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発明の名称 熱現像式ジアゾ複写機およびその現像温度制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−5158(P2001−5158A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−172774
出願日 平成11年6月18日(1999.6.18)
代理人 【識別番号】100074310
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 俊介
【テーマコード(参考)】
2H112
【Fターム(参考)】
2H112 AA03 AA09 BB01 BB20 BC10 BC19 BC26 BC50 
発明者 岩田 浩享
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 露光後の熱現像感光紙を加熱してその感光紙に形成した潜像を顕像化する現像ドラム、その現像ドラムを加熱する発熱体、前記現像ドラムの温度を検出する温度検出手段を有する加熱現像部と、その加熱現像部の手前に設けて感光紙を検出する感光紙検出手段と、その感光紙検出手段で感光紙を検出したとき前記温度検出手段で温度を監視しながら前記発熱体を制御し、前記現像ドラムを第1の温度制御範囲から、それよりも高い第2の温度制御範囲に切り換える温度制御手段と、を備えてなる、熱現像式ジアゾ複写機。
【請求項2】 感光紙が前記現像ドラムに接触するときには、前記発熱体を略最大発熱量としてなる、請求項1に記載の熱現像式ジアゾ複写機。
【請求項3】 露光後に感光紙から分離した原稿を検出する正常搬送検出手段を設け、その正常搬送検出手段を前記感光紙検出手段としても利用してなる、請求項1、または2に記載の熱現像式ジアゾ複写機。
【請求項4】 露光後に機械外に排出された感光紙を再給紙する感光紙再挿入口を設け、その感光紙再挿入口に再挿入検知手段を設けて、再給紙した感光紙を検知し、その再挿入検知手段を前記感光紙検出手段としても利用してなる、請求項1、2、または3に記載の熱現像式ジアゾ複写機。
【請求項5】 加熱現像部の手前に設ける感光紙検出手段で感光紙を検出したとき、温度検出手段で前記加熱現像部の現像ドラムの温度を監視しながら温度制御手段で前記加熱現像部の発熱体を制御し、前記現像ドラムを第1の温度制御範囲から、それよりも高い第2の温度制御範囲に切り換えてなる、熱現像式ジアゾ複写機の現像温度制御方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿にジアゾ感光紙を重ね合わせ、機械内に挿入して露光部で露光し、原稿画像に対応する潜像を感光紙に形成して後、原稿を分離して感光紙のみを加熱現像部に入れ、そこで加熱して潜像を顕像化し、機械外に排出する熱現像式ジアゾ複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複写機では、加熱現像部で低い温度で現像すると、現像不足となり、潜像が十分に現像されずに発色が薄くなる。反対に、高い温度で現像すると、発色成分が熱分解して発色が薄くなり、適正濃度が得られなくなる。このため、加熱現像部では、130〜150℃の熱現像感光紙適性現像温度範囲で現像する必要がある。
【0003】そこで、このような複写機では、従来、露光後の感光紙を加熱して潜像を顕像化する現像ドラム、その現像ドラムを加熱する発熱体、現像ドラムの温度を検出する温度検出手段を有する加熱現像部と、温度検出手段で現像ドラムの温度を監視しながら発熱体を制御する温度制御手段とを備える。
【0004】そして、温度検出手段で現像ドラムの温度を監視しながら温度制御手段で発熱体を制御し、現像ドラムを常時一定の表面温度となるように制御していた。たとえば図3下段の(イ)に示すように142〜148℃に保持していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の現像温度制御方法では、たとえばA1の大きさの感光紙を縦通紙する場合のように、通紙長の長い感光紙を現像するときには、感光紙が熱を奪って現像ドラムの表面温度が図3下段の(ロ)に示すように急激に低下することとなる。
【0006】そのとき、温度検出手段で現像ドラムの表面温度を検出して発熱体へ通電を開始しても、実際に現像ドラムが暖まるまでにはタイムラグがあるから、現像ドラムの表面温度はやがて図3下段の(ハ)に示すように熱現像感光紙適性現像温度範囲を割り込み、感光紙後半で現像不足を生ずることがあった。
【0007】そこで、この発明の課題は、通紙長の長い感光紙の場合にも、感光紙後半で現像不足を生じないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、かかる課題を達成すべく、第1の手段である熱現像式ジアゾ複写機は、露光後の熱現像感光紙を加熱してその感光紙に形成した潜像を顕像化する現像ドラム、その現像ドラムを加熱する発熱体、現像ドラムの温度を検出する温度検出手段を有する加熱現像部と、その加熱現像部の手前に設けて感光紙を検出する感光紙検出手段と、その感光紙検出手段で感光紙を検出したとき温度検出手段で温度を監視しながら発熱体を制御し、現像ドラムを第1の温度制御範囲から、それよりも高い第2の温度制御範囲に切り換える温度制御手段と、を備えてなる、ことを特徴とする。
【0009】ここで、感光紙が現像ドラムに接触するときには、発熱体を略最大発熱量とするとよい。また、露光後に感光紙から分離した原稿を検出する正常搬送検出手段を設け、その正常搬送検出手段を感光紙検出手段としても利用するとよく、露光後に機械外に排出された感光紙を再給紙する感光紙再挿入口を設け、その感光紙再挿入口に再挿入検知手段を設けて、再給紙した感光紙を検知し、その再挿入検知手段を感光紙検出手段としても利用するとよい。
【0010】第2の手段である熱現像式ジアゾ複写機の現像温度制御方法は、加熱現像部の手前に設ける感光紙検出手段で感光紙を検出したとき、温度検出手段で加熱現像部の現像ドラムの温度を監視しながら温度制御手段で加熱現像部の発熱体を制御し、現像ドラムを第1の温度制御範囲から、それよりも高い第2の温度制御範囲に切り換えてなる、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。図1には、この発明によるジアゾ複写機の各部配置構成を示す。
【0012】この発明によるジアゾ複写機には、たとえば図1に示すとおり、テーブル部Aと、露光部Bと、分離部Cと、搬送部Dと、そして加熱現像部Eを備えてなる。
【0013】そして、この発明によるジアゾ複写機では、図2に示すように、原稿10と感光紙12を重ね合わせた重合紙14を、原稿10を上にしてテーブル20上に載せ、そのテーブル20で案内して露光部Bへと挿入する。
【0014】このとき、重合紙14を検出手段21で検出し、不図示のモータを作動して駆動ローラ22を駆動し、引張りローラ23およびアイドラローラ24をそれぞれ従動回転しながら無端ベルト25を回転駆動し、不図示のコロで回転可能に支持するシリンダガラス26を反時計方向に回転する。また、重合紙14を検出手段21で検出したとき、不図示の支持部材で支持する露光用蛍光ランプ27を点灯する。
【0015】そして、重合紙14をシリンダガラス26と無端ベルト25との間に挟み込み、露光用蛍光ランプ27により光を照射して原稿10を透過した光を感光紙12に当て、原稿10の画像に基づき感光紙12に潜像を形成しながら、シリンダ26および無端ベルト25の回転とともに重合紙14を搬送する。
【0016】露光後の重合紙14は、不図示の付勢手段により先端をシリンダガラス26に押し当てるピックアップ板28によりシリンダガラス26より分離する。
【0017】分離切替えレバー29を自動に切り替えて自動手動分離切替え板30を図示位置としたときは、露光後の重合紙14をずらしローラ対31間に入れる。
【0018】そして、2つのずらしローラ31の互いの速度差により、高速ずらしローラ31a側にある感光紙12が低速ずらしローラ31b側にある原稿10より約1cm程度先行する。
【0019】原稿10は、原稿排出検知センサ32のフィラー32aを動作し、機械外に排出する。原稿排出検知センサ32は、感光紙検出手段を兼ねる正常搬送検出手段である。
【0020】一方、感光紙12は、先端を分離爪33の切欠き部に入れるとともに、アクチュエータ34を押して移動する。これにより、分離爪33の回転ストッパを外し、分離爪33を回転して感光紙12を搬送部Dに送り込む。
【0021】搬送部Dに送り込まれた感光紙12は、ガイド板35で案内して中継搬送ローラ対36間に入れる。
【0022】ところで、原稿10が上述した原稿排出検知センサ32のフィラー32aを動作したときは、不図示の回動手段により現像部挿入阻止切替え板37を図示位置から回動して搬送路を開き、中継搬送ローラ対36を出た感光紙12が加熱現像部Eに入るようにする。
【0023】ところが、原稿10が上述した原稿排出検知センサ32のフィラー32aを動作しないときは、上述した分離部Cで原稿10と感光紙12とが正常に分離されずに原稿10が搬送部Dに送り込まれたと判断し、現像部挿入阻止切替え板37を図示位置のままとして搬送路を閉じ、中継搬送ローラ対36を出た感光紙12を加熱現像部Eには送り込まずにUターンして手前排出口38から機械外へと排出する。
【0024】さて、図示複写機では、原稿10が極端に厚いときや薄いとき、感光紙12が第2原図感光紙等のフィルム系のとき、原稿10と感光紙12とのサイズが違うときなど、上述の分離部Cにおいて自動分離を行うと、分離不良が発生して原稿10を傷めることがある。
【0025】そこで、このようなおそれがある場合には、分離切替えレバー29を手動にて切り替え、自動手動分離切替え板30を図示位置から回動し、露光後の重合紙14をずらしローラー対31間に通すことなく機械外に排出する。
【0026】そして、重合紙14が完全に分離されずに手前排出口38から排出されたとき、また重合紙14を手動で分離すべく機械外に排出したとき、使用者により原稿10と分離し、感光紙12のみを感光紙再挿入口40から機械内に再挿入する。その再挿入を再挿入検知手段41で検知したときは、現像部挿入阻止切替え板37を図示位置から回動し、中継搬送ローラ対36間を通してガイド板42で案内して加熱現像部Eに入れる。
【0027】加熱現像部Eに入った感光紙12は、現像ドラム43とニップローラ44間に導き、ニップローラ44の回転により現像ドラム43を回転して搬送ガイドシート45との間に入れる。さらなる現像ドラム43およびニップローラ44の回転により現像ドラム43と他のニップローラ44および搬送ガイドシート45間に導く。
【0028】その間、発熱体46で所定温度に加熱した現像ドラム43で熱を加え、感光紙12の潜像を現像する。そして、現像ドラム43から分離して機械外に排出し、排紙トレイ47上にスタックする。
【0029】感光紙12の後端が加熱現像部Eを通過したとき、現像部挿入阻止切替え板37を図示位置に戻す。
【0030】ところで、この発明では、常時は温度検出手段48で現像ドラム43の表面温度を監視しながら温度制御手段50で発熱体46を制御し、図3上段の(ニ)に示すとおり現像ドラム43の表面温度を134〜140℃の第1の温度制御範囲とする。
【0031】ところが、感光紙検出手段を兼ねる原稿排出検知センサ32で原稿10を検知したとき、つまり、そのときは感光紙12が搬送路Dに送られたと判断できることから、間接的ではあるが、感光紙12を検出したとして、現像部挿入阻止切替え板37を回動して搬送路を開くとともに、温度制御手段50で発熱体46を略最大発熱量とし、その後温度検出手段48で現像ドラム43の表面温度を監視しながら温度制御手段50で発熱体46を制御し、図3上段の(ホ)に示すとおり現像ドラム43を第1の温度制御範囲から、それよりも高い142〜148℃の第2の温度制御範囲に切り替える。
【0032】ここで、感光紙12の通紙長が長い場合には、現像ドラム43の表面温度は図3上段の(ヘ)に示すとおり漸次降下するが、130℃を切ることはなく、熱現像感光紙適正現像温度範囲内を保つことができる。これは、発熱体46を略最大発熱量とするとともに、感光紙14が現像ドラム43に接触するときにはすでに発熱体46で現像ドラム43を加熱しており、現像ドラム43の加熱遅れをなくすからである。
【0033】図示例では、現像部挿入阻止切替え板37が図2に示す位置に復帰したとき、第2の温度制御範囲から第1の温度制御範囲に戻し、次の感光紙12の現像に備えるようにする。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれば、感光紙検出手段で感光紙を検出したとき、現像ドラムを第1の温度制御範囲から、それよりも高い第2の温度制御範囲に切り換えるから、現像ドラムの加熱遅れをなくし、通紙長の長い感光紙の場合にも感光紙後半で現像不足を生じないようにすることができる。
【0035】請求項2に係る発明によれば、感光紙が現像ドラムに接触するときには、発熱体を略最大発熱量とするから、一層、通紙長の長い感光紙の場合にも現像不足を生じないようにすることができる。
【0036】請求項3および4に係る発明によれば、別途備える正常搬送検出手段や再挿入検知手段を感光紙検出手段としても利用するから、専用の感光紙検出手段を不要とし、構成の簡素化とともに、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。




 

 


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