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発明の名称 複写台の角度調整装置および方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−154260(P2001−154260A)
公開日 平成13年6月8日(2001.6.8)
出願番号 特願平11−336052
出願日 平成11年11月26日(1999.11.26)
代理人 【識別番号】100088649
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 武樹
【テーマコード(参考)】
2H105
【Fターム(参考)】
2H105 AA06 AA07 AA11 CC24 
発明者 田辺 佳明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】カメラを載置する調節板と、前記カメラを前記調節板に取り付けると共にヨー方向に回転可能に保持する取付け手段と、前記調節板をピッチ方向に回転可能に支持する支持手段と、前記調節板のピッチ方向に角度調整する調整手段とを具備することを特徴とする複写台の角度調整装置。
【請求項2】前記調節板をピッチ方向に付勢する付勢手段を更に具備し、前記調整手段が、前記付勢手段の付勢力に抗して前記調節板のピッチ方向に角度調整することを特徴とする請求項1に記載の複写台の角度調整装置。
【請求項3】前記ピッチ方向および/またはヨー方向の角度調整が、モータによって駆動されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の複写台の角度調整装置。
【請求項4】前記カメラ6が、撮影画面内の長辺方向2箇所の距離の差を測距可能な第1測距手段と、撮影画面内の短辺方向2箇所の距離の差を測距可能な第2測距手段と、前記第1測距手段と前記第2測距手段の出力に応じて、前記モータを駆動制御する制御手段とを具備することを特徴とする請求項3に記載の複写台の角度調整装置。
【請求項5】調整工具を、カメラに取り付け、前記調整工具のヨー方向における両端部で、複写台の台板との距離が等しくなるように、前記カメラを回転調節することで、ヨー方向の角度を直角に設定することを特徴とする複写台の角度調整方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真撮影用複写台の角度調整装置および方法に関し、特に、カメラを複写台に取付けたとき、レンズ光軸と被複写物との角度を調節する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は、図15および図16に示す様な構造であった。図16は、図15の矢印B方向から見た側面図である。
【0003】図15において、複写台12は、台板1、ガイドレール2、送り台3、固定ネジ4、取付ネジ5によって構成されている。ガイドレール2は、台板1に垂直に取付けられている。送り台3は、ガイドレールに沿って移動可能であり、固定ネジ4によって所定の高さに固定できる。カメラ6は取付けネジ5によって送り台3に固定される構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図16に示すように、カメラ6は、送り台3に取付けられたときに、自重及びレンズ7の重量によって、破線で示すように傾斜する。その結果、光軸13が光軸13aから光軸13bへと移動してしまい、図15に示す角度Aを直角に設定できないという欠点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、複写または接写時に、カメラの角度を容易に調節できるようにして、カメラの設定作業の作業性を改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1の発明は、カメラ(6)を載置する調節板(10)と、カメラ(6)を調節板(10)に取り付けると共にヨー方向に回転可能に保持する取付け手段(5)と、調節板(10)をピッチ方向に回転可能に支持する支持手段(8)と、調節板(10)のピッチ方向に角度調整する調整手段(11)とを具備することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、調節板(10)をピッチ方向に付勢する付勢手段(9)を更に具備し、調整手段(11)が、付勢手段(9)の付勢力に抗して調節板(10)のピッチ方向に角度調整することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1および請求項2において、ピッチ方向および/またはヨー方向の角度調整が、モータ(17、20)によって駆動されることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項3において、カメラ6が、撮影画面内の長辺方向2箇所(J、k)の距離の差を測距可能な第1測距手段(CJ、CK)と、撮影画面内の短辺方向2箇所(G、H)の距離の差を測距可能な第2測距手段(CG、CH)と、第1測距手段(CJ、CK)と第2測距手段(CG、CH)の出力に応じて、モータ(17、20)を駆動制御する制御手段(27)とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、調整工具(100)を、カメラ(6)に取り付け、調整工具(100)のヨー方向における両端部で、複写台の台板(1)との距離が等しくなるように、カメラ(6)を回転調節することで、ヨー方向の角度(F)を直角に設定することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の各実施形態において複写台12の構成は、従来の技術(図15および図16)と同様なので、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0012】図1および図2は、本発明による複写台の角度調整装置の第1実施形態を示す斜視図および側面図である。
【0013】図1において、送り台3の水平端部には軸8が取付けてある。調節板10は、軸8の回りに回転可能である。調節板10は、ばね9によって反時計方向に付勢されている。調節板10には、取付けネジ5が回転可能に取付けられている。取付けネジ5のネジ部5aにカメラ6が取り付けられることで、カメラ6が調節板10に取り付けられる。調節板10には、調整ネジ11がねじ嵌合している。調整ネジ11の一端は、送り台3の垂直部3aに係合している。従って、調整ネジ11を回転調整することで、調節板10と送り台3(垂直部3a)との回転角度(ピッチ方向)を調整することができる。
【0014】図2は、図1のC方向から見た側面図であり、カメラ6及びレンズ7を取付けた状態を描いてある。カメラ6の三脚ネジ6aと取付けネジ5のネジ部5aとによって、カメラ6は調節板10に固定されている。調整ネジ11を回転すると、送り台3と調節板10との角度Dが変わり、カメラ6の光軸13と鉛直方向との角度E(ピッチ方向)を調節することができる。これによって、図15に示した光軸13と被複写物14との角度A(ピッチ方向)を直角となるように調整できる。なお、この実施形態では、調整ネジ11によるネジ送り機構を用いたが、ネジ送り機構以外のカムやくさびにより、送り台3と調節板10との角度Dを調整するようにしても良い。
【0015】図3は、本発明の第2実施形態であって、調整ネジ11の一端が送り台3の垂直部3aにねじ嵌合し、他端が調節板10に係合している。従って、調整ネジ11を回転調整することで、調節板10と送り台3(垂直部3a)との回転角度(ピッチ方向)を調整することができる。第1実施形態と比較すると、回転角度(ピッチ方向)を調整する際にネジ頭11aがカメラ6側に存在しないために、不図示の回転角度(ピッチ方向)調整工具により、カメラ6本体あるいはレンズ7に傷を付ける心配がない。さらに、回転角度(ピッチ方向)調整時にカメラ6本体あるいはレンズ7が調整ネジ11の回転調整の障害とならない点で第2実施形態の方が調整作業が容易となる。その他の点では上述した第1実施形態と同様であり、図1および図2と同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。
【0016】図4は、本発明の第3実施形態を示す側面図であって、送り台3と基板15とを別部材とし、軸8および調整ネジ11等は基板15に設けられている。基板15を固定ネジ16によって、送り台3に固定するようにした。このように基板15をユニット化して送り台3に取付ければ、図15および図16に示す従来の複写台であっても、角度A(図15)を調整することができる。従って、複写台全体を買い換える必要が無く、コストの低減が可能となる。その他の点では上述した第2実施形態と同様であり、図1乃至図3と同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。
【0017】図5〜図12は、本発明の第4実施形態を示す側面図であって、送り台3には超音波モータ17のステータ17aが取付けてある。超音波モータ17のロータ17bには基板15が取付けてある。ロータ17bは、回転中心18の回りに回転する。この回転によって、図15に示す光軸13の角度F(ヨー方向)を調整できる。
【0018】基板15には超音波モータ20のステータ20aが取付けてある。超音波モータ20のロータ20bには力ム21が固定されている。ロータ20bは、回転軸22の回りに回転する。力ム21の回転によって、調節板10は軸8の回りに回転し、光軸13の角度A(図15)を調節できる。
【0019】図5に示すように、カメラ6のファインダ6b内には測距点G、H、J、Kが表示されている。各測距点G、H、J、Kは、それぞれ被複写物14のg、h、J、k点(図7)までの距離を測定している。図8は、図7の矢印L方向からカメラ6を見た正面図であり、電源スイッチ6cを矢印M方向に回転して、ON文字を指標6fに合わせるとカメラ6は動作可能状態となる。スライドスイッチ6eは、通常の撮影モードと調整モードとの切換えスイッチである。
【0020】図9は、本発明の複写台の角度調整装置の回路を示すブロック結線図である。ボディCPU23、電源22a、表示装置24、および記憶装置25が、カメラ6内に設けられている。また、測距点G、H、J、Kにそれぞれ対応する測距素子CG、CH、CJ、CKも、カメラ6内に設けられている。Sig1からSig6までの信号および接続コード26については後述する。
【0021】図10は、ボディCPU23の動作を示すフローチャートである。電源スイッチ6cがONするとボディCPU23はスタートする。ステップS1において、スライドスイッチ6eが調整モードに設定されているか否か判断する。Nの場合には、ステップS2に進み通常の撮影シーケンスを実行してプログラムを終了する。Yの場合には、ステップS3に進む。
【0022】ステップS3では、測距素子CGが被複写物14のg点までの距離を測定する。ステップS4において、その結果を記憶装置25内の変数MGに記憶する。ステップS5において、測距素子CHが被複写物14のh点までの距離を測定する。ステップS6において、その結果を記憶装置25内の変数MHに記憶する。ステップS7において、記憶装置25から変数MHおよび変数MGを読み出し、変数MG−変数MHを計算する。ステップS8において、変数MG−変数MH=0か否かを判定する。Nの場合にはステップS9へ進む。Yの場合には、ステップS11へ進む【0023】ステップS9では、変数MG>変数MHか否かを判定する。Yの場合には、ステップS10aへ進む。Nの場合には、ステップS10bへ進む。
【0024】ステップS10aでは、h点に比べてg点の方が遠距離にあるから超音波モータ20を図6の時計回りに回転するように”H”信号をsig1として出力して、ステップS3に戻る。ステップS10bでは、h点に比べてg点の方が近距離にあるから超音波モータ20を図6の反時計回りに回転するように”L”信号をsig1として出力して、ステップS3に戻る。
【0025】ステップS11では、h点までの距離とg点までの距離が等しくなったので超音波モータ20の停止信号sig3を出力してステップS12へ進む。ステップS12において、測距素子CJが被複写物14のj点までの距離を測定する。ステップS13において、その結果を記憶装置25内の変数MJに記憶する。ステップS14において、測距素子CKが被複写物14のk点までの距離を測定する。ステップS15において、その結果を記憶装置25内の変数MKに記憶する。ステップS16において、記憶装置25から変数MJおよび変数MKを読み出し、変数MJ−変数MKを計算する。ステップS17において、変数MJ−変数MK=0か否かを判定する。Nの場合には、ステップS18へ進む。Yの場台には、ステップS20へ進む。
【0026】ステップS18では、変数MJ>変数MKか否かを判定する。Yの場合には、ステップS19aへ進む。Nの場合には、ステップS19bへ進む。
【0027】ステップS19aにおいて、k点に比べてj点の方が遠距離にあるから超音波モータ17を図7の矢印L方向から見て時計回りに回転するように”H”信号をsig4として出力してステップS12に戻る。ステップS19bにおいて、k点に比べてj点の方が近距離にあるから超音波モータ17を図7の矢印L方向から見て反時計回りに回転するように”L”信号をsig4として出力してステップS12に戻る。
【0028】ステップS20において、j点までの距離とk点までの距離が等しくなったので、超音波モータ17の停止信号sig6を出力してステップS21へ進む。ステップS21において、表示装置24に調整完了信号sig7を出力する。ステップS22において、表示装置24が調整を完了したことを表示して終了する。
【0029】sig1からsig6までの信号は、カメラ6に接続された接続コード26を通って超音波モータ駆動回路27に送られる。
【0030】図11は、超音波モータ駆動回路27の構成を示すブロック結線図である。電源スイッチ31がONすると、駆動CPU30が作動状態となる。Sig8からSig11までの信号および接続コード28および29については後述する。
【0031】図12は、超音波モータ駆動回路27内の駆動CPU30の動作を説明するフローチャートである。ステップS30において、sig3が入力されたか否かを判定する。Yの場合には、ステップS34に進む。Nの場合にはステップS31に進む。
【0032】ステップS31において、sig1が”H”か否かを判定する。Yの場合にはステップS32へ進む。Nの場合にはステップS33へ進む。
【0033】ステップS32において、超音波モータ20を時計回りに駆動し(sig8)、ステップS30に戻る。ステップS33において、超音波モータ20を反時計回りに駆動し(sig9)、ステップS30に戻る。
【0034】ステップS34において、sig6が入力されたか否かを判定する。Yの場合には、プログラムを終了する。Nの場合には、ステップS35に進む。ステップS35において、sig4が”H”か否かを判定する。Yの場合には、ステップS36へ進む。Nの場合には、ステップS37へ進む。
【0035】ステップS36において、超音波モータ17を時計回りに駆動し(sig10)、ステップS34に戻る。ステップS37において、超音波モータ17を反時計回りに駆動し(sig11)、ステップS34に戻る。
【0036】sig8およびsig9は、コード29(図11)を通って超音波モータ20に送られる。sig10およびsig11は、コード28を通って超音波モータ17に送られる。なお、超音波モータ17および超音波モータ20は、直流モータとネジ機構の組合せによって代替することも可能である。
【0037】図13および図14は、本発明の第5実施形態を示す斜視図および正面図である。第5実施形態では、図15に示すレンズ7の代りに、調整工具100を取り付けて、光軸13の角度F(ヨー方向)を調整するようにしている。
【0038】図13において、調整工具100は、レンズマウント101、スペーサ102、プレート103を一体構成にしている。調整工具100は、レンズマウント101によって、レンズ7の代りにカメラ6のボディマウント(図示せず)に取り付けられる。プレート103は、両端に基準面103aを有する。なお、スペーサ102は、プレート103とカメラ6のグリップ6gとの間に隙間105を作るために設けられている。
【0039】図14は、調整工具100をカメラ6に取り付け、更にカメラ6を複写台に取り付けた状態を示し、図7の矢印L方向から見た正面図である。角度F(ヨー方向)の調整方法は、取り付けネジ5を少し緩め、平行基準片104を左右の基準面103aに接触させ、台板1との距離LRおよびLLが等しくなるように、カメラ6を回転調節する。この調節によって、マウント面101a(図13)は台板1と図14の左右方向において平行になり、光軸13と台板1との成す角度F(ヨー方向)を直角に設定できたことになる。その後、取り付けネジ5を締め付けてカメラ6を調節板10に固定するすることで調整作業が完了する。
【0040】なお、調整工具100とレンズ7の重量差や寸法差が無ければ、調整工具100により角度A(ピッチ方向)を直角に設定することも可能である。この場合、2つの基準面103aはピッチ方向に配置されるのが好ましい。
【0041】以上、本発明を実施形態により説明したが、本発明の各実施形態によれば、次の効果が得られる。
【0042】第1実施形態では、調整ネジ11を回転することによって、図15に示す角度Aを容易に調節でき、複写または接写時にカメラ設定の作業性を改善できる。
【0043】第2実施形態では、第1実施形態の効果に加えて、調節板10に取付けたカメラ6及びレンズ7の制約を受けずに調整ネジ11を回転することができるので、調整ネジ11の回転操作が容易に行える。さらに調整ネジ11の回転操作に際してカメラ6及びレンズ7への傷付きを防止できる。
【0044】第3実施形態では、基板15をユニットとして送り台3に取付ければ、従来の複写台であっても図15に示す角度Aを調整可能にできる。従って、複写台全体を買い換える必要が無く低コストで供給可能となる。
【0045】第4実施形態では、互いに直角な軸方向に回転する2個の超音波モータを用いることによって、角度AとFとを同時に調整できる。また超音波モータは停止時にそれ自体の摩擦力によって停止位置を保持できるため、調節板10や基板15を調整後の位置に固定する機構は不要であり、構造を簡単にできる。また、カメラのオートフォーカス信号により超音波モータを制御するので、角度AとFとを自動調整できる。
【0046】第5実施形態では、調整工具100をレンズ7の代りに取り付けることにより、容易かつ正確に光軸13と台板1との成す角度F(ヨー方向)を直角に設定できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の複写台の角度調整装置および方法によれば、請求項1〜請求項2の発明では、調整手段(11)を角度調整することによって、角度A(図15)を容易に調節でき、複写または接写時にカメラ(6)を設定する作業の作業性を改善できる。
【0048】請求項3および請求項4の発明では、モータ(17、20)を用いることによって角度AとFとを同時に自動調整できる。
【0049】請求項5の発明では、調整工具(100)をカメラ(6)に取り付けることにより、容易かつ正確に光軸(13)と台板(1)との成す角度F(ヨー方向)を直角に設定できる。




 

 


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