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発明の名称 噴射式自動写真現像装置及び噴射式自動写真現像方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−255639(P2001−255639A)
公開日 平成13年9月21日(2001.9.21)
出願番号 特願2000−64818(P2000−64818)
出願日 平成12年3月9日(2000.3.9)
代理人 【識別番号】100097113
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
【テーマコード(参考)】
2H098
【Fターム(参考)】
2H098 FA04 
発明者 松田 友明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像装置であって、前記現像液を噴射する現像液噴射手段と前記定着液を噴射する定着液噴射手段と前記洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、前記現像液を加熱する現像液加熱手段と前記定着液を加熱する定着液加熱手段と前記洗浄液を加熱する洗浄液加熱手段と、前記現像液を前記現像液噴射手段に送出する現像液送出管と前記定着液を前記定着液噴射手段に送出する定着液送出管と前記洗浄液を前記洗浄液噴射手段に送出する洗浄液送出管とを備え、前記現像液送出管と定着液送出管と洗浄液送出管とは各々所定の長さを有し、前記現像液加熱手段と前記定着液加熱手段と前記洗浄液加熱手段との近傍に各々配置され、前記現像液と前記定着液と前記洗浄液とは、各々加熱された前記現像液送出管と定着液送出管と洗浄液送出管とを通過するときに、各々加熱されて、前記現像液噴射手段と前記定着液噴射手段と前記洗浄液噴射手段とから噴射されるときに各々所定の温度が保たれることを特徴とする噴射式自動写真現像装置。
【請求項2】 前記現像液噴射手段は、前記現像液を噴射する1つ、又は、複数の現像液噴射ノズルであり、前記定着液噴射手段は、前記定着液を噴射する1つ、又は、複数の定着液噴射ノズルであり、前記洗浄液噴射手段は、前記洗浄液を噴射する1つ、又は、複数の洗浄液噴射ノズルであることを特徴とする請求項1記載の噴射式自動写真現像装置。
【請求項3】 前記現像液加熱手段は、前記現像液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた現像液加熱用ヒータであり、前記定着液加熱手段は、前記定着液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた定着液加熱用ヒータであり、前記洗浄液加熱手段は、前記洗浄液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた洗浄液加熱用ヒータであることを特徴とする請求項1又は2記載の噴射式自動写真現像装置。
【請求項4】 現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像装置であって、前記現像液を噴射する現像液噴射手段と前記定着液を噴射する定着液噴射手段と、前記現像液を加熱する現像液加熱手段と前記定着液を加熱する定着液加熱手段と、前記現像液を前記現像液噴射手段に送出する現像液送出管と前記定着液を前記定着液噴射手段に送出する定着液送出管と、定着が行なわれた前記写真感光材料を前記洗浄液で洗浄する溶液槽とを備え、前記現像液送出管と定着液送出管とは各々所定の長さを有し、前記現像液加熱手段と前記定着液加熱手段との近傍に各々配置され、前記現像液と前記定着液とは、前記現像液送出管と定着液送出管とを通過するときに各々加熱されて、前記現像液噴射手段と前記定着液噴射手段とから噴射されるときに、各々所定の温度が保たれることを特徴とする噴射式自動写真現像装置。
【請求項5】 前記現像液噴射手段は、前記現像液を噴射する1つ、又は、複数の現像液噴射ノズルであり、前記定着液噴射手段は、前記定着液を噴射する1つ、又は、複数の定着液噴射ノズルであることを特徴とする請求項4記載の噴射式自動写真現像装置。
【請求項6】 前記現像液加熱手段は、前記現像液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた現像液加熱用ヒータであり、前記定着液加熱手段は、前記定着液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた定着液加熱用ヒータであることを特徴とする請求項4又は5記載の噴射式自動写真現像装置。
【請求項7】 現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像方法であって、所定の長さを有する現像液送出管を介して予め設定された温度まで前記現像液を加熱し、前記写真感光材料に前記現像液を所定時間、噴射する第1の工程と、所定の長さを有する定着液送出管を介して予め設定された温度まで前記定着液を加熱し、前記写真感光材料に前記定着液を所定時間、噴射する第2の工程と、所定の長さを有する洗浄液送出管を介して予め設定された温度まで前記洗浄液を加熱し、前記写真感光材料に前記洗浄液を所定時間、噴射する第3の工程とを備え、前記第1の工程での前記現像液の加熱を、前記現像液が前記現像液送出管を通過するときに行い、前記第2の工程での前記定着液の加熱を、前記定着液が前記定着液送出管を通過するときに行い、前記第3の工程での前記洗浄液の加熱を、前記洗浄液が前記洗浄液送出管を通過するときに行なうことを特徴とする噴射式自動写真現像方法。
【請求項8】 現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像方法であって、所定の長さを有する現像液送出管を介して予め設定された温度まで前記現像液を加熱し、前記写真感光材料に前記現像液を所定時間、噴射する第1の工程と、所定の長さを有する定着液送出管を介して予め設定された温度まで前記定着液を加熱し、前記写真感光材料に前記定着液を所定時間、噴射する第2の工程と、該第2の工程の後、前記写真感光材料を前記洗浄液が満たされた溶液槽で洗浄する第3の工程とを備え、前記第1の工程での前記現像液の加熱を、前記現像液が前記現像液送出管を通過するときに行い、前記第2の工程での前記定着液の加熱を、前記定着液が前記定着液送出管を通過するときに行なうことを特徴とする噴射式自動写真現像方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料の写真現像装置に関し、特に現像と定着と洗浄とを自動で行なう噴射式自動写真現像装置及び噴射式自動写真現像方法に関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動現像装置では、図4に示すように写真感光材料31は多数の搬送ローラ113’によって構成される搬送ライン32によって、現像液槽33、定着液槽34及び洗浄液槽35に通されることによって一連の現像処理が施される。この時、現像液槽33、定着液槽34及び洗浄液槽35の現像液E’、定着液F’及び洗浄液G’はそれぞれヒーター36、ヒーター37及びヒーター38によって目的の温度まで加熱され、常に一定な温度に保たれている。これにより、1枚現像しようとする際にも現像液槽33、定着液槽34及び洗浄液槽35に大量な溶液を準備する必要があるため経済的でなかった。この問題に対して、特開平10−307380号では、ノズルより現像液等を噴射する方法を提案し、溶液混入防止について対策を行っているが、低消費電力化、装置立ち上げの迅速化といった面では、まだ十分とはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技術には以下に掲げる問題点があった。第1に、現像液槽33、定着液槽34、洗浄液槽35を用意しなければいけないため、装置が大型化する。
【0004】第2に、写真感光材料31が搬送ライン32を流れていく過程で写真感光材料31に付着した現像液が定着液、洗浄液に混ざってしまい、更には定着液が洗浄液に混ざってしまう。
【0005】第3に、従来の自動現像装置では現像液槽33、定着液槽34、洗浄液槽35に常に十分な溶液を蓄えておく必要があるので、無駄が多く不経済ということである。その理由は、例えば1枚の写真を現像しようとする場合にも必要以上の溶液を用意しなければならない。
【0006】第4に、従来の自動現像装置では、現像液槽33、定着液槽34、洗浄液槽35の各溶液をヒーター36、ヒーター37、ヒーター38によって常にある一定の温度にまで加熱しておかなければならないため、消費電力が大きくなってしまう。
【0007】第5に、従来の自動現像装置では現像液槽33、定着液槽34、洗浄液槽35の各溶液をヒーター36、ヒーター37、ヒーター38によって目的の温度まで加熱する必要があるため、装置立ち上げに非常に時間がかかっていた、というような問題点があった。
【0008】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、以下の通りである。第1に、現像液槽、定着液槽及び洗浄液槽の代わりに、現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄液噴射ノズルを使用して装置の小型化を図る。
【0009】第2に、現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄液噴射ノズルを個々に独立させて、互いの溶液が混じらないようにする。
【0010】第3に、必要な量だけの溶液を現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄液噴射用ノズルから噴射するので無駄がなく経済的である。
【0011】第4に、必要な量を必要なときにだけ加熱するために、現像液加熱用ヒーター、定着液加熱用ヒーター及び洗浄液加熱用ヒーターは、現像液噴射ノズル、定着液噴射ノズル及び洗浄液噴射ノズルから噴射される溶液のみを温め、消費電力を低く抑える。
【0012】第5に、各々の溶液について、必要なとき、必要な量を加熱して、装置の立ち上げ時間を短くする、という噴射式自動写真現像装置及び噴射式自動写真現像方法に関する技術を提供する点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の要旨は、現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像装置であって、前記現像液を噴射する現像液噴射手段と前記定着液を噴射する定着液噴射手段と前記洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、前記現像液を加熱する現像液加熱手段と前記定着液を加熱する定着液加熱手段と前記洗浄液を加熱する洗浄液加熱手段と、前記現像液を前記現像液噴射手段に送出する現像液送出管と前記定着液を前記定着液噴射手段に送出する定着液送出管と前記洗浄液を前記洗浄液噴射手段に送出する洗浄液送出管とを備え、前記現像液送出管と定着液送出管と洗浄液送出管とは各々所定の長さを有し、前記現像液加熱手段と前記定着液加熱手段と前記洗浄液加熱手段との近傍に各々配置され、前記現像液と前記定着液と前記洗浄液とは、各々加熱された前記現像液送出管と定着液送出管と洗浄液送出管とを通過するときに、各々加熱されて、前記現像液噴射手段と前記定着液噴射手段と前記洗浄液噴射手段とから噴射されるときに各々所定の温度が保たれることを特徴とする噴射式自動写真現像装置に存する。請求項2記載の本発明の要旨は、前記現像液噴射手段は、前記現像液を噴射する1つ、又は、複数の現像液噴射ノズルであり、前記定着液噴射手段は、前記定着液を噴射する1つ、又は、複数の定着液噴射ノズルであり、前記洗浄液噴射手段は、前記洗浄液を噴射する1つ、又は、複数の洗浄液噴射ノズルであることを特徴とする請求項1記載の噴射式自動写真現像装置に存する。請求項3記載の本発明の要旨は、前記現像液加熱手段は、前記現像液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた現像液加熱用ヒータであり、前記定着液加熱手段は、前記定着液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた定着液加熱用ヒータであり、前記洗浄液加熱手段は、前記洗浄液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた洗浄液加熱用ヒータであることを特徴とする請求項1又は2記載の噴射式自動写真現像装置に存する。請求項4記載の本発明の要旨は、現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像装置であって、前記現像液を噴射する現像液噴射手段と前記定着液を噴射する定着液噴射手段と、前記現像液を加熱する現像液加熱手段と前記定着液を加熱する定着液加熱手段と、前記現像液を前記現像液噴射手段に送出する現像液送出管と前記定着液を前記定着液噴射手段に送出する定着液送出管と、定着が行なわれた前記写真感光材料を前記洗浄液で洗浄する溶液槽とを備え、前記現像液送出管と定着液送出管とは各々所定の長さを有し、前記現像液加熱手段と前記定着液加熱手段との近傍に各々配置され、前記現像液と前記定着液とは、前記現像液送出管と定着液送出管とを通過するときに各々加熱されて、前記現像液噴射手段と前記定着液噴射手段とから噴射されるときに、各々所定の温度が保たれることを特徴とする噴射式自動写真現像装置に存する。請求項5記載の本発明の要旨は、前記現像液噴射手段は、前記現像液を噴射する1つ、又は、複数の現像液噴射ノズルであり、前記定着液噴射手段は、前記定着液を噴射する1つ、又は、複数の定着液噴射ノズルであることを特徴とする請求項4記載の噴射式自動写真現像装置に存する。請求項6記載の本発明の要旨は、前記現像液加熱手段は、前記現像液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた現像液加熱用ヒータであり、前記定着液加熱手段は、前記定着液送出管の周りに、略コイル状に巻かれた定着液加熱用ヒータであることを特徴とする請求項4又は5記載の噴射式自動写真現像装置に存する。請求項7記載の本発明の要旨は、現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像方法であって、所定の長さを有する現像液送出管を介して予め設定された温度まで前記現像液を加熱し、前記写真感光材料に前記現像液を所定時間、噴射する第1の工程と、所定の長さを有する定着液送出管を介して予め設定された温度まで前記定着液を加熱し、前記写真感光材料に前記定着液を所定時間、噴射する第2の工程と、所定の長さを有する洗浄液送出管を介して予め設定された温度まで前記洗浄液を加熱し、前記写真感光材料に前記洗浄液を所定時間、噴射する第3の工程とを備え、前記第1の工程での前記現像液の加熱を、前記現像液が前記現像液送出管を通過するときに行い、前記第2の工程での前記定着液の加熱を、前記定着液が前記定着液送出管を通過するときに行い、前記第3の工程での前記洗浄液の加熱を、前記洗浄液が前記洗浄液送出管を通過するときに行なうことを特徴とする噴射式自動写真現像方法に存する。請求項8記載の本発明の要旨は、現像液と定着液と洗浄液とにより写真感光材料の現像と定着と洗浄とを行なう噴射式自動写真現像方法であって、所定の長さを有する現像液送出管を介して予め設定された温度まで前記現像液を加熱し、前記写真感光材料に前記現像液を所定時間、噴射する第1の工程と、所定の長さを有する定着液送出管を介して予め設定された温度まで前記定着液を加熱し、前記写真感光材料に前記定着液を所定時間、噴射する第2の工程と、該第2の工程の後、前記写真感光材料を前記洗浄液が満たされた溶液槽で洗浄する第3の工程とを備え、前記第1の工程での前記現像液の加熱を、前記現像液が前記現像液送出管を通過するときに行い、前記第2の工程での前記定着液の加熱を、前記定着液が前記定着液送出管を通過するときに行なうことを特徴とする噴射式自動写真現像方法に存する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1)図1に示すように、本実施の形態1に係る噴射式自動写真現像装置は、現像液噴射ノズル(現像液噴射手段)13と定着液噴射ノズル(定着液噴射手段)14と洗浄液噴射ノズル(洗浄液噴射手段)15と現像液加熱用ヒーター(現像液加熱手段)16と定着液加熱用ヒーター(定着液加熱手段)17と洗浄液加熱用ヒーター(洗浄液加熱手段)18と現像液送出管23と定着液送出管24と洗浄液送出管25と搬送ローラ113を有する搬送ライン12とから概略構成される。
【0016】現像液E、定着液F及び洗浄液Gは、現像液噴射ノズル13、定着液噴射ノズル14及び洗浄液噴射ノズル15から写真感光材料11に噴射される。
【0017】所定の長さを有する現像液送出管23と定着液送出管24と洗浄液送出管25とは、各々の近傍に配置された現像液加熱用ヒーター16と定着液加熱用ヒーター17と洗浄液加熱用ヒーター18とにより加熱される。この結果、現像液送出管23内の現像液E、定着液送出管24内の定着液F及び洗浄液送出管25内の洗浄液Gは、現像液噴射ノズル13、定着液噴射ノズル14及び洗浄液噴射ノズル15から各々噴射されるときに所定の温度が保たれるように加熱される。
【0018】現像液加熱用ヒーター16、定着液加熱用ヒーター17及び洗浄液加熱用ヒーター18は、現像液送出管23、定着液送出管24及び洗浄液送出管25の各々の周りに、略コイル状に巻かれている。
【0019】現像液E、定着液F及び洗浄液Gの各々の溶液は、現像液送出管23と定着液送出管24と洗浄液送出管25の管内を通過するときに、現像液加熱用ヒーター16と定着液加熱用ヒーター17と洗浄液加熱用ヒーター18とにより加熱された各々の送出管を介して所定の温度に加熱される。
【0020】現像部センサー101、定着部センサー102及び洗浄部センサー103は、現像部B、定着部C及び洗浄部Dにおける写真感光材料11の感知用のセンサーである。
【0021】次に、本実施の形態1に係る噴射式自動写真現像装置を用いた方法を図1を用いて説明する。
【0022】対象の写真感光材料11は、多数の搬送ローラ113を備える搬送ライン12によって露光部Aから搬送される。
【0023】現像部Bで、現像部センサー101が写真感光材料11を感知すると同時に、現像液噴射ノズル13より所定時間、現像液Eが写真感光材料11に噴射される。この時、現像液加熱用ヒーター16は、現像液送出管23を介して予め設定された温度まで現像液Eを加熱する。
【0024】更に、写真感光材料11は、搬送ライン12によって定着部Cまで搬送される。定着部センサー102が写真感光材料11を感知すると同時に、定着液噴射ノズル14より所定時間、定着液Fが写真感光材料11に噴射される。この時、定着液加熱用ヒーター17は、定着液送出管24を介して予め設定された温度まで定着液Fを加熱する。
【0025】次に、写真感光材料11は、搬送ライン12によって洗浄部Dまで搬送される。洗浄部センサー103が写真感光材料11を感知すると同時に、洗浄液噴射ノズル15より所定時間、洗浄液Gが写真感光材料11に噴射される。この時、洗浄液加熱用ヒーター18は、洗浄液送出管25を介して予め設定された温度まで洗浄液Gを加熱する。
【0026】以上の連続処理を施された写真感光材料11はこの後、搬送ライン12によって乾燥部Xへ搬出され、仕上がる。
【0027】なお、現像液噴射ノズル13と定着液噴射ノズル14と洗浄液噴射ノズル15とは、各々の溶液に所定の圧力を加えることにより噴射、又は、噴霧を可能とする機構を有するものに置き換えることもできる。
【0028】また、溶液が各々設定された温度に加熱されるための長さが確保された、現像液送出管23と定着液送出管24と洗浄液送出管25とは、装置の容量を確保するため折り畳まれることも有効である。
【0029】実施の形態1に係る噴射式自動写真現像装置は上記の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
【0030】噴射式自動写真現像装置内に現像液槽、定着液槽及び洗浄液槽を備える必要がなく、現像液噴射用ノズル13、定着液噴射用ノズル14及び洗浄液噴射用ノズル15を使用しているため噴射式自動写真現像装置の小型化を図ることができる。また、現像液噴射用ノズル13、定着液噴射用ノズル14及び洗浄液噴射用ノズル15が個々に独立しているため、お互いに溶液が混じる心配がない。また、必要な量だけの溶液を現像液噴射用ノズル13、定着液噴射用ノズル14及び洗浄液噴射用ノズル15から噴射すればよいので無駄がなく経済的である。また、各々の溶液を、必要な量を必要なだけ各々のヒーターで各々の液送出管を介して加熱して、各々のノズルから噴射される溶液のみを温めるだけなので、消費電力を抑えることができる。また、各々の溶液について、必要な量を必要なときにだけ加熱するため、装置の立ち上げ時間が短くてすむ。
【0031】(実施の形態2)本実施の形態2に係る噴射式自動写真現像装置は、実施の形態1に係る噴射式自動写真現像装置の応用の一例である。この応用例では、現像液E、定着液F及び洗浄液Gの各溶液を噴射するためのノズルを2個ずつにしたものである。
【0032】図2に示すように、本実施の形態2に係る噴射式自動写真現像装置は、現像液噴射ノズル231、232と定着液噴射ノズル241、242と洗浄液噴射ノズル252、252と現像液加熱用ヒーター26と定着液加熱用ヒーター27と洗浄液加熱用ヒーター28と現像液送出管53と定着液送出管54と洗浄液送出管55と搬送ローラ113を有する搬送ライン22とから概略構成される。
【0033】写真感光材料21は、多数の搬送ローラ113を備える搬送ライン22によって露光部Aから搬送される。現像部センサー201、定着部センサー202及び洗浄部センサー203は、写真感光材料21を各々の位置で感知する。
【0034】図2中には、現像液加熱用ヒーター26、定着液加熱用ヒーター27及び洗浄液加熱用ヒーター28を示す。各々のヒーターとノズルと送出管とは実施の形態1と同様の機能を持ち、同様の動作をする。
【0035】なお、各々の溶液に対してノズルが2個づつとなる構成に限らず3個以上でも有効である。
【0036】実施の形態2に係る噴射式自動写真現像装置は上記の如く構成されているので、実施の形態1が奏する効果の他に以下に掲げる効果を奏する。
【0037】写真感光材料21に現像液E、定着液F及び洗浄液Gの各溶液を噴射するため、各々のノズルを2個ずつにしたことにより現像むらをなくすことができる。
【0038】(実施の形態3)本実施の形態3に係る噴射式自動写真現像装置は、実施の形態1又は実施の形態2に係る噴射式自動写真現像装置と、従来の洗浄方法とを組合わせた応用例である。
【0039】図3に示すように、本実施の形態3に係る噴射式自動写真現像装置は、現像液噴射ノズル43と定着液噴射ノズル44と現像液加熱用ヒーター46と定着液加熱用ヒーター47と洗浄液加熱用ヒーター48と現像液送出管63と定着液送出管64と溶液槽(洗浄槽)45と搬送ローラ113を有する搬送ライン42とから概略構成される。
【0040】図3中には、現像液加熱用ヒーター46及び定着液加熱用ヒーター47を示す。各々のヒーターとノズルと送出管とは実施の形態1又は実施の形態2と同様の機能を持ち、同様の動作をする。
【0041】定着液Fにて定着処理された写真感光材料41は、搬送ライン42により溶液槽45の洗浄液GXで洗浄され、乾燥部Xへ搬出される。洗浄液加熱用ヒーター48は、溶液槽45内の洗浄液GXを温める。
【0042】露光部Aから搬送されてきた写真感光材料41は、複数の搬送ローラ113を備えた搬送ライン42によって現像部Bまで搬送される。そして、現像部センサー401が写真感光材料41を感知すると同時に現像液噴射ノズル43は、写真感光材料41に所定の時間、現像液Eを噴射する。このとき、現像液Eは現像液加熱用ヒーター46によって予め設定された温度まで加熱されている。
【0043】定着部Cでも同様に、定着部センサー402が写真感光材料41を感知すると同時に定着液噴射ノズル44が、定着液加熱用ヒーター47によって温められた定着液Fを写真感光材料41に所定の時間噴射する。
【0044】定着部Cでの処理の後、写真感光材料41は、洗浄液加熱用ヒーター48によって洗浄液GXが温められている洗浄液槽45を通って洗浄され、乾燥部Xへ搬出される。
【0045】実施の形態3に係る噴射式自動写真現像装置は上記の如く構成されているので、実施の形態1、又は、実施の形態2が奏する効果の他に以下に掲げる効果を奏する。
【0046】洗浄液GXに関しては、その成分がほとんど水で、特に品質などが厳密に問われないため、噴射式自動写真現像装置を安価に製造したい場合、このような構成が有効である。
【0047】なお、本実施の形態においては、本発明はそれに限定されず、本発明を適用する上で好適な噴射式自動写真現像装置及び噴射式自動写真現像方法に関する技術に適用することができる。
【0048】また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【0049】なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
【0051】第1に、現像液噴射用ノズル、定着液噴射用ノズル及び洗浄液噴射用ノズルを使用することでめ各々の溶液を供給する現像液槽、定着液槽及び洗浄液槽の設置が不必要となり、噴射式自動写真現像装置の小型化を図ることができる。
【0052】第2に、各々の溶液を供給する現像液噴射用ノズル、定着液噴射用ノズル及び洗浄液噴射用ノズルが個々に独立しているため、お互いに溶液が混ざる心配がない。
【0053】第3に、現像液噴射用ノズル、定着液噴射用ノズル及び洗浄液噴射用ノズルを用いることで、必要な量だけの溶液を各々のノズルから噴射すればよいので無駄がなく経済的である。
【0054】第4に、現像液噴射用ノズル、定着液噴射用ノズル及び洗浄液噴射用ノズルから噴射される溶液のみを温めるため、ヒーターで各々の溶液を、必要な量を必要なときにだけ、液送出管を介して、加熱するため消費電力を低く抑えることが可能である。
【0055】第5に、各々の溶液について、必要な量を必要なときにだけ加熱するため、定着液槽及び洗浄液槽の立ち上げ時間を短くすることができる。




 

 


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