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発明の名称 通信端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−8006(P2001−8006A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−179063
出願日 平成11年6月24日(1999.6.24)
代理人 【識別番号】100101948
【弁理士】
【氏名又は名称】柳澤 正夫
【テーマコード(参考)】
5C073
【Fターム(参考)】
5C073 BB03 CA02 CC01 CD22 CE01 
発明者 小谷 正樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 符号化された画像データを格納する画像メモリと、記録手段と、該記録手段で記録する画像データを格納するバッファメモリと、前記画像メモリ内の符号化された画像データを復号して少なくとも前記記録手段で選択可能な最大用紙サイズの画像データを前記バッファメモリに格納する制御手段を有していることを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】 符号化された画像データを格納する画像メモリと、記録手段と、該記録手段で記録する画像データを格納する複数のバッファメモリと、前記画像メモリ内の符号化された画像データを復号して少なくとも前記記録手段で選択可能な最大用紙サイズの画像データを前記バッファメモリの1つに格納するとともに該バッファメモリに格納した画像データのうち前記記録手段で該画像データを記録可能な最小用紙サイズに対応する領域以降の画像データを復号して他のバッファメモリの1つに格納する制御手段を有していることを特徴とする通信端末装置。
【請求項3】 前記制御手段は、第1のバッファメモリに格納した画像データのうち前記記録手段で該画像データを記録可能な最小用紙サイズに対応する領域以降の画像データを復号して第2のバッファメモリに格納している場合に、前記第1のバッファメモリの内容のうち記録する用紙サイズに応じた領域の画像データを前記記録手段で記録した後、前記第2のバッファメモリに格納した画像データの記録開始位置を前記用紙サイズに基づいて決定することを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された画像データを画像メモリに一旦格納し、所定サイズの記録用紙に記録する通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置などの通信端末装置においては、符号化されて送られてくる画像データを受信し、画像メモリに一旦格納した後に記録用紙に記録する自動受信機能を有しているものがある。このような通信端末装置において画像メモリ中の符号化された画像データを記録する際には、符号化された画像データを復号してバッファメモリに展開した後、記録部に転送して記録用紙に記録する。記録用紙の選択は、通信中に指示されたり、あるいは受信した画像データの幅から自動的に選択する。また、複数ページの画像データを受信して記録している途中で、選択している用紙がなくなった場合、使用可能な他の用紙に切り替えて記録する機能も有している。
【0003】符号化された画像データを復号するには時間がかかるため、バッファメモリを複数使用し、1つのバッファメモリに展開された画像データの記録を行っている間に、他のバッファメモリに次のページの画像データを展開することによって、連続して記録が行えるようにしたものもある。
【0004】一方、受信する画像データは、必ずしも記録する用紙のサイズと一致するとは限らず、例えば長尺の画像データを受信する場合がある。このような画像データを受信して記録する場合、例えば画像データの幅と、選択可能な用紙サイズとから最適な用紙を選択し、複数枚の用紙に分割して画像データを記録する。すなわち、選択した用紙サイズに基づいて、符号化された画像データを復号し、1つのバッファメモリに展開する。このとき入りきらなかった画像データは、他のバッファメモリに展開する。これを繰り返して行うことになる。
【0005】図8は、従来の通信端末装置において受信した画像データと該画像データをバッファメモリに展開したときの一例の説明図である。いま、図8(A)に示すような長尺の画像データを受信したとする。実際にはこのような画像データが符号化された状態で画像メモリに格納されている。
【0006】この画像データの幅はA4幅であるとする。この場合、記録する用紙として、A4の用紙が選択される。そして、画像データをA4サイズに合わせてバッファメモリに復号して展開して行く。これにより、1つのバッファメモリには図8(B)に示すようにA4サイズの画像データが展開される。この復号処理は、前のページの記録動作と並行して行われる。また、このバッファメモリへの展開が終了し、他のバッファメモリが空いていれば、そのバッファメモリに対して、図8(C)に示すように、続きの画像データを復号し、A4サイズの画像データとして展開する。
【0007】図8(B)に示すようにバッファメモリにA4サイズの画像データが展開され、記録を開始しようとしたとき、前のページの記録を行ったところでA4サイズの用紙がなくなってしまった場合、例えばB4サイズの用紙が選択されて記録を行う。しかしバッファメモリには、図8(B)に示すようにA4サイズの画像データしか展開しておらず、そのまま記録動作を行った場合、長尺の画像データであるにもかかわらず、余白を多く残すことになってしまう。これでは新たに選択した用紙を有効に利用できない。そのため、図8(D)に示すように、新たに選択されたB4サイズにあわせて改めて復号してバッファメモリに画像データを展開する。画像データの展開後、新たに選択されたB4の用紙に記録を行うことになる。
【0008】もちろん、図8(C)に示すように、他のバッファメモリにA4サイズで展開していた画像データも、そのまま記録することはできない。図8(D)に示すように展開された画像データを記録している間に、図8(E)に示すようにB4サイズに合わせて改めて復号し、バッファメモリに展開することになる。
【0009】このように、符号化された画像データを記録を行う前に復号し、その時点で最適な用紙サイズに従ってバッファメモリに展開しているため、実際に記録を行う時点において使用すべき用紙がなく、異なるサイズの用紙を使用する場合は、改めて新たな用紙サイズに合わせて画像データの復号をやり直す必要があった。そのため、用紙を変更する際には記録に時間がかかるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、記録すべき用紙が変更になった場合でも、画像データを高速に記録することができる通信端末装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信端末装置において、符号化された画像データを格納する画像メモリと、記録手段と、該記録手段で記録する画像データを格納するバッファメモリと、前記画像メモリ内の符号化された画像データを復号して少なくとも前記記録手段で選択可能な最大用紙サイズの画像データを前記バッファメモリに格納する制御手段を有していることを特徴とするものである。
【0012】このような構成によれば、バッファメモリには少なくとも前記記録手段で選択可能な最大用紙サイズの画像データが格納されているので、例えば用紙サイズが変更されても変更後の用紙サイズに記録できる画像データがバッファメモリに格納されており、新たに復号することなく記録を行うことができる。そのため、例えば用紙切れなどによって用紙サイズが変更される場合でも、高速に記録することができる。
【0013】また本発明は、通信端末装置において、符号化された画像データを格納する画像メモリと、記録手段と、該記録手段で記録する画像データを格納する複数のバッファメモリと、前記画像メモリ内の符号化された画像データを復号して少なくとも前記記録手段で選択可能な最大用紙サイズの画像データを前記バッファメモリの1つ(例えば第1のバッファメモリ)に格納するとともに、その第1のバッファメモリに格納した画像データのうち前記記録手段で該画像データを記録可能な最小用紙サイズに対応する領域以降の画像データを復号して他のバッファメモリの1つ(例えば第2のバッファメモリ)に格納する制御手段を有していることを特徴とするものである。
【0014】第1のバッファメモリについては、上述のように用紙サイズの変更にも対応することができる。またこの発明では、第2のバッファメモリについても、用紙サイズの変更により改めて復号をやり直す必要はない。第2のバッファメモリに格納されている画像データを記録する際には、画像データの記録開始位置を、第1のバッファメモリに格納された画像データを記録した用紙サイズに基づいて決定すればよい。すなわち、用紙サイズが変更された場合には、第2のバッファメモリに格納されている画像データのうち、記録すべき領域を変更するのみでよく、第2のバッファメモリに展開されている画像データをそのまま用いることができる。そのため、第2のバッファメモリについても改めて復号をやり直す必要はなく、高速に記録を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は主制御部、2は表示部、3は操作部、4は読取部、5はバッファメモリ、6は記録部、7は用紙カセット、8は用紙センサ、9はNCU、10はモデム、11は画像メモリ、12はRAM、13はROM、14はバスはである。本発明の通信端末装置においては、少なくともファクシミリ受信機能を有しており、ファクシミリ送信機能やコピー機能なども有している。もちろん、プリンタ機能などの他の機能を有していてもよい。
【0016】主制御部1は、装置全体を制御し、各部を動作させて、ファクシミリ送受信機能や、コピー機能など、各種の機能を実行する。特にファクシミリ受信機能においては、NCU9,モデム10を介して受信した符号化された画像データを画像メモリ11に一旦格納する。その後、画像メモリ11から符号化された画像データを読み出し、復号してバッファメモリ5に画像データを展開する。そして、バッファメモリ5内の画像データを記録部6に記録させる。符号化された画像データを復号してバッファメモリ5に展開する際には、記録部6において記録可能な最大用紙サイズ以上の大きさの画像データとして展開する。また、図1に示すようにバッファメモリ5を複数利用できる構成では、1つのバッファメモリ5の内容を記録部6が記録している間に、他のバッファメモリ5に対して画像データの展開を行う。
【0017】長尺の画像データを記録出力する際には、1つの画像データを複数枚の記録用紙に分割して記録することになる。このような場合には、上述のように1つのバッファメモリ5に記録部6で記録可能な最大用紙サイズ以上の大きさの画像データとして展開する。それとともに、展開した画像データのうち記録部6でその画像データを記録可能な最小用紙サイズに対応する領域以降について、符号化されている画像データを復号して、他の1つのバッファメモリ5に格納する。このときも、記録部6で記録可能な最大用紙サイズ以上の大きさの画像データとして展開する。望ましくは、幅が最大用紙サイズの幅以上で、長さが最大用紙サイズの長さの2倍から最小用紙サイズの長さを引いた長さ以上の大きさの画像データとして展開しておくとよい。記録部6で記録を行う際には、先に記録を行った用紙サイズに基づいて記録開始位置を決定し、記録領域を制御することによって、連続した画像を各用紙に分割して記録することができる。
【0018】さらにファクシミリ受信時には、通信手順の中で指定された用紙サイズあるいは画像データの幅から用紙サイズを検出し、その用紙サイズに画像データの記録が行われるように記録部6に用紙を選択させる。複数枚の用紙を用いて記録を行っている途中で用紙がなくなった場合には、画像データを記録可能な他のサイズの用紙に切り替えて記録を行うように、記録部6を制御する。
【0019】なお主制御部1は、ファクシミリ送信時には、読取部4に画像を読み取らせてバッファメモリ5に格納させ、バッファメモリ5に読み込まれた画像データを符号化し、メモリ送信時には画像メモリ11に蓄積した後、モデム10およびNCU9を介して相手先へ送信する。また、コピー機能時には、バッファメモリ5に読み込まれた画像データを、直接、記録部6により記録するほか、一旦符号化して画像メモリ11に蓄積した後、復号してバッファメモリ5に格納し、記録部6により記録することもできる。
【0020】表示部2は、使用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。例えばファクシミリ受信した場合には、受信時の送信相手先や受信枚数などの受信状態を表示することができる。また、記録出力時にも記録ページ数などの情報を表示することができる。操作部3は、使用者からの情報の入力や、装置に対する各種の指示を行う際に用いられる。これら表示部2および操作部3を用いて、各種の機能設定を行うことができる。
【0021】読取部4は、主制御部1からの指示に従い、ファクシミリ送信機能により送信すべき画像データ、あるいはコピー機能によりコピーすべき画像データを、それぞれの機能に適した画質で読み取り、バッファメモリ5に格納する。読取部4としては、例えばイメージスキャナやデジタルカメラなどの種々の画像入力機器で構成することができる。
【0022】バッファメモリ5は、読取部4で読み取った画像データ、あるいは記録部6で記録する画像データを一時的に格納する。この例ではバッファメモリ5は2つ設けられている。あるいは2ページ分の領域を有している。もちろん、2つあるいは2ページ分に限らず、1ページ分のみの1つのバッファメモリのみで構成したり、あるいは、3個または3ページ分の領域以上で構成してもよい。1つあるいは1ページ分のバッファメモリ5は、記録部6において用いられる最大用紙サイズ以上の画像データを格納できるだけの容量をそれぞれ有している。2以上のバッファメモリ5を設ける場合、望ましくは、幅が最大用紙サイズの幅以上、長さが最大用紙サイズの長さの2倍から最小用紙サイズの長さを引いた長さ以上の大きさの画像データを格納できる容量以上の容量を有しているとよい。それぞれのバッファメモリ5は、個別に読み出しあるいは書き込みを行うことができる。これにより、一方のバッファメモリ5から画像データを読み出している間に、他方のバッファメモリ5に画像データを書き込むことが可能であり、効率的にバッファメモリ5を利用することができる。またこの例では、バッファメモリ5は読取部4および記録部6に接続されており、バス14を介さずに読取部4で読み取った画像データを記録部6で記録することが可能である。なお、このバッファメモリ5は、例えばRAM12や画像メモリ11の一部の領域として構成することも可能である。
【0023】記録部6は、ファクシミリ受信した画像データやコピーする画像データなどをバッファメモリ5から読み出し、主制御部1によって指示された用紙上に画像を形成する。また、装置からのメッセージなど、他の種々の情報を用紙上に記録してもよい。この記録部6としては、例えば電子写真方式やインクジェット方式、感熱方式など、種々の記録方式を適用することができる。
【0024】記録部6には、例えば複数のサイズの用紙を用紙カセット7に装填することができる。用紙カセット7には、用紙センサ8が設けられており、用紙カセット7に装填される用紙のサイズ(大きさおよび向き)および用紙の有無を検知することができる。用紙センサ8の検知結果は主制御部1に伝えられ、用紙の選択処理に用いられる。図1では用紙カセット7として3段の例を示しているが、これに限らず、1段、2段、あるいは4段以上であってもよい。また、さらに手差しトレイなどを有していてもよい。
【0025】NCU9は、回線を制御して相手先の通信端末装置との通信を行う。モデム10は、送受信する画像データの変復調を行う。NCU9及びモデム10を用い、画像データの送信及び受信を行う。
【0026】画像メモリ11は、読取部4で読み取った画像データや、ファクシミリ受信した画像データを格納する。その他、処理中の画像データなどを格納することもできる。画像メモリ11への格納の際には、符号化(圧縮)処理によってデータ量を減少させておく。なお、この画像メモリ11として、例えばRAM12の一部の領域を割り当ててもよい。
【0027】RAM12は、主制御部1や他の各部の処理においてデータの保存等に用いられる。なお、バッファメモリ5や画像メモリ11と共用してもよい。ROM13は、主制御部1の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどを格納している。
【0028】バス14は、主制御部1,表示部2,操作部3,読取部4,バッファメモリ5,記録部6,NCU9,モデム10,画像メモリ11,RAM12,ROM13等を互いに接続し、各部相互間のデータ転送を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス14に接続されていてもよい。
【0029】次に、本発明の通信端末装置の実施の一形態における動作の一例について説明する。ここでは、画像データをファクシミリ受信し、用紙に記録するまでの処理について説明する。以下の説明では、画像データを受信してバッファメモリ5に展開するまでの画像データ展開処理と、バッファメモリ5に格納された画像データを記録部6で記録する記録出力処理の2つの処理に分けて説明する。なお、以下の説明ではバッファメモリ5は2個あるいは2つの領域を有しているものとし、交互に使用する場合の動作例を示している。2つのバッファメモリを便宜上、それぞれ第1のバッファメモリ、第2のバッファメモリと呼ぶことにする。
【0030】図2、図3は、本発明の通信端末装置の実施の一形態において画像データを受信してバッファメモリに展開する画像データ展開処理の動作の一例を示すフローチャートである。相手先の通信端末装置から画像データが送られてくると、NCU9及びモデム10を介して画像データを受信する。そしてS21において、受信した画像データをそのまま、あるいは、符号化し直して画像メモリ11に格納する。なお、メモリ受信機能を利用する場合には、1通信で送られてくる複数の画像データを受信して画像メモリ11に格納することになる。以下の説明では、そのうちの1つの画像データについての展開処理を示している。画像データが複数存在する場合には、以下の処理を画像データの数だけ繰り返せばよい。
【0031】1つの画像データが画像メモリ11に格納されると、S22において、終了ステータス、バッファ1ステータス、バッファ2ステータスをOFFに初期化する。終了ステータスは、後述する記録出力処理に対して、1つの画像データについての展開処理が終了したことを知らせるために使用する。またバッファ1ステータス、バッファ2ステータスは、それぞれ、第1,第2のバッファメモリに画像データを展開したことを、後述する記録出力処理に対して知らせるために使用する。さらにS23において、記録部6の用紙カセット7に装填されている用紙サイズを、例えば用紙センサ8などによって検出し、用紙最小長を変数aに、用紙最大長を変数bに格納する。
【0032】S24において、画像メモリ11に格納されている符号化された画像データを最初から読み出し、復号して第1のバッファメモリに格納する。このとき、少なくとも記録部6で利用できる最大の用紙サイズ以上の大きさに展開しておく。もちろん、1つの画像データがバッファメモリ内に収まる場合には、1つの画像データが終了するまで復号して第1のバッファメモリに展開すればよい。そしてS25において、バッファ1ステータスをONにして、第1のバッファメモリ内に画像データが展開されたことを後述する記録出力処理に知らせる。
【0033】S26において、1つの画像データについてすべて展開し終えたか否かを判定し、展開が終了していればS27において終了ステータスをONにして1つの画像データに対する展開処理を終了する。
【0034】記録すべき画像データが画像メモリ11内に残っていれば、S28において、画像データの先頭から変数aが示す長さだけ進めた位置から画像データの復号及び第2のバッファメモリへの展開を行う。すなわち、記録部6で画像データを記録できる最小の用紙サイズだけ、第1のバッファメモリ内の画像よりも後ろの画像データを第2のバッファメモリに展開することになる。展開する大きさは、第1のバッファメモリの場合と同様に少なくとも記録部6で利用できる最大の用紙サイズ以上、望ましくは幅が最大用紙サイズの幅以上、長さが最大用紙サイズの長さの2倍から最小用紙サイズの長さを引いた長さ以上の大きさに展開しておくとよい。この場合、第1のバッファメモリに展開した画像データと一部重複する画像データが第2のバッファメモリに展開されることになる。なお、途中で画像データがなくなる場合には、画像データの終了まで復号して第2のバッファメモリに展開すればよい。そしてS29において、バッファ2ステータスをONにして、第2のバッファメモリ内に画像データが展開されたことを後述する記録出力処理に知らせる。
【0035】S30において、1つの画像データについてすべて展開し終えたか否かを判定し、展開が終了していればS27において終了ステータスをONにして1つの画像データに対する展開処理を終了する。
【0036】まだ記録すべき画像データが残っている場合には、さらに画像データの復号及び展開を行うが、2つのバッファメモリに画像データを展開したので、空いているバッファメモリがない。そのため、第1のバッファメモリに展開した画像データが記録部6で記録されるのを待つ。そのためにS31において、バッファ1ステータスを調べ、バッファ1ステータスがONになっている間だけ待つ。
【0037】第1のバッファメモリに格納されている画像データが記録部6に記録出力されると、バッファ1ステータスがOFFになり、第1のバッファメモリへの画像データの展開が可能になる。まずS32において、S23と同様に、記録部6の用紙カセット7に装填されている用紙サイズを、例えば用紙センサ8などによって検出し、用紙最小長を変数aに、用紙最大長を変数bに格納する。これは、途中で用紙がなくなってしまった場合に対応するための処理であり、改めて使用できる用紙の最小長及び最大長を設定する。
【0038】S33において、画像メモリ11に格納されている符号化された画像データのうち、直前に第1のバッファメモリに展開した画像データのうち、実際に記録された後端位置から変数aが示す長さ(用紙最小長)だけ進めた位置を先頭位置として、画像データの復号及び第1のバッファメモリへの展開を行う。展開する大きさは、少なくとも記録部6で利用できる最大の用紙サイズ以上の大きさに展開しておく。この場合も、第2のバッファメモリに展開されている画像データと一部重複するように第1のバッファメモリに画像データを展開することになる。途中で画像データがなくなる場合には、画像データの終了まで復号して第1のバッファメモリに展開すればよい。そしてS34において、バッファ1ステータスをONにして、第1のバッファメモリ内に画像データが展開されたことを後述する記録出力処理に知らせる。
【0039】S35において、1つの画像データについてすべて展開し終えたか否かを判定し、展開が終了していればS27において終了ステータスをONにして1つの画像データに対する展開処理を終了する。
【0040】まだ記録すべき画像データが残っている場合には、さらに画像データの復号及び展開を行うが、その前に第2のバッファメモリに展開した画像データが記録部6で記録されるのを待つ。そのためにS36において、バッファ2ステータスを調べ、バッファ2ステータスがONになっている間だけ待つ。
【0041】第2のバッファメモリに格納されている画像データが記録部6に記録出力されると、バッファ2ステータスがOFFになり、第2のバッファメモリへの画像データの展開が可能になる。S32と同様に、途中で用紙がなくなってしまった場合に対応するため、S37において改めて使用できる用紙の最小長及び最大長を設定する。すなわち、記録部6の用紙カセット7に装填されている用紙サイズを検出し、用紙最小長を変数aに、用紙最大長を変数bに格納する。
【0042】S38において、画像メモリ11に格納されている符号化された画像データのうち、直前に第2のバッファメモリに展開した画像データのうち、実際に記録された後端位置から変数aが示す長さ(用紙最小長)だけ進めた位置を先頭位置として、画像データの復号及び第2のバッファメモリへの展開を行う。これは、第1のバッファメモリに展開された画像データを記録する際に、最小サイズの用紙が選択された場合にも対応できるようにするためのものである。展開する大きさは、少なくとも記録部6で利用できる最大の用紙サイズ以上の大きさ、望ましくは、幅が最大用紙サイズの幅以上、長さが最大用紙サイズの長さの2倍から最小用紙サイズの長さを引いた長さ以上の大きさの画像データとして展開するとよい。この場合も、第1のバッファメモリに展開されている画像データと一部重複するように第2のバッファメモリに画像データを展開することになる。途中で画像データがなくなる場合には、画像データの終了まで復号して第2のバッファメモリに展開すればよい。そしてS39において、バッファ2ステータスをONにして、第2のバッファメモリ内に画像データが展開されたことを後述する記録出力処理に知らせる。
【0043】S40において、1つの画像データについてすべて展開し終えたか否かを判定し、展開が終了していればS27において終了ステータスをONにして1つの画像データに対する展開処理を終了する。記録すべき画像データが画像メモリ11内に残っていれば、第1のバッファメモリに画像データを展開すべく、S31に戻る。以後、1つの画像データがなくなるまで、第1のバッファメモリと第2のバッファメモリに対して交互に、画像データを復号して展開して行くことになる。
【0044】図4、図5は、本発明の通信端末装置の実施の一形態においてバッファメモリ5に格納された画像データを記録部6で記録する記録出力処理の動作の一例を示すフローチャートである。記録出力処理は、上述の画像データ展開処理によってバッファメモリに画像データが展開されるまでは何もしない。すなわち、S51においてバッファ1ステータスを調べ、バッファ1ステータスがOFFの間は待機している。
【0045】バッファ1ステータスがONになると、S52において画像データの幅を検出し、S53において、画像データの幅に対応する用紙を選択する。用紙の選択は、例えば画像データの幅と使用する用紙の順位を対応付けた用紙選択テーブルを設けておき、この用紙選択テーブルから順位の高い用紙を選択すればよい。図6は、用紙選択テーブルの一例の説明図である。ここでは記録部6に備えられている3つの用紙カセット7にB4,A4,B5R(B5用紙を90°回転させたサイズ)の用紙がそれぞれ装填されているものとする。この場合、画像データの幅がA4幅であればA4サイズの用紙を優先して選択し、A4サイズの用紙がない場合にはB4サイズの用紙を、さらにB4サイズの用紙がない場合にはB5Rの用紙を選択する。また、画像データの幅がB4幅の場合にはB4サイズの用紙を優先して選択し、B4サイズの用紙がない場合にはA4サイズの用紙を、さらにA4サイズの用紙がない場合にはB5Rサイズの用紙を選択することを示している。もちろんこの例に限られるものではなく、任意の順位を設定可能である。また、記録部6に装填されている用紙サイズに応じて用紙選択テーブルを適宜組んでおくとよい。なお、画像データのサイズは、ファクシミリ受信した場合には通常はA4幅あるいはB4幅である。もちろん、他の画像データのサイズに対しても用紙選択テーブルを設けておいてもよい。
【0046】S54において、S53で選択された用紙サイズが記録部6に存在するか否かを判定する。例えば記録部6の用紙センサ8などによって判定可能である。もし、選択された用紙サイズが例えば用紙切れなどで存在しない場合には、S53に戻って次の順位の用紙を選択する。選択された用紙サイズが存在すれば、S55において、S53で選択した用紙サイズを使用することを決定する。
【0047】S56において、第1のバッファメモリの未記録領域の先頭から、S55で決定した用紙サイズの用紙長分の画像データを記録部6に転送する。最初は第1のバッファメモリの先頭から用紙長分の画像データを記録部6に転送することになる。記録部6は、転送されてきた画像データに基づいて、S55で決定した用紙サイズの用紙に画像を記録する。これにより用紙1枚分の画像が記録出力される。
【0048】通常の用紙サイズに適合した大きさの画像データでは、この1回の記録出力によって、1つの画像データについてはすべて出力されたことになる。しかし、長尺の画像データなどでは、1枚の用紙に記録出力しただけでは足りず、2枚目以降の用紙に分割して出力する必要がある。この場合、画像データがある程度の長さ以内であれば第1のバッファメモリに収まっている。また、それより長い画像データである場合には、第2のバッファメモリにも展開されている。前者の場合には、画像データ展開処理はもう終了しているので終了ステータスがONになっているが、第1のバッファメモリに未記録の画像データが残っている。また後者の場合には、終了ステータスはOFFのままであり、第2のバッファメモリへの展開処理が終了した時点でバッファ2ステータスがONになる。S57〜S59では、これらの場合および記録出力の終了について判定を行っている。
【0049】S57において、バッファ2ステータスがONかOFFかを判定する。バッファ2ステータスがOFFの場合には、さらにS58において、終了ステータスがONかOFFかを判定する。終了ステータスがOFFのままの場合には、画像データ展開処理において、画像データの展開処理を続行中、すなわち第2のバッファメモリへの画像データの展開を行っていることが考えられる。そのため、S57へ戻ってバッファ2ステータスの判定を繰り返す。
【0050】終了ステータスがONの場合には、画像データ展開処理における画像データの展開は終了している。またこの場合にはバッファ2ステータスがOFFであるから、第2のバッファメモリへの画像データの展開は行われていない。S59において、第1のバッファメモリに未記録の画像データが残っているか否かを判定し、未記録の画像データが残っている場合にはS53に戻り、その未記録の画像データについて記録出力を行う。すなわち、S53〜S55で用紙を選択し、S56において未記録部分の画像データについて、用紙長分の画像データを記録部6に転送して記録出力を行う。第1のバッファメモリに未記録の画像データが存在する限り、この処理を繰り返すことになる。
【0051】終了ステータスがONであり、またバッファ2ステータスがOFFであり、第1のバッファメモリに未記録の画像データがなくなったら、この記録出力処理を終了する。
【0052】S57においてバッファ2ステータスがONになったことを検出すると、S60においてバッファ1ステータスをOFFにして第1のバッファメモリを解放し、第2のバッファメモリに展開された画像データの記録出力を行う。S61〜S63において、上述のS53〜S55と同様の処理によって用紙サイズを決定した後、S64において、第2のバッファメモリから用紙サイズに対応する画像データを記録部6に転送する。このとき、第1のバッファメモリに展開された画像データを記録部6に転送した終端位置と、第2のバッファメモリから転送する画像データの先頭位置が連続するように、第2のバッファメモリ内の画像データの領域を設定し、記録部6に転送する。すなわち、第1のバッファメモリにおいて記録を開始する位置と記録する用紙サイズによって記録する終端位置が分かるので、その第1のバッファメモリにおける終端位置に対応する第2のバッファメモリ中の画像データの位置を求め、その位置を先頭位置として記録を開始すればよい。第2のバッファメモリには、画像データの先頭から、あるいは、直前に第2のバッファメモリから画像データを転送したときの記録終了位置から、記録部6で記録可能な最小用紙長だけ先の位置から画像データを展開している。そのため、第1のバッファメモリから転送した画像データを記録した用紙長と最小用紙長との差分だけ、第2のバッファメモリの先頭からずれた位置を先頭位置として、用紙サイズの画像データを記録部6に転送すればよい。
【0053】S65〜S67は、S57〜S59と同様の判定処理であり、S65においてバッファ1ステータスがONかOFFかを判定し、バッファ1ステータスがONであれば第1のバッファメモリに画像データが展開されていることを示し、S68以降の処理において第1のバッファメモリからの記録出力を行う。バッファ1ステータスがOFFである場合には、さらにS66において終了ステータスがONかOFFかを判定する。終了ステータスがOFFのままの場合には、画像データ展開処理において、第1のバッファメモリへの画像データの展開を行っていることが考えられる。そのため、S65へ戻ってバッファ1ステータスの判定を繰り返す。終了ステータスがONの場合には、S67において、第2のバッファメモリに未記録の画像データが残っているか否かを判定し、未記録の画像データが残っている場合にはS61へ戻り、その未記録の画像データについて記録出力を行う。終了ステータスがONであり、またバッファ1ステータスがOFFであり、第2のバッファメモリに未記録の画像データがなくなったら、この記録出力処理を終了する。
【0054】S65においてバッファ1ステータスがONになったことを検出すると、S68においてバッファ2ステータスをOFFにして第2のバッファメモリを解放し、第1のバッファメモリに展開された画像データの記録出力を行う。S69〜S71において、上述のS53〜S55と同様の処理によって用紙サイズを決定した後、S72において、第1のバッファメモリから用紙サイズに対応する画像データを記録部6に転送する。このとき、S64と同様に、第2のバッファメモリに展開された画像データを記録部6に転送した終端位置と、第1のバッファメモリから転送する画像データの先頭位置が連続するように、第1のバッファメモリ内の画像データの領域を設定し、記録部6に転送する。すなわち、第2のバッファメモリにおいて記録を開始する位置と記録する用紙サイズによって記録する終端位置が分かるので、その第2のバッファメモリにおける終端位置に対応する第1のバッファメモリ中の画像データの位置を求め、その位置を先頭位置として記録を開始すればよい。第1のバッファメモリには、直前に第1のバッファメモリから画像データを転送したときの記録終了位置から、記録部6で記録可能な最小用紙長だけ先の位置から画像データを展開している。そのため、第2のバッファメモリから転送した画像データを記録した用紙長と最小用紙長との差分だけ、第1のバッファメモリの先頭からずれた位置を先頭位置として、用紙サイズの画像データを記録部6に転送すればよい。
【0055】S73〜S75は、S57〜S59と同じ判定処理であり、S73においてバッファ2ステータスがONかOFFかを判定し、バッファ2ステータスがONであればS60に進み、バッファ1ステータスをOFFにして第1のバッファメモリを解放し、第2のバッファメモリに展開された画像データの記録出力を行う。バッファ2ステータスがOFFである場合には、さらにS74において終了ステータスがONかOFFかを判定する。終了ステータスがOFFのままの場合には、画像データ展開処理において、第2のバッファメモリへの画像データの展開を行っていることが考えられる。そのため、S73へ戻ってバッファ2ステータスの判定を繰り返す。終了ステータスがONの場合には、S75において、第1のバッファメモリに未記録の画像データが残っているか否かを判定し、未記録の画像データが残っている場合にはS69へ戻り、その未記録の画像データについて記録出力を行う。終了ステータスがONであり、またバッファ2ステータスがOFFであり、第1のバッファメモリに未記録の画像データがなくなったら、この記録出力処理を終了する。
【0056】図7は、本発明の通信端末装置の実施の一形態における動作の具体例の説明図である。上述のファクシミリ受信した画像データを用紙に記録するまでの動作を、具体例を用いて説明する。図7(A)は、図8(A)に示した例と同様、受信した画像データの一例を示している。ここではA4幅で長尺の画像データであるものとする。なお、記録部6の用紙カセットにはA4,B4,B5Rの3種類の用紙サイズの用紙が装填されているものとし、図6に示した用紙選択テーブルが設定されているものとする。この場合の用紙最小長はB5サイズの幅であり、用紙最大長はB4サイズの長さである。またここでは、第1及び第2のバッファメモリは、それぞれがA2サイズの画像データを格納できる容量を有しているものとする。
【0057】まず、画像データ展開処理のS24において、符号化された画像データの先頭から復号し、第1のバッファメモリに展開する。このとき、バッファメモリの大きさであるA2サイズの長さまで展開する。これによって、図7(B)に示すように展開される。画像データ展開処理は、バッファ1ステータスをONにして記録出力処理に対して第1のバッファメモリ内の画像データを記録するように指示する。この場合、まだ画像データは終了していないので、画像データの先頭から用紙最小長であるB5サイズの幅だけ進めた位置から、符号化された画像データの復号を行い、第2のバッファメモリへの展開を行う。これによって、第2のバッファメモリには図7(C)に示すように画像データが展開される。
【0058】一方、記録出力処理では第1のバッファメモリに画像データが展開されたことをバッファ1ステータスがONになったことによって検知する。そして用紙サイズを決定して、その用紙サイズに合った領域の画像データを記録部6に転送し、記録させる。この例では、画像データの幅はA4であり、図6に示した用紙選択テーブルから用紙サイズとしてまずA4サイズが選択される。
【0059】ここで、例えばA4サイズの用紙が記録部6の用紙カセット7に装填されていれば、記録する用紙サイズをA4サイズに決定して、第1のバッファメモリの先頭からA4サイズの領域の画像データを記録部6に転送して、A4サイズの用紙に記録する。この場合、図7(B)に点線で示す領域の画像データが記録部6に転送され、記録されることになる。
【0060】また、例えばA4サイズの用紙が記録部6の用紙カセット7に装填されていない場合には、次の順位の用紙サイズ、例えばB4サイズを選択する。B4サイズの用紙が用紙カセット7に装填されていれば、記録する用紙サイズをB4サイズに決定する。そして、第1のバッファメモリの先頭からB4サイズの領域の画像データを記録部6に転送して、B4サイズの用紙に記録する。この場合、図7(B)に一点鎖線で示す領域の画像データが記録部6に転送され、記録されることになる。このとき、第1のバッファメモリにはA2サイズの画像データが展開されているので、改めて復号及びバッファメモリへの展開を行わなくてもよい。そのため、異なる用紙サイズが選択されても高速に記録を行うことができる。
【0061】その後、第2のバッファメモリに画像データが展開されると、バッファ2ステータスがONになる。バッファ1ステータスをOFFにして第1のバッファメモリを解放した後、第2のバッファメモリに展開されている画像データから、第1のバッファメモリの記録時に記録を完了した終端位置から、決定した用紙サイズに合わせて画像データを記録部6に転送し、記録を行う。例えば第1のバッファメモリからの記録動作においてA4サイズの画像データを記録した場合には、図7(C)に点線で示す領域の画像データが記録部6に転送されて記録されることになる。また、例えば第1のバッファメモリからの記録動作においてB4サイズの画像データを記録した場合には、図7(C)に一点鎖線で示す領域の画像データが記録部6に転送されて記録されることになる。このように、第2のバッファメモリに展開された画像データを記録する場合には、第1のバッファメモリに展開された画像を記録したときの用紙サイズによって、転送を開始する位置が異なってくるし、転送する領域の大きさも異なる。しかし、第2のバッファメモリには、この例ではA2サイズとして画像データを展開しているので、新たに復号して展開し直す必要はなく、高速に記録を行うことができる。
【0062】この例では、第2のバッファメモリに画像を展開した後も、まだ展開できない符号化された画像データが残っている。そのため、記録出力処理において第1のバッファメモリ内の画像データを記録し、バッファ1ステータスをOFFにすると、画像データ展開処理は再び第1のバッファメモリに対して画像データを展開する。新たに第1のバッファメモリに展開する画像データの先端位置は、この後端位置から最小用紙長だけ先の位置とする。そのため、展開する領域は直前に第1のバッファメモリに展開した画像データを記録した大きさによって異なる。すなわち、図7(B)に示したように、A4サイズの用紙を用いたときとB4サイズの用紙を用いたときとで、記録が終了している後端位置が異なってくる。それぞれの後端位置から最小用紙長だけ進めた位置を先端位置として、第1のバッファメモリに画像データを展開することになる。例えば直前の第1のバッファメモリ内の画像データを記録する際にA4サイズの用紙を用いた場合には、図7(D)に示すような画像データが第1のバッファメモリに展開される。また、例えば直前の第1のバッファメモリ内の画像データを記録する際にB4サイズの用紙を用いた場合には、図7(E)に示すような画像データが第1のバッファメモリに展開される。
【0063】いずれの場合においても、第1のバッファメモリ内で画像データの展開が終了する。そのため、画像データ展開処理においては、バッファ1ステータスをONにするとともに、終了ステータスをONにする。
【0064】記録出力処理では、上述のように第2のバッファメモリに展開された画像データをS64で記録出力した後、バッファ1ステータスがONであるのでS72において第1のバッファメモリ内の画像データを、決定した用紙サイズに応じて記録部6に転送し、記録を行う。
【0065】このようにして、長尺の画像データを複数枚の用紙に分割して記録出力する場合に、用紙サイズが直前の記録時と異なる場合でも、改めて復号及びバッファメモリ5への展開を行う必要がないので、高速に記録を行うことができる。
【0066】なお、上述の例ではバッファメモリが2つ存在する場合について説明したが、3つ以上のバッファメモリを用いて、記録に先行して復号及び展開を行う場合についても、同様にして本発明を適用することができる。また、上述の説明では各バッファメモリの大きさをA2サイズとしたが、これは一例であって、記録部6で記録できる最大サイズ以上の容量を有していればよく、望ましくは幅が最大用紙サイズの幅以上、長さが最大用紙サイズの長さの2倍から最小用紙サイズの長さを引いた長さ以上の大きさの画像データを格納できる容量以上の容量を有しているとよい。もちろん、装填しておく用紙サイズや、選択する用紙サイズの順位なども任意である。
【0067】また、上述の説明では、ファクシミリ受信した画像データを記録出力する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えばLAN等のインタフェースを有する装置において、LAN経由で受け取った画像データを印刷する場合についても同様である。この場合、読取装置を有しないプリンタとして構成することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、記録途中で用紙が無くなって、異なるサイズの用紙を用いる場合であっても、バッファメモリに画像データを再度復号して展開する必要がなく、高速に記録を行うことができる。特に、複数のバッファメモリを用いて記録に先行して復号し、展開した画像データについても、異なる用紙を用いる場合でも再度の復号及び展開を行う必要がないため、高速な記録を実現することができるという効果がある。




 

 


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