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発明の名称 フィルム給送装置を備えたカメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−13575(P2001−13575A)
公開日 平成13年1月19日(2001.1.19)
出願番号 特願平11−187608
出願日 平成11年7月1日(1999.7.1)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H020
2H103
【Fターム(参考)】
2H020 BC10 MA04 MD14 
2H103 AA21 AA31 BA05 BA06 BA07 BA41 BA44 ZA51
発明者 東野 文宣 / 沼子 紀夫
要約 目的
MRC機能を有する新カメラシステムにおいて、途中巻き戻ししたフィルムのローディングを短時間で実行できるカメラを提供する。

構成
カートリッジCTのフィルムFを給送するフィルム給送モータ57と、装填されたカートリッジCTの近傍に配置され、前記フィルムFの走行中に前記フィルムの長手方向縁部付近の磁気記録層に所定情報を記録し、記録された所定情報を読み込む磁気ヘッド41と、前記カートリッジCTから推進されたフィルムを、撮影途中で該カートリッジCT内に巻き戻すときは巻き戻し中に、前記フィルムの各コマ間に対応する磁気記録層の撮影済み情報記録領域47であって、各撮影済みコマよりもフィルム先端部側に、所定の撮影済み磁気情報を前記磁気ヘッド41により書き込むCPU51を備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】 カートリッジに収納された、磁気記録層を有するフィルムの給送装置と、フィルムの走行中に該フィルムの長手方向縁部付近の磁気記録層に所定情報を記録し、記録された所定情報を読み込む磁気ヘッドと、前記カートリッジから推進されたフィルムを撮影途中に巻き戻すときは巻き戻し中に、前記フィルムの各コマ間に対応する磁気記録層の撮影済み情報記録領域であって、各撮影済みコマよりもフィルム先端部側に、所定の撮影済み磁気情報を前記磁気ヘッドにより書き込む制御手段を備えたこと、を特徴とするフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項2】 請求項1記載のフィルム給送装置を備えたカメラにおいて、前記途中巻き戻しされた部分露光のカートリッジが装填されたときに前記制御手段は、前記フィルム給送装置により該カートリッジからフィルムを推進させながら前記撮影済み情報記録領域に前記所定の撮影済み磁気情報が書き込まれているか否かを前記磁気ヘッドを介して検知し、所定の撮影済み磁気情報が書き込まれていない撮影済み情報記録領域が通過したことを検知したときに、該撮影済み情報記録領域よりもカートリッジ側に位置する未露光コマが撮影位置に合致したときに前記フィルム給送装置を停止させるフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項3】 請求項2記載のフィルム給送装置を備えたカメラはさらに、前記フィルムに形成された、所定のコマ間隔で形成された所定間隔の一対のパーフォレーションの各エッジの通過を検知する第1のセンサ手段を備え、該第1のセンサ手段は、前記フィルム給送装置によってフィルムを推進しているときに一対のパーフォレーションの所定のエッジを検知したときに所定コマが撮影位置と合致するように配置されていて、前記制御手段は、前記所定の撮影済み磁気情報が書き込まれていない撮影済み情報記録領域を検知した後、前記第1のセンサ手段が前記所定のエッジを検知したときに前記フィルム給送装置を停止させて最初の未露光コマを撮影位置と合致させる請求項2記載のフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項4】 請求項3記載のフィルム給送装置を備えたカメラはさらに、前記第1のセンサ手段と所定間隔で設けられた第2のセンサ手段を備え、該第2のセンサ手段は、フィルム巻き戻し中は、前記第1のセンサ手段が通過を検知した一対のパーフォレーションの通過をその後検知するように配置されていて、前記磁気ヘッドは、前記撮影途中巻き戻し中に前記第1のセンサ手段が一対のパーフォレーションの1個目のエッジの通過を検知してから2個目のエッジの通過を検知するまでの間に前記撮影済み磁気情報を前記撮影済み情報記録領域に書き込める位置に配置されているフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項5】 請求項4記載のフィルム給送装置を備えたカメラにおいて、前記制御手段は、フィルム推進中は、前記第1のセンサ手段が一対のパーフォレーションの2個目のパーフォレーションの1個目のエッジを検知してから2個目のエッジを検知する間に、前記磁気ヘッドを介して前記撮影済み情報記録領域の磁気情報を読み込み、前記撮影済み磁気情報が記録されていなかったときは、前記第1のセンサ手段が前記2個目のパーフォレーションの2個目のエッジを検知したときに前記フィルム給送装置を停止させるフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項6】 請求項5記載のフィルム給送装置を備えたカメラにおいて、上記制御手段は、カートリッジが装填されたときは、該カートリッジのデータディスクが部分露光位置にあるかどうかを判断し、部分露光位置にあったと判断したときは、前記フィルム給送装置により該カートリッジのフィルムを推進させながら前記磁気ヘッドによって前記フィルムの磁気記録層に記録された情報を読み込み、前記撮影済み情報記録領域に磁気情報が記録されていることを検知したときは推進を継続し、前記撮影済み情報記録領域に磁気情報が記録されていないことを検知したときは、前記第1のセンサ手段が前記2個目のパーフォレーションの2個目のエッジを検知したときに前記フィルム給送装置を停止させて最初の未露光コマを撮影位置に一致させるフィルム給送装置を備えたカメラ。
【請求項7】 請求項5記載のフィルム給送装置を備えたカメラにおいて、上記制御手段は、カートリッジが装填されたときは、該カートリッジのデータディスクが部分露光位置にあるかどうかを判断し、部分露光位置にあったと判断したときは、前記フィルム給送装置により該カートリッジのフィルムを推進させながら前記磁気ヘッドによって前記フィルムの磁気記録層に記録された情報を読み込み、前記最初の撮影済み情報記録領域に磁気情報が記録されていないことを検知したときは、前記撮影済み情報記録領域以外であって、各コマに対応する撮影情報領域に所定の撮影情報が記録されているかどうか検知し、記録されているときは撮影済みコマと判断してフィルムの推進を継続し、所定の撮影情報が記録されていないときは、前記フィルム給送装置にフィルム推進を停止させ、フィルムを約1コマ分巻き戻させた後に推進させて前記所定の撮影情報が記録されていなかった撮影情報領域に対応するコマを撮影位置に合致させるフィルム給送装置を備えたカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、磁気記録層を有するフィルムが装填されたカートリッジを使用できるフィルム給送装置を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】磁気記録層を有するカートリッジを使用し、MRC機能(Mid Roll Change、途中巻き戻しフィルムの頭出し機能)を備えた新カメラシステム対応のカメラ(以下「新システムカメラ」という)では、露光が終了し、フィルムを巻上げる(推進させる)過程で撮影(露光)済みコマ対応の磁気記録層に、磁気記録情報としてシャッタ速度Tv、絞り値Avなどの撮影情報を磁気ヘッドによって記録している。そのため磁気ヘッドは、フィルムを巻き上げるスプール寄りに配置されている。
【0003】一方この従来の新カメラシステムでは、カートリッジが装填されたときに、まず、カートリッジのデータプレートの停止位置を読み取って、少なくとも、未露光フィルムであるか部分露光巻き戻しフィルムであるかをチェックする。途中巻き戻しフィルムであることを検知したときは、フィルムを巻き上げながら磁気記録層の磁気記録情報を読み込むが、磁気記録情報を読み込んだときには、その磁気記録情報に対応する撮影済みコマはすでに撮影位置を通過している。したがって、撮影済みであれば磁気記録情報が記録されているであろう磁気記録領域を通過しても磁気記録情報を読み込まないのでそのコマは最初の未露光コマであることを検知しても、その最初の未露光コマは撮影位置を通過している。そこで、磁気記録層から最後に磁気記録情報を読み込んでから1コマ相当量以上給送しても磁気記録情報を読み込まなかったときにフィルムの給送を停止し、その後フィルムを所定量巻き戻して最初の未露光コマを撮影位置に合致させている。
【0004】つまり従来のMRC機能を備えた新システムカメラのフィルムローディングは、途中巻き戻ししたカートリッジが装填されたときは、フィルムを一旦過給送してから巻き戻すことで、最初の未露光コマを撮影位置に出していた。このように従来の新システムカメラは、フィルムを余分に給送してから巻き戻すため、余分に給送する時間および巻き戻す時間分ローディングに要する時間が長くなっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、MRC機能を有する新カメラシステムにおいて、途中巻き戻ししたフィルムのローディングを短時間で実行できるカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、カートリッジのフィルムを推進および巻き戻すフィルム給送装置と、前記装填されたカートリッジの近傍に配置され、フィルムの走行中に該フィルムの長手方向縁部付近の磁気記録層に所定情報を記録し、記録された所定情報を読み込む磁気ヘッドと、前記カートリッジから推進されたフィルムを撮影途中に巻き戻すときは巻き戻し中に、前記フィルムの各コマ間に対応する磁気記録層の撮影済み情報記録領域であって、各撮影済みコマよりもフィルム先端部側に、所定の撮影済み磁気情報を前記磁気ヘッドにより書き込む制御手段を備えたこと、に特徴を有する。この撮影途中で巻き戻しされたカートリッジのフィルムには各撮影済みコマに対応する撮影済み情報記録領域に撮影済み磁気情報が記録されるので、この部分露光カートリッジが再装填されたときに、撮影済み情報記録領域を磁気ヘッドで読み込むことで、撮影済みか否かを、未露光コマが撮影位置を通過する前に検知できる。したがって、カートリッジからフィルムを推進させながら撮影済み情報記録領域に前記所定の撮影済み磁気情報が書き込まれているか否かを前記磁気ヘッドを介して検知し、所定の撮影済み磁気情報が書き込まれていない撮影済み情報記録領域が通過したことを検知したときに、該撮影済み情報記録領域よりもカートリッジ側に位置する未露光コマが撮影位置に合致したときに前記フィルム給送装置を停止させて最初の未露光コマの頭出しができる。
【0007】フィルムの位置を検知する手段として、フィルムに形成された、所定のコマ間隔で形成された所定間隔の一対のパーフォレーションの各エッジの通過を検知する第1のセンサ手段を、前記フィルム給送装置によってフィルム推進中に一対のパーフォレーションの所定のエッジを検知したときに所定コマが撮影位置と合致するように配置し、制御手段が、前記所定の撮影済み磁気情報が書き込まれていない撮影済み情報記録領域を検知した後、前記第1のセンサ手段が前記所定のエッジを検知したときに前記フィルム給送装置を停止させることで、最初の未露光コマを撮影位置と合致させることができる。
【0008】さらに本発明の実施の形態では、前記第1のセンサ手段と所定間隔で設けられた第2のセンサ手段を備え、該第2のセンサ手段は、フィルム巻き戻し中は、前記第1のセンサ手段が通過を検知した一対のパーフォレーションの通過をその後検知するように配置し、前記磁気ヘッドを、前記撮影途中巻き戻し中に前記第1のセンサ手段が一対のパーフォレーションの1個目のエッジの通過を検知してから2個目のエッジの通過を検知するまでの間に前記撮影済み磁気情報を前記撮影済み情報記録領域に書き込める位置に配置する。この場合制御手段は、フィルム推進中は、前記第1のセンサ手段が一対のパーフォレーションの2個目のパーフォレーションの1個目のエッジを検知してから2個目のエッジを検知する間に、前記磁気ヘッドを介して前記撮影済み情報記録領域の磁気情報を読み込み、前記撮影済み磁気情報が記録されていなかったときは、前記第1のセンサ手段が前記2個目のパーフォレーションの2個目のエッジを検知したときに前記フィルム給送装置を停止させる。この動作によって、フィルムを巻き戻すことなく、最初の未露光コマの頭出しを迅速にできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明をレンズシャッタ式の新システムカメラに適用した実施の形態を、裏カバーを外して背面から示す斜視図、図2は、同レンズシャッタカメラを、裏カバーを取り外して、フィルム給送機構、センサ、磁気ヘッドの位置、構造を分かりやすく示す背面図である。
【0010】カメラボディ11の上面には、操作ボタンとして、レリーズボタン13、メインスイッチボタン14および撮影モードスイッチボタン15が配置され、撮影枚数、撮影モードなど撮影情報を表示する表示器としてLCD17が配置されている。さらにカメラボディ11の上面には、カートリッジCTをカメラカメラボディのカートリッジ室に着脱するためのカートリッジ蓋18が設けられている。このカメラボディ11には、図示しないが公知の通り、カートリッジ蓋18をカートリッジ室閉鎖位置にロックするロック機構と、このロック機構を解除してカートリッジ室の開放を可能にするロック解除ボタンを備えている。
【0011】カメラボディ11の背面には、ほぼ中央上部にファインダのアイピース19が設けられている。裏カバー21は、アイピース19の下方に固定され、カメラボディ11と一体に外観を形成する部材であるが、この裏カバー21で覆われるカメラボディ11の内部空間には、固定フレーム22が配置されている。そしてこの固定フレーム22のほぼ中央に撮影画面を規制するためのアパーチャ23が形成され、このアパーチャ23を挟んで一方(右側)にカートリッジCTを装填するカートリッジ収納室25が形成され、他方(左側)にカートリッジCTから送り出されたフィルムを巻き取るスプール29を有するスプール室27が形成されている。さらに固定フレーム22には、アパーチャ23の上下縁部外側に、カートリッジCTから送り出されたフィルムFの長手方向両縁部をガイドする一対の内レール31、32と外レール33、34が設けられている。外レール33、34には、フィルムFの平面性を保持するための圧板35が当接する。
【0012】圧板35には、裏カバー21がカメラボディ11に固定されたときに、アパーチャ23の長手方向辺の下方であって、下側内、外レール32、34の間に位置する磁気ヘッド41と、アパーチャ23の長手方向辺の上方であって、上側内、外レール31、33の間に位置する一対の第1、第2フィルム給送センサSNS1、SNS2が装着されている。フィルム給送センサSNS1、SNS2は、フィルムFのパーフォレーションを検知する光センサであって、検出光がパーフォレーションを透過したときにハイレベル信号を、検出光がフィルムFで反射されているときにはローレベル信号を出力し、この出力レベル変化によってエッジが通過したことを検知できる。磁気ヘッド41は、フィルムFの磁気記録層に所定の情報を磁気記録し、また磁気記録された所定の情報を読み出すことができる。なお、磁気推進式カートリッジCTのフィルムは、長手方向上縁部に、一対のパーフォレーションPA、PBが、1コマの幅およびコマ間隔を規制する所定の間隔で設けられている。さらにこのフィルムの先端部の長手方向上縁部には切欠が設けられている(図示せず)。
【0013】なお、図1において、符号42は、磁気ヘッド41と対抗する位置において内、外レール32、34の間に設けられ、フィルムFの磁気記録層を磁気ヘッド41に対して押圧して密着させるパッドである。符号43は、カートリッジCTのスプール軸の爪孔(図示せず)に嵌合し、フィルム推進(巻き上げ)方向または巻き戻し方向に回転するスプール爪である。このスプール爪43およびスプール29は、図示しないフィルム給送機構によって駆動される。
【0014】このカメラのフィルム給送に関連する主要な回路構成を、図3に示したブロック図を参照して説明する。カメラボディ11には、このカメラ全体の動作を制御する制御手段としてCPU51が搭載されている。CPU51には、センサ手段として、第1、第2のフィルム給送センサSNS1、SNS2と、装填されたカートリッジCTのデータディスクの停止位置を検知して、少なくとも、未露光カートリッジか否か、部分露光カートリッジか否かの別を検知するデータディスクセンサ53が接続されている。なお、データディスクセンサ53は、これらの情報の他に、撮影済みであること、現像済みであることを識別したり、フィルム情報を読み込んだりしてもよい。
【0015】CPU51は、フィルム給送モータ駆動回路55を介してフィルム給送モータ57を駆動する。フィルム給送モータ57の回転軸の回転は、図示しないギヤ列を介してスプール爪43およびスプール29を回転させてカートリッジCTのスプール軸、データディスクを回転させ、カートリッジCT内からフィルムを送り出してスプール29で巻上げ、またはスプール29からカートリッジCT内に巻き戻す。
【0016】このフィルム給送モータ駆動回路55は、フィルム給送モータ57をPWM制御可能であって、データディスクセンサ53を介してデータディスクのデータ読み込み時、データディスクを所定位置に停止させるパーク処理時またはフィルム巻上げ終了直前など、フィルムを正確に停止させることが必要なときおよび一定速度制御が必要なときにPWM制御によってフィルム給送モータ57を一定速度制御する。なお、高速駆動が必要なときには速度制御せずに直流駆動できる。
【0017】CPU51は、ヘッド書き込み回路59を介して磁気ヘッド41を駆動し、所定の情報を、フィルムFの磁気記録層(カメラトラック)の特定領域(撮影済み情報記録領域47、一般(通常データ)磁気情報記録領域45)に磁気記録し、またカメラトラックに磁気記録された情報を磁気ヘッド41、ヘッドアンプ61を介して読み込むことができる。
【0018】CPU51は、カートリッジCTから送り出され(推進され)、また巻き戻されるフィルムの走行を、第1、第2のセンサSNS1、SNS2によって検知する。カートリッジフィルムは、周知の通り、先端部付近に1個切り込みが形成され、所定間隔の一対のパーフォレーションが基本のコマ幅(画面の横幅)およびコマ間のブランクを規定する間隔で形成されている。本実施例では、フィルム給送モータ57を巻上げ方向に駆動してフィルムを推進させているときに、一対のパーフォレーションのうち、2個目のパーフォレーションの2個目のエッジを第1のフィルム給送センサSNS1が検知したときにフィルム給送モータ57を停止させて、このときフィルムFの未露光コマがアパーチャ23に対向する撮影位置となるように、第1のフィルム給送センサSNS1を配置してある。この撮影位置を図4に示した。一方、第2のフィルム給送センサSNS2は、フィルム推進中に、第1のフィルム給送センサSNS1が一対のパーフォレーションの4個目のエッジを検知する前に、その一対のパーフォレーションを検知するように、つまり、第2のフィルム給送センサSNS2が一対のパーフォレーションの4個のエッジの通過を検知した後に、その一対のパーフォレーションの4個のエッジの通過を第1のフィルム給送センサSNS1が検知するように配置してある。
【0019】最終コマまで撮影してからの巻き戻し時には、フィルム給送モータ57を巻き戻し方向に起動後、まず第1のフィルム給送センサSNS1が一対のパーフォレーションの4個のエッジ通過を検知した後、その一対のパーフォレーションの4個のエッジの通過を第2のフィルム給送センサSNS2が検知する処理が繰り返される。
【0020】CPU51は、途中巻き戻しスイッチSW2を介して撮影途中のフィルムを強制巻き戻しする途中巻き戻し指令を受けたときは、フィルム給送モータ57を巻き戻し方向に起動する。そして、巻き戻し中に、フィルムの位置を第1、第2のセンサSNS1、SNS2で検知して、各撮影済みコマについて撮影コマよりもフィルム先端側の撮影済み情報記録領域47に、磁気ヘッド41を介して撮影済み磁気情報を磁気記録する。磁気ヘッド41は、撮影画面よりもカートリッジ寄りに配置されている。なお、CPU51は撮影が終了するとフィルムを1コマ分推進させて最初の未露光コマを撮影位置に合致させるので、通常、途中巻き戻しは、最初の未露光コマが撮影位置に合致している状態から開始する。
【0021】図4、5を参照して、途中巻き戻し動作を説明する。最初の未露光コマであるNコマ目が撮影位置に合致した状態で途中巻き戻しを開始すると、まず第1のフィルム給送センサSNS1が一対のパーフォレーションの通過を検知し、その一対のパーフォレーションの通過を第2のフィルム給送センサSNS2が検知した後、第1のフィルム給送センサSNS1が次の一対のパーフォレーションの最初のエッジを検知するのを待つ。第1のフィルム給送センサSNS1がそ一対のパーフォレーションの最初のエッジを検知したときに磁気ヘッド41への撮影済み信号通電を開始し、2個目のエッジを検知したときにその通電を停止する。この処理により、N−1コマ目に対応する撮影済み情報記録領域(図示せず)に磁気信号が書き込まれる。第1のフィルム給送センサSNS1および磁気ヘッド41は、第1のフィルム給送センサSNS1によって2個目のエッジを検知した位置が磁気ヘッド41による撮影済み記録情報領域書き込み(読み取り)終了位置となるように配置されている。
【0022】その後この書き込みを、第2のフィルム給送センサSNS2が一対のパーフォレーションの通過を検知した後、第1のフィルム給送センサSNS1が次の一対のパーフォレーションの最初のエッジの通過を検知する毎に繰り返す。この繰り返しを、フィルムカウンタが1になるまで繰り返すが、フィルムカウンタは、第1のフィルム給送センサSNS1が一対のパーフォレーションの最初のエッジの通過を検知する毎に1カウントダウンされる。
【0023】そして、フィルムをカートリッジCT内に完全に巻き戻したら、カートリッジCTのデータディスクを部分露光位置に停止させて、フィルムの途中巻き戻し処理を終了する。途中巻き戻し終了後、使用者はカートリッジ蓋18を開けてカートリッジCTを取り出し、このカートリッジCTを他のカメラに装填したり、他のカートリッジCTをこのカメラに装填し、撮影して取り出した後にこのカメラに装填したりできる。なお、カートリッジ蓋18が開けられたときにCPU51は、フィルムカウンタを初期化する。
【0024】このように途中巻き戻ししたカートリッジCTを再びこのカメラに装填し、カートリッジ蓋18を閉じると、カートリッジ蓋スイッチSW1がオンしたことを検知したCPU51がローディング処理を開始させる。ローディング途中のフィルムF、第1、第2のセンサSNS1、SNS2および磁気ヘッド41の位置関係を図6に示し、そのタイミングチャートを図7に示した。
【0025】CPU51は、まずフィルム給送モータ57をフィルム巻き戻し方向に回転させて、データディスクセンサ53によってデータディスクの状態を検知する。データディスクが部分露光途位置で停止していたことを検知すると、フィルム給送モータ57を巻上げ方向に回転させ、第1、第2のセンサSNS1、SNS2を介してパーフォレーションの通過を検知しながら、磁気ヘッド41の出力を読み込み、撮影済み情報記録領域47に磁気信号が記録されているか否かを検知する。第1のセンサSNS1が最初の一対のパーフォレーションの3個目のエッジを検知してから4個目のエッジを検出する間に撮影済み情報記録領域47に磁気情報が記録されていたことを検知したときはフィルムの巻上げを継続し、その後の一対のパーフォレーションの3個目から4個目のエッジを検知する間に磁気情報が記録されていないことを検知したときにフィルム給送モータ57を停止させて、最初の未露光コマを撮影位置に合致させる。撮影済み情報記録領域47に磁気情報が記録されていないときは、一般磁気情報記録領域45に撮影情報が記録されているかどうかをチェックし、撮影情報が記録されていないことを検知したときは、フィルム給送モータ57を停止させてから巻き戻し方向に駆動してフィルムを約1コマ分巻き戻してから停止させ、その後推進させて、第1のフィルム給送センサSNS1が一対のパーフォレーションの2個目のパーフォレーションの2個目のエッジを検知したときにフィルム給送モータ57を停止させて、最初の未露光コマを撮影位置に合致させる。
【0026】本実施の形態のフィルム途中巻き戻しおよびローディング処理について、図8および図9、10に示したフローチャートを参照して詳細に説明する。図8は、巻き戻し処理に関するフローチャートである。このCPU51は、フィルム途中巻き戻しスイッチがオンされたときにこの巻き戻し処理をスタートさせる。この途中巻き戻しに入るときは、フィルムFは図4に示したように、最初の未露光コマ(Nコマ目)が撮影位置にある。そして、この巻き戻し処理中に、各撮影済みコマよりもフィルム先端部側であってフィルムの各コマ間に対応する撮影済み情報記録領域47に所定の撮影済み磁気情報を前記磁気ヘッド41により書き込む構成である。
【0027】フィルム巻き戻し処理に入ると、フィルム給送モータ57を逆転、つまり巻き戻し方向に回転させてフィルムの巻き戻しを開始する(S101)。CPU51は、第1のフィルム給送センサSNS2の出力を検知して、パーフォレーションが2個通過するのを待つ(S103;N)。図4では、一対のパーフォレーションPAnおよびPBnが通過するのを待つ。第2のフィルム給送センサSNS2の出力によって一対のパーフォレーションの4個のエッジが通過したことを検知したら、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がるのを、つまり次の一対のパーフォレーションの最初のエッジが通過したことを第1のフィルム給送センサSNS1が検知するのを待つ(S103;Y、S105)。
【0028】第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がったら、フィルムカウンタの値を1減算し、フィルムカウンタの値が0かどうかをチェックする(S105;Y、S107、S109)。最初のチェックでフィルムカウンタの値が0になったら未だ1枚も撮影していないので、パーキングは未露光(未使用)である旨を設定してS123に進む(S109;Y、S111、S123)。そして、フィルムの巻き戻しが終了するのを待ち(S123)、巻き戻しが終了したらデータディスクを未露光位置に停止させるパーキング処理を実行してリターンする(S123;Y、S125)。なお、フィルム巻き戻し終了は、本実施例では第2のフィルム給送センサSNS2または第1のフィルム給送センサSNS1の出力変化が一定時間無かったことを検知したときとする。
【0029】S109のチェックにおいてフィルムカウンタの値が0でないとき、つまり1枚でも撮影済みのときは、パーキングは部分露光である旨を設定してから磁気ヘッド41に撮影済み信号の通電を開始する(S109;N、S113、S115)。そして、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ちたら磁気ヘッド41への通電を終了する。図5に撮影済み信号の磁気ヘッド通電波形の一例を示してあるが、この例は、一定周期の一定数のパルス信号である。撮影済みである旨を識別できればよいので、周期、数、出力時間は問わない。以上の磁気ヘッド41への通電処理によって、図6に示すように、N−2コマ目とN−1コマ目との間の撮影済み情報記録領域47に、ほぼ1個のパーフォレーションの幅と同一の幅に亘って撮影済みを識別する撮影済み磁気情報が記録される。
【0030】磁気ヘッド41への通電を終了したら、フィルムカウンタの値をチェックし、1でなければS103に戻ってS103〜S109、S113〜S121の処理を繰り返して、フィルムを巻き戻しながらフィルムカウンタの値が1になるまで、撮影済みコマと撮影済みコマとの間に撮影済み磁気信号の記録を続ける。
【0031】フィルムカウンタの値が1になったら(S121;Y)、フィルム巻き戻しが終了するのを待ち(S123;N)、フィルム巻き戻しが終了したら(S123;Y)、データディスクを部分露光位置に停止させるパーキング処理を実行してリターンする(S125)。
【0032】以上の巻き戻し処理中の撮影済み磁気情報記録処理によって、撮影済みコマのフィルム先端側撮影済み情報記録領域47に撮影済み磁気情報が書き込まれる。
【0033】次に、ローディング処理について、図9に示したフローチャートを参照して説明する。このローディング処理では、装填されたカートリッジのデータディスクが部分露光位置に停止していたことを検知したときに、フィルムを巻上げながら撮影済み情報記録領域47に撮影済み磁気信号が記録されているかどうかをチェックし、撮影済み情報記録領域47に撮影済み磁気信号が記録されていないときはその次のコマは未露光コマなので、その未露光コマを撮影位置に一致させてフィルムの巻上げを停止させることで、部分露光フィルムの頭出しを可能にする。なお本実施例は、この巻上げ処理に入る前に、データディスクのパーキング位置を検知する公知の処理を実行し、部分露光カートリッジであることを検知したときにこの巻上げ処理に入る。
【0034】巻上げ処理に入ると、フィルム給送モータ57の正転(推進方向回転)を開始させて(S201)、第1のフィルム給送センサSNS1がフィルム先端部付近の最初のパーフォレーション(切欠)を検知するのを待つ(S203)。第1のフィルム給送センサSNS1がフィルム先端部付近の最初のパーフォレーションを検知したら、さらに第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がりローレベルに立ち下がるのを待つ(S205、S207)。ここでは、フィルム給送モータ57を直流駆動している。
【0035】第1のフィルム給送センサSNS1の出力の立ち下がりを検知したら、フィルム給送モータ57を定速回転させるデューティー制御(PWM制御)を開始する(S205;Y、S207;Y、S209)。そして、磁気ヘッド41の出力を入力して磁気記録情報の読み込みを開始し(S211)、読み込みながら第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がってからローレベルに落ちるのを、つまりパーフォレーションPA1が第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ(S213、S215)。パーフォレーションPA1が第1のフィルム給送センサSNS1を通過する間に、フィルムのMRC機能用の撮影済み情報記録領域47が磁気ヘッド41を通過するので、CPU51は、磁気ヘッド41の出力を読み込む。
【0036】第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ちたら(S215;Y)、フィルム給送モータのデューティー制御を終了してフィルム給送モータの駆動を止め(S217)、フィルムカウンタを1加算する(S219)。そして、コマ間データが有ったかどうか、つまり撮影済み情報記録領域47に磁気情報が書き込まれていたかどうかを判断する(S221)。コマ間データが存在していたら、そのコマは撮影済みなのでフィルム給送モータ57を正転駆動(直流駆動)させてS205に戻る(S221;Y、S223、S205)。コマ間データが存在しなかったときは(S221;N)、次のコマは未露光コマなので、フィルムカウンタの値が1かどうかチェックする(S225)。フィルムカウンタが1でなければ、磁気ヘッド41出力の読み込み終了し、フィルム給送モータに逆転ブレーキをかけてからフィルム給送モータへの通電を遮断して、未露光コマを撮影位置に合致させてリターンする(S225;N、S265、S267、S269)。以上の処理によって、最初の未露光コマの頭出しがなされる。
【0037】フィルムカウンタの値が1のとき(S225;Y)は、撮影済み情報記録領域47に磁気情報を書き込まないカメラで撮影されたカートリッジである可能性が高いので、一般磁気情報記録領域45の磁気情報を読み込んで撮影済みかどうかを判断し、最初の未露光コマの頭出しを実行する。まず、第1のフィルム給送センサSNS1の出力が立ち上がるのを待つ(S227)。つまり、一対のパーフォレーションの最初のエッジが第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ。第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がると、一般磁気情報記録領域45に一般磁気記録データが書き込まれていたかどうかをチェックする(S227;Y、S229)。
【0038】一般磁気記録データを読み込んでいた場合は(S229;Y)、一般磁気記録データの書き込みが可能なカメラで撮影されたカートリッジCTなので、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ち、さらにハイレベルに立ち上がり、ローレベルに落ちるのを待つ(S231、S233、S235)。つまり、1個目のパーフォレーションPBの2番目のエッジおよび2個目のパーフォレーションPAの2個のエッジが第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ。第1のフィルム給送センサSNS1の出力レベルの立ち下がり2回目を検知したらフィルムカウンタを1カウントアップしてS227に戻る(S235;Y、S237、S227)。そして、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がるのを、つまり次の一対のパーフォレーションの最初のエッジが第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ(S227)。この間に、2コマ分の一般磁気情報記録領域45が磁気ヘッド41を通過する。
【0039】第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がると、一般磁気記録データが記録されていたかどうかをチェックする((S227;Y、S229)。記録されていたときは2コマ目も撮影済みなので、S231に進む(S229;Y、S231)。そして、その一対のパーフォレーションの4個目のエッジが通過するのを検知してフィルムカウントを1加算し、次の一対のパーフォレーションの最初のエッジを検知するのを待つ(S231;Y、S233;Y、S235;Y、S237、S227)。第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がると、一般磁気記録データが記録されていたかどうかをチェックする((S227;Y、S229)。
【0040】一般磁気記録データが記録されていなかったときは未露光コマなので、フィルム給送モータ57にブレーキ(ショートブレーキ)をかけて停止させてから、フィルム給送モータ57を逆転(巻き戻し方向回転)させてフィルムの巻き戻しを開始する(S227;Y、S229;N、S239、S241)。そして、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ちてハイレベルに立ち上がり、さらにローレベルに落ちてからハイレベルに立ち上がるのを待つ(S243、S245、S247、S249)。つまり、1コマ分前の一対のパーフォレーションPBのカートリッジCT側のエッジを検知するのを待つ。
【0041】S249のステップにて第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がったのを検知したら、フィルム給送モータ57にショートブレーキをかけて停止させてからフィルム給送モータ57を正転(巻上げ方向回転)させる(S249;Y、S251、S253)。そして、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ちるのを待つ(S255)。つまり、フィルムを巻き上げながらパーフォレーションPBのフィルムカートリッジCT側のエッジが第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ。
【0042】第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに落ちたら、フィルム給送モータのデューティー制御を開始し、第1のフィルム給送センサSNS1の出力がハイレベルに立ち上がってからローレベルに立ち下がるのを待つ(S255;Y、S257、S259、S261)。つまり、パーフォレーションPAのフィルムカートリッジCT側エッジが第1のフィルム給送センサSNS1を通過するのを待つ。
【0043】第1のフィルム給送センサSNS1の出力がローレベルに立ち下がったらデューティー制御を終了し(S261;Y、S263)、磁気ヘッド41の出力の読み込みを終了し(S265)、フィルム給送モータ57に逆転ブレーキをかけ(S267)、フィルム給送モータ57への通電をオフしてリターンする(S269)。以上のS225、S227〜S269の処理によって、従来のMRC機能を備えたカメラによって一般磁気記録データが書き込まれた部分露光フィルムの頭出しも可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、撮影途中でフィルムを巻き戻すときには、巻き戻し中に、撮影済みコマよりもフィルム先端側のコマ間に磁気記録情報を記録し、途中巻き戻しをしたカートリッジを再びこのカメラに装填したときは、コマ間の磁気記録情報を読みながら巻上げを実行し、コマ間記録領域に磁気記録情報が無かったことを検知してから巻上げ停止するので、最初の未露光コマを撮影位置で停止させることが可能になる。したがって、撮影途中で巻き戻ししたカートリッジを再度装填したときも、短時間で頭出しができる。




 

 


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