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カメラの付属品着脱装置 - 旭光学工業株式会社
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発明の名称 カメラの付属品着脱装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−33871(P2001−33871A)
公開日 平成13年2月9日(2001.2.9)
出願番号 特願平11−210592
出願日 平成11年7月26日(1999.7.26)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H053
2H105
【Fターム(参考)】
2H053 CA22 CA23 
2H105 EE22 EE23
発明者 小林 一晴
要約 目的
操作部材の無理な操作によるロック機構の破損を防ぐことのできるカメラの付属品着脱装置を提供する。

構成
カメラに設けたアクセサリシューに対し、カメラとは別体の付属品を着脱させる着脱装置において、アクセサリシューに形成したロック孔;このロック孔に係脱可能な、付属品側に設けたロックピン;このロックピンに一端部が固定され、他端部が付属品側に固定された弾性変形部材;及びこの弾性変形部材を介してロックピンをロック孔との係合位置と非係合位置とに移動させる操作部材;を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 カメラに設けたアクセサリシューに対し、カメラとは別体の付属品を着脱させる着脱装置において、アクセサリシューに形成したロック孔;このロック孔に係脱可能な、付属品側に設けたロックピン;このロックピンに一端部が固定され、他端部が付属品側に固定された弾性変形部材;及びこの弾性変形部材を介してロックピンをロック孔との係合位置と非係合位置とに移動させる操作部材;を有することを特徴とするカメラの付属品着脱装置。
【請求項2】 請求項1記載の付属品着脱装置において、上記弾性変形部材は、ロックピンをロック孔との係合方向に移動付勢する板ばねであり、上記操作部材は、該板ばねを押圧してロックピンをロック孔との非係合位置に移動させ、操作部材による押圧を解除すると板ばねの付勢力によりロックピンがロック孔との係合位置に移動されるカメラの付属品着脱装置。
【請求項3】 請求項2記載の付属品着脱装置において、板ばねに対する操作部材の押圧位置は、板ばねの長手方向において、上記ロックピンに固定された一端部と上記付属品側に固定された他端部の間に位置しているカメラの付属品着脱装置。
【請求項4】 請求項2または3記載の付属品着脱装置において、アクセサリシューに着脱可能で、上記ロックピンを軸線方向に移動可能に支持する、付属品側に設けた円柱状の脚部材と;この円柱状の脚部材のうち、アクセサリシューに臨む側と反対側の端部に形成した板ばね支持面と;を備え、板ばねは、その一端部が上記板ばね支持面から突出するロックピンに固定され、他端部が上記板ばね支持面に固定されており、該板ばね支持面に接近する方向へ付勢されているカメラの付属品着脱装置。
【請求項5】 請求項4記載の付属品着脱装置において、板ばねは、上記板ばね支持面の外縁に沿う円弧形状をなしており、さらに上記一端部と他端部の間に、脚部材の側方に突出する被押圧部を有し、上記操作部材は、該被押圧部を板ばね支持面から離れる方向に押圧することにより、ロックピンを上記非係合位置に移動させるカメラの付属品着脱装置。
【請求項6】 請求項5記載の付属品着脱装置において、操作部材は、回動させると上記脚部材の軸線に沿う方向へ移動されるように該脚部材の外周部に支持された環状部材であり、この軸線方向の移動によって上記被押圧部を押圧するカメラの付属品着脱装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【技術分野】本発明は、ストロボなどの付属品をカメラに着脱するための着脱装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ストロボなどのカメラとは別体の付属品をカメラのアクセサリシューに取り付けるための着脱装置には、アクセサリシューへの装着状態で取り外し方向へのスライドを規制させるロック機構を備えたタイプがある。このようなロック機構を備えた着脱装置として、例えば、特開平9−43683号が知られている。同公報に開示される着脱装置は、カメラ側のアクセサリシューに対して挿脱される付属品側の脚部材に、上下動可能でロック方向に移動付勢されたロックピンが設けられており、該脚部材に対して回動可能なカム部材の回動によって、このロックピンをカメラ側のロック孔との係合位置から係合解除方向へ移動させるものである。この着脱装置では、カム部材のカム面がロックピンの一部に直接当接し、該カム面によってロックピンを強制的に持ち上げるように構成されているので、次のような無理操作があった場合にロック機構に破損が生じるおそれがあった。すなわち、この種のロック機構では、ロックピンがカメラ側のロック孔に食い付いてしまって抜けなくなることがあるが、この食い付き状態でカム部材をロック解除操作位置まで回動操作しようとすると、ロックピンは係合解除方向へ移動できないにも関わらず、カム面によって過度な移動力が付与されることになり、ロック機構が破損してしまう。
【0003】上記の特開平9−43683号では、カメラ側のロック孔に対する係合位置から係合解除位置へのロックピンの移動をカム面の強制案内によって行っているが、これとは逆にロックピンの係合位置への移動を強制的に行わせる構成のロック機構では、次のような無理操作による不具合も想定される。すなわち、アクセサリシューに対して脚部材が取り付け位置まで完全に挿入されず、ロックピンがカメラ側のロック孔に対応しない状態で操作部材をロック方向に操作してしまうと、ロックピンはロック孔以外の箇所と干渉して係合方向へ移動不能であるにも関わらず、操作部材によって過度な移動力がロックピンに作用するので、ロック機構に破損が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、操作部材の無理な操作によるロック機構の破損を防ぐことのできるカメラの付属品着脱装置を、簡単な構成で提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、カメラに設けたアクセサリシューに対し、カメラとは別体の付属品を着脱させる着脱装置において、アクセサリシューに形成したロック孔;このロック孔に係脱可能な、付属品側に設けたロックピン;このロックピンに一端部が固定され、他端部が付属品側に固定された弾性変形部材;及びこの弾性変形部材を介してロックピンをロック孔との係合位置と非係合位置とに移動させる操作部材;を有することを特徴としている。この付属品着脱装置では、操作部材が直接にロックピンを移動させるのではなく、弾性変形部材を介してロックピンを移動させるように構成しているため、ロックピンの移動が規制されているにもかかわらず操作部材を操作するような無理操作を行ったとしても、弾性変形部材が弾性変形することによってこれを吸収し、ロック機構の破損を防ぐことができる。
【0006】この付属品着脱装置では、弾性変形部材を、ロックピンをロック孔との係合方向に移動付勢する板ばねとし、操作部材が該板ばねを押圧してロックピンをロック孔との非係合位置に移動させ、該操作部材による押圧を解除すると板ばねの付勢力によりロックピンがロック孔との係合位置に移動されるように構成することが好ましい。
【0007】板ばねに対する操作部材の押圧位置は、板ばねの長手方向において、上記ロックピンに固定された一端部と上記付属品側に固定された他端部の間に位置していることが望ましい。このように構成すると、操作部材による押圧量よりも大きな移動量を板ばねの移動端部、つまりロックピンに与えることができる。
【0008】板ばねを配設する構造としては例えば、アクセサリシューに着脱可能で、ロックピンを軸線方向に移動可能に支持する、付属品側に設けた円柱状の脚部材と、この円柱状の脚部材のうち、アクセサリシューに臨む側と反対側の端部に形成した板ばね支持面とを設け、板ばねは、その一端部が上記板ばね支持面から突出するロックピンに固定され、他端部が上記板ばね支持面に固定されており、該板ばね支持面に接近する方向への付勢力を有するように構成することができる。この場合、板ばねは、板ばね支持面の外縁に沿う円弧形状をなしており、さらに上記の一端部と他端部の間に、脚部材の側方に突出する被押圧部を有するようにし、操作部材は、該被押圧部を板ばね支持面から離れる方向に押圧することによって、ロックピンを上記の非係合位置に移動させるように構成することが好ましい。以上のように板ばねが配設される場合、操作部材を、回動させると上記脚部材の軸線に沿う方向へ移動されるように該脚部材の外周部に支持された環状体とし、この軸線方向の移動によって板ばねの被押圧部が押圧されるようにすることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、カメラボディ10に設けたアクセサリシュー12を示している。アクセサリシュー12は底板部14に複数のビス孔16を有し、このビス孔16に固定用のビスを挿通させることによりカメラボディ10に対して固定されている。略矩形をなす底板部14の対向する一対の辺部分には、カメラボディ10から離れる方向に突出されてから互いに接近する方向に屈曲された一対の抜け止め爪18が設けられている。この一対の抜け止め爪18と底板部14に囲まれる部分は図2に示すようにコ字状断面の凹部20となっており、一対の凹部20の間にストロボなどのカメラ付属品側の着脱具を挿入すると、該着脱具は一対の抜け止め爪18によって、カメラボディ10から離れる方向(図1及び図2の矢印A方向)に脱落しないように抜け止めされる。以下の説明では、このカメラボディ10から離れる方向を上方、接近する方向を下方と定義する。
【0010】アクセサリシュー12は、一対の抜け止め爪18に係合する位置までカメラ付属品の着脱具を挿入できるように、その一辺部(図1における手前側の辺)が開放されている。アクセサリシュー12に対するカメラ付属品の挿入方向は図1に矢印Bで示すものである。この挿入方向Bは、上記の一対の抜け止め爪18による抜け止め方向Aに対して直交している。アクセサリシュー12にはさらに、カメラ付属品側の最大挿入位置を規制するためのストッパ22が設けられている。
【0011】また、アクセサリシュー12の底板部14には、カメラボディ10内の電気回路に接続する4箇所の電気接点24と、ロック孔26と、傾斜面28が設けられている。ロック孔26は、後述するロックピン36が係脱可能な孔であり、アクセサリシュー12の底板部14を貫通してカメラボディ10の一定深さまで達している(図2参照)。傾斜面28は、アクセサリシュー12における上記の開放された一辺部付近に設けられており、ストッパ22に近付く方向に進むほど上方に傾斜する面である。
【0012】図2及び図3は、以上の構成のアクセサリシュー12に対して、付属品側の着脱具30を取り付けた状態を示している。この着脱具30は、3つの固定ビス31を介して付属品本体29の下部に固定されている。付属品本体29は、例えばストロボを構成している。本実施形態の着脱具30は、アクセサリシュー12に挿入される柱状の脚部材32と、アクセサリシュー12に対する着脱具30のロック及びロック解除操作を行うための操作部材34と、カメラ側のロック孔26に係合可能なロックピン36と、このロックピン36と操作部材34の間に介在させた板ばね(弾性接続手段)38とを主要な構成部材としている。なお、図2においては、他の部材と判別しやすくするために脚部材32にハッチングを付してある。
【0013】脚部材32は、アクセサリシュー12に対して挿脱可能なシュー挿入部40と、その上部に位置する円柱状部42とが一体に形成されている。シュー挿入部40は、アクセサリシュー12に挿入されると、一対の抜け止め爪18に係合して上方(矢印A方向)へ脱落しないように抜け止めされる。円柱状部42の外周面には、操作部材34をロック操作位置とロック解除操作位置に移動案内するための3つのガイド溝44が形成されている。
【0014】脚部材32内には、カメラ側の4つの電気接点24に対応する4本の接点ピン33が設けられている。この接点ピン33は、脚部材32下端のシュー対向面32aから一端部が突出するように移動付勢されており、アクセサリシュー12に着脱具30を装着すると、各接点ピン33が対応する電気接点24に接触する。接点ピン33の他端部は、脚部材32上端の付属品固定面32b側に露出しており、付属品本体29内の電気回路に接続される。なお、図2では、接点ピン33及び電気接点24はそれぞれ一つのみを部分的に図示している。
【0015】操作部材34は、その内径が脚部材32の円柱状部42の外径に略等しいような環状体として形成されており、その内周面には上記のガイド溝44に係合する3つのガイド突起46が突設されている。また、操作部材34の外周部には、該操作部材34を回動操作するための把持部48が形成されている。
【0016】図2に示すように、脚部材32に設けたガイド溝44はそれぞれ、脚部材32上端側の板ばね支持面32cに開口44aを臨ませており、この開口44aから周方向に進むにつれて徐々にシュー挿入部40に近付くように、すなわち図2中の下方に向かうように傾斜している。操作部材34のガイド突起46は、ガイド溝44に対して移動可能に嵌まっている。従って、操作部材34を回動させると、ガイド突起46がガイド溝44の案内を受け、操作部材34は脚部材32に対してその軸線方向に上下動される。図2において実線で表しているのが操作部材34が最も下方まで移動されたロック操作位置であり、このときガイド突起46はガイド溝44内の最奥部に位置している(符号46Xで示す位置)。この状態から操作部材34を図2中の左方向(図3の時計回り方向)に回動させると、ガイド突起46がガイド溝44の開口44a付近まで案内され(符号46Yで示す位置)、操作部材34は図2に破線で示すロック解除操作位置まで上昇される。なお、図2では、一組のガイド溝44及びガイド突起46のみを図示しているが、残り2組のガイド溝44とガイド突起46の構造も同様である。
【0017】脚部材32の上端側には、固定ビス31によって付属品本体29と固定されている付属品固定面32bよりも一段低い位置に板ばね支持面32cが形成されており、この板ばね支持面32cからシュー対向面32aまでを貫通するロックピンガイド孔50が、脚部材32の軸線方向に向けて形成されている。このロックピンガイド孔50内に、ロックピン36が移動可能に案内されている。ロックピン36は、脚部材32の軸線方向長よりも長く形成されており、図2に示すように、脚部材32下端のシュー対向面32aから係合端部36aを突出させた状態で、この係合端部36aと反対側の板ばね固定部36bを板ばね支持面32cから突出させることができる。以下、シュー対向面32aから係合端部36aを突出させたロックピン36の位置を係合位置と呼ぶ。なお、脚部材32のシュー対向面32aと板ばね支持面32cはいずれも、ロックピン36の移動方向と直交する面である。
【0018】ロックピン36には、板ばね固定部36bの外周部に環状溝36cが形成されており、この環状溝36cに、板ばね38の自由端部38aが係合している。図3に示すように、自由端部38aは、環状溝36cを挟むように二股状に形成されており、その二股状部分の間隔を環状溝36cの径と略等しくすることでロックピン36を挟着保持している。ロックピン36は、板ばね38の自由端部38aに結合されることによって、ロックピンガイド孔50から下方へ脱落しないように抜け止めされている。
【0019】板ばね38は、脚部材32の板ばね支持面32c上に配設されており、自由端部38aとは反対側の固定端部38bが、固定ねじ52によって脚部材32に固定されている。図3に示すように、板ばね38は、固定端部38bから自由端部38aまでが概ね円柱状部42の軸線を中心とする円弧形状に形成されており、板ばね支持面32cの外縁付近に沿って位置されている。板ばね38はさらに、自由端部38aと固定端部38bとの略中間位置に、円柱状部42の半径方向外方へ向けて延設された被押圧腕部38cを有している。被押圧腕部38cの先端は、円柱状部42の外周面に沿ってシュー挿入部40に近付く方向へ屈曲されており、操作部材34の上面である板ばね押圧面34aに当接している。板ばね38は、板ばね支持面32cに密着する方向への付勢力を与えられた弾性変形部材であり、その付勢力は、自由端部38aを介して結合されたロックピン36を図2中の下方に移動させる方向、すなわち係合位置に移動させるように作用している。
【0020】操作部材34が図2に実線で示すロック操作位置にあるときには、脚部材32の板ばね支持面32cと操作部材34の板ばね押圧面34aの間には高低差h(図2)があるため、被押圧腕部38cが押圧されず、板ばね38は、その自由端部38aが板ばね支持面32cに密着してロックピン36を係合位置に保持させることができる。このときの板ばね38とロックピン36の関係を図4に示した。同図に示す通り、被押圧腕部38cが上方へ押圧されず、かつロックピン36の係合位置への移動を妨げる要素のない条件下では、板ばね38は、その全体が板ばね支持面32cに密着して平面的な形状となっている。
【0021】一方、操作部材34が図2に破線で示すロック解除操作位置まで移動すると、脚部材32の板ばね支持面32cと板ばね押圧面34aの高低差がほとんどなくなり、板ばね押圧面34aが被押圧腕部38cを上方に向けて押圧するため、図5に示すように、板ばね38を介してロックピン36が上方に移動され、係合端部36aを脚部材32内に収納させることができる。この、係合端部36aが脚部材32内に収納された状態のロックピン36の位置を非係合位置と呼ぶ。付属品本体29の底面側には、板ばね支持面32cに対向する部分に切り欠き29aが形成されており、非係合位置へのロックピン36の移動及び該移動を行わせるための板ばね38の変形が、付属品本体29によって妨げられないようになっている。
【0022】なお図3、及び図4から図7に明らかなように、本実施形態の板ばね38では、操作部材34に押圧されるべき被押圧腕部38cが、板ばね38の長手方向において固定端部38bと自由端部38aの間に位置している。この構成によれば、被押圧腕部38cに加える押圧量に比して、自由端部38aにおける上方への移動量を大きくすることができる。例えば、図5を参照すると、ロック解除時の被押圧腕部38cの上方への移動量M1よりも、自由端部38aの移動量M2のほうが大きくなっている(M2>M1)。従って、操作部材34の移動量が小さくてもロックピン36を確実に非係合位置まで移動させることができる。逆に言えば、ロックピン36を非係合位置まで移動させるための操作部材34の操作量が少なくて済む。
【0023】以上の構成によるカメラの付属品着脱装置の作用を説明する。まず着脱具30をアクセサリシュー12に取り付けるまでを説明する。本実施形態において、着脱具30の装着に際しては、操作部材34をロック操作位置とロック解除操作位置のいずれに保持していても着脱具30の装着は可能である。
【0024】例えば、操作部材34をロック操作位置に保持しているとき、ロックピン36と板ばね38は図4の状態にあるが、アクセサリシュー12にシュー挿入部40を挿入すべく着脱具30を図1のB方向にスライドさせると、ロックピン36の係合端部36aがアクセサリシュー12の傾斜面28に当接する。すると、傾斜面28の傾斜によってロックピン36は脚部材32内に収納される方向へ押し込まれ、板ばね38を撓ませながら図6に示す状態に移行する。図6の状態では、係合端部36aは脚部材32内に収納されている(非係合位置にある)ため、着脱具30の挿入動作を妨げない。なお、着脱具30の挿入時の係合端部36aの移動軌跡上には電気接点24が位置しているが、電気接点24の深さはロック孔26の深さに比して浅く、係合端部36aが電気接点24に係合して着脱具30の挿入動作を妨げることはないものとする。
【0025】また、操作部材34をロック解除操作位置に保持してから着脱具30を装着することもできる。この場合には、操作部材34をロック解除操作位置に移動させることで、図5に示すように、ロックピン36の係合端部36aは脚部材32内に完全に収納されるため、アクセサリシュー12上の構成物と干渉することなく、着脱具30をアクセサリシュー12に挿入できる。
【0026】操作部材34をいずれの位置に保持した場合も、シュー挿入部40がストッパ22に当て付く位置まで着脱具30が挿入されると、着脱具30側のロックピン36とアクセサリシュー12側のロック孔26の位置が一致する。操作部材34をロック操作位置に保持しながら着脱具30の挿入を実行した場合は、両者の位置が一致した時点で、弾性変形されていた板ばね38が図6の状態から図4の状態に自動的に復帰し、ロックピン36の係合端部36aが脚部材32のシュー対向面32aから突出して(係合位置に戻って)ロック孔26に係合する。一方、操作部材34をロック解除操作位置に保持しながら着脱具30の挿入を実行した場合は、シュー挿入部40がストッパ22に当て付いた時点で操作部材34をロック操作位置まで回動させる。すると、操作部材34が脚部材32に対して下方に移動して板ばね押圧面34aが退避し、板ばね38に対する押圧が解除されるため、板ばね38が付勢力に従って板ばね支持面32cに密着する。つまり図5の状態から図4の状態に移行し、ロックピン36の係合端部36aが脚部材32のシュー対向面32aから突出してロック孔26に係合する。
【0027】ロックピン36が係合位置に移動してロック孔26に係合すると、アクセサリシュー12から抜き取る方向(図1の矢印B’方向)への着脱具30のスライドが規制される。同時に、カメラボディ10から離れる方向(同矢印A方向)へは、一対の抜け止め爪18とシュー挿入部40の係合関係によって着脱具30が抜け止めされるため、結果として、着脱具30はアクセサリシュー12に対していずれの方向にも移動しないように固定される。この固定状態では、脚部材32内の4つの接点ピン33がカメラ側の対応する電気接点24に接触する。
【0028】以上の着脱具30の装着動作に関しては、特に操作部材34をロック解除操作位置に保持しながら装着する場合において、ロックピン36とロック孔26が対応していない不完全な挿入位置でありながら、着脱具30の装着が完了したと誤解して操作部材34をロック操作位置に回動させるという誤操作が行われる可能性がある。つまり、操作部材34はロック操作位置まで回動操作されたものの、ロックピン36は、ロック孔26以外のアクセサリシュー12上の構成物に当接してロック方向への移動が規制されているという状態である。従来技術の説明でも述べたように、操作部材のロック操作位置への移動に応じてロックピンをロック孔との係合方向へ強制的に移動させる構成であると、このような操作を行ったとき、ロック機構に過度の力が加わってが破損するおそれがあった。しかしながら、本実施形態の構成では、ロックピン36の係合方向への移動は、カム面などによって強制的に行わせるものではなく、板ばね38の復元力で行われるため、ロックピン36の移動が規制されたとしても、図6に示すように板ばね38が弾性変形して対応することができる。よって、ロック機構が破損するおそれがない。別言すれば、ロックピン36の係合位置方向への移動不能時には、該ロックピン30を移動付勢する板ばね38自体が撓んで逃げ手段として作用する。
【0029】以上のロック状態から着脱具30を取り外すには、操作部材34をロック解除操作位置まで回動させる。通常は、この操作部材34のロック解除操作によって、操作部材34の板ばね押圧面34aが被押圧腕部38cを押し上げるため、板ばね38は図4の状態から図5の状態に変化し、これに伴ってロックピン36が上方に持ち上げられて係合端部36aが脚部材32内の非係合位置に退避する。前述したように、このロック解除操作時には、操作部材34の上方への移動量よりもロックピン36の移動量の方が大きくなる。そして、着脱具30を図1の矢印B’方向にスライドさせれば、アクセサリシュー12から取り外すことができる。
【0030】しかしながら、ロック状態においてロックピン36とロック孔26の間に過度係合、すなわち食い付きが生じる場合がある。ここでロック機構が、板ばね38を介在させずに、操作部材34がロックピン36に直接に係合してロック解除方向へ強制移動させるような構成であると仮定すると、食い付きによってロックピン36が退避方向へ移動できないにも関わらず操作部材34をロック解除操作位置まで無理に移動させることで、ロック機構が破損することが予想される。一方、本実施形態では、操作部材34とロックピン36の間に板ばね38を介在させた構成であるため、ロック孔26とロックピン36が係合したままで操作部材34をロック解除操作位置まで回動させてしまっても、図7に示すように板ばね38が弾性変形することによって、操作部材34の無理な移動の影響を吸収することができる。つまり、図7では、操作部材34の板ばね押圧面34aによって板ばね38の被押圧腕部38cが上方へ押圧されている一方で、ロックピン36の係合端部36aはロック孔26に食い付いて上方へは移動できない状態であるが、板ばね38が、押圧された被押圧腕部38cを中心として山形に弾性変形することによって、ロックピン36に過度な移動力がかからないように逃げ手段として作用している。
【0031】以上の説明から明らかな通り、本実施形態の着脱装置では、操作部材34とロックピン36の間に板ばね38を介在させ、この板ばね38をロックピン36に対する付勢手段として用いると同時に、操作部材34からロックピン36へ操作力を伝達するための手段としたので、ロックピン36が移動規制された状態において該移動規制に反するような操作部材34の操作を行っても、板ばね38が弾性変形してロック機構の破損を防ぐことができる。
【0032】但し、本発明は図示した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて変更、改良を行ってもよい。例えば、図示実施形態では操作部材34は、回動操作に伴って回動軸に沿う上下動も行って板ばね38を押圧するものとしたが、操作部材を上下動を行わずに回動のみ可能にし、その上面に、周方向へ進むに従って回動軸方向への高さを徐々に高くするカム面を設けた構成としてもよい。この構成では、操作部材が回転すると、板ばねに当接しているカム面の高さの変化に応じて板ばねが押圧される。また、カメラに対して着脱される付属品はストロボに限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれば、簡単な構成でありながら、操作部材の無理な操作によるロック機構の破損を防ぐことが可能なカメラの付属品着脱装置を得ることができる。




 

 


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