接続されたWebクライアントに電子機器の設計・開発環境を提供するシステムであって、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアを契約に基づいて実行し、その実行結果をWebクライアントに表示させる手段と、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアの実行に対して契約に基づいて課金をする手段と、を具備することを特徴とするバーチャルデザインセンターシステムとしたものである。
【0010】また請求項2の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する手段と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、共有されるものとして登録されたデータを提供する手段と、共有されるものとして登録されたデータの提供に対して契約に基づいて課金をする手段と、を具備することを特徴とする請求項1記載のバーチャルデザインセンターシステムとしたものである。
【0011】また請求項3の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する手段と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとして登録されたデータを提供する手段と、を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のバーチャルデザインセンターシステムとしたものである。
【0012】また請求項4の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器の設計・開発の教育を提供する手段を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のバーチャルデザインセンターシステムとしたものである。
【0013】また請求項5の発明では、上記ネットワークがインターネットであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のバーチャルデザインセンターシステムとしたものである。
【0014】また請求項6の発明では、ネットワークに接続されたWebクライアントに電子機器の設計・開発環境を提供する方法であって、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアを契約に基づいて実行し、その実行結果をWebクライアントに表示させる工程と、電子機器設計用アプリケーションソフトウェアの実行に対して契約に基づいて課金をする工程と、を含むことを特徴とするバーチャルデザインセンター方法としたものである。
【0015】また請求項7の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する工程と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、共有されるものとして登録されたデータを提供する工程と、共有されるものとして登録されたデータの提供に対して契約に基づいて課金をする工程と、を含むことを特徴とする請求項6記載のバーチャルデザインセンター方法としたものである。
【0016】また請求項8の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、データを各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとしてインデックス情報とともに登録する工程と、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、各ユーザが属する設計・開発グループで共有されるものとして登録されたデータを提供する工程と、を含むことを特徴とする請求項6又は7記載のバーチャルデザインセンター方法としたものである。
【0017】また請求項9の発明では、Webクライアントを用いてなされる各ユーザの要求に応じて、電子機器の設計・開発の教育を提供する工程を含むことを特徴とする請求項6〜8の何れか1項記載のバーチャルデザインセンター方法としたものである。
【0018】また請求項10の発明では、上記ネットワークがインターネットであることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項記載のバーチャルデザインセンター方法としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、バーチャルデザインセンターシステムの一実施の形態を説明する。
【0020】1:バーチャルデザインセンターシステムの構成バーチャルデザインセンターシステムの一構成例を、図1に示す。各設計者は、インターネットを経由してバーチャルデザインセンターシステムから各自のWebクライアントに提供される各種サービスを利用して、電子機器の設計・開発を行う。Webクライアントは、Webブラウザをインストールしたパソコンなどのコンピュータであって、ダイアルアップIP接続又は専用回線でインターネットと接続している。また、Webクライアントは、暗号・復号機を備えるか、或いは暗号・復号用ソフトウェアをインストールしており、バーチャルデザインセンターシステムとの間のインターネットを経由するデータ通信を暗号によって行う。
【0021】本構成例において、バーチャルデザインセンターシステムは、通信制御装置と、暗号・復号機と、ファイアウォールと、ユーザ・グループ管理サーバと、ユーザ認証サーバと、ライセンス管理サーバと、システム監視サーバと、アプリケーションサーバと、Webインターフェースサーバと、データサーバとを備える。社内ネットワークは、ファイアウォールと、ユーザ・グループ管理サーバと、ユーザ認証サーバと、ライセンス管理サーバと、システム監視サーバと、アプリケーションサーバと、Webインターフェースサーバと、データサーバとを接続している。また、社内ネットワークは、ファイアウォール及び暗号・復号機を介して、対外ネットワークと接続されている。
【0022】通信制御装置は、対外ネットワークをインターネットに専用回線接続するための装置である。この対外ネットワークは、一般のインターネットユーザに広く情報公開するWebサーバなどを接続するためのものである。
【0023】暗号・復号機は、各設計者のWebクライアントとの間でなされる設計データなどのデータの通信を、暗号により行うための装置である。
【0024】ファイアウォールは、インターネットから社内ネットワークへのアクセス要求の内、設定された通信手順に従ったもののみを受け入れることにより、社内ネットワークへのアクセスを制限するコンピュータである。
【0025】ユーザ・グループ管理サーバは、バーチャルデザインセンターシステムを利用する設計者に関する情報について登録、検索、更新、削除などの管理をするためのコンピュータである。この情報には、ユーザ認証のためのユーザ名及びパスワード、設計者が所属する設計・開発グループについての情報も含まれる。この設計・開発グループは、ある電子製品の設計・開発をするグループであって、異なる会社に属する設計者が所属しても良い。また、ユーザ・グループ管理サーバは、データサーバに登録されている各々データの利用契約(有償か無償か、有償の場合の料金)も管理しており、その利用契約に基づいて、そのデータを利用したときの利用料金を計算し請求書発行をする。さらに、ユーザ・グループ管理サーバは、有償のEDAツールの利用料金を計算し請求書発行をする。
【0026】ユーザ認証サーバは、ユーザの認証を行うコンピュータである。ユーザの認証方法には様々なものがある。例えば、ユーザ・グループ登録サーバに登録されているユーザ名とパスワードを、Webクライアントから設計者に入力させて認証するもの。また例えば、ユーザ認証サーバと時間的に同期してパスワードをランダムかつ頻繁に発生させるIDカードを設計者に配り、IDカードが発生したパスワードとユーザ・グループ登録サーバに登録されているユーザ名を、Webクライアントから設計者に入力させて認証するものが挙げられる。
【0027】ライセンス管理サーバは、EDAツールのライセンス契約に関する情報に基づいてツールの起動の許可、不許可などの管理をするコンピュータである。
【0028】システム監視サーバは、バーチャルデザインセンターシステム全体の動作を関して異常状態を検知し通知するコンピュータである。
【0029】アプリケーションサーバは、EDAツールが動作するワークステーションと同じユーザインターフェースを介して、EDAツールを対話的に実行するコンピュータである。アプリケーションサーバは、複数のコンピュータから構成されていても良い。EDAツールは、様々の種類が用意されていて、各設計者は、ライセンス管理サーバに登録されているライセンス条件に従って、各EDAツールを利用できる。またアプリケーションサーバは、各設計者ごとに固有の記憶領域を有する補助記憶装置を備える。さらにアプリケーションサーバは、各設計者ごとにEDAツールの利用を監視する。
【0030】Webインターフェースサーバは、画面変換用ソフトウェアと、操作変換用ソフトウェアと、Webサーバ用ソフトウェアと、Webデータとを保存する補助記憶装置を有するコンピュータである。このコンピュータが、画面変換用ソフトウェアを実行することで画面変換手段が実現され、操作変換用ソフトウェアを実行することで操作変換手段が実現され、Webサーバ用ソフトウェアを実行することでWebデータ提供手段が実現される。
【0031】画面変換手段は、ディスプレイに表示する画面データを、Webブラウザに表示する画面のWebデータに変換するものである。
【0032】操作変換手段は、Webブラウザ上でマウスやキーボードによってなされた操作入力のWebデータをアプリケーションサーバへの操作入力データに変換するものである。
【0033】Webデータ提供手段は、Webクライアントとの間でWebデータの通信を行うものである。従って、Webデータ提供手段は、Webブラウザに表示する画面のWebデータを画面変換手段から受け取りWebクライアントに送り、Webブラウザ上でなされた操作入力のWebデータをWebクライアントから受け取り操作変換手段に渡す。これによって、各設計者のWebクライアントのWebブラウザ上に、ワークステーションと同様のユーザインターフェースが提供され、設計者はワークステーションと同様にしてEDAツールを利用できる。
【0034】Webインターフェースサーバが有する補助記憶装置に保存されているWebデータには、電子機器の設計・開発のための教材が含まれている。
【0035】尚、画面変換手段及び操作変換手段を1つのコンピュータで実現し、そのコンピュータとは別のコンピュータでWebデータ提供手段を実現しても良い。
【0036】データサーバは、各々の設計・開発グループそれぞれごとに共有されるデータと、全ての設計・開発グループで共有されるデータとについて、登録、検索、更新、削除などの管理をするコンピュータである。各々の設計・開発グループそれそれごとに共有されるデータは、設計・開発の各工程での作業を行なう上で必要な他工程から生み出される仕様や設計データなどのデータである。全ての設計・開発グループで共有されるデータは、各々の設計・開発グループから生み出され、他の設計・開発でも再利用可能な共通設計部品データ及びその仕様データなどのデータである。
【0037】2:デザインサービスデザインサービスとは、EDAツールの利用環境を設計者のWebクライアントに提供するサービスである。以下、デザインサービスに伴う処理の流れを、図6のフローチャートに従って説明する。
【0038】S(STEP)1;図2に示すサービスメニュー画面で、設計者がデザインサービスを選択すると、WebクライアントはWebインターフェースサーバにデザインサービスを要求する。Webインターフェースは、アプリケーションサーバに対するログイン用のWebデータをWebクライアントに送る。Webクライアントは、アプリケーションサーバに対するログイン用のWebデータに基づいて、図4に示すようなEDAツール利用デスクトップへのログイン画面をWebブラウザ上に表示する。
【0039】S(STEP)2;図4に示すEDAツール利用デスクトップへのログイン画面で、設計者がユーザ名とパスワードを入力してOKボタンを押すと、Webクライアントは、これらユーザ名及びパスワードをWebインターフェースサーバに送る。Webインターフェースサーバは、これらユーザ名及びパスワードによるログインをアプリケーションサーバへ要求する。アプリケーションサーバは、これらユーザ名及びパスワードが登録されているか否かを判断する。登録されている場合は、STEP3に進む。登録されていない場合は、STEP10に進む。
【0040】S(STEP)3;アプリケーションサーバは、ログインを受け付け、ディスプレイに表示するデスクトップのデータをWebインターフェースサーバに送る。Webインターフェースサーバは、ディスプレイに表示するデスクトップのデータを、Webブラウザに表示するデスクトップのWebデータに変換して、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、デスクトップをWebブラウザ上に表示する。このデスクトップは、ユーザインターフェースの背景となる画面であって、EDAツールが動作するワークステーションが提供するものと同じである。
【0041】S(STEP)4;設計者が、Webブラウザが表示しているデスクトップ上で、EDAツールの起動を要求する操作入力をワークステーションに対してするのと同様にして行うと、Webクライアントは、EDAツールの起動を要求する操作入力のWebデータをWebインターフェースに送る。Webインターフェースサーバは、EDAツールの起動を要求する操作入力のWebデータを、EDAツールの起動を要求するアプリケーションサーバへの操作入力データに変換して、アプリケーションサーバに送る。
【0042】S(STEP)5;アプリケーションサーバは、EDAツールを起動することについて、ライセンス管理サーバに許可を求める。ライセンス管理サーバは、登録されているライセンス契約に関する情報に基づいて、EDAツールの起動を要求した設計者に、そのEDAツールが利用可能か否かを判断する。利用可能ならば、STEP6へ進む。利用不可能ならば、STEP11に進む。
【0043】S(STEP)6;アプリケーションサーバは、EDAツールを起動し、そのときのディスプレイに表示する画面のデータをWebインターフェースサーバに送る。また、アプリケーションサーバは、設計者に対するEDAツールの利用の監視を開始する。Webインターフェースサーバは、EDAツールを起動したときのディスプレイに表示する画面のデータを、Webブラウザに表示する画面のWebデータに変換し、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、EDAツールを起動したときの画面をWebブラウザ上に表示する。
【0044】S(STEP)7;設計者は、Webブラウザが表示しているデスクトップ上で、ワークステーションと同様にしてEDAツールを用いることにより、電子機器の設計・開発を行なう。この設計・開発では、アプリケーションサーバが備える補助記憶装置内の設計者固有の記憶領域に保存されているデータを利用しても良いし、又はWebクライアントに保存されているデータを利用しても良い。また、作成された設計データは、アプリケーションサーバが備える補助記憶装置内の設計者固有の記憶領域に保存しても良いし、Webクライアントに保存しても良い。
【0045】S(STEP)8;設計者が、Webブラウザに表示されているデスクトップ上で、EDAツールの終了を要求する操作入力をワークステーションに対してするのと同様にして行うと、Webクライアントは、EDAツールの終了を要求する操作入力のWebデータをWebインターフェースに送る。Webインターフェースサーバは、EDAツールの終了を要求する操作入力のWebデータを、EDAツールの終了を要求するアプリケーションサーバへの操作入力データに変換して、アプリケーションサーバに送る。アプリケーションサーバは、EDAツールを終了し、そのときのディスプレイに表示する画面のデータをWebインターフェースサーバに送る、また、アプリケーションサーバは、設計者に対するEDAツールの利用の監視も終了する。Webインターフェースサーバは、EDAツールを終了したときのディスプレイに表示する画面のデータを、Webブラウザに表示する画面のWebデータに変換し、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、EDAツールを終了したときの画面をWebブラウザ上に表示する。
【0046】S(STEP)9;アプリケーションサーバは、設計者がEDAツールを利用した利用実績データをユーザ・グループ管理サーバに送る。ユーザ・グループ管理サーバは、利用実績データと、ライセンス管理サーバに登録されているライセンス条件に基づいて、利用料金を計算し請求書発行をする。
【0047】S(STEP)10;アプリケーションサーバは、ログインを拒絶し、ディスプレイに表示するログイン拒絶画面のデータを、Webインターフェースサーバに送る。Webインターフェースサーバは、ディスプレイに表示するログイン拒絶画面のデータを、Webブラウザに表示するWebデータに変換し、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、ログイン拒絶画面をWebブラウザ上に表示する。
【0048】S(STEP)11;アプリケーションサーバは、EDAツールの起動を拒絶し、ディスプレイに表示するEDAツール起動拒絶画面のデータを、Webインターフェースサーバに送る。Webインターフェースサーバは、ディスプレイに表示するEDAツール起動拒絶画面のデータを、Webブラウザに表示するWebデータに変換し、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、EDAツール起動拒絶画面をWebブラウザ上に表示する。
【0049】3:データサービスデータサービスは、データサーバに対して、全ての設計・開発グループで共有されるデータと、設計者が属する設計・開発グループで共有されるデータとについて、検索、ダウンロードして利用する環境と、登録、更新、削除など、検索及びダウンロード以外の作業をする環境とを、設計者のWebクライアントに提供するサービスである。
【0050】設計・開発グループで共有されるデータは、設計・開発の各工程での作業を行なう上で必要な他工程から生み出される仕様や設計データなどのデータである。全ての設計・開発グループで共有されるデータは、各々の設計・開発グループから生み出され、他の設計・開発でも再利用可能な共通設計部品データ及びその仕様データなどのデータである。
【0051】以下、データサービスに伴う処理の流れを図5のフローチャートに従って説明する。
【0052】S(STEP)1;図2に示すサービスメニュー画面で、設計者がデータサービスを選択すると、Webクライアントは、データサービスが選択されたことを通知するWebデータを、Webインターフェースサーバに送る。Webインターフェースサーバは、Webブラウザにデータサービスの種類を選択する画面を表示するためのWebデータを、Webクライアントに送る。Webクライアントは、このWebデータに基づいて、データサービスの種類を選択する画面をWebブラウザ上に表示する。
【0053】S(STEP)2設計者が、データサーバに登録されているデータを、検索、ダウンロードして利用する場合は、STEP3に進む。他方、設計者が、データサーバに対して、登録、更新、削除など、検索、ダウンロード以外の作業をするならば、STEP5に進む。
【0054】S(STEP)3;設計者は、WebクライアントのWebブラウザ上で、データサーバに登録されているデータを検索して、求めるデータを探す。但し、検索できるのは、設計者が属する設計・開発グループで共有されるデータと、全ての設計・開発グループで共有されるデータである。検索は、カテゴリによる検索であっても良いし、キーワードによる検索でもあっても良いし、特にその種類を問わない。また、検索結果の表示にも様々のものがあり得る。例えば、登録・更新の日付順で表示しても良いし、既にダウンロードしたか否かを表示しても良い。
【0055】S(STEP)4;設計者は、WebクライアントのWebブラウザ上で、ダウンロードするデータを特定し、データサーバからダウンロードする。ダウンロード先は、アプリケーションサーバが備える補助記憶装置内の設計者固有の記憶領域、又はWebクライアントである。データのダウンロードがなされると、ユーザ・グループ管理サーバは、そのデータの利用契約に基づいて、そのデータのダウンロードの料金を計算し請求書発行をする。
【0056】S(STEP)5;設計者は、WebクライアントのWebブラウザ上で、データサーバに対して、登録、更新、削除など、検索及びダウンロード以外の作業を行なう。登録、更新、削除などの作業が行なえるのは、全ての設計・開発グループで共有されるデータと、設計者が属する設計・開発グループで共有されるデータである。
【0057】次に、設計・開発の各工程の担当者からどのようなデータが、その設計・開発グループで共有されるデータとして、バーチャルデザインセンターシステムのデータサーバにインデックス情報とともに登録され、他の工程の担当者が利用するのかを説明する。
【0058】システム設計工程の担当者からは、組立て性による部品配置、タイミングを考慮した部品位置、及びノイズを考慮した部品位置と配線とがインデックス情報とともに登録され、プリント配線板設計工程の担当者が利用する。
【0059】LSI製造プロセスの担当者からは、デザインルールがインデックス情報とともに登録され、LSI設計工程の担当者が利用する。また、LSI製造プロセス工程の担当者からは、基本回路パターンのライブラリ、基本回路のシュミレーションデータ、LSI製造プロセスの仕様・特性情報もインデックス情報とともに登録され、LSI設計工程及びプリント配線板設計工程の担当者が利用する。
【0060】LSI設計工程の担当者からは、LSIの寸法、LSIのピン配置、信号特性がインデックス情報とともに登録され、LSI製造プロセス及びプリント配線基板設計工程の担当者が利用する。またLSI設計工程の担当者からは、パッケージ形状がインデックス情報とともに登録され、プリント配線板工程及び筐体設計工程の担当者が利用する。さらにLSI設計工程の担当者からは、論理回路情報がインデックス情報とともに登録され、LSI製造プロセスの担当者が利用する。
【0061】筐体設計工程の担当者からは、基板上の高さ制限、コネクタ等主要デバイスの位置、基板上の放熱許容量、基板の形状、配線禁止位置がインデックス情報とともに登録され、プリント配線基板設計工程の担当者が利用する。
【0062】従って、バーチャルデザインセンターシステムが提供するデータサービスを活用することにより、設計・開発の各工程での作業を行なう上で必要な他工程から生み出される仕様や設計データなどのデータが、常に最新の状態で得られるので、他工程の設計変更に迅速かつ適確に対処でき、それゆえ設計・開発の各工程を可能な限り同時並行的に行なえる。
【0063】4:教育サービス教育サービスは、電子機器の設計・開発を学習する環境を、登録された各設計者のWebクライアントに提供するサービスである。上述したように、Webインターフェースサーバが有する補助記憶装置に保存されているWebデータには、電子機器の設計・開発のための教材が含まれている。教材は、特に、EDAツールを用いた設計・開発について記述されている。設計者は、WebクライアントのWebブラウザ上で、図4のサービスメニューから教育サービスを選択することで、この教材を閲覧できる。そして、設計者は、この教材を閲覧することで、EDAツールを用いた設計・開発について理解を深めて行く。また、設計者は、バーチャルデザインセンターシステムが提供するデザインサービスを利用することで、実地にEDAツールを用いて、教材に載っている課題を行なう。さらに、設計者が課題を提出し、講師が評価又は添削し、更には結果を集計して出力するようにしても良い。同様に、設計者が質問をし、講師が答えるようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】以上の結果、本発明のバーチャルデザインセンターシステム及びバーチャルデサインセンター方法には、以下のような効果がある。
【0065】第1に、設計者は、Webブラウザがインストールされたパソコンをネットワークに接続するだけで、様々なEDAツールを利用できる。また、多くの設計者に利用してもらうことで、EDAツールの稼動率が高まるので、利用料金を低価格に設定できる。また、ユーザーの端末をワークステーションからパソコンに置き換えることにより、設備コストを低減することができる。
【0066】第2に、ある電子機器を設計・開発する過程で生み出され、他の電子機器の設計・開発でも再利用可能な共通設計部品及びその仕様情報などを、共有データとしてインデックス情報とともに登録し、有償で利用できるので、共有データとして登録したユーザは設計・開発に掛かった費用を回収し、他方共有データを利用したユーザは設計・開発に掛かる期間と費用とを削減することができる。
【0067】第3に、設計・開発の各工程で生み出された設計・開発に関するデータを、設計・開発グループで共有されるデータとしてインデックス情報とともに登録し、そのデータを他の各工程で利用できるので、各工程でなされた設計変更に対して他の各工程が迅速かつ適確に対応できる。
【0068】第4に、電子機器の設計・開発の教育を、実際に設計・開発を行なうのと同じ環境で提供できるので、活用できる人的資源を早急にしかも低コストで増やすことが可能になる。
【0069】第5に、ネットワークとして、インターネットを活用するので、場所を選ばずしかも低価格でEDAツールを利用できる。
【0070】以上の諸効果により、本発明のバーチャルデザインセンターシステム及びバーチャルデザインセンター方法には、電子製品の寿命の短期化に柔軟かつ迅速にしかも適確に対処できるような設計・開発環境を各設計者に所属及び作業場所に関係なく低価格で提供することができるという効果がある。




 

 


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