米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> ヒューレット・パッカード・カンパニー

発明の名称 テープ駆動機構を使用してテープをパックするための方法及びこの方法を施行するためのコンピュータシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−56982(P2001−56982A)
公開日 平成13年2月27日(2001.2.27)
出願番号 特願2000−206455(P2000−206455)
出願日 平成12年7月7日(2000.7.7)
代理人 【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一 (外2名)
発明者 リチャード・ディ・バーント / エリック・バーラー
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 テープ駆動機構を使用してテープをパックするための方法であって、前記テープ駆動機構を使用して前記テープを完全に繰り出すステップと、前記テープ駆動機構を使用して前記テープの読み出し又は前記テープへの書き込みを行なうことなく前記テープを完全に巻き戻すステップと、前記テープを完全に巻き戻してから前記テープを前記テープ駆動機構から取出すステップと、をそれぞれ備え、前記テープを前記テープ駆動機構から取出す前に、前記テープを完全に繰り出しかつ前記テープを完全に巻き戻すことにより、前記テープを堅く締めてパックするようにしたことを特徴とする方法。
【請求項2】 前記テープ駆動機構が、最大速度で動作可能であると共に前記最大速度より実質的に低い速度でも動作可能であり、前記テープが、前記実質的に低い速度で巻き戻されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】 前記実質的に低い速度は、毎秒約0.5メートルであり、巻き戻し中における前記テープの張力は約1ニュートンであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】 前記テープは、ほぼ最大のテープ駆動速度で完全に繰り出されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】 前記実質的に低い速度は、毎秒約4メートルであり、巻き戻し中における前記テープの張力は、約1.5ニュートンであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】 高レベル命令を前記テープ駆動機構のテープ制御装置に送るためにコンピュータが使用され、前記テープ制御装置は、前記高レベル命令に応答して、前記テープを繰り出してから前記テープを巻き戻すために低レベルのモータ命令を発することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】 低レベル命令を前記テープ駆動機構に送り、この低レベル命令に基づいて、前記テープを完全に繰り出してから前記テープを実質的に低い速度で巻き戻すように前記テープ駆動機構を作動させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】 最大速度まで動作可能な駆動機構、及び、前記テープパックモード中に、前記駆動機構を制御して完全なテープ繰り出しを行ない、前記テープ繰り出しに引き続いて、テープ読み出し又はテープ書き込みを行なうことなく完全なテープ巻き戻しを行なうように前記駆動機構を制御するテープ制御装置をぞれぞれ有し、かつ、テープパックモードの動作が可能に構成されたテープ駆動機構と、前記テープ駆動機構に対して前記テープパックモードで動作するように命令し、前記テープ駆動機構に前記テープパックモードの完了に続いて待機状態になるよう命令するコンピュータと、をそれぞれ備え、前記テープ駆動機構が待機状態にある間に前記テープ駆動機構からテープを取出すようにしたことを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項9】 前記テープ駆動機構がテープパック終了を示す信号を発することができ、かつ、前記コンピュータが前記信号を発した後に、テープを前記テープ駆動機構から取出可能であることを示すプロンプトをユーザに表示するプログラムを備えていることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステム。
【請求項10】 前記テープ巻き戻しが毎秒約0.5メートルのテープ駆動速度及び約1ニュートンの張力に設定されることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステム。
【請求項11】 前記テープ巻き戻しが毎秒約4メートルのテープ駆動速度及び約1.5ニュートンの張力に設定されることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステム。
【請求項12】 前記コンピュータが、前記テープ駆動装置のテープ制御装置に高レベル命令を送るプログラムを備え、前記テープ制御装置が、前記高レベル命令に応答して前記テープ繰り出しを行い、次に前記テープ巻き戻しを行なう低レベルのモータ命令を発することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステム。
【請求項13】 前記コンピュータが、前記テープ駆動機構に、前記テープ繰り出しを行なわせ、次に前記テープ巻き戻しを行なわせる低レベルの命令を送るプログラムを備えていることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】 コンピュータ用のテープ駆動機構であって、前記コンピュータに結合された、テープパック命令を受けるための第1の手段と、前記テープパック命令に応答して、完全なテープ繰り出しを行なう第2の手段と、をそれぞれ備え、前記第2の手段は、更に、前記完全なテープ繰り出しに直接引き続いて完全なテープ巻き戻しを行なうと共に、テープに対して読み出し又は書き込みを行なわずに完全なテープ巻き戻しを行ない、前記第2の手段が、前記完全なテープ巻き戻しに続いて前記テープ駆動機構を待機状態に設定すること、を特徴とするテープ駆動機構。
【請求項15】 テープパックモードの動作状態を有するテープ駆動機構において、最大速度まで動作できる駆動機構と、前記駆動機構を制御する制御装置であって、前記テープパックモード中に前記駆動機構を制御して完全なテープ繰り出しを行い、次に前記テープ繰り出しに引き続いて完全なテープ巻き戻しを行ない、前記テープ巻き戻しをテープ読み出し又は書き込みをすることなく施行するための制御装置と、をそれぞれ備えていることを特徴とするテープ駆動機構。
【請求項16】 前記テープ巻き戻しが毎秒0.5メートルのテープ駆動速度及び約1ニュートンのテープ張力に設定されることを特徴とする請求項15に記載のテープ駆動機構。
【請求項17】 前記テープ巻き戻しが毎秒約4メートルのテープ駆動速度及び約1.5ニュートンのテープ張力に設定されることを特徴とする請求項15に記載のテープ駆動機構。
【請求項18】 前記テープ繰り出しの施行時には、ほぼ最大のテープ駆動速度に設定され、前記テープ巻き戻しの施行時には、前記最大のテープ駆動速度よりも実質的に低いテープ駆動速度に設定されることを特徴とする請求項15に記載のテープ駆動機構。
【請求項19】 コンピュータ用テープ駆動装置のテープ駆動機構を制御するための制御装置であって、プロセッサと、実行時に、一連の駆動機構命令を発することによりテープパックを行なうための外部命令に応答するように前記プロセッサに命令する複数の指令で符号化されたメモリと、をそれぞれ備え、前記駆動機構命令は、前記駆動機構にテープの終端を検出するまで第1のテープ駆動速度で第1の方向に動作し、次にテープの始端を検出するまで第2のテープ駆動速度で第2の方向に動作し、テープ繰り出し及び巻き戻しの期間中に読み出し及び書き込みの動作を行なわず、その後に前記テープ駆動機構を待機状態にするように指令する命令であり、前記第2の方向は前記第1の方向とは反対であることを特徴とする制御装置。
【請求項20】 前記第2のテープ駆動速度は、前記第1のテープ駆動速度よりも実質的に低いことを特徴とする請求項19に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのデータ記憶装置に関する。更に詳細に述べれば、本発明は、例えば磁気テープ駆動機構、及び、このテープ駆動機構を使用して磁気テープをパックする(すなわち、磁気テープをリールに巻く)方法に関する。さらに具体的に述べると、本発明は、テープ駆動機構から取出す前のテープのパック安定度を向上させるためのテープのパック方法及びこの方法を施行するためのコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおけるデータ損失の主な原因としては、ファイルの偶発的削除、ハード駆動機構の動作不良、ウィルス及びシステム故障、電源のサージ、コンピュータの盗難、及び火災のような自然災害等がある。ソフトウェアの設置及び撤去もデータ損失の原因になる可能性がある。
【0003】コンピュータに保存されているデータの損失は、時間及び金銭の相当な損失を生じる可能性がある。業務の場合、これらの原因のどれであっても、顧客名簿、製品情報、賃金台帳、職員ファイル、租税記録、及びその他の致命的情報の損失を生ずる可能性がある。その結果は、損害が甚大になる可能性がある。
【0004】テープ技術は、効率が良く、かつ、データ損失に対する費用効果的保護を提供する。テープ駆動機構は、ハード駆動機構にあるデータ及びサーバを支援する様々な媒体を提供する。プログラム及びデータファイルを含むシステム全体のスナップショットを単一のテープカートリッジに取り入れることができる。コンピュータを規則的に支援すれば、致命的データの損失が確実に回避される。
【0005】テープカートリッジは、通常、一つ以上のリールを備えている。トラバンカートリッジ(Travan cartridge)は、周知の形式の2リール式カートリッジである。この2リール式カートリッジでは、磁気テープが供給リールと巻取りリールとの間に巻かれている。“3480/3490”カートリッジは、周知の形式の単一リール式カートリッジである。この単一リール式カートリッジでは、磁気テープが単一のリールに巻かれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シーク(seek)、高速順方向送り出し及び巻き戻しのような一定の動作中に、テープは高速でリールに巻き取られ或いは巻き戻される。テープがリールに巻き取られるにつれて、空気がテープの間に入り込む。入り込んだ空気は、次に、一定期間(約1秒程度)にわたり漏出し、「ソフト」パックを生ずる。このソフトパックは、テープカートリッジを落としたりテープカートリッジに衝撃を受けた場合等に、テープを損傷する可能性を増大せしめる。テープの損傷は、テープの一部分がパックの中心線から変位し、その結果、フランジやガイド等に接触するとき生ずる。
【0007】テープが損傷を受けたりテープ機能が低下されることに対して保護しなければならない。それは、テープが損傷又は機能低下すれば価値あるデータが永遠に失われることになるからである。
【0008】従って、テープ間への空気の入り込みに起因して生ずるテープの損傷及び機能低下の可能性を減らす必要性が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この必要性は、本発明により満たされる。本発明の一つの形態によれば、テープ駆動機構が、磁気テープをパックするために使用される。この場合、テープ駆動機構を使用してテープを完全に繰り出し(巻き解し)、次いでテープに対して読み出し又は書き込みを行なうことなくテープを完全に巻き戻すような操作を施行することによって、テープがパックされる。そして、テープを巻き戻した後に、テープがテープ駆動機構から取出される(テープカートリッジがテープ駆動機構から取外される)。
【0010】テープは、テープ駆動機構の最大速度より実質的に低い速度で巻き戻され、或いは、より高い速度及びより高い張力で巻き戻される。テープを完全に繰り出してから完全に巻き戻すと、空気の入り込みによる影響が低減する。
【0011】本発明の他の形態及び長所は、本発明の原理を例示して図解する添付図面に関連してなされた下記の詳細説明から明らかになるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】例示の目的で図面に示したように、本発明は、コンピュータ及びテープ駆動機構を備えたコンピュータシステムにより実施される。テープ駆動機構には磁気テープを完全に繰り出してから完全に巻き戻して空気の入り込みを防止する動作モードを有している。その結果、堅くかつ締まったパックが得られ、これにより、テープ駆動機構からのテープ取出後におけるテープの損傷や機能低下(デグラデーション)に関する故障発生度(susceptibility)が低下される。
【0013】図1は、標準構造における磁気テープカートリッジ8を示している。このテープカートリッジ8は、一つ以上のリールを備えている。2リール式カートリッジは、供給リールと、巻取リールと、これら二つのリールの間に巻かれたテープとを備えている。単一リール式カートリッジは、供給リールと、この供給リールに巻かれた磁気テープとを備えている。
【0014】図1は、コンピュータ12及びテープ駆動機構14を備えたコンピュータシステム10をも示している。上述のテープ駆動機構14は、磁気・読み出し/書き込みヘッド16と、この読み出し/書き込みヘッド16を位置決めするためのアクチュエータ18と、テープの移動を制御するための駆動機構20と、アクチュエータ18,駆動機構20,及び読み出し/書き込みヘッド16によるデータの読み出し及び書き込みをそれぞれ制御するためのテープ制御装置22とを備えている。読み出し/書き込みヘッド16、アクチュエータ18、及び駆動機構20は、全て、標準構造のものであってよい。テープの移動を制御するために、様々な構成の駆動機構20を利用できる。例えば、駆動機構20は、テープの速度(テープ駆動速度)、方向、及び張力を制御するための単一のモータ及びベルト駆動機構を備えており、或いは、リールに結合してテープの速度,方向,及び張力を制御する第1及び第2のモータを備えており、或いは、テープ張力を制御するための二つのモータ及びテープの速度及び方向を制御するための第3のモータを備えている。単一のリールテープカートリッジ用テープ駆動機構では、駆動機構がリールをも備えている。単一リール式カートリッジ用のテープ駆動機構14は、自動式テープ・スレッディング・サブシステムをも備えている。
【0015】テープ駆動機構14は、また、テープの始端部分又は終端部分がテープ駆動機構14に到達したことを検知する機構を備えている。この検知機構は、テープ上のテープの始端マーク又はテープの終端マークを検知するための光学マークセンサ24を備えている。テープの始端及びテープの終端を示す出力信号は、光学マークセンサ24によってテープ制御装置22に供給される。
【0016】テープ制御装置22は、テープ駆動機構14を動作させる低レベル命令(低レベル・コマンド)の全てを備えている。低レベル命令の中には、駆動機構20の一つ以上のモータを制御するための命令が含まれている。モータ制御命令として、速度及び方向の命令がある。2モータ駆動機構では、例えば、各モータに対して速度/方向命令を発することができるようになっている。
【0017】テープ制御装置22は、コンピュータ12から高レベル命令(高レベル・コマンド)を受ける。標準の高レベル命令には「データ保存」命令、「データ受信」命令、「高速順方向送り」命令、及び「巻き戻し/排出」命令があり、テープ制御装置22は通常、駆動機構20を制御してテープを利用可能な最高速度で物理的テープの始端及びテープの終端の方に移動させる。「データ保存」命令及び「データ受信」命令に応答して、テープ制御装置22は駆動機構20を制御してテープを、低速の方の読み出し/書き込み速度で読み出し及び書き込みの方向に移動させる。
【0018】高レベル命令には、また、「テープパック」命令がある。テープパック命令に応答して、テープ制御装置22は、駆動機構20を制御してテープを完全に繰り出す(例えば、テープをテープの終端マークまで巻き解す)。テープを完全に繰り出した後に、テープ制御装置22は、駆動機構20を制御して、テープに対して読み出し又は書き込みを行なわずにテープを完全に巻き戻す(例えば、テープをテープの始端マークまで巻き戻す)。
【0019】テープは、最大速度で繰り出され、そして実質的にこれより低い実行可能な速度で巻き戻される。なお、上述の「最大」速度及び「実質的にこれより低い」速度は、相対的な概念の速度である。実際の速度は、テープ駆動機構毎に変わる。通常、テープ駆動機構14は、最大速度で高速順方向送り及び巻き戻しを行い、最大速度より実質的に低い速度で読み出し及び書き込みを行なう。テープ張力は、通常、読み出し/書き込み動作中及び高速順方向/逆方向送り中は公称値に設定される。
【0020】低い速度でテープを完全に繰り出してから完全に巻き戻すと、テープがきつくかつ堅くパックされる。堅く引き締まったパックは、テープ駆動機構からのテープ取出後におけるテープの損傷や機能低下(デグラデーション)に関する故障発生度を低下せしめる結果となる。
【0021】例えば、テープを5メートル/秒の最大速度で繰り出してから毎秒0.5メートルの範囲のテープ駆動速度で巻き戻す。巻き戻し中において、テープ張力の大きさは、1ニュートンの範囲にある公称値である。500メートルのテープを有するテープカートリッジは、巻き戻すのに約1000秒かかる。これは、ユーザにとって受け入れがたい待ち時間を強いることになる。
【0022】このため、テープは、更に高い(準最大)速度で、しかもより高い張力で巻き戻される。例えば、テープを毎秒4メートルの速度及び約1.5ニュートンの張力で巻き戻すと、待ち時間が1/8に短縮される。
【0023】実際の速度及び張力は、幾つかの要因によって変わる。テープ間への空気の入り込みは、テープ速度が上昇し及び/又はテープ張力が下降するにつれて、次第に悪くなる結果となる。パック張力は、速度、パック直径、媒体組成、予想される出荷及び貯蔵の状態、衝撃、温度、及び時間の関数として変化する。テープ幅及び塗装設定(粗さ)も空気入り込みが問題になる閾値に影響する。或る表面の場合には、テープをきつく巻きすぎると、表面を損傷する程に粗くなることがある。他の表面の場合には、きつくパックしすぎると、相互に粘着することがある。更に他の表面の場合には、非常に滑らかであるため、テープ張力が低すぎるとパックを制御できないことがある。
【0024】上に記したように、コンピュータ12は、テープパック命令をテープ駆動機構に送信する。EIDE制御装置又はSCSI制御装置のようなI/O制御器28を介してテープ制御装置22と交信するコンピュータ12は、マイクロプロセッサ26を備えている。コンピュータ12は、更に、マイクロプロセッサ26の外部命令をテープ駆動機構14に送るよう指令するプログラム32で符号化されたメモリ30を備えている。コンピュータ12とテープ駆動機構14との間の別の交信には、テープ駆動機構14によりコンピュータ12に送られる状態及びタイミングの情報、及びコンピュータ12とテープ駆動機構14との間で送られるデータが含まれる。
【0025】プログラム32は、種々の手段で「テープパック」命令を送るようコンピュータ12に命令することができる。例えば、実行時に、プログラム32を、「ツール」というラベルの付いた品目を備えているツールバーを表示するテープ・バックアップ・プログラムとすることができる。ツールには「消去」ツール、「初期設定」ツール、及び「保持」ツールがある。また、ツールには、「テープパック」ツールがある。「テープパック」ツールを選択すると、コンピュータ12が「テープパック」命令をテープ駆動機構14に送る。テープパックが完了すると、プログラム32は、テープカートリッジ8をテープ駆動機構14から取出すプロンプトを表示し、テープ駆動機構14は、テープカートリッジ8がテープ駆動機構14から取出されるのを待つ。
【0026】テープ制御装置22は、プロセッサ34を備えており、プロセッサ34にはコンピュータ12から外部命令を受けるためのポートがある。テープパック命令を受けると、プロセッサ34は、制御装置メモリ38に格納されているルーチン36を実行する。ルーチン36は、プロセッサ34に、駆動機構20にテープの終端が検知されるまで第1のテープ駆動速度で第1の方向に動作し、次にテープの始端が検知されるまで第2のテープ駆動速度で第2の方向に動作するよう命令する一連の基本的駆動機構命令を発するよう指令する。第2の方向は第1の方向と反対であり、第2の速度を第1の速度より実質的に低くしてよい。テープの始端が検知された後に、ルーチン36は、プロセッサ34に、テープパックが完了したことを示す信号を発するよう指令する。
【0027】図2は、空気を入り込ませないで磁気テープをパックするためにテープ駆動機構14を使用する方法を示している。テープカートリッジ8をテープ駆動機構14から取出す前に、テープ制御装置22は、テープをパックするための外部命令を受取る(ステップ102参照)。テープ制御装置22は、外部命令に応答して駆動機構20に対して低レベル命令を発し、テープを最大速度で完全に繰り出す(巻き解す)(ステップ104参照)。テープが完全に繰り出されてから(例えば、その物理的終端まで)、テープ制御装置22は駆動機構20に、テープに対して読み出し又は書き込みせずに完全に巻き戻すよう命令する(ステップ106参照)。空気が殆ど入り込まないようにテープを適切な駆動速度及び張力で巻き戻す。テープが巻き戻された後に、テープ駆動機構14は、テープパックが完了したこと並びにテープをテープ駆動機構14から取出すことができることを示す状態信号を発する(ステップ108参照)。次に、テープ駆動機構14は、テープカートリッジ8が取出されるのを待つ(ステップ110参照)。
【0028】テープを完全に繰り出し(巻き解し)、そして完全に巻き戻すべきである。その理由は、テープを部分的に繰り出し又は巻き戻すと、テープパックの内部がテープパックの外側部分よりはるかに低い張力でパックされることがあるので、テープパックに損傷を生ずることがあるからである。
【0029】ここで開示したものは、磁気テープを堅く締まってパックできるテープ駆動機構14である。堅く締まったパックは、テープをテープ駆動機構14から取出してからテープを損傷したり性能低下させたりする可能性を少なくする。
【0030】本発明は、単一形式のテープパック命令を送るコンピュータ12に限定されない。色々な形式のテープパック命令を送ることができる。例えば、コンピュータ12は、「トラベル」(正常テープパックよりきついものに対して)及び「アーカイブ」(正常テープパックより緩いものに対して)という引数(argument)を有する「特殊」命令を送ることができる。テープカートリッジ8を出荷する場合には、トラベルの引数を使用できる。また、テープカートリッジ8を長時間に亘って棚に静置する場合には、アーカイブの引数を使用できる。
【0031】本発明は、高レベル命令をテープ駆動機構14に送るコンピュータ12に限定されない。一般的ではなく、実際上通常では回避されるが、コンピュータ12は、低レベル命令を直接テープ駆動機構14に送ることができる。低レベル命令は、テープ張力、テープ駆動速度、及び方向を直接制御できる。低レベル命令を、テープ駆動機構14を診断モードで動作させることにより発することができる。最も基本的な低レベル命令には、モータの速度及び方向の命令がある。あまり基本的でない低レベル命令には、(駆動機構20を読み出し及び書き込みのための読み出し/書き込み速度で制御するための)「論理的順方向送り」命令、(駆動機構20を最大速度でテープの始端の方に制御するための)「物理的逆送り」命令、及び(駆動機構20を最大速度でテープの終端の方に制御するための)「物理的順方向送り」命令がある。
【0032】以上を要約すると、次の通りである。すなわち、テープ(例えば、磁気テープ)は、テープ駆動装置14から取出される前にパックされる。この場合、テープに対して読み出し又は書き込みをすることなく、テープは完全に繰り出され(巻き解され)てから完全に巻き戻されることによって、パックされる。テープを完全に繰り出てから完全に巻き戻すようにすれば、テープ間への空気の入り込みが減少され、これにより、テープ(具体的には、テープカートリッジ)をテープ駆動機構14から取出した後におけるテープの損傷に関する故障発生度が低下される。
【0033】以上、本発明をテープカートリッジに関連して説明したが、本発明はそのように限定されない。本発明をどのようなテープにも使用できる。例えば、本発明を、テープを標準の14インチリールにパックするのに使用できる。
【0034】従って、本発明は、上述しかつ図示した特定の実施形態に限定されない。これに代えて、本発明は、特許請求の範囲に従って構成されるものである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013