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発明の名称 カメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−51332(P2001−51332A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願平11−229017
出願日 平成11年8月13日(1999.8.13)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H101
【Fターム(参考)】
2H101 EE01 EE02 EE04 EE05 EE37 EE52 
発明者 越川 直樹
要約 目的
撮影レンズに悪影響を与えずに、補助光学部材を容易かつ確実に装着することが可能なカメラを提供する。

構成
撮影レンズと協働する補助光学部材を着脱可能なカメラにおいて、カメラボディ上の撮影レンズと同心の位置に、前記補助光学部材を撮影レンズの前方に位置するように着脱させることが可能な機能追加マウントを設けたこと。
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影レンズと協働する補助光学部材を着脱可能なカメラにおいて、カメラボディ上の撮影レンズと同心の位置に、前記補助光学部材を撮影レンズの前方に位置するように着脱させることが可能な機能追加マウントを設けたことを特徴とするカメラ。
【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、前記撮影レンズは、カメラボディに対して着脱不能であるカメラ。
【請求項3】 請求項1または2記載のカメラにおいて、前記撮影レンズは、カメラボディから前方へ突出しており、さらに、前記カメラボディ上の機能追加マウントと補助光学部材を中継部材を介して接続して、該補助光学部材を撮影レンズの前方に位置させることを可能としたカメラ。
【請求項4】 請求項1から3いずれか1項記載のカメラにおいて、前記カメラボディ上の機能追加マウントは、撮影レンズの光軸を中心とした環状のねじであるカメラ。
【請求項5】 請求項1から4いずれか1項記載のカメラにおいて、前記機能追加マウントへの補助光学部材の装着を検知する装着検知手段と;この装着検知手段により機能追加マウントへの補助光学部材の装着が検知されたときに、装着された補助光学部材に対応した所定の動作をカメラに行わせる制御手段と;を備えているカメラ。
【請求項6】 請求項1から5いずれか1項記載のカメラにおいて、前記カメラボディ上の機能追加マウントに対して装着される補助光学部材は望遠鏡であるカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【技術分野】本発明は、撮影レンズと協働する補助光学部材を着脱可能なカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】フィルタ、コンバージョンレンズ、望遠鏡、あるいは顕微鏡などの補助光学部材を、カメラの撮影レンズと協働させる場合、これらの補助光学部材を撮影レンズ鏡筒に対してその先端部あるいは途中位置に直接に装着させると、補助光学部材の重さや装着時の不手際によって撮影レンズに過度な力が加わり、撮影レンズの写真撮影の精度を狂わせてしまうおそれがある。特に、近年のコンパクトカメラに多用されている多段繰出式のズームレンズ鏡筒では、補助光学部材の装着に際してこうした強度面での問題が生じやすい。
【0003】また、カメラボディに対して撮影レンズ鏡筒が固定されている固定レンズカメラでは、その構造上、補助光学部材の装着自体が困難な場合が多い。一方、カメラボディに対して撮影レンズを着脱可能なレンズ交換式のカメラでは、カメラボディ側のレンズマウントと撮影レンズ鏡筒の間に補助光学部材を装着できるが、この装着位置では望遠鏡など、撮影レンズ前方に位置すべき補助光学部材に対応できない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、撮影レンズに悪影響を及ぼさずに補助光学部材を容易かつ確実に装着することが可能なカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、撮影レンズと協働する補助光学部材を着脱可能なカメラにおいて、カメラボディ上の撮影レンズと同心の位置に、前記補助光学部材を撮影レンズの前方に位置するように着脱させることが可能な機能追加マウントを設けたことを特徴としている。この構成によれば、補助光学部材は撮影レンズを介さずにカメラボディに直接に支持されることになるので、装着される補助光学部材が重かったり、その着脱時に強い力を加えたりしても、撮影レンズには悪影響が及ばない。また、撮影レンズ鏡筒が補助光学部材を装着させるための構造を有さない場合であっても、補助光学部材を用いた撮影が可能である。
【0006】この本発明は、特にカメラボディに対して撮影レンズが着脱可能なカメラに用いると特に有効である。
【0007】また、撮影レンズがカメラボディから前方へ突出するタイプである場合は、さらに、前記カメラボディ上の機能追加マウントと補助光学部材を中継部材を介して接続することにより、該補助光学部材を撮影レンズの前方に位置させることができる。
【0008】カメラボディ上に設けられる機能追加マウントは、撮影レンズの光軸を中心とした環状のねじ、例えば望遠鏡ねじの規格に沿ったものとすることができる。
【0009】さらに好ましくは、機能追加マウントへの補助光学部材の装着を検知する装着検知手段と;この装着検知手段により機能追加マウントへの補助光学部材の装着が検知されたときに、装着された補助光学部材に対応した所定の動作をカメラに行わせる制御手段と;を備えた構成とすることができる。
【0010】カメラボディ上の機能追加マウントには、例えば望遠鏡を着脱させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態に基づいて本発明を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るカメラ10の外観を表しており、図2は同カメラ10の制御系を表している。まず、図1と図2を参照してカメラ10の概略を説明する。カメラ10は、カメラボディ12に非交換式の撮影レンズ鏡筒14が設けられた固定レンズカメラであり、撮影レンズ鏡筒14をカメラボディ12から取り外すことはできない。
【0012】撮影レンズ鏡筒14内には撮影レンズ16が支持されている。カメラボディ12において撮影レンズ鏡筒14の上部には、ファインダ窓18とストロボ発光部20が設けられている。ストロボ発光部20は、制御回路11に制御されたストロボ回路21により発光制御される。また、被写体距離を測定するためのAFセンサ22と、撮影領域を測光するための測光センサ24が、カメラボディ12の前面側に位置するように設けられている。AFセンサ22と測光センサ24はそれぞれ、測距回路23と測光回路25を介して制御回路11に接続されている。
【0013】カメラボディ12の上面にはレリーズボタン26、情報表示用LCD28及び各種操作ボタン30A〜30Dが設けられている。また、図1には示していないが、さらにカメラボディ12の背面側には、被写体像を表示するための液晶モニタ(LCDディスプレイ)32が設けられている。レリーズボタン26は、半押しで半押しスイッチ27Aをオンさせて、制御回路11に合焦及び測光を行わせ、全押しで全押しスイッチ27Bをオンさせて、制御回路11にシャッタレリーズを行わせる操作部材である。情報表示用LCD28は、制御回路11が制御する表示回路29により、カメラ10に関する諸情報を表示するように制御される。操作ボタン30A〜30Dはそれぞれ、カメラのモード選択スイッチ31A、液晶モニタ32に表示される画像の切り換えなどを実行させるUpスイッチ31BとDownスイッチ31C、及びメモリされた画像の消去などを実行させる消去スイッチ31Dをオンオフさせることができる。さらに、カメラ10は、該カメラ10を始動させるために、外部から操作可能な電源スイッチ33を備えている。
【0014】図2に示すように、カメラボディ12内にはCCD撮像素子34が設けられており、このCCD撮像素子34は、撮影レンズ16によってその受光面上に結像された光学被写体像を電気的な画像信号に変換することができる。制御回路11は、このCCD撮像素子34の受光面上に被写体像が結像されるように、レンズ駆動回路36と撮像素子駆動回路38を制御する。CCD撮像素子34からの画像データはゲインコントロール部40に送られ、さらにA/Dコンバータ42でA/D変換されてデジタル画像データとして、制御回路11、フィールドメモリ44、フラッシュメモリ46及び画像処理回路52に送られる。なお、フィールドメモリ44は、液晶モニタ32に表示させる等のために画像データを一時保管しておく用途に用いられ、また、フラッシュメモリ46には、撮影された画像データが蓄積、保存される。
【0015】また、カメラ10内で処理されるデジタル画像データは、信号処理回路52からD/Aコンバータ54に送られ、LCD駆動回路56を通して液晶モニタ32に画像を表示させることができる。液晶モニタ32による画像表示時には、制御回路11が制御するバックライト駆動回路58により、バックライト60が点灯されて液晶モニタ32を照明する。
【0016】撮影レンズ16は、いわゆるマクロ撮影が可能なズームレンズであり、特定のレンズを動かすことで近接撮影が可能になる。また撮影レンズ16は、フォーカシングレンズを有し、このフォーカシングレンズを移動させることで合焦動作を行う。この撮影レンズ16のズーミング及びフォーカシング動作は、レンズ駆動回路36によって実行される。また、撮影レンズ16はCCD撮像素子34への入射光量を調整する絞り機構を備えていて、この絞り機構は、絞り駆動回路66によって駆動制御される。カメラ10はさらに、以上の各構成要素に電力を供給するための電源回路68を備えている。
【0017】続いて本発明の特徴に係る構成を説明する。図1に示すように、カメラボディ12上には、撮影レンズ鏡筒14の付け根部分の周囲に、撮影レンズ16と協働する補助光学部材を装着するための機能追加マウント70が形成されている。機能追加マウント70は、撮影レンズ16と同心の環状に形成されており、その外周部には雄ねじ72が設けられている。また図1及び図4に示すように、機能追加マウント70に隣接するカメラボディ12前面には、一対の導通接点からなる装着検知スイッチ74が設けられている。
【0018】図3は、機能追加マウント70を用いてカメラ10とその補助光学系である望遠鏡76とを接続した状態を示している。望遠鏡76は、望遠鏡本体78の後端側に、径の異なる三段の筒状部で構成された接眼部80を有しており、このうち最も大径の第1筒部80aの後端面に、望遠鏡側マウント部82が設けられている。望遠鏡側マウント部82は、望遠鏡76(接眼部80)の観察光学系の光軸を中心とする環状をなしており、その外周部に雄ねじ84が形成されている。接眼部80はさらに、第1筒部80aから後方に向けて中間の径の第2筒部80bと最小径の第3筒部80cを延設しており、第3筒部80cの後端に接眼レンズ80dが設けられている。この望遠鏡76による観察像(空中像)の形成位置は、接眼レンズ80d後方の符号Iで示す位置である。
【0019】カメラ10と望遠鏡76は、アダプタ90(中継部材)を介して接続される。アダプタ90は、撮影レンズ鏡筒14の外径よりも内径が大きい円筒状部92の両端部に、カメラ10側の機能追加マウント70に対応するカメラ接続部94と、望遠鏡76の望遠鏡側マウント部82に対応する望遠鏡接続部96を有しており、各接続部94、96の内周部にはそれぞれ、前述した機能追加マウント70の雄ねじ72と、望遠鏡側マウント部82の雄ねじ84とに螺合可能な雌ねじ(不図示)が形成されている。なお、上記の雄ねじ72、84及びこれらにそれぞれ螺合するアダプタ90上に設けられた雌ねじの形状などは、望遠鏡ねじの規格に沿ったものとしてもよい。
【0020】以上の構造から、アダプタ90のカメラ接続部94とカメラ10の機能追加マウント70のねじを螺合させ、アダプタ90の望遠鏡接続部96と望遠鏡76の望遠鏡側マウント部82のねじを螺合させることで、撮影レンズ鏡筒14の前方の所定位置に、撮影レンズ16の補助光学系としての望遠鏡76を装着することができる。この装着状態では、望遠鏡76は、撮影レンズ鏡筒14ではなくカメラボディ12上に設けた機能追加マウント70に接続されているので、撮影レンズ鏡筒14には負荷がかからず、撮影レンズ鏡筒14に対して望遠鏡76を接続するよりも強度的に有利である。また、撮影レンズ鏡筒14が、望遠鏡をはじめとする補助光学部材を装着するための構造を備えていないとしても、本実施形態の構成によれば容易かつ確実にカメラ10と望遠鏡76を接続することができる。
【0021】図4に示したように、アダプタ90のカメラ接続部94には、カメラボディ12に対向する端面に導通部98が設けられている。アダプタ90を機能追加マウント70に装着すると、この導通部98がカメラボディ12側の装着検知スイッチ74(一対の導通接点)に接触して導通させ、該スイッチ74をオンにさせる。カメラボディ12内の制御回路11は、この装着検知スイッチ74のオンによってアダプタ90の装着を検知する。
【0022】図5は、カメラ10による撮影処理を表すフローチャートである。この処理は、制御回路11の制御によって進められる。まず、前述の装着検知スイッチ74をチェックし、スイッチオンであれば(S1:Y)ステップS2に進んで、望遠鏡76を装着しての撮影に適した、すなわち図3のI位置に形成される空中像を撮影するのに適した近接撮影モードとするために、レンズ駆動回路36を介して撮影レンズ16を近接撮影用の状態に設定する。この設定後にレリーズボタン26の半押し(半押しスイッチ27Aのオン)をチェックし、半押しされれば(S3:Y)ステップS4で測距及び合焦動作を実行する。レリーズボタン26による入力がなければ(S3:N)フローから抜ける。合焦が確認されると(S5:Y)、ステップS6で測光を行い、レリーズボタン26の全押し(全押しスイッチ27Bのオン)をチェックする。レリーズボタン26が全押しされれば(S7:Y)、ステップS8で露光動作(フラッシュメモリ46への画像データ記録)を実行してフローから抜ける。
【0023】なお、撮影処理において合焦不可であった場合(S5:N)と、測光後にレリーズボタン26の全押しがなかった場合(S7:N)は、レリーズボタン26の半押しをチェックし、半押し状態でなければ(S9、S10:N)、フローから抜ける。半押し状態であれば(S9、S10:Y)、一つ前の処理段階に戻るようにループ制御される。さらに、ステップS1において装着検知スイッチ74がオフであるときには、撮影者が手動または電動にてズーミングなどを行うことにより撮影レンズ16を所定の状態とした後、ステップS3にてレリーズボタン26の半押しを検知した場合には、ステップS4以降の通常の撮影処理が実行される。
【0024】この処理のように、補助光学部材の装着を検知し、この補助光学部材に対応した撮影準備状態になるようにカメラを自動制御することにより、カメラ使用者の操作上の負担を軽減し、また撮影ミスが発生する確率を減らすことができる。
【0025】以上、図示実施形態によって本発明を説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではない。カメラボディの機能追加マウントに装着される補助光学部材は望遠鏡以外のものであってもよく、例えば顕微鏡、コンバージョンレンズ、レンズ用フィルタなどの取り付けに本発明を適用できる。また実施形態では、望遠鏡用のアダプタの装着を検知したときに近接撮影モードになるように制御したが、例えば補助光学部材としてフィルタを装着する場合には、該フィルタの装着の検知に応じて、絞りを適切な位置に駆動させるような態様も可能である。
【0026】また、カメラボディ上の機能追加マウントに装着させるのは一種類の補助光学部材に限られるものではなく、マウント部の規格を統一して複数種の補助光学部材に対応できるようにしてもよい。この場合、各補助光学部材に、その種類を表すデータを格納したROMなどを設けておき、カメラボディ側の機能追加マウントに装着したときに、補助光学部材側のROMからカメラボディ側にデータが送られて、カメラ側で補助光学部材の種類を区別できるようにしてもよい。
【0027】また、機能追加マウントの構造として、実施形態ではねじ螺合させる構造にしたが、他にもバヨネットなど周知の装着構造を用いることも可能である。
【0028】また本発明が適用されるカメラの種類に関しては、実施形態ではレンズ交換不能な固定レンズカメラを用いて説明したが、本発明はレンズ交換式のカメラに適用することもできる。例えば、図1のカメラ10が、カメラボディ12に対して撮影レンズ鏡筒14を着脱可能なタイプであっても、この撮影レンズ鏡筒14の前方位置に補助光学部材を装着しようとした場合には、従来の構造では撮影レンズ鏡筒14の先端部に接続することになる。そのため、補助光学部材の重さや装着時の不手際により過度な力が撮影レンズ鏡筒14にかかってしまうおそれがある。一方、カメラボディ12上に設けた機能追加マウント70に対して補助光学部材を装着させる本発明の構造であれば、このような不具合を避けることができる。
【0029】さらに、実施形態では撮像媒体としてCCD撮像素子やメモリを用いる、いわゆるデジタルカメラを例に説明したが、銀塩フィルムを用いるカメラであっても同様に本発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、撮影レンズに悪影響を及ぼさずに補助光学部材を容易かつ確実に装着することが可能なカメラを得ることができる。




 

 


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