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発明の名称 走査往復台
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−7996(P2001−7996A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−172769
出願日 平成11年6月18日(1999.6.18)
代理人 【識別番号】100076325
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 雄太郎
【テーマコード(参考)】
5C072
【Fターム(参考)】
5C072 AA01 BA13 BA17 CA02 DA04 LA02 MA05 MA06 MB02 WA01 XA01 
発明者 加藤 収一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 光源とミラーを少なくとも1個有する全速走査往復台と、ミラーを少なくとも2個有し前記全速走査往復台と協動して原稿反射光の光路長を一定に保つように前記全速走査往復台の1/2の速度で同一方向に移動する半速走査往復台とを具備し、該全速走査往復台と半速走査往復台が副走査方向に架設された2本のレール上を移動するように2本のワイヤによって駆動系に接続されて駆動される画像読み取り装置において、前記全速走査往復台の前記レールに対する支持点を3点支持としたことを特徴とする走査往復台。
【請求項2】 前記半速走査往復台の前記レールに対する支持点を3点支持としたことを更に特徴とする請求項1に記載の走査往復台。
【請求項3】 前記全速走査往復台に固定される前記ミラーの保持点を4点支持としたことを更に特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の走査往復台。
【請求項4】 前記半速走査往復台に固定される前記ミラーの保持点を4点支持としたことを更に特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の走査往復台。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査往復台に関し、特に、光源とミラーを少なくとも1つ以上有する全速走査往復台と、ミラーを少なくとも2つ以上有し、原稿反射光の光路長を一定に保つように全速走査往復台の1/2の速度で同一方向に移動する半速走査往復台とを具備し、それらの全速走査往復台と半速走査往復台が、十分に長いワイヤによって駆動系に接続されて駆動される画像読み取り装置の走査往復台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読み取り装置において、原稿に画像読み取り用の光を照射する光源を有し、原稿からの反射光を半速走査往復台に送出するミラーを備えている全速走査往復台は、原稿配置面に対して副走査方向に架設された2本のレールの上を移動するように2本のワイヤで牽引され、またレールの上を滑らかに摺動するようにスライダが取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スライダは各レールに対して2点ずつ、計4点で支持されており、ミラーはその反斜面の角度を要求されるために3点で半速走査往復台に対して取り付けられている。そのために、走査往復台の部品精度、組立精度及びミラーのねじれ剛性により4点の支持点のうち1点がレールから浮いてしまい、がたが生じやすい。
【0004】また、走査往復台が移動する1対のレールの走行面の平面度が確保されていない場合には、4点支持では読み取り動作中常にレールに対して4点が確実に追従、接触し、1点の浮きをも生じさせないことは不可能である。このがたにより読み取り動作中に全速走査往復台の読み取り目標が一定せず、特に振動による画像劣化の要因になっていた。
【0005】これを防止するためには走査往復台の剛性を下げ、ある程度しなりを持たせる必要があるが、剛性を下げることでミラーの保持が不安定になり、ミラーの反射面角度の精度を出すことができないという問題があった。
【0006】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技術に内在する上記諸欠点を解消する為になされたものであり、従って本発明の目的は、走査往復台のレールに対する支持点を4点支持から3点支持にし、走査往復台に固定されるミラーの保持を3点支持から4点支持にすることで、部品精度や組立精度及びミラーの剛性によって走査往復台の支持点の1点がレールから浮くことを防止するばかりでなく、ミラーの剛性を利用してその反射面の角度を保持した上で、走行するレールに対する追従性を確保することにより、振動による画像劣化を防ぐことを可能とした新規な走査往復台を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に、本発明に係る走査往復台は、光源とミラーを少なくとも1個有する全速走査往復台と、ミラーを少なくとも2個有し前記全速走査往復台と協動して原稿反射光の光路長を一定に保つように前記全速走査往復台の1/2の速度で同一方向に移動する半速走査往復台とを具備し、該全速走査往復台と半速走査往復台が副走査方向に架設された2本のレール上を移動するように2本のワイヤによって駆動系に接続されて駆動される画像読み取り装置において、前記全速走査往復台の前記レールに対する支持点を3点支持としたことを特徴としている。
【0008】本発明に係る走査往復台はまた、前記半速走査往復台の前記レールに対する支持点を3点支持としたことを特徴としている。
【0009】本発明においてはまた、前記全速走査往復台及び半速走査往復台の前記レールに対する支持点を3点支持としたことを特徴としている。
【0010】本発明においてはまた、前記全速走査往復台及び/または半速走査往復台に固定される前記ミラーの保持点を4点支持としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は、静止原稿読み取りタイプの画像読み取り装置(以下ブックスキャナと記述する)を上面カバーを除去して示した概略構成図、図2は図1右方向から見た斜視図であり、図7は図1のほぼ中心線に沿って切断し右方から見た断面図である。
【0013】[実施の形態の構成]図1、図2、図7を参照するに、原稿15が搭載される原稿台ガラス16に対してレール1a、1bが、平行に取り付けされている。本画像読み取り装置において全速走査往復台2は、原稿15を主走査方向Yに均一に照射する光源11と、この光源11からの光が原稿15で反射して得られた光を半速走査往復台3へ送出するミラー5aを搭載している。
【0014】半速走査往復台3は、原稿面からCCDユニット17までの光路長を読取動作中に常に一定に保つように、全速走査往復台2の1/2の速度で副走査方向Xに移動する。
【0015】全速走査往復台2は、副走査方向Xに架設された2本のレール1a、1bの上に設置され、2本のワイヤ9a、9bとワイヤ固定具20a、20b(図3、図4参照)とをそれぞれ締結することでレール1a、1b上を副走査方向Xに1対のワイヤ9a、9bによって牽引される。
【0016】全速走査往復台2と同一方向に移動する半速走査往復台3も同様に2本のレール1a、1b上に設置されている。半速走査往復台3が全速走査往復台2の動きに同期して副走査方向Xに移動するように、半速走査往復台3に固定されている2対のプーリ8にワイヤ9a、9bが掛けられている。
【0017】また、これら2つの走査往復台がレール1a、1b上を滑らかに摺動するように、レール1a、1bに対して3点の支持点であるスライダ6a、6b、6cがそれぞれ設けられている。ワイヤ9a、9bはプーリ8を介して、1対のレール1a、1bに対して主走査方向Yに架設された駆動シャフト7に固定されている駆動プーリ10a、10bに巻き付けられており、回転駆動部19は、駆動プーリ10a端部に連結している。
【0018】全速走査往復台2の詳細を図3、図4に示す。即ち、図3は全速走査往復台の一実施例を示す斜視図であり、図4(a)は図3のA方向から見た端面図、図4(b)は図3のB方向から見た端面図である。
【0019】図3、図4を参照するに、主走査方向Yに均一に照明する光源11は全速走査往復台2に固定されており、副走査方向Xに移動する(図1、図2、図7参照)。ミラー5aは、ミラー固定具12a、12bによってミラー取り付け部14a、14bに4点支持された状態で固定されている。
【0020】ミラー固定具12a、12bに関しては、本発明には直接関係ないために説明を省略する。
【0021】全速走査往復台2の両端にはスライダ6a、6b、6cが固定されており、片側は1点、反対側は2点でレール1a、1bに接触している。ここで、1点側のスライダ6aは全速走査往復台2の重心位置の延長線上付近に取り付けられ、全速走査往復台2が安定するような構造となっている。またスライダ、6a〜6cは、走査往復台2、3がレール1a、1b上を滑らかに移動できるように高摺動部材で形成されている。
【0022】図5、図6に半速走査往復台3の詳細を示す。即ち、図5は半速走査往復台の一実施例を示す斜視図、図6は図5の矢印C方向から見た端面図である。
【0023】図5、図6を参照するに、半速走査往復台3は、2つのミラー5b、5cを備えており、ミラー5b、5cのどちらか一方が4点で、もう一方のミラーは3点で支持され、ミラー固定具12c、12d、12e、12fによって固定されている。これはミラー5b、5cを共に4点で支持すると、ミラーを固定する部品とミラーの寸法精度、組立精度により、どちらか一方のミラーの固定にがたが生じるためである。
【0024】ミラー固定具12c、12d、12e、12fに関しては、本発明には直接関係ないために説明を省略する。
【0025】半速走査往復台3の両端にも、高摺動部材で形成されている3点のスライダ6d、6e、6fが取り付けされており、レールに対して3点で接触するようになっている。1点側のスライダ6dは、半速走査往復台3の重心位置の延長線上付近に備え付けられる。
【0026】[実施の形態の動作]次に、本発明による一実施の形態の動作について図面を参照しながら説明する。
【0027】図6は画像読み取り装置の動作の概略を示す図である。
【0028】図1、図2、図6、図7を参照するに、筐体18の上面に取り付けられた原稿台ガラス16の上にセットされる原稿15の画像を、筐体18内に設けられた全速走査往復台2の走査によって読み取る。全速走査往復台2に搭載された光源11が原稿面を主走査方向Yに対して均一に照射し、原稿面から反射した光情報はミラー5aに入射される。ミラー5aから送出された光情報は、半速走査往復台3に搭載されるミラー5b、5cを介してCCDユニット17に入射され、ここで光情報を電気信号に変換する。
【0029】全速走査往復台2はその両端で1対のワイヤ9a、9bに締結されることで、半速走査往復台3はその両端に具備する2対のプーリ8にワイヤが巻き付くことで、ワイヤ9a、9bによってレール1a、1b上を副走査方向Xに牽引される。
【0030】また、駆動シャフト7の端部と連結された回転駆動部19が駆動シャフト7を回転させることにより、駆動プーリ10a、10bに巻き付けられている2本のワイヤ9a、9bに対して同時に駆動力を伝達でき、上述の牽引力が生じるようになっている。
【0031】全速走査往復台2のミラー5aの剛性は、ステー13a、13bに比べて高いために、ミラー5aをミラー取り付け部14a、14bの計4点に対してミラー固定具12a、12bを用いて確実に固定することにより、ミラー5aの反射面角度の精度を出すことができる。
【0032】走査往復台は高摺動部材を使用したスライダ6a、6b、6cによって走行するレール1a、1bに対して3点で支持される。そのために、レール1a、1bの平面度やレール1a、1bの間の傾きに左右されず、支持点の3点が確実にレール1a、1bに追従し、読み取り動作中の走査往復台のがたや浮きを生じることがない。
【0033】[他の実施の形態]本実施例では半速走査往復台3に取り付けられているミラーの支持を4点で行っているが、2つあるミラーの内どちらか一方が4点で支持されている場合、半速走査往復台3のレールに対する支持点である3点のスライダの平面度が確保されるために、もう一方のミラーは3点で支持されていても良い。この場合には、3点で支持されるミラーの固定具の剛性を弱める必要がある。
【0034】本実施例では図8(a)に示すように全速・半速走査往復台に取り付けられているミラーの支持を4点で行っているが、図8(b)に示すように、面によって固定する方法を用いても本実施例と同様の効果が得られる。この場合には、ミラーの固定を確実にするために、ミラーの接触する部分の面の精度を出す必要がある。
【0035】
【発明の効果】従来のブックスキャナ画像読み取り装置の走査往復台において、走査往復台のレールに対する支持点は4点であるために、部品精度や組立精度によって支持点の1点がレールから浮いてしまい、がたが生じる。これにより読み取り動作中に走査往復台の読み取り目標が一定せず、特に振動による画像劣化を生じる。
【0036】ここで、本発明によれば、走査往復台のレールに対する支持点を3点にすることによって、上述のような支持点の1点がレールから浮く問題は解決される。しかしまた、走査往復台に取り付けされているミラーを3点で保持する従来の方法を用いた場合には、走査往復台のレールに対する支持点を3点にしても1点側の支持が不安定であるために、ミラー反射面の角度の精度が出ない。
【0037】しかしながら本発明によれば、走査往復台に固定されるミラーの剛性を利用し、ミラーを4点で保持することによりミラー反射面の角度を保持し、走査往復台のレールに対する支持点を3点にすることでミラーの角度を保持したまま、レールに対する追従性を確保することが可能となる。
【0038】以上述べたように本発明によれば、部品精度や組立精度に起因することなく、読み取り動作中の走査往復台のがたを生じさせることなく、常に3点の支持点がレール上に接するように保持することが可能となり、正確な画像の読み取りを行うことができる。




 

 


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