米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> 旭光学工業株式会社

発明の名称 内蔵フラッシュのポップアップ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−5056(P2001−5056A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−179749
出願日 平成11年6月25日(1999.6.25)
代理人 【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
【テーマコード(参考)】
2H053
【Fターム(参考)】
2H053 CA42 CA45 
発明者 細川 哲生
要約 目的
内蔵フラッシュの発光部、支持機構の幅が狭く、これらを収納する収納部の幅方向のスペースを小さくできる内蔵フラッシュのポップアップ装置を提供する。

構成
発光位置方向に常時弾性付勢された支持アーム411に支持されて収納位置と発光位置とに移動可能な発光部111を有し、支持アーム411を収納位置において係止する係止レバー421の係止レバー軸420と、この係止レバー421を係止解除方向に駆動する係止解除レバー431の係止解除レバー軸430とを、互いに平行にかつ前後方向に離反させて設けたこと。
特許請求の範囲
【請求項1】 発光部を収納位置と発光位置とに移動可能に支持する支持機構を備えた内蔵フラッシュであって、発光部が収納位置に移動したときに前記支持機構の係合部と係合して該発光部を収納位置に係止する係合部を備え、該係合部が係合する方向に弾性付勢された係止レバーと、該係止レバーを係止解除方向に弾性付勢力によって回動させる係止解除レバーと、該係止解除レバーを前記弾性付勢力に抗して前記係止レバーに作用しない位置に保持する電磁部材とを備え、前記係止レバーおよび係止解除レバーの回転軸を互いに平行に配置したこと、を特徴とする内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項2】 前記支持機構は、ばね部材によって常時発光位置方向に移動付勢され、前記係止レバーは、係止ばねによって常時係止方向に回動付勢され、前記電磁部材は、アーマチュアと、該アーマチュアを吸着する永久磁石と、該永久磁石の吸着力を通電されているときに相殺するコイルとを備え、前記係止解除レバーは、前記アーマチュアに連係されて、前記アーマチュアが永久磁石に吸着されているときは前記係止レバーに作用せず、前記アーマチュアが永久磁石から離反したときに前記係止レバーを係止解除方向に回動させる請求項1記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項3】 前記係止解除レバーは、前記係止レバーを係止解除方向に回動付勢する係止解除ばねを備え、前記支持機構に連動し、前記収納位置にあるときには前記係止解除ばねを圧縮して前記弾性付勢力を増強させ、前記支持機構が発光位置方向に移動したときには、前記係止解除ばねが伸長するのを許容して前記永久磁石に前記アーマチュアを吸着させるチャージ部材を備えた請求項2記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項4】 前記係止解除ばねは、係止解除レバー自身である請求項3記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項5】 前記発光部が収納位置にあるときに前記コイルに通電されてアーマチュアが解放されたときは、前記係止解除レバーが前記係止解除ばねの付勢力によって前記係止レバーを係止ばねの付勢力に抗して係止解除方向に駆動し、係止を解除させ、前記支持機構がポップアップばねの付勢力によって発光位置まで回動するのを許容する請求項2から4のいずれか一項記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項6】 前記支持機構がポップアップばねの付勢力によって発光位置方向に回転したときは、前記チャージ部材が前記係止解除ばねが伸長するのを許容する方向に移動して、前記係止レバーが係止ばね付勢力によって係止方向に回転し、前記アーマチュアが前記永久磁石に吸着されるのを許容する請求項5記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項7】 前記支持機構が発光位置から収納位置まで移動されたときは、前記チャージ部材が前記係止解除ばねを圧縮し、収納位置まで移動されたときに前記係止レバーが前記支持機構の係止部材に係合して支持機構を収納位置に係止する請求項6記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項8】 前記係止レバーの回動軸および係止解除レバーの回動軸は、前後方向に離反させて設けられている請求項1から7のいずれか一項記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
【請求項9】 前記発光部及び支持機構は、一眼レフカメラのペンタルーフ部の上部に設けられている請求項1から8のいずれか一項記載の内蔵フラッシュのポップアップ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、内蔵フラッシュのポップアップ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】発光部を収納位置から発光位置にポップアップさせるポップアップ内蔵フラッシュを備えたカメラが種々開発されている。この内蔵フラッシュのポップアップ装置として、発光部の両端部を一対のポップアップアームの一部で支持し、ポップアップアームの他端部をカメラボディに枢支したものが知られている。発光部を収納位置に係止し、係止を解除する係止機構として、係止レバーおよびこの係止レバーを係止解除方向に駆動する係止解除レバーまたは係止解除ばねが同軸上に備えられたものが知られている。この係止機構は、ばね力の損失が少なく、信頼性が高い機構である。
【0003】しかし、2個のレバーおよび2個のばねを同一軸上に重ねて設けてあるので、軸方向の幅が広くなり、カメラの左右方向にスペースが必要であった。そのため、発光部および支持機構収納する収納部の横幅が広くなり、収納部の横にダイヤル操作部材を設ける場合は、ダイヤルの径や、ダイヤルと収納部との間隔が制限を受けてしまう。
【0004】
【発明の目的】本発明は、内蔵フラッシュを備えたカメラの問題に鑑みてなされたもので、内蔵フラッシュの発光部、支持機構の幅が狭く、これらを収納する収納部の幅方向のスペースを小さくできる内蔵フラッシュのポップアップ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、発光部を収納位置と発光位置とに移動可能に支持する支持機構を備えた内蔵フラッシュであって、発光部を収納位置に移動させたときに支持機構の係合部と係合して該発光部を収納位置に係止する係合部を備え、常時係合方向に弾性付勢された係止レバーと、前記係止レバーを係止解除方向に弾性付勢力によって回動させる係止解除レバーと、該係止解除レバーを前記弾性付勢力に抗して前記係止レバーに作用しない位置に保持する電磁部材とを備え、前記係止レバーおよび係止解除レバーの回転軸を互いに平行に配置したこと、に特徴を有する。この構成によれば、係止レバーおよび係止解除レバーが同軸上に重なっていないので、発光部および支持機構の横方向の幅を狭くすることができる。本発明の支持機構は、ばね部材によって常時発光位置方向に移動付勢され、係止レバーは、係止ばねによって常時係止方向に回動付勢され、電磁部材は、アーマチュアと、該アーマチュアを吸着する永久磁石と、該永久磁石の吸着力を通電されているときに相殺するコイルとを備え、係止解除レバーは、前記アーマチュアに連係されて、前記アーマチュアが永久磁石に吸着されているときは係止レバーに作用せず、前記アーマチュアが永久磁石から離反したときに係止レバーを係止解除方向に回動させる構成とすることができる。さらに本発明は、係止解除レバーは前記係止レバーを係止解除方向に回動付勢する係止解除ばねを備え、さらに、支持機構に連動し、該支持機構が収納位置にあるときには係止解除ばねを圧縮して弾性付勢力を増強させ、支持機構が収納位置方向に移動したときには、係止解除ばねが伸長するのを許容して永久磁石にアーマチュアを吸着させるチャージ部材を備えることができる。そして、収納位置において前記コイルに通電されてアーマチュアが解放されたときは、係止解除レバーが前記係止解除ばねの付勢力によって前記係止レバーを係止ばねの付勢力に抗して係止解除方向に駆動し、係止を解除させ、前記支持機構がポップアップばねの付勢力によって発光位置まで回動するのを許容する。そして、チャージ部材が係止解除ばねが伸長するのを許容する方向に移動して、係止レバーが係止ばね付勢力によって係止方向に回転し、アーマチュアを永久磁石に吸着させる。支持機構が発光位置から収納位置まで移動されたときは、前記チャージ部材が前記係止解除ばねを圧縮し、収納位置まで移動されたときに前記係止レバーが前記支持機構の係止部材に係合させて支持機構を収納位置に係止させる。係止レバーの回動軸および係止解除レバーの回動軸は、カメラボディの前後方向に離反させて設けることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用したAF(自動焦点)一眼レフカメラのカメラボディの実施の形態の外観を示す斜視図、図2は同一眼レフカメラの要部外観を背後からから見て示す斜視図、図3は同一眼レフカメラの内蔵フラッシュをポップアップさせて要部外観を背後から見て示す斜視図である。
【0007】カメラボディ101の上飾り板103上には、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央のペンタルーフ部には内蔵フラッシュ53の発光部111が設けられ、その後方にアクセサリーシュー113が設けられている。
【0008】発光部111は、図6に示したようにクセノン管401、反射傘403、およびフレネルレンズ405を備えた発光部筐体がペンタルーフ上部にポップアップ機構によって支持されている。このポップアップ機構により、図1、2に示した収納位置と、図3に示した、ペンタルーフ上方であって、発光部面が被写体方向を向くポップアップ位置(発光位置)とに移動可能である。このポップアップ機構は、発光部111を常時ポップアップ方向に移動付勢するばね部材と、発光部111が収納位置に移動したときにばね部材の付勢力に抗して発光部111を収納位置に係止する係止レバー421とを備えている。この係止レバー421は、発光部111が使用者に手で収納位置まで押されたときに発光部111の係止部に係合して発光部111を収納位置に係止する。そしてこの係止レバー421による係止がポップアップマグネットPuMg(図4参照)への通電によって解除され、発光部111がばね部材の付勢力によってポップアップ位置までポップアップ(移動)する。カメラボディ101の背面には、このポップアップマグネットPuMgへ通電させて発光部111をポップアップさせるための強制発光ボタン119が設けられている。
【0009】上飾り板103の右側には、複数の露出モードの中から一つのプログラムモードを選択操作する操作手段としてモードダイヤル121が設けられている。カメラボディ101の正面には、撮影レンズ61を装着するボディマウント115、装着された撮影レンズ61のレンズCPU63との間で通信を実行してレンズ情報、例えば開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ接点群117が設けられている。
【0010】モードダイヤル121は、上飾り板103に対して固定された、複数の絵文字が表示された円形のモード盤(表示板)123と、そのモード盤123の外周に回転自在に装着されたベゼル125を備えている。このベゼル125には指標127が設けられていて、この指標127は、モード盤123の表面に設けられた絵文字群123a、123bの一つを指し示す位置で停止するように形成されていて、指標127が指し示す絵文字に対応するモードが選択される。一方の絵文字群123aは半透明に形成されていて、指標127で指し示された絵文字を、モード盤123の背面(ボディ内側)から発光素子によって照明し、光らせることができる。他方の絵文字群123bは照明されない。
【0011】このカメラボディ101の制御系の構成について、図4および図5に示したブロック図を参照してより詳細に説明する。カメラボディ101は、カメラの動作を統括的に制御するCPU11を備えている。CPU11は、カメラの機能に関するプログラム等が書き込まれたROMおよび各種パラメータ、レンズ情報などを一時的に記憶するRAMを内蔵している。さらにCPU11には、撮影枚数や、各種書き換え可能なパラメータ、モードを書き込むEEPROM39が接続されている。CPU11には、カメラボディ101のバッテリ室(図示せず)に装填されたバッテリ13の電圧が電圧レギュレータ15を介して定電圧として供給される。CPU11は、電圧レギュレータ15から供給された定電圧によって発振子17を作動させ、発振子17から出力されるクロックパルスに同期して動作する。
【0012】CPU11には、スイッチ手段として、メインスイッチSWM、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWR、強制ポップアップスイッチSWPu、ポップアップ検知スイッチSWPud、ベゼル125に連動するモードダイヤルスイッチSWModが接続されている。
【0013】メインスイッチSWMはメインスイッチボタン107に連動するスイッチであって、スイッチボタン107がオン操作されてメインスイッチSWMがオンするとCPU11が起動する。そしてCPU11は、周辺部材に電力供給するとともに、操作されたスイッチに応じた処理を開始する。
【0014】測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRはそれぞれレリーズボタン105に連動し、レリーズボタン105の半押し、全押しでそれぞれオンするスイッチである。測光スイッチSWSがオンするとCPU11は、測光用IC41から測光信号を入力して被写体輝度を求め、選択された露出モードで最適なシャッタ速度および絞り値を算出するAE演算を実行し、さらに位相差方式のAF用CCD33から被写体像のビデオ信号を入力してデフォーカス量を演算し、モータドライバIC27を介してAFモータ29を駆動して、撮影レンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させるAF処理を実行する。AFモータ29の回転は、ジョイント30を介して撮影レンズ61のジョイント66に伝達され、このジョイント66を介して焦点調節機構67を駆動して焦点調節レンズ群Lを合焦位置に移動させる。焦点調節レンズ群Lの移動量は、AFモータ29の回転に連動してAFパルスを出力するAF用フォトインタラプタ31のパルス数として求め、AF用フォトインタラプタ31が出力するAFパルス数によってAFモータ29の駆動量を制御する。なお、測光用IC41はいわゆる分割測光センサを備えていて、撮影範囲を複数のエリアに分割して各測光エリア毎に分割測光ができる。
【0015】レリーズスイッチSWRがオンするとCPU11は、ミラー(図示せず)をアップさせるとともに、AE演算で設定した絞り値に基づいて絞り制御回路37を作動させて撮影レンズ61の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基づいてシャッター回路35を作動させて露出する。露出が終了すると、モータドライバIC19を介してメカチャージモーター21を作動させて、ミラーをダウンさせ、シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせる。さらにCPU11は、モータドライバIC23を介してフィルムモータ25を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0016】強制ポップアップスイッチSWPuは、強制発光ボタン119に連動していて、強制発光ボタン119が押されたときにオンするスイッチである。強制ポップアップスイッチSWPuがオンするとCPU11は、スイッチングトランジスタTr1をオンしてポップアップマグネットPuMgに通電し、発光部111を係止している係止レバー421による係止を解除させる。すると発光部111は、不図示のポップアップばねの付勢力によってポップアップ位置(発光位置)までポップアップする。CPU11は、発光部111がポップアップ位置までポップアップしたときにオンするポップアップ検知スイッチSWPudを介して、発光部111が発光位置までポップアップしたことを検知する。ポップアップ検知スイッチSWPudは、発光部111がポップアップ位置から収納位置方向に移動しているときはオフする。
【0017】また、本発明の実施の形態は、CPU11が測光用IC41から得た被写体輝度データ、フィルムISO感度データ等に基づいて被写体が低輝度であると判断したときは、ポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせて、フラッシュ光を自動発光させることができる。なお、アクセサリーシュー113に外部フラッシュ71が装着されているときは、発光部111をポップアップさせると発光部111が外部フラッシュ71に衝突する可能性があるので発光部111はポップアップさせずに、外部フラッシュ71を内蔵フラッシュ53同様に発光制御する。
【0018】モードダイヤルスイッチSWModは、ベゼル125の回転停止位置に応じてオン/オフする、4ビットのコードスイッチであって、CPU11は、そのオン/オフの組合せでベゼル125の停止位置、つまりベゼル125の指標127が指し示す一つの絵文字群123a、123bの絵文字に対応するモード、機能またはパラメータを選択する。
【0019】モードダイヤル121は、一方の絵文字群123aの各絵文字を光らせる照明手段としてのピクチャーモード表示LED51(ピクチャーモード表示LED51a〜51h)を備えている。CPU11には、これらのピクチャーモード表示LED51a〜51hを独立して駆動するトランジスタTrが接続されている。本発明の実施の形態では、メインスイッチSWMがオンしたときや、ベゼル125によっていずれかのプログラムモードが選択されたときなどに、それぞれ対応する形態でトランジスタTrをオンして各ピクチャーモード表示LED51a〜51hを点灯して選択されたモードを表示する。
【0020】さらにCPU11には、撮影情報など、撮影に必要な情報を表示する表示手段として、外部LCD109およびファインダ内LCD45が接続されている。CPU11は、メインスイッチボタン107と連動するメインスイッチSWMがオフした状態では、ファインダ内LCD45には何も表示せず、外部LCD109には撮影前に必要な情報を表示する。撮影前に必要な情報とは、例えば、フィルムが装填されているか否か、装填されていなときはその旨、装填されているときは正常に巻き上げられているか否か、ローディング中はローディング状態、正常に巻き上げているときは撮影枚数、撮影終了して巻き戻しているときはその巻き戻し状態、巻き戻しが完了したときは巻き戻し完了状態があり、それぞれの状態に応じた表示をする。メインスイッチSWMがオンした状態では、外部LCD109には撮影枚数の他、選択されたシャッタ速度、モードなどを表示し、ファインダ内LCD45には、測光スイッチSWSが半押しされたたとき、またはモードダイヤル121が操作され、AE演算処理が実行されるまで何も表示しない。AE演算処理後は、外部LCD109およびファインダ内LCD45に演算された最適シャッタ速度、絞り値など撮影に有用な情報を表示する。
【0021】ファインダ内LCD45は、その液晶パネルが表示した情報を照明する照明手段として緑色LED47aおよび赤色LED47bを備えている。CPU11は、通常の撮影状態では緑色LED47aをオンするが、使用者に警告した方がよいとき、例えばシャッタ速度が手ブレ限界速度よりも遅いときなど、所定の警告時には赤色LED47bの方をオンして赤色表示し、照明色の変化によって使用者に注意を促す。
【0022】カメラボディ101にレンズCPU63を備えた撮影レンズ61が装着されているときは、CPU11はレンズCPU63との間でレンズデータ通信を実行し、焦点距離、撮影レンズ61がズームレンズの場合は現在の焦点距離、撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)、開放絞り値などのレンズデータを入力する。レンズCPU63は、焦点距離コード板64を介して焦点距離を検知し、距離コード板65を介して撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)を検知し、カメラボディ101のCPU11に通信する。
【0023】このカメラボディ101の内蔵フラッシュ53のポップアップ装置について、さらに図6〜図10を参照して詳細に説明する。これらの図は、発光部111の外装枠を取り外した状態で一部を縦断して示す断面図である。
【0024】発光部111は、クセノン管401、反射傘403、フレネルレンズ405およびトリガーコイル407を備えている。これらの発光部構成部材は、一対の支持アーム411の先端部の間に支持されている。支持アーム411は、後端部においてポップアップ回転軸410を介してカメラボディ101の親板(図示せず)に回動自在に枢支されていて、カム溝415に図示しないカムピンが嵌るポップアップリンクによって常時ポップアップ(発光位置移動方向)に回動付勢されている。ポップアップリンクは、図示しないポップアップばねによって支持アーム411を常時ポップアップ方向に回動付勢している。一方の支持アーム411は、フランジ部412を有する断面L字形状に形成されていて、このフランジ部412に、係止レバー421の係止爪422の進入を許容する係止穴413が形成されている。なお、フランジ部412および収納部を形成する部分の上飾り板103は、収納状態においてほぼ合致する形状に形成されている。
【0025】係止機構は、カメラボディ101内に設けられている。係止レバー421は、係止レバー軸420を介して親板(不図示)に回動自在に軸支されている。そして係止爪422が、上飾り板103に形成された係止レバー穴103aから突出している。係止レバー軸420には、係止レバー421を、その係止爪422が係止穴413を形成する縁部と係合する方向に回動付勢する係止ばね424が嵌装されている。係止ばね424の一方の端部424aは、係止レバー軸420を挟んで係止爪422とは反対側に形成された当付部423に当接し、係止ばね424の他方の端部424bは、親板に形成された引っかけ部425に当接している。
【0026】当付部423の近傍には、電磁部材としての、ポップアップマグネットPuMgを有する電磁プランジャ441が、そのアーマチュア442の先端部が当付部423を押圧し得る状態で親板に装着されている。電磁プランジャ441は永久磁石を備えていて、常時は、アーマチュア442が永久磁石に吸引吸着された引き込み状態にあるが、ポップアップマグネットPuMgに通電されている間は永久磁石の磁力が相殺されてアーマチュア442が自由に突出できる構成である。アーマチュア442の突出部には遊び溝443が形成されていて、この遊び溝443に、係止解除レバー431の先端部が嵌っている。
【0027】係止解除レバー431は、係止解除レバー軸430を介して親板に回動自在に軸支されている。係止解除レバー431および係止解除ばね433を軸支する係止解除レバー軸430と係止解除レバー431によって係止解除方向に駆動される係止レバー421および係止ばね424を軸支する係止レバー軸420とは、互いに平行に、カメラボディ101の前後方向に離反していることに特徴を有する。係止解除レバー軸430には、係止解除レバー431を回動付勢する係止解除ばね433が嵌装されている。係止解除ばね433はねじりばねであって、一方の端部433aは係止解除レバー431に当接し、他方の端部433bはチャージピン451に当接している。チャージピン451は後端部に大径の頭部453を備えていて、先端部452が、上飾り板103に形成されたチャージピン穴103bから外方に突出し、ボディ内に抜け止めとして作用する頭部453が位置している。係止解除ばね433は、発光部111が収納位置にあるときは他方の端部433bがチャージピン451の頭部453に押されて圧縮(チャージ)され、弾性付勢力が増強されている。つまり、係止解除ばね433の他方の端部433aに、係止解除レバー431を係止解除方向に回転させる強い付勢力を付与している。こここで係止解除方向は、アーマチュア442を引き出す方向であり、係止レバー421を係止解除方向に回動付勢する方向である。
【0028】次に、図6〜図10を参照してこの発光部111を収納位置に係止する係止機構の係止係止解除動作、ポップアップ動作、収納動作、係止動作について説明する。図6は収納および係止状態を示している。この収納状態では、係止爪422が係止穴413の周縁部に係合して、発光部111を収納位置に係止している。
【0029】この収納状態において、ポップアップマグネットPuMgに通電されると、アーマチュア442を吸着している永久磁石の磁力が、コイルによって発生される磁力により相殺されてアーマチュア442は突出自由になる。したがってアーマチュア442は、チャージピン451により圧縮された状態の係止解除ばね433によって回動付勢された係止解除レバー431によって突出移動させられる(図7参照)。そして、突出移動したアーマチュア442は係止レバー421に当接し、係止ばね424の付勢力に抗して当付部423を、つまり係止レバー421を係止解除方向(図において右回り)に回動させる。係止レバー421の係止解除方向回転によって、係止爪422が係止穴413の縁部から外れ、支持アーム411がポップアップリンクの付勢力によってポップアップ回転するのを許容する。
【0030】係止レバー421による係止が解除されると、支持アーム411はポップアップリンクの付勢力によってポップアップ回転し、発光位置で停止する(図8参照)。このときチャージピン451は、フランジ部412が先端部452から離反するので自由状態となり、係止解除ばね433の他方の端部433bが係止解除レバー431の引っかけ部434に当接し、係止解除ばね433が係止解除レバー431を係止解除方向に付勢する付勢力が消失する。つまり、このポップアップ状態では、係止解除レバー31の作用が消失してアーマチュア442がフリー状態となり、少なくともアーマチュア442を永久磁石が吸引する力と係止ばね424が当付部423を係止方向に回転させる力、つまりアーマチュア442を押し込む力の和の方が、係止解除ばね433がアーマチュア442を突出方向に付勢する力よりも大きくなっている。したがって、アーマチュア442は当付部423により電磁プランジャ441内に押し込まれ、永久磁石に吸着される。
【0031】なお、支持アーム411は、図8に示すポップアップ位置において、ポップアップばねの付勢力によって収納位置からポップアップ位置方向の回転を規制する回転規制部材に押しつけられた状態に保持され、またこのポップアップ位置にあるときにはポップアップ検知スイッチSWPudをオンしている。
【0032】このポップアップ位置から発光部111を収納位置方向に押し込むと、その過程でフランジ部412が先端部452に当接してチャージピン451を押し込むので、チャージピン451の頭部453が係止解除ばね433の他端部433bをチャージ方向に押圧し、係止解除ばね433のチャージを開始する(図9参照)。さらに発光部111が収納位置方向に押し込まれると、係止穴413を形成する傾斜面414が係止爪422の傾斜面と摺接し、係止レバー421を係止ばね424の付勢力に抗して係止解除方向に回転させる。そして、発光部111が収納位置まで達したとき、または収納位置からさらに押されたときに、傾斜面414が係止爪422の傾斜面を乗り越えて、係止レバー421が係止ばね424の付勢力によって係止位置まで回転し、係止爪422が係止穴413を規制する周縁部に係合して発光部111を収納位置に係止する(図6参照)。なお、発光部111がポップアップ位置から収納位置方向に回転すると、ポップアップ検知スイッチSWPudがオフする。
【0033】以上の通り本発明の実施形態によると、内蔵フラッシュ53の発光部111を収納位置において係止する係止レバー421およびこの係止レバー421による係止を解除する係止解除レバー431をカメラボディ101の前後方向に離反させて配置したので、発光部111および係止機構の横幅が狭くてすみ、発光部111の横位置に配置するモードダイヤル121との間隔を操作しやすい間隔あけることが容易になり、またモードダイヤル121の外径を十分な大きさに設定することも可能になる。なお、本発明は、係止レバー421、係止解除レバー431、電磁プランジャ441の形状、構造など図示実施例に限定されたないことはいうまでもない。
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、発光部を収納位置に移動させたときに支持機構の係合部と係合して該発光部を収納位置に係止する係合部を備え、常時係合方向に弾性付勢された係止レバーと該係止レバーを係止解除方向に弾性付勢力によって回動させる係止解除レバーと、該係止解除レバーを弾性付勢力に抗して係止レバーに作用しない位置に保持する電磁部材とを備えた内蔵フラッシュのポップアップ装置において、係止レバーおよび係止解除レバーの回転軸を互いに平行に配置したので、発光部および支持機構の横方向の幅が狭くなり、全体としてコンパクトになる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013