米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> 株式会社ニコン

発明の名称 投射型表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−133880(P2001−133880A)
公開日 平成13年5月18日(2001.5.18)
出願番号 特願平11−311782
出願日 平成11年11月2日(1999.11.2)
代理人 【識別番号】100084412
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 冬紀
【テーマコード(参考)】
5C058
【Fターム(参考)】
5C058 BA26 BA29 BB14 BB25 EA26 EA51 
発明者 新田 啓一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】入力される映像信号に基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段と、前記映像信号が入力されたことを前記映像信号検出手段が検出したときに、前記光源を点灯させる点灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項2】入力される映像信号に基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段と、前記映像信号が入力されていないことを前記映像信号検出手段が検出したときに、前記光源を消灯させる消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項3】請求項1または2に記載の投射型表示装置において、前記映像信号検出手段は、前記入力される映像信号中に重畳される、または前記入力される映像信号とともに入力される同期信号を検出することにより前記映像信号の入力の有無を検出することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項4】請求項1または2に記載の投射型表示装置において、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置と、前記映像信号が入力されたことを前記映像信号検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過するまで前記音声増幅装置の増幅率を抑制した状態または前記音声増幅装置の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段とをさらに有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項5】入力される映像信号に基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、機能の設定変更操作がなされたことを検知する操作検知手段と、前記機能の設定変更操作がなされたことを前記操作検知手段が検知したときに、前記機能の設定変更項目に関連する映像信号を生成して前記画像生成装置に出力する映像信号生成手段と、前記機能の設定変更操作がなされたことを前記操作検知手段が検知したときに、前記光源を点灯させる点灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項6】入力される映像信号に基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段と、前記映像信号が入力されていないことを前記映像信号検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過したときに前記光源を消灯させる遅延消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項7】画像データの記録される記録媒体を装着可能な装着手段を有し、装着される前記記録媒体に記録されている画像データに基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記記録媒体の装着の有無を検出する記録媒体検出手段と、前記記録媒体が装着されたことを前記記録媒体検出手段が検出したときに、前記光源を点灯させる点灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項8】画像データの記録される記録媒体を装着可能な装着手段を有し、装着される前記記録媒体に記録されている画像データに基づいて画像生成装置で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記記録媒体の装着の有無を検出する記録媒体検出手段と、前記記録媒体の非装着を前記記録媒体検出手段が検出したときに、前記光源を消灯させる消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項9】画像データの記録される記録媒体を装着可能な装着手段を有し、装着される前記記録媒体に記録されている画像データに基づいて画像生成装置により生成される画像を投射して表示する投射型表示装置において、前記画像を照明するための光源と、前記記録媒体の装着の有無を検出する記録媒体検出手段と、前記記録媒体の非装着を前記記録媒体検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過したときに前記光源を消灯させる遅延消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項10】請求項7〜9のいずれか1項に記載の投射型表示装置において、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置と、前記記録媒体が装着されたことを前記記録媒体検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過するまで前記音声増幅装置の増幅率を抑制する状態または前記音声増幅装置の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段とをさらに有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項11】装着される透過原稿の画像を投射して表示する投射型画像表示装置において、前記画像を照明する光源と、前記透過原稿が装着されているか否かを検出する原稿検出手段と、前記透過原稿が装着されていることを前記原稿検出手段が検出したときに、前記光源を点灯させる点灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項12】装着される透過原稿の画像を投射して表示する投射型画像表示装置において、前記画像を照明する光源と、前記透過原稿が装着されているか否かを検出する原稿検出手段と、前記透過原稿が非装着であることを前記原稿検出手段が検出したときに、前記光源を消灯させる消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項13】装着される透過原稿の画像を投射して表示する投射型画像表示装置において、前記画像を照明する光源と、前記透過原稿が装着されているか否かを検出する原稿検出手段と、前記透過原稿が非装着であることを前記原稿検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過したときに前記光源を消灯させる遅延消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項14】請求項11〜13のいずれか1項に記載の投射型表示装置において、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置と、前記透過原稿が装着されたことを前記原稿検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過するまで前記音声増幅装置の増幅率を抑制する状態または前記音声増幅装置の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段とをさらに有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項15】画像データの記録される記録媒体を装着可能な第1の装着手段と、透過原稿を装着可能な第2の装着手段と、前記記録媒体から出力される前記画像データに基づく画像を生成する画像生成装置とを有し、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を投射可能な投射型表示装置であって、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を照明するための光源と、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されているか否かを検出する検出手段と、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されていることを前記検出手段が検出したときに前記光源を点灯させる点灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項16】画像データの記録される記録媒体を装着可能な第1の装着手段と、透過原稿を装着可能な第2の装着手段と、単数または複数の外部機器から出力される映像信号を入力するために設けられた単数または複数の映像信号入力端子と、前記外部機器より前記映像信号とともに出力される音声信号を入力するために設けられる単数または複数の音声信号入力端子と、前記外部機器から出力される映像信号、または前記記録媒体から出力される前記画像データに基づく画像を生成する画像生成装置と、前記音声信号を増幅するための音声増幅装置と、前記外部機器から入力される前記映像信号の種類に対応し、前記単数または複数の音声信号入力端子のうちいずれかを前記音声増幅装置の入力部に接続する音声信号切換装置とを有し、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を投射可能な投射型表示装置であって、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を照明するための光源と、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されているか否か、または前記映像信号入力端子に前記映像信号が入力されているか否かを検出する検出手段と、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されていること、あるいは前記映像信号入力端子に前記映像信号が入力されていることを前記検出手段が検出したときに前記光源を点灯させる点灯制御手段と、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されていることを前記検出手段が検出したときに、前記単数または複数の音声入力端子のうち、予め定められた入力端子を前記音声増幅装置の入力部に接続するように前記音声切換装置を制御する音声切換制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項17】画像データの記録される記録媒体を装着可能な第1の装着手段と、透過原稿を装着可能な第2の装着手段と、前記記録媒体から出力される前記画像データに基づく画像を生成する画像生成装置とを有し、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を投射可能な投射型表示装置であって、前記画像生成装置で生成された画像または前記透過原稿の画像を照明するための光源と、前記記録媒体および前記透過原稿が装着されているか否かを検出する検出手段と、前記記録媒体および前記透過原稿が装着されていないことを前記検出手段が検出してから所定時間経過後に、前記光源を消灯させる消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項18】請求項15または16に記載の投射型表示装置であって、前記記録媒体および前記透過原稿が装着されていないことを前記検出手段が検出してから所定時間経過後に、前記光源を消灯させる消灯制御手段とを有することを特徴とする投射型表示装置。
【請求項19】請求項16に記載の投射型表示装置において、前記記録媒体または前記透過原稿が装着されたことを前記検出手段が検出してから、予め定められた時間が経過するまで前記音声増幅装置の増幅率を抑制する状態または前記音声増幅装置の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段をさらに有することを特徴とする投射型表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投射型表示装置に関し、さらに詳しくは投射型表示装置の光源の点灯および消灯を自動制御することで無駄な電力の消費を抑制可能な投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】投射型表示装置は、コンピュータから出力されるビデオ信号や、ビデオカメラ等の映像機器から出力される映像信号に基づく画像をスクリーン等に投射する装置である。投射型表示装置内には、上述のとおり画像をスクリーン等に投射するための光源が内蔵される。従来、投射型表示装置の光源の点灯、消灯の制御は、この投射型表示装置の本体に設けられるスイッチや、リモートコントロール装置に設けられるスイッチを操作者がオン・オフ操作することにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した投射型表示装置で光源を点灯し忘れると、映像信号が入力されているのにも拘わらず画像がスクリーンに表示されない。このとき操作者は、何が原因で画像がスクリーンに表示されないのかが瞬時に判断できず、あわてることがあった。また、映像信号が入力されていない状態では、光源が点灯していてもスクリーン上に投射される光の量は僅かである。このため、操作者は光源が点灯していることに気付かず、光源を消灯し忘れて無駄な電力を消費することがあった。
【0004】本発明の目的は、操作者による光源の点灯/消灯操作を不要とし、かつ無駄な電力の消費を抑制可能な投射型表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図2に対応付けて以下の発明を説明する。
(1) 請求項1に記載の発明は、入力される映像信号に基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用される。そして、画像を照明するための光源90と;映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段62、68と;映像信号が入力されたことを映像信号検出手段62、68が検出したときに、光源90を点灯させる点灯制御手段84、88とを有することにより上述した目的を達成する。
(2) 請求項2に記載の発明は、入力される映像信号に基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段62、68と;映像信号が入力されていないことを映像信号検出手段62、68が検出したときに、光源90を消灯させる消灯制御手段84、88とを有するものである。
(3) 請求項3に記載の発明に係る投射型表示装置は、映像信号検出手段62、68が、入力される映像信号中に重畳される、または入力される映像信号とともに入力される同期信号を検出することにより映像信号の入力の有無を検出するものである。
(4) 請求項4に記載の発明に係る投射型表示装置は、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置102と;映像信号が入力されたことを映像信号検出手段62、68が検出してから、予め定められた時間が経過するまで音声増幅装置102の増幅率を抑制した状態または音声増幅装置102の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段84とをさらに有するものである。
(5) 請求項5に記載の発明は、入力される映像信号に基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;機能の設定変更操作がなされたことを検知する操作検知手段84と;機能の設定変更操作がなされたことを操作検知手段84が検知したときに、機能の設定変更項目に関連する映像信号を生成して画像生成装置108、110に出力する映像信号生成手段85と;機能の設定変更操作がなされたことを操作検知手段84が検知したときに、光源90を点灯させる点灯制御手段84とを有するものである。
(6) 請求項6に記載の発明は、入力される映像信号に基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段と62、68と;映像信号が入力されていないことを映像信号検出手段62、68が検出してから、予め定められた時間が経過したときに光源90を消灯させる遅延消灯制御手段84とを有するものである。
(7) 請求項7に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な装着手段98を有し;装着される記録媒体52に記録されている画像データに基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;記録媒体52の装着の有無を検出する記録媒体検出手段84と;記録媒体52が装着されたことを記録媒体検出手段84が検出したときに、光源90を点灯させる点灯制御手段84とを有するものである。
(8) 請求項8に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な装着手段98を有し;装着される記録媒体52に記録されている画像データに基づいて画像生成装置108、110で生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;記録媒体52の装着の有無を検出する記録媒体検出手段84と;記録媒体52の非装着を記録媒体検出手段84が検出したときに、光源90を消灯させる消灯制御手段84とを有するものである。
(9) 請求項9に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な装着手段98を有し、装着される記録媒体52に記録されている画像データに基づいて画像生成装置108、110により生成される画像を投射して表示する投射型表示装置に適用され、画像を照明するための光源90と;記録媒体52の装着の有無を検出する記録媒体検出手段84と;記録媒体52の非装着を記録媒体検出手段84が検出してから、予め定められた時間が経過したときに光源90を消灯させる遅延消灯制御手段84とを有するものである。
(10) 請求項10に記載の発明に係る投射型表示装置は、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置102と;記録媒体52が装着されたことを記録媒体検出手段84が検出してから、予め定められた時間が経過するまで音声増幅装置102の増幅率を抑制する状態または音声増幅装置102の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段84とをさらに有するものである。
(11) 請求項11に記載の発明は、装着される透過原稿58の画像を投射して表示する投射型画像表示装置に適用され、画像を照明する光源90と;透過原稿58が装着されているか否かを検出する原稿検出手段92、84と;透過原稿58が装着されていることを原稿検出手段92、84が検出したときに、光源90を点灯させる点灯制御手段84とを有するものである。
(12) 請求項12に記載の発明は、装着される透過原稿58の画像を投射して表示する投射型画像表示装置に適用され、画像を照明する光源90と;透過原稿58が装着されているか否かを検出する原稿検出手段92、84と;透過原稿58が非装着であることを原稿検出手段92、84が検出したときに、光源90を消灯させる消灯制御手段84とを有するものである。
(13) 請求項13に記載の発明は、装着される透過原稿58の画像を投射して表示する投射型画像表示装置に適用され、画像を照明する光源90と;透過原稿58が装着されているか否かを検出する原稿検出手段92、84と;透過原稿58が非装着であることを原稿検出手段92、84が検出してから、予め定められた時間が経過したときに光源90を消灯させる遅延消灯制御手段84とを有するものである。
(14) 請求項14に記載の発明に係る投射型表示装置は、入力された音声信号を増幅する音声増幅装置102と;透過原稿58が装着されたことを原稿検出手段92、84が検出してから、予め定められた時間が経過するまで音声増幅装置102の増幅率を抑制する状態または音声増幅装置102の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段84とをさらに有するものである。
(15) 請求項15に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な第1の装着手段98と、透過原稿58を装着可能な第2の装着手段94と、記録媒体52から出力される画像データに基づく画像を生成する画像生成装置108、110とを有し、画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を投射可能な投射型表示装置に適用される。そして、画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を照明するための光源90と;記録媒体52または透過原稿58が装着されているか否かを検出する検出手段84と;記録媒体52または透過原稿58が装着されていることを検出手段84が検出したときに光源90を点灯させる点灯制御手段84とを有するものである。
(16) 請求項16に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な第1の装着手段98と;過原稿58を装着可能な第2の装着手段92と;単数または複数の外部機器から出力される映像信号を入力するために設けられた単数または複数の映像信号入力端子4a、4b、8と;外部機器より映像信号とともに出力される音声信号を入力するために設けられる単数または複数の音声信号入力端子2、10、12と;外部機器から出力される映像信号、または記録媒体52から出力される画像データに基づく画像を生成する画像生成装置108、110と;音声信号を増幅するための音声増幅装置102と;外部機器から入力される映像信号の種類に対応し、単数または複数の音声信号入力端子2、10、12のうちいずれかを音声増幅装置102の入力部に接続する音声信号切換装置100とを有し;画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を投射可能な投射型表示装置に適用される。そして、画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を照明するための光源90と;記録媒体52または透過原稿58が装着されているか否か、または映像信号入力端子4a、4b、8に映像信号が入力されているか否かを検出する検出手段84と;記録媒体52または透過原稿58が装着されていること、あるいは映像信号入力端子4a、4b、8に映像信号が入力されていることを検出手段84が検出したときに光源90を点灯させる点灯制御手段と;記録媒体52または透過原稿58が装着されていることを検出手段84が検出したときに、単数または複数の音声入力端子4a、4b、8のうち、予め定められた入力端子を音声増幅装置102の入力部に接続するように音声切換装置100を制御する音声切換制御手段84とを有するものである。
(17) 請求項17に記載の発明は、画像データの記録される記録媒体52を装着可能な第1の装着手段98と、透過原稿58を装着可能な第2の装着手段94と、記録媒体52から出力される画像データに基づく画像を生成する画像生成装置108、110とを有し、画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を投射可能な投射型表示装置に適用される。そして、画像生成装置108、110で生成された画像または透過原稿58の画像を照明するための光源90と;記録媒体52および透過原稿58が装着されているか否かを検出する検出手段84と;記録媒体52および透過原稿58が装着されていないことを検出手段84が検出してから所定時間経過後に、光源90を消灯させる消灯制御手段84とを有するものである。
(18) 請求項18に記載の発明に係る投射型表示装置は、記録媒体52および透過原稿58が装着されていないことを検出手段84が検出してから所定時間経過後に、光源90を消灯させる消灯制御手段84とを有するものである。
(19) 請求項19に記載の発明に係る投射型表示装置は、記録媒体52または透過原稿58が装着されたことを検出手段84が検出してから、予め定められた時間が経過するまで音声増幅装置102の増幅率を抑制する状態または音声増幅装置102の信号を遮断する状態を維持する弱音制御手段84をさらに有するものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の実施の形態に係る投射型表示装置について説明する。投射型表示装置1は、コンピュータ30、ビデオカメラ40などの外部機器から出力される映像信号に基づく画像を装置内部で生成し、投影レンズ22を介してスクリーン56上に投射する。投射型表示装置1はまた、ICカードスロット18にメモリカード52を、スロット20にスライドフィルム等の透過原稿58を装着可能である。投射型表示装置1は、上述した映像信号に基づく画像の投射に加え、メモリーカード52に記録されている画像データに基づく画像を生成してスクリーン56に投射することも、透過原稿58の画像をスクリーン56に投射することもできる。
【0008】投射型表示装置1の背面には、上述した外部機器から出力される映像信号および音声信号を入力するために、以下に説明する複数の入力端子が設けられている。音声信号入力端子2には、音声ケーブル34の一端に取り付けられているプラグ32が接続される。この音声ケーブル34の他端はコンピュータ30に接続されている。映像信号入力端子4には、ビデオケーブル36の一端に取り付けられているコネクタ38が接続される。このビデオケーブル36の他端はコンピュータ30に接続されている。
【0009】映像信号入力端子4に入力される信号は、コンピュータ30の種類によってさまざまである。つまり、上記信号としては、映像信号に同期信号が付加されているもの、映像信号と同期信号とが分離されているもの、そしてこの同期信号に関して水平・垂直同期信号が分離されているもの、あるいは重畳されているもの等がある。
【0010】接続ケーブル42の一端には映像信号プラグ44、左チャンネル音声信号プラグ46および右チャンネル音声信号プラグ48が取り付けられている。このケーブルの他端はビデオカメラ40に接続されている。投射型表示装置1の映像信号入力端子8には映像信号プラグ44が接続される。また、左チャンネル音声信号入力端子(以下、左チャンネル音声信号入力端子を「L音声信号入力端子」と称する)10には左チャンネル音声信号プラグ46が接続される。さらに、右チャンネル音声信号入力端子(以下、右チャンネル音声信号入力端子を「R音声信号入力端子」と称する)12には右チャンネル音声信号プラグ48が接続される。
【0011】音声出力端子16は、投射型表示装置1内に設置される音声増幅回路の出力に接続されている。この音声出力端子16には、必要に応じて外部スピーカ(不図示)に接続するための接続ケーブルのプラグが接続される。
【0012】投射型表示装置1の側面には窓26が設けられている。窓26の内側には赤外光の受光装置80(図1では不図示、図2参照)が配置されている。リモートコントローラ50を操作者が操作するのに応じて、リモートコントローラ50からは赤外光が投光される。このときに投光される赤外光は、リモートコントローラ50の操作内容に応じたパターンで周波数変調されたもの(赤外光の点灯・消灯の繰り返しの周波数に変調がかけられたもの)となっている。受光装置80は、リモートコントローラ50から出力される赤外光を受光する。リモートコントローラ50としては、上述したものに代えて超音波や電磁波等を用いるものであってもよい。
【0013】マウス28は、スクリーン56上に投影される画像に重ねて投影されるポインタの位置を変化させるためのものである。すなわち、マウス28を、机等の平面上で前後左右に滑らせるのに応じてスクリーン56上に表示されるポインタの表示位置が変化する。マウス28を用いることで、指し棒等を用いることなく、スクリーン56上に投影されている画像の注目点を指示することができる。また、上記ポインタ機能は、リモートコントローラ50によって行ってもよい。このマウス28は、投射型表示装置1の動作モード等の設定に際しても用いることができる。この動作モード等の設定に関しては後で説明する。
【0014】図2は、投射型表示装置1の内部構成を概略的に示す図である。以下図1および図2を参照して投射型表示装置1の内部構成および動作について説明する。図2において、映像信号入力端子8に接続される同期分離回路62は、映像信号中に重畳されている同期信号を分離するための回路である。同期分離回路62で同期信号が分離された映像信号は、ディジタルデコーダ64に出力される。ディジタルデコーダ64は、同期分離回路62から入力された映像信号に基づいて赤・緑・青(以下、「RGB」と称する)各色のカラーディジタルデータをスイッチ素子66の端子66aに出力する。同期分離回路62に映像信号が入力されている間、この同期分離回路62からOR回路74に所定の時間幅のパルスが繰り返し出力される。
【0015】映像信号入力端子4を構成する端子4aおよび端子4bについて説明する。映像信号入力端子4に入力される映像信号の種類は、上述したとおりコンピュータ30の種類によってさまざまである。この映像信号に同期信号が重畳されているものである場合、端子4aに接続される同期分離回路68は、映像信号から同期信号を分離する。同期分離回路68から出力される映像信号はA/Dコンバータ70でRGBのカラーディジタルデータに変換され、スイッチ素子66の端子66bに出力される。同期分離回路68に同期信号の重畳された映像信号が入力されている間、この同期分離回路68からOR回路74に所定の時間幅のパルスが繰り返し出力される。以上に説明したように、映像信号に同期信号が重畳された信号が端子4aに入力される場合、同期信号を入力する端子4bは非接続(オープン)の状態となる。これに対応するため、端子4bは抵抗72でプルダウンされている。
【0016】一方、映像信号入力端子4に入力される映像信号が同期信号と分離されているものの場合、端子4aに入力される映像信号に対して独立した同期信号が端子4bに入力される。この端子4bはOR回路74と接続されているので、映像信号入力端子4に映像信号が入力されている間、端子4bからOR回路74には所定の時間幅のパルスが繰り返し出力される。
【0017】OR回路74の出力に接続されるマルチバイブレータ76は、リトリガラブルのモノステーブルマルチバイブレータで、このマルチバイブレータ76から出力される信号のパルス幅は以下のように設定される。すなわち、投射型表示装置1に入力可能な映像信号フォーマットのうち、水平同期信号の周波数が最も低い映像信号の水平同期信号の約1.5周期に相当する時間幅にマルチバイブレータ76のパルス幅は設定される。つまり、マルチバイブレータ76にある幅のパルス信号が入力されると、マルチバイブレータ76からは上述した時間の間’H’レベルとなる信号が出力される。したがって、マルチバイブレータ76にOR回路74からパルス信号が出力される間、マルチバイブレータ76の出力信号は’H’レベルに維持される。なお、上記1.5周期の設定に関しては多少の余裕を見込んで設定されるものであり、必ずしも1.5周期とする必要はない。つまり、マルチバイブレータ76から出力される信号のパルス幅については、上述した最も低い水平同期信号の周期の1倍を越す適宜の値に設定しておけばよい。
【0018】マルチバイブレータ76の出力端子は、2入力のOR回路78の一の入力端子およびCPU84に接続される。OR回路78の他の入力端子にはCPU84の出力が接続される。OR回路78の出力端子はランプ点灯回路88に接続される。つまり、OR回路78のいずれかの入力が’H’であると、ランプ点灯回路88には’H’の信号が出力される。ランプ点灯回路88は、入力される信号が’H’である間、ランプ90に電力を供給する。すなわち、ランプ点灯回路88に’H’の信号が入力されるとランプ90が点灯する。このランプ90は、投射型表示装置1の投射用の光源であり、メタルハライドなどの高圧放電ランプが用いられる。このランプ90に関しては、投射型表示装置1の仕様によっては上記高圧放電ランプに限らず、通常のタングステン球やハロゲンランプ等を用いることもできる。マルチバイブレータ76の出力は、CPU84にも入力される。したがって、CPU84はランプ90の点灯/消灯状態を検知することができる。また、ランプ自体が故障等によって点灯しない場合等に対応するため、ランプ90の近傍に不図示の受光装置を配置し、この受光装置からの出力をCPU84で読み取ることでランプ90の点灯・消灯状態を直接検知してもよい。さらに、ランプ90両端での電圧や、ランプ90に流れる電流を検知することにより、ランプ90の点灯・消灯状態を検知することもできる。
【0019】スロット20(図1)に透過原稿58が挿入されると、投射型表示装置1内に配置されるホルダ94によりこの透過原稿58は保持される。ホルダ94の近傍にはフォトインタラプタ92が設置されており、このフォトインタラプタ92から出力される信号は透過原稿58の在否に応じて変化する。CPU84はフォトインタラプタ92から出力される信号を入力し、透過原稿58の在否を判定する。なお、透過原稿58の表面、あるいは透過原稿58の枠部等に磁気記録層のあるものについては、上記フォトインタラプタ92を用いずに透過原稿58の在否を判定することができる。この場合、ホルダ94の近傍に設置される不図示の磁気読み取りヘッドから信号が出力されるのを検知して透過原稿58の在否が判定される。なお、透過原稿58が装着されたときに投射型表示装置1内部では光学系の切換動作が行われる。この切換動作については本出願人による特開平9−83915号公報などに開示されているので、その説明を省略する。
【0020】ICカードスロット18(図1)にメモリカード52が挿入され、投射型表示装置1内に配置されるコネクタ98にこのメモリカード52が接続されるとCPU84は投射型表示装置1にメモリカード52が装着されたことを認識する。メモリカード52から出力される画像データは、デコード回路96でRGBのカラーディジタルデータに変換され、スイッチ素子66の端子66cに入力される。スイッチ素子66の出力は液晶駆動回路108に接続される。液晶駆動回路108はスイッチ素子66を介して入力されるRGBのカラー画像データに基づいて液晶表示装置110を駆動する。この液晶表示装置110で生成される画像が投影レンズ22(図1)を介してスクリーン56に投射される。このとき、スイッチ素子66は画像生成回路85(画像生成回路85の詳細については後述)、ディジタルデコーダ64、A/Dコンバータ70およびデコード回路96のうちのいずれかから出力されるRGBのカラーディジタルデータを液晶駆動回路108に出力する。スイッチ素子66の入力を切り換える動作は、制御回路86を介してCPU84により制御される。なお、CPU84によるスイッチ素子66の入力切換制御動作については後で詳しく説明する。
【0021】音声信号入力端子2はスイッチ回路100の端子100aと接続され、L音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12はスイッチ回路100の端子100cと接続される。なお、L音声信号とR音声信号とは本来独立した信号であるので、スイッチ回路100へは上記端子10および12のそれぞれから独立して配線されるが、図2においては簡略化して図示している。また、音声入力端子2に入力される音声信号は上記端子10および12の場合と同様にモノーラルであってもステレオであってもよい。
【0022】メモリカード52には、画像データとともに音声データも記録される場合がある。この場合、デコード回路96はメモリカード52に記録されている音声データに基づく音声信号を生成し、スイッチ回路100の端子100bに出力する。このときCPU84は、メモリカード52に音声データが記録されていることを検知可能である。
【0023】スイッチ回路100の出力は音声増幅回路102に接続される。音声増幅回路102は、スイッチ回路100を介して入力される音声信号を増幅する。この増幅回路102にはミュート端子102aが設けられており、制御回路86を介してCPU84よりミュート信号が発せられると音声増幅回路102の増幅率が低められるか、あるいはゼロとされる。以下、本明細書中で音声増幅回路102の増幅率が低められかゼロにされることを「ミュートされる」と称し、通常の増幅率に戻されることを「ミュートが解除される」と称する。音声増幅回路102の出力はスイッチ回路104に接続される。音声増幅回路102で増幅された信号は、スイッチ104の切換状態に応じ、内蔵スピーカ106または音声出力端子16に出力される。このとき、スイッチ回路100は音声信号入力端子2、L音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12、そしてデコード回路96のうちのいずれかから出力される音声信号を音声増幅回路102に出力する。スイッチ回路100の入力を切り換える動作は、制御回路86を介してCPU84により制御される。CPU84によるスイッチ回路100の入力切換制御動作については後で詳しく説明する。なお、スイッチ104の切換については不図示の切換スイッチを投射型表示装置1に設け、操作者が切換可能としてもよい。あるいは、このスイッチ104を通常は内蔵スピーカ106に接続しておき、音声出力端子16に外部スピーカへの接続ケーブルのプラグが装着されたときのみ音声出力端子16に接続される構成としてもよい。また、内蔵スピーカ106、音声出力端子16の両方に音声信号を出力する構成としてもよい。但し、この場合には、ミュート端子102aを備えた音声増幅回路102が二つ必要となる。
【0024】操作者がリモートコントローラ50を操作すると、リモートコントローラ50からは上記操作に応じたパターンで例えば周波数変調のかけられた赤外光が出射される。受光素子80はこの赤外光を受光して電気信号に変換する。この電気信号はデコーダ82でデコードされてCPU84に入力される。CPU84は、デコーダ82から出力される信号に基づいて後で説明する制御動作を実行する。
【0025】以上のように構成される投射型表示装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、初期状態において投射型表示装置1には映像信号が入力されておらず、またメモリカード52も透過原稿58も装着されていないものとする。また、このように映像信号が入力されておらず、メモリカード52も透過原稿58も装着されていない状態において、音声増幅回路102はCPU84によりミュートされている。
【0026】操作者は、投射型表示装置1の電源スイッチ(不図示)をオンする。このとき、投射型表示装置1には上述した状態にあるのでOR回路78からランプ点灯回路88に入力される信号は’L’の状態にある。したがって、ランプ90は点灯しないので無駄な電力を消費することがない。あるいは、電源投入直後のみ、映像信号の入力の有無やメモリカード52あるいは透過原稿58の装着の有無に拘わらず一定時間ランプ90を点灯させ、ランプ90を暖めるようにしてもよい。このようにする理由は、ランプ90が投射に適した温度に暖まるまでに時間を要するからである。以上のようにしてランプ90を余熱しておくことにより、投射型表示装置1に後述するように映像信号が入力されたときに、投射される画像は短時間のうちに観賞に適したものとなる。上述のようにランプの余熱を行う制御は、CPU84により制御される。具体的には、電源投入直後の一定時間、CPU84がOR回路78に’H’の信号を出力すればよい。また、この際、映像信号の入力がなく、メモリカード52、あるいは透過原稿58が装着されていない場合には”No Signal”等の表示をオンスクリーンディスプレイで表示できるようにしてもよい。このような表示を電源投入直後に所定時間行うことで操作者は、投射型表示装置の接続等の状況について瞬時に把握することができる。
【0027】− コンピュータから出力される映像信号に基づく投射表示 −以上の状態で操作者がコンピュータ30の電源を投入すると、映像信号入力端子4にコンピュータ30より映像信号が出力される。すると、同期分離回路68または端子4bからOR回路74に、所定のパルス幅を有するパルス信号が繰り返し入力され、これにともなってOR回路74からマルチバイブレータ76に上述したのと同様の信号が入力される。このようにパルス信号がマルチバイブレータ76に繰り返し入力されると、マルチバイブレータ76からOR回路78には’H’信号が出力され、ランプ90が点灯する。続いてCPU84は、マルチバイブレータ76の出力が’L’から’H’になってから予め定められた時間が経過するのを待ち、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発し、ミュートを解除する。
【0028】このように、ランプ90を点灯してから所定の時間が経過するのを待ち、ミュートを解除する理由について説明する。ランプ90が高圧放電ランプである場合、このランプ90の点灯開始時には数秒間、高圧のパルス電圧が印加される。このとき、音声増幅回路102の出力信号にノイズが重畳することがある。このノイズが音声増幅回路102で増幅されると、スピーカ106から大きなノイズ音を発したり、最悪の場合にはスピーカ106の破損につながる場合もある。この点、本発明に係る投射型表示装置1では、ランプ90が点灯してから所定時間が経過するまでの間、音声増幅回路102はミュートされているので上記不具合が抑制される。すなわち、ランプ90が高圧放電ランプのように点灯開始時に高圧のパルス電圧が印加されるものである場合、上記所定時間はランプ90への高圧のパルス電圧の印加が終了するまでに要する時間を超していればよい。また、ランプ90がタングステン球やハロゲンランプである場合、点灯開始時に電圧の変動を生じることがあるが、この電圧の変動が収まるのに要する時間を超す値に上記所定時間を定めればよい。
【0029】ランプ90が高圧放電ランプである場合、上述したパルス電圧の印加が終わるまでの間、音声増幅装置102はミュートされているので上記不具合が発生することがない。つまり、ランプ90の点灯を開始してからこのランプ90に対する高圧パルス電圧の印加が終了するまでの間、音声増幅装置102はミュートされているのでノイズ音を発することがない。なお、以上では音声増幅回路102をミュートさせる例について説明したが、他の方法によってもよい。たとえば、スイッチ回路100に、先に説明した端子100a〜100cのいずれにも接続されないOFFポジションを設け、音声増幅回路102をミュートさせるのに代えてCPU84がスイッチ100をOFFポジションに切り換えるものであってもよい。この場合、上述したランプ点灯時のノイズが音声増幅装置102よりも前の部分で重畳することが前提となる。上記ノイズが音声増幅装置102で重畳するような場合は、音声増幅回路102に供給する電源の入り切りをCPU84によって制御可能に構成し、音声増幅回路102をミュートさせるのに代えてCPU84が音声増幅回路102の電源を切るようにしてもよい。さらに、スイッチ回路104にいずれのスピーカとも接続されないOFFポジションを設け、音声増幅回路102をミュートさせるのに代えてCPU84がスイッチ回路104をOFFポジションに切り換えるものであってもよい。
【0030】コンピュータから出力される映像信号に基づく投射表示を行う場合、CPU84によりスイッチ素子66は端子66bと液晶駆動回路108とが接続される状態に設定される。このとき、同じくCPU84によりスイッチ回路100は端子100cと音声増幅回路102とが接続される状態に設定される。したがって、コンピュータ30より出力される映像信号に基づく画像がスクリーン56に投射表示され、またコンピュータ30から出力される音声信号が増幅されてスピーカ106にて再生される。なお、CPU84によるこれらスイッチ素子66およびスイッチ回路100の切換制御については後で説明する。
【0031】− ビデオカメラから出力される映像信号に基づく投射表示 −上述したのと同様の動作が、ビデオカメラ40の電源を投入したときにも行われる。以下、このときの動作について説明する。ビデオカメラ40の電源を投入するのにともない、映像信号入力端子8にビデオカメラ40より映像信号が入力される。すると、同期分離回路62からOR回路74に所定のパルス幅を有するパルス信号が繰り返し入力され、これにともなってOR回路74からマルチバイブレータ76に上述したのと同様の信号が入力される。このようにパルス信号がマルチバイブレータ76に繰り返し入力されると、マルチバイブレータ76からOR回路78に’H’信号が出力され、ランプ90が点灯する。続いてCPU84は、マルチバイブレータ76の出力が’L’から’H’になってから予め定められた時間が経過するのを待ち、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発してミュートを解除する。
【0032】以上の場合において、CPU84によりスイッチ素子66は端子66aと液晶駆動回路108とが接続される状態に設定される。また、スイッチ回路100はCPU84により端子100aと音声増幅回路102とが接続される状態に設定される。したがって、ビデオカメラ40から出力される映像信号に基づく画像がスクリーン56に投射表示され、またビデオカメラ40から出力される音声信号が増幅されてスピーカ106にて再生される。CPU84によるこれらスイッチ素子66およびスイッチ回路100の切換制御については後で説明する。
【0033】図3に示すフローチャートは、CPU84により実行される投射型表示装置1の制御手順の一部を示している。コンピュータ30またはビデオカメラ40から出力される映像信号に基づいて投射型表示装置1が投射表示を行う際に、CPU84で実行される上述の制御手順について、図3(a)を参照して再度説明する。図3(a)に示すフローチャートは、CPU84が投射型表示装置1に映像信号の入力されたことを検出してランプ90を点灯し、音声増幅回路102のミュートを解除する制御動作の部分のみを示している。
【0034】CPU84は、ステップS101でマルチバイブレータ76から出力される信号が’H’であるか否かを判定し、否定されるとステップS101の判定を継続して行う。ステップS101の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS103においてタイマを起動し、ステップS104でタイマの計時が完了したか否かを判定する。ステップS104での判定が否定されるとCPU84はステップS104の判定を継続して行い、ステップS104の判定が肯定されるとステップS105に進んで制御回路86にミュート解除の指令信号を発する。制御回路86は、この指令信号に基づき、音声増幅回路102の端子102aに信号を発して音声増幅回路102のミュートを解除する。
【0035】以上が映像信号入力端子4または8に映像信号が入力される場合の投射型表示装置1の動作説明である。続いて、映像信号入力4または8に入力されていた上記映像信号が入力されなくなった場合の動作について説明する。この場合、OR回路74の入力はいずれも’L’となるので、このOR回路74の出力は’L’となり、マルチバイブレータ76の出力も’L’となる。このとき、CPU84からOR回路78へ出力される信号は’L’となっているので、このOR回路78からの出力は’L’となり、ランプ点灯回路88はランプ90を消灯する。この場合、映像信号入力端子4または8に映像信号が入力されるとランプ90が点灯し、この映像信号が途絶えるとランプ90はすぐに消灯する。したがって、映像信号入力端子4または8へのコネクタの脱着時等、映像映像信号入力端子4または8に入力される映像信号が断続的比較的短い時間で途切れるものである場合、ランプ90の点灯および消灯が頻繁に繰り返されることになる。この現象が望ましくない場合にはCPU84がOR回路78に対して以下に説明するように信号を出力することもできる。
【0036】マルチバイブレータ76の出力信号はCPU84にも出力されているので、CPU84は映像信号入力端子4または8に映像信号が入力されているか否かを検知することができる。CPU84は、映像信号が入力されたことを検知するとOR回路78に’H’の信号を出力する。このとき、マルチバイブレータ76からOR回路78にも’H’の信号が出力されていて、ランプ90は点灯する。この状態で映像信号が途切れた場合、マルチバイブレータ76の出力は’L’となる。しかし、CPU84からOR回路78に出力されている信号は’H’となっているので、OR回路78の出力信号は’H’の状態が維持され、したがってランプ90の点灯状態も維持される。CPU84は、マルチバイブレータ76の出力信号が’L’となったことを検知すると計時を開始する。そして予め定められた時間に達するとOR回路78への出力を’L’にする。すると、OR回路78の出力信号は’L’となるので、ランプ90は消灯する。このように、映像信号が入力されていないことを検知してから予め定められた時間が経過してからランプ90を消灯するように制御することにより、映像信号入力端子4または8に、映像信号が比較的短いサイクルで断続的に入力される場合であってもランプ90の点灯・消灯が頻繁に繰り返されることがなくなる。また、図2においてマルチバイブレータ76と同様のものをOR回路74の各入力(前段部)に設け、このマルチバイブレータからの出力をCPU84が検出可能な構成としてもよい。このようにすることで、CPU84は映像信号入力端子4、8のうち、どちらから映像信号が入力されているのかを判別することができるので、この判別結果をもとにスイッチ66、100の端子を選択するようにしてもよい。
【0037】図3(b)を参照し、投射型表示装置1に映像信号が入力されなくなったときのCPU84の上述した制御動作について再度説明する。図3(b)に示すフローチャートは、CPU84が投射型表示装置1に映像信号が入力されなくなったことを検出して音声増幅回路102をミュート状態にし、ランプ90を消灯する制御動作の部分のみを示している。
【0038】ステップS201においてCPU84は、マルチバイブレータ76からの出力信号が’L’であるか否かを判定し、否定されるとステップS201の判定動作を継続して行う。ステップS201の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS202でタイマをスタートさせる。CPU84は、ステップS203においてタイマの計時が終了したか否かを判定し、否定されるとステップS203の判定動作を繰り返す。ステップS203の判定が肯定されるとCPU84は、制御回路86にミュートの指令信号を発する。制御回路86は、この信号をCPU84から受けると音声増幅回路102の端子102aに信号を発して音声増幅回路102をミュート状態にする。CPU84は、ステップS205においてOR回路78に出力される信号を’L’にする。するとOR回路78の出力は’L’となり、ランプ90が消灯する。これにより、端子8、4a、4bへのコネクタ38、44の装着時の接触の不完全さ等によるランプ90の点灯・消灯の繰り返し動作を抑制することができる。
【0039】メモリカード52または透過原稿58が投射型表示装置1に装着された場合の動作について順次説明する。なお、以下の説明では、初期状態において投射型表示装置1には映像信号が入力されておらず、またメモリカード52も透過原稿58も装着されていないものとする。この状態においては、音声増幅回路102はミュートされており、ランプ90は消灯状態にある。これにより、端子8、4a、4bへコネクタ38、44を装着する際に、接触の不完全さ等によるランプの点灯・消灯の繰り返し動作を抑制することができる。
【0040】− メモリカードに記録される画像データに基づく投射表示 −メモリカード52がコネクタ98に装着されると、CPU84はこれを検知し、OR回路78に’H’の信号を出力する。すると、OR回路78からランプ点灯回路88に’H’の信号が出力されてランプ90が点灯する。続いてCPU84は、ランプ90を点灯してから予め定められた時間が経過するのを待ち、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発してミュートを解除する。
【0041】以上の場合において、CPU84によりスイッチ素子66は端子66cと液晶駆動回路108とが接続される状態に設定される。CPU84はまた、装着されているメモリカード52内に画像データとともに音声データが記録されているか否かを判定する。もし音声データが記録されていると判定すると、CPU84はスイッチ回路100に制御信号を発し、端子100bと音声増幅回路102とが接続される状態に設定する。したがって、メモリカード52に記録される画像データに基づく画像がスクリーン56に投射表示され、またメモリカード52に画像データとともに記録される音声データに基づく音声信号が増幅されてスピーカ106にて再生される。
【0042】一方、メモリカード52に音声データが記録されていないと判定するとCPU84は、スイッチ100に対して制御信号を発し、端子100aおよび100cのうち、予め定められたいずれかの端子と音声増幅回路102とが接続される状態に設定する。CPU84がこのようにスイッチ回路100を制御することにより、音声入力端子2、あるいはL音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12から音声信号を入力してスピーカ106、あるいは不図示の外付けスピーカで再生することができる。
【0043】つまり、メモリカード52に音声データが記録されていない場合には、音声入力端子2と、L音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12とのうち、いずれかの端子から入力される音声信号を増幅してスピーカ106等で再生することができる。このため、プレゼンテーション等を効果的に行うことができる。なお、スイッチ100の切換に関し、操作者が投射型表示装置1に配置されている不図示の音源選択スイッチの操作を検知してCPU84がスイッチ100に制御信号を発してもよい。また、操作者がリモートコントローラ50を操作して音源を選択するのに応じてCPU84がスイッチ100に制御信号を発してもよい。
【0044】投射型表示装置1にメモリカード52が装着され、このメモリカード52に記録される画像データに基づく投射表示を行う際に、CPU84により実行される上述した制御手順について、図4を参照して再度説明する。図4は、CPU84により実行される投射型表示装置1の制御手順の一部を示し、投射型表示装置1にメモリカード52が装着されたことをCPU84が検出してランプ90を点灯し、スイッチ100を切り換え、音声増幅回路102のミュートを解除をするまでの制御手順のみを示している。
【0045】ステップS301においてCPU84は、メモリカード52が装着されたことを検出したか否かを判定する。ステップS301での判定が否定されると、CPU84はステップS301の判定を繰り返し行う。ステップS301での判定が肯定されると、CPU84はステップS302においてスイッチ素子66の接続切換指令信号を制御回路86に出力する。制御回路86は、CPU84から上記指令信号を受け、スイッチ素子66に制御信号を発して端子66cを液晶駆動回路108に接続する。CPU84は、ステップS303においてOR回路78に出力される信号を’H’にする。すると、OR回路78の出力は’H’となるのでランプ90が点灯する。ステップS304においてCPU84は、装着されているメモリカード52に音声データが記録されているか否かを判定し、肯定されるとステップS305に進んで制御回路86にスイッチ100の切換制御信号を発する。制御回路86は、CPU84からの制御信号に基づき、端子100bを音声増幅回路102の入力に接続する。ステップS304での判定が否定された場合、すなわち装着されたメモリカード52には音声データが記録されていないと判定されるとCPU84はステップS309に分岐し、制御回路86にスイッチ100の切換制御信号を発する。この信号を受け、制御回路86は端子100aまたは100cを音声増幅回路102の入力に接続する。ステップS306においてCPU84はタイマをスタートさせる。CPU84は、ステップS307においてタイマの計時が終了したか否かを判定し、否定されるとステップS307の判定を引き続き行う。ステップS307の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS308において制御回路86にミュート解除の指令信号を発する。制御回路86は、音声増幅回路102の端子102aに制御信号を発して音声増幅回路102のミュートを解除する。
【0046】メモリカード52が投射型表示装置1より取り外された場合の動作について説明する。CPU84は、メモリカード52がコネクタ98より抜かれるのを検知するとOR回路78に出力する信号を’L’にする。OR回路78の他方の入力は’L’であるのでOR回路78の出力も’L’となり、ランプ点灯回路88はランプ90を消灯する。CPU84はまた、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発し、音声増幅回路102をミュートさせる。
【0047】メモリカード52の挿脱が比較的短い時間間隔で繰り返される場合、ランプ90の点灯・消灯も頻繁に繰り返される。さらには、メモリカード52を入れ替えて、別のメモリカード52を挿入して画像を表示しようとする場合にも、消灯・点灯が繰り返される。この現象が望ましくない場合には、メモリカード52の抜かれたことをCPU84が検知してから予め定められた時間が経過するまで待ち、その後にOR回路78に出力する信号を’L’としてもよい。このようにすることで、メモリカード52を挿脱する際にチャタリングを生じても、ランプ90がめまぐるしく点滅するような不具合も解消可能である。
【0048】また、高圧放電ランプは、冷えた状態から点灯開始した場合、点灯開始からある程度の時間が経過して発光金属の蒸気圧が高くならないと、なかなか光出力が大きくならない場合がある。これを解決するためのランプ点灯回路として、たとえば特開平2−10697号公報に開示されるものがある。このランプ点灯回路は、点灯開始直後に大きな電力を入力し、時間の経過とともにランプに供給する電力を減じるものである。しかし、このような回路を用いた場合、ランプに対して電力を断続的に供給するとランプに過剰な電力が供給されたり、ランプ温度が高まったりしてランプ寿命を縮める場合がある。この点、メモリカード52の抜かれたことを検知してから予め定められた時間が経過するまで待ち、その後にランプ90を消灯することで上述した不具合を解消することができる。
【0049】投射型表示装置1に装着されていたメモリカード52が取り外されたときに、CPU84により実行される上述した制御手順について、図5を参照して再度説明する。図5は、CPU84により実行される投射型表示装置1の制御手順の一部を示し、投射型表示装置1に装着されるメモリカード52が取り外されたことを検出して音声増幅回路102をミュート状態にし、ランプ90を消灯するまでの制御手順のみを示している。
【0050】ステップS401においてCPU84は、コネクタ98に装着されているメモリカード52が取り外されたか否かを判定する。ステップS401での判定が否定されると、CPU84はステップS401の判定を引き続き行う。ステップS401の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS402においてタイマを起動する。CPU84は、ステップS403で計時が終了したか否かを判定し、否定されるとステップS403の判定を引き続き行う。ステップS403の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS404においてコネクタ98にメモリカード52が装着されているか否かを判定する。ステップS404での判定が肯定されるのは、比較的短い時間間隔で新たなメモリカード52が装着された場合にあたる。この場合、CPU84はランプ90の消灯等を行うことなく、図4のステップS304に分岐してメモリカード52に記録される画像データに基づく画像表示を継続する。ステップS404での判定が否定されるとCPU84は、ステップS405で制御回路86にミュートの指令信号を発する。制御回路86は、音声増幅回路102の端子102aに制御信号を発して音声増幅回路102をミュート状態にする。CPU84はステップS406においてOR回路78に出力される信号を’L’にする。すると、OR回路78の出力は’L’となってランプ90は消灯する。
【0051】− 透過原稿の画像の投射表示 −透過原稿58がホルダ94に装着されると、CPU84はこれを検知し、OR回路78に’H’の信号を出力する。すると、OR回路78からランプ点灯回路88に’H’の信号が出力されてランプ90が点灯する。続いてCPU84は、ランプ90を点灯してから予め定められた時間が経過するのを待ち、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発し、ミュートを解除する。
【0052】以上の制御動作に際してCPU84は、制御回路86に対して制御信号を発し、この制御信号端子100aおよび100cのうち、予め定められたいずれかの端子と音声増幅回路102とが接続される状態に設定する。CPU84がこのようにスイッチ回路100を制御することにより、音声入力端子2、あるいはL音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12から音声信号を入力してスピーカ106、あるいは不図示の外付けスピーカで再生することができる。
【0053】図6に示すフローチャートは、CPU84により実行される投射型表示装置1の制御手順の一部を示している。投射型表示装置1に透過原稿58が装着されて投射表示を行う際に、CPU84で実行される上述の制御手順について、図6(a)を参照して再度説明する。図6(a)に示すフローチャートは、CPU84が透過原稿の装着されたことを検出してランプ90を点灯し、音声増幅回路102のミュートを解除する制御動作の部分のみを示している。
【0054】ステップS501においてCPU84は、フォトインタラプタ92から出力される信号の変化の有無、すなわち透過原稿58が装着されたか否かを判定し、この判定が否定されるとステップS501の判定を繰り返し行う。ステップS501の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS502においてOR回路78に出力する信号を’H’にする。すると、OR回路78の出力信号は’H’となり、ランプ90が点灯する。CPU84は、ステップS503においてスイッチ100の接続切り換え指令信号を制御回路86に出力する。制御回路86は、CPU84から上記指令信号を受けるとスイッチ回路100に制御信号を発して制御信号端子100aおよび100cのうち、予め定められたいずれかの端子と音声増幅回路102とが接続される状態に切り換える。CPU84は、ステップS504においてタイマを起動し、ステップS505でタイマの計時が完了したか否かを判定する。CPU84は、この判定が否定されるとステップS505の判定を繰り返し行い、肯定されるとステップS506で制御回路86にミュート解除の指令信号を発する。制御回路86は、音声増幅回路102の端子102aに制御信号を発して音声増幅回路102のミュートを解除する。
【0055】CPU84が以上に説明したようにスイッチ回路100を切り換えることにより、透過原稿の画像を投射する場合には、音声入力端子2と、L音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12とのうち、いずれかの端子から入力される音声信号を増幅してスピーカ106等で再生することができる。このため、これらの音声入力端子のいずれかにテープレコーダやCDプレーヤ等を接続し、プレゼンテーション等を効果的に行うことができる。
【0056】なお、スイッチ100の切換に関し、操作者が投射型表示装置1に配置されている不図示の音源選択スイッチの操作を検知してCPU84がスイッチ100に制御信号を発してもよい。また、操作者がリモートコントローラ50を操作して音源を選択するのに応じ、CPU84がスイッチ100に制御信号を発してもよい。
【0057】透過原稿58が投射型表示装置1より取り外された場合の動作について説明する。CPU84は、透過原稿58がホルダ94より抜かれるのを検知するとOR回路78に出力する信号を’L’にする。OR回路78の他方の入力は’L’であるのでOR回路78の出力も’L’となり、ランプ点灯回路88はランプ90を消灯する。CPU84はまた、制御回路86を介して音声増幅回路102に制御信号を発し、音声増幅回路102をミュートさせる。
【0058】ところで、透過原稿58の投射に際しては、複数の原稿を比較的短い時間間隔で頻繁に交換することが予想される。このとき、ランプ90の点灯・消灯も頻繁に繰り返される。この現象が望ましくない場合には、透過原稿58の抜かれたことをCPU84が検知してから予め定められた時間が経過するまで待ち、その後にOR回路78に出力する信号を’L’としてもよい。このようにすることで、透過原稿58を頻繁に交換するのにともなってランプ90の点灯・消灯が頻繁に繰り返され、ランプ90の寿命が短くなってしまう不具合も解消可能である。
【0059】図6(b)を参照して投射型表示装置1に装着されている透過原稿58が抜かれたときの、CPU84による上述した制御動作について再度説明する。図6(b)に示すフローチャートは、CPU84が透過原稿58の抜かれたことを検出して音声増幅回路102をミュート状態にし、ランプ90を消灯する制御動作の部分のみを示している。
【0060】ステップS601においてCPU84は、フォトインタラプタ92から出力される信号が変化したか否か、すなわち透過原稿58が抜かれたか否かを判定し、否定されるとステップS601の判定を繰り返し行う。ステップS601の判定が肯定されると、CPU84はステップS602においてタイマを起動する。ステップS603においてCPU84は、タイマの計時が完了したか否かを判定し、否定されるとステップS603の判定を繰り返し行う。CPU84は、ステップS603の判定が肯定されるとステップS604においてフォトインタラプタ92から出力される信号の変化の有無に基づいて透過原稿58が再度装着されたか否かを判定する。ステップS604での判定が肯定されるということは、比較的短い時間間隔で透過原稿58が交換された場合に相当する。この場合、CPU84はランプ90を点灯状態に維持し、音声増幅回路102のミュート解除状態も維持して図6(a)のステップS506に続くステップに分岐し、引き続き透過原稿58の投射表示を行う。ステップS604での判定が否定されるとCPU84は、ステップS605において制御回路86にミュートの指令信号を発する。制御回路86は、この信号をCPU84から受けると音声増幅回路102の端子102aに信号を発して音声増幅回路102をミュート状態にする。CPU84は、ステップS606においてOR回路78に出力される信号を’L’にする。するとOR回路78の出力は’L’となり、ランプ90が消灯する。以上に説明した発明は、現像済みのリバーサルフイルム等を投射する一般のスライドプロジェクタに適用することも可能である。
【0061】− 機能の設定変更操作がなされたときの投射表示 −ここで、リモートコントローラ50を用いることにより投射型表示装置1をどのように遠隔操作できるかについて説明する。操作者がリモートコントローラ50を操作することにより、映像ソースの選択、ランプ90の点灯・消灯、投射される画像の色合い、投射される画像の反転、ポインタの色、音声増幅回路102で増幅される音声信号の大きさ(ボリウム)等、様々な機能の設定変更を行うことができる。これらの操作に際して、変更可能な設定の一覧が後で説明するようにメニュー形式でスクリーン56に表示される。以下の説明では、このように表示を行うことを「オンスクリーン表示」と称する。操作者は、オンスクリーン表示される画像を確認しながらリモートコントローラ50を操作して各種の設定変更をする。なお、以下の説明においても投射型表示装置1は先に説明した初期状態にあるものとする。
【0062】操作者がリモートコントローラ50を操作するのに応じ、リモートコントローラ50からはリモートコントローラ50の操作内容に応じて周波数変調されたパルス状の赤外光が出射される。受光素子80はこの赤外光を受光して電気信号に変換し、デコーダ82に出力する。デコーダ82は、受光素子80から出力される電気信号をデコードし、リモートコントローラ50の操作内容に応じたコマンド信号をCPU84に出力する。CPU84は、このコマンド信号を入力するとOR回路78に出力する信号を’H’にする。すると、ランプ90が点灯する。このときCPU84は画像生成回路85に対して制御信号を発し、さらにスイッチ素子66の端子66dが液晶駆動回路108に接続されるように制御回路86を介して制御信号を発する。
【0063】画像生成回路85は、CPU84からの指令を受け、設定変更メニュー画面の画像データを生成する。すると、画像生成回路85で生成される設定変更メニュー画面の画像データが液晶駆動回路108に出力されてスクリーン56にオンスクリーン表示される。オンスクリーン表示される画像は、CPU84が画像生成回路85に制御信号を発するのに応じて変化する。操作者は、オンスクリーン表示される内容を見ながらリモートコントローラ50を操作する。CPU84は、このときにデコーダ82から出力されるコマンド信号の内容を解釈して投射型表示装置1の設定内容を変更する。操作者は、設定内容の変更を終了するとリモートコントローラ50を操作してオンスクリーン表示を消す指令を発する。CPU84はデコータ82を介してオンスクリーン表示終了指令を受け、OR回路78に出力する信号を’L’にする。すると、OR回路78からランプ点灯回路88に出力される信号も’L’となるので、ランプ点灯回路88はランプ90を消灯する。なお、操作者が以上のようにしてオンスクリー表示終了の操作をするのに代えて以下のようにしてもよい。すなわち、操作者は設定内容の変更を終了した時点でリモートコントローラ50の操作を終える。CPU84は、デコーダ82から入力される信号が途絶えてから予め定められた時間が経過すると、OR回路78に出力する信号を’L’にする。すると、OR回路78からランプ点灯回路88に出力される信号も’L’となるので、ランプ点灯回路88はランプ90を消灯する。
【0064】操作者がリモートコントローラ50を操作するのに応じ、投射型表示装置1でオンスクリーン表示が行われる際に、CPU84により実行される上述した制御手順について、図7を参照して再度説明する。図7は、CPU84により実行される投射型表示装置1の制御手順の一部を示し、デコーダ82からコマンド信号の発せられたことを検出してランプ90を点灯し、その後設定内容の変更操作が終わったときにランプ90を消灯するまでの制御手順のみを示している。
【0065】ステップS701においてCPU84は、デコーダ82からコマンド信号が出力されているか否かを判定し、ステップS701の判定が否定されると引き続きステップS701の判定を行なう。ステップS701の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS702でOR回路78に出力される信号を’H’にする。すると、OR回路78の出力は’H’となるのでランプ90が点灯する。ステップS703においてCPU84は、デコーダ82から出力されるコマンド信号に基づいて画像生成回路85に画像生成指令信号を出力する。ステップS704においてCPU84は、制御回路86にスイッチ素子66の接続切換指令信号を出力する。制御回路86は、CPU84から上記指令信号を受け、スイッチ素子66に制御信号を発して端子66dを液晶駆動回路108に接続する。CPU84による以上の制御動作により、画像生成回路85で生成される画像が投射表示される。つまり、オンスクリーン表示が行われる。ステップS705においてCPU84は、デコーダ82から出力されるコマンド信号を解釈し、実行する。ステップS706においてCPU84は、デコーダ82から出力されるコマンド信号が、設定内容変更操作を終了させる指令に関するものであるか否かを判定し、否定されるとステップS705に戻って引き続きコマンド信号の解釈および実行を行う。ステップS706の判定が肯定されるとCPU84は、ステップS707においてOR回路78に出力される信号を’L’にする。すると、OR回路78の出力は’L’となり、ランプ90が消灯する。
【0066】ここで、リモートコントローラ50を操作しての映像ソースの切換について説明する。操作者は、上述のようにリモートコントローラ50を操作して複数接続される外部機器のうち、どの機器から出力される映像信号に基づいて画像をスクリーン56に表示するかを選択することができる。CPU84は、デコーダ82より映像ソース切換に関するコマンド信号を入力するのに応じて制御回路86を介してスイッチ素子66およびスイッチ回路100を切り換える。したがって、コンピュータ30およびビデオカメラ40の電源をオンしておき、スクリーン56に表示される画像をコンピュータ30から出力される映像信号に基づくものとビデオカメラ40から出力される映像信号に基づくものとを適宜切り換えることができる。さらに、スクリーン56に表示される画像をメモリカード52に記録されている画像データに基づく画像に切り換えることも透過原稿58の画像に切り換えることもできる。
【0067】以上では、コンピュータ30およびビデオカメラ40から出力される映像信号のうち、どちらの映像信号に基づいて画像を表示するか、操作者がリモートコントローラ50を操作して切り換える例について説明したが、CPU84が自動切換するものであってもよい。この場合、同期分離回路62、68、そして端子4bからの信号をCPU84へ個別に入力すればよい。このとき、複数の外部機器から同時に映像信号が入力される場合も考えられる。このような場合、優先的に選択される映像ソースを予め設定しておけば混乱を生じない。あるいは、一番最後に入力された映像ソースをCPU84が検知して自動的にその映像ソースを選択するようにしてもよい。また、上記の複数の外部機器から同時に映像信号(透過原稿、メモリカードを含む)が入力される状態から、たとえば現在表示されている映像信号の入力がある時間以上途絶えた場合には、自動的に他の外部機器から入力される映像信号(透過原稿、メモリカードを含む)を表示するようにしてもよい。この際、表示されている映像信号の優先順位は予め設定しておけばよい。
【0068】オンスクリーン表示を見ながら操作者が各種の設定変更を行う際に、リモートコントローラ50を操作するのに代えてマウス28を操作するものであってもよい。この場合、たとえばマウス28の右釦を一押しする(以下、左記動作を「右クリックする」と称する。また、マウス28の左釦を一押しすることを「左クリックする」と称する。)ことによりオンスクリーン表示される。操作者は、オンスクリーン表示されるメニュー画面上に重ねて表示されるポインタを見ながらマウスを操作し、設定変更をしたいメニュー項目が表示されている位置にポインタを移動する。そこで適宜左クリック、あるいは右クリックの操作をすることにより希望の項目の設定変更を行うことができる。CPU84は、ランプ90が消灯されている状態のときに、マウス28の右クリック、左クリックの操作を検知するのに加えてマウス28を机等の平面上で滑らせる操作を検知してランプ90を点灯させることもできる。上記のマウス28によるポインタ機能は、リモートコントローラ50により行うこともできる。
【0069】また、上述したリモートコントローラ50およびマウス82に代えて投射型表示装置1の本体に機能の設定変更のためのスイッチを設けてもよい。あるいは、投射型表示装置1とは別体のコントロールパネルを設け、このコントロールパネルと投射型表示装置1とがケーブルによって接続されるものであってもよい。この場合、機能の設定変更はコントロールパネルを操作することにより行われる。
【0070】さらに、本発明に係る投射型表示装置は、DVDプレーヤ等を内蔵するものであってもよい。この場合、DVDのメディアがトレーにセットされたことをCPU84が検知してランプ90を点灯させることもできる。また、メモリカード52に代えてフロッピーディスクやMOディスク等の磁気記録媒体や光磁気記録媒体を装着可能とすることもできる。
【0071】以上の発明の実施の形態と請求項との対応において、液晶駆動回路108および液晶表示装置110が画像生成装置を、ランプ90が光源を、同期分離回路62、68が映像信号検出手段を、ランプ点灯回路88またはCPU84が点灯制御手段および消灯制御手段を、音声増幅回路102が音声増幅装置を、CPU84が弱音制御手段を、受光素子80、デコーダ82およびCPU84、またはマウス28およびCPU84が操作検知手段を、画像生成回路85が映像信号生成手段を、CPU84が遅延消灯制御手段を、メモリカード52が記録媒体を、CPU84が記録媒体検出手段を、フォトインタラプタ92およびCPU84が原稿検出手段を、コンピュータ30およびビデオカメラ40が外部機器を、音声信号入力端子2、L音声信号入力端子10およびR音声信号入力端子12が音声信号入力端子を、スイッチ回路100が音声信号切換装置を、コネクタ98が第1の装着手段を、ホルダ94が第2の装着手段を、CPU84が検出手段および音声切換制御手段をそれぞれ構成する。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る投射型表示装置によれば、映像信号の入力の有無、記録媒体の装着の有無、あるいは透過原稿の装着の有無、さらには機能の設定変更操作の有無を検出してランプをオン・オフする構成としたので、操作者がいちいちランプのオン・オフ操作をする必要がなくなり、操作性が向上する。また、投射表示すべき画像が存在しない場合、すなわち映像信号は入力されず、記録媒体あるいは透過原稿は装着されておらず、機能の設定変更操作がない場合には自動的にランプがオフされるので電力の消費を抑制することができる。このとき、投射すべき画像が存在しないと判定されてから予め定められた時間が経過した後、ランプをオフすることにより、記録媒体または外部装置との接続ケーブルのコネクタの挿脱時のチャタリング等が発生してもランプがめまぐるしく点滅をすることがなく、動作の安定性が増す。また、不必要なランプの点滅によってランプの寿命が縮められる不具合も抑制される。さらに、映像信号の入力、記録媒体または透過原稿の装着があったことを検出してから予め定められた時間が経過するまで音声増幅装置の増幅率を抑制する状態または音声増幅装置の信号を遮断する状態を維持することにより、不要な音声ノイズの発生を抑制することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013