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撮影システム - 旭光学工業株式会社
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発明の名称 撮影システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−109037(P2001−109037A)
公開日 平成13年4月20日(2001.4.20)
出願番号 特願平11−287849
出願日 平成11年10月8日(1999.10.8)
代理人 【識別番号】100078880
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 修平
【テーマコード(参考)】
2H020
2H104
【Fターム(参考)】
2H020 FB00 
2H104 AA01
発明者 遠藤 安彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 少なくとも第1のカメラと第2のカメラとを備え、前記第1のカメラは、第1の撮影手段と、操作手段と、前記第2のカメラに、レリーズを指示するレリーズ信号を送信する第1の送信手段と、前記操作手段の所定の操作に応じて、前記送信手段によりレリーズ信号を前記第2のカメラに送信する制御手段とを有し、前記第2のカメラは、第2の撮影手段と、前記第1のカメラからの前記レリーズ信号を受信する第1の受信手段とを有し、前記第2の撮影手段は、前記第1のカメラからレリーズ信号を受信すると撮影を実行することを特徴とする撮影システム。
【請求項2】 前記制御手段は、前記操作手段の所定の操作に応じて、前記第1の撮影手段による撮影と、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを交互に実行することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
【請求項3】 前記所定の操作は、前記操作手段を非操作状態から操作状態に移行する操作であり、前記制御手段は、前記操作手段が非操作状態から操作状態に移行する毎に、前記第1の撮影手段による撮影と、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を交互に実行することを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
【請求項4】 前記所定の操作は、前記操作手段を所定の状態に保持する操作であり、前記制御手段は、前記所定の状態が保持されている間はずっと、前記第1の撮影手段による撮影と、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを、交互に実行することを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
【請求項5】 前記所定の操作は、前記操作手段を非操作状態から操作状態に移行する操作であり、前記制御手段は、前記操作手段が非操作状態から操作状態に1回移行すると、前記第1の撮影手段による撮影と、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを、所定回数だけ交互に実行することを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
【請求項6】 前記第1のカメラは、前記所定回数を任意に設定する回数設定手段を有することを特徴とする請求項5に記載の撮影システム。
【請求項7】 前記第1のカメラは、前記第1の撮影手段による撮影を実行するタイミングと、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行するタイミングとを、それぞれ任意に設定するタイミング設定手段を有することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の撮影システム。
【請求項8】 前記第2のカメラは、レリーズの準備が完了したことを知らせるレリーズ準備完了信号を前記第1のカメラに送信する第2の送信手段を有し、前記第1のカメラは、レリーズ準備完了信号を受信する第2の受信手段をさらに有し、前記制御手段は、レリーズ準備完了信号を受信するまでは、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行しないことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の撮影システム。
【請求項9】 前記第1のカメラは、所定の確認信号を前記第2のカメラに送信し、前記第2のカメラは、前記所定の確認信号を受信した後に、前記第2の送信手段によりレリーズ準備完了信号を前記第1のカメラに送信することを特徴とする請求項8に記載の撮影システム。
【請求項10】 少なくとも第1のカメラと第2のカメラとを備え、前記第1のカメラは、第1の撮影手段と、操作手段と、前記第2のカメラに、レリーズを指示するレリーズ信号を送信する第1の送信手段と、前記操作手段の所定の操作に応じて、前記第1の撮影手段による撮影と、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを実行する制御手段とを有し、前記第2のカメラは、第2の撮影手段と、前記第1のカメラからの前記レリーズ信号を受信する第1の受信手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の撮影手段による1回目の撮影を実行してから間隔ΔTを経過した後に前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行し、また前記第1の撮影手段による1回目の撮影を実行してから間隔ΔTを経過した後に前記第1の撮影手段による2回目の撮影を実行し、前記第2の撮影手段は、前記第1のカメラからレリーズ信号を受信すると撮影を実行し、前記間隔ΔTおよび前記間隔ΔTは、それぞれ可変であることを特徴とする撮影システム。
【請求項11】 撮影手段と、操作手段と、他のカメラにレリーズ信号を送信する送信手段と、前記操作手段の所定の操作に応じて、前記撮影手段による撮影と、前記送信手段によるレリーズ信号の送信とを実行する制御手段とを有することを特徴とする通信機能付きカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影に際して少なくとも2台のカメラがレリーズに関して通信をすることが可能な撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の同種のカメラを使用して撮影を行うことがある。例えば、離れた位置に2台以上のカメラを配置し、異なるアングルから被写体を撮影しようとする場合が考えられる。
【0003】この場合、ユーザが、離れた位置にある2台以上のカメラを任意のタイミングでレリーズすることは不可能である。そのため近年、ケーブルレリーズまたはカメラ同士をつなぐ接続コード等を用いて、2台を同時にレリーズさせることだけは可能となっている。
【0004】しかしユーザには、電車やスポーツ選手など刻々と状況が変わる被写体を撮影する状況下において、使用している2台以上のカメラの内、1のカメラのみをレリーズさせたいという要望や、該2台以上のカメラのレリーズを各々一定時間ずらして交互に撮影を行いたいという要望がある。
【0005】これらの要望に対して、上記ケーブルレリーズや接続コードでは、常に2台のカメラを同時にレリーズしてしまうため、ユーザのニーズに対して十分に対応できないという問題がある。さらに常に複数のカメラを同時にレリーズさせていては、無駄にフィルムを消費してしまうため、経済的に効率の良い撮影が行うことができない。
【0006】また、1台のカメラを使用して連続撮影を行うこともある。連続撮影においては、高速で連続撮影ができること、すなわち単位時間あたりの撮影コマ数が多いことが望ましい。しかし、カメラの種類によっては、フィルムの巻き上げ速度の遅いものがあり、そのようなカメラであっても、高速で連続撮影を行いたいというユーザの要望があった。
【0007】さらに連続撮影を行うにあたり、一般的によく使用されている36枚撮りの35mmフィルムを使用した場合、すぐに枚数分取り終えてしまい、こまめにフィルムを取り換えなければならず手間がかかってしまうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の諸事情に鑑み、離れた場所にある2台以上のカメラのレリーズタイミングを1台のカメラの操作で任意に制御することができ、実質的な撮影コマ数を増やすと共に、高速で連続撮影を行うときと同じ効果を得ることができる撮影システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記載の撮影システムは、少なくとも第1のカメラと第2のカメラとを備える。そして第1のカメラは、第1の撮影手段と、操作手段と、第2のカメラにレリーズを指示するレリーズ信号を送信する第1の送信手段と、該操作手段の所定の操作に応じて、前記送信手段によりレリーズ信号を前記第2のカメラに送信する第1の制御手段とを有し、第2のカメラは、第2の撮影手段と、第1のカメラからのレリーズ信号を受信する第1の受信手段とを有し、第2の撮影手段は、前記第1のカメラからレリーズ信号を受信すると撮影を実行することを特徴とする。請求項1に記載の撮影システムによれば、第1のカメラのレリーズボタンを押すことで、第2のカメラのみをレリーズさせることができる。
【0010】さらに、第1のカメラと第2のカメラとを交互にレリーズさせることも可能である(請求項2)。
【0011】また請求項3に記載の撮影システムによれば、上記所定の操作は、操作手段を非操作状態から操作状態に移行することを繰り返す操作であり、上記制御手段は、操作手段が非操作状態から操作状態に移行する毎に、第1の撮影手段による撮影と、第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を交互に実行することができる。
【0012】また請求項4に記載の撮影システムによれば、上記所定の操作は、操作手段を所定の状態に保持する操作であり、上記制御手段は、この所定の状態が保持されている間はずっと、第1の撮影手段による撮影と、第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを、交互に実行することができる。
【0013】また請求項5に記載の撮影システムによれば、上記所定の操作は、非操作状態から操作状態へ移行させる1回の操作であり、上記制御手段は、該1回の操作が行われると、第1の撮影手段による撮影と、第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを、所定回数だけ交互に実行することができる。
【0014】なお本発明にかかる撮影システムでは、第1のカメラは、上記の所定回数を任意に設定するレリーズ回数設定手段を有することが望ましい(請求項6)。さらに該第1のカメラは、第1の撮影手段による撮影を実行するタイミングと、第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行するタイミングとを、それぞれ任意に設定するタイミング設定手段を有することが望ましい(請求項7)。
【0015】請求項8に記載の撮影システムは、第2のカメラは、レリーズの準備が完了したことを知らせるレリーズ準備完了信号を第1のカメラに送信する第2の送信手段を有し、第1のカメラはレリーズ準備完了信号を受信する第2の受信手段を有し、第1のカメラの制御手段は、レリーズ準備完了信号を受信するまでは、前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行しないことを特徴とする。
【0016】この撮影システムによれば、第1のカメラの制御手段は、第2のカメラがレリーズ準備を完了したことを確認してから第2のカメラに対してレリーズ信号を送信するため、第1のカメラから離れた場所に設けた第2のカメラによる撮影も、確実に行うことができる。
【0017】請求項8に記載の撮影システムでは、第1のカメラは、所定の確認信号を第2のカメラに送信し、第2のカメラは、該所定の確認信号を受信した後に、第2の送信手段によりレリーズ準備完了信号を該第1のカメラに送信する(請求項9)。
【0018】請求項10に記載の撮影システムによれば、少なくとも第1のカメラと第2のカメラとを備える。そして第1のカメラは、第1の撮影手段と、操作手段と、第2のカメラにレリーズを指示するレリーズ信号を送信する第1の送信手段と、操作手段の所定の操作に応じて、第1の撮影手段による撮影と第1の送信手段によるレリーズ信号の送信とを実行する制御手段と、第1の撮影手段による撮影と第1の送信手段によるレリーズ信号の送信との間隔ΔTを任意に設定する送信間隔設定手段と、撮影手段による1回目の撮影と2回目の撮影との間隔ΔTを任意に設定する撮影間隔設定手段とを有する。また第2のカメラは、第2の撮影手段と、第1のカメラからのレリーズ信号を受信する第1の受信手段とを有する。該制御手段は、第1の撮影手段による1回目の撮影を実行してから間隔ΔTを経過した後に前記第1の送信手段によるレリーズ信号の送信を実行し、また前記第1の撮影手段による1回目の撮影を実行してから間隔ΔTを経過した後に前記第1の撮影手段による2回目の撮影を実行し、該第2の撮影手段は、第1のカメラからレリーズ信号を受信すると撮影を実行する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る撮影システム200を表した概略図である。撮影システム200は、通信機能付きカメラ(以下、単にカメラという)100A、カメラ100B、ケーブル30から構成されている。図2は撮影システム200を表したブロック図である。
【0020】図1で示すように、カメラ100Aは接続端子1、モードダイヤル2a、モードボタン2b、LCD表示部3、レリーズボタン4、選択ダイヤル5、を有している。さらに図2で示すように、カメラ100Aはメモリ6、CPU10、シャッタ機構20を有しており、レリーズボタン4、メモリ6、シャッタ機構20はそれぞれCPU10と接続されている。また、接続端子1はインターフェース7を介して、モードダイヤル2a、モードボタン2b、選択ダイヤル5はインターフェース8を介して、LCD表示部3はドライバ9を介して、それぞれCPU10と接続されている。なお、カメラ100Bの構成は、カメラ100Aの構成と同一であるため、説明は省略する。
【0021】CPU10は、ユーザがモードダイヤル2a、モードボタン2b、選択ダイヤル5を使用して設定する内容(例えば、露出モードや撮影モード等)をインターフェース8を介して認識する。さらにCPU10は、設定内容や設定されて現在行っている処理の内容などをデータとしてドライバ9に送信することでLCD表示部3に表示させる。従ってユーザは、LCD表示部3で処理の内容や設定の状況を目で確認しつつ各種設定作業や撮影等を行うことができる(図3参照)。
【0022】ケーブル30は、両端にコネクタ31が設けられている。各コネクタ31をカメラ100A、カメラ100Bのそれぞれの接続端子1に挿入することで、カメラ100Aとカメラ100Bとを電気的に接続し、レリーズに関する双方向の通信を可能とする。
【0023】通常、カメラ100Aまたはカメラ100Bを単体で使用する場合、それぞれのレリーズボタン4を全押しすると、各カメラ100A、100B内でCPU10がそれぞれのシャッタ機構20にのみレリーズを指示する。しかし後述するように、ケーブル30を用いて接続し、両カメラの通信機能を動作させて撮影する場合には、メイン機となる一方のカメラのレリーズボタン4を全押しすると、該メイン機のCPU10は、自機のシャッタ機構20にレリーズを指示するだけではなく、ケーブル30を介して、サブ機となる他方のカメラのCPU10にレリーズ信号を送信する。すなわち、メイン機の操作によってサブ機のレリーズも指示することが可能となる。
【0024】なお本明細書では便宜上、カメラ100Aをメイン機とし、カメラ100Bをサブ機として説明する。以下は、特に記載がない限り、メイン機であるカメラ100Aに関する説明である。
【0025】次に撮影環境の設定作業について説明する。図3は、モードダイヤル2a、モードボタン2b、選択ダイヤル5を使用して撮影環境を設定する場合のLCD表示部3の表示内容を示した遷移図である。まずユーザは、電源がオフ状態にある、カメラ100Aと100Bとをケーブル30で接続した後、両カメラの電源をオンにする。
【0026】ユーザの上記の作業により、各カメラ100A、100BのCPU10は自動的に通信機能を作動させ、各LCD表示部3に「COM」および「CHECK」の文字を表示させる(D1)。なお、「COM」表示は、通信機能を用いて撮影を行うことを意味し、「CHECK」表示は、通信機能による撮影を行う際にサブ機のレリーズ準備状態を確認する作業を行うことを意味する。
【0027】LCD表示部3がD1の状態の時、「CHECK」文字を表示させたままにすると、撮影時にカメラ100Bのレリーズ準備状態を確認するチェックモードを選択することになる。D1の状態の時、メイン機となるカメラ100Aの選択ダイヤル5を用いて「CHECK」文字を表示させないと、撮影時にカメラ100Bのレリーズ準備状態を確認しない非チェックモードを選択することになる。レリーズ準備とは、フィルムの巻き上げやシャッタチャージ等を意味し、レリーズ準備が完了しているカメラは、すぐにレリーズが行える状態にある。
【0028】チェックモードを選択すれば、CPU10は、自機およびカメラ100Bがレリーズできる状態になるのを確認してからレリーズを指示するため、確実に両方のカメラのシャッタを切ることができる。一方、非チェックモードを選択すると、CPU10は、自機およびカメラ100Bがレリーズできる状態になるかどうかは確認せずに、常にユーザが設定した所望の時間が経過すると同時にレリーズを指示する。
【0029】2つのモードを比較すると、レリーズを指示するタイミングという点に関しては、非チェックモードの方がより正確であると言える。しかしレリーズ指示通りに両カメラのシャッタを切ることができるかという点に関しては、チェックモードの方がより確実であると言える。従って通常は、チェックモードを選択する方が望ましい。
【0030】ユーザがカメラ100Bのレリーズ状態の確認について任意のモードを選択してモードボタン2bを押すと、LCD表示部3には撮影モード選択画面(D2〜D4)が表示される。なお図3に示す表示内容は、全てチェックモードを選択した状態になっている。
【0031】D2〜D4では、モードダイヤル2aを回転させることにより、撮影モードを選択する。カメラ100Aやカメラ100Bを単体で使用する場合、撮影モードは、1コマ撮影モードを始めセルフタイマー撮影モードや多重撮影モードなど様々な種類の中から選択することができる。しかし撮影システム200で通信機能を動作させている場合には、撮影モードは、連続撮影モード(D2;第1実施形態)、インターバル撮影モード(D3;第2実施形態)、1コマ撮影モード(D4;第3実施形態)の中からいずれか1つを選択することになる。以下、各撮影モード毎に設定作業を説明する。
【0032】第1実施形態である連続撮影モード(D2)は、各カメラ100A、100Bを連続してレリーズさせる撮影モードである。図3において、選択ダイヤル5によって連続(D2)を選択し、モードボタン2bを1回押すと、連続撮影モードの詳細設定画面(D2a)が表示され連続撮影方法を設定する。本実施形態では連続撮影方法はノーマルとシンクロとの2種類がある。
【0033】ノーマルとは、レリーズボタン4を全押ししている間中、各カメラ100A、100Bに対し予め決定された間隔(ΔT)をとりつつ、交互にレリーズ指示を出し続ける連続撮影方法で、いわゆるフィルムの巻き上げの速いカメラを用いて高速連写を行った場合と同様の効果を得ることができる。なお本実施形態では上述したように、メイン機、サブ機とも同種のカメラを使用している。従ってΔTは、1のカメラがレリーズをしている間に他のカメラがレリーズ準備を完了でき、時間の無駄なく連続撮影ができるように、カメラ100A(およびカメラ100B)がレリーズ準備を行うために必要な時間の2分の1の時間に設定されている。
【0034】シンクロとは、レリーズボタン4の操作はノーマルと同じであるが、2台のカメラ100A、100Bを同時にレリーズさせることができる連続撮影方法である。シンクロ撮影を行えば、同じタイミングで異なるアングルから連続撮影を行うことができる。
【0035】詳細設定画面(D2a)では、ユーザは選択ダイヤル5を回転することで上記2種類の連続撮影方法の中から1つを選択し、モードボタン2bを押して所望の連続撮影方法を設定する。
【0036】第2実施形態であるインターバル撮影モード(D3)は、ユーザが1回レリーズボタン4を全押しして離すと、後述する作業で設定したレリーズタイミング(時間)、レリーズインターバル(時間)に従って、所望の回数だけ各カメラ100A、100Bをレリーズさせる撮影モードである。ここでレリーズタイミングとは、メイン機がレリーズした後にサブ機がレリーズするまでの時間差を意味する。またレリーズインターバルとは、メイン機が1回目のレリーズをした後に、次回のレリーズをするまでの間隔を意味する。
【0037】図3において、選択ダイヤル5によってインターバル(D3)を選択し、モードボタン2bを1回押すと、レリーズタイミングを設定するレリーズタイミング設定画面(D3a)が表示される。レリーズタイミング設定画面(D3a)では、デフォルトとして00s(秒)が表示される。ユーザは、選択ダイヤル5を回転することで数値を増減させて所望のレリーズタイミングを選択し、モードボタン2bを押して所望のレリーズタイミングΔTを設定する。
【0038】本実施形態ではレリーズタイミングは0s(秒)から一定の間隔で12h(時間)まで設定することが可能である。ここで、レリーズタイミングΔTを0sに設定すると2つのカメラ100A、100Bを同時にレリーズさせるインターバル撮影を行うことができる。なお、選択ダイヤル5を1方向に回転し続けることでLCD表示部3に表示される単位が、s(秒)・m(分)・h(時間)の順に変わるようになっている。
【0039】レリーズタイミングΔTの設定が終了すると、次にレリーズインターバルを設定するレリーズインターバル設定画面(D3b)が表示される。レリーズインターバル設定画面(D3b)では、デフォルトとして01s(秒)が表示される。レリーズタイミングを設定するときと同様の作業により、所望のレリーズインターバルΔTを設定する。なお、本実施形態ではレリーズインターバルは1s(秒)から一定の間隔で12h(時間)まで設定することが可能である。また選択ダイヤル5を1方向に回転し続けることでLCD表示部3に表示される単位が、s(秒)・m(分)・h(時間)の順に変わるようになっている。
【0040】レリーズインターバルΔTの設定が終了すると、カメラ100Aとカメラ100Bとのレリーズの合計回数を設定するレリーズ回数設定画面(D3c)が表示される。レリーズ回数設定画面(D3c)では、デフォルトとして1(回)が表示される。レリーズタイミングを設定したときと同じ作業で所望のレリーズ回数Mを選択し設定する。本実施形態では35mmフィルムの最大枚数を考慮して1回から72回まで設定を可能にしている。なおレリーズタイミング設定画面(D3a)で、レリーズタイミングΔTを0sに設定した場合、撮影中にCPU10は2つのカメラ100A、100Bのレリーズを同時にカウントするためレリーズ回数は偶数回のみ設定することができる。
【0041】第3実施形態である1コマ撮影モード(D4)は、ユーザがレリーズボタン4を1回全押しして離す毎に各カメラ100A、100Bに対し交互にレリーズ指示を1回ずつ出す連続撮影方法で、ユーザは任意の時に1の操作で2台のカメラ100A、100Bをレリーズさせることができる。
【0042】連続撮影モードにおける連続撮影方法(D2a)の設定、インターバル撮影モードにおけるレリーズ回数(D3c)の設定が終了すると、CPU10はLCD表示部3に設定終了画面(D5)が表示させ、撮影準備が整った状態にあることをユーザに知らせる。また、1コマ撮影モードを選択する場合には特に詳細な設定は行わないため、図3において選択ダイヤル5によって1コマ(D4)を選択し、モードボタン2bを1回押すと、LCD表示部3に設定終了画面(D5)が表示される。
【0043】上述した撮影環境の設定作業中、チェックモードの選択を行いモードボタン2bを押すと(図3中、D1参照)、CPU10はサブ機であるカメラ100BのCPU10に対し、レリーズに関し通信を行うことを確認する通信確認信号(COM信号)を送信する。またCPU10は、チェックモードが選択されているときには、COM信号と同時にレリーズ準備状態をチェックすることを知らせるチェック信号も送信する。図9は各実施形態においてカメラ100BのCPU10が行う処理を表したフローチャートである。カメラ100AからCOM信号を受信した(S201)カメラ100BのCPU10は、通信機能を用いた撮影中はサブ機として自動的にメイン機からの指示を待機する状態になる(S203)。従って、本実施形態において、カメラ100Bの方で特別な設定作業をする必要はない。
【0044】S203の処理で、メイン機からの指示を待機する状態になったカメラ100BのCPU10は、カメラ100AのCPU10に対し、サブ機として待機した状態にあることを知らせる待機信号を返信する(S205)。そして、カメラ100AからCOM信号と同時にチェック信号も受信したかどうかを確認し(S207)、チェック信号を受信していれば(S207:YES)レリーズ処理(1)を行い(S209)、チェック信号を受信していなければ(S207:NO)レリーズ処理(2)を行う(S211)。S209のレリーズ処理(1)を示したフローチャートが図10であり、S211のレリーズ処理(2)を示したフローチャートが図11である。
【0045】このように撮影環境の設定を行うことで、以下に説明するような様々な種類の撮影を行うことができる。なお、連続撮影モードにおいて設定した連続撮影方法、インターバル撮影モードにおいて設定したレリーズタイミングΔT等は、全てメモリ6にユーザデータとして保存される。ユーザデータは、撮影時にCPU10が読み出して、レリーズ指示をするために使用するだけでなく、次回の撮影環境の設定を行う際のデフォルト値として用いられる。
【0046】次に、本発明にかかる撮影システム200を用いて撮影する場合のカメラ100AのCPU10が行う処理を各実施の形態毎に分けて説明していく。
【0047】まず第1の実施形態である、連続撮影モードによる撮影の説明をする。図4と図5は連続撮影をする際にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。
【0048】図4は、連続撮影方法をノーマルに設定した場合にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。ユーザによってレリーズボタン4が全押しされるまで待機状態にある(S1:NO)CPU10はレリーズボタン4が全押しされると(S1:YES)、自機のレリーズ準備が完了している状態にあるかどうかを判断する(S3)。そしてレリーズ準備が完了していると判断すると(S3:YES)、シャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示する(S5)。これにより、カメラ100Aによる撮影が行われる。
【0049】レリーズを指示(S5)した後、まだレリーズボタン4が全押しされている状態にあるかどうかを判断する(S7)。レリーズボタン4が既に押されていなければ(S7:NO)、カメラ100Bに終了信号を送信して(S21)撮影を終了する。
【0050】一方、レリーズボタン4がまだ全押しされた状態にある場合には(S7:YES)、CPU10は所定の間隔ΔTをカウントする(S9)。次にチェックモードが設定されていれば(S11:YES)、カメラ100Bからレリーズ準備完了信号(図10中、S235参照)を受信しているかどうかを判断する(S13)。カメラ100Bからレリーズ準備信号を受信していれば(S13:YES)CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備は完了していると判断し、カメラ100BのCPU10にレリーズ信号を送信する(S15)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図10中、S241参照)。
【0051】S11において、非チェックモードが設定されている場合(S11:NO)には、CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備の完了を判断することなくすぐにカメラ100BのCPU10にレリーズ信号を送信する(S15)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図11中、S241参照)。
【0052】S15でカメラ100Bに対しレリーズ信号を送信する処理を行うと、CPU10は再びレリーズボタン4がまだ全押しされている状態にあるかどうかを判断する(S17)。レリーズボタン4が全押しされている状態にあると判断すると(S17:YES)、所定の間隔ΔTをカウントした後(S19:YES)、再度S3からの処理を繰り返す。
【0053】S17の判断で既にレリーズボタンは全押しされていないと判断した場合(S17:NO)は、S7でNOと判断したときと同様にカメラ100Bに対して終了信号を送信した後(S21)、連続撮影処理を終了する。
【0054】図5は、連続撮影方法をシンクロに設定した場合にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。ユーザによってレリーズボタン4が全押しされ(S31:YES)、自機がレリーズ準備を完了している状態にあるかどうかを判断する(S33)までの処理はノーマル設定時と同様である(図4中、S1、S3参照)。
【0055】自機のレリーズ準備が完了していると判断した場合(S33:YES)、チェックモードが設定されていれば(S35:YES)、カメラ100Bからレリーズ準備完了信号(図10中、S235参照)を受信しているかどうかの判断をする(S37)。レリーズ準備完了信号を受信し、カメラ100Bのレリーズ準備も完了していると判断すると(S37:YES)、CPU10はカメラ100Aのシャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示すると同時に、カメラ100BのCPU10に対しレリーズ信号を送信する(S39)。S39の処理により、カメラ100Aとカメラ100Bとは同時にシャッタを切ることができる(図10中、S241参照)。
【0056】S35において、非チェックモードが設定されている場合(S35:NO)、CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備の完了を判断することなくカメラ100Aのシャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示すると同時に、カメラ100BのCPU10に対しレリーズ信号を送信する(S39)。S39の処理により、カメラ100Aとカメラ100Bとは同時にシャッタを切ることができる(図11中、S241参照)。
【0057】S41では、ノーマル設定時におけるS7やS17の処理(図4参照)と同様にレリーズボタン4がまだ全押しされた状態にあるかどうかを判断し、全押しされた状態にあればS33からの処理を繰り返す(S41:YES)。既にユーザがレリーズボタン4を押していなければ(S41:N0)、カメラ100BのCPU10に終了信号を送信してから(S43)、連続撮影処理を終了する。
【0058】次に連続撮影モードで撮影する際の、上記CPU10の処理に対応してカメラ100BのCPU10が行う処理を図10、図11を用いて説明する。
【0059】まずカメラ100Aからチェック信号を受信している場合、すなわちチェックモードで撮影を行う場合のカメラ100BのCPU10の処理を説明する。図10は、チェックモードで撮影を行う場合にカメラ100BのCPU10が行うレリーズ処理(1)(図9中、S209)を示したフローチャートである。
【0060】カメラ100BのCPU10は、レリーズ準備が完了すると(S231:YES)、カメラ100Aにレリーズ準備完了信号を送信する(S235)。その後カメラ100Aからの終了信号(図4中S21、図5中S43)を受信したかどうかを判断し、終了信号を受信していない場合(S237:NO)は、カメラ100Aからのレリーズ信号(図4中S15、図5中S39)を受信したかどうかの判断をする(S239)。
【0061】カメラ100Aからのレリーズ信号(図4中S15、図5中S39)を受信した場合(S239:YES)には、カメラ100BのCPU10は、カメラ100Bのシャッタ機構20に対しレリーズ指示を行った(S241)後、再びS231からの処理を繰り返す。逆に、カメラ100Aからのレリーズ信号(図4中S15)を受信していない場合(S239:NO)は、S237からの処理を繰り返し、カメラ100Aから終了信号(S237)またはレリーズ信号(S239)が送信されるまで待機状態になる。なおS237において、カメラ100Aからの終了信号を受信したとき(S237:YES)は、カメラ100BのCPU10は撮影処理を終了する(RET)。
【0062】以上がチェックモードで撮影を行う場合のカメラ100BのCPU10の処理である。一方、カメラ100Aからチェック信号を受信していない場合、すなわち非チェックモードで撮影を行う場合のカメラ100BのCPU10のレリーズ処理(2)(図9中、S211)を示したフローチャートが図11である。
【0063】非チェックモードで撮影を行う場合にカメラ100BのCPU10が行うレリーズ処理(2)の内容は、上述したレリーズ処理(1)中のレリーズ準備完了信号を送信する処理(S235)が行われないだけで、他は全て同一である。従って、図11で示す処理には全て、図10で付した番号(S231、S237〜S241)と同一の番号を付しておき、説明は省略する。
【0064】以上が第1実施形態の連続撮影モードによる撮影の説明である。ノーマルに設定して連続撮影を行うと、ユーザがレリーズボタン4を全押しし続ける限り、CPU10はS3からS19までの処理を繰り返し、カメラ100BのCPU10はS231からS241までの処理(非チェックモード時はS235は除く)を繰り返すことになるため、カメラ100Aとカメラ100Bとを交互に連続してレリーズさせることができる。
【0065】また、シンクロに設定して連続撮影を行うと、ユーザがレリーズボタン4を全押しし続ける限り、CPU10はS33からS41までの処理を繰り返し、カメラ100BのCPU10はS231からS241までの処理(非チェックモード時はS235は除く)を繰り返すことになるため、カメラ100Aとカメラ100Bとを同時に連続してレリーズさせることができる。
【0066】次に第2の実施形態である、インターバル撮影モードによる撮影の説明をする。図6と図7はインターバル撮影をする際にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。
【0067】図6は、インターバル撮影においてレリーズタイミングΔTを0s以外の値に設定した場合にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。ユーザがレリーズボタン4を全押しして離すと(S51:YES)、CPU10はレリーズ回数Kのカウントを開始し、回数Kを1とする(S53)。さらに、自機のレリーズ準備が完了しているかどうかを判断する(S55)。
【0068】レリーズ準備が完了していると判断した場合(S55:YES)、CPU10はシャッタ機構20にレリーズ指示を行う(S57)。このレリーズ指示によりカメラ100Aによる撮影が行われる。次にレリーズ回数Kをカウントし、回数Kを2とする(S59)。回数K(ここでは2)が所望の設定回数Mを越えた(すなわち、M=1)場合、設定回数Mだけレリーズが行われたことになり(S61:YES)、CPU10はカメラ100Bに終了信号を送信し(S77)、撮影を終了する。
【0069】S61で、回数Kが所望の設定回数Mを越えない(ここでは、M=2以上)場合(S61:NO)、CPU10はS57で行ったレリーズ指示からメモリ6に記憶されている所望のレリーズタイミングΔTが経過しているかどうかを判断する(S63)。レリーズタイミングΔTが経過していると(S63:YES)、チェックモードが設定されている場合(S65:YES)には、カメラ100Bからレリーズ準備完了信号(図10中、S235参照)を受信したかどうかの判断を行う(S67)。CPU10はレリーズ準備完了信号を受信すると(S67:YES)、カメラ100Bにレリーズ信号を送信する(S69)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図10中S241参照)。
【0070】S65において、非チェックモードが設定されている場合(S65:NO)には、CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備の完了を判断することなくすぐにカメラ100BのCPU10にレリーズ信号を送信する(S69)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図11中S241参照)。
【0071】カメラ100Bにレリーズ信号を送信(S69)した後、再度レリーズ回数Kをカウントし、回数Kを3とする(S71)。回数K(ここでは3)が所望の設定回数Mを越えた(すなわち、M=2)場合、設定回数Mだけレリーズが行われたことになり(S73:YES)、CPU10は、カメラ100Bに終了信号を送信し(S77)、撮影を終了する。回数Kが所望の設定回数Mを越えない(ここでは、M=3以上)場合(S73:NO)には、S57で行ったレリーズ指示からメモリ6に記憶されている所望のレリーズインターバルΔTが経過した後に、S55からの処理を繰り返し(S75:YES)、所望の設定回数Mだけレリーズ指示をする。
【0072】図7はレリーズタイミングΔTを0sに設定した場合にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。レリーズタイミングΔTを0sに設定すると、インターバル撮影において各カメラ100A、100Bを同時にシャッタを切らせることが可能である。
【0073】ユーザがレリーズボタン4を1回全押しして離すと(S91:YES)、レリーズ回数Kをカウントし(S93)、自機がレリーズ準備を完了している状態にあるかどうかを判断する(S95)という処理までは、上述したレリーズタイミングΔTを0以外の値に設定した場合(図6中S51からS55)と同一である。
【0074】しかしレリーズタイミングΔTを0に設定した場合、CPU10は、自機のレリーズ準備が完了していると判断する(S95:YES)と、次にチェックモードが設定されているかどうかを判断する(S97)。
【0075】チェックモードが設定されていれば(S97:YES)、カメラ100Bからレリーズ準備完了信号(図10中、S235参照)を受信しているかどうかの判断を行う(S99)。レリーズ準備完了信号を受信してカメラ100Bのレリーズ準備も完了していると判断した場合(S99:YES)、CPU10はカメラ100Aのシャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示すると同時に、カメラ100BのCPU10に対しレリーズ信号を送信する(S101)。S101の処理により、カメラ100Aとカメラ100Bとは同時にシャッタを切ることができる(図10中、S241参照)。
【0076】S97において、非チェックモードが設定されている場合(S97:NO)、CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備の完了を判断することなくカメラ100Aのシャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示すると同時に、カメラ100BのCPU10に対しレリーズ信号を送信する(S101)。S101の処理により、カメラ100Aとカメラ100Bとは同時にシャッタを切ることができる(図11中、S241参照)。
【0077】次にCPU10はレリーズ回数Kのカウントを2回分行い、回数Kを3とする(S103)。そして回数K(ここでは3)が、所望の設定回数Mを越えた(すなわち、M=2)場合、設定回数Mだけレリーズが行われたことになり(S105:YES)、CPU10は、カメラ100Bに終了信号を送信する(S109)。回数Kが所望の設定回数Mを越えない(ここでは、M=4以上)場合(S105:NO)には、S101で行ったレリーズ指示からメモリ6に記憶されている所望のレリーズインターバルΔTが経過した後に、S95からの処理を繰り返し(S107:YES)、所望の設定回数Mだけレリーズ指示をする。
【0078】インターバル撮影モードで撮影する際に、カメラ100BのCPU10が行う処理は、既に述べた連続撮影モードで撮影する際に行う処理と同様である。すなわち、チェックモードで撮影を行う場合には図10で示すレリーズ処理(1)を行い、非チェックモードで撮影を行う場合には図11で示すレリーズ処理(2)を行う。従って、説明は省略する。
【0079】以上が第2実施形態のインターバル撮影モードによる撮影の説明である。インターバル撮影を行うと、レリーズボタン4を1回全押しして離すことで(S51:YES)、接続されている2つのカメラ100A、100Bのレリーズの合計が所望の回数になるまで(S61、S73)、両カメラのレリーズを交互に行わせる(S57、S69)ことができる。しかも、カメラ100Aのレリーズとカメラ100Bとの間は、所望のレリーズタイミングΔTをとることができる(S63)。さらに1回目のカメラ100Aのレリーズと2回目のカメラ100Aのレリーズとの間は、所望のレリーズインターバルΔTをとることができる(S75)。
【0080】またレリーズタイミングΔTを0sに設定してインターバル撮影を行うと、ユーザがレリーズボタン4を1回全押しして離すと(S91:YES)、接続されている2つのカメラ100A、100Bのレリーズの合計が所望の回数になるまで(S105)、両カメラのレリーズを同時に行わせる(S101)ことができる。しかも1回目のレリーズと2回目のレリーズとの間に所望のレリーズインターバルΔTをとることができる(S107)。
【0081】次に第3の実施形態である、1コマ撮影モードによる撮影の説明をする。図8は、1コマ撮影をする際にCPU10が行う処理を示したフローチャートである。待機状態にある(S121:NO)CPU10は、ユーザがレリーズボタン4を1回全押ししてから離すと(S121:YES)、自機がレリーズ準備を完了している状態にあるかどうかを判断する(S123)。そしてレリーズ準備が完了していると判断すると(S123:YES)、シャッタ機構20に対してレリーズを行うように指示する(S125)。これにより、カメラ100Aによる撮影が行われる。
【0082】S125でシャッタ機構20にレリーズ指示を行ったCPU10は、ユーザが再度レリーズボタン4を1回全押ししてから離したかどうかの判断を行う(S127)。CPU10は、レリーズボタン4が全押しされるまでは待機状態にある(S127:NO)が、レリーズボタンが再度全押しされる(S127:YES)と、チェックモードが設定されていれば(S129:YES)、カメラ100Bからレリーズ準備完了信号(図10中、S235参照)を受信しているかどうかを判断する(S131)。カメラ100Bからレリーズ準備信号を受信していれば(S131:YES)、CPU10はカメラ100Bにレリーズ信号を送信する(S133)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図10中S241参照)。
【0083】S129において、非チェックモードが設定されている場合(S129:NO)には、CPU10は、カメラ100Bのレリーズ準備の完了を判断することなくすぐにカメラ100BのCPU10にレリーズ信号を送信する(S133)。このレリーズ信号に同期してカメラ100Bによる撮影が行われる(図11中S241参照)。
【0084】レリーズ信号送信後CPU10は、再びレリーズボタン4が全押しされるまで待機状態になり(S121:NO)、レリーズボタン4が全押しされると、S123からの処理を繰り返すことになる(S121:YES)。
【0085】なお、1コマ撮影モードで撮影を行う際に、カメラ100BのCPU10が行う処理は、カメラ100AのCPU10から終了信号の送信はされないため、図10および図11中、S237の処理で常にNOと判断されるという点以外は、上述した第1の実施形態と第2の実施形態とで行う処理と同様である。
【0086】以上が第3実施形態の1コマ撮影モードによる撮影の説明である。1コマ撮影を行うと、ユーザが所望のタイミングでレリーズボタン4を1回全押しして離す毎に、CPU10は自機のレリーズ指示(S125)とカメラ100Bへのレリーズ信号送信(S133)とを交互に行うため、2台のカメラ100Aとカメラ100Bとを1台のカメラの操作で交互にシャッタを切らせることができる。
【0087】なお、上記の各実施形態においてはサブ機も通信機能付きカメラを使用して説明をしているが、最低限メイン機が本発明にかかる通信機能付きカメラであれば、サブ機は通信機能を有していないカメラであっても良い。ただしその場合、サブ機からはレリーズの準備状態などを送信することはできないので、撮影時は非チェックモードに限定されることになる。
【0088】以上が本発明にかかる撮影システム200の実施形態の説明である。本発明にかかる撮影システムは上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0089】例えば上記の各実施形態では、カメラ100Aとカメラ100Bの2台を使用して通信を行っているが、2台以上のカメラを使用し、サブ機を複数設けることも可能である。そのため両カメラの接続に用いるケーブル30を、途中でいくつかに分岐して枝分かれ状態になっているケーブルであったり、赤外線を利用してコードレスに変形することも可能である。
【0090】本発明に使用するカメラは、36枚撮りの35mmフィルム用のカメラや中判フィルム用のカメラのみならず、APSカメラやデジタルカメラ等、様々な種類のカメラを使用することができる。
【0091】よって、使用するカメラやフィルムの種類および撮影態様等によってレリーズタイミングやレリーズインターバル等の設定可能範囲や、その他撮影環境の設定内容を変更することができる。例えば、上記実施形態中では、連続撮影時のメイン機とサブ機とのレリーズの間隔(ΔT)を、カメラ100A(100B)のレリーズ準備を行うために必要な時間の2分の1の時間に予め設定しているが、これに限定されることはない。間隔ΔTも、撮影環境設定時にユーザが任意の数値に設定することも可能である。
【0092】また本発明に係る撮影システムは上述した3種の撮影モードを全て有する必要はない。例えば、第2実施形態のインターバル撮影モードのみ有する撮影システムであっても良い。さらに本発明に係る撮影システムは上述した3種の撮影モードにのみ適用されるものではない。例えばセルフタイマー撮影モードを有する撮影システムであれば、複数のカメラを使用して、異なるアングルからの被写体を同時にセルフタイマー撮影をすることや、設定した時間差をもって順次セルフタイマー撮影をすることも可能となる。
【0093】なお本発明で使用する通信機能付きカメラには、各実施形態とは独立して、常に自機に接続されているサブ機のみをレリーズさせることができる通信レリーズ専用ボタンを設けるような変形も可能である。
【0094】
【発明の効果】上述の通り本発明の撮影システムは、ユーザが設定した所望の撮影環境の下、カメラ同士間でレリーズに関する情報を通信することにより、複数のカメラのレリーズを常に一定のタイミングで連続して行うことが可能となる。
【0095】従って例えば、画質は高いものの巻き上げが遅いため、高速連写ができなかった中判フィルムを搭載するカメラであっても、本発明にかかる撮影システムを使用して複数接続することにより、高速連写を行った場合と同一の撮影効果を得ることができる。
【0096】また、撮影枚数の少ないフィルムを搭載するカメラであっても、本発明にかかる撮影システムで複数接続された状態にすることにより、撮影途中でこまめにフィルム交換をするためにインターバルを中断する必要もなくなり、長時間インターバル撮影を行うことができる。




 

 


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