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防滴防水ズームレンズカメラの調整方法及び防滴防水ズームレンズカメラ - 旭光学工業株式会社
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発明の名称 防滴防水ズームレンズカメラの調整方法及び防滴防水ズームレンズカメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−21980(P2001−21980A)
公開日 平成13年1月26日(2001.1.26)
出願番号 特願平11−198557
出願日 平成11年7月13日(1999.7.13)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H044
2H101
【Fターム(参考)】
2H044 BA07 EF03 
2H101 CC42
発明者 田中 均
要約 目的
光軸方向に進退するズームレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作により内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラにおいて、組立時に調整されたピントが使用時に確実に再現される防滴防水ズームレンズカメラの調整方法を得る。

構成
防滴防水ズームレンズカメラのピント位置を製造工程において調整するとき、内容積を増加させる方向にレンズ鏡筒を移動させ、かつレンズ鏡筒に押し込み方向の力を与えながら、ピント位置を測定し調整する調整方法。
特許請求の範囲
【請求項1】 光軸方向に進退するレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作によりカメラ内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラにおいて、上記防滴防水ズームレンズカメラのピント位置を製造工程において調整するとき、内容積を増加させる方向にレンズ鏡筒を移動させ、かつレンズ鏡筒に押し込み方向の力を与えながら、ピント位置を測定し調整することを特徴とする防滴防水ズームレンズカメラの調整方法。
【請求項2】 請求項1記載の調整方法において、上記押し込み方向の力は、使用状態でレンズ鏡筒を内容積が増加させる方向に移動させるとき該レンズ鏡筒に加わる引き込み方向の力に対応している防滴防水ズームレンズカメラの調整方法。
【請求項3】 請求項1または2記載の調整方法において、上記押し込み方向の力は、上記レンズ鏡筒が光軸方向に進退するとき光軸方向に相対移動する二部材の間に介在させた、摺動抵抗を与える負荷部材によって与えられる防滴防水ズームレンズカメラの調整方法。
【請求項4】 請求項3記載の調整方法において、負荷部材は、相対移動する環状二部材の間に挿入した植毛紙である防滴防水ズームレンズカメラの調整方法。
【請求項5】 光軸方向に進退するレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作によりカメラ内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラにおいて、上記レンズ鏡筒が光軸方向に進退するとき光軸方向に相対移動する二部材の間に、摺動抵抗を与える負荷部材を介在させたことを特徴とする防滴防水ズームレンズカメラ。
【請求項6】 請求項5記載の防滴防水ズームレンズカメラにおいて、負荷部材は植毛紙である防滴防水ズームレンズカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【技術分野】本発明は、防滴防水ズームレンズカメラの組立時のピント調整方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレンズカメラは、光軸方向に進退するレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作によりカメラ内容積が変化する。これを防滴防水化するために、カメラ内部を通気非通水性フィルタを介して外部と連通させた防滴防水ズームレンズカメラが既に本出願人によって開発され市販されている。
【0003】この防滴防水カメラにおいて、組立時に正しくピント調整を行っても、使用時にそのピントが再現されない場合があることが指摘された。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従って、組立時に調整されたピントが使用時に確実に再現される防滴防水ズームレンズカメラの調整方法を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明者は、組立時に調整されたピントが使用時に再現されない原因について検討の結果、次の結論に至って本発明を完成したものである。防滴防水ズームレンズカメラでは、レンズ鏡筒を前進させ、カメラ内容積を増加させていくと、通気非通水フィルタを介しての空気の流通には抵抗があるため、レンズ鏡筒の前進のスピードが早い程、大きい負圧がカメラ内部に発生する。つまり、レンズ鏡筒にはカメラ内部に引き込もうとする方向の力が加わる。一方、この防滴防水カメラの組立工程ではピント位置を測定して調整するピント調整が行われるが、このピント調整は、当然カメラ裏蓋を開放した状態で行われるため、レンズ鏡筒には使用状態のようなカメラ内部に引き込もうとする力が加わることはない。このため、ピント調整時と実際の使用時とでレンズ鏡筒に加わる力の状態が異なり、ピント調整時のピントが実際の使用時には再現されない原因となる。
【0006】本発明は、光軸方向に進退するレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作によりカメラ内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラにおいて、該防滴防水ズームレンズカメラのピント位置を製造工程において調整するとき、内容積を増加させる方向にレンズ鏡筒を移動させ、かつレンズ鏡筒に押し込み方向の力を与えながら、ピント位置を測定し調整することを特徴としている。
【0007】この押し込み方向の力は、組立が完了した使用状態でレンズ鏡筒を内容積が増加させる方向に移動させるとき該レンズ鏡筒に加わる引き込み方向の力にできるだけ対応させることが好ましい。
【0008】この押し込み方向の力は、カメラとは別の治具によって与えることができる他、レンズ鏡筒内に予め設けることもできる。すなわち、レンズ鏡筒が光軸方向に進退するとき光軸方向に相対移動する二部材の間に、摺動抵抗を与える負荷部材を介在させることにより、この押し込み方向の力を与えることが可能である。この負荷部材は、組立調整時に抵抗を与えた後ユーザの手に渡る頃には摺動抵抗がなくなるか小さくなる素材が好ましく、具体的には例えば、光軸方向に相対移動する環状二部材の間に挿入した植毛紙を用いることができる。
【0009】本発明は、防滴防水ズームレンズカメラの態様では、光軸方向に進退するレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作により内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラにおいて、レンズ鏡筒が光軸方向に進退するとき光軸方向に相対移動する二部材の間に、摺動抵抗を与える負荷部材を介在させたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】最初に図1ないし図5について、本発明が対象とする防滴防水ズームレンズカメラの具体例を説明する。図1、図2は、ピント位置調整のために、移動筒21先端の透明防水ガラス46とカメラボディ10の裏蓋9を外した状態を示し、図3、図4は、ピント位置調整が終了した後、透明防水ガラス46を取り付け、カメラボディ10の裏蓋9を閉じて防滴防水ズームレンズカメラとして使用する使用状態を示している。
【0011】カメラボディ10に固定されるハウジング11には、固定枠12が固定されている。固定枠12は、ハウジング11の直進案内部11aに沿って光軸方向に移動可能であるが、バックフォーカス調整後に、ハウジング11に固定される。固定枠12には、その内周面に、雌ヘリコイド12aと、光軸と平行な直進案内溝12bとが形成されている。
【0012】固定枠12の内側には、厚肉内筒(カム環)13Aと薄肉外筒(化粧筒)13Bとの内外二重筒からなる移動筒(進退レンズ鏡筒)13が嵌まっている。厚肉内筒13Aは、合成樹脂材料の成形品からなるもので、その外周面に固定枠12の雌ヘリコイド12aに螺合する雄ヘリコイド13aを有し、内周面に、雌ヘリコイド13bと後群用カム溝13cとを有している。この厚肉内筒13Aはまた、固定枠12の直進案内溝12bに直進案内されている直進案内環14に、相対回転は自在に光軸方向には相対移動しないように結合されている。すなわち、直進案内環14の後端部に固定された直進案内キープレート14aは、固定枠12の直進案内溝12bに嵌まっており、この直進案内環14と直進案内キープレート14aの間に、厚肉内筒13Aの後端部の内方フランジ13dが回転のみ自在に挟着支持されている。
【0013】薄肉外筒13Bは、寸法精度、表面硬度に優れた金属材料、例えばアルミ合金のプレス加工(絞加工)品の表面にアルマイト処理を施した薄肉部材、あるいはステンレス材料からなる薄肉部材であり、厚肉内筒13Aの外周に隙間なく嵌合する。この薄肉外筒13Bの外周面には、カメラボディ側に固定した第一の環状防水パッキン16が弾接する。また移動筒13(薄肉外筒13B)の先端部内周面には、環状スぺーサ17を介して第二の環状防水パッキン18が固定されている。
【0014】移動筒13と直進案内環14の間には、厚肉内筒21Aと薄肉外筒21Bとの内外二重筒からなる移動筒(進退レンズ鏡筒)21が位置している。この移動筒21の厚肉内筒22Aは、合成樹脂材料の成形品からなるもので、その後端部に厚肉内筒13Aの雌ヘリコイド13bに螺合する雄ヘリコイド21aを有する。薄肉外筒21Bは、薄肉外筒13Bと同様に、寸法精度、表面硬度に優れた金属材料、例えばアルミ合金のプレス加工(絞加工)品の表面にアルマイト処理を施した薄肉部材、あるいはステンレス材料からなる薄肉部材で、厚肉内筒21Aの外周に隙間なく嵌合する。この薄肉外筒21Bの先端部には、内方フランジ22が一体に設けられており、その外周面は、上述の環状防水パッキン18に弾接する。
【0015】直進案内環14の外周には、光軸と平行な直進案内溝14bが形成されており、厚肉内筒21Aの内周面には、この直進案内溝14bに嵌合する光軸と平行な直進案内突起21bが形成されている。従って、厚肉内筒21A(移動筒21)は回動を規制されていて、厚肉内筒13A(移動筒13)が図示しない駆動機構により回転駆動されると、雌ヘリコイド13bと雄ヘリコイド21aに従って光軸方向に直進進退動する。また、厚肉内筒13A(移動筒13)は、回転駆動されると、雄ヘリコイド13aと雌ヘリコイド12aに従って回動しながら光軸方向に進退動し、この進退動に、直進案内溝12bによって回転を規制されている直進案内環14が回転することなく同道する。
【0016】以上の構造から、移動筒(カム環)13を構成する厚肉内筒13Aが回転駆動されると、該厚肉内筒13Aと一体の薄肉外筒13Bが環状防水パッキン16に摺接しながら回転しつつ光軸方向に進退し、薄肉外筒21B(移動筒21)は、薄肉外筒13Bの先端部内周の環状防水パッキン18に摺接しながら、該薄肉外筒13Bに対して光軸方向に直進進退動する。薄肉外筒21Bと薄肉外筒13Bは、ともに寸法精度、表面硬度に優れた金属材料からなるため、環状防水パッキン16、18に摺接して必要な防滴防水性能を容易に確保することができる。
【0017】移動筒21の内側には、シャッタ取付環31が挿入され、固定ピン32によって固定されている。シャッタ取付環31は、先端環状部31aと後部筒状部31bとを周縁の複数の接続柱31cで接続した形をしている。直進案内環14には、この接続柱31cの逃げ溝14cが形成されている。
【0018】シャッタ取付環31の後部筒状部31bには、シャッタユニット33が固定ビス34を介して固定されている。シャッタユニット33は、周知のように、軸部の雌ヘリコイド33aに、前群レンズL1を固定した前群枠35の雄ヘリコイド35aを螺合させ、光軸からの偏心位置に突出させた駆動ピン33bが前群枠35に一体に設けた連動杆35bと係合している。駆動ピン33bは、シャッタレリーズ時に被写体距離情報に応じた角度だけ回動し、その回動量に応じて、前群枠35(前群レンズL1)が雄ヘリコイド35a(雌ヘリコイド33a)に従って光軸方向に進退する。
【0019】後群レンズL2を保持した後群枠36には径方向のフォロアピン36aが一体に設けられ、このフォロアピン36aは、直進案内環14に形成した光軸と平行な直進案内溝14dを通り、厚肉内筒13Aの後群用カム溝13cに嵌まっている。また、シャッタ取付環31と後群枠36の間には、バックラッシュ除去用の圧縮コイルばね37が挿入されていて、後群枠36(後群レンズL2)をシャッタ取付環31(前群レンズL1)に対して後方に移動付勢している。
【0020】このように、シャッタ取付環31(前群レンズL1を支持するシャッタユニット33)は、厚肉内筒21A(移動筒21)に固定されていて、厚肉内筒13A(移動筒13)が回動すると、雄ヘリコイド21aと雌ヘリコイド13bの関係によって光軸方向に進退し、同時に、後群枠36(後群レンズL2)は、後群用カム溝13cに従って、シャッタ取付環31(前群レンズL1)との空気間隔を変化させるように移動し、焦点距離を変化させる。
【0021】薄肉外筒21Bの内側には、ガラス押え環43、遮光筒44、Oリング(環状シール部材)45、及び透明防水ガラス46を支持し、移動筒21を水密構造ととする保持環42が嵌合しており、薄肉外筒21Bと保持環42の間には、両者の環状隙間をシールするOリング(環状シール部材)41が位置している。
【0022】カメラボディ10には、通気穴10aが穿設されており、この通気穴10aに、通気非通水フィルタ10bが設けられている。パッキン9aを有する裏蓋9は、カメラボディ10を閉じた状態(使用状態)では、レンズ鏡筒を含むカメラ内部を閉じた空間とし、通気穴10a(通気非通水フィルタ10b)を介してのみ、その閉空間が外部と連通する。
【0023】図3は、移動筒13と移動筒21が後退したワイド端位置にある使用状態を示している。この状態から移動筒13と移動筒21が前進していく(カメラ内容積が増加する方向に移動していく)と、閉じられたカメラ内空間には、矢印Xで示すように、通気非通水フィルタ10bを通って空気が流入する。このとき、通気非通水フィルタ10bは比較的大きな空気流通抵抗があるため、移動筒13と移動筒21の前進速度が速い程、この閉空間内に大きな負圧が発生する。その結果、移動筒13と移動筒21には、カメラボディ10内に引き込む方向の力Pが加わることになる。すなわち、前群レンズL1と後群レンズL2によるピント位置は、常に移動筒13と移動筒21に引き込み方向の力が加わった状態でのピント位置となる。
【0024】これに対し、組立時のピント調整では、透明防水ガラス46が外され、裏蓋9が開けられ(外され)るため、カメラボディ10内に負圧が発生することがない。本発明者は、これが組立調整時のピント位置が使用状態で再現されない原因であると推論した。
【0025】図1は、使用状態のピント位置と組立調整状態でのピント位置を一致させるための本発明の調整方法の第一の実施形態である。裏蓋9を開け(あるいは裏蓋9をカメラボディ10に取り付ける前に)、ピント位置にピントセンサ(CCD)50を置くとともに、透明防水ガラス46を外して、ピント調整治具51を前群枠35に係合させる。その上で、移動筒13と移動筒21を後退位置から前進位置に前進させながらピント調整を行うとき、移動筒21の前端部に、負荷付与治具52により、移動筒21を押し込む方向の力Pを与える。この状態は、使用状態で移動筒21と移動筒13を前進させたとき、カメラボディ10内に発生する負圧により、移動筒21と移動筒13に引き込み方向の力が加わる状態と似ている。よって、この状態でピント調整を行えば、そのピント位置は使用状態でのピント位置と一致する可能性が高い。ピント調整自体は、周知のように、ピントセンサ50の出力を見ながら、前群枠35を回転させてその初期位置を変化させることで行う。
【0026】図2は、本発明の調整方法の第二の実施形態である。この実施形態では、ピント調整を行うとき、移動筒21に押し込み方向の力Pを与えるため、移動筒21と直進案内環14の間に、負荷部材としての植毛紙54を介在させている。移動筒21と直進案内環14は、移動筒21と移動筒13を光軸方向に移動させるとき光軸方向に相対移動する環状二部材である。この実施形態によっても、第一の実施形態と同様の作用効果を期待することができる。植毛紙54としては、組立調整後、ユーザの手にカメラが渡るころには、その摩擦抵抗がなくなり、または小さくなるような材料が好ましい。図2、図5に、植毛紙54を有するズームレンズ鏡筒を描いた。
【0027】以上の実施形態に示した防滴防水ズームレンズカメラの構造は具体例の一つを示したものであり、本発明は、光軸方向に進退するズームレンズ鏡筒を備え、ズーミング動作により内容積を変化させるズームレンズカメラであって、使用状態では、カメラ内部が通気非通水フィルタを介してのみ外気と連通する防滴防水ズームレンズカメラ一般に広く適用することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、防滴防水ズームレンズカメラの使用状態と似た状態で、組立調整時のピント調整を行うことができるから、使用状態での正しいピント位置を得ることができる。




 

 


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