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発明の名称 カメラのファインダ内表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−5087(P2001−5087A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−176637
出願日 平成11年6月23日(1999.6.23)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H102
【Fターム(参考)】
2H102 AB08 AB13 BA05 BB05 BB09 CA12 CA26 
発明者 細川 哲生 / 浜村 寿宏 / 岩本 茂 / 町田 勝城
要約 目的
使用者が警告表示を視認しやすいファインダ内表示装置を提供すること【構成】カメラのファインダ内に液晶パネル301を設け、液晶パネル301の背後に緑色LED311aと赤色LED311bを設けて、通常は緑色LED311aを点灯させ、液晶パネル301が警告表示を行うときは赤色LED311bを点灯させる。

構成
カメラのファインダ内に液晶パネル301を設け、液晶パネル301の背後に緑色LED311aと赤色LED311bを設けて、通常は緑色LED311aを点灯させ、液晶パネル301が警告表示を行うときは赤色LED311bを点灯させる。
特許請求の範囲
【請求項1】カメラのファインダ内に配設された表示部に、種々の情報を表示させる表示手段と、前記表示部全体を照明する照明手段と、前記表示手段が表示させる情報に応じて、前記照明手段の照明色を制御するバックライト制御手段と、を備えていることを特徴とするカメラのファインダ内表示装置。
【請求項2】前記照明手段は、前記表示部の背後に配設された発光手段によって前記表示部全体を背後から照明することを特徴とする請求項1記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項3】前記照明手段は、少なくとも二色以上の異なる照明光で照明できることを特徴とする請求項1または2記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項4】前記表示手段が前記表示部に警告表示をさせるときは、前記表示手段は前記表示部に通常通りの情報を表示させ、前記バックライト制御手段は前記表示部全体の照明光を通常表示の照明色とは異なる色にすることを特徴とする請求項3記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項5】前記表示手段が前記表示部に警告表示をさせるときは、前記表示手段は前記表示部に警告情報を表示させ、前記バックライト制御手段は前記表示部全体の照明光を通常表示の照明色とは異なる色にすることを特徴とする請求項4記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項6】前記表示手段は、シャッタ速度が所定速度より遅いことを警告表示することを特徴とする請求項5記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項7】請求項1ないし6のいずれか一項に記載のカメラのファインダ内表示装置はフラッシュ装置を備えたカメラに搭載され、前記表示手段は、前記表示部にフラッシュ光の発光が可能かどうかを表示させ、フラッシュ光を発光させて撮影したほうが良いと判断したときに発光不可能である場合は、前記表示部に警告表示をすることを特徴とするカメラのファインダ内表示装置。
【請求項8】前記バックライト制御手段は、シャッタ速度が所定速度より遅いことを警告表示しているときにフラッシュ光の発光が可能になったときは、前記照明手段の照明色を通常表示の照明色にすることを特徴とする請求項6記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項9】前記バックライト制御手段は、撮影モードに応じて前記照明手段の照明色を変更させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項10】前記照明手段は、照明光を発する発光手段と、端面から入射した前記照明光を内部で拡散し、拡散した前記照明光を前記端面とは異なる面から前記表示部に向けて導出する拡散部材とを備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項11】前記拡散部材は、前記端面に形成された凹状の半円形入射端面を有し、該半円形入射端面から前記照明光が入射することを特徴とする請求項10記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項12】前記拡散部材は、前記端面とは異なる端面にも凹状の半円形入射端面を有し、該半円形入射端面から前記照明光が入射することを特徴とする請求項11記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項13】前記発光手段は、前記一方の端面に形成された半円形入射端面と前記他方の端面に形成された半円形入射端面から異なる色の照明光を入射させる請求項12記載のカメラのファインダ内表示装置。
【請求項14】前記発光手段はLEDであって、異なる発光色のLEDが前記一方の端面に形成された半円形入射端面および前記他方の端面に形成された半円形入射端面に向けて配設されている請求項13記載のカメラのファインダ内表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カメラの光学ファインダの内部表示に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ファインダ視野内に各種撮影情報(シャッタ情報、絞り値、合焦状態、フラッシュ装置充電完了状態、バッテリ状態、撮影モード、フィルム残量など)を表示させるタイプのカメラには、ファインダ内に予め印刷等で表示情報が書き込まれた表示板を設け、その背面から発光ダイオード(LED)等で照明して表示するタイプAや、ファインダ内に透過型液晶表示板(LCD)を設けて表示情報を変化させ、その背面からLED等で照明して表示するタイプB等が知られている。このようなファインダ視野内に各種撮影情報を表示可能なカメラに関しては、例えば所望する被写体に合焦できない、またはフラッシュ装置の充電電圧が低くフラッシュ光を発光させることができない等の撮影に不利な状況では、警告表示を行い使用者に知らせることにしている。しかし、警告する情報のみを点滅するなどして警告表示しても、各種撮影情報を表示する表示部はファインダ視野内の比較的隅に設けられているため、また表示部に表示されている各種撮影情報が多いために、使用者がその警告表示を見逃してしまう場合もあった。また、上記タイプAのカメラとしてAF処理で被写体に合焦して通常は緑色のマークを表示するが合焦できなかった場合には赤色となるカメラも知られているが、ファインダ内全体の色は変わっていないため、やはり警告が目立ちにくかった。
【発明の目的】本発明は、使用者が警告表示を視認しやすいファインダ内表示装置を提供することを目的とする。
【0003】
【発明の概要】上記問題点を解消するために、本発明は、カメラのファインダ内に配設され、種々の情報を表示する表示部と、前記表示部を照明する照明手段と、前記表示部が表示する情報に応じて、前記照明手段の照明色を制御するバックライト制御手段とを備えたことに特徴を有するファインダ内表示装置である。前記照明手段は、前記表示部の背後に配設された発光手段によって前記表示部全体を背後から照明することができ、その照明色は少なくとも二色以上とすることができる。前記表示部は、設定された撮影モードを表示し、該撮影モードに応じて前記照明手段の照明色を変化させる構成とすることもできる。前記表示部が警告表示を行うときは、前記照明手段の照明色を通常表示の照明色と異なる色にする構成にすれば、前記表示部全体の色が変わるので、使用者は警告表示を視認しやすくなり、かつ見逃すこともなくなるので撮影の失敗を防ぐことができる。
【0004】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用したAF(自動焦点)一眼レフカメラのカメラボディの実施の形態の外観を示す斜視図である。カメラボディ101の上飾り板103上には、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央のペンタ部には内蔵フラッシュ53の発光部111が設けられ、その後方にアクセサリーシュー113が設けられている。発光部111は、詳細は図示しないが、反射傘、クセノン管およびフレネルレンズを備えた発光部筐体がペンタプリズム上部にポップアップ機構によって支持されていて、このポップアップ機構により、図1の収納位置と、ペンタプリズム上方であって、発光部面が被写体方向を向くポップアップ位置(発光位置)とに移動可能である。なお、ポップアップ機構は、発光部111を常時ポップアップ方向に移動付勢するばね部材と、発光部111が収納位置に移動したときにばね部材の付勢力に抗して発光部111を収納位置に係止する係止機構を備えている。
【0005】さらに上飾り板103の右側には、複数の露出モードの中から一つのプログラムモードを選択操作する操作手段としてモードダイヤル121が設けられている。カメラボディ101の正面には、撮影レンズを装着するボディマウント115、装着された撮影レンズ61のレンズCPU63との間で通信を実行してレンズ情報、例えば開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ接点群117が設けられている。
【0006】モードダイヤル121は、上飾り板103に対して固定された、複数の絵文字が表示された円形のモード盤(表示板)123と、そのモード盤123の外周に回転自在に装着されたベゼル125を備えている。このベゼル125には指標127が設けられていて、この指標127は、モード盤123の表面に設けられた絵文字群123a、123bの一つを指し示す位置で停止するように形成されていて、指標127が指し示す絵文字に対応するモードが選択される。一方の絵文字群123aは半透明に形成されていて、指標127で指し示された絵文字を、モード盤123の背面(ボディ内側)から発光素子によって照明し、光らせることに特徴を有する。他方の絵文字群123bは照明を有していない。
【0007】このカメラボディ101の制御系の構成について、図2および図3に示したブロック図を参照してより詳細に説明する。カメラボディ101は、カメラの動作を統括的に制御するCPU11を備えている。CPU11は、カメラの機能に関するプログラム等が書き込まれたROMおよび各種パラメータ、レンズ情報などを一時的に記憶するRAMを内蔵している。さらにCPU11には、撮影枚数や、各種書き換え可能なパラメータ、モードを書き込むEEPROM39が接続されている。CPU11には、カメラボディ101のバッテリ室(図示せず)に装填されたバッテリ13の電圧が電圧レギュレータ15を介して定電圧として供給される。CPU11は、電圧レギュレータ15から供給された定電圧によって発振子17を作動させ、発振子17から出力されるクロックパルスに同期して動作する。
【0008】CPU11には、スイッチ手段として、メインスイッチSWM、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWR、強制ポップアップスイッチSWPu、ポップアップ検知スイッチSWPud、ベゼル125に連動するモードダイヤルスイッチSWModが接続されている。
【0009】メインスイッチSWMはメインスイッチボタン107に連動するスイッチであって、スイッチボタン107がオン操作されてメインスイッチSWMがオンするとCPU11が起動する。そしてCPU11は、周辺部材に電力供給するとともに、操作されたスイッチに応じた処理を開始する。
【0010】測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRはそれぞれレリーズボタン105に連動し、レリーズボタン105の半押し、全押しでそれぞれオンするスイッチである。測光スイッチSWSがオンするとCPU11は、測光用IC41から測光信号を入力して被写体輝度を求め、選択された露出モードで最適なシャッタ速度および絞り値を算出するAE演算を実行し、さらに位相差方式のAF用CCD33から被写体像のビデオ信号を入力してデフォーカス量を演算し、モータドライバIC27を介してAFモータ29を駆動して、撮影レンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させるAF処理を実行する。AFモータ29の回転は、ジョイント30を介して撮影レンズ61のジョイント66に伝達され、このジョイント66を介して焦点調節機構67を駆動して焦点調節レンズ群Lを合焦位置に移動させる。焦点調節レンズ群Lの移動量は、AFモータ29の回転に連動してAFパルスを出力するAF用フォトインタラプタ31のパルス数として求め、AF用フォトインタラプタ31が出力するAFパルス数によってAFモータ29の駆動量を制御する。なお、測光用IC41はいわゆる分割測光センサを備えていて、撮影範囲を複数のエリアに分割して各測光エリア毎に分割測光ができる。
【0011】レリーズスイッチSWRがオンするとCPU11は、ミラーをアップさせるとともに、AE演算処理で設定した絞り値に基づいて絞り制御回路37を作動させて撮影レンズ61の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基づいてシャッタ回路35を作動させて露出する。露出が終了すると、モータドライバIC19を介してメカチャージモーター21を作動させて、ミラーをダウンさせ、シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせる。さらにCPU11は、モータドライバIC23を介してフィルムモータ25を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0012】強制ポップアップスイッチSWPuは、カメラボディ101の発光部111近傍に設けられた強制ポップアップボタン(図示せず)に連動するスイッチである。強制ポップアップスイッチSWPuがオンするとCPU11は、スイッチングトランジスタTr1をオンしてポップアップマグネットPuMgに通電し、発光部111を係止している係止機構の係止を解除させる。すると発光部111は、不図示のばね部材の付勢力によって発光位置までポップアップする。CPU11は、発光部111が発光位置までポップアップしたときにオンするポップアップ検知スイッチSWPudを介して、発光部111が発光位置までポップアップしたことを検知する。ポップアップ検知スイッチSWPudは、発光部111がポップアップ位置から収納位置方向に移動しているときはオフする。
【0013】また、本発明の実施の形態は、CPU11が測光用IC41から得た被写体輝度データ、フィルムISO感度データ等に基づいて被写体が低輝度であると判断したときは、ポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせて、フラッシュを自動発光させることができる。なお、アクセサリーシュー113に外部フラッシュ71が装着されているときは、発光部111をポップアップさせると発光部111が外部フラッシュ71に衝突する可能性があるので発光部111はポップアップさせずに、外部フラッシュ71を内蔵フラッシュ53同様に発光制御する。
【0014】モードダイヤルスイッチSWModは、ベゼル125の回転停止位置に応じてオン/オフする、4ビットのコードスイッチであって、CPU11は、そのオン/オフの組合せでベゼル125の停止位置、つまりベゼル125の指標127が指し示す一つの絵文字群123a、123bの絵文字に対応するモード、機能またはパラメータを選択する。
【0015】CPU11には、撮影情報など、撮影に必要な情報を表示する表示手段として、外部LCD109およびファインダ内LCD300が接続されている。CPU11は、メインスイッチボタン107と連動するメインスイッチSWMがオフした状態では、ファインダ内LCD300には何も表示せず、外部LCD109には撮影前に必要な情報を表示する。撮影前に必要な情報とは、例えば、フィルムが装填されているか否か、装填されていなときはその旨、装填されているときは正常に巻き上げられているか否か、ローディング中はローディング状態、正常に巻き上げているときは撮影枚数、撮影終了して巻き戻しているときはその巻き戻し状態、巻き戻しが完了したときは巻き戻し完了状態があり、それぞれの状態に応じた表示をする。メインスイッチSWMがオンした状態では、外部LCD109には撮影枚数の他、選択されたシャッタ速度、モードなどを表示し、ファインダ内LCD45には、測光スイッチSWSが半押しされたたとき、またはモードダイヤル121が操作され、AE演算処理が実行されるまで何も表示しない。AE演算処理後は、外部LCD109およびファインダ内LCD45に演算された最適シャッタ速度、絞り値など撮影に有用な情報を表示する。
【0016】ファインダ内LCD300は、その液晶パネル301が表示した情報を照明する照明手段として緑色LED311aおよび赤色LED311bを備えている。CPU11は、通常の撮影状態では緑色LED311aを点灯するが、使用者に警告した方が良いとき、例えばシャッタ速度が手ブレ限界速度よりも遅いときなど、所定の警告時には赤色LED311bの方を点灯して赤色表示し、照明色の変化によって使用者に注意を促す。
【0017】さらにCPU11には、モードダイヤル121の絵文字を光らせる照明手段としてのピクチャーモード表示LED51(ピクチャーモード表示LED51a〜51h)を独立して駆動するトランジスタTrが接続されている。本発明の実施の形態では、メインスイッチSWMがオンしたときや、ベゼル125によっていずれかのプログラムモードが選択されたときなどに、それぞれ対応する形態でトランジスタTrをオンして各ピクチャーモード表示LED51a〜51hを点灯して選択されたモードを表示する。
【0018】カメラボディ101にレンズCPU63を備えた撮影レンズ61が装着されているときは、CPU11はレンズCPU63との間でレンズデータ通信を実行し、焦点距離、撮影レンズ61がズームレンズの場合は現在の焦点距離、撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)、開放絞り値などのレンズデータを入力する。レンズCPU63は、焦点距離コード板64を介して焦点距離を検知し、距離コード板65を介して撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)を検知し、カメラボディ101のCPU11に通信する。
【0019】次に、図4〜図12を参照して、ファインダ内表示部207に撮影情報を表示するファインダ内LCD300の構成について説明する。図4は、ファインダ接眼部(図示せず)を覗いたときに見えるファインダ画面201を示している。
【0020】このファインダ画面201は、AF一眼レフカメラ101の撮影画面に対応するファインダ視野部203と、このファインダ視野部203外のファインダ視野外部205を有している。ファインダ視野部203左方のファインダ視野外部205には、上下方向に延びて撮影情報を表示するファインダ内表示部207が設けられている。ファインダ内表示部207は、AF一眼レフカメラ101のファインダ内右側に設けられたファインダ内LCD300(図5〜図7参照)により表示された情報を表示する表示部である。なお、図4ではファインダ内LCD300内の液晶パネル301に設けられた全ての液晶セグメントを表示させた状態を示している。
【0021】ファインダ内表示部207は、6つの表示エリアを有している。第1表示エリア209にはシャッタ速度を、第2表示エリア211には絞り値を、第3表示エリア213にはフラッシュマークを、第4表示エリア215にはAF合焦マークを、第5表示エリア217には露出補正マークを、第6表示エリア219には露出補正量をそれぞれ表示する。
【0022】より詳細には、第1表示エリア209および第2表示エリア211は、AE演算後、算出したシャッタ速度および絞り値を表示する。第3表示エリア213は、内蔵フラッシュ装置53の充電電圧がフラッシュ光の発光が可能な一定電圧以上であるとき、フラッシュマークを表示する。第4表示エリア215は、AF処理を行い被写体に合焦したとき、AF合焦マークを表示する。第5表示エリア217は、使用者が露出補正を設定しているとき、露出補正マークを表示する。第6表示エリア219は、使用者が設定している露出補正量を表示する。
【0023】ファインダ内LCD300が撮影情報を表示する際には、ファインダ内LCD300に設けられた緑色LED311aまたは赤色LED311bが点灯してファインダ内表示部207を照明する。本実施形態では、通常は、緑色LED311aを点灯しているが、シャッタ速度が手ブレ限界スピードよりも遅くなった場合などファインダ内表示部207に警告表示をするときは、赤色LED311bを点灯してファインダ内表示部207全体を照明している。なお、ファインダ内表示部207に警告表示をするときは、その照明色を変化させるだけでなく、警告が必要な情報にマークを付けるなどして表示する情報も変えても良い。
【0024】図5はファインダ内LCD300の平面図、図6は同ファインダ内LCD300の正面図、図7は同ファインダ内LCD300を中央で縦断した面を右側面から見た図である。
【0025】このファインダ内LCD300は、上枠303aと下枠303bとから形成される箱型のホルダ内に、その底部から順にメイン回路フレキシブル基板305、バックライトユニット310、液晶パネル301とを有している。
【0026】液晶パネル301は、2枚の照明板間に所定の文字および図形情報を形造る液晶セグメントが配設されていて、各液晶セグメントの電極は液晶パネル301のフランジ部下面に延接されている。メイン回路フレキシブル基板305には、上記液晶パネル301の電極と対応する位置に電極が設けられている。
【0027】液晶パネル301とメイン回路フレキシブル基板305との間には、上記対応する各電極を導通するコネクターゴム307が上記電極に沿って配設されている。コネクターゴム307の両端は、それぞれ液晶パネル301およびメイン回路フレキシブル基板305の電極に接触し、メイン回路フレキシブル基板305の電極とこれに対応する液晶パネル301の電極とを導通している。したがって、メイン回路フレキシブル基板305の電極に所定の組合せで電圧が印加されると、液晶パネルの所定の液晶セグメントが透明化して文字および図形情報が視覚化される。
【0028】図8〜図11を参照して、ファインダ内LCD300に備えられたバックライトユニット310の構成について説明する。図8はバックライトユニット310の平面図、図9は同バックライトユニット310を中央で横断した横断面図、図10は同バックライトユニット310を図8のA―A´で縦断した縦断面図、図11は同バックライトユニット310の分解斜視図である。
【0029】バックライトユニット310は、基板313、ライトガイド315、遮光枠317を有し、基板313と遮光枠317は、その間にライトガイド315を挿入した状態で留め具319a、319b、321a、321bにより固定されている。
【0030】基板313には、液晶パネル301の照明手段として、緑色LED311aと赤色311bをそれぞれ2個ずつ計4個のLEDが設けられ、緑色LED311aは中央から同じ距離だけ離されて上方に設置され、赤色LED311bは中央に対して緑色LED311aと対称なる位置に設置されている。緑色LED311a、赤色311bの点灯は、基板313を介してCPU11により制御される。
【0031】ライトガイド315は、緑色LED311aまたは赤色LED311bの光を均一に拡散して液晶パネル301に向かって導出し、液晶パネル301を均一に照明するものである。遮光枠317は、緑色LED311aまたは赤色LED311bの光が液晶パネル301の表示範囲外、特に撮影画面内、測光用IC41に入射するのを防ぐためのものである。
【0032】ファインダ内LCD300およびバックライトユニット310の構成は以上の通りであるが、照明手段としてLED以外の発光素子を使用しても良く、しかも、発光素子の数、色およびその組合せ、配置位置は任意である。
【0033】次に、以上の図4から図10の構成に基づき、図12を参照して、ファインダ内LCD300の概略の表示機能について説明する。
【0034】先ず、CPU11からの制御信号に基づき、メイン回路フレキシブル基板305を介して通電された液晶パネル301の液晶セグメントが透明化して文字または図形情報を表示し、液晶パネル301が表示する情報に応じてCPU11により選択された緑色LED311aまたは赤色LED301bが基板313を介して点灯する。緑色LED311aまたは赤色LED311bから発せられた光線は、ライトガイド315の上部または下部の半円形端面から入射し、ライトガイド315内で均一に拡散され、その前面から液晶パネル301に向かって導出される。この導出された光は、液晶パネル301を透過し、液晶パネル301の照明として機能する。そして、液晶パネル301を透過した光は、三角プリズム330に入射し反射され、ルーフペンタ340内で反射しルーペ350に入射するので、ファインダ内LCD300が表示する情報をファインダ表示部207で被写体像とともに視認できる。なお、緑色LED311aまたは赤色LED311bから出射しライトガイド315に入射しなかった光束は遮光枠317により遮光されるので、液晶パネル301の表示範囲外への照明は防止され、撮影画面内に入射することはない。
【0035】ファインダ内に配設されるファインダ内LCD300の構成は以上の通りであるが、次に本発明を適用した一眼レフカメラの動作について図13〜図17に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。これらのフローチャートは、CPU11が、内蔵ROMに書き込まれたプログラムによって制御する処理である。
【0036】『メイン処理』図13は、カメラボディ101のメイン処理であって、バッテリが装填されているときの処理である。バッテリ室にバッテリ13が装填され、バッテリ蓋が閉じられると、CPU11は各入出力ポート、内蔵RAMなどを初期化し(S11)、各入出力ポートに接続された周辺回路を初期化し(S13)、基準タイマをスタートさせる(S15)。以上の処理は、バッテリが装填されたときに入るが、バッテリが装填されている状態では、以下の処理を繰り返す。
【0037】先ず、250ms(ミリ秒)インターバルタイマをスタートさせ(S17)、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S19、S21)。250msインターバルタイマは、メインスイッチSWMがオンしたかどうかをCPU11が定期的にチェックする周期を設定するタイマである。
【0038】メインスイッチSWMがオフしているときは(S21;N)、外部LCD109に電源オフ時の表示をし、ピクチャーモード表示LED51を消灯させる(S23、S25)。そして250ms経過するのを待ち(S27)、経過したら(S27;Y)、S17に戻って再び250msインターバルタイマをスタートさせてS19〜S27の処理を繰り返す。以上のS17〜S27の処理を、メインスイッチSWMがオフしている間繰り返す。
【0039】メインスイッチSWMがオンすると(S21;Y)、前回メインスイッチSWMがオフしていたかどうかをチェックし(S29)、前回オフしていたら、つまりメインスイッチSWMがオンされて1回目の処理のときは、ピクチャーモード表示LED51の点灯によるオープニング表示処理を実行する(S29;Y、S31)。オープニング表示処理は、ピクチャーモード表示LED51の各LED51a〜51hを所定のアルゴリズムで順番に点灯させ、消灯する(最後にベゼル125で選択されているプログラムモードに対応するピクチャーモード表示LED51のみを点灯させる)表示処理である。メインスイッチSWMが前回オフしていなければオープニング表示処理をスキップしてS33に進む(S29;N、S33)。
【0040】S33のステップでは、内蔵フラッシュポップアップ処理を実行する。内蔵フラッシュポップアップ処理とは、内蔵フラッシュ53の発光部111をポップアップするかどうか判断し、ポップアップする場合はポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせる処理である。
【0041】ポップアップ検知スイッチSWPudがオンしていたら、つまり発光部111がポップアップしていたら、内蔵フラッシュ充電処理を実行してS39に進み(S35;Y、S37、S39)、ポップアップ検知スイッチSWPudがオンしていなければ充電処理をスキップしてS39に進む(S35;N、S39)。
【0042】S39のステップでは、電源オン時のLCD表示処理を実行する。電源オン時のLCD表示処理では、外部LCD109には、設定されたシャッタ速度などの撮影に有用な情報を表示し、ファインダ内LCD300には、何も表示しない。
【0043】そして、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWRがオンしているかどうかをチェックする(S41、S43)。いずれのスイッチもオンしていなければ(S41;N、S43;N)、モードダイヤルスイッチSWModの状態が変化したかどうかをチェックし(S45)、変化していなければS27に戻る(S45;N、S27)。
【0044】測光スイッチSWS若しくはレリーズスイッチSWRがオンしているかまたはモードダイヤルスイッチSWModの状態が変化していれば、S49に進む(S41;Y、S49、若しくはS43;Y、S49、またはS45;Y、S49)。
【0045】S49のステップでは、測光タイマ設定処理を実行する。この測光タイマ設定処理は、250msインターバルタイマよりも短いインターバルでスイッチチェック処理などを実行しながらレリーズスイッチSWRがオンするのを待ち、所定回数スイッチチェック処理を実行してもレリーズスイッチSWRがオンしないときにS17のステップに戻るための、インターバルタイマおよびチェック回数を設定する処理である。本実施形態のインターバルタイマは125msインターバルタイマであり、チェック回数は80回であり、チェック回数はカウンター(COUNTER)にセットされる。
【0046】測光タイマ設定処理を実行したら(S49)、125msインターバルタイマをスタートさせる(S51)。そして、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S53、S55)。メインスイッチSWMがオフしているときは、S89に抜けて発光禁止フラグをクリアし、ファインダ内LCDバックライト310を消灯し(S91)、ピクチャーモード表示LED51を消灯して(S93)、S17に戻る。メインスイッチSWMがオンしているときは、以下の処理を実行する。
【0047】先ず、撮影レンズ61から、開放F値、現在の焦点距離、内蔵フラッシュケラレ情報などのレンズデータを入力する(S57)。測光IC41から測光値(被写体輝度Bv)を入力し(S59)、設定絞り値を入力する(S61)。設定絞り値は、撮影レンズ61の絞り環によって設定された絞り値を、絞り値検出ボリューム43の抵抗値から検出する。撮影レンズ61の絞り環がオート(A)位置の場合は、絞り値検出ボリューム43の抵抗値の情報は用いず、次のステップS63で実行されるAE演算処理において絞り値Avを演算する。
【0048】次に、AE演算処理によってシャッタ速度Tvおよび絞り値Avを演算する(S63)。AE演算処理では、詳細は後述するが、測光値、フィルム感度、露出補正値に基づいて、選択された露出モードに応じたアルゴリズムによって適正なシャッタ速度Tv、絞り値Avを演算し、設定する。
【0049】設定したシャッタ速度Tvおよび絞り値Avに基づいて、内蔵フラッシュポップアップ処理を実行する(S65)。内蔵フラッシュポップアップ処理は、内蔵フラッシュ53の発光部111をポップアップするかどうか判断し、ポップアップする場合はポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせる処理である。次に内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしたかどうかをチェックし(S67)、ポップアップしていれば内蔵フラッシュ53に充電処理を実行させてS71に進み(S67;Y、S69、S71)、ポップアップしていなければ充電処理をスキップしてS71に進む(S67;N、S71)。
【0050】S71のステップでは、ファインダ内LCD300、外部LCD109の表示処理を実行する。このLCD表示処理では、外部LCD109には、設定されたシャッタ速度などの撮影に有用な情報を表示し、ファインダ内LCD300には、合焦状態、設定されたシャッタ速度や、手ブレ警告、フラッシュ発光モードなど、使用者がファインダを介して被写体を観察しているときに有用な情報を表示する。
【0051】そして、ファインダ内LCDバックライト点灯処理を実行する(S73)。この点灯処理では、詳細は後述するが、通常の撮影条件のときは緑色LED311aを点灯し、手ブレ警告、合焦できないときなど、警告を要するときは赤色LED311bを点灯する。さらに、ピクチャーモード表示点灯処理を実行する(S75)。この表示点灯処理では、オートピクチャーモード、または発光禁止オートピクチャーモードが選択されていた場合に、S63のAE演算処理で選択されたプログラムモードに対応するピクチャーモード表示LED51を点灯する処理である。
【0052】点灯処理が終了すると、CCD33を駆動して被写体像のビデオ信号を入力してAFモータ29の駆動方向および駆動量を求めてAFモータ29を駆動し、撮影レンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させるAF処理を実行する(S77)。
【0053】次に、レリーズスイッチSWRがオンしているかどうかをチェックし(S79)、オンしていればレリーズ処理を実行してS49に戻る(S79;Y、S95、S45)。レリーズスイッチSWRがオンしていなければ(S79;N)、125ms経過したかどうか(125msインターバルタイマがタイムアップしたかどうか)をチェックし(S81)、経過するのを待つ。125ms経過したら(S81)、カウンター(COUNTER)が0になったかどうかをチェックし(S83)、0になっていなければカウンターを1デクリメントしてS53に戻る(S83;N、S85、S53)。つまり、メインスイッチSWMがオンでレリーズスイッチSWRがオフの間は、初期値80のカウンターの値が0になるまでS53〜S85の処理を80回繰り返すのである。なお、80回繰り返すと、10秒(125(ms)×80=10(sec.))経過する。
【0054】カウンターの値が0になったら(S83;Y)、測光スイッチSWSがオンしているかどうかをチェックし(S87)、測光スイッチSWSがオンしていたらS53に戻る(S87;Y)。つまり、10秒経過しても、測光スイッチSWSがオンの間は、S53〜S83、S87、S53の処理を繰り返すのである。測光スイッチSWSがオンしていなかったら(S87;N)、発光禁止フラグをクリアする(S89)。なお、発光禁止フラグは、フラッシュの発光を禁止するか否かを設定するフラグである。そして、ファインダ内LCDバックライト310を消灯し(S91)、ピクチャーモード表示LED51を消灯してS17に戻る(S93、S17)。ピクチャーモード表示LED51の消灯とは、オートピクチャーモードまたは発光禁止オートピクチャーモードを選択している場合に、AE演算処理(S63)で選択され、ピクチャーモード表示点灯処理(S75)で点灯したプログラム露出モードに対応するピクチャーモード表示LED51を消灯する処理である。
【0055】『AE演算処理』メイン処理(図13)のS63のステップで実行されるAE演算処理について、図14を参照してより詳細に説明する。このAE演算処理に入ると先ず、手ぶれ速以下フラグ等AE演算処理に関係するフラグをすべてクリアする(S301)。CPU11は、レンズCPU63との間で、所定のレンズ通信を実行し、開放絞り値、最小絞り値等のレンズデータを用いて補正を行う(S303)。次に、測光IC41から入力した測光信号に基づいて、各測光エリア毎に被写体輝度を算出し(S305)、分割測光アルゴリズムによって露出値Lv´を算出する(S307)。そして、フィルム感度Sv、露出補正値Xv、露出値Lv´に基づいて、制御用露出値Lvを算出する(S309)。
【0056】そして、モードダイヤル121によって選択された露出モードを設定するピクチャーモード設定処理を実行する(S311)。さらに、内蔵フラッシュ53のケラレ情報および外部フラッシュ71のケラレ情報と、装着された撮影レンズ情報とに基づいて、それぞれフラッシュ光がレンズ鏡筒によってケラレるかどうかを判定する(S313)。ここでケラレとは、フラッシュ光が、装着されたレンズ鏡筒にケラレてしまい、撮影画面の中央下部にフラッシュ光が届かず、レンズ鏡筒の影が出てしまうことをいう。本実施の形態では、このような失敗を防ぐために、外部フラッシュ71、内蔵フラッシュ53についてケラレを生じると判定したときは、外付ケラレ、内ケラレが有る旨をCPU11の内蔵RAMに設定し、後述の自動発光判断処理において、フラッシュを発光させないようにする。
【0057】次に、自動発光判断処理を実行する(S315)。詳細は後述するが、自動発光判断処理においてオートフラッシュ発光許可フラグがセットされると、プログラム演算処理においてCPU11が所定条件に基づいてフラッシュを発光させるか否か判断して、フラッシュを発光させると判断したときには、レリーズ処理(S95)の際に内蔵フラッシュ53または外部フラッシュ71を発光させる。
【0058】オートフラッシュ発光許可フラグがセットされていないときは、フラッシュを発光させない定常光プログラム演算を実行してシャッタ速度および絞り値を求め、(S317;N、S321)、オートフラッシュ発光許可フラグがセットされているときは、所定の条件を満たしたときにフラッシュを発光させるフラッシュプログラム演算処理を実行して適正シャッタ速度および絞り値を求め(S317;Y、S319)、手ぶれ速以下判定処理を実行する。
【0059】手ぶれ速以下判定処理では、詳細は後述するが、定常光プログラム演算処理またはフラッシュプログラム演算処理で求めたシャッタ速度が手ぶれ限界速度より遅いかどうかを判定する。求めたシャッタ速度が手ぶれ限界速度より遅い場合には、メイン処理(図9)のS73のファインダ内LCDバックライト点灯処理で赤色LED311bを点灯させる。
【0060】『自動発光判断処理』AE演算処理(図14)のS315のステップで実行される自動発光判断処理について、図15に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。この処理に入ると先ず、モードダイヤルスイッチSWModの状態により発光禁止オートピクチャーモードが選択されているかどうかをチェックする(S341)。発光禁止オートピクチャーモードが選択されている場合は、内蔵フラッシュ53および外部フラッシュ71の発光を禁止しているので、そのままリターンする(S341;Y)。発光禁止オートピクチャーモード以外のプログラム露出モードが設定されている場合は、自動発光モードであるかどうかをチェックする(S341;N、S343)。
【0061】自動発光モードではないとき、つまり、強制発光モードであるときはS345へ進み(S343;N、S345)、外部フラッシュ71の充電電圧が充電完了レベルに達しているかどうかチェックする(S345)。
【0062】外部フラッシュ71の充電が完了しているときは(S345;Y)、自動発光モードであるかどうかをチェックし(S346)、自動発光モードであるときはS313のステップで判定した外付ケラレ(外部フラッシュ光がケラレる)か否かをチェックし(S346;Y、S347)、外付ケラレのときはフラッシュの発光を許可しないでリターンする(S347;Y)。外付ケラレでないときは(S347;N)、レリーズ処理(S95)の際にフラッシュ光の自動発光を許可するフラッシュ発光許可フラグをセットしてリターンする(S355)。自動発光モードでないときは、オートフラッシュ発光許可フラグをセットしてリターンする(S346;N、S355)
【0063】外部フラッシュ71の充電が完了していないとき(外部フラッシュ装置63が備えられていないときも含む)は(S345;N)、自動発光モードであるかどうかをチェックし(S348)、自動発光モードであるときは内ケラレ(内蔵フラッシュ光がケラレる)か否かをチェックし(S348;N、S349)、内ケラレのときはフラッシュの発光を許可しないでリターンする(S349;Y)。自動発光モードでないとき、または内ケラレでないときは、内蔵フラッシュポップアップ検知スイッチSWPudにより内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしているかどうかをチェックする(S348;NまたはS349;N、S350)。
【0064】発光部111がポップアップしているときは、内蔵フラッシュ53の充電電圧が充電完了レベルに達しているかどうかをチェックする(S349;Y、S351)。内蔵フラッシュ53の充電が完了しているときはフラッシュ発光許可フラグをセットしてからリターンする(S351;Y、S347)。充電が完了していないときはそのままリターンする(S351;N)。発光部111がポップアップしていないときは、発光部111が収納位置にあるか、途中までポップアップしているが正常な向きではないので、オートポップアップ許可フラグをセットしてリターンする(S349;N、S353)。
【0065】オートポップアップ許可フラグがセットされると、測光スイッチSWSがオンされていることを条件に、メイン処理(図13)の内蔵フラッシュポップアップ処理において内蔵フラッシュ53が自動的にポップアップされる。
【0066】自動発光モードのときは(S343;Y)、レンズデータ通信で得た撮影距離が所定距離よりも近いかどうか判断し(S357)、近距離の場合はそのままリターンする(S357;Y)。撮影距離が近すぎると、フラッシュ光の自動調光機能が有効に働かず、露出オーバーになる場合があるからである。本実施形態では、撮影距離のアペックス換算値が−1(約70cm)以下の場合を近距離としてこの場合はフラッシュ光の自動発光は行わない。
【0067】撮影距離が所定距離よりも長い場合は(S357;N)、プログラムモードであるかどうかをチェックする(S359)。プログラムモードでない場合(S359;N)、つまり絞り優先モード、シャッタ速度モード、マニュアルモード等であるときは、各使用者の判断に任せるため、そのままリターンする(S359;N)。
【0068】プログラムモードが設定されているときは、定常光プログラム演算処理を実行する(S361)。そして、演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下であるかどうか(S363)、および逆光かどうかを判断する(S365)。演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下でなく、かつ逆光撮影でもないときは、そのままリターンする(S363;N、S365;N)。演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下であるとき(S363;Y)、または逆光撮影であるときは(S365;Y)、フラッシュを発光させるためにS345に進む。
【0069】『手ぶれ速以下判定処理』AE演算処理(図14)のS323のステップで実行される手ぶれ速以下判定処理について、図16に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。この処理に入ると先ず、所定の演算により手ぶれ限界シャッタ速度(tvslow)を算出する(S371)。そして、自動発光判断処理(図15)のS361のステップで実行される定常光プログラム演算処理で求めたシャッタ速度(TvD)が手ぶれ限界シャッタ速度より遅いかどうか、フラッシュ同調速度より遅いかどうかを判断する(S373、S375)。
【0070】シャッタ速度が手ぶれ限界シャッタ速度およびフラッシュ同調速度よりも遅い場合は、手ぶれ速以下フラグをセットしてS379へ進む(S373;Y、S375;Y、S377)。シャッタ速度が手ぶれ限界シャッタ速度よりも速い場合、またはフラッシュ同調速度よりも速い場合は、そのままS379へ進む(S373;N、S375;N)。
【0071】S379のステップでは、バルブが設定されているかどうかをチェックする。バルブは、マニュアルモードのときにシャッタ速度設定でバルブを選択した場合に設定される。そしてバルブが設定されているときは、手ぶれ速以下フラグをセットしてリターンする(S379;Y、S381)。バルブが設定されていないときは、そのままリターンする(S379;N)。この手ぶれ速以下フラグがセットされると、メイン処理(図13)のS73のステップで実行されるファインダ内LCDバックライト点灯処理において赤色LED311bが点灯されるので、使用者に手ぶれ注意を促すことができる。
【0072】『F(ファインダ)内バックライト点灯処理』メイン処理(図13)のS73のステップで実行されるファインダ内LCDバックライト点灯処理について、図17を参照してより詳細に説明する。この処理に入ると先ず、手ぶれ速以下フラグがセットされているかどうかをチェックする(S451)。手ぶれ速以下フラグがセットされていないときは、通常表示と同じ色の緑色LED311aを点灯させてリターンする(S451;N、S453)。手ぶれ速以下フラグがセットされているときは、赤色LED311bを点灯させてファインダ内LCD300に警告表示させる(S451;Y、S455)。警告表示の際に、警告する撮影情報の色が変わるだけでなくファインダ内表示部207全体の色が変化するので、使用者は警告表示を視認しやすい。
【0073】また、赤色LED311bが点灯されている間でも、内蔵フラッシュ53または外部フラッシュ71の充電が完了してフラッシュ発光許可フラグがセットされ、AE演算処理(図14)のS301のステップで手ぶれ速以下フラグがクリアされて、S319のステップで実行されるフラッシュプログラム演算処理でシャッタ速度が再び演算されると、再演算されたシャッタ速度はフラッシュ同調速度となるので、赤色LED311bを消灯して、緑色LED311aを点灯させる。
【0074】以上のように、本実施形態では、通常は緑色LED311aをファインダ内LCD300の照明手段として点灯させ、警告表示を行うときのみ赤色LED311bを点灯させるので、使用者は警告表示がでたことを視認しやすくなり、操作性も向上する。また、本実施形態ではライトガイド315の上部端面および下部端面の一部を半円形状に凹ませて形成し、その半円形端面からLED311aおよびLED311bの照明光を入射しているので、より多くの光量でファインダ内表示部207を照明することができる。本実施形態では、ファインダ内LCD300が警告表示を行うときは、液晶パネル301に表示する情報はそのままで、ファインダ内LCD300の照明色のみ変える構成としているが、液晶パネル301にも警告情報を表示させる(例えば絵文字にバツ印を付けるなど)構成にしても良い。また、ファインダ内LCD300に表示する情報、表示する情報に対応した照明色は、上記に限定されることなく、例えばファインダ内LCD300にモードダイヤル121によって選択されたモードを表示し、設定されたモードに応じて照明色を変化させて、プログラムモードかマニュアルモードか、フラッシュの発光許可か発光禁止か等を使用者に知らせる構成としても良く、また表示する情報に応じた照明色を使用者が選択できる構成としても良い。なお、本実施形態では、各種撮影情報を表示する表示装置として、ファインダ内LCD300に関して説明したが、他の表示様態を有する表示装置にも本発明を適用することが可能である。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、ファインダ内表示部に表示される情報に応じて、表示部全体を照明する照明手段の色が変化するので、視認性および操作性が向上する。




 

 


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