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発明の名称 テープカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−84731(P2001−84731A)
公開日 平成13年3月30日(2001.3.30)
出願番号 特願平11−255439
出願日 平成11年9月9日(1999.9.9)
代理人 【識別番号】100067817
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 基弘 (外1名)
発明者 金田 博志 / 岡村 昌寿 / 佐藤 津一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ケース本体内に磁気テープを巻装した1つのテープリールが回転可能に収容され、該テープの先端がリーダー部材に固定されて、ケース本体に設けた開口から装置の係止先端を有するテープ引き出し部材によって引き出されるテープカートリッジにおいて、リーダー部材はテープが巻き付けられる中央ピン部材と、その上下端に取り付けられ前記引き出し部材が係合する係合凹部をそれぞれ有する一対の係合部材と、前記中央ピン部材にテープを固定するクランプ部材とからなり、前記係合凹部の底面には潤滑層が形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。
【請求項2】 前記係合部材はPOM、PA、PC又はこれらの樹脂にガラス繊維、金属、金属酸化物より選択した強化材を添加したもの、から選択される樹脂より成型され、前記潤滑層は滑りシートを貼着したものである請求項1のテープカートリッジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に用いられる1リールタイプのテープカートリッジに関し、さらに詳しくはこの種のテープカートリッジにおけるテープリーダー部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1リールタイプのテープカートリッジはコンピュータ用のバックアップ等のデータ記憶用に広く使用されている。1リールタイプのテープカートリッジでは、磁気テープの先端に取り付けたリーダーテープ又はリーダー部材を、磁気記録再生装置又はドライブに設けたテープ引き込み部材により引き出し、次いで装置内のテープ走行経路に沿ってテープを掛け通し、テープ端部を装置内に常駐している他のリールのハブに固定するようになっている。テープの記憶あるいは再生動作の終了時にはテープは逆の方向に駆動されてカートリッジ内に巻き込まれ、最後にリーダーテープがカートリッジの所定位置に戻る。
【0003】従来の1リールタイプのテープカートリッジにおけるリーダー部材の代表的なものには、テープの先端に、装置側のテープ引き込み部材が掴むピン、ブロック等を取り付けたもの(特開昭58−169380号等)と、テープの先端に比較的腰の強い弾性のあるリーダーテープの先端に係止開口を設け、装置側の比較的腰の強い弾性のある引き込み部材の鈎状部材をこの係止開口に係止させて引き出すようにしたもの(特開昭62−502641号)がある。
【0004】図4は特開昭62−502641号の技術を利用した1リールタイプのテープカートリッジ103の分解斜視図であり、上ケース101と下ケース102とからなるカートリッジ本体内に、上フランジ104及び下フランジ105を有する単一のテープリール107を収納し、圧縮ばね108によりこのテープリール107を下ケース102の側へ常時偏倚させる。テープリール107の上フランジ104に設けたハブ(図示せず)に巻回された磁気テープ106の先端部にはリーダーテープ109がスプライシングにより接続されている。テープリール107は上フランジ104の中心部に形成された円形凹部(図示せず)内に圧入固定されるリング上にベアリング(図示せず)を有し、そのベアリングにリール回転軸(図示せず)が取り付けられることによりリール回転軸を中心として回転するようになっている。テープリール107の上フランジ104の周部には歯部114が形成され、それに対応して上ケース101の内面101aにはねじりコイルばね110及び111により歯部114の方へ常時偏倚された一対のブレーキ部材112、113の係止部115、116が歯部114に係止することによりカートリッジの不使用時にテープリールの回転を阻止している。又、不使用時には磁気テープ106がテープリール107に完全に巻かれた状態にあり、リーダーテープ109の先端に形成された係止穴が、テープカートリッジ本体103の側壁近傍に設けられた係止フック117に係止されるようになっている。又、磁気テープ106をカートリッジ本体103の外部へ引き出すための開口部125は、カートリッジ本体103に対して開閉する開閉蓋118により閉鎖された状態とされている。
【0005】使用に当たり、このカートリッジが記録再生装置に装着されると、ブレーキ部材112、113が自動的に解除され、またテープリール107が圧縮ばね108に抗して持ち上げられ回転可能状態となる。同時に開閉蓋118は装置側の手段により開放状態とされる。装置側に設けたテープ引き出し部材が開放部から侵入してきてリーダーテープ109の開口に係合し、上述のようにリーダーテープ109と共に磁気テープを引き出し、装置の所定走行経路に掛け通す。
【0006】リーダーテープ109としては厚手のポリエチレンテレフタレート(PET)のような腰の強い合成樹脂製のばね材が使用され、図5のようにその先端部には記録再生装置側のテープ引き出し部材122の先端に設けたタブ121(フックを形成する)が係止する開口125が形成されている。開口125にはタブ121の確実な係止を行うための切り欠き部126を有し、ここにタブ121を支持する引き出し部材のネック部が嵌合するようになっている。図5は引き出し部材がカートリッジに侵入してきたときに(a)、(b)、(c)の順で引き出し部材122とリーダーテープ109が係止していく様子を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のタイプのテープ引き込み機構には次のような問題点がある。装置のテープ引き出し部材122は、図5のように装置内部に設けられたリールに接続されたテープ状態であり、テープカートリッジ内のリーダーテープの開口125に係合するタブ121を有している。装置の引き出し部材122とリーダーテープ109の先端部は共にテープ体であるため、反り(カール)が発生してしまう。両者にカールが発生すると、カートリッジを装置に装着したときに装置のテープ引き出し部材122がリーダーテープ109に係合できないことがある。
【0008】これに対して、リーダーテープを使用しないで磁気テープの先端を直接剛性のリーダー部材に結合することにより、磁気テープの引き出し及び引き込み動作を安定化させることができる。このようなリーダー部材は、図2に示したように、テープ先端を巻き付けてクランプで固定するためのピン状の中央ピン部材91と、その上下に固定される一対の係合部材92−1、92−2とからなり、係合部材92−1、92−2の対向する面には、装置側の引き出し部材のピン又はフックが係合する鏡面対称な形状の係合凹部94−1、94−2が形成される。中央ピン部材91は金属製であり、樹脂製の係合部材92−1、92−2の端部に形成された嵌合孔に差し込まれて固定される。ところが、このような構造では係合部材92−1、92−2がPOM、PA、PC又はこれらの樹脂にガラス繊維、金属、金属酸化物より選択した強化材を添加したもの、から選択される樹脂より成型されるため、引き出し部材との間に摩擦を生じる。そのためリーダー部材の確実な動作を損ねる。本発明はこのような安定化した剛性のリーダー部材において、リーダー部材と装置側の引き出し部材との間の円滑な係脱を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカートリッジは、ケース本体内に磁気テープを巻装した1つのテープリールが回転可能に収容され、該テープの先端がリーダー部材に固定されて、ケース本体に設けた開口から装置の係止先端を有するテープ引き出し部材によって引き出されるテープカートリッジにおいて、リーダー部材はテープが巻き付けられる中央ピン部材と、その上下端に取り付けられ前記引き出し部材が係合する一定深さの係合凹部をそれぞれ有する一対の合成樹脂製の係合部材と、前記中央ピン部材にテープを固定するクランプ部材とからなり、前記係合凹部の底面には潤滑層が形成されていることを特徴とする。前記係合部材はPOM、PA、PC又はこれらの樹脂にガラス繊維、金属、金属酸化物より選択した強化材を添加したものから選択される合成樹脂より成型され、前記潤滑層は潤滑シートを貼着したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施例を参照して詳しく説明する。図1は本発明の実施例の分解斜視図、図3はリーダー部材の詳細を示す斜視図である。
【0011】図1を参照するに、本発明のテープカートリッジが上下反転させて図示されている。これは実際の組立の際の向きを示すものである。完成したカートリッジは正規の上下関係で記録再生装置に装着される。このカートリッジはリーダー部材に関係した部分を除いて図4に示したカートリッジの構造と同様な構造を有している。上ケース1と下ケース2とは止めねじ23により周辺で合体されてケースを構成する。上下ケースにより形成されるケースの内部空間には磁気テープを巻装したリール3が収納される。リール3は、上フランジ31と、これに一体に形成したハブ33と、下フランジ32とからなる。ハブ33のテープ巻回部より内側の下面側は閉鎖されており、装置の駆動部に係合する係合歯部34を備える。ハブ33の上面側は開口した凹部になっており、内部にはリールの回転を良好にするためのベアリング4と、ベアリング4に接触するボール51及びボールを受ける凹部を有する支持部材52よりなるリール回転支持体5が配置され、支持部材52の上端は上ケース1の開口に支持され、支持部材の周りに装着されるコイル状圧縮ばね6により常時ベアリング4及びリール回転支持体5をリールに向けて押しつけている。上フランジ31の外周には凹凸部35が形成されており、ケース内の一つの対角部に設けられるピン13、14にねじりコイルばね72及びブレーキ部材71の軸孔を嵌合した2つのブレーキ機構により、不使用時にブレーキ部材71を上フランジ31の周部の凹凸部35に係止させてリールの回転を防止する。テープ先端部はリーダー部材9に取り付けられる。リーダー部材9は中央ピン部91と、その上下端に取り付けた係合部材92と、テープをピン部材91にクランプするためのクランプ部材93とよりなる。テープは中央ピン部91に巻き付けられた後クランプ部材93をその上から嵌合することにより固定される。リーダー部材9はケースの側面に設けられた開口部の内面付近にある収容部11に収容されている。その外側には回動するドア部材81が取り付けられている。ドア部材81は上ケース1のピン15に枢着され、ピン15の周りに装着されたねじりコイルばね84により常時閉鎖方向に偏倚されており、不使用時には圧縮ばね83により下方に押されているドアロック部材82によりロックされている。なお、ケース側部の一部には誤消去防止部材12がケース側面に沿って摺動できるように収容されている。
【0012】図3は本発明の実施例によるリーダー部材9の構成を示す。上下の係合部材92−1、92−2は両端が弧状に形成された同一の構造の合成樹脂製細長部材よりなり、磁気テープを巻き付けてクランプするための円柱状ピンよりなる中央ピン部材91の両端に一体に固定されている。また係合部材92−1と92−2の対向する面には片側から切り込まれたほぼ直角三角形状の係合凹部94−1、94−2が鏡面対称となるように形成されている。これらの係合凹部には図6に示したような装置側の引き出し部材の先端ピン又は鈎状部に係合するようになっている。従って、係合凹部の深さ(係合部材の対向する面からの深さ)は一定として引き出し部材がガイドされるようにする。係合凹部94−1、94−2の底にはそれぞれ滑りシート95−1及び95−2が貼着される。
【0013】図6は引き出し部材122の例を示し、図6(a)ではPETのような合成樹脂製ばね材から形成された板状部の先端に係止ピン123を設けたものであり、図6(b)はPETのような合成樹脂製ばね材から形成された板状部の先端を折り曲げて永久変形させた係止鈎部124を有する。従って、係合凹部94の形状は、装置側の引き出し部材の形状に適合したものとし、相互係合を円滑にするために係合凹部の壁はテーパしている。
【0014】中央ピン部材91と係合部材92−1、92−2とは樹脂成形により一体化される。これを実現する一つの方法は中央ピン部材91と係合部材92−1、92−2の両者をPOM(ポリアセタール樹脂)、PA(ポリアミド)、PC(ポリカーボネート)等の合成樹脂又はこれらの樹脂にガラス繊維、金属、金属酸化物より選択した強化材を添加したもの、から選択される材料より一体成型する方法である。他の方法は、中央ピン部材91は金属製の円柱形ピンとし、係合部材は樹脂製とし、中央ピン部材の両端部は円形以外の異形に形成し、そして中央ピン部材を係合部材の樹脂成型金型に所定の関係で配置し、中央ピン部材の両端部を係合部材と共に一緒に成型することである。滑りシートとしてはフッ素系の樹脂や超高分子量ポリエチレンから製作することが好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によればテープリーダ部材の係合部材を樹脂材料より製作した場合に、テープリーダー部材と引き出し部材との円滑な係脱を可能にし、テープカートリッジと記録再生装置の動作を円滑にすることができる。




 

 


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