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発明の名称 通信端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−61046(P2001−61046A)
公開日 平成13年3月6日(2001.3.6)
出願番号 特願平11−235409
出願日 平成11年8月23日(1999.8.23)
代理人 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5C075
5K101
【Fターム(参考)】
5C075 CD07 CD25 DD03 DD07 
5K101 KK01 RR18
発明者 堀川 勉
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 同一原稿の画像データを複数の相手先に順次同報送信する順次同報送信機能を備えた通信端末装置において、同一原稿の画像データを順次同報送信しているときに上記相手先のうちの特定の相手先に対する新たな通信予約がなされた場合、上記同一原稿の画像データと新たな通信予約に対する原稿の画像データを一括して上記特定の相手先に送信する送信手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】 上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に関係無く送信中の送信が終了し次第行うことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
【請求項3】 上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に従って行うことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順次同報送信機能を備えたファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、順次同報送信機能を備えたファクシミリ装置が実用化されている。このファクシミリ装置では、複数の相手先毎に同一の同報用原稿を読み取ることなく、当該同報用原稿を1回のみ読み取り、複数の相手先を指定することにより、当該同報用原稿の画像データを複数の相手先に順次同報送信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例の順次同報送信機能を備えたファクシミリ装置において、同報用原稿を順次同報送信中に、同報送信予定の相手先に対して通信予約がなされた場合、同報送信のすべての相手先への送信が終了するまで当該通信予約された原稿の画像データを送信できないという問題点があった。
【0004】本発明の目的は以上の問題点を解決し、順次同報送信中に同報送信予定の相手先に対して通信予約がなされた場合、同報送信のすべての相手先への送信が終了するまでに当該通信予約された原稿の画像データを送信できるファクシミリ装置などの通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記載の通信端末装置は、同一原稿の画像データを複数の相手先に順次同報送信する順次同報送信機能を備えた通信端末装置において、同一原稿の画像データを順次同報送信しているときに上記相手先のうちの特定の相手先に対する新たな通信予約がなされた場合、上記同一原稿の画像データと新たな通信予約に対する原稿の画像データを一括して上記特定の相手先に送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の通信端末装置は、請求項1記載の通信端末装置において、上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に関係無く送信中の送信が終了し次第行うことを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3記載の通信端末装置は、請求項1記載の通信端末装置において、上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に従って行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0009】<実施形態>図1は、本発明に係る実施形態である、順次同報送信機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。この実施形態のファクシミリ装置20は、同一原稿である同報用原稿の画像データを複数の相手先に順次同報送信する順次同報送信機能を備えたファクシミリ装置であり、主制御部1は、同報用原稿の画像データを順次同報送信しているときに上記相手先のうちの特定の相手先に対する新たな通信予約がなされた場合、上記同一原稿の画像データと新たな通信予約に対する原稿の画像データを一括して上記特定の相手先に送信するように制御する(図4のステップS15)ことを特徴としている。
【0010】また、図1のRAM7内の短縮ダイヤルテーブル7aは、順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶し、主制御部1は、同報用原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に関係無く送信中の送信が終了し次第行う(図4のステップS21からS14)。さらに、主制御部1は、同報用原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に従って行う(図4のステップS19又はS20からS13)。
【0011】図1において、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、順次同報送信機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0012】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0013】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、少なくとも図3の順次同報先への別予約処理及び図4の順次同報送信処理のプログラムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0014】ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0015】以上のように構成された本実施形態のファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、順次同報送信機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0016】図2は、図1のRAM7内の短縮ダイヤルテーブル7aの一例を示す表である。短縮ダイヤルテーブル7aでは、図2に示すように、例えばワンタッチ番号(又は短縮番号でもよい。)毎に、相手先の電話番号、同報送信の優先順位、終了フラグ、別予約フラグの有/無の設定及び優先設定のデータが予め操作部5を用いて入力されて記憶される。ここで、終了フラグは順次同報送信の当該相手先の送信が終了したときに”1”にセットされ、別予約フラグの有/無は、順次同報送信中に当該順次同報送信の複数の相手先のうちの特定の相手先に通信予約したことを示す。また、その優先設定は当該通信予約時に短縮ダイヤルテーブル7aで予め記憶された同報送信の優先順位に従って行うときに”0”にリセットされる一方、同報送信の優先順位に従わず現在順次同報送信中の通信が終了次第優先して送信するときは”1”にセットされる。
【0017】図3は、図1のファクシミリ装置の主制御部1によって実行される順次同報先への別予約処理を示すフローチャートである。図3において、まず、ステップS1において相手先の電話番号を入力し、ステップS2において原稿を読み取りその画像データを画像メモリ8に格納し、ステップS3において短縮ダイヤルテーブル7aの別予約フラグの有/無を“1”にセットする。そして、ステップS4において「同報の他の相手先より優先しますか?」という内容を表示部4に表示し、ステップS5においてYES/NOキーが押下されたか否かが判断される。ステップS5でYESキーが押下されたときは、ステップS6において短縮ダイヤルテーブル7aの別予約フラグの優先を“1”にセットしてステップS8に進む。一方、ステップS5でNOキーが押下されたときは、ステップS7において別予約の優先を“0”にセットしてステップS8に進む。さらに、ステップS8では、これら順次同報送信のデータを短縮ダイヤルテーブル7aに格納して当該処理を終了する。
【0018】図4は、図1のファクシミリ装置の主制御部1によって実行される順次同報送信処理を示すフローチャートである。図4において、まず、ステップS11において短縮ダイヤルテーブル7a内の終了フラグをすべて0にリセットするとともに、別予約フラグの有/無及び優先を0にリセットする。次いで、ステップS12において同報用原稿を読み取り、読取った画像データを画像メモリ8に格納し、ステップS13において短縮ダイヤルテーブル7aの同報送信の優先順位で未送信の相手先に発呼する。
【0019】そして、ステップS14において当該相手先に別予約が有るか否かが判断され、YESのときはステップS15に進む一方、NOのときはステップS16に進む。ステップS15では、同報用原稿の画像データと別予約の原稿の画像データとを一括して送信してステップS17に進む。また、ステップS16では、同報用原稿の画像データを画像メモリ8から読み出して送信しステップS17に進む。ステップS17において当該相手先に対する終了フラグを1にセットし、ステップS18においてすべての相手先に対する処理が終了したか否かが判断され、YESのときは当該処理を終了する一方、NOのときはステップS19に進む。
【0020】さらに、ステップS19において未送信先でかつ別予約が有るか否かが判断され、YESのときはステップS20に進む一方、NOのときはステップS13に戻る。また、ステップS20において別予約は優先設定か否かが判断され、NOのときはステップS13に戻る一方、YESのときはステップS21に進む。ステップS21において別予約された同報相手先に発呼してステップS14に戻る。
【0021】以上説明したように、本実施形態によれば、主制御部1は、同報用原稿の画像データを順次同報送信しているときに上記相手先のうちの特定の相手先に対する新たな通信予約がなされた場合、上記同一原稿の画像データと新たな通信予約に対する原稿の画像データを一括して上記特定の相手先に送信するように制御する(図4のステップS16)。従って、順次同報送信の画像データと新たな送信予約の画像データとを一括送信するので、ファクシミリ通信の最初におけるトレーニングなどの時間などの回数を少なくすることができ、通信時間を短縮して通信料金を節約できる。
【0022】また、図1のRAM7内の短縮ダイヤルテーブル7aは、順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶し、主制御部1は、同報用原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に関係無く送信中の送信が終了し次第行う(図4のステップS21からS14)。従って、例えば、緊急を要する新たな通信予約の画像データを他の同報先に対して優先して送信することができ、操作性を向上させることができる。
【0023】さらに、主制御部1は、同報用原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に従って行う(図4のステップS19又はS20からS13)。従って、順次同報送信の優先順序を乱すことなく、予め決められた優先順位の順序で一括送信するので、先に画像データが届くべき部署への通信は維持され、また、通信時間を短縮することができるので、通信料金を節約できる。この処理は、特に、新たな通信予約の送信の優先順位が低い場合に有効である。
【0024】<変形例>以上の実施形態においては、ファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項1記載の通信端末装置によれば、同一原稿の画像データを複数の相手先に順次同報送信する順次同報送信機能を備えた通信端末装置において、同一原稿の画像データを順次同報送信しているときに上記相手先のうちの特定の相手先に対する新たな通信予約がなされた場合、上記同一原稿の画像データと新たな通信予約に対する原稿の画像データを一括して上記特定の相手先に送信する送信手段を備える。従って、順次同報送信の画像データと新たな送信予約の画像データとを一括送信するので、ファクシミリ通信などの最初におけるトレーニングなどの時間などの回数を少なくすることができ、通信時間を短縮して通信料金を節約できる。
【0026】また、請求項2記載の通信端末装置によれば、請求項1記載の通信端末装置において、上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に関係無く送信中の送信が終了し次第行う。従って、例えば、緊急を要する新たな通信予約の画像データを他の同報先に対して優先して送信することができ、操作性を向上させることができる。
【0027】さらに、請求項3記載の通信端末装置によれば、請求項1記載の通信端末装置において、上記順次同報送信の各相手先毎に送信優先順位を予め記憶する記憶手段をさらに備え、上記送信手段は、上記同一原稿の画像データを上記送信優先順位に従って上記複数の相手先に順次送信し、上記特定の相手先への一括送信を送信優先順位に従って行う。従って、順次同報送信の優先順序を乱すことなく、予め決められた優先順位の順序で一括送信するので、先に画像データが届くべき部署への通信は維持され、また、通信時間を短縮することができるので、通信料金を節約できる。この処理は、特に、新たな通信予約の送信の優先順位が低い場合に有効である。




 

 


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