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監視カメラ装置およびフィルムカートリッジ - 旭光学工業株式会社
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発明の名称 監視カメラ装置およびフィルムカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−51324(P2001−51324A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願平11−226215
出願日 平成11年8月10日(1999.8.10)
代理人 【識別番号】100089875
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 茂
【テーマコード(参考)】
2H100
【Fターム(参考)】
2H100 CC04 FF07 
発明者 鎌迫 正二 / 津田 浩二
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 銀塩フィルムを収容したフィルムカートリッジが着脱可能に装填され、装填されたフィルムカートリッジの銀塩フィルムに被写体像を撮影するカメラ本体を備えた監視カメラ装置において、前記フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部を設け、前記フィルムカートリッジが前記カメラ本体に装填されている状態で前記メモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しを行う制御部を設けた、ことを特徴とする監視カメラ装置。
【請求項2】 銀塩フィルムを収容し、カメラ本体に着脱可能に装填されるフィルムカートリッジであって、前記フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部が設けられ、前記メモリ部は、前記フィルムカートリッジが前記カメラ本体に装填されている状態で前記メモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しが行なわれるように構成されている、ことを特徴とするフィルムカートリッジ。
【請求項3】 前記所定情報は、前記フィルムカートリッジに収容されている銀塩フィルムの未撮影枚数または撮影済み枚数に対応する残量情報を含むことを特徴とする請求項1記載の監視カメラ装置または請求項2記載のフィルムカートリッジ。
【請求項4】 前記所定情報は、前記カメラ本体による撮影が行われた際の年月日、時間などを示す撮影時間情報を含むことを特徴とする請求項1、3に何れか1項記載の監視カメラ装置または請求項2、3に何れか1項記載のフィルムカートリッジ。
【請求項5】 前記所定情報は、前記カメラ本体による撮影が行われた際の異常事態の有無を示す異常事態情報を含み、この異常事態情報と前記撮影時間情報が互いに関連付けされていることを特徴とする請求項4記載の監視カメラ装置またはフィルムカートリッジ。
【請求項6】 前記カメラ本体の撮影動作を制御する制御装置が設けられ、前記制御部は前記制御装置に設けられていることを特徴とする請求項1、3、4、5に何れか1項記載の監視カメラ装置。
【請求項7】 前記制御装置に前記制御部によって読み出された前記メモリ部の情報の少なくとも一部を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1、3乃至6に何れか1項記載の監視カメラ装置。
【請求項8】 前記メモリ部へ書き込まれる前記所定情報の少なくとも一部を表示するための表示器が前記フィルムカートリッジに取着されていることを特徴とする請求項1、3乃至7に何れか1項記載の監視カメラ装置または請求項2乃至5に何れか1項記載のフィルムカートリッジ。
【請求項9】 前記表示器は、数字、文字、記号などの形態に対応して磁化された磁性部材の箇所に磁性体粉が付着されることで前記所定情報の表示を視認可能に行うように構成され、前記メモリ部に書き込まれる前記所定情報に基づいて前記磁性部材を磁化させる記録部が前記カメラ本体に設けられていることを特徴とする請求項8記載の監視カメラ装置またはフィルムカートリッジ。
【請求項10】 前記メモリ部は情報の書き込みと読み出しを繰り返して行うことが可能な不揮発性のメモリ素子から構成されていることを特徴とする請求項1、3乃至9に何れか1項記載の監視カメラ装置または請求項2乃至5、8、9に何れか1項記載のフィルムカートリッジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視カメラ装置およびフィルムカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムを用いて監視のための撮影を行う監視カメラ装置がある。このような監視カメラ装置は、例えば千枚単位の撮影が可能な銀塩フィルムを収容した専用のフィルムカートリッジが着脱可能に装填できるカメラ本体を備えている。そして、カメラ本体とは別に設けられた制御装置によってカメラ本体の撮影動作を制御するように構成されている。制御装置は、例えば、通常時は所定時間毎に1枚ずつ撮影を行い、事件などが起きて所定の信号が入力されると、上記所定時間よりも短い時間間隔で連続的に撮影を行うようにカメラ本体の撮影動作の制御を行う。また、制御装置は、フィルムカートリッジの銀塩フィルムが何枚程度撮影され、残り何枚程度撮影が可能であるかを示す残量表示を行う機能を有している。制御装置による残量表示は、例えば、撮影回数を計数するカウンタと、このカウンタの計数値を表示する表示器とによって行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように制御装置側で銀塩フィルムの残量表示を行う従来の監視カメラ装置では、カメラ本体からフィルムカートリッジを取り外すと、制御装置の計数値がリセットされてしまうため、当該フィルムカートリッジの残量表示を確認することができないという問題がある。また、一旦外したフィルムカートリッジを再度カメラ本体に装填する場合、当該カートリッジの残量に対応する計数値がわかっていれば、その計数値を制御装置に再設定することで残量表示を行うことも可能であるが、当該カートリッジの残量に対応する計数値が不明であれば残量表示は不可能である。また、フィルムカートリッジは、内部に収容されている銀塩フィルムの露光を防止するため、内部の状態を視認できる構造にはなっていない。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、銀塩フィルムの残量を容易にかつ確実に確かめることができる監視カメラ装置およびカートリッジフィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、銀塩フィルムを収容したフィルムカートリッジが着脱可能に装填され、装填されたフィルムカートリッジの銀塩フィルムに被写体像を撮影するカメラ本体を備えた監視カメラ装置において、前記フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部を設け、前記フィルムカートリッジが前記カメラ本体に装填されている状態で前記メモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しを行う制御部を設けたことを特徴とする。また、本発明は、銀塩フィルムを収容し、カメラ本体に着脱可能に装填されるフィルムカートリッジであって、前記フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部が設けられ、前記メモリ部は、前記フィルムカートリッジが前記カメラ本体に装填されている状態で前記メモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しが行なわれるように構成されていることを特徴とする。そのため、フィルムカートリッジに設けられたメモリ部に当該フィルムカートリッジに収容されている銀塩フィルムの未撮影枚数または撮影済み枚数に対応する残量情報などを含む所定情報を書き込みかつ読み出すことによって、当該フィルムカートリッジに収容されている銀塩フィルムの残量を容易にかつ確実に確かめることが可能となる。
【0005】また、本発明においては、前記所定情報の前記メモリ部への書き込みを前記カメラ本体による撮影動作が実行される毎に行うことが可能である。また、本発明においては、前記所定情報の前記メモリ部への書き込みを前記フィルムカートリッジが前記カメラ本体から取り外される際に行うことが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の監視カメラ装置の実施の形態の構成を示す説明図、図2はカメラ本体とフィルムカートリッジの構成を説明する説明図、図3はフィルムカートリッジを示す図であり、図3(A)はフィルムカートリッジの表側を示す平面図、図3(B)は磁気記録式カードが取着されたカートリッジフィルムの裏側を示す平面図である。図4は本実施の形態の形態における監視カメラ装置の概略ブロック図、図5は本実施の形態における監視カメラ装置の詳細なブロック図である。なお、以下では本発明の監視カメラ装置の実施の形態について説明すると共に、本発明のフィルムカートリッジの実施の形態についても合わせて説明する。
【0007】まず、図1、図2、図3を参照して監視カメラ装置の概略構成について説明する。監視カメラ装置1000は、カメラ本体100と制御装置200を備えている。カメラ本体100は、被写体を撮像するための撮影レンズ110と、フィルムカートリッジ300が着脱可能に装填される本体部120とを有している。本体部120は、装填されたフィルムカートリッジ300に設けられている巻き取り軸340に嵌合して銀塩フィルムの巻き上げ、巻き戻しを行う軸部130を備え、撮影レンズ110によって撮影した被写体像をフィルムカートリッジ300に収容されている銀塩フィルムに対して露光するように構成されている。また、本体部120には、装填されたフィルムカートリッジ300に設けられているメモリ部330に接続してそのメモリ部330に対する情報の書き込みと読み取りを行う信号の入出力を行うための電極部140が設けられている。なお、メモリ部330に対する情報の書き込みと読み取りを行う信号にはメモリ部330を動作させるために必要な電源信号が含まれている。
【0008】制御装置200は、カメラ本体100とケーブル202を介して接続され、このケーブル202を介してカメラ本体100の撮影動作などを制御するための制御信号と、後述する表示制御信号をカメラ本体100に入力することによってカメラ本体100の撮影動作を含む動作を制御するように構成されている。また、制御装置200には、カメラ本体100による撮影動作を手動で指示するためのスイッチなどを含む操作用スイッチ210、後述する残量情報、撮影時間情報、異常事態情報などを表示する表示部220などが設けられている。
【0009】図3(A)、(B)に示されているように、フィルムカートリッジ300は、内部に銀塩フィルムを収容するカートリッジ本体310と、カートリッジ本体310の外方に面した箇所に取着された磁気記録式カード320と、カートリッジ本体310に設けられたメモリ部330と、銀塩フィルムの巻き取り、巻き上げを行うための巻き取り軸340とを備えて構成されている。図中、310Aは、平面視矩形状を呈するカートリッジ本体310の表側の面を、310Bはカートリッジ本体310の裏側の面をそれぞれ示している。本例では、カートリッジ本体310の裏側の面310Bに、この面310Bよりも外形の小さな矩形状の磁気記録式カード320が例えば貼り付けて取着されている。なお、磁気記録式カード320のカートリッジ本体310への取着は上記のような貼り付けに限定されるものではなく、例えば、カートリッジ本体310の外方に臨む箇所に磁気記録式カード320を係合して保持するカード取着部を設け、このカード取着部に磁気記録式カード320を係合させて取着させるようにしてもよい。メモリ部330は、情報の書き込みと読み出しが可能に構成され、電源の供給が切断されても記憶内容を保持する不揮発性を有するものであり、例えば情報の書き込みと読み出しを繰り返して行うことが可能なEEPROMなどから構成されている。このメモリ部330は、フィルムカートリッジ300がカメラ本体100に装填されることで前述した電極部140に接続され情報の入力と出力が可能となるように構成されている。
【0010】また、磁気記録式カード320の外方に面した箇所には、後述する残量情報が視認可能に表示される表示器322が設けられている。表示器322は、数字、文字、記号などの形態に対応して磁化された磁性部材の箇所に磁性体粉が付着されることで情報の表示を行うように構成されている。そして、カメラ本体100には、表示器322の磁性部材に対する磁化を行うことで情報の書き込みを行う記録部(図略)が設けられており、フィルムカートリッジ300がカメラ本体100に装填された状態でこの記録部によって表示器322に対する情報の記録が可能となるように構成されている。また、表示器322に対する記録(磁化)は繰り返して行うことができ、表示器322に異なる内容を何度でも記録して表示することができるようになっている。
【0011】図4に示されているように、制御装置200は、ケーブル202を介して制御信号をカメラ本体100に入力することでカメラ本体100の撮影動作を制御している。また、制御装置200は、カメラ本体100に装填されたフィルムカートリッジ300のメモリ部330に対して後述する残量情報、撮影時間情報、異常事態情報などの情報の書き込みを行うと共に、メモリ部330からこれら各情報の読み出しを行うように構成されている。また、制御装置200は、カメラ本体100に装填されたフィルムカートリッジ300に取着されている磁気記録式カード320の表示器322に対して図略の記録部によって記録を行うように構成されている。
【0012】カメラ本体100の撮影動作は、例えば以下に示す撮影モードに従って制御されている。このような撮影モードは、自動撮影モードと手動撮影モードを含んでいる。自動撮影モードでは、異常事態が発生していない通常の場合には一定時間毎に撮影を行う、いわゆる間欠撮影を行う間欠撮影モードとなっているが、異常事態が発生した場合には連続して撮影を行う連続撮影を行う連続撮影モードに移行するようになっている。すなわち、自動撮影モードにおいては、間欠撮影モードと連続撮影モードが必要に応じて切り換えられるようになっている。なお、物体(侵入者などを含む)を検知する図略の赤外線探知器などの異常検知器が予め設けられており、後述するように、制御装置200の制御部230(図5参照)がこのような異常検知器からの検出信号を入力することで異常事態の発生の有無が判定されるようになっている。一方、手動撮影モードでは、制御装置200の操作用スイッチ210の押下などの操作に対応して撮影を行う。このような自動撮影モードまたは手動撮影モードは、制御装置200の操作用スイッチ210の操作によって設定されたり、制御装置200と別に設けられた図外の操作用スイッチなどから入力される遠隔操作信号によって設定されるようになっている。カメラ本体100は、制御装置200から入力される制御信号に基いて撮影を行うと共に、巻き上げ、巻き戻しなどの動作を行う。
【0013】図5を参照してフィルムカートリッジ300と制御装置200の構成についてさらに説明する。フィルムカートリッジ300のメモリ部330は、第1格納部332、第2格納部334、第3格納部336から構成されている。第1格納部332は、フィルムカートリッジ300に収容されている銀塩フィルムの撮影済み枚数および未撮影枚数を示す残量情報が格納されるようになっている。第2格納部334は、カメラ本体100によるフィルムカートリッジ300のフィルムのそれぞれのコマの撮影動作が行なわれた年月日および時間(時刻、分、秒)からなる撮影時間情報が格納されるようになっている。第3格納部336は、カメラ本体100による撮影動作が行われた際の異常事態の有無を示す異常事態情報が格納されるようになっている。また、第2格納部334の撮影時間情報と、第3格納部336の異常事態情報とは互いに関連付けられて格納されている。そして、図4、図5において実線矢印で示されているように、これら第1乃至第3格納部332、334、336に格納される残量情報、撮影時間情報、異常事態情報は、制御装置200からケーブル202を介してメモリ部330に入力されることで書き込まれると共に、図4、図5において破線矢印で示されているように、ケーブル202を介してメモリ部330から制御部200に読み出されるようになっている。
【0014】制御装置200は、前述した操作用スイッチ210と表示部220の他に、制御部230と制御メモリ部240を備えている。制御部230は、カメラ本体100の撮影動作の制御、メモリ部330に対する情報の書き込みと読み出しの制御、磁気記録カード320の表示器322に対する記録動作の制御などを行うものである。また、制御部230に図略の時計部が内蔵されており、この時計部では年月日と時間(時刻、分、秒)を示す時計情報が前述した撮影時間情報として生成されている。また、制御部230には、前述したように、何らかの異常事態が生じたことを検知して異常事態の発生を示す検出信号が入力されるようになっており、その検出信号の入力の有無に基いて異常事態の発生の有無を認識できるように構成されている。制御メモリ240は、制御部230の制御動作のために記録領域を提供すると共に、前述したメモリ部330から読み出された残量情報、撮影時間情報、異常事態情報などを一時的に格納するようになっている。これら残量情報、撮影時間情報、異常事態情報は特許請求の範囲の所定情報に相当している。
【0015】次に、上述のように構成された監視カメラ装置1000の動作について説明する。予め制御装置200が前述した自動撮影モードに設定されているものとして説明する。また、メモリ部330の第1格納部332には撮影済み枚数が零枚で未撮影枚数が銀塩フィルムの全枚数となるように残量情報が格納されており、第2格納部334、第3格納部336に記憶されている情報は初期化されているものとする。
【0016】まず、銀塩フィルムの全枚数が未撮影であるフィルムカートリッジ300がカメラ本体100に装填される。すると、カメラ本体100の電極部140にフィルムカートリッジ300のメモリ部330が接続される。制御装置200の制御部230は、電極部140とケーブル202を介してメモリ部330の各格納部に格納されている情報を読み出して制御メモリ部240に格納する。そして、制御メモリ部240に格納されている情報のうち、残量情報に基づいて撮影済み枚数(零枚)、未撮影枚数(銀塩フィルムの全枚数)を表示部220に表示させる。また、異常事態情報に基づいて異常事態の有無を表示部220に表示させる。ただし、この場合、異常事態情報が初期化されているので、異常事態の有無については情報が初期化されていることを表示させる。なお、通常、撮影時間情報は表示部220に表示されないが、操作用スイッチ210を操作することによって撮影時間情報を220に表示させて視認することができるようになっている。また、フィルムカートリッジ300がカメラ本体100に装填されることで、フィルムカートリッジ300の磁気記録式カード320の表示部322は、カメラ本体100の記録部によって記録が可能な状態となっている。
【0017】制御装置200の制御部230は、所定時間毎にカメラ本体100にケーブル202を介して制御信号を入力して撮影を実行させると共に、第1格納部332に対して残量情報を格納することで残量情報の更新を行う。すなわち、撮影済み枚数を1枚ずつ加算すると共に、未撮影枚数を1枚ずつ減算する。また、制御部230は、残量情報の更新と同時に前述した時計部で生成される撮影時間情報を第2格納部334に入力して格納させる。これにより、カメラ本体100による撮影動作が実行される毎、フィルムカートリッジ300のメモリ部330の第1格納部332には残量情報が格納され、第2格納部334には撮影時間情報が格納される。また、制御部230は、第1格納部332の残量情報を更新すると同時に記録部に制御信号を入力することで磁気記録式カード320の表示部322に残量情報を記録して更新する。
【0018】また、制御装置200の制御部230は、制御メモリ部240に格納されている残量情報についても上記と同様に更新し、撮影時間情報を制御メモリ部240に格納する。そして、制御メモリ部240に格納されている残量情報、異常事態情報などを表示部220に表示する。また、撮影時間情報を表示部22に表示させる場合には、操作用スイッチ220を操作すればよいことは前述したとおりである。なお、異常事態の発生を示す検出信号が制御部230に入力されていない場合には、制御部230は、異常事態が無いことを示す異常事態情報をメモリ部330の第3格納部336と制御メモリ部240に格納する。この際、前述したように第2格納部336の撮影時間情報と第3格納部336の異常事態情報とは互いに関連付けて格納されており、制御メモリ部240においても同様に撮影時間情報と異常事態情報が互いに関連付けて格納されるようなっている。
【0019】そして、異常事態の発生を示す検出信号が制御部230に入力されると、制御部230は、短時間に連続して撮影を行う連続撮影モードに移行され、間欠撮影モードの場合よりも短い時間間隔で撮影動作を実行する。この連続撮影モードにおいても、制御部230は、メモリ部330および制御メモリ部240に残量情報と撮影時間情報を格納すると共に、異常状態情報があることを示す異常状態情報を撮影時間情報と関連付けて格納し、かつ、記録部による磁気記録式カード320の表示器322に対する残量情報の記録を前述した間欠撮影モードと同様に行う。
【0020】また、撮影途中のフィルムカートリッジ300がカメラ本体100に装填された場合には、フィルムカートリッジ300が装填された時点で、メモリ部330の第1格納部332に格納された残量情報、第2格納部334に格納されている撮影時間情報、第3格納部336に格納されている異常事態情報がそれぞれ読み出され、これら情報のうち残量情報と異常事態情報が制御装置200の表示部220に表示されることが上述した動作と異なるが、それ以降の動作は上述の場合と同様である。
【0021】上述した実施の形態によれば、フィルムカートリッジ300のメモリ部330には残量情報、撮影時間情報、異常事態情報が格納されている。したがって、フィルムカートリッジ300がカメラ本体100から取り外されたとしても、再度このフィルムカートリッジ300をカメラ本体100に装填することで、制御装置200によってメモリ部330からこれら情報を読み出して、制御メモリ部240に格納すると共に表示部220に表示させることによってフィルムカートリッジ300の残量、撮影時間、異常事態の有無を容易に知ることができる。そして、撮影時間情報と異常事態情報が互いに関連付けられているので、異常事態が生じた際の撮影時間を容易に特定することが可能である。このため、フィルムカートリッジ300をカメラ本体100から取り外した時点で制御装置200の表示部220の表示内容がリセット(初期化)されるようになっていても、フィルムカートリッジ300をカメラ本体100に装填することでそのフィルムカートリッジ300に対応する各情報を読み出して表示させることができるので、これら情報によって残量情報、撮影時間、異常事態の有無などを容易に知ることができる。
【0022】また、フィルムカートリッジ300をカメラ本体100に装填するだけで、メモリ部330の各情報を読み出して制御装置200の制御メモリ部240に格納することができる。したがって、撮影途中のフィルムカートリッジ300をカメラ本体100に装填する際に、制御装置200の操作用スイッチ210を手動操作して残量情報を制御装置200に設定するといった手間がかからないという利点がある。また、フィルムカートリッジ300に取着された磁気記録式カード320の表示器322によって残量情報が視認可能に表示されているため、フィルムカートリッジ300がカメラ本体100から取り外された状態であっても、このフィルムカートリッジ300の残量情報を容易に知ることができる。また、フィルムカートリッジ300はメモリ部330を有していればよく、その他に特別な回路や電源などを設ける必要が無く、構成が簡素でコストもかからないという利点がある。
【0023】本実施の形態では、メモリ部330をEEPROMのような情報の書き込みと読み出しを繰り返して行うことが可能なメモリ素子で構成したので、フィルムカートリッジ300に収容される銀塩フィルムが全て撮影されたとしても、メモリ部330を繰り返して使用することができるという利点がある。また、磁気記録式カード320の表示器322は、記録部によって記録されることで情報の表示を繰り返して行うことができるため、フィルムカートリッジ300に収容される銀塩フィルムが全て撮影されたとしても、磁気記録式カード320の表示器322を繰り返して使用することができるという利点がある。
【0024】また、本実施の形態では、カメラ本体100による撮影動作が実行される毎にメモリ部330と制御メモリ部240に各情報を格納する構成としたが、次のように構成してもよい。すなわち、カメラ本体100による撮影動作が実行される毎に制御メモリ部240に各情報を格納する一方、メモリ部330には各情報を格納しない。そして、カメラ本体100からフィルムカートリッジ300を取り外す際に制御メモリ部240の各情報をメモリ部330に格納するようにしてもよい。また、本実施の形態では、カメラ本体100による撮影動作が実行される毎に磁気記録式カード320の表示器322に情報を記録する構成としたが、上記と同様にカメラ本体100からフィルムカートリッジ300を取り外す際に制御メモリ部240の情報に基づいて磁気記録式カード320の表示器322に情報を記録するようにしてもよい。
【0025】また、本実施の形態では、フィルムカートリッジ300にメモリ部330と磁気記録式カード320の双方を設けた例を示したが、何れか一方のみを設ける構成としてもよい。また、本実施の形態では、磁気記録式カード320の表示器322に残量情報を表示する構成としたが、表示器322に残量情報以外の情報を記録するようにしてもよい。なお、メモリ部330、制御メモリ部240に格納される情報は、本実施の形態で示された残量情報、撮影時間情報、異常事態情報に限定されるものではない。また、表示部220、表示器322に表示される情報も本実施の形態で示された情報に限定されるものではない。
【0026】図6は本発明の他の実施の形態における監視カメラ装置の詳細なブロック図である。図6において前述した図5と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。前述した実施の形態の監視カメラ装置1000では、磁気記録式カード320をフィルムカートリッジ300に取着した構成を示したが、この他の実施の形態の監視カメラ装置1000Aでは、磁気記録式カード320がフィルムカートリッジ300と着脱可能に構成されている例を示す。そして、フィルムカートリッジ300と磁気記録式カード320は、互いに別々にカメラ本体100に着脱可能に装填されるように構成されている。カメラ本体100がそれに装填された磁気記録式カード320の表示部322に情報を記録する記録部(図略)を備えていることは前述した実施の形態と同様である。
【0027】上述した他の実施の形態では、磁気記録式カード320をフィルムカートリッジ300から取り外すことで磁気記録式カード320とフィルムカートリッジ300を別々に取り扱うことができ、また、磁気記録式カード320をフィルムカートリッジ300に取着することで一体的に取り扱うこともできる。また、この他の実施の形態においても、前述した実施の形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、銀塩フィルムを収容したフィルムカートリッジが着脱可能に装填されるカメラ本体を備えた監視カメラ装置において、フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部を設け、フィルムカートリッジがカメラ本体に装填されている状態でメモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しを行う制御部を設けた構成とした。また、本発明は、フィルムカートリッジに情報の書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性のメモリ部が設けられ、メモリ部は、フィルムカートリッジがカメラ本体に装填されている状態でメモリ部に対して所定情報の書き込みおよび読み出しが行なわれる構成とした。そのため、本発明によれば、フィルムカートリッジに設けられたメモリ部に当該フィルムカートリッジに収容されている銀塩フィルムの未撮影枚数または撮影済み枚数に対応する残量情報などを含む所定情報を書き込み、かつ、読み出すことによって、当該フィルムカートリッジに収容されている銀塩フィルムの残量を容易にかつ確実に確かめることが可能となる。




 

 


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