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発明の名称 一眼レフカメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−324752(P2001−324752A)
公開日 平成13年11月22日(2001.11.22)
出願番号 特願2000−142000(P2000−142000)
出願日 平成12年5月15日(2000.5.15)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H002
2H011
2H020
2H051
2H054
2H102
【Fターム(参考)】
2H002 BB06 BB07 DB07 DB26 FB71 HA04 JA02 
2H011 AA01 BB04 DA01 DA05
2H020 GA00
2H051 AA06 CE27 DA11 DB01 EA19 EA25 EA27 GA12 GB12
2H054 CA14
2H102 AA01 AA33 AB17
発明者 大澤 裕
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影光学系から入射した被写体光束をファインダ光学系に導く被写体観察位置と、撮影可能な撮影位置とに移動するメインミラーと、レリーズの際に前記メインミラーを前記撮影位置まで移動させてから所定時間経過後に露出動作を実行するセルフタイマモードを設定するセルフタイマモード設定手段と、カメラの状態を報知する報知手段と、前記被写体観察位置にある前記メインミラーで反射された被写体光束を受光して露出情報を得る受光手段と、前記撮影光学系の合焦情報を得る焦点検出手段と、前記セルフタイマモードが設定されているときは、レリーズ直前に前記受光手段が求めた露出情報と前記焦点検出手段が求めた合焦情報をメモリし、レリーズ終了直後に前記受光手段及び前記焦点検出手段を介して露出情報及び合焦情報を再検出して、レリーズ直前とレリーズ終了直後の露出情報及び合焦情報を各々比較し、該比較した結果、露出情報または合焦情報のいずれか一方でも適正でないと判断した場合に、前記報知手段によって撮影失敗の可能性がある旨を報知させる制御手段と、を備えていることを特徴とする一眼レフカメラ。
【請求項2】 請求項1記載の一眼レフカメラにおいて、前記制御手段は、前記セルフタイマモードにおけるレリーズにおいて、前記メインミラーを前記被写体観察位置から前記撮影位置に移動させる直前に前記受光手段が求めた露出情報と前記焦点検出手段が求めた合焦情報をメモリし、露出が終了して前記メインミラーを前記被写体観察位置に戻した直後に前記受光手段及び前記焦点検出手段を介して露出情報及び合焦情報を再検出する一眼レフカメラ。
【請求項3】 請求項1または2記載の一眼レフカメラにおいて、前記報知手段は表示手段であって、前記制御手段は、露出情報または合焦情報のいずれか一方でも適正でないと判断した場合に、前記表示手段に所定の警告表示を表示させる一眼レフカメラ。
【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の一眼レフカメラにおいて、前記制御手段は、レリーズ終了後に前記報知手段を介して該撮影結果を所定時間報知し、露出情報または合焦情報のいずれか一方でも適正でないと判断した場合には、前記報知手段の報知時間を延長する一眼レフカメラ。
【請求項5】 請求項1、3または4のいずれか一項記載の一眼レフカメラにおいて、前記露出情報は測光値であって、前記制御手段は、前記レリーズ直前の測光値に対してレリーズ終了直後の測光値の変化が所定範囲を超えていたときに適正でないと判断する一眼レフカメラ。
【請求項6】 請求項1、3または4のいずれか一項記載の一眼レフカメラにおいて、前記焦点検出手段は合焦情報としてデフォーカス量を検出し、前記制御手段は、前記レリーズ直前のデフォーカス量に対するレリーズ終了直後のデフォーカス量の変化が所定範囲以上あったときに適正でないと判断する一眼レフカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ミラーアップしてから所定時間経過後にレリーズを行う機能を備えた一眼レフカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来では、撮影レンズからカメラボディ内に入射した被写体光束をファインダ光学系に導くミラーを備え、通常はファインダ光学系を介して被写体を観察できる被写体観察位置にミラーを保持し、撮影時のみミラーを撮影位置に移動して撮影を行う一眼レフカメラが知られている。このタイプの一眼レフカメラでは、ミラーの移動停止時に生じる機械的振動によって撮影画像にぶれが生じないように、ミラーの移動完了時から所定時間経過後にレリーズを実行する機能を備えたものがある。ミラー移動完了時から所定時間経過後にレリーズを実行する場合には、ミラー移動前に測距した焦点情報に基づいて自動焦点制御が行われ、ミラー移動前に測光した被写体輝度に基づいて求めた適正シャッタ速度及び絞り値に基づいて自動露出制御が行われるのが一般的である。しかしながら、ミラー移動完了後から実際に露出動作が実行されるまでに所定の待機時間があるので、その待機時間中に被写体輝度が変化したり、被写体の位置が変化したりする場合がある。このような変化が起こると、露出不良が生じたりやピントがボケてしまうが、使用者は露出不良やピンボケが生じていても認知できない。そのため、フィルムを現像した後に使用者の意図しない撮影状態で撮影されていたことに気づくことがあった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、撮影直前と直後で被写体輝度・合焦状態が大きく変化していた場合に、不適切な撮影が行われた可能性があることを警告できる一眼レフカメラを提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明の一眼レフカメラは、撮影光学系から入射した被写体光束をファインダ光学系に導く被写体観察位置と、撮影可能な撮影位置とに移動するメインミラーと、レリーズの際に前記メインミラーを前記撮影位置まで移動させてから所定時間経過後に露出動作を実行するセルフタイマモードを設定するセルフタイマモード設定手段と、カメラの状態を報知する報知手段と、前記被写体観察位置にある前記メインミラーで反射された被写体光束を受光して露出情報を得る受光手段と、前記撮影光学系の合焦情報を得る焦点検出手段と、前記セルフタイマモードが設定されているときは、レリーズ直前に前記受光手段が求めた露出情報と前記焦点検出手段が求めた合焦情報をメモリし、レリーズ終了直後に前記受光手段及び前記焦点検出手段を介して露出情報及び合焦情報を再検出して、レリーズ直前とレリーズ終了直後の露出情報及び合焦情報を各々比較し、該比較した結果、露出情報または合焦情報のいずれか一方でも適正でないと判断した場合に、前記報知手段によって撮影失敗の可能性がある旨を報知させる制御手段と、を備えていることに特徴を有する。この構成によれば、使用者は撮影直後に撮影失敗の可能性があることを把握でき、もう一度撮影し直したり、撮影モードを変えたりなど、その場で撮影不良の対策をとることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用した一眼レフカメラの制御系の主要構成の一実施形態をブロックで示す図である。この制御系は、バスラインを介して相互に接続されたCPU11とDPU13で構成されている。CPU11及びDPU13は、カメラボディのシステム全体を総括的に制御する制御手段としての機能を有している。
【0006】DPU13は、撮影レンズを装着するボディマウント面に設けられた電気接点群を介してレンズCPU51と通信を行う。レンズCPU51には、焦点距離情報、開放絞り値及び最小絞り値情報など、その撮影レンズ固有のレンズ情報が格納されている。これらの撮影情報は、撮影レンズLのレンズCPU51とDPU13との間で実行される通信によりDPU13に読み込まれる。またDPU13には、メインミラー101のミラーアップ(被写体観察位置から撮影位置への移動)が完了してから2秒後にレリーズ処理を実行させる2秒セルフモードスイッチ(セルフタイマモード設定手段)、測光エリアの重み付け選択する測光モードスイッチ、シングル撮影/連続撮影を選択するドライブモードスイッチ、自動焦点制御/マニュアル焦点制御を選択するAFモードスイッチ等を含むスイッチ群19が接続されている。DPU13は、レンズCPU51との通信で読み込んだレンズ情報、スイッチ群19から入力した各スイッチ情報をCPU11との間で実行する通信によりCPU11に伝える。
【0007】CPU11は、カメラの機能に関するプログラム等が書き込まれたROM及び各種パラメータ、レンズ情報などを一時的に記憶するRAMを内蔵している。またCPU11には、外部メモリ手段としてのEEPROM21が接続されている。このEEPROM21には、撮影に関する各種データなどがメモリされている。またCPU11には、スイッチ類として、シャッタボタン39の半押しでオンする測光スイッチSWS、シャッタボタン39の全押しでオンするレリーズスイッチSWR、メインスイッチSWMが接続されている。
【0008】メインスイッチSWMがオンするとCPU11は、DPU13を介して電源制御信号をDC/DCコンバータ17へ出力し、各スイッチ操作に応じた処理を実行する。電源制御信号を入力するとDC/DCコンバータ17は、バッテリ(不図示)の電圧をAF用CCD25、絞り制御フォトインタラプタ27、AF制御フォトインタラプタ29等に供給する。なおCPU11及びDPU13には、メインスイッチSWMのオン/オフに関わらず、バッテリから常に定電圧が供給されている。
【0009】CPU11には、撮影に必要な情報を表示する表示手段として、外部LCD47及びファインダ内LCD49が接続されている。メインスイッチSWMがオフした状態では、外部LCD47及びファインダ内LCD49は何も表示しない。メインスイッチSWMがオンした状態では、外部LCD47には撮影枚数、ISO感度などを表示し、ファインダ内LCD49にはAE演算を実行するまで何も表示しない。AE演算実行後は、設定した適正シャッタ速度、適正絞り値など撮影に有用な情報を外部LCD47及びファインダ内LCD49に表示する。
【0010】撮影レンズLからカメラボディ内に入射した被写体光束(図2参照)は、大部分がメインミラー101によって、ファインダ光学系を構成するペンタプリズム103に向かって反射され、ペンタプリズム103で反射されてアイピース(不図示)から射出する。ペンタプリズム103から射出された被写体光束の一部は測光用IC15の受光素子に入射する。一方、メインミラー101のハーフミラー部102に入射した光束の一部はここを透過し、サブミラー105により下方に反射され、AF用CCD25に入射する。
【0011】測光スイッチSWSがオンするとCPU11は、測光IC15から測光信号を入力して被写体輝度Bvを求め、最適なシャッタ速度および絞り値を算出するAE演算を実行する。但し、撮影レンズLの絞り環がマニュアル(M)の位置にあるときは、撮影レンズ61の絞り環によって設定された絞り値をAvボリューム23から検出する。さらにCPU11は、絞り込み機構(不図示)の絞り込み動作に連動して絞り制御フォトインタラプタ27から出力されるパルス数(以下「EEパルス数」という。)も算出する。なお、測光IC15はいわゆる分割測光センサを備えていて、撮影範囲を複数のエリアに分割して各エリア毎に分割測光ができる。CPU11は、DPU13から入力した測光モード情報、例えばスポット測光、中央重点測光、分割測光モードに基づいて測光エリアの重み付けを選択し、測光モード情報に応じた所定のアルゴリズムによって、測光値(被写体輝度Bv)から最適なシャッタ速度と絞り値を演算する。
【0012】さらにCPU11は、位相差検出方式のAF用CCD25から被写体像のビデオ信号を入力してデフォーカス量を演算し、モータードライバ31を介してAFモーター35を駆動して、撮影レンズLの焦点調節レンズ群(不図示)を合焦位置まで移動させるAF処理を実行する。このAFモーター35の回転によって撮影レンズLの焦点調節光学系が進退移動する。焦点調節レンズ群を移動させる移動量は、AFモーター35の回転に連動してAFパルスを出力するAF制御フォトインタラプタ29のパルス数として求め、AF制御フォトインタラプタ29が出力するAFパルス数によってAFモーター35の駆動量を制御する。
【0013】レリーズスイッチSWRがオンするとCPU11は、レリーズ処理を実行する。レリーズ処理では、ミラーモーター37を介してメインミラー101をアップさせるとともに、AE演算処理またはAvボリューム23で設定した絞り値に基づいて撮影レンズLの絞りを絞り込み、設定したまたはAE演算で求めたシャッタ速度に基づいてシャッタ幕を走行させて露出する。レリーズ処理が終了するとCPU11は、巻上げ処理を実行する。つまり、モータードライバ31を介してミラーモーター37を作動させて、メインミラー101をダウンさせ、シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせるとともに、モータードライバ31を介してフィルムモーター33を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0014】ここでCPU11は、2秒セルフモードが設定されている場合には、設定したAE情報(露出情報)及びAF情報(合焦情報)をメモリしてからメインミラー101をアップさせ、ミラーアップ完了から2秒経過したときに設定した絞り値及びシャッタ速度に基づいて露出する。露出が終了したら、メインミラー101をダウン(撮影位置から被写体観察位置に移動)させ、シャッタ先幕、後幕走行ばねをチャージさせて、フィルムを1コマ分巻き上げる。そしてAE演算処理とAF処理を再実行し、求めたレリーズ終了直後のAE情報・AF情報のそれぞれをレリーズ直前にメモリしたAE情報・AF情報と比較する。その結果、レリーズ直前とレリーズ終了直後でAE情報が大きく変化していた場合には露出不良の可能性があるので、またAF情報が大きく変化していた場合にはAF不良(ピンボケ)の可能性があるので、使用者に警告する。本実施の形態では、レリーズ直前、レリーズ終了直後のAE情報として、測光IC15を介して入力し、演算した測光値(被写体輝度Bv)を使用する。レリーズ直前、レリーズ終了直後のAF情報としては、AF用CCD25を介して入力し、演算したデフォーカス量を使用する。そして本実施の形態では、2秒セルフモードでレリーズ処理を実行したときに、レリーズ直前のAE情報・AF情報に対するレリーズ終了直後のAE情報・AF情報の変化が所定範囲を超えていた場合は、露出不良警告表示またはAF不良警告表示を外部LCD41及びファインダ内LCD43に点滅表示する。
【0015】以上は、カメラボディの制御系の主要構成であるが、カメラボディは、上記以外に、ストロボ装置、ファインダ内LCDを照明する照明用LED、DXコードを入力してフィルム感度などを検知するDXコード入力回路、撮影レンズLの絞りを所定値で保持する絞り係止マグネットなど、公知の部材を備えている。
【0016】以上の構成に基づき、本一眼レフカメラの全体動作について図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。このフローチャートは、CPU11の内蔵ROMに書き込まれたプログラムによって制御する処理である。
【0017】図3は、カメラボディのメイン処理であって、バッテリが装填されているときの処理である。バッテリが装填されるとCPU11は、各入出力ポートに接続された周辺回路を初期化し(S11)、各入出力ポート、内蔵RAMなどを初期化し(S13)、周辺回路への電力供給を遮断する(S15)。
【0018】『メインスイッチSWM OFFループ処理』各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S17、S19)。メインスイッチSWMがオフしているときは(S19;N)、250ms(ミリ秒)タイマの割り込みを許可して250msタイマをセットし(S21)、スタンバイモードに移行して250ms経過するのを待つ(S23)。そして250ms経過したらスタンバイモードから起動し(S25)、S17へ戻る。メインスイッチSWMがオフしている間は、以上のS17〜S25の処理を繰り返し、メインスイッチSWMがオンしたかどうかを250ms毎に1回チェックする。
【0019】『PH OFFループ処理』メインスイッチSWMがオンすると(S19;Y)、周辺回路への電力供給を遮断し(S27)、外部LCD47に撮影枚数、ISO感度などの撮影前に必要な情報を表示して(S29)、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S31、S33)。メインスイッチSWMがオフしていたときはS15へ戻る(S33;N)。メインスイッチSWMがオンしていたときは(S33;Y)、測光スイッチSWSの割り込みを許可し(S35)、250msタイマの割り込みを許可して250msタイマをセットし(S37)、スタンバイモードに移行する(S39)。そして測光スイッチSWSの割り込みがあったかどうかをチェックし(S41)、測光スイッチSWSの割り込みがなかったときは(S41;N)、250ms経過するまで待ち、250ms経過したらスタンバイモードから起動してS29へ戻る(S43)。測光スイッチSWSの割り込みがあったときは(S41;Y)、DC/DCコンバータ17を介して周辺回路への電力供給を開始し(S45)、測光10秒タイマをスタートさせてPH ONループ処理に入る(S47)。
【0020】『PH ONループ処理』PH ONループ処理に入ると先ず、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S49、S51)。メインスイッチSWMがオフしていたときはS15へ戻る(S51;N)。メインスイッチSWMがオンしていたときは(S51;Y)、測光IC15から入力した測光値(被写体輝度Bv)をA/D変換し、Avボリューム23から入力した設定絞り値AvをA/D変換する(S53)。なお、撮影レンズLの絞り環がオート(A)位置にある場合は、Avボリューム23の抵抗値の情報は用いず、次のステップS55で実行されるAE演算処理において絞り値Avを演算する。
【0021】次に、入力した被写体輝度Bv、フィルム感度、露出補正値等に基づいてAE演算処理を実行し、適正なシャッタ速度Tv、絞り値Avを求める(S55)。AE演算処理を実行したら、測光スイッチSWSがオンしているかどうかをチェックする(S57)。測光スイッチSWSがオンしていたときは(S57;Y)、測光10秒タイマを再スタートさせ(S58)、AF用CCD25を駆動して被写体像のビデオ信号を入力し(S59)、入力したビデオ信号に基づいてデフォーカス量を求めるAF演算を実行する(S61)。AF演算では、さらに、求めたデフォーカス量に基づいてAFモーター35の駆動方向および駆動量を求める。そして求めた駆動方向および駆動量に基づいてAFモータ35を駆動し、撮影レンズLの焦点調節レンズ群を合焦位置まで移動させる(S63)。測光スイッチSWSがオフしていたときは、上記S58〜S63の処理をスキップして、S65へ進む(S57;N)。
【0022】S65のステップでは、外部LCD47およびファインダ内LCD49の表示処理を実行する。このLCD表示処理では、外部LCD47には、設定されたシャッタ速度Tv、絞り値Avなど撮影に有用な情報を表示し、ファインダ内LCD300には、合焦状態、設定されたシャッタ速度Tv、絞り値Avなど、使用者がファインダを介して被写体を観察しているときに有用な情報を表示する。
【0023】続いて125msタイマをスタートさせ(S67)、レリーズスイッチSWRの割り込みを許可し(S69)、125ms経過していたらS49へ戻る(S71;Y)。125msタイマは、測光処理及びAE演算処理を実行する周期を設定するハードタイマである。125ms経過していなければ(S71;N)、測光タイマ時間が経過したかどうかをチェックし(S73)、測光タイマ時間が経過していたらS27へ戻り、周辺回路への電力供給を遮断してPH OFFループ処理を実行する(S73;Y)。測光タイマ時間が経過していなかったときは(S73;N)、レリーズスイッチSWRの割り込みがあったかどうかをチェックし(S75)、レリーズスイッチSWRの割り込みがなかったはS57へ戻る(S75;N)。レリーズスイッチSWRの割り込みがあったときは(S75;Y)、2秒セルフモードが設定されているかどうかをチェックする(S77)。2秒セルフモードが設定されていなかったときは(S77;N)、S79及びS81をスキップし、レリーズ処理を実行する(S83)。2秒セルフモードが設定されていたときは(S77;Y)、設定したAE情報(露出情報)をメモリし(S79)、設定したAF情報(被写体距離情報)をメモリし(S81)、レリーズ処理を実行する(S83)。なお2秒セルフモードが設定されている場合のレリーズ処理では、ミラーアップ完了時から2秒経過したときに、設定してあるシャッタ速度Tv、絞り値Avに基づいて露出を行う。
【0024】レリーズ処理終了後、モータードライバ31を介してミラーモーター37を作動させて、メインミラー101を被写体観察位置までダウンさせ、シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせるとともに、モータードライバ31を介してフィルムモーター33を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げ(S85)、再度2秒セルフモードが設定されているかどうかをチェックする(S87)。2秒セルフモードが設定されていなかったときは(S87;N)、S107に進み、測光後2秒タイマをスタートさせてS49へ戻る(S103)。
【0025】2秒セルフモードが設定されている場合には、測光IC15から入力した測光値(被写体輝度Bv)をA/D変換し、撮影レンズLの絞り環がマニュアル(M)位置にある場合はAvボリューム23から入力した設定絞り値AvをA/D変換して(S89)、AE演算処理を実行する(S91)。そして、S93のAE演算処理で求めたミラーダウン直後のAE情報とS79でメモリしたレリーズ直前のAE情報とを比較し、レリーズ直前のAE情報が適正であったかどうかをチェックする(S93)。本実施形態でCPU11は、レリーズ直前のAE情報に対してレリーズ終了直後のAE情報が大きく変化していた場合、例えば測光した被写体輝度Bvがフィルムのラチチュード範囲以上変化していた場合には、レリーズ直前のAE情報が適正でなかったと判断する。レリーズ直前のAE情報が適正であった場合はS95をスキップしてS97へ進む(S93;Y)。レリーズ直前のAE情報が適正でなかった場合には(S93;N)、露出不良の状態で撮影が行われた可能性があるので、外部LCD47およびファインダ内LCD49に所定の露出不良警告表示を点滅表示させ、S97へ進む(S95)。
【0026】S97のステップでは、AF用CCD25を駆動して被写体像のビデオ信号を入力し、入力したビデオ信号に基づいてデフォーカス量を求めるAF演算を実行する(S99)。そして、S99のAF演算処理で求めたレリーズ終了直後のAF情報とS81でメモリしたレリーズ直前のAF情報とを比較し、レリーズ直前のAF情報が適正であったかどうかをチェックする(S101)。本実施形態でCPU11は、レリーズ直前とレリーズ終了直後のAF情報が大きく変化していた場合に、レリーズ直前のAF情報が適正でなかったと判断する。レリーズ直前のAF情報が適正であったときはS103をスキップしてS105へ進む(S101;Y)。レリーズ直前のAF情報が適正でなかったときは(S101;N)、AF不良(ピンボケ)で撮影が行われた可能性があるので、外部LCD47およびファインダ内LCD49に所定のAF不良警告表示を点滅表示させ、S105へ進む(S103)。
【0027】そして、レリーズ直前のAE情報およびAF情報が適正であったかどうかをチェックする(S105)。レリーズ直前のAE情報およびAF情報が適正であった場合、即ち適正な撮影を行えた場合には(S105;Y)、測光後2秒タイマをスタートさせてS49へ戻る(S107)。レリーズ直前のAE情報またはAF情報の少なくとも一方が適正でなかった場合、即ち撮影に失敗した可能性がある場合には(S105;N)、使用者が警告表示を確実に確認できるように、通常の2秒タイマよりも長い測光後10秒タイマをスタートさせてS49へ戻る(S109)。
【0028】以上のように本実施形態では、レリーズ直前とレリーズ終了直後でAE情報、AF情報が大きく変化していた場合には、警告表示を外部LCD47およびファインダ内LCD49に点滅表示するので、使用者は撮影直後に撮影失敗の可能性があることを把握できる。そのため、もう一度撮影し直したり、撮影モードを変えたりなど、その場で撮影不良の対策をとることができる。また本実施形態では、同一の測光IC15により、レリーズ直前のAE情報とレリーズ終了直後のAE情報を求め、レリーズ直前とレリーズ終了直後でAE情報が変化したかどうかを検知するので、測光IC15とは別個にTTL測光素子を設ける必要がなく、TTL受光素子を使用する構成のものよりも低コストで済む。しかも、レリーズ直前、レリーズ終了直後において同一の測光IC15を使用し、かつ同一の測光モードによって測光値を得ることができるので、より正確な測光値により露出の適正さを判断できる。
【0029】また本実施形態では、レリーズ終了直後のAE演算及びAF演算をフィルム巻き上げ終了後に実行しているが、ミラーダウン後であればフィルム巻き上げ途中に実行する構成にしてもよい。さらに本実施形態では、AF情報として、AF演算で求めたデフォーカス量に基づいて焦点調節レンズ群を移動させた後の合焦情報を使用しているが、単にデフォーカス量のみをAF情報として使用し、レリーズ直前とレリーズ終了直後のデフォーカス量を比較する構成とし、その差が所定範囲を超えていた場合に適正でないと判断する構成としてもよい。
【0030】以上では、露出不良およびAF不良を警告する報知手段として表示手段を用いた場合について説明したが、これに限定されないのは勿論である。例えば、ブザー音などによって使用者に警告を発する構成とすることもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、レリーズ直前とレリーズ終了直後で被写体の明るさまたは合焦状態が大きく変化していた場合は、報知手段によって不適切な撮影が行われた可能性があることを使用者に警告するので、使用者は撮影直後に撮影失敗の可能性があることを把握でき、もう一度撮影し直したり、撮影モードを変えたりなど、その場で撮影不良の対策をとることができる。




 

 


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