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発明の名称 カメラのレリーズシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−75167(P2001−75167A)
公開日 平成13年3月23日(2001.3.23)
出願番号 特願平11−253098
出願日 平成11年9月7日(1999.9.7)
代理人 【識別番号】100078880
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 修平
【テーマコード(参考)】
2H020
2H082
【Fターム(参考)】
2H020 FB00 
2H082 AA00 AA13 AA22 AA23 AA26 AA62 AA64
発明者 遠藤 安彦 / 坪田 宣政 / 西村 真一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 所定の操作により、カメラをレリーズさせる操作手段と、複数の接続端子と、複数の前記接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続する接続手段と、前記所定の操作により、所定の順序で1つの前記接続端子を選択して、レリーズを指示するレリーズ信号を送信する制御手段と、を有することを特徴とするカメラのレリーズシステム。
【請求項2】 カメラに対しレリーズを指示するレリーズ信号を送信しない第1の状態と前記レリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、複数の前記接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続する接続手段と、前記操作手段が第2の状態となる毎に、複数ある内順次1つの前記接続端子から、前記レリーズ信号を送信する制御手段と、を有することを特徴とするカメラのレリーズシステム。
【請求項3】 カメラに対しレリーズを指示するレリーズ信号を送信しない第1の状態と前記レリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、複数の前記接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続する接続手段と、前記操作手段が第2の状態にある間は、複数ある内順次1つの前記接続端子から、前記レリーズ信号を送信し続ける制御手段と、を有することを特徴とするカメラのレリーズシステム。
【請求項4】 前記レリーズ信号は、所定のレリーズ間隔をおいて送信されることを特徴とする請求項3に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項5】 前記所定のレリーズ間隔を任意に設定するレリーズ間隔設定手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項6】 前記制御手段は、前記所定のレリーズ間隔を0に設定すると、予め定められたタイミングで複数の前記接続端子全てから同時に前記レリーズ信号を送信し続けることを特徴とする請求項5に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項7】 カメラに対しレリーズを指示するレリーズ信号を送信しない第1の状態と前記レリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、複数の前記接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続する接続手段と、前記操作手段を1回だけ第2の状態にすることで、所定のレリーズ回数に達するまで、複数ある内順次1つの前記接続端子から、前記レリーズ信号を送信する制御手段と、を有することを特徴とするカメラのレリーズシステム。
【請求項8】 前記レリーズ信号は、所定のレリーズ間隔をおいて送信されることを特徴とする請求項7に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項9】 前記所定のレリーズ間隔を任意に設定するレリーズ間隔設定手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項10】 前記制御手段は、前記所定のレリーズ間隔を0に設定すると、予め定められたタイミングで複数の前記接続端子全てから同時に前記レリーズ信号を送信し続けることを特徴とする請求項9に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項11】 前記所定のレリーズ回数を任意に設定するレリーズ回数設定手段をさらに有することを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項12】 複数の前記接続端子の内、カメラのレリーズ端子と接続された接続端子のみを検出する検出手段をさらに有し、前記制御手段は、前記検出手段により検出された接続端子からのみ前記レリーズ信号を送信することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項13】 前記接続端子は、ジャックであり、前記接続手段は、一端にはカメラ側に接続されるコネクタが、他端には前記ジャックに差し込まれるプラグが設けられた接続ケーブルであり、前記検出手段は、前記プラグが前記ジャックに挿入されているときにカメラと接続されていると判断することを特徴とする請求項12に記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項14】 前記操作手段は、カメラに対し測光測距を指示する測光測距信号を送信する第3の状態を有し、前記制御手段は、前記操作手段が第3の状態では、前記測光測距信号を複数の前記接続端子から同時に送信させることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載のカメラのレリーズシステム。
【請求項15】 前記操作手段はレリーズボタンから構成され、前記第1の状態とは前記レリーズボタンが押されていない状態であり、前記第2の状態とは前記レリーズボタンが全押しされた状態であり、前記第3の状態とは前記レリーズボタンが半押しされた状態であること、を特徴とする請求項14に記載のカメラのレリーズシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラのレリーズシステムであって、特に複数あるカメラを統括制御するカメラのレリーズシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より所定の場所にカメラを固定しカメラブレを防ぎつつ撮影したい場合、カメラ本体から離れた場所でレリーズさせて所望の被写体を撮影する手法がある。このような撮影では、ケーブルレリーズや電気式レリーズ、赤外線レリーズなど(以下、リモートレリーズと総称する)を利用してカメラに直接触れることなくレリーズを行っている。
【0003】リモートレリーズには1台のカメラに接続し、1回のレリーズで1回シャッターを切ることができるもののみならず、2台のカメラに接続し、1回のレリーズで2台同時に1回シャッターを切ることができるものも存在している。
【0004】しかし近年安価で高性能なカメラの登場に伴い、電車撮影や天文撮影等において2台以上のカメラを用いて交互にレリーズさせる撮影方法を希望するユーザが増加してきた。また製品検査の際に、検査官がリモートレリーズを使用して複数の被検対象のカメラを同時、または一定の時間差をおいて連続レリーズさせる等の統括制御を可能にすることにより、作業効率を高めたいという生産者側からの要望もあった。
【0005】ところが、従来から存在しているリモートレリーズでは、3台以上のカメラのレリーズができない点や、接続されたカメラに対しほぼ同時にレリーズを行わせることしかできない点等から、ユーザの要求に対して十分に応えることができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の事情に鑑み、ユーザーが設定した通りに、連続して、または同時に複数のカメラのシャッターを切らせることが可能なカメラのレリーズシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記載のカメラのレリーズシステムは、所定の操作によりカメラにレリーズを指示する操作手段と、複数の接続端子と、複数の接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続する接続手段と、操作手段で所定の操作を行うことにより、所定の順序で複数の接続端子の1つを選択してレリーズを指示するレリーズ信号を送信する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載のカメラのレリーズシステムは、レリーズ信号を送信しない第1の状態とレリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、該複数の接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続するための接続手段と、操作手段が第2の状態となる毎に複数ある該接続端子のうち、順に1カ所ずつレリーズ信号を送信する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】このカメラのレリーズシステムによれば、複数のカメラを任意のタイミングで順にレリーズさせていくことが可能となる。
【0010】さらに、請求項3に記載のカメラのレリーズシステムでは、レリーズ信号を送信しない第1の状態とレリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、該複数の接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続するための接続手段とを有しており、操作手段が第2の状態にある間は、制御手段が複数の接続端子から順番に、レリーズ信号を送信し続けることを特徴としている。
【0011】ここで上記レリーズ信号は、所定のレリーズ間隔をおいて送信されており(請求項4)、このレリーズ間隔をユーザが任意に設定することも可能である(請求項5)。さらに、このレリーズ間隔を0に設定すれば、予め定められたタイミングで複数のカメラを同時にレリーズさせることも可能である(請求項6)。
【0012】以上のカメラのレリーズシステムによれば、ユーザが操作手段で第2の状態を維持している間は、ユーザ自身が設定した所望のレリーズ間隔をとりつつ複数のカメラを順に、かつ自動的にレリーズさせることができる。
【0013】請求項7に記載のカメラのレリーズシステムでは、レリーズ信号を送信しない第1の状態とレリーズ信号を送信する第2の状態とを有する操作手段と、複数の接続端子と、該複数の接続端子とカメラのレリーズ端子とを接続するための接続手段とを有しており、操作手段を1回だけ第2の状態にすることで、制御手段が所定のレリーズ回数だけ複数ある接続端子の内順次1カ所から、レリーズ信号を送信することを特徴としている。
【0014】請求項7に記載のカメラのレリーズシステムにおいても、上記レリーズ信号は、所定のレリーズ間隔をおいて送信されており(請求項8)、このレリーズ間隔をユーザが任意に設定することも可能である(請求項9)。さらに、このレリーズ間隔を0に設定すれば、予め定められたタイミングで複数のカメラを同時にレリーズさせることも可能である(請求項10)。
【0015】また、上記所定のレリーズ回数も、レリーズ間隔と同様にユーザが任意に設定することも可能である(請求項11)。
【0016】以上のカメラのレリーズシステムによれば、ユーザ自身が予め設定した所望のレリーズ間隔をとりつつ、全てのカメラのレリーズ数の合計が所望の設定回数Mになるまで連続して複数のカメラを順にレリーズさせることができる。
【0017】上述した全てのカメラのレリーズシステムは、複数の接続端子の内、カメラのレリーズ端子と接続された接続端子のみを検出する検出手段をさらに有し、制御手段は、前記検出手段により検出された接続端子からのみ前記レリーズ信号を送信することが望ましい(請求項12)。この場合、接続端子をジャックにし、接続手段は、一端にはカメラ側に接続されるコネクタが、他端には前記ジャックに差し込まれるプラグが設けられた接続ケーブルにすれば、検出手段は、プラグがジャックに挿入されたかどうかで判断することが可能となる(請求項13)。
【0018】さらに上述した全てのカメラのレリーズシステムにおいて、操作手段は、カメラに対し測光測距を指示する測光測距信号を送信する第3の状態を有し、該操作手段が第3の状態では、制御手段は、前記測光測距信号を複数の前記接続端子から同時に送信させることもできる(請求項14)。そのためには、該操作手段は全押し、半押しが可能なレリーズボタンであることが望ましい(請求項15)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るレリーズシステム100の全体構造とカメラ200とを表した概略図で、図2は本体10のブロック図である。
【0020】レリーズシステム100は、本体10と接続ケーブル30とから構成される。図1で示すように本体10には、ジャック11a〜11e、操作ボタン群12、LCD表示部13、レリーズボタン14、ロックスイッチ15が設けられており、図2で示すようにさらに、CPU16、不揮発性メモリ17、インターフェース18、ドライバ19、スイッチ回路20a〜20eを有する。
【0021】なお操作ボタン群12は、モードボタン12a、設定ボタン12b、+ボタン12c、−ボタン12dから構成されている。またロックスイッチ15は、レリーズボタン14を押すことができないようにする機能と、全押しした状態を保持する機能を有する。
【0022】図2に示すようにジャック11a〜11e、レリーズボタン14はそれぞれCPU16と接続されている。また、操作ボタン群12はインターフェース18を介して、LCD表示部13はドライバ19を介して、各々CPU16と接続されている。
【0023】CPU16は、ユーザが操作ボタン群12を使用して設定する内容をインターフェース18を介して認識し、その設定内容や設定されて現在行っている処理の内容などをデータとしてLCDドライバ19に送信することでLCD表示部13に表示させる。従ってユーザはLCD表示部13で処理の内容や設定の状況を目で確認しつつ各種設定作業等を行うことができる(図4参照)。
【0024】接続ケーブル30はプラグ31とコネクタ32とを有する。接続ケーブル30は、1本につき1台のカメラ200を本体10に接続するもので、レリーズシステム100により統括して制御しようとするカメラ200の台数と同じ本数が必要となる。撮影時に、コネクタ32をカメラ200側の接続端子230と接続し、プラグ31をジャック11aから11eのうち任意の場所に挿入することにより、本体10とカメラ200とが電気的に接続される。本実施形態におけるレリーズシステム100は5つのジャック11a〜11eを備えており、最高5台までのカメラ200を統括して制御することが可能である。
【0025】各ジャック11a〜11eはスイッチ回路20a〜20eに接続されたプラグ接触部21、22、23および、スイッチ回路20a〜20e内にある図示しない検出回路に接続された検出端子24を有している(図2)。プラグ接触部21、22、23は、挿入されたプラグ31と各々接触し、これによりCPU16は、後述するレリーズ信号及び測光測距信号をスイッチ回路20a〜20eを介してカメラ200に送信することができる。
【0026】プラグ31の有無による検出端子24とプラグ接触部21との非接触、接触状態により、それぞれのジャック11a〜11eにプラグ31が挿入されているかどうかが検出される。なお以下の説明では便宜上、ジャック11a〜11eそれぞれには予めNo.1からNo.5までの番号が割り振られており、CPU16がこれらの番号を用いてプラグ31が挿入されている位置を認識するものとして説明する。
【0027】また図3は、接続ケーブル30を用いて1台のカメラ200をレリーズシステム100に接続した場合におけるレリーズボタン14とカメラ200との接続の状態を表したブロック図である。
【0028】レリーズボタン14は、押されなければレリーズを指示しない第1の状態、すなわち本体10を待機状態にすることができ、また全押しされればレリーズをカメラ200に指示する第2の状態、すなわちレリーズスイッチSW1’およびレリーズスイッチSW2’を同時にオンにした状態にすることができる。
【0029】さらにレリーズボタン14を半押しすることで測光測距をカメラ200に指示する第3の状態、すなわちレリーズスイッチSW1’のみをオンにした状態にすることもできる。
【0030】通常、カメラ200を単体で使用する場合、カメラ側レリーズボタン210を半押しすることでSW1がオン状態になりカメラ側CPU220の制御によって測光測距が行われる。また、レリーズボタン210を全押しすることでSW2がオン状態になりカメラ側CPU220の制御によってシャッターが切られ撮影が行われる。しかし、接続ケーブル30によってレリーズシステム100と接続された状態にあるカメラ200では、カメラ側レリーズボタン210は使用しないため、SW1、SW2は常にオフ状態にある。
【0031】レリーズボタン14を半押ししてSW1’をオン状態にすることでCPU16からスイッチ回路20a〜20eを介してカメラ側CPU220に測光測距信号が送信され測光測距が行われる。またレリーズボタン14を全押ししてSW2’もオン状態にすることでCPU16からカメラ側CPU220にレリーズ信号が送信されシャッターが切られる。なお、本明細書では便宜上、SW1’がオンになった場合にCPU16が行う処理を「測光測距信号をカメラに送信する」と記述し、SW2’がオンになった場合にCPU16が行う処理を「レリーズ信号をカメラに送信する」と記述する。
【0032】上述したレリーズシステム100では、次に述べる設定作業によって撮影モードを設定する。
【0033】図4は、操作ボタン群12を使用して各種設定を行う場合におけるLCD表示部13に表示される内容を示したモード遷移図である。D1は、初期状態における表示である。まずD1の状態でモードボタン12aを1回押して、モード選択画面(D2)を表示させる。モード選択画面では+ボタン12cまたは−ボタン12dを押すことで、マニュアルモード(D2)、ハーフオートモード(D3)、フルオートモード(D4)に順次切り替えることができる。
【0034】マニュアルモードとは、レリーズボタン14を1回全押しする毎に本体10と接続されている全てのカメラ200に対し順に1回ずつレリーズ信号を送信するモードである。すなわち、ユーザが望むときにレリーズボタン14を全押しすることで複数のカメラを順に1回ずつレリーズさせていくことができるモードである。マニュアルモードでは、レリーズボタン14を全押しし続ける作業を数回繰り返すことにより、バルブ撮影も可能である。
【0035】ハーフオートモードとは、ユーザがレリーズボタン14を全押しし続けている間すなわちSW2’がオン状態の時、本体10と接続されているカメラ200に対し順に1回ずつレリーズ信号を送信していくモードである。ハーフオートモードによれば、ユーザがレリーズボタンを全押しし続けている間は、ユーザ自身が設定した所望のレリーズ間隔ΔT(図4中、D3a参照)をとりつつ複数のカメラ200を順にレリーズさせることができる。またハーフオートモードの場合、レリーズボタン14を1回ずつ全押しすることでマニュアルモードのように複数のカメラ200を順に1回ずつレリーズさせることも可能である。
【0036】フルオートモードとは、ユーザがレリーズボタン14を1回全押しして離すと、本体10と接続されている全てのカメラ200に対し、順に1回ずつ所定の回数に達するまでレリーズ信号を送信していくモードである。フルオートモードによれば、全てのカメラ200のレリーズ回数の合計が、ユーザが予め設定(図4中、D4b参照)した所望の設定回数Mになるまで、同じくユーザが設定した所望のレリーズ間隔(図4中、D4a参照)をとりつつ、連続して複数のカメラ200を順にレリーズさせることができる。
【0037】図4で示すように、上記3種のモードの中から任意のモードを選択して設定ボタン12bを押すと、マニュアルモードを除くハーフオートモードとフルオートモードとについては設定画面が表示される(D3a、D4a、D4b)。ここでは特に、フルオートモード(D4)を選択した場合の設定について説明する。
【0038】モードボタン12aと+ボタン12cまたは−ボタン12dとを用いてフルオートモード(D4)を選択し、設定ボタン12bを押すと、レリーズ間隔を設定するレリーズ間隔設定画面(D4a)が表示される。レリーズ間隔設定画面(D4a)では、デフォルトとして1.00(秒)が表示される。+ボタン12cまたは−ボタン12dを使用してデフォルト値を増減させて所望のレリーズ間隔ΔTを選択し、設定ボタン12bを押して所望のレリーズ間隔を設定する。レリーズ間隔の設定が終了すると、次に接続されているカメラ全てのレリーズの合計回数を設定するレリーズ回数設定画面(D4b)が表示される。レリーズ回数設定画面(D4b)では、デフォルトとして10(回)が表示される。レリーズ間隔を設定したときと同じ方法で所望のレリーズ回数Mを選択し設定する。
【0039】フルオートモードについては上記作業を行い、ハーフオートモードも上記作業の内、レリーズ間隔の設定(図4中、D3a参照)を行うと、設定作業は完了する。どのモードも設定作業が完了すると、LCD表示部13には選択されたモードおよび撮影待機という文字(D5)が表示され、各モードに対応した撮影を行える状態になる。なお、D3a、D4aが表示されているときに設定したレリーズ間隔、およびD4bが表示されているときに設定したレリーズ回数は、EEPROM等の不揮発性メモリ17に記憶され、撮影時にCPU16により読み出される。
【0040】次に、レリーズシステム100を用いた撮影の流れを各モード毎に説明していく。
【0041】図5はマニュアルモードによって撮影が行われる際の、CPU16が行う処理を示したフローチャートである。
【0042】ユーザによってレリーズボタン14が全押しされるまで待機状態にある(S1:NO)CPU16はレリーズボタン14が全押しされると(S1:YES)、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.1に相当するジャック11aに指定する(S3)。そしてジャック11aにプラグ31が挿入されているかどうかを判断する(S5)。ジャック11aにプラグ31が挿入されていると判断した場合(S5:YES)、ジャック11aにレリーズ信号を1回送信する(S7)。このレリーズ信号に同期してジャック11aに接続されているカメラ200のシャッターが切られる。S7でジャック11aからレリーズ信号を送信した後、CPU16は待機状態(S9:NO)に戻るが、ユーザによって再びレリーズボタン14が全押しされる(S9:YES)と、CPU16は、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.2に相当するジャック11bに指定する(S11)。
【0043】一方、上記S5においてジャックNo.1に相当するジャック11aにプラグ31が挿入されていないと判断した場合(S5:NO)、CPU16はレリーズ信号を送信する処理(S7)は行わず、レリーズ信号の送信先Jを次のジャック、すなわちジャックNo.2に相当するジャック11bに指定し直す(S11)。
【0044】S11で新たなレリーズ信号の送信先Jを指定したCPU16は、レリーズ信号を本体10に設けられているいずれかのジャック11a〜11eから必ず送信できるように、S11で指定したレリーズ信号の送信先Jが、Jの取りうる最大値N(本実施形態ではNo.5)以下の値であるかどうかを判断する(S13)。
【0045】ここでは指定されたレリーズ信号の送信先JがジャックNo.2であり、最大値N(=No.5)以下の値なので(S13:NO)、ジャックNo.2が割り振られたジャック11bにプラグ31が挿入されているかどうかの判断を行う(S5)。このようにして、ユーザがレリーズボタン14を1回押す(S9:YES)毎にCPU16はS5からS13までの処理を繰り返すので、ジャックNo.1からジャックNo.5の内カメラ200が接続されているジャックに対して順にレリーズ信号が送信される。
【0046】なおジャックNo.5まで処理が行われた場合、S11の処理ではレリーズ信号の送信先JがジャックNo.6となり、Jの取りうる最大値Nよりも大きい値になるため(S13:YES)、S15の処理が行われる。
【0047】S15では、全てのジャック11a〜11eにプラグ31が挿入されていないかどうかを判断する。仮にどのジャック11a〜11eにもプラグ31が挿入されていない場合(S15:YES)、接触不良またはプラグ31の挿入し忘れ等のおそれがあるので、カメラとの接続がされていない旨のエラー表示をLCD表示部13に表示させ、処理を終了する(S17)。一方ジャック11a〜11eの内、1つでもプラグ31が挿入されているものがあれば、本体10に接続されている1または複数のカメラ200に対するレリーズ信号送信処理に問題はないが(S15:NO)、ジャックNo.6に相当するジャックを本体10が有していないことから、接続されているカメラ200に対して1回ずつレリーズ信号の送信は行われたと判断し、再びレリーズ信号の送信先JをジャックNo.1に指定することになる(S3)。
【0048】このようにしてマニュアルモードでは、ユーザがレリーズボタン14を全押しする(S9:YES)毎に同様の処理が行われ(S5〜S15)、接続されている1または複数のカメラ200に順にシャッターを切らせることができる。
【0049】図6はハーフオートモードによって撮影が行われる際の、CPU16が行う処理を示したフローチャートである。
【0050】マニュアルモード時と同様に、ユーザによってレリーズボタン14が全押しされると(S31:YES)、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.1に相当するジャック11aに指定して(S33)、ジャック11aにプラグ31が挿入されているかを判断する(S35)。
【0051】ジャック11aにプラグ31が挿入されていると判断した場合(S35:YES)、CPU16はジャック11aからレリーズ信号を送信した後(S37)不揮発性メモリ17に記憶されている所望のレリーズ間隔ΔTをカウントする(S39)。
【0052】レリーズ間隔ΔTのカウント終了(S39:YES)後、まだレリーズボタン14が全押しされたままの状態にあるかどうかを判断し(S41)、既にレリーズボタン14が全押しされていない場合には(S41:NO)レリーズ信号送信処理を終了する。一方、全押しされた状態が維持されている場合(S41:YES)は、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.2に相当するジャック11bに指定する(S43)。
【0053】なおS35において、ジャックNo.1に相当するジャック11aにプラグ31が挿入されていないと判断した場合(S35:NO)には、CPU16はレリーズ信号を送信する処理等(S37〜S41)は行わず、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.2に相当するジャック11bに指定し直す(S43)。
【0054】以下、S45からS49までの処理は上述したマニュアルモードにおけるS13からS17間での処理と同じであるので説明は省略する。このようにしてハーフオートモードでは、レリーズボタン14が全押しされている間は(S41:YES)、常にプラグ31が接続されているジャックを検索し(S35、S43、S45)、所望のレリーズ間隔ΔTをとりつつ(S39)、プラグ31が接続されているジャックから順にレリーズ信号を送信する(S37)ことができる。
【0055】またハーフオートモードでは、接続されている全てのカメラ200にレリーズ信号を送信し、同時にシャッターを切らせ続けることも可能である。そのためには、上記設定作業において所望のレリーズ間隔ΔTを0に設定しておく。
【0056】図7は、ハーフオートモードにおいてレリーズ間隔ΔTを0に設定した場合の、CPU16が行う処理を示したフローチャートである。
【0057】レリーズ間隔ΔTを0に設定した場合、ユーザによってレリーズボタン14が全押しされると(S51:YES)、CPU16はいずれかのジャック11a〜11eの内1カ所でもプラグ31が挿入されているかを判断する(S53)。もし、どのジャック11a〜11eにもプラグ31が挿入されていないと判断した場合(S53:NO)には、接触不良またはプラグ31の挿入し忘れ等のおそれがあるので、カメラ200との接続がされていない旨のエラー表示をLCD表示部13に表示させ(S55)、処理を終了する。1つでもプラグ31が挿入されているジャック11a〜11eがあると判断した場合(S53:YES)、CPU16は全てのジャック11a〜11eから一斉にレリーズ信号を送信する(S57)。
【0058】1回目のレリーズ信号送信後、まだレリーズボタン14が全押しされているかどうかを判断する(S59)。既にレリーズボタンが押されていない場合は撮影を終了する(S59:NO)が、全押し状態が維持されていると判断した場合は(S59:YES)、タイミング(時間Δt)をとって(S61:YES)、再び全てのジャック11a〜11eから一斉にレリーズ信号を送信する(S57)。従って、ユーザがレリーズボタン14を全押しし続ける限り、複数のカメラ200を同時レリーズさせ続けることができる。ここでタイミングΔtとは同時レリーズ時における、1回目のレリーズ信号送信から次のレリーズ信号送信までの時間のことであり、製品出荷当時から予め不揮発性メモリ17に記憶されている値である。すなわちユーザが任意に設定できるレリーズ間隔ΔTとは異なり、レリーズ間隔ΔTを0と入力した場合にのみ自動的に設定される固定値である。
【0059】図8はフルオートモードによって撮影が行われる際の、CPU16が行う処理を示したフローチャートである。
【0060】ユーザがレリーズボタン14を全押しして離すと(S71:YES)、レリーズ回数Kのカウントを開始し、回数Kを1とする(S73)。さらに、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.1に相当するジャック11aに指定して(S75)、ジャック11aにプラグ31が挿入されているかを判断する(S77)。
【0061】ジャック11aにプラグ31が挿入されていると判断した場合(S77:YES)、CPU16はジャック11aからレリーズ信号を送信した後(S79)、不揮発性メモリ17に記憶されている所望のレリーズ間隔ΔTをカウントする(S81)。
【0062】レリーズ間隔ΔTをカウントした(S81:YES)後、レリーズ回数Kをカウントし、回数Kを2とする(S83)。回数K(ここでは2)が所望の設定回数Mを越えた(すなわち、M=1)場合、設定回数Mだけレリーズが行われたことになり、CPU16はレリーズ信号送信処理を終了する(S85:YES)。
【0063】回数Kが所望の設定回数Mを越えない(ここでは、M=2以上)場合(S85:NO)には、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.2に相当するジャック11bに指定する(S87)。
【0064】なおCPU16が、S77においてジャックNo.1に相当するジャック11aにプラグ31が挿入されていないと判断した場合(S77:NO)は、レリーズ信号送信処理等(S79〜S85)は行わず、レリーズ信号の送信先JをジャックNo.2に相当するジャック11bに指定し直す(S87)。
【0065】以下、S89からS93までの処理は上述したマニュアルモードにおけるS13からS17間での処理と同じであるので説明は省略する。このようにしてフルオートモードでは、レリーズボタン14を1回全押しして離すと(S71:YES)、接続されているカメラ200のレリーズの合計が所望の回数になるまで(S83、S85)、プラグ31が接続されているジャックを検索し(S77、S87、S89)、所望のレリーズ間隔ΔTをとりつつ(S81)、プラグ31が接続されているジャックから順にレリーズ信号を送信する(S79)ことができる。
【0066】またフルオートモードでもハーフオートモードと同様、接続されている全てのカメラ200にレリーズ信号を送信し、同時にシャッターを切らせ続けることも可能である。そのためには、やはり上記設定作業において所望のレリーズ間隔ΔTを0に設定しておく。
【0067】図9は、フルオートモードにおいてレリーズ間隔ΔTを0に設定した場合の、CPU16が行う処理を示したフローチャートである。
【0068】レリーズ間隔ΔTを0に設定した場合、ユーザがレリーズボタン14を1回全押しして離すと(S101:YES)、CPU16はいずれかのジャック11a〜11eの内1カ所でもプラグ31が挿入されているかを判断し、どのジャック11a〜11eにもプラグ31が挿入されていない場合(S103:NO)には、接触不良またはプラグ31の挿入し忘れ等のおそれがあるので、カメラとの接続がされていない旨のエラー表示をLCD表示部13に表示させ(S107)、処理を終了する。1つでもプラグ31が挿入されているジャック11a〜11eがあると判断した場合(S103:YES)、CPU16はレリーズ回数Kのカウントを開始し、回数Kを1とする(S105)。そして全てのジャック11a〜11eから一斉にレリーズ信号を送信する(S109)。
【0069】レリーズ信号送信(S109)後、レリーズ回数Kをカウントし、回数Kを2とする(S111)。回数Kが所望の設定回数Mを越えない値であるとき(S113:NO)には、カウントされた回数Kが所望の設定回数Mを越える値になるまで、タイミング(時間Δt)をとった後(S115:YES)、S109からの処理を繰り返す。なおタイミングΔtは、ハーフオートモードの同時レリーズ時で使用される値と同一の値である。
【0070】S113において、カウントされた回数Kが所望の設定回数Mを越えた場合、CPU16は設定回数Mだけレリーズが行われたと判断し、レリーズ信号送信処理を終了する(S113:YES)。
【0071】以上がレリーズシステム100に搭載している3種類のモードの説明である。なおどのモードが選択されていたとしても、測光測距を行う場合、すなわちユーザがレリーズボタン14を半押しした場合には、CPU16は測光測距信号を全てのジャック11a〜11eに同時に送信する。
【0072】以上が本発明の実施形態であるが、レリーズシステム100は本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形することが可能である。
【0073】例えば、本実施形態においては本体10にジャックを5つ(11aから11e)設けているが、5つに限定される必要はなく使用態様に応じて本体に設けるジャックの数を増減することが可能である。また本体にタイマーを搭載すれば、本文中で述べたフルオートモード選択時に、セルフタイマー撮影を行うことも可能となる。
【0074】本実施形態では、本体10と1台のカメラ200とを接続することができる接続ケーブル30を用いているが、ケーブルが途中でいくつかに分岐し、1のプラグ31に対しカメラ200に接続するコネクタ32が複数設けられているマルチケーブルを使用することや、赤外線を用いて電気的に接続することもできる。本実施形態におけるレリーズボタン14と本体10とは、図1で示すようにケーブルによって接続することを想定しているが、レリーズボタン14を赤外線を利用したリモコンタイプにしてもよい。
【0075】本実施形態ではレリーズ信号の送信先をジャック11a〜11eに挿入されたプラグ31の有無のみで決定しているが、さらにユーザが本体10を操作して接続されたカメラ200の内、レリーズ信号の送信先を任意に選択することも可能である。
【0076】さらに本実施形態では、2種のオートモードで同時レリーズを可能にしており、この同時レリーズ時におけるタイミングΔtを固定値としている。このタイミングΔtもユーザが操作ボタン群12を用いて任意に設定するような変形も可能である。同時レリーズの場合、全てのジャック11a〜11eからレリーズ信号を送信させているが、レリーズ間隔ΔTを0以外に設定したときのように、プラグ31が挿入されているジャックからのみレリーズ信号を送信させてもよい。
【0077】
【発明の効果】上述の通り本発明のカメラのレリーズシステムは、複数のカメラを接続し、ユーザの使用態様に応じたレリーズモードを数種類の内から選択可能にしたことにより、ユーザの設定に応じて、複数のカメラを連続してまたは同時にレリーズを行わせることが可能となる。
【0078】従って、画質は高いものの巻き上げが遅いため、高速連写ができなかった中判フィルムを使用したカメラであっても、本発明にかかるカメラのレリーズシステムに複数接続することにより、高速連写を行った場合と同一の撮影効果を得ることができる。
【0079】また、撮影枚数の少ないフィルムを装填したカメラであっても、本発明にかかるカメラのレリーズシステムに複数接続することにより、撮影途中でフィルム交換をするためにインターバルを中断する必要もなくなり、長時間インターバル撮影を行うこともできる。




 

 


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