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発明の名称 薄円板の形状評価方法およびその装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−304848(P2001−304848A)
公開日 平成13年10月31日(2001.10.31)
出願番号 特願2000−123835(P2000−123835)
出願日 平成12年4月25日(2000.4.25)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
【テーマコード(参考)】
2F069
【Fターム(参考)】
2F069 AA47 AA51 BB13 CC07 DD15 DD16 GG04 GG06 GG07 GG15 GG39 GG56 HH09 JJ02 JJ17 MM04 MM11 MM17 MM34 NN25 PP02 QQ05 
発明者 山田 渉 / 村木 光郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 薄円板の板厚を半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定することを、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行い、測定された前記薄円板の複数の測定点の板厚値に基づいて前記薄円板の形状を評価することを特徴とする薄円板の形状評価方法。
【請求項2】 請求項1記載の薄円板の形状評価方法において、前記薄円板の板厚値を、前記薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、前記板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示し、この表示に基づいて前記薄円板の形状を評価することを特徴とする薄円板の形状評価方法。
【請求項3】 請求項1または請求項2記載の薄円板の形状評価方法において、前記薄円板は、射出成形された樹脂材料からなり、評価された形状に基づいて射出成形条件を変化することを特徴とする薄円板の形状評価方法。
【請求項4】 装置本体内に形成される測定部に薄円板を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記測定部に搬送された前記薄円板を回転自在に支持する支持手段と、前記支持手段に支持された前記薄円板を回転する回転駆動手段と、前記支持手段に支持される薄円板の半径方向に間隔を置いて配置され前記薄円板の板厚を測定する複数の板厚測定部を備えた測定手段と、前記回転駆動手段を作動し前記薄円板が所定角度回転する毎に前記測定手段を作動する制御手段と、前記測定手段で測定された板厚値を入力しディスプレイ上に表示する演算表示手段と、を有することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項5】 請求項4記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値を、前記薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、前記板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項6】 請求項4または請求項5記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値に基づいて、前記薄円板の最大板厚値,最小板厚値,最大板厚値と最小板厚値との差の値、または平均板厚値のいずれか1つ以上の値を表示することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項7】 請求項4ないし請求項6のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記搬送手段は、前記薄円板を水平状態で搬送し、前記支持手段は、前記薄円板を水平状態で支持することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項8】 請求項7記載の薄円板の形状評価装置において、前記搬送手段は、前記薄円板を水平状態で収容する移動テーブルを有することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項9】 請求項8記載の薄円板の形状評価装置において、前記支持手段は、前記移動テーブルに収容された薄円板の中心の上方に回転自在に配置され前記回転駆動手段により回転される上側回転部材と、前記移動テーブルに収容された薄円板の中心の下方に回転自在に配置され前記移動テーブルの中心に形成される貫通穴を貫通して上方に移動可能な下側回転部材と、前記下側回転部材を上方に移動し前記薄円板を前記下側回転部材と前記上側回転部材との間に挟持する上下駆動手段と、を有することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項10】 請求項4ないし請求項9のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記制御手段は、前記回転駆動手段を間歇駆動し、前記薄円板を所定角度毎に間歇回転することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
【請求項11】 請求項4ないし請求項10のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値を、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示することを特徴とする薄円板の形状評価装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄円板の板厚を測定して薄円板の形状を評価する薄円板の形状評価方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体として使用されるDVD,CD−R等の基板となる薄円板は、樹脂を射出成形することにより製造されている。そして、特に、DVDの基板となる薄円板では、その情報量が飛躍的に増大するため、薄円板の板厚を、例えば、ミクロンオーダーの精度で維持する必要がある。
【0003】従来、薄円板の板厚を所定の精度で維持するために、射出成形された薄円板の板厚を測定し、測定された値に基づいて、成形用の金型への溶融樹脂の流し込み量等の射出成形条件を変化することが行われている。そして、従来、このような薄円板の板厚を測定する装置として、例えば、特開平5−40018号公報に開示される円盤厚み測定器が知られている。
【0004】図10は、この円盤厚み測定器を示すもので、この測定器では、円盤1の外周がローラ2により保持され、ローラ2の回転により円盤1が回転される。一方、円盤1を挟んで一対のレーザ変位計3が対向配置され、円盤1を回転した状態で、一対のレーザ変位計3を支持する支持部材4を半径方向に移動することにより円盤1の板厚が測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような円盤厚み測定器では、円盤1を回転した状態で、レーザ変位計3を半径方向に移動することにより円盤1の板厚を測定しているため、円盤1の動きとレーザ変位計3の動きが重なると、測定軌跡が螺旋形状になり、正確に円盤1の厚み分布を得ることが困難になるという問題があった。
【0006】また、逆に厚み分布を正確に得るためには、円盤1の半径方向にレーザ変位計3を移動し、所定の位置でレーザ変位計3を停止し、この状態で円盤1を回転して板厚を測定する必要があるため、測定に多大な時間が必要になるという問題があった。本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、薄円板の板厚を迅速に測定することができるとともに、薄円板の形状を迅速に評価することができる薄円板の形状評価方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の薄円板の形状評価方法は、薄円板の板厚を半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定することを、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行い、測定された前記薄円板の複数の測定点の板厚値に基づいて前記薄円板の形状を評価することを特徴とする。
【0008】請求項2の薄円板の形状評価方法は、請求項1記載の薄円板の形状評価方法において、前記薄円板の板厚値を、前記薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、前記板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示し、この表示に基づいて前記薄円板の形状を評価することを特徴とする。請求項3の薄円板の形状評価方法は、請求項1または請求項2記載の薄円板の形状評価方法において、前記薄円板は、射出成形された樹脂材料からなり、評価された形状に基づいて射出成形条件を変化することを特徴とする。
【0009】請求項4の薄円板の形状評価装置は、装置本体内に形成される測定部に薄円板を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記測定部に搬送された前記薄円板を回転自在に支持する支持手段と、前記支持手段に支持された前記薄円板を回転する回転駆動手段と、前記支持手段に支持される薄円板の半径方向に間隔を置いて配置され前記薄円板の板厚を測定する複数の板厚測定部を備えた測定手段と、前記回転駆動手段を作動し前記薄円板が所定角度回転する毎に前記測定手段を作動する制御手段と、前記測定手段で測定された板厚値を入力しディスプレイ上に表示する演算表示手段とを有することを特徴とする。
【0010】請求項5の薄円板の形状評価装置は、請求項4記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値を、前記薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、前記板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示することを特徴とする。請求項6の薄円板の形状評価装置は、請求項4または請求項5記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値に基づいて、前記薄円板の最大板厚値,最小板厚値,最大板厚値と最小板厚値との差の値、または平均板厚値のいずれか1つ以上の値を表示することを特徴とする。
【0011】請求項7の薄円板の形状評価装置は、請求項4ないし請求項6のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記搬送手段は、前記薄円板を水平状態で搬送し、前記支持手段は、前記薄円板を水平状態で支持することを特徴とする。請求項8の薄円板の形状評価装置は、請求項7記載の薄円板の形状評価装置において、前記搬送手段は、前記薄円板を水平状態で収容する移動テーブルを有することを特徴とする。
【0012】請求項9の薄円板の形状評価装置は、請求項8記載の薄円板の形状評価装置において、前記支持手段は、前記移動テーブルに収容された薄円板の中心の上方に回転自在に配置され前記回転駆動手段により回転される上側回転部材と、前記移動テーブルに収容された薄円板の中心の下方に回転自在に配置され前記移動テーブルの中心に形成される貫通穴を貫通して上方に移動可能な下側回転部材と、前記下側回転部材を上方に移動し前記薄円板を前記下側回転部材と前記上側回転部材との間に挟持する上下駆動手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項10の薄円板の形状評価装置は、請求項4ないし請求項9のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記制御手段は、前記回転駆動手段を間歇駆動し、前記薄円板を所定角度毎に間歇回転することを特徴とする。請求項11の薄円板の形状評価装置は、請求項4ないし請求項10のいずれか1項記載の薄円板の形状評価装置において、前記演算表示手段は、前記測定手段で測定された薄円板の板厚値を、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示することを特徴とする。
【0014】(作用)請求項1の薄円板の形状評価方法では、薄円板の板厚を半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定することを、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行うことにより、薄円板の板厚の測定が迅速に行われる。そして、測定された薄円板の複数の測定点の板厚値に基づいて薄円板の形状が迅速に評価される。
【0015】請求項2の薄円板の形状評価方法では、薄円板の板厚値が、薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示される。そして、この表示に基づいて薄円板の形状が評価される。請求項3の薄円板の形状評価方法では、薄円板が、射出成形された樹脂材料からなる。
【0016】そして、評価された形状に基づいて射出成形条件が変化される。請求項4の薄円板の形状評価装置では、先ず、搬送手段に薄円板が供給され、薄円板が装置本体内に形成される測定部に搬送される。そして、測定部において、支持手段により薄円板が回転自在に支持される。
【0017】次に、制御手段により、支持手段に支持された薄円板を回転する回転駆動手段が作動され、薄円板が所定角度回転する毎に測定手段が作動される。そして、測定手段の1回の作動により、支持手段に支持される薄円板の板厚が、半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定され、この測定が、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行われる。
【0018】そして、測定手段で測定された板厚値が、演算表示手段に出力され、演算表示手段によりディスプレイ上に表示される。請求項5の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値が、薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示される。
【0019】請求項6の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値に基づいて、薄円板の最大板厚値,最小板厚値,最大板厚値と最小板厚値との差の値、または平均板厚値のいずれか1つ以上の値が表示される。請求項7の薄円板の形状評価装置では、搬送手段により薄円板が水平状態で搬送され、支持手段により薄円板が水平状態で支持される。
【0020】請求項8の薄円板の形状評価装置では、搬送手段の移動テーブルに、薄円板が水平状態で収容され、薄円板が測定部に搬送される。請求項9の薄円板の形状評価装置では、搬送手段の移動テーブルにより薄円板が測定部に搬送されると、上下駆動手段により、下側回転部材が移動テーブルの貫通穴を通り上方に移動され、薄円板が上方に移動され、薄円板が下側回転部材と上側回転部材との間に挟持され支持される。
【0021】そして、この状態で、回転駆動手段により上側回転部材が回転され、薄円板が回転される。請求項10の薄円板の形状評価装置では、制御手段により、回転駆動手段が間歇駆動され、薄円板が所定角度毎に間歇回転される。
【0022】請求項11の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値が、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の薄円板の形状評価装置の一実施形態を示しており、この実施形態では、装置は、装置本体11と、演算表示手段13と、ディスプレイ15とを備えている。演算表示手段13は、パーソナルコンピュータ17と、キーボード19とを備えている。
【0025】装置本体11は、図2に示すように、直方体状の外形を有しており、その正面左側には、装置本体11内の測定部21に薄円板23を搬送する搬送手段25が配置されている。薄円板23は、射出成形された樹脂材料からなり、例えば、DVD用の基板として使用される。
【0026】搬送手段25は、薄円板23を水平状態で収容する移動テーブル27を有している。図3および図4は、測定部21の詳細を示すもので、この測定部21には、搬送手段25により搬送された移動テーブル27上の薄円板23を回転自在に支持する支持手段29が配置されている。
【0027】この支持手段29は、移動テーブル27に収容され、測定部21に移動された薄円板23の中心の上方に配置される上側回転部材31と対向している。この上側回転部材31は、装置本体11内に形成されるブラケット33に、図示しないベアリングを介して回転自在に支持されている。また、ブラケット33には、モータからなる回転駆動手段35が配置され、この回転駆動手段35の回転が、コグベルト等の伝達手段37を介して上側回転部材31に伝達されている。
【0028】移動テーブル27に収容され、測定部21に移動された薄円板23の中心の下方には、下側回転部材39が配置されている。この下側回転部材39の大径部39aは、装置本体11の底面11aに固定される固定軸41に、ベアリング43を介して回転自在に支持されている。また、下側回転部材39は、移動テーブル27の中心に形成される貫通穴27aを貫通して上方に移動可能とされている。
【0029】装置本体11の底面11aには、例えば、エアーシリンダからなる上下駆動手段45が配置されている。そして、上下駆動手段45を作動し、下側回転部材39を上方に移動することにより、図5に示すように、薄円板23が、下側回転部材39と上側回転部材31との間に挟持され、移動テーブル27から浮いた状態で支持される。
【0030】なお、この実施形態では、移動テーブル27は、移動テーブル27と装置本体11の間に配置されるローラ47の回転により測定部21まで移動される。そして、測定部21には、図4に示すように、支持手段29に支持される薄円板23の板厚を測定する測定手段51が配置されている。この測定手段51は、薄円板23の半径方向に間隔を置いて配置され薄円板23の板厚を測定する3体の板厚測定部53を備えている。
【0031】3体の板厚測定部53は、図6に示すように、薄円板23の両側に対向して配置される支持部材55を有している。支持部材55の先端には、レーザ変位計等の距離センサ57が配置されている。
【0032】この距離センサ57からの信号は、後述する演算表示手段13に出力される。図7は、上述した薄円板の形状評価装置の制御ブロックを示すもので、制御手段59は、搬送手段25,支持手段29,回転駆動手段35,測定手段51を制御する。すなわち、制御手段59は、搬送手段25の移動テーブル27に薄円板23が収容され、所定のスイッチがオンされると、ローラ47を回転し、移動テーブル27を支持手段29の位置、すなわち、測定部21まで搬送する。
【0033】次に、制御手段59は、支持手段29の上下駆動手段45を作動し、下側回転部材39を上方に移動し、図5に示したように、薄円板23を上側回転部材31と下側回転部材39との間に挟持する。次に、制御手段59は、支持部材55に配置される距離センサ57を作動し、支持手段29に支持される薄円板23の板厚を、半径方向に間隔を置いて3箇所同時に測定する。
【0034】そして、制御手段59は、この時の薄円板23の回転角度を0度として後述する演算表示手段13に出力する。次に、制御手段59は、回転駆動手段35を作動し、薄円板23を予め定められた角度、例えば、45度の角度回転する。次に、制御手段59は、支持部材55に配置される距離センサ57を作動し、支持手段29に支持される薄円板23の板厚を、半径方向に間隔を置いて3箇所同時に測定する。
【0035】そして、制御手段59は、この時の薄円板23の回転角度を45度として後述する演算表示手段13に出力する。そして、これを繰り返すことにより、例えば、薄円板23の板厚が、45度の角度を置いて8方向に測定される。
【0036】そして、薄円板23の板厚の測定が全て終了すると、制御手段59は、ローラ47を回転し、移動テーブル27を薄円板23の取り出し位置まで搬送する。なお、この実施形態では、測定の前に、高い精度の板厚値を有する較正用の薄円板の板厚値を測定手段51により測定することにより、距離センサ57が較正される。
【0037】図7において符号13は、演算表示手段を示しており、この演算表示手段13には、制御手段59からの前述した薄円板23の回転角度、および、この時に測定手段51で測定された板厚値が入力される。そして、この演算表示手段13は、測定手段51で測定された板厚値をディスプレイ15上に表示する。
【0038】図8は、ディスプレイ15上に表示される画面61を示すもので、画面61上には、薄円板23に対応する円63が表示されている。そして、測定手段51で測定された薄円板23の板厚値が、画面61上の円63内の四角枠65内に表示される。それぞれの板厚値は、板厚値が得られた測定点に対応する位置の四角枠65に表示される。
【0039】なお、この実施形態では、薄円板23の外周部,中間部,内周部が測定され、これに対応する位置に四角枠65が形成されている。そして、この実施形態では、薄円板23の板厚値が、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示される。すなわち、例えば、予め定められた板厚値との差が、所定寸法を越える場合には、板厚値が赤色でカラー表示され、所定寸法未満の場合には、青色でカラー表示される。
【0040】また、更に、その中間値を濃淡色を加えて表示することにより、板厚の分布状況が目視により明示できる。また、この実施形態では、演算表示手段13により、測定手段51で測定された薄円板23の板厚値に基づいて、薄円板23の最大板厚値MAX,最小板厚値MIN,最大板厚値と最小板厚値との差の値R、および平均板厚値AVGが演算され、画面61上に表示される。
【0041】そして、画面61上に表示される値に基づいて薄円板23の形状が評価される。そして、この評価に基づいて、例えば、薄円板23の射出成形条件が、板厚値が正常になるように変化される。上述した薄円板の形状評価装置では、装置を、装置本体11内に形成される測定部21に薄円板23を搬送する搬送手段25と、搬送手段25により測定部21に搬送された薄円板23を回転自在に支持する支持手段29と、支持手段29に支持された薄円板23を回転する回転駆動手段35と、支持手段29に支持される薄円板23の半径方向に間隔を置いて配置され薄円板23の板厚を測定する複数の板厚測定部53を備えた測定手段51と、回転駆動手段35を作動し薄円板23が所定角度回転する毎に測定手段51を作動する制御手段59により構成したので、薄円板23の板厚を迅速に、かつ、容易,確実に測定することができる。
【0042】また、演算表示手段13により、測定手段51で測定された板厚値をディスプレイ15上に表示するようにしたので、薄円板23の形状を迅速に評価することができる。そして、上述した薄円板の形状評価装置では、演算表示手段13により、測定手段51で測定された薄円板23の板厚値を、薄円板23に対応する円が表示されるディスプレイ15上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示するようにしたので、ディスプレイ15を見ることにより、薄円板23の測定点と板厚値との対応関係が明確になり、薄円板23の形状を迅速,確実に評価することができる。
【0043】また、上述した薄円板の形状評価装置では、演算表示手段13により、測定手段51で測定された薄円板23の板厚値に基づいて、薄円板23の最大板厚値,最小板厚値,最大板厚値と最小板厚値との差の値、または平均板厚値のいずれか1つ以上の値を表示するようにしたので、薄円板23の形成をより確実に評価することができる。
【0044】さらに、上述した薄円板の形状評価装置では、搬送手段25により薄円板23を水平状態で搬送し、また、支持手段29により薄円板23を水平状態で支持するようにしたので、薄円板23の搬送および支持を容易,確実に行うことができる。また、上述した薄円板の形状評価装置では、搬送手段25に、薄円板23を水平状態で収容する移動テーブル27を設けたので、薄円板23を容易,確実に搬送することができる。
【0045】さらに、上述した薄円板の形状評価装置では、支持手段29を、移動テーブル27に収容された薄円板23の中心の上方に回転自在に配置され回転駆動手段35により回転される上側回転部材31と、移動テーブル27に収容された薄円板23の中心の下方に回転自在に配置され移動テーブル27の中心に形成される貫通穴を貫通して上方に移動可能な下側回転部材39と、下側回転部材39を上方に移動し薄円板23を下側回転部材39と上側回転部材31との間に挟持する上下駆動手段45により構成したので、薄円板23を容易,確実に回転可能に支持することができる。
【0046】また、上述した薄円板の形状評価装置では、制御手段59により、回転駆動手段35を間歇駆動し、薄円板23を所定角度毎に間歇回転するようにしたので、薄円板23の板厚を所定角度を置いて複数の半径方向に対して容易,確実に測定することができる。さらに、上述した薄円板の形状評価装置では、演算表示手段13により、測定手段51で測定された薄円板23の板厚値を、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示するようにしたので、各測定点における板厚値の大きさを迅速、かつ容易,確実に評価することができる。
【0047】そして、上述した薄円板の形状評価方法では、薄円板23の板厚を半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定することを、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行うようにしたので、薄円板23の板厚を迅速に測定することができる。また、測定された薄円板23の複数の測定点の板厚値に基づいて薄円板23の形状を評価するようにしたので、薄円板23の形状を迅速に評価することができる。
【0048】また、上述した薄円板の形状評価方法では、薄円板23の板厚値を、薄円板23に対応する円が表示されるディスプレイ15上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示し、この表示に基づいて薄円板23の形状を評価するようにしたので、ディスプレイ15を見ることにより、板厚の分布状況が明示され、薄円板23の形状を迅速,確実に評価することができる。
【0049】さらに、上述した薄円板の形状評価方法では、評価された形状に基づいて薄円板23の射出成形条件を確実に変化することができる。図9は、本発明の薄円板の形状評価装置に使用される測定手段の他の例を示すもので、この例では、板厚測定部53Aが、一対の支持部材55Aを有している。一対の支持部材55Aの支点には、支持軸71が挿通され、一対の支持部材55Aは、ベアリング73を介して回動自在に支持されている。
【0050】一対の支持部材55Aの前部の先端には、半球状の測定子75が固定されている。また、一対の支持部材55Aの後部には、スプリング77が配置され、スプリング77により、一対の支持部材55Aの先端が閉じる方向に付勢されている。一対の支持部材55Aの一方の後部の内側には、リニアゲージ79が固定されている。
【0051】また、一対の支持部材55Aの他方の後部の内側には、リニアゲージ79の測定子81が当接される座部83が固定されている。さらに、一対の支持部材55Aの後端の内側には、駒部材85が固定されている。駒部材85の傾斜面85aには、エアーシリンダ87により移動されるローラ89が挿入されている。
【0052】この板厚測定部53では、エアーシリンダ87の作動により、図9の状態から、ローラ89を駒部材85の傾斜面85aの奥側に移動すると、一対の支持部材55Aの先端に配置される測定子75の間隔が開き、この状態で一対の支持部材55Aの間に薄円板23が挿入される。そして、エアーシリンダ87の作動により、ローラ89を図9の状態にすると、一対の支持部材55Aが、スプリング77の力により閉じられ、一対の支持部材55Aの先端に配置される測定子75が薄円板23に所定の力で押圧される。
【0053】そして、この時のリニアゲージ79の値が板厚値として演算表示手段13に出力される。なお、この板厚測定部53Aを使用する場合にも、測定の前に、高い精度の板厚値を有する較正用の薄円板の板厚値を測定することにより、リニアゲージ79の較正が行われる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の薄円板の形状評価方法では、薄円板の板厚を半径方向に間隔を置いて複数箇所同時に測定することを、所定角度を置いて複数の半径方向に対して行うようにしたので、薄円板の板厚を迅速に測定することができる。
【0055】また、測定された薄円板の複数の測定点の板厚値に基づいて薄円板の形状を評価するようにしたので、薄円板の形状を迅速に評価することができる。請求項2の薄円板の形状評価方法では、薄円板の板厚値を、薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示し、この表示に基づいて薄円板の形状を評価するようにしたので、ディスプレイを見ることにより、薄円板の形状を迅速,確実に評価することができる。
【0056】請求項3の薄円板の形状評価方法では、評価された形状に基づいて薄円板の射出成形条件を確実に変化することができる。請求項4の薄円板の形状評価装置では、装置を、装置本体内に形成される測定部に薄円板を搬送する搬送手段と、搬送手段により測定部に搬送された薄円板を回転自在に支持する支持手段と、支持手段に支持された薄円板を回転する回転駆動手段と、支持手段に支持される薄円板の半径方向に間隔を置いて配置され薄円板の板厚を測定する複数の板厚測定部を備えた測定手段と、回転駆動手段を作動し薄円板が所定角度回転する毎に測定手段を作動する制御手段により構成したので、薄円板の板厚を迅速に、かつ、容易,確実に測定することができる。
【0057】また、演算表示手段により、測定手段で測定された板厚値をディスプレイ上に表示するようにしたので、薄円板の形状を迅速に評価することができる。請求項5の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値を、薄円板に対応する円が表示されるディスプレイ上において、板厚値が得られた測定点に対応する位置に表示するようにしたので、ディスプレイを見ることにより、薄円板の測定点と板厚値との対応関係が明確になり、薄円板の形状を迅速,確実に評価することができる。
【0058】請求項6の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値に基づいて、薄円板の最大板厚値,最小板厚値,最大板厚値と最小板厚値との差の値、または平均板厚値のいずれか1つ以上の値を表示するようにしたので、薄円板の形成をより確実に評価することができる。請求項7の薄円板の形状評価装置では、搬送手段により薄円板を水平状態で搬送し、また、支持手段により薄円板を水平状態で支持するようにしたので、薄円板の搬送および支持を容易,確実に行うことができる。
【0059】請求項8の薄円板の形状評価装置では、搬送手段に、薄円板を水平状態で収容する移動テーブルを設けたので、薄円板を容易,確実に搬送することができる。請求項9の薄円板の形状評価装置では、支持手段を、移動テーブルに収容された薄円板の中心の上方に回転自在に配置され回転駆動手段により回転される上側回転部材と、移動テーブルに収容された薄円板の中心の下方に回転自在に配置され移動テーブルの中心に形成される貫通穴を貫通して上方に移動可能な下側回転部材と、下側回転部材を上方に移動し薄円板を下側回転部材と上側回転部材との間に挟持する上下駆動手段により構成したので、薄円板を容易,確実に回転可能に支持することができる。
【0060】請求項10の薄円板の形状評価装置では、制御手段により、回転駆動手段を間歇駆動し、薄円板を所定角度毎に間歇回転するようにしたので、薄円板の板厚を所定角度を置いて複数の半径方向に対して容易,確実に測定することができる。請求項11の薄円板の形状評価装置では、演算表示手段により、測定手段で測定された薄円板の板厚値を、予め定められた板厚値との差に応じてカラー表示するようにしたので、各測定点における板厚値の大きさを迅速、かつ容易,確実に評価することができる。




 

 


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