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発明の名称 画像形成装置管理システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−13828(P2001−13828A)
公開日 平成13年1月19日(2001.1.19)
出願番号 特願平11−188140
出願日 平成11年7月1日(1999.7.1)
代理人
発明者 小数賀 靖夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 画像形成を行う画像形成装置と、この画像形成装置に接続し、部門または利用者情報を用いて、前記画像形成装置の部門または利用者の使用状況の管理を行う管理装置と、この管理装置と接続して各管理装置の記憶情報を収集する集計装置とからなる画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置と前記管理装置が一定の条件の下で電力消費を抑制する省エネモードになり、前記画像形成装置と前記管理装置が省エネモードになっているとき、前記集計装置からの指示により、通常の電力消費モードに復帰させることが可能なことを特徴とする画像形成装置管理システム。
【請求項2】 電力消費を抑制する省エネモードを複数段階保有し、前記集計装置からの指示により、この段階を切り替えることができることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置管理システム。
【請求項3】 画像形成を行う画像形成装置と、この画像形成装置に接続し、部門または利用者情報を用いて、前記画像形成装置の部門または利用者の使用状況の管理を行う管理装置と、この管理装置と接続して各管理装置の記憶情報を収集する集計装置とからなり、画像形成装置のユーザーを管理するのにユーザーーの暗証コードを使用する画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置にユーザーが暗証コードなどの必要な情報を入力する入力手段を備え、この入力手段により暗証コードが入力されたとき、前記管理装置には、この暗証コードのみは、表示しないことを特徴とする画像形成装置管理システム。
【請求項4】 前記管理装置に暗証コードが表示されてない場合であっても、所定の手続きをしたときのみ暗証コードを表示させる暗証コード表示手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置管理システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機等の画像形成装置管理システムに関する【0002】
【従来の技術】オフィスなどで使用される画像形成の使用状況を管理するために管理装置が設置されることがある。図12は、一般的な画像形成装置と管理装置、および集計装置の配置の一例を示した図である。ところで、管理装置の中には自ら電源を持たず画像形成装置から電源を供給されるものもあるが、省エネルギーのために画像形成装置をある一定時間使用しなかった場合は必要最低限の部分にしか電源を供給しないものもある(以下このモードを省エネモードと言う)。
【0003】管理装置も複写機が省エネモードに移行している際は、同様に省エネに対応する必要があるので画像形成装置からの電源供給が止められ、実質的には電源を切られたのと同じ状態になる。省エネモードからの復帰方法はいくつかあるが、画像形成装置の操作部ボタンを押す、パソコンから印字指令を出す(プリンタ)、FAXの受信を行う(FAX)等がある。管理装置のデータの集計をネットワークで行わず管理装置に表示させる情報を転記、もしくは印字する方法では、オペレータは実際に画像形成装置の所まで出向いて処理を行っている。一方、画像形成装置の中には装置の使用者制限方法に管理装置を用いず、操作部に暗証コードを入力させるものもある。さらに、この暗証コード複数を用いて画像装置の使用管理を行うことも出来る(以下暗証コード・モードと言う)ようにしている場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレータは実際に画像形成装置の所まで出向いて処理を行う場合は、省エネモードから復帰させるのは容易だが、集計装置を使いネットワークで集計を行うにはわざわざ画像形成装置の所まで行かなくてはならないので、集計装置の本来の目的から逸脱することになってしまう。省エネモード時も管理装置に電源を供給する方法も考えられるが、集計作業の頻度から考えると省エネを優先させるべきである。また、画像形成装置に何種類もの暗証コードを登録したり、いくつもの管理項目を設定するのはメモリの制限から上限があり、管理は管理装置を行い、暗証コードの入力は操作部のテンキーを使う方法がある。この場合、鍵となるものがなく操作部からのテンキーにて入力である。このNO.が管理装置に表示された場合他の人に暗証コードを見られる場合があり、暗証コードとしての機能を果たさなくなる。また、暗証コードを表示させないモードであっても管理者による集計時にも表示が行えなかったら暗証コード(部門NO.社員NO.)毎の管理は行えなくなる。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、集計装置から集計を行う際に画像形成装置の電源供給を再開させる手段を持つことにより、遠隔地にある管理装置からも容易にデータを収集することが可能となる画像形成装置管理システムを提供することである。本発明の第2の目的は、管理装置には暗証コードのみは表示させないことにより他の人に暗証コードが漏洩することを防止した画像形成装置管理システムを提供することである。
【0006】本発明の第3の目的は、集計カード挿入時などは暗証コードを表示することにより、収集作業がスムーズに行える画像形成装置管理システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では、画像形成を行う画像形成装置と、この画像形成装置に接続し、部門または利用者情報を用いて、前記画像形成装置の部門または利用者の使用状況の管理を行う管理装置と、この管理装置と接続して各管理装置の記憶情報を収集する集計装置とからなる画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置と前記管理装置が一定の条件の下で電力消費を抑制する省エネモードになり、前記画像形成装置と前記管理装置が省エネモードになっているとき、前記集計装置からの指示により、通常の電力消費モードに復帰させることが可能なことにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、電力消費を抑制する省エネモードを複数段階保有し、前記集計装置からの指示により、この段階を切り替えることができることにより、前記第1の目的を達成する。
【0009】請求項3記載の発明では、画像形成を行う画像形成装置と、この画像形成装置に接続し、部門または利用者情報を用いて、前記画像形成装置の部門または利用者の使用状況の管理を行う管理装置と、この管理装置と接続して各管理装置の記憶情報を収集する集計装置とからなり、画像形成装置のユーザーを管理するのにユーザーーの暗証コードを使用する画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置にユーザーが暗証コードなどの必要な情報を入力する入力手段を備え、この入力手段により暗証コードが入力されたとき、前記管理装置には、この暗証コードのみは、表示しないことにより、前記第2の目的を達成する。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、前記管理装置に暗証コードが表示されてない場合であっても、所定の手続きをしたときのみ暗証コードを表示させる暗証コード表示手段を備えたことにより、前記第3の目的を達成する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を図1ないし図11を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、ディジタル複写機と課金管理装置を接続した場合について説明する。図1は、本実施の形態に係るディジタル複写機の外観図、図2は、その操作部(操作パネル)の概略図、図3は、システム・ソフト構成例、図4は、システム・ハード構成例を示してある。図2の操作部では、206の「アプリケーション切り替えキー」はコピー、ファクシミリ、プリンタの各アプリケーションへの切り替えキーで、押下されたキーに相当するアプリケーションへ操作部表示権を譲渡するようになっている。従って、例えばファクシミリ機能が搭載されていないシステムの場合は、ファクシミリキーの押下を無視するか、そもそもファクシミリキーを操作部上にアサインしない。
【0012】また、操作部中央には設定状態や警告等を表示するためのLCDがある。操作部の操作の裏側には図示しない、スピーカーが取り付けられており、キー押下時や警告音を鳴らす時に使用する。マルチタスク型のシステムを構成するためには、機能単位をリソースとして扱い、一つのリソースを複数アプリで共有するための管理を行う必要がある。この管理を行うのが図3に示すシステム制御層である。図3におけるデバイス制御層は、システム制御層からのコマンド、制御信号等の論理的指示から、実際に装置を動かすためにクラッチ、センサー、モーター等の機械的入出力を駆動、入力する変換を行っている。また、図3におけるアプリケーション層は、拡張機能としてコピー、プリンタ、FAX等の複数アプリがシステム制御層から提供される機能により共存可能となる層である。
【0013】図4のハード構成例では、アプリ毎にCPU(中央処理装置)を持たせ、システム制御層、デバイス制御層を1CPUで制御しているが、各アプリ、システム制御、各リソースにCPUを持たせシステム制御コントローラから各コントローラへのコマンドを制御信号線で伝達するハードウェアも考えられる。一方、キーカード機器は本体と制御線で接続され、本実施の形態においてはシリアル通信を用いている。また、同図には、操作部の制御を行う為の操作部制御バスがあるが、前述の制御信号線を用いたコマンドのやりとりで行うことも当然考えられる。このようにシステム・ハード構成は自由に構成されるため図3の説明は特に限定しない。
【0014】システム制御層では、図5に示すようにアプリケーション層から見た場合、全てのアプリ個別に仮想リソースが存在する様な機能を提供する。この機能によってアプリケーション層では特にシステム状態を管理する必要がなく、システム制御層では全てのアプリを同一条件で管理することが可能となる。すなわちアプリは使用したいリソースが発生した時点で、システム制御に使用要求を送る。システム制御ではその時点でのリソース使用状況から判断して要求元アプリに結果を送る。要求元アプリでは結果により実行可能判断し、可能であれば実行する。基本的には同等の手順で実行権管理を行う。図3のシステムでは、リソースは1つずつしかない。このためシステム制御ではアプリ毎の仮想リソース使用要求が競合した場合、実際のリソース使用権を渡すために排他制御または時分割割付を行う必要がある。排他制御か時分割割付を行うかはリソースの種類、ユーザー設定により異なってくる。
【0015】図6、図7で説明をするが、波線で囲まれたリソースは仮想リソースであり、実行(操作部の場合は表示)権をとっていない状態で、実線で囲まれたリソースは実行権をとった状態を示している。図6ではコピーアプリとプリンタアプリでのインターリーブ動作を示している。コピーアプリは、「操作部」、「画像形成装置」、「画像読みとり装置」リソース全ての実行権をとって実行中である。この時プリンタアプリから「画像形成装置」リソースの使用要求のみがくると、ユーザー設定でインターリーブモード可能に設定されていると、システム制御は「画像形成装置」リソースを時分割割付制御する。時分割割付制御はリソースの実行権を複数アプリ間で動的に変更する。この結果「画像形成装置」からの出力は、コピーアプリ出力とプリンタアプリ出力が混在されて出力される。この間「画像形成装置」を停止すること無く変更可能とすることにより両者の待ち時間を最小限に抑えられる。
【0016】図7ではファックスアプリが操作部の表示権を有し、プリンタアプリとファックスアプリの印刷動作の並列動作を示している。ファックスアプリは例えば、ファクシミリの送信モード等で、「操作部」と「画像読みとり装置」リソースのみを使用する場合で、一方プリンタアプリはプリンタ出力などの「画像形成装置」リソースのみが必要な場合である。この為ファックスアプリとファックスアプリが同時にリソース要求してきても、リソースの競合が発生しないため、排他または時分割割り付けする必要なく両アプリの要求を受け入れることが可能である。従って、プリンタアプリとファックスアプリの動作は全く同時に行うことができる。
【0017】次に、システムコントローラと各ユニットやアプリケーションとの通信、およびシステムコントローラとキーカードとの通信について説明する。通信のハンドシェークにはシリアル通信、パラレル送信などが考えられるが、ここでは、シリアル通信を例に説明する。シリアル通信のプロトコルとして、本例では、伝送速度=9600bit/s、同期方式=調歩同期式(非同期)、データ長=8bit、スタートビット=1ビット、ストップビット=1ビット、パリティビット=奇数を規定している。送受信は各フレーム単位で行い、通信上の誤り回復手段として受信局はフレームを受信した場合Acknowledge (以下ACK)、Non-Acknowledge (以下NAK)のどちらかを送信局に通知する。送信局はACKを受信すると、相手局がフレームを正常に受信したことを認識する。一方、NAKを受信した場合は、回線上のエラー(例えば、パリティエラー、フレーミングエラーなど)が発生したものとし、送信フレームを再び送り直す。当然、一定時間経過しても(本例では300ms)ACKもNAKも受信できなかった場合(タイムアウトエラーが発生した場合)も、相手局が無応答と判断し再送を行う。再送を何回か行っても、(本例では4回)ACKを受信できない場合、相手局を異常と判断する。
【0018】なお、本例ではデータのフレームはASCII文字列(H‘20〜H’FF)を用い、さらにACKやNAK等の制御用のデータはH‘00からH’1Fまでの領域に割り当ててある。(具体的にはACK=H‘04、NAK=H’05で定義してある。)
この通信の状態遷移図を図8、図9に示してある。なお、同図にてBFLは相手局が受信バッファが一杯になった状態を通知する為の制御コード(具体的にはBFL=H‘03)である。
【0019】図1の点線で囲まれた部分は、本実施の形態に関わる利用者制限機器として用いられる管理装置(キーカード)である。この装置は、キーカード表示部101、カード102およびキーカード読み取り機103より構成されている。この図において、カードは、使用者を識別するための各使用者固有のコード(IDコード)を記録している磁気ストライフ付きカードである。この管理装置にて読み取る記録媒体は、磁気ストライプ付きカードとし、コピー枚数等の情報は管理装置内にあるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)にて記憶する。磁気カードは各個人毎、または各部門毎に配られている。このカードがあらかじめ管理装置に登録されたフォーマットに則っているのであるならば、そのまま使用できるが、たとえば社員証などを使用して複写機の管理を行う場合は、磁気カードの種類,フォーマット形態を管理装置にあらかじめ登録しておく必要がある。
【0020】この管理装置には磁気カードを両面読みとり可能な差込み式カードリーダーを備えており、前記キーカードを図中左側から挿入することによりカード上の磁気情報を読みとることができる読み取り部、読み込んだIDコードやその他の情報および各種メッセージを表示する表示部、管理装置の制御、各種コピー枚数および設定の記憶を行う制御部、管理装置の各種設定を変更するときに使用するスイッチ複写機、プリンタ、外部設定装置およびパソコンとのデータのやり取りを行うI/F部(インターフェース)により構成されている。
【0021】本例では磁気カードの種類はJIS 1,2(JIS-X-6301で定められる1型,2型の磁気カード)の2種類とし、それぞれJIS-X-6302で規定のトラック位置,記録密度,記録方式(周波数変調方式),記録角度でかかれているものとする。管理者はまず最初にカードの種類(JIS 1/2)を登録する。もちろんJIS1と2のカードの併用は可能である。さて、JIS1とJIS2はカード読みとり方向に対して磁気面が全く正反対になる。例えば、磁気カードを右から左にリーダーに通す場合、磁気面が下に来るのがJIS1、磁気面が上に来るのがJIS2である。従って、JIS 1/2のカード両方を読めるようにするにはヘッドをリーダーの上下に配置しなくてはいけない。本装置はそのために、ヘッドを2個搭載している。本例ではJIS1はトラック2を読める位置にヘッドを配置している。
【0022】次に、管理者は磁気カードに記載されているそのカード特有の認識コードの位置を指定する。例えば、JIS2の規格で磁気カードで社員証を作成した場合例にあげる。通常磁気カードで作成した社員証にはその会社独自の認識コードを記載している。これは同じ規格でかかれた磁気カードと判別を行うためである。JIS2の磁気カードのフォーマットは以下のようになっている。
始め符号 1キャラクタデータ 最大69キャラクタ終わり記号 1キャラクタLRC符号 1キャラクタ合計 最大72キャラクタデータは最大69キャラクターであるからJIS2の磁気カードで社員証を作る場合は、この範囲にその会社独自の認識コードや社員ナンバー等を記載することになる。従ってどこに特有コードを記載するかは、その会社によって異なるのである。
【0023】例えばそこの会社の社員証は以下のように定められていたとする。左側数字は頭からのバイト数を示している。
1 始まり符号
2〜5 スペース6〜10 認識コード ”RICOH”11〜16 社員No.
17〜22 発行年月日 YYMMDD23 性別 0:男性 1:女性24〜37 氏名38〜70 スペース71 終わり符号
72 LRC符号
73〜 スペース【0024】そこで管理者は管理装置に以下の設定を行う。
1.認識コードは6から10バイト目であることを設定する2.認識コードが”RICOH”であることを設定する3.社員No. は11から16バイト目にであることを設定するこの情報は、管理装置のRAMに記憶され、RAMクリアの作業が行われるまで有効である。また、上記設定は管理者、メンテナンス担当者しか行えないようになっており、設定モードに入った後に表示部およびスイッチで設定を行う。
【0025】複写機と複写機の管理装置はインターフェースケーブルによって接続されている。インターフェースケーブルによって管理装置は電源を複写機から供給されるが、別電源(ACアダプター)にて動作することも可能である。これは、複写機の電源が落とされている夜間等にパソコンにてコピー枚数の集計を行なえるようにするためである。また、インターフェースケーブルは複写機と管理装置のデータのやり取りを行うのにも使用する。複数台の複写機がある場合には、その台数分の管理装置が必要であり、同様に複写機と接続されている。コピーをとりたいときは、管理装置にカードを挿入する。
【0026】磁気カードには前記したように、認識コード(そのカードが当管理装置用のカードであるかを示すコード)、カード番号(同一の部門にて複数枚のカードを所有する場合はこの番号が同じ物にする)、そして場合によってはコピー枚数等が記録されている。カードが挿入されると管理装置は、そのカードがその管理装置用のカードであるか判別を行うため、認識コードを読み取る。その認識コードが管理装置に登録されているものと一致しない場合はそのカードを使えない旨を表示させる。一致する場合は複写動作を許可し、そのカード番号でとられた総コピー枚数、また設定によっては残コピー枚数が表示される。
【0027】複写機はコピーが可能なときは、操作部にあるスタートキーの発光部が緑色になり、コピーが不可の状態のときは赤色になっており管理装置にカードを挿入するように操作部に表示を行う。この判断は後述する管理装置から出力される信号(ユーザー状態通知)によって行う。ここで各アプリケーション毎の使用許可の設定は、管理装置に設けられた図示しないキーボードやキーカード装置に接続されたパソコン等を用いて各ID毎に使用を許可するアプリケーションやモード、あるいは使用を禁止するアプリケーションやモードを設定することができ、これらの情報はロギング用メモリの一部に記憶される。磁気カードがセットされるとカードに記憶されたIDコードをもとに、該当する使用権の設定を取り出し、IDコードとともに本体側へ通知する。本体側はこの情報によりアプリケーションやモード毎の使用者制限が可能となる。
【0028】管理装置に設定できる使用禁止事項を以下に示す。
1.全禁止(全部門禁止)
全ての部門の使用を禁止する。管理装置はどのカードが挿入されても使用を許可しない。
2.カード番号による禁止(指定部門禁止)
特定の部門の使用を禁止する。管理装置は予め設定されていた番号のカードが挿入されたときのみ使用を許可しない。
3.種類による禁止全部門、指定部門と組み合わせての設定が可能である。例えば、デザイン部門だけは禁止をかけず、他の部門はカラーカラーコピーを禁止することにより、いたずらにカラーコピーをとられるのを防止できる。
4.上限枚数による禁止複写機から入力されるカウント信号の数をコピー種類、コピーモード毎に管理装置は記憶しているが、その枚数が管理者が設定した枚数に達したときにコピー許可信号を出力しないようにする。
5.全部門、指定部門のみ禁止コピー種類毎での設定が可能例えば1ヶ月のトータルコピー枚数や、カラーコピー枚数に制限をしたい場合に設定する。
6.リピートコピー枚数による禁止オペレーターが複写機の操作部にて置数を入力すると、複写機よりそのデータが管理装置に送られてくる。その枚数が予め設定された枚数よりも多い時はコピー許可信号を出力しない。これは所定以上のリピートコピーをとる場合は印刷機を使用させたいときなどに使用する。
【0029】管理装置は、管理装置にカードが挿入されたとき、または複写機より情報の要求(ユーザー状態通知要求)があったときに以下の情報(ユーザー状態通知)を返答する1.IDコード カードに記載されているIDコード2.カード挿入状態 カードなし/カードセット3.コピーカウンタ状態 上限を設定しているときのコピーの残度数の状態4.コピー利用者制限 コピー、片面、両面、白黒、シングルカラー、2色カラー、フルカラー、ステープルが使用禁止設定されているかの情報5.FAXカウンタ状態 上限を設定しているときのFAX送信の残度数の状態6.FAX利用者制限 FAXが使用禁止設定されているかの情報7.プリンタカウンタ状態 上限を設定しているときのプリント出力の残度数の状態8.プリンタ利用者制限 プリンタが使用禁止設定されているかの情報【0030】上記情報を1セットで管理装置から複写機に対して送信を行う。この情報を元に、複写機はアプリの切り替えを禁止/許可したり、操作部に警告を表示するための判断を行う。また、複写機はそのアプリでの作業が終了するまで上記情報を記憶しているので、アプリ使用中にカードを管理装置から抜かれても動作を停止する必要がなくなる。但し上限設定時は除く。従来はこの情報は管理装置から送られることがなかったので、カードが抜かれたときに即座に動作を停止する必要があった。従ってIDが異なる場合、次ジョブの予約等は行うことは不可能であった。本例では複写機に管理装置が接続されていても次ジョブの予約やアプリの切り替えが可能になるので、異なったIDによる例えばコピー出力とFAXの読み込み等が可能になる。
【0031】この装置の動作中は以下の情報(カウント要求)を複写機から管理装置に対して送信する。
1.IDコード どのIDコードに対してのカウント要求かの情報2.カウント対象 コピー、FAX送信、FAX受信、スキャナ読み込み、プリント、ステープル、版作成、管理レポートのどれに対するカウント要求かの情報3.カウントパラメータ カウント枚数、種類の情報、カウント対象によってここの情報は変化する。
4.コピーの場合:枚数、カラーモード、片面/両面、サイズ、紙種、連結出力など5.FAX送信の場合:送信回数、送信料金、送信原稿枚数、送信時間、回線種別など6.FAX受信の場合:受信枚数、片面/両面、紙サイズ、回線種別7.プリント:プリント枚数、カラーモード、片面/両面、紙サイズ、紙種8.後処理:ステープル回数9.版(印刷機の版):版作成回数10.管理レポート:出力枚数上記情報を1セットにして複写機から管理装置に送信を行う。
【0032】その他以下の情報のやり取りも行う。
1.管理装置状態通知:管理装置がRAM初期化中など、カウントを受けられないときに、その状態を通知する。
2.LCD表示:予約時や、同時に2つアプリが動作している場合現在メインで動作中のアプリのIDと管理装置に挿入されているカードIDが一致しない場合が発生する。現在どのIDの情報を管理装置の表示部に表示すればよいか、また表示をON/OFFするかを複写機より指示するためのコマンドである。
【0033】次に、実際の動作の流れを説明する。
1.コピーを行う場合本例では、連結は2台とし、便宜上画像読み取りを行いプリント指示を行う画像形成装置を「親機」、親機からのプリント指示を受け、出力のみを行う画像形成装置を「子機」と呼ぶことにする。管理装置にカードがセットされていない場合は、管理装置および複写機の表示部に「カードをセットして下さい」と表示される。そして、管理装置にカードを挿入すると、管理装置は複写機に対して「ユーザー状態通知」を送信する。複写機はその情報を元に使用できるアプリケーション、モードを判断し、使用不可能なアプリケーションに切り替えることを禁止したり、切り替えられたときは使えない旨の警告を表示する。
【0034】コピーが開始されると、複写機から管理装置に「カウント要求」を送信する。後処理も行った場合はそのカウント要求も行う。その場合、前述のカウントパラメータの情報が送信されてくる。連結の出力の場合、親機での出力枚数、子機での出力枚数が送信する。例えば、合計100枚の出力を行い、親機52枚、子機で48枚出力された場合は、カラーモード、サイズ、両面などのその他のカウントパラメータと共に、それぞれの枚数を送信する。管理装置はその中のID、カウントパラメータにより、RAMのカウントエリアに記憶する。カウントはすべて親機に接続された管理装置にてカウント情報を記憶する。例えば、複写機AとBが連結状態にあり、それぞれの複写機に接続された管理装置をA’、B’とする。オペレータはA機において操作部上の連結出力ボタンを押下する。その時、連結先の複写機Bが使用中でないときは、連結処理を許可する。
【0035】A機において画像を読み取りを行いA、B機にて出力の指示を行った場合、A機が親機、B機が子機となる。そこでA機で52枚、B機で48枚のそれぞれ片面コピーを白黒でA4サイズで出力を行った場合、カウント情報はすべて管理装置A’に以下のように送信される。
親機:A4、第1面、白黒、52枚子機:A4、第1面、白黒、48枚画像の読み取りは、連結されたどちらの複写機からも行えるので、どちらも親機、子機になりうる。従って、管理装置は、連結出力において画像を読み込み自機で出力を行った物を親機出力、連結先で出力を行った物を子機出力として情報を記憶する。管理装置において管理しない設定になっている物に対して複写機からカウント要求がきた場合はそれを無視する。ジョブの途中でカードが抜かれた場合は、複写機はそのジョブ終了後にそのIDコードを無効にする。ジョブ終了後にカードが抜かれた場合は、その時点でIDコードを無効にする。
【0036】2.アプリケーションの切り替え、割り込み処理コピー使用中にFAX送信を違うカードで行う場合を図10を参照して説明する。この図10の表に示すように、プリント中にFAXのボタン押下すると、「カードをセットして下さい(FAX)」との表示がなされ、他のカードをセットすると、「FAXできます」との表示がなされる。そして、FAX送信を行うが、その操作中にバックグランドのプリントが終了した場合は、その時点で前のカードのIDコードを無効にする。FAX送信終了時にカウント要求を行うが、その時カードが抜かれていても当該カードのIDコードにカウントを行う。以上がカードを用いたときの管理方法である。
【0037】次に、カードを用いない場合の管理方法を説明する。従来複写機の操作部の10キーを用いて、暗証コードを入力しコピーの管理を行う方法はあったが、管理装置のように詳細な管理や部門数の多い管理には、記憶エリアの制約上不可能であった。従って、少ないID(部門)数や枚数管理のみの時は複写機の内部管理を使用し、ID数や詳細な管理を行うときは管理装置を接続する方法がとられていた。本例では複写機からのカウント要求の際にIDコードも一緒についてくるため、IDコードは複写機の10キーを使用し管理は管理装置で行うという方法も行える(拡張暗証コード)。
1.拡張暗証コードにてコピーを取るときを図11を参照して説明する。ユーザーがコピーボタンを押下すると、暗証コードを入力して下さいとの表示がなされ、暗証コードが入力されると、管理装置にユーザー状態通知要求を行う。これに対して、管理装置は、複写機から送られてきたIDのユーザー状態通知を送信する。そして、入力したIDが現在のアプリに対して制限がない場合、「コピーできます」、制限がある場合、「暗証コードを入力して下さい」または「選択した機能を使用できません」との表示を行う。ユーザーがスタートキーを押下したときは、カウント要求に従い、管理装置がコピー枚数のカウントアップする。
【0038】2.データ収集管理装置の台数が少ない場合は、管理装置にプリンタ等を接続してカウント情報を印字し、各管理装置の情報を合算させるが、管理装置の台数が多い場合はこの方法では相当の労力を要する。また、管理装置すなわち画像形成装置がいろいろな場所に設置されている場合は、それぞれの管理装置のところまでデータを集めに行かなくてはならない。前述のI/Fを介して構内線、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)または公衆回線に接続を行い、同様に構内線、LANまたは公衆回線に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)によってデータの収集を行う。
【0039】PC(パーソネルコンピュータ)にて集計を行うアプリケーション(以後集計ソフトとする)を立ち上げそこでデータの収集のコマンドを実行させる。PCから指示された管理装置はRAMに記憶されたカウント情報をPCに送信する。PCは収集を各管理装置に対して順番に行っていき、全台数の、場合によっては特定の管理装置のデータを収集する。前述の通り管理装置は、画像形成装置から電源が供給されているが、LANなどを使ってデータ収集を行う際画像形成装置が省エネモードに移行していると管理装置の電源も断たれているため集計装置でのデータ収集が不可能になる。ACアダプターを管理装置に接続して電源を供給する方法もあるが、集計の頻度は週に1回、月に1回などそれほど多くもなく省エネの観点から考えると、この方法は好ましくない。
【0040】集計装置からデータを収集する際に画像形成装置が省エネモードに移行しているケースは多い。このとき各管理装置に対してコマンドを送信しても応答がない場合装置の電源が断たれているのか、電源が供給されているが不具合により応答がないのかは判別することは不可能である。そこで集計装置よりデータを収集する際、管理装置に接続されている画像形成装置に対して省エネモードの解除を行うコマンドを送信する。画像形成装置はそれにより省エネモードの解除を行い、管理装置への電源の供給を開始する。
【0041】そして、引き続き、管理装置のイニシャライズ作業等が終了した頃のタイミングでデータ収集のコマンドを管理装置に対して送信すれば、省エネモードに移行した画像形成装置に接続された管理装置でも、容易にデータの収集を行うことが可能になる。実際は、管理装置にのみ電源が供給されればよいのであるから、完全に復帰せず、省エネの他のモード(例えば通常の省エネモード+管理装置への電源供給のモード)に移行するのでも構わない。また、収集作業が終わったことを画像形成装置に知らせ、再度省エネモードに移行することも可能になる。
【0042】3.拡張暗証モード記録媒体を用いずに画像形成装置を使えるようにする手段として、暗証コードを用いる方法がある。各個人や部署に、暗証コード=部門No.と割り付けることにより、使用者制限の他に画像形成装置に使用状況管理も行うことができる。しかし、記録媒体などを用いるため、容易に他人の暗証コードを盗用することが可能になる。ましてや、管理装置の表示部に表示させたらなおさらである。そこで、このモードを用いる際には暗証コードを無表示にさせるかアスタリスク「*」表示させる。しかし、集計作業を行う際にもこの状態では各部門ごとの集計を行うことは不可能である。通常集計作業は管理者しか行わないので、集計作業や管理項目設定時には表示が出るようにする。例えば、集計カードを差されたときには、暗証コードと使用枚数などを表示し、管理項目設定時にも暗証コードを表示させる。
【0043】4.節電モード画像形成装置のうち例えば複写機を例に説明すると、ある一定時間操作部のキータッチがない、カバーの開閉がない、原稿のセットがない等の状態が続くと一部分を除いて電源の供給を止めることにより省エネルギーを実現している。省エネモードで生きている部分は、例えばプリンタである場合はネットワークボード、FAXの場合は受信のボードなどである。従って、待機時に必要のない部分の電源の供給は全て絶たれる。
【0044】
【発明の効果】請求項1および請求項2記載の発明では、画像形成装置の省エネモードから通常モードへ(またはその逆)の移行が指示できるため、それに接続された管理装置からも、そこまで出向くことなく収集することが可能である。請求項3記載の発明では、暗証コードでの使用を行う際には管理装置の表示部にはコードを表示させないので、容易に他人に盗用されることを防ぐことができる。請求項4記載の発明では、管理者が行うデータ収集や管理項目の設定の作業の際にはコードを表示させるので、集計作業も通常と同様に行うことができる。




 

 


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