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発明の名称 コードイメージ読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−5906(P2001−5906A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−175484
出願日 平成11年6月22日(1999.6.22)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5B072
【Fターム(参考)】
5B072 CC21 DD23 HH13 
発明者 西下 英樹 / 福田 弘之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 記録すべきデータと検査パリティとからなる誤り訂正符号データが光学的に読取可能なコードイメージとして印刷記録された記録媒体から、前記コードイメージを光学的に読み取るコードイメージ読取装置において、前記コードイメージを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像されたコードイメージを処理して前記誤り訂正符号データを生成する誤り訂正符号データ生成手段と、前記撮像手段で撮像されたコードイメージの撮像状態を判定する撮像状態判定手段と、前記撮像状態判定手段で判定されたコードイメージの撮像状態に基づいて、前記誤り訂正符号データ生成手段で生成される誤り訂正符号データの消失エラー位置を推定する消失エラー位置推定手段と、前記消失エラー位置推定手段で推定された消失エラー位置に基づいて、前記誤り訂正符号データ生成手段で生成された誤り訂正符号データの誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、を具備することを特徴とするコードイメージ読取装置。
【請求項2】 前記撮像状態判定手段は、前記撮像手段で撮像された撮像画面から輝度に関する情報を抽出して前記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定し、前記消失エラー位置推定手段は、この抽出された輝度に関する情報に基づいて、前記消失エラー位置を推定することを特徴とする請求項1に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項3】 前記撮像状態判定手段は、前記撮像手段で撮像された撮像画面を複数に分割して形成された各領域毎に前記輝度に関する情報を抽出して、前記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定するように構成され、前記消失エラー位置推定手段は、この各領域毎に抽出された輝度に関する情報に基づいて、この各領域毎に前記消失エラー位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項4】 前記コードイメージが複数個のブロックより構成され、前記ブロックのそれぞれが、前記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、当該ブロックを定義するためのマーカ領域と、を所定の位置関係に従って配置したものであるとき、前記撮像状態判定手段は、前記ブロック毎に前記輝度に関する情報を抽出して、前記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定するように構成され、前記消失エラー位置推定手段は、この各ブロック毎に抽出された輝度に関する情報に基づいて、この各ブロック毎に前記消失エラー位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項5】 前記コードイメージが、高濃度印刷領域と、無印刷領域を含む低濃度印刷領域の2つの相対的に濃度の異なる印刷領域を前記誤り訂正符号データに係る1又は0の各ビットデータに応じて配置した部分を含んで構成されており、前記撮像状態判定手段は、前記抽出された輝度に関する情報に基づいて、前記撮像されたコードイメージの撮像状態が暗状態及び明状態のいずれの状態であったかを判定する手段を含んでおり、前記消失エラー位置推定手段は、前記撮像状態判定手段が、前記撮像されたコードイメージの撮像状態を暗状態と判定したとき、前記低濃度印刷領域に対応するビットデータに対して消失エラーフラグを立て、また、前記撮像状態判定手段が、前記撮像されたコードイメージの撮像状態を明状態と判定したとき、前記高濃度印刷領域に対応するビットデータに対して消失エラーフラグを立てるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項6】 前記コードイメージが、高濃度印刷領域と、無印刷領域を含む低濃度印刷領域の2つの相対的に濃度の異なる印刷領域を前記誤り訂正符号データに係る1又は0の各ビットデータに応じて配置した部分を含んで構成されており、前記撮像状態判定手段は、前記抽出された輝度に関する情報に基づいて、前記撮像されたコードイメージから、前記高濃度印刷領域及び低濃度印刷領域の何れにも該当し得ると判定される、所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域の検出を行う中濃度印刷領域検出手段を含んでおり、前記消失エラー位置推定手段は、前記中濃度印刷領域検出手段が検出した所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域に対応する、前記誤り訂正符号データ生成手段で生成された誤り訂正符号データ中のビットデータに対して消失エラーフラグを立てるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項7】 前記消失エラー位置推定手段は、前記中濃度印刷領域検出手段が検出した所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域に対応する前記ビットデータに対して、更に、当該ビットデータが前記高濃度印刷領域及び低濃度印刷領域の何れの領域に対応するビットデータとなるべきかの程度を示す確信度に関する情報を、当該検出された中間の濃度のレベルに応じて付加する確信度情報付加手段を含むことを特徴とする請求項6に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項8】 前記誤り訂正処理手段は、前記消失エラー位置に基づいて前記誤り訂正符号データの誤り訂正処理を行う際、一の誤り訂正符号データ中のビットデータに対して前記確信度に関する情報が複数個付加されているとき、最初に、当該確信度の高い情報が付加されているビットデータを正しいビットデータとみなして誤り訂正処理を行うように構成されたことを特徴とする請求項7に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項9】 前記輝度に関する情報は、前記撮像手段で撮像されたコードイメージの2値化処理に必要とされる閾値に係る情報であることを特徴とする請求項2乃至8の何れか一に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項10】 前記コードイメージが、前記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、前記誤り訂正符号データに依存することなく形成された所定の非データ領域と、から構成されるものであるとき、前記撮像状態判定手段は、前記撮像手段で撮像された撮像画面から前記非データ領域における情報を抽出して前記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定し、前記消失エラー位置推定手段は、この抽出された非データ領域における情報に基づいて、前記消失エラー位置を推定することを特徴とする請求項1に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項11】 前記非データ領域における情報は、輝度に関する情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のコードイメージ読取装置。
【請求項12】 前記コードイメージが複数個のブロックより構成され、前記ブロックのそれぞれが、前記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、当該ブロックを定義するためのマーカ領域と、当該ブロックのアドレス示すブロックアドレスデータ領域と、を所定の位置関係に従って配置したものであるとき、前記撮像状態判定手段は、前記撮像手段で撮像された複数の撮像画面から同一のブロックアドレスを有するブロックを複数個検出し、当該検出した複数個のブロックに含まれる各対応する誤り訂正符号データを比較して異なるビットデータを抽出するように構成され、前記消失エラー位置推定手段は、この抽出された異なるビットデータを前記消失エラー位置として推定することを特徴とする請求項1に記載のコードイメージ読取装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データ,映像データ,テキストデータを含むマルチメディアデータが紙やフィルム等のシート状の記録媒体上に、光学的に読み取り可能なコードイメージとして記録されているそのコードイメージを再生するコードイメージ読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、音声データを光学的に読み取り可能なコードイメージとして記録することについて、図7を用いて説明する。
【0003】図7は、そのドットコード1のフォーマット構成を示した図である。
【0004】即ち、複数個のブロック2が2次元に隣接配列されてドットコード1を構成し、その各ブロック2は、音声に対応するデータの各ブロック毎に分割されたデータがその値である「0」又は「1」に対応した白ドット又は黒ドットのドットイメージとして所定の配列形態にて存在するデータエリア3と、そのデータエリア3の各ドット(データドット)4を検出するための基準点を見つけるために使用される各ブロック2の四隅に配置された一定の黒の連続数を有するマーカ5と、上記複数の異なるブロック2を読み取り時に識別できるようにマーカ5間に配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を含むブロックアドレスパターン6と、マーカ5間に配置され、データ読み取り位置を詳細に決定するため、及び、撮像されたデータイメージの2値化のための指標であるパターンドット7と、から構成されている。
【0005】而して、このドットコードによれば、ドットコード全体の大きさが読み取り手段の撮像視野より大きくても、この読み取り手段がドットコード上を手動で走査され、領域分割しながら順次撮像することにより、データの読み取りが可能となる。換言すれば、当該ドットコードをワンショットにて撮像することができなくても、上記ブロックに付与された各アドレスさえブロックのデータと共に読み取れば、そのアドレスによって各ブロックのデータを集めて元のデータを再構築することが可能となる。
【0006】従って、上記ドットコードは、従来の1次元、或いは2次元のバーコードでは実現し得なかった音声の紙面等に対する印刷記録を現実的に可能とするもので、今後が期待されている。
【0007】次に、このようなドットコードを読み取る読み取り手段としての読取装置の読み取り方法について、図8のブロック図を用いて説明をする。
【0008】従来の読取装置は、撮像手段10、誤り訂正符号データ生成手段20、誤り訂正処理手段30、及び再生手段40で構成されている。各々の手段について以下詳細に述べる。
【0009】撮像手段10では、図7に示したドットコードを画像入力部11、例えばCCDなどで読み取り、読み取ったアナログの画像情報を、A/D変換部12で多値のデジタル画像データに変換する。そして、2値化処理部13により、この読み取った画像データを2値化し、いったん画像メモリ14に記憶する。
【0010】次に、誤り訂正符号データ生成手段20では、マーカ検出部21により上記画像メモリ14のデータに対してマーカ検出を行い、マーカ5の位置とパターンドット7の位置とから、画像データ上のデータドット読み取り位置を計算し求め、読み出し部22で各データドット4に対応するデータを読み出す。即ち、この読み出し部22は、計算された位置情報に基づいて画像情報の白,黒に対応して「0」,「1」のデータ列に変換するものである。これに関しては、特開平8−171620号公報に詳細に記載されているので、その詳細説明は省略する。
【0011】なお、データは、記録時に4−5変調されている。なぜなら、データエリア3内のデータドット4が連続して記録された場合、読み取り時においてマーカ5と誤認識するおそれがある。読み取り時にマーカ5と誤認識しないドットの連続数は3つ以下であるため、記録時に変調を行い3つ以上連続してドットが記録されないように調整している。そこで、その変調されたデータを復調部23で復調し、ブロックデータメモリ24に記憶する。
【0012】また、各ブロック2にはアドレス情報が記録されており、上記読み出し部22による上記データエリア3のデータの読み出しと同時に、アドレス検出部25において各ブロック2のアドレスの検出も行われる。そして、この検出されたアドレス情報を元に、アドレス制御部26で、読み込まれたブロックに対応するブロックアドレスデータをアドレス順に並び替える作業が行われ、この並び替えられた順番に基づいて上記復調されたデータが並び替えられて上記ブロックデータメモリ24内に記憶されることになる。
【0013】この並び替えられたブロックアドレスの状態を、図9の(A)に示す。一方、並び替えられたデータは、ブロックデータメモリ24に2次元的に再配置される。その並び替えられた結果を図9の(B)に示す。
【0014】誤り訂正処理手段30では、エラー訂正部31で、このような並び替えられたデータを、メモリ書き込み方向とは直交する方向に読み出すことにより、デインターリーブ処理を行い、一つの誤り訂正符号データ(図9の(C))とする。誤り訂正符号データは、ユーザデータと検査パリティとからなる。そして、この誤り訂正符号データ(図9の(C))に対してエラー訂正を行う。
【0015】再生手段40では、記録時に音声データが圧縮されているため、伸長部41で、上記訂正によって得られたデータを伸長する。この伸長されたデータは、D/A部42でD/A変換処理を行い、音声再生部43にて音声として出力する。
【0016】しかし、記録媒体として紙が用いられた場合、非常に記録状態が不安定であるため、読み取り状態が不安定である。そのため、上記コードイメージを読み取る際、必ずしも正しい値に読み取るとは限らず、誤ったデータを読み取る可能性がある。この読み取り誤りを起こしたデータに対して、正しい値に訂正する必要が生じる。そこで、上記エラー訂正部31が重要な役割を果たす。
【0017】以下、このエラー訂正部31でのエラー訂正方法について詳しく述べる。
【0018】このエラー訂正を行うためにリードソロモン符号化理論が一般に多く使用されている。リードソロモン符号の消失エラー位置を利用した訂正方法の訂正能力は、誤り位置の不明な誤りのデータ数をa、誤り位置の判明した誤りデータ数をb、ハミング距離をdとすると、d>2・a+b …(1)
を満足する範囲で訂正可能である。よって、誤り位置を判明すること、即ち消失エラー位置を検出することによって、訂正能力が向上する。
【0019】例えば、48バイトのユーザデータに対して検査パリティ16バイトを付加し、合計64バイトの誤り訂正符号データ長とした場合を考える。通常の誤り位置がわからない状態のエラー訂正能力は、64バイト中8バイトの誤りまで訂正可能である。しかし、誤り位置が全て判明している場合には、16バイトまで訂正能力を向上させることができる。よって、如何に誤りを起こしたデータの位置を検出するかが、訂正能力を上げるために重要な課題となる。
【0020】従来、誤り位置検出(消失エラー位置の検出)方法として、例えば図10に示すような積符号を付加し、エラーを起こしたデータの位置を検出し、エラーを起こしているデータを消失エラーとして処理を行い訂正する方法が用いられている。即ち、データをマトリクス状に配列する事によりデインターリーブ処理を施す。その結果、記録時に予め付加されている行、列方向に2重の検査パリティを使用し訂正を行う。エラー訂正時には、例えば仮に、まず行毎に訂正を行い、行番号3が訂正できなかったとする。この場合、行番号3の全てのバイト(48,49,50,…,63)に対して全てにエラーフラグを立てる。つまり、行番号3の全てのデータが消失エラーとして扱われることになる。次に、各列に対して訂正を行う。この時、行番号3にあるユーザデータ48〜63は全て消失エラーとして訂正処理を行い訂正する。
【0021】また、ブロック落ちから消失情報を生成する方法として、特公平7−66630号公報に記載されているように、連続した誤りの箇所を含む同期された範囲を消失として扱う方法が知られている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種のデータエラー訂正処理方法においては、以下に示すような課題をあわせ有していた。
【0023】即ち、エラー訂正を行うためには検査パリティを付加しなければならない。しかしながら、積符号を利用した場合、単純に検査パリティを付加した場合と比較して、同じユーザデータに対してより多くの誤り検査符号が必要となり、全体のデータ量が多くなるという課題がある。その結果、コードイメージの面積が増大し、スペース効率が悪くなるといった課題がある。また、訂正不可符号が生じた場合、ユーザデータの配列の行と列に対して訂正処理を2回行うことになるので、処理時間が2倍になるという課題がある。また、特公平7−66630号公報に記載の方法では、連続した誤りの箇所を含む同期された範囲を消失として扱う方法であるが、この方法では正しいデータまでも消失エラーとして取り扱われてしまい、無駄な訂正処理が含まれるといった課題がある。
【0024】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供し、以って、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明によるコードイメージ読取装置は、記録すべきデータと検査パリティとからなる誤り訂正符号データが光学的に読取可能なコードイメージとして印刷記録された記録媒体から、上記コードイメージを光学的に読み取るコードイメージ読取装置であって、上記コードイメージを撮像する撮像手段と、上記撮像手段で撮像されたコードイメージを処理して上記誤り訂正符号データを生成する誤り訂正符号データ生成手段と、上記撮像手段で撮像されたコードイメージの撮像状態を判定する撮像状態判定手段と、上記撮像状態判定手段で判定されたコードイメージの撮像状態に基づいて、上記誤り訂正符号データ生成手段で生成される誤り訂正符号データの消失エラー位置を推定する消失エラー位置推定手段と、上記消失エラー位置推定手段で推定された消失エラー位置に基づいて、上記誤り訂正符号データ生成手段で生成された誤り訂正符号データの誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、を具備することを特徴とする。
【0026】即ち、本発明のコードイメージ読取装置によれば、撮像手段で、紙に印刷記録された誤り訂正符号データであるドットコードを撮像して電気信号に変換し、その変換されたデータに対して2値化処理を行い、「0」と「1」のデータ列に変換し、誤り訂正符号データ生成手段において、誤り訂正符号データを生成する。また、上記撮像手段で読み取られた画像の撮像状態を、撮像状態判定手段で判定し、この撮像状態が判断された結果に応じて、消失エラー位置推定手段で、上記誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。そして、訂正処理手段で、この消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0027】従って、ドットコード内のデータに、新たにエラー訂正符号を付加せず消失エラー位置情報を検出することができるため、ドットコードの面積が小さくて済み、その分多くの情報を記録することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1乃至第4の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0029】まず、それら第1乃至第4の実施の形態うち、第1乃至第3の実施の形態に共通の基本構成について、図1のブロック図を用いて説明する。
【0030】図1に示すように、本発明の第1乃至第3の実施の形態に係るコードイメージ読取装置は、図8を参照して先に説明した従来の読取装置の構成である撮像手段10、誤り訂正符号データ生成手段20、誤り訂正処理手段30、再生手段40に対し、撮像状態判定部51で構成される撮像状態判定手段50と、消失エラー位置判定部61、消失エラー情報付加部62、及び消失エラー情報メモリ部63から構成される消失エラー位置推定手段60とを更に付加したものである。ここで、撮像手段10乃至再生手段40の作用は従来と同様であるため、それらの説明は省略する。
【0031】よって、以下、上記撮像状態判定手段50及び消失エラー位置推定手段60について説明する。
【0032】先に説明したように、紙に光学的に記録された所定のブロック配列フォーマットのドットコードの画像データを、画像入力部11で読み込み、A/D変換部12により電気信号に変換するが、本発明の第1乃至第3の実施の形態では、この変換された画像データを、撮像状態判定部51に取り込み、撮像状態を判定する。即ち、撮像状態判定部51は、まず、図2に示すように、撮像画面(フレーム)100を、その1/12のサイズの12個のサブフレーム101に分割する。そして、サブフレーム101毎に輝度の最大値を最大特徴量として抽出し、サブフレーム101毎の撮像状態を判定する。また、全サブフレーム中、即ち1つのフレーム中における輝度の最小値を最小特徴量として抽出する。
【0033】例えば、本発明の第1乃至第3の実施の形態の場合、輝度を6ビット64階調とした場合の最大特徴量を、各サブフレーム毎に抽出する。図2に示す撮像フレーム100は、撮像状態が均一ではなく、不均一な(シェーディングのある)状態であり、図中フレーム100上方に向かうに従って徐々に暗くなっている状態を表す。サブフレームNo.1(SfNo.1)の場合の最大特徴量は「35」、同様にサブフレームNo.2(SfNo.2)は「30」、というようにサブフレームNo.12(SfNo.12)の「58」まで順次抽出を行う。また、全サブフレームを対象としたフレーム内最小値「3」を抽出する。なお、後述する本発明の第1の実施の形態の場合、これら抽出された各サブフレーム101の最大特徴量とフレーム100の最小特徴量との中間値を、2値化処理部13での2値化のための閾値とする。
【0034】また、このような撮像状態判定部51の情報に基づいて、消失エラー位置判定部61で、消失エラーがあるかどうかの判断を行う。消失エラーがあると判断すると、消失エラー情報付加部62において、各ドットに対応するデータに消失エラー情報を付加し、その情報を消失エラー情報メモリ部63に記憶する。
【0035】そして、この消失エラー情報メモリ部63に記憶した情報を使って、エラー訂正部31で訂正を行う。訂正を行った後の工程は、先に図8を参照して説明した従来の工程と同様である。
【0036】[第1の実施の形態]以上を共通の基本構成とした、本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0037】消失エラー位置判定部61は、上記共通基本構成で説明した2値化の計算方法によって求められた閾値を使用して、各サブフレーム毎に計算を行い2値化を行う。簡単に説明すると、上記撮像状態判定部51によって、各サブフレーム101内の最大特徴量とフレーム100内の最小特徴量の間を2等分し、閾値とする。例えば、サブフレームNo.1(SfNo.1)においては、 (閾値)=((最大特徴量)−(最小特徴量))/2+(最小特徴量)
=(35−3)/2+3 =19となる。小数点以下の値については、四捨五入により整数に丸める。上記計算をすべてのサブフレーム101について行い、求められた閾値で2値化を行う。
【0038】なお、この閾値には、予め上限値と下限値が設定してあり、その値を超えて閾値を設定することができないようになっている。本実施の形態の場合、上限値が「48」、下限値が「15」であり、計算結果の閾値が例えば「50」や「6」の場合でも、「48」と「15」に固定されてしまう。本実施の形態では、消失エラー位置判定部61は、上記閾値の計算結果が「48」もしくは「15」に固定されたことを検出し、その情報によって消失エラー位置を検出するようにしている。
【0039】即ち、撮像フレーム100が許容以上に明るい状態の場合、閾値が「48」に固定される。この状態を図3に示す。本来ならば「49」以上の閾値で2値化されるべきであるが、閾値が「48」で2値化するため、本来よりも黒ドットは細く、白ドットは太い状態で読み取られる。即ち、黒ドットが白ドットと読み間違えられる可能性が高くなる。よって、閾値が「48」と計算されたサブフレーム内の、すべての黒ドットに消失エラーフラグを、消失エラー情報付加部62により付加する。また反対に、撮像フレーム100が許容以上に暗い状態の場合、閾値が「15」に固定される。この状態は、本来ならば「14」以下の閾値で2値化されるべきであるが、閾値が「15」で2値化するため、本来よりも黒ドットは太く、白ドットは細い状態で読み取られる。即ち、白ドットが黒ドットと読み間違えられる可能性が高くなる。よって、消失エラー情報付加部62により、閾値が「15」と算出されたサブフレーム内の、すべての白ドットに消失エラーフラグを付加する。そして、これらの情報を消失エラー情報メモリ部63に記憶する。
【0040】一方、撮像手段10により読み取られた白ドット,黒ドットの画像データは、誤り訂正符号データ生成手段20により、それぞれデジタルデータである「0」,「1」に変換された後、復調されて8ビット(=1バイト)の情報とされる。
【0041】ところで、誤り訂正処理手段30のエラー訂正部31では、リードソロモン符号化理論を使用するが、この方法は、対象データをバイト単位で扱うため、バイト単位ごとの消失エラー情報が必要である。よって、消失エラー情報が付加されたビットを含むバイトをバイトエラーとして扱うために、上記消失エラー情報メモリ部63に記憶された消失エラー情報に基づいて、図4の(A)に示すように、消失エラー情報が付加されたビット(ビットエラー102)を含む、上記復調されたバイトデータに対して、消失エラー情報ビット103を付加して、ブロックデータメモリ24に記憶していく。
【0042】そして、エラー訂正部31は、メモリ書き込み方向とは直交する方向にブロックデータメモリ24から読み出すことによりデインターリーブ処理を行った、バイトエラーを含む一つの誤り訂正符号データ、即ち、図4の(B)に示すように消失エラー情報ビット103が付加された、例えば誤り訂正符号データ長64バイトのデータに対して、リードソロモン符号化理論によりエラー訂正を行う。
【0043】この訂正後のデータは、再生手段40にて、音声データ用に伸長され、D/A変換されてスピーカから再生される。
【0044】従って、本第1の実施の形態によれば、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供し、以って、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することができる。
【0045】更に、本第1の実施の形態によれば、次のような特有の効果がある。簡単な検出方法により、消失の可能性のあるビットを検出でき、訂正能力が向上する。また、大幅なハードウェアの変更が生じないので、コードイメージ読取装置のコストアップを抑えることができる。
【0046】なお、本第1の実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。例えば、上記エラー訂正方式はリードソロモン符号に限るものではない。また、本実施の形態では、撮像状態の判定を、輝度の情報である閾値を用いて判断するものとしたが、撮像した状態が歪んでいるか否かの状態を判断したり、歪曲情報を用いて判断を行っても勿論かまわない。
【0047】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0048】上記第1の実施の形態では、図1の撮像状態判定手段50において判定した各サブフレーム(SfNo.1〜SfNo.12)の最大特徴量とフレーム内の最小特徴量とから、予め決められた処理によって閾値を算出したが、本第2の実施の形態では、予め2つの閾値(上閾値と下閾値)を決めて処理を行うものである。
【0049】例えば、最大特徴量と最小特徴量の間を、2:1:2の割合で分割すると、消失エラー位置判定部61において、サブフレームNo.1(SfNo.1)では、階調値で下閾値が「15」、上閾値が「22」となり、「3」以上「15」以下の濃度を持つデータを黒ドット、「22」以上「35」以下の濃度を持つデータが白ドットと判断される。
【0050】これに対して、「15」を越えて「22」未満の濃度を有する中濃度データは、消失エラーとして消失エラー情報メモリ部63に記憶される。このとき、消失エラー情報付加部62は、データの濃度に対して確信度の情報を付加することができる。即ち、上閾値と下閾値のほぼ中間値に当たる、「18」に近いデータを一番確信度を低くし、その値から離れるに従って確信度を上げていく。よって、「16」や「21」といった階調のデータが一番確信度が高いことになる。具体的には、「16」と「21」の濃度を有するデータが確信度「3」、「17」と「20」の濃度を有するデータが確信度「2」、「18」と「19」の濃度を有するデータが確信度「1」である。それ以外のデータは、確信度の情報ビットを「0」と記録する。以上の処理を、全サブフレームに対し行う。
【0051】一方、撮像手段10により読み取られた白ドット,黒ドットの画像データは、誤り訂正符号データ生成手段20により、それぞれデジタルデータである「0」,「1」に変換された後、復調されてバイトデータとされ、上記第1の実施の形態と同様に並び替えられて、ブロックデータメモリ24に2次元的に再配置される。このとき、上記消失エラー情報メモリ部63に記憶された消失エラー位置情報に基づいて、消失エラーを含んだビットを有していると判別された場合には、当該バイトが消失エラーとして扱われ、その消失エラーを含んだビットに対応する確信度を上記消失エラー情報メモリ部63から読み出して2ビットの確信度情報が付加記憶される。なお、1つのバイトに複数の消失エラーのビットを含んだ場合、ビットに対して確信度が違うことが起こりえる。このようなときには、最も低い確信度を対象のバイトに与えるものとする。
【0052】そして、エラー訂正部31は、メモリ書き込み方向とは直交する方向にブロックデータメモリ24から読み出すことによりデインターリーブ処理を行った、バイトエラーを含む一つの誤り訂正符号データ、即ち、図4の(C)に示すような各バイト毎に2ビットの確信度情報104が付加された、例えば誤り訂正符号データ長64バイトのデータに対して、リードソロモン符号化理論によりエラー訂正を行う。
【0053】このエラー訂正部31においては、上記第1の実施の形態同様にリードソロモン符号化理論を使って、符号化された情報を訂正する。このとき、上記消失エラー情報メモリ部63に記憶されている消失エラー位置情報を使ってエラー訂正を行う。1回のエラー訂正処理を行って訂正できなかった場合、確信度の高いバイトデータからエラーフラグを取り除き、即ち消失エラーとしての扱いを取りやめ、再びエラー訂正処理を行う。例えば、濃度が「16」のビットデータを一つ含んでいるバイトデータの場合は、復調前の濃度が「16」のビットを黒ドットとして、また濃度が「22」のビットデータを一つ含んでいるバイトデータの場合は、復調前の濃度が「22」のビットを白ドットとして、復調を行い、再び誤り訂正符号データの訂正を行う。この2回目の訂正処理においても訂正できない場合には、次に確信度の低いデータ、「17」と「21」のデータについてそれぞれ黒ドット、白ドットに置き換えて復調を行い、対象バイトを消失エラー無しとして誤り訂正符号データの訂正を行う。この処理を順次繰り返し、訂正を行う。すべての消失エラーを取りやめて訂正できなかった場合には、エラーとして処理を終了する。
【0054】訂正後のデータの処理は、上記第1の実施の形態同様に処理を行いスピーカなどから再生する。
【0055】従って、本第2の実施の形態によれば、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供し、以って、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することができる。
【0056】更に、本第2の実施の形態によれば、簡単な構成により、繰り返しエラー訂正が可能なため、より訂正能力を向上することができる。
【0057】なお、本第2の実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。即ち、上記撮像装置はCCDに限らず、CMOSセンサなどでもかまわない。また、エラー訂正方式はリードソロモン符号に限っていない。また、閾値を固定としたが、上記第1の実施の形態のように閾値を計算によって求めても勿論かまわない。また、上記確信度情報は2ビット(4段階)としたが、2ビット以上設けて、より詳細に情報を付加してもかまわない。
【0058】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0059】本第3の実施の形態は、コード内の非データ領域であるパターンドット7を利用し、撮像されたパターンドット7の状態によって、消失エラーフラグを立てるというものである。
【0060】即ち、閾値が全撮像画像において固定された状態で、パターンドット7の面積に応じた消失エラー位置情報を付加する。撮像エリアが暗い時は、撮像されたパターンドット7が結果的に太くなり、最適な明るさで撮像した場合と比較して、パターンドット7の面積の総計が大きくなる。よって、白ドットが黒ドットと誤認識される可能性が高くなる。反対に、撮像エリアが明るいときは、パターンドット7が結果的に細く撮像される。よって、黒ドットが白ドットと誤認識される可能性が高くなる。このとき、撮像状態判定手段50で、例えばパターンドット7が太いと判断された場合、消失エラー位置推定手段60は、撮像されたブロックの白ドットデータに対して、消失エラー情報を付加する。また反対に、パターンドット7が細いと判断された場合には、撮像されたブロックの黒ドットデータに対して、消失エラー情報を付加する。
【0061】次に、パターンドット7の面積に対する、消失エラーフラグ付加条件について説明する。
【0062】1つのブロック2に対してパターンドット7は24個の黒ドットで形成されている。最適な明るさで読み込まれている場合は、1ブロック当たりのパターンドット面積の総計は6.8×10−2〔mm〕程度の面積になる。これより明るい場合は面積の総計が小さくなり、暗い場合には大きくなる。撮像状態が明るい場合において、1ブロック当たりのパターンドットの面積の総計が3.0×10−2〔mm〕以下になれば、明るさの許容を越えたことになり、そのパターンドットを含む対象となるブロック2の黒ドットすべてに消失エラーフラグを付加する。反対に、撮像状態が暗い場合において、1ブロック当たりのパターンドットの面積の総計が1.2×10−1〔mm〕以上になれば、暗さの許容を越えたことになり、そのパターンドットを含む対象となるブロック2の白ドットすべてに消失エラーフラグを付加する。
【0063】消失エラー情報を有したビットのエラー訂正方法、及びそれ以降の処理については、前述の第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0064】従って、本第3の実施の形態によれば、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供し、以って、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することができる。
【0065】更に、本第3の実施の形態によれば、簡単な構成により、エラー訂正能力を向上することができるという効果を奏する。
【0066】なお、本第3の実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。例えば、撮像エリアが暗い時、撮像されたパターンドット7が結果的に太くなり、白ドットが黒ドットと誤認識される可能性が高くなったが、読取装置をコードから浮いた状態で撮像した場合、即ちピントがぼけた状態でも同様な現象が生じるので、この状態におけるドットの太り具合を検出して、太いときに消失エラー情報を付加しても勿論かまわない。
【0067】また、消失エラーフラグを立てるための情報を、非データ領域であるパターンドット7を利用したが、ブロック2の四隅に配置されている非データ領域のマーカ5の面積に応じて消失エラー情報を付加してもかまわない。
【0068】また、閾値は、上記第1の実施の形態同様、各サブフレーム毎に算出し、2値化を行っても勿論かまわない。
【0069】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0070】上記音声データ等を光学的に読み取り可能なコードイメージとして記録された記録媒体から上記コードイメージを読み取る際、その読み取り速度が一定でなくても、ある速度以下のスキャン速度で読み取れば、データを読み取ることができる。この場合、複数の撮像フレームにわたって同じブロックが数回読み込まれる場合がある。本第4の実施の形態はこの特徴を利用し、消失エラー位置情報を付加することを特徴としたものである。即ち、複数にまたがる撮像フレームに、同一のブロックアドレスのデータが撮像された場合、同じブロックアドレスのデータを比較して、データ内容が違っていれば、そのデータを消失エラーとして訂正を行うものである。
【0071】図5の(A)は、アドレスA,B,C,D,E,F,G,H,…を有するコードを、アドレスG,H方向からアドレスA,B方向へと読取装置をスキャニングさせ撮像している様子を示している。そして、図5の(B)には、ある撮像タイミングにおける撮像状態(フレームm)と、そのフレームmの次の撮像タイミングにおける撮像状態(フレームm+1)とを並べて示している。フレームmでは、ブロックアドレスC,D,E,F,G,Hを有するブロックが撮像されており、フレームm+1では、ブロックアドレスA,B,C,D,E,Fを有するブロックが撮像されている。
【0072】図6は、本第4の実施の形態に係るコードイメージ読取装置の構成を示す図である。なお同図において、上記第1乃至第3の実施の形態と同様の構成については、図1と同じ参照番号を付してあり、よってそれらの詳細説明は省略する。
【0073】本実施の形態に係るコードイメージ読取装置においては、アドレス検出部25でブロックアドレスが取得されると、ブロックデータと共にそのアドレス情報もブロックデータメモリ24に一時記憶される。そして、フレームmとフレームm+1で読み込まれたアドレス情報の中で、重複しているアドレスに対するデータ(C,D,E,F)の比較を、同一アドレス比較部70で行う。同じブロックアドレスC,D,E,Fのデータに対して比較を行った結果、フレームmとフレームm+1で違う場合には、先に読まれたフレームmのデータに対して消失エラー位置推定手段60によって消失エラー位置情報を付加する。その後、誤り訂正符号データ生成手段20で、復調及び並べ替えを行い、誤り訂正処理手段30で、消失エラー位置情報を参照してエラー訂正処理を行い復元し、再生手段40によってデータを再生する。
【0074】従って、本発明の第4の実施の形態によれば、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供し、以って、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することができる。
【0075】更に、本第4の実施の形態によれば、複数回読まれたデータに対して、比較を行いながら消失エラーを設定できるため、より確実な消失エラー情報が付加できる。
【0076】なお、この第4の実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
【0077】例えば、それぞれの実施の形態を複数組み合わせて、より確実な消失エラー情報を付加しても構わない。また、それぞれの実施の形態に対する確からしさを付加し、一番確かな情報を一つ、または複数採用しても構わない。
【0078】以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のようになる。
【0079】(1) 記録すべきデータと検査パリティとからなる誤り訂正符号データが光学的に読取可能なコードイメージとして印刷記録された記録媒体から、上記コードイメージを光学的に読み取るコードイメージ読取装置において、上記コードイメージを撮像する撮像手段と、上記撮像手段で撮像されたコードイメージを処理して上記誤り訂正符号データを生成する誤り訂正符号データ生成手段と、上記撮像手段で撮像されたコードイメージの撮像状態を判定する撮像状態判定手段と、上記撮像状態判定手段で判定されたコードイメージの撮像状態に基づいて、上記誤り訂正符号データ生成手段で生成される誤り訂正符号データの消失エラー位置を推定する消失エラー位置推定手段と、上記消失エラー位置推定手段で推定された消失エラー位置に基づいて、上記誤り訂正符号データ生成手段で生成された誤り訂正符号データの誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、を具備することを特徴とするコードイメージ読取装置。
【0080】この発明に関する実施の形態は、第1の実施の形態が該当する。この(1)の記載中の光学的に読取可能なコードイメージは、この第1の実施の形態では、ドットコードが該当する。また、撮像手段は、この実施の形態では画像入力部11が該当する。
【0081】即ち、撮像手段で、紙に印刷記録された誤り訂正符号データである、ドットコードを撮像して電気信号に変換する。変換されたデータは、2値化処理を行い「0」と「1」のデータ列に変換し、誤り訂正符号データ生成手段において誤り訂正符号データを生成する。撮像手段で読み取られた画像の撮像状態を、撮像状態判定手段で判定する。撮像状態が判断された結果に応じて、消失エラー位置推定手段で誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0082】従って、ドットコード内のデータに、新たにエラー訂正符号を付加せず消失エラー位置情報を検出することができるため、ドットコードの面積が小さくて済み、その分多くの情報を記録することができる。
【0083】(2) 上記撮像状態判定手段は、上記撮像手段で撮像された撮像画面から輝度に関する情報を抽出して上記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定し、上記消失エラー位置推定手段は、この抽出された輝度に関する情報に基づいて、上記消失エラー位置を推定することを特徴とする(1)に記載のコードイメージ読取装置。
【0084】この発明に関する実施の形態は、第1の実施の形態が該当する。
【0085】即ち、上記撮像状態判定手段において判断された、撮像された画像の輝度の結果に応じて、消失エラー位置推定手段で誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0086】従って、上記(1)の効果に加え、輝度に応じて消失エラー位置情報を推定するため、各撮像フレーム毎に最適な撮像状態が判断でき、不安定な撮像画像状態でも、より確実な消失エラー位置を推定できるという効果を奏する。
【0087】(3) 上記撮像状態判定手段は、上記撮像手段で撮像された撮像画面を複数に分割して形成された各領域毎に上記輝度に関する情報を抽出して、上記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定するように構成され、上記消失エラー位置推定手段は、この各領域毎に抽出された輝度に関する情報に基づいて、この各領域毎に上記消失エラー位置を推定することを特徴とする(2)に記載のコードイメージ読取装置。
【0088】この発明に関する実施の形態は、第1の実施の形態が該当する。
【0089】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像を複数の領域に分割し、その領域ごとの輝度を抽出する。その輝度の情報から撮像状態を判断し、その結果に応じて、消失エラー位置推定手段で誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0090】従って、上記(2)の効果に加え、一撮像画像中の複数の領域で、個々に最適な撮像状態が判断できるため、一つの撮像画像中に輝度のばらつきが生じても、適切な消失エラー位置情報が推定できるという効果を奏する。
【0091】(4) 上記コードイメージが複数個のブロックより構成され、上記ブロックのそれぞれが、上記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、当該ブロックを定義するためのマーカ領域と、を所定の位置関係に従って配置したものであるとき、上記撮像状態判定手段は、上記ブロック毎に上記輝度に関する情報を抽出して、上記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定するように構成され、上記消失エラー位置推定手段は、この各ブロック毎に抽出された輝度に関する情報に基づいて、この各ブロック毎に上記消失エラー位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のコードイメージ読取装置。
【0092】この発明に関する実施の形態は、第3又は第4の実施の形態が該当する。
【0093】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像中のコードイメージ内の複数のブロックごとに輝度を抽出する。その輝度の情報から撮像状態を判断し、その結果に応じて、消失エラー位置推定手段で誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0094】従って、上記(2)の効果に加え、ブロック毎の輝度情報よりより確実な消失エラー位置の情報をブロック毎に推定できるため、本来正しく読まれているブロックの情報まで、無駄に消失エラー位置情報を付加することがないという効果を奏する。
【0095】(5) 上記コードイメージが、高濃度印刷領域と、無印刷領域を含む低濃度印刷領域の2つの相対的に濃度の異なる印刷領域を上記誤り訂正符号データに係る1又は0の各ビットデータに応じて配置した部分を含んで構成されており、上記撮像状態判定手段は、上記抽出された輝度に関する情報に基づいて、上記撮像されたコードイメージの撮像状態が暗状態及び明状態のいずれの状態であったかを判定する手段を含んでおり、上記消失エラー位置推定手段は、上記撮像状態判定手段が、上記撮像されたコードイメージの撮像状態を暗状態と判定したとき、上記低濃度印刷領域に対応するビットデータに対して消失エラーフラグを立て、また、上記撮像状態判定手段が、上記撮像されたコードイメージの撮像状態を明状態と判定したとき、上記高濃度印刷領域に対応するビットデータに対して消失エラーフラグを立てるように構成されたことを特徴とする(2)に記載のコードイメージ読取装置。
【0096】この発明に関する実施の形態は、第1の実施の形態が該当する。この(5)の記載中の高濃度印字領域は、この実施の形態では黒ドットが該当する。また、無印刷領域を含む低濃度印刷領域は、この実施の形態では白ドットが該当する。
【0097】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像に対し、暗い場合は暗状態と判断し、明るい場合は明状態と判断する。消失エラー位置推定手段で、撮像状態判断手段の結果が暗状態のときは、撮像された画像中のすべての白ドットに対応する誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。反対に撮像状態判断手段の結果が明状態のときは、撮像された画像中のすべての黒ドットに対応する誤り訂正符号データに消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0098】従って、上記(2)の効果に加え、黒ドット、もしくは白ドットのどちらか一方のみに消失エラー位置情報が付加されるため、間違った消失エラー位置情報の数が減り、より訂正能力が向上するという効果を奏する。
【0099】(6) 上記コードイメージが、高濃度印刷領域と、無印刷領域を含む低濃度印刷領域の2つの相対的に濃度の異なる印刷領域を上記誤り訂正符号データに係る1又は0の各ビットデータに応じて配置した部分を含んで構成されており、上記撮像状態判定手段は、上記抽出された輝度に関する情報に基づいて、上記撮像されたコードイメージから、上記高濃度印刷領域及び低濃度印刷領域の何れにも該当し得ると判定される、所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域の検出を行う中濃度印刷領域検出手段を含んでおり、上記消失エラー位置推定手段は、上記中濃度印刷領域検出手段が検出した所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域に対応する、上記誤り訂正符号データ生成手段で生成された誤り訂正符号データ中のビットデータに対して消失エラーフラグを立てるように構成されたことを特徴とする(2)に記載のコードイメージ読取装置。
【0100】この発明に関する実施の形態は、第2の実施の形態が該当する。
【0101】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像中の各々の印刷領域に対し、中間濃度であるという判断がなされた場合、消失エラー位置推定手段で、中間濃度に対応するドットに対して、消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0102】従って、上記(2)の効果に加え、黒ドット、白ドットに関わらず、撮像状態の悪いドットを簡単に検出できるため、より誤り訂正の精度が向上するという効果を奏する。
【0103】(7) 上記消失エラー位置推定手段は、上記中濃度印刷領域検出手段が検出した所定の中間の濃度を有した中濃度印刷領域に対応する上記ビットデータに対して、更に、当該ビットデータが上記高濃度印刷領域及び低濃度印刷領域の何れの領域に対応するビットデータとなるべきかの程度を示す確信度に関する情報を、当該検出された中間の濃度のレベルに応じて付加する確信度情報付加手段を含むことを特徴とする(6)に記載のコードイメージ読取装置。
【0104】この発明に関する実施の形態は、第2の実施の形態が該当する。
【0105】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像中の各々の印刷領域に対し、中間濃度であるという判断がなされた場合、高濃度または低濃度のよりどちらに近いのかという確信度の情報もあわせて付加する。消失エラー位置推定手段で、中間濃度に対応するドットに対して、消失エラー位置情報を付加する。訂正処理手段で、消失エラー位置情報に基づいて誤り訂正符号データを訂正する。
【0106】従って、上記(6)の効果に加え、黒ドット、もしくは白ドットのどちらか一方のみに消失エラー位置情報が付加され、且つ各々の消失エラー位置情報に確信度の情報が付加されているため、状況に応じて消失エラー位置を選択し、訂正ができるという効果を奏する。
【0107】(8) 上記誤り訂正処理手段は、上記消失エラー位置に基づいて上記誤り訂正符号データの誤り訂正処理を行う際、一の誤り訂正符号データ中のビットデータに対して上記確信度に関する情報が複数個付加されているとき、最初に、当該確信度の高い情報が付加されているビットデータを正しいビットデータとみなして誤り訂正処理を行うように構成されたことを特徴とする(7)に記載のコードイメージ読取装置。
【0108】この発明に関する実施の形態は、第2の実施の形態が該当する。
【0109】即ち、上記訂正処理手段で、エラー処理能力を超えた数の消失エラー情報がある場合、消失エラーデータである中間濃度と判断されたドットの中から最も確信度の高いデータより、消失エラー情報を削除し再度訂正を行う。このとき再びエラー訂正能力を超えたエラー数がある場合には、再度消失エラーデータである中間濃度と判断された残りのドットの中から最も確信度の高いデータより、消失エラー情報を削除し再度訂正を行う。これをエラー訂正可能消失エラー数になるまで繰り返し行う。
【0110】従って、上記(7)の効果に加え、不確かな消失エラー位置情報を順次、確からしさの優先度の高いデータを、正しいデータとして扱うため、エラー数が多いことが原因による訂正不可の可能性が低くなるという効果を奏する。
【0111】(9) 上記輝度に関する情報は、上記撮像手段で撮像されたコードイメージの2値化処理に必要とされる閾値に係る情報であることを特徴とする(2)乃至(8)の何れか一に記載のコードイメージ読取装置。
【0112】この発明に関する実施の形態は、第1の実施の形態が該当する。
【0113】即ち、上記撮像状態判定手段において、撮像された画像の輝度に関する情報として、閾値に関する情報を利用する。
【0114】従って、上記(2)乃至(8)の何れか一の効果に加え、輝度に関する情報として閾値を利用しているため、撮像状態の判定が簡単且つ正確に行えるという効果を奏する。
【0115】(10) 上記コードイメージが、上記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、上記誤り訂正符号データに依存することなく形成された所定の非データ領域と、から構成されるものであるとき、上記撮像状態判定手段は、上記撮像手段で撮像された撮像画面から上記非データ領域における情報を抽出して上記撮像されたコードイメージの撮像状態を判定し、上記消失エラー位置推定手段は、この抽出された非データ領域における情報に基づいて、上記消失エラー位置を推定することを特徴とする(1)に記載のコードイメージ読取装置。
【0116】この発明に関する実施の形態は、第3の実施の形態が該当する。この(10)の記載中の非データ領域とは、この実施の形態ではパターンドットが該当する。
【0117】即ち、上記撮像状態判定手段で、パターンドットの面積を測定する。
【0118】従って、上記(1)の効果に加え、処理速度が高速にできるため、簡単なロジックで構成することができるという効果を奏する。
【0119】(11) 上記非データ領域における情報は、輝度に関する情報を含むことを特徴とする(10)に記載のコードイメージ読取装置。
【0120】この発明に関する実施の形態は、第2の実施の形態が該当する。
【0121】即ち、上記撮像状態判定手段で、データ禁止領域の輝度を測定する。輝度値が所定の規定値の範囲以外であれば、その撮像された画像中のデータに消失エラー位置情報を付加する。
【0122】従って、上記(10)の効果に加え、撮像状態の判定がしやすいという効果を奏する。
【0123】(12) 上記コードイメージが複数個のブロックより構成され、上記ブロックのそれぞれが、上記誤り訂正符号データに応じて形成されたデータ領域と、当該ブロックを定義するためのマーカ領域と、当該ブロックのアドレス示すブロックアドレスデータ領域と、を所定の位置関係に従って配置したものであるとき、上記撮像状態判定手段は、上記撮像手段で撮像された複数の撮像画面から同一のブロックアドレスを有するブロックを複数個検出し、当該検出した複数個のブロックに含まれる各対応する誤り訂正符号データを比較して異なるビットデータを抽出するように構成され、上記消失エラー位置推定手段は、この抽出された異なるビットデータを上記消失エラー位置として推定することを特徴とする(1)に記載のコードイメージ読取装置。
【0124】この発明に関する実施の形態は、第4の実施の形態が該当する。
【0125】即ち、撮像手段で、ドットコードを撮像して、その画像データをA/D変換により電気信号に変換する。撮像状態判定手段で、撮像されたコードからブロックを検出し、アドレスが取得される。消失エラー位置推定手段は、撮像画像間で、同一のブロックアドレスが存在する場合、画像間の誤り訂正符号データを比較し、相違しているデータに対して消失エラーフラグ位置情報を付加する。
【0126】従って、上記(1)の効果に加え、複数回読み込まれたアドレスのブロック内データを比較するため、より確実な消失エラーデータのみを抽出することができるという効果を奏する。
【0127】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、コードイメージを再生する場合において、簡単な消失エラー位置推定方法で検査パリティが多くならず、データエラー訂正時に処理時間が比較的短時間で処理できる処理方法を提供することができ、よって、コードイメージを読み取って確実且つ高速に元のマルチメディアデータを再生できるコードイメージ読取装置を提供することができる。




 

 


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