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発明の名称 光ファイバコネクタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−194553(P2001−194553A)
公開日 平成13年7月19日(2001.7.19)
出願番号 特願2000−2446(P2000−2446)
出願日 平成12年1月11日(2000.1.11)
代理人 【識別番号】100089761
【弁理士】
【氏名又は名称】八幡 義博
【テーマコード(参考)】
2H036
【Fターム(参考)】
2H036 QA02 QA03 QA11 QA32 QA48 
発明者 腰塚 浩章 / 是枝 雄一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パターン配線が形成されたバックボードに電子回路,電子部品を三次元実装するための、バックボード装備型の光ファイバコネクタであって、次の各構成を有することを特徴とする光ファイバコネクタ。
(イ)接続対象の光ファイバの一方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含み、前記バックボードの裏面側に配置される第1のプラグ(ロ)接続対象の光ファイバの他方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含み、前記バックボードの表面側に配置される第2のプラグ(ハ)前記バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有し、その内側に前記第1のプラグのフェルール及び第2のプラグのフェルールが挿入される整列スリーブと、この整列スリーブを内部に保持固定するスリーブホルダとを備え、前記バックボードに形成される貫通孔に圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置固定された整列スリーブ・ホルダ組立(ニ)プラグ係止片を備えて形成され、前記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの裏面に実装されて前記第1のプラグが挿入され、この第1のプラグを、そのフェルールが前記整列スリーブ内に挿し込まれた状態で前記プラグ係止片により係止、固定する第1のアダプタハウジング(ホ)プラグ係止片を備えて形成され、前記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの表面に実装されて前記第2のプラグが挿入され、この第2のプラグを、そのフェルールが前記整列スリーブ内に挿し込まれて前記第1のプラグのフェルールに当接した状態で前記プラグ係止片により係止、固定する第2のアダプタハウジング【請求項2】 前記第1のプラグ及び第2のプラグそれぞれが複数づつ配置され、前記整列スリーブ・ホルダ組立が複数個、前記バックボードに予め定められた間隔で配列、形成された複数の貫通孔それぞれに対応して圧入、固定され、前記第1のアダプタハウジングが、前記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの裏面に実装されて前記複数の第1のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入した状態でこれら第1のプラグを係止、固定する複数連構造であり、前記第2のアダプタハウジングが、前記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの表面に実装されて前記複数の第2のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入して第1のプラグのフェルールに当接した状態でこれら第2のプラグを係止、固定する複数連構造である請求項1記載の光ファイバコネクタ。
【請求項3】 請求項1に記載の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その整列スリーブが、バックボードに形成された貫通孔に直接圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置、固定され、そのスリーブホルダが、2つに分割されて、前記整列スリーブの、バックボードの両面から突出した部分を保持固定するように形成された構造である光ファイバコネクタ。
【請求項4】 請求項3に記載の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その整列スリーブ内に、予め定められた長さ寸法を有してその内部に光ファイバを整列保持したフェルールを保持固定した構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが前記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが前記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である光ファイバコネクタ。
【請求項5】 前記整列スリーブ・ホルダ組立の分割されたスリーブホルダが、それぞれ、第1のアダプタハウジングと第2のアダプタハウジングとに一体形成された構造である請求項3または請求項4に記載の光ファイバコネクタ。
【請求項6】 請求項4に記載の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その光ファイバを整列保持したフェルールが、バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有してこのバックボードに形成された貫通孔に直接挿入され、その両端が前記バックボードの両面から突出するように配置固定され、その整列スリーブが、2分割されて前記フェルールの、バックボードの両面から突出した部分を保持、固定するように形成され、その分割されたスリーブホルダが、2分割された前記整列スリーブそれぞれを保持、固定するように形成された構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された一方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された他方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である光ファイバコネクタ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバコネクタに関し、特に交換機、通信装置などにおける、主にパターン配線が形成されたバックボードに、パッケージボードや電子部品等を3次元実装するための光ファイバコネクタに属する。
【0002】
【従来の技術】交換機や通信装置などにおいては、バックボードとパッケージボードとを垂直に接続する、いわゆる「3次元実装」が標準とされている。この3次元実装においては、パッケージボード側に高速スイッチング素子や光モジュール等のデバイス(電子部品)を搭載して電子回路等を形成し、バックボード側には、主にパッケージボード間の信号伝送のためのパターン配線や、電源用のパターン配線等がその表層及び内層に形成されている。昨今の大容量通信機器では、インターコネクション速度が大幅に上昇しており、バックボード・パッケージボード間を接続する場合、従来の電気的コネクタのほかに、単芯、多芯等の光ファイバコネクタを使用する必要があり、JISにも規定されている【0003】このような光ファイバコネクタの、従来の、単芯の場合の一例を図5(a),(b)に示す。この例の光ファイバコネクタは、バックボード800xの裏側面に配置される第1のプラグ100x及びアダプタハウジング400xと、バックボード800xの表面側に配置される第2のプラグ200x及びアダプタハウジング500xとを有して構成され、これらの詳細は次のとおりである。第1のプラグ100xは、その中心軸上に、接続対象の光ファイバの一方を整列保持するためのフェルール110xと、このフェルール110xを、フェルール保持部材130xにより保持固定するプラグシェル120xとを含んで構成される。
【0004】アダプタハウジング400xは、内部に、プラグ100xのフェルール110xが挿入される整列スリーブ311xと、この整列スリーブ311xを保持固定するスリーブホルダ320xと、プラグ係止片410xとを備えて形成され、その外殻の一部がバックボード800xに形成された貫通孔810xに挿入されてバックボード800xに固定される。第2のプラグ200xは、その中心軸上に、接続対象の光ファイバの他方を整列保持するためのフェルール210xと、このフェルール210xを、フェルール保持部材230xにより保持固定するプラグシェル220xとを含んで構成される。
【0005】アダプタハウジング500xは、内部に、プラグ200xのフェルール210xが挿入される整列スリーブ312xと、この整列スリーブ312xを保持固定するスリーブホルダ330xと、プラグ係止片510xとを備えて構成され、その外殻の一部がバックボード800xの貫通孔810xに挿入されてバックボード800xに固定されると同時に、互いに中心軸を一致させるように、アダプタハウジング400xと結合する。
【0006】そして、フェルール110xに接続対象の光ファイバの一方が整列保持されたプラグ100xが、アダプタハウジング400xに挿入されて、フェルール110xが整列スリーブ311x内に挿入され、プラグ係止片410xにより、プラグ100xはアダプタハウジング400x内に係止、固定される。また同様に、フェルール210xに接続対象の光ファイバの他方が整列保持されたプラグ200xが、アダプタハウジング500xに挿入されて、フェルール210xが整列スリーブ312x内に挿入され、プラグ係止片510xにより、プラグ200xはアダプタハウジング500x内に係止、固定され、同時に、プラグ100xのフェルール110xとプラグ200xのフェルール210xとが当接して、光ファイバは接続状態となる。
【0007】図6は、複数の第1のプラグ100xと複数の第2のプラグ200xとを用いて、多連(多芯)接続する場合の、光ファイバコネクタの一例を示す分解斜視図である。この例の光ファイバコネクタは、複数の第1,第2のプラグ100x,200xと、多連アダプタハウジング450x,550xと、多連プラグハウジング600xとを有して構成され、プラグ100x,200x、及び多連アダプタハウジング450x,550xの、プラグ100x,200x係止、固定部分、フェルール110x,210x挿入、当接、光ケーブル接続部分の構造は単芯の場合と同一である。この例では、多連となっているため、アダプタハウジングの外殻は大きく、バックボード800yに形成された貫通孔810yも大きくなっている。また、パッケージボード900xに多連プラグハウジング600xを装備して、複数のプラグ200xが同時に多連アダプタハウジング550xに挿入される構造となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ファイバコネクタは、内部に整列スリーブ311x,312x及びスリーブホルダ320x,330xを備えたアダプタハウジング400x,500x、多連アダプタハウジング450x,550xの外殻の一部を、バックボード800x,800yの貫通孔810x,810yに挿入してこれらをバックボード800x,800yに保持固定する構造となっているので、バックボード800x,800yには大きな貫通孔810x,810yを必要とし、これら貫通孔810x,810yの部分にはパターン配線を形成することができないために(デッドスペース)、この部分を避けて形成することになり、配線長が長くなったり、配線本数が少なくなって、高速化及び高密度実装の妨げになるという問題点があり、また、貫通孔によって、バックボードの強度が低下し、反りが発生する等の問題点もあり、そのために、光ファイバコネクタの配置が制限されるという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、バックボードのデッドスペースを低減して高速化、高密度実装を実現することができ、かつバックボードの強度を確保し、またその反りの発生を防ぎ、コネクタ配置の自由度を上げることができる光ファイバコネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバコネクタは、パターン配線が形成されたバックボードに電子回路,電子部品を3次元実装するための、バックボード装備型の光ファイバコネクタであって、上記目的を達成するために次の各構成を有することを特徴とする。
(イ)接続対象の光ファイバの一方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含み、前記バックボードの裏面側に配置される第1のプラグ(ロ)接続対象の光ファイバの他方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含み、前記バックボードの表面側に配置される第2のプラグ(ハ)前記バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有し、その内側に前記第1のプラグのフェルール及び第2のプラグのフェルールが挿入される整列スリーブと、この整列スリーブを内部に保持固定するスリーブホルダとを備え、前記バックボードに形成される貫通孔に圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置固定された整列スリーブ・ホルダ組立(ニ)プラグ係止片を備えて形成され、前記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの裏面に実装されて前記第1のプラグが挿入され、この第1のプラグを、そのフェルールが前記整列スリーブ内に挿し込まれた状態で前記プラグ係止片により係止、固定する第1のアダプタハウジング(ホ)プラグ係止片を備えて形成され、前記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの表面に実装されて前記第2のプラグが挿入され、この第2のプラグを、そのフェルールが前記整列スリーブ内に挿し込まれて前記第1のプラグのフェルールに当接した状態で前記プラグ係止片により係止、固定する第2のアダプタハウジング【0011】また、前記第1のプラグ及び第2のプラグそれぞれが複数づつ配置され、前記整列スリーブ・ホルダ組立が複数個、前記バックボードに予め定められた間隔で配列、形成された複数の貫通孔それぞれに対応して圧入、固定され、前記第1のアダプタハウジングが、前記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの裏面に実装されて前記複数の第1のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入した状態でこれら第1のプラグを係止、固定する複数連構造であり、前記第2のアダプタハウジングが、前記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで前記バックボードの表面に実装されて前記複数の第2のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入して第1のプラグのフェルールに当接した状態でこれら第2のプラグを係止、固定する複数連構造である構成を有している。
【0012】また、前記の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その整列スリーブが、バックボードに形成された貫通孔に直接圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置、固定され、そのスリーブホルダが、2つに分割されて、前記整列スリーブの、バックボードの両面から突出した部分を保持固定するように形成された構造であり、更にまた、整列スリーブ・ホルダ組立は、その整列スリーブ内に、予め定められた長さ寸法を有してその内部に光ファイバを整列保持したフェルールを保持固定した構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが前記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが前記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である構成を有している。
【0013】更に、前記整列スリーブ・ホルダ組立の分割されたスリーブホルダが、それぞれ、第1のアダプタハウジングと第2のアダプタハウジングとに一体形成された構造である構成を有している。
【0014】また、前記の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その光ファイバを整列保持したフェルールが、バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有してこのバックボードに形成された貫通孔に直接挿入され、その両端が前記バックボードの両面から突出するように配置固定され、その整列スリーブが、2分割されて前記フェルールの、バックボードの両面から突出した部分を保持、固定するように形成され、その分割されたスリーブホルダが、2分割された前記整列スリーブそれぞれを保持、固定するように形成された構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された一方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された他方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である構成を有している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、バックボードの裏面側に配置された第1のプラグ及びアダプタハウジングと、バックボードの表面側に配置された第2のプラグ及びアダプタハウジングと、バックボードの貫通孔に圧入、固定される整列スリーブ・ホルダ組立と、を有して構成され、これらの詳細は次のとおりである。第1のプラグは、接続対象の光ファイバの一方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含んで形成され、第2のプラグは、接続対象の光ファイバの他方を整列保持するためのフェルールと、このフェルールを保持固定するプラグシェルとを含んで形成される。整列スリーブ・ホルダ組立は、上記バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有し、その内側に上記第1のプラグのフェルール及び第2のプラグのフェルールが挿入される整列スリーブと、この整列スリーブを内部に保持固定するスリーブホルダとを備え、上記バックボードに形成された貫通孔に圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置固定される。
【0016】第1のアダプタハウジングは、プラグ係止片を備えて形成され、上記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面側に突出した部分を内部に取り込んで上記バックボードの裏面に実装されて上記第1のプラグが挿入され、この第1のプラグを、そのフェルールが上記整列スリーブ内に挿し込まれた状態で上記プラグ係止片により係止、固定する。
【0017】第2のアダプタハウジングは、プラグ係止片を備えて形成され、上記整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで上記バックボードの表面に実装されて上記第2のプラグが挿入され、この第2のプラグを、そのフェルールが上記整列スリーブ内に挿し込まれて上記第1のプラグのフェルールに当接した状態で上記プラグ係止片により係止、固定する。
【0018】このような構成、構造とすることにより、バックボードに形成される貫通孔の大きさを、従来例に比べて大幅に小さくすることができて、デッドスペースを低減することができ、高速化、高密度実装の実現が容易となり、かつバックボードの強度も増して、その反りの発生を防ぎ、またコネクタ配置の自由度を上げることができるようになる。
【0019】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態における光ファイバコネクタを多芯、多連コネクタに適用したものであり、次のような構成、構造となっている。すなわち、上記第1のプラグ及び第2のプラグそれぞれが複数づつ配置され、上記整列スリーブ・ホルダ組立が複数個、上記バックボードに予め定められた間隔で配列、形成された複数の貫通孔それぞれに対応して圧入、固定され、上記第1のアダプタハウジングが、上記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面に突出した部分を内部に取り込んで上記バックボードの裏面に実装されて上記複数の第1のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入した状態でこれら第1のプラグを係止、固定する複数連構造であり、上記第2のアダプタハウジングが、上記複数の整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んで上記バックボードの表面に実装されて上記複数の第2のプラグが挿入され、そのフェルールを対応する整列スリーブ内に挿入して第1のプラグのフェルールに当接した状態でこれら第2のプラグを係止、固定する複数連構造である構成を有している。この第2の実施の形態においても、前述の第1の実施の形態と同様の作用効果を有する。
【0020】本発明の第3の実施の形態は、前述の第1,第2の実施の形態の改良型であって、前述の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その整列スリーブ内に、バックボードの板厚寸法と同程度の長さ寸法を有し内部に光ファイバを整列保持したフェルールを保持固定し、この整列スリーブが、上記バックボードに形成された貫通孔に直接圧入されてその両端がこのバックボードの両面から突出するように配置固定され、そのスリーブホルダが、分割されて、上記整列スリーブの、バックボードの両面から突出した部分を保持固定するように形成された構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが前記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが上記整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である構成を有している。また、整列スリーブ内にフェルールが無い構造とすることもできる。このような構成、構造とすることにより、バックボードに形成する貫通孔の大きさを更に小さくすることができて、より一層、高速化、高密度実装が容易となり、かつバックボードの強度も増してその反りも少なくなる。
【0021】本発明の第4の実施の形態は、更に前述の第3の実施の形態の改良型であり、第3の実施の形態の光ファイバコネクタに対し、整列スリーブ・ホルダ組立は、その光ファイバを整列保持したフェルールが、バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有してこのバックボードに形成された貫通孔に直接挿入され、その両端が上記バックボードの両面から突出するように配置固定され、その整列スリーブが、2分割されて上記フェルールの、バックボードの両面から突出した部分を保持、固定するように形成され、その分割されたスリーブホルダが、2分割された上記整列スリーブそれぞれを保持、固定するように形成された構造であり、第1のプラグは、第1のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された一方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造であり、第2のプラグは、第2のアダプタハウジングに係止、固定されたときに、そのフェルールが、2分割された他方の整列スリーブ内のフェルールに当接する構造である構成を有している。このような構成、構造とすることにより、バックボードの貫通孔は更に小さくなり、更に作用効果が増大する。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1(a),(b)は本発明の第1の実施例を示す分解斜視図及び断面側面図である。この第1の実施例は、単芯型の光ファイバコネクタであり、第1のプラグ100、第2のプラグ200、整列スリーブ・ホルダ組立300、第1のアダプタハウジング400、及び第2のアダプタハウジング500を有する構成となっており、その詳細は次のとおりである。第1のプラグ100は、中心軸上に接続対象の光ファイバの一方を整列保持するためのフェルール110と、このフェルール110を、フェルール保持部材130により保持固定するプラグシェル120と、を含んで形成され、バックボード800の裏面側に配置される。第2のプラグ200は、中心軸上に接続対象の光ファイバの他方を整列保持するためのフェルール210と、このフェルール210を、フェルール保持部材230により保持固定するプラグシェル220と、を含んで形成され、バックボード800の表面側に配置される。
【0023】整列スリーブ・ホルダ組立300は、バックボード800の板厚寸法より大きい長さ寸法を有し、その内側にプラグ100,200のフェルール110,210が挿入されてこれらフェルール110,210を整列保持する整列スリーブ310と、この整列スリーブ310を内部に保持固定するスリーブホルダ320,330と、を備えて組立て形成され、バックボード800に形成された貫通孔810に圧入されて両端がバックボード800の両面から突出するように配置固定される。
【0024】第1のアダプタハウジング400は、プラグ係止片410を備えて一体形成され、整列スリーブ・ホルダ組立300の、バックボード800の裏面側に突出した部分を内部に取り込んでバックボード800の裏面に実装されて、第1のプラグ100が挿入され、この第1のプラグ100を、そのフェルール110が整列スリーブ310内に挿し込まれた状態でプラグ係止片410により係止、固定する。
【0025】第2のアダプタハウジング500は、プラグ係止片410を備えて一体形成され、整列スリーブ・ホルダ組立300の、バックボード800の表面側に突出した部分を内部に取り込んでバックボード800の表面に実装されて、第2のプラグ200が挿入され、この第2のプラグ200を、そのフェルール210が整列スリーブ310内に挿し込まれて第1のプラグ100のフェルール110に当接した状態でプラグ係止片510により係止、固定する。そして、第1のプラグ100のフェルール110に整列保持された接続対象の光ファイバの一方と、第2のプラグ200のフェルール210に整列保持された接続対象の光ファイバの他方とが接続される。
【0026】このような構成、構造とすることにより、バックボード800に形成される貫通孔810の大きさを、従来例(810x)より大幅に小さくすることができて、そのパターン配線に対するデッドスペースを大幅に低減することができ、パターン配線を、迂回させて形成するようなことをしなくても済むので、配線長が短くなって高速化が容易となり、また配線本数も多くすることができるので、高密度実装が容易になる。また、貫通孔810が小さくなるので、バックボード800の強度も上がり、反りが発生し難くなる。従って、この光ファイバコネクタの配置上の制限も緩和され、コネクタ配置に対する自由度を上げることができる。
【0027】図2は本発明の第2の実施例を示す分解斜視図である。この第2の実施例は、第1の実施例における光ファイバコネクタを、多芯、多連コネクタに適用したものであり、次のような構成、構造となっている。第1の実施例における第1のプラグ100、第2のプラグ200、及び整列スリーブ・ホルダ組立300はそれぞれ複数づつ配置され、複数の整列スリーブ・ホルダ組立300は、バックボード800に、予め定められた間隔で配列、形成された複数の貫通孔810それぞれに対応して圧入、固定され、第1の多連アダプタハウジング450は、第1の実施例における第1のアダプタハウジング400の構造を多連化した構造となっており、第2の多連アダプタハウジング550は、第1の実施例における第2のアダプタハウジング500の構造を多連化し、かつ、複数の第2のプラグ200が同時に挿入できる、多連プラグハウジング600と結合できる構造となっている。そして、多連プラグハウジング600は、複数の第2のプラグ200を保持してパッケージボード900に取り付けられている。
【0028】この第2の実施例においても、第1の実施例と同様の作用効果が得られる。ここで、フェルール110,210の直径を一般的な1.25mmとして、貫通孔の大きさがどの程度になり、どの程度の配線が形成可能であるか、算出してみる。例えば、8芯とした場合に、従来例では、その貫通孔810xの大きさは10mm×42mmとなり、本発明では、直径3mm程度の貫通孔810aが8個、すなわち、デッドスペースは、7.1×8=56.8(mm2)となり、従来の420(mm2)に対し、その1/7以下の面積とすることができる。また、デッドスペースの8芯配列方向の幅は、42mmに対して3×8=24(mm)とすることができて、従来例に対し、18mm配線領域を増大させることができ、配線幅0.1mm、線間0.5mmとすると、コネクタ1個の1層当たり、30本程度、本発明の方が多く配線することができる。更に、8芯配列と平行な方向の幅では、10mmに対し3mmであるので、7mm程度配線領域を増大させることができて、1層当たり、12本程度、本発明の方が多く配線することができる。
【0029】図3(a),(b)は本発明の第3の実施例を示す断面側面図及びバックボードの貫通孔と整列スリーブとの関係を示す斜視図である。この第3の実施例は、第1,第2の実施例における、主として整列スリーブ・ホルダ組立300部に対する改良型であり、この改良に伴って、第1,第2のプラグのフェルールの長さが変更されている。
【0030】この第3の実施例では、整列スリーブ・ホルダ組立300aが、バックボード800aの板厚寸法と同程度の長さ寸法を有し、内部に光ファイバを整列保持したフェルール340と、このフェルール340を内部に整列保持固定して、バックボード800aに形成された貫通孔810aに直接圧入されてその両端がバックボード800aの両面から突出するように配置固定された整列スリーブ310と、この整列スリーブ310の、バックボード800aの両面から突出した部分を保持固定して、アダプタハウジング400a,500aと一体形成されたスリーブホルダ320a,330aと、を備えて形成され、プラグ100aは、アダプタハウジング400aに係止、固定されたときに、そのフェルール110aが整列スリーブ310内のフェルール340に当接する構造であり、プラグ200aは、アダプタハウジング500aに係止、固定されたときに、そのフェルール210aが整列スリーブ310内のフェルール340に当接する構造となっている。
【0031】この第3の実施例では、バックボード800aに形成される貫通孔810aが、整列スリーブ310を圧入するだけの大きさで済むので、その直径を第1,第2の実施例の場合(例えば3mm程)よりも小さく(例えば1.5mm程度)することができ、その分、高速化、高密度実装が更に容易となり、また、バックボード800aの強度アップ等が可能となる。更にまた、従来例と同一寸法、構造のプラグが使用可能となる。なお、この実施例の変形として、フェルール340が無い状態の構造とすることもできる。
【0032】図4は本発明の第4の実施例を示す各部の断面側面図である。この第4の実施例は、前述の第3の実施例に対する更なる改良型であり、第3の実施例では、フェルール340を内蔵した整列スリーブ310をバックボード800aの貫通孔810aに直接挿入、固定して、この整列スリーブ310の、バックボード800aの両面から突出した部分をスリーブホルダ320a,330aで保持固定する構造となっているのに対し、この第4の実施例では、バックボード800bの板厚寸法より大きい長さ寸法を有し、内部に光ファイバを整列保持したフェルール340bそのものを、バックボード800bに形成された貫通孔810bに挿入してその両端がバックボード800bの両面から突出するように配置、固定し、このフェルール340bの、バックボード800bの両面から突出した部分を、整列スリーブ311,312、及びこれら整列スリーブを保持するスリーブホルダ320b,330bにより、保持固定する構造となっている。また、これに伴って、プラグ100b,200bのフェルール110b,210bの長さも変更されている。
【0033】この第4の実施例では、バックボード800bに形成される貫通孔810bの大きさを更に小さくすることができ(例えば1.25mm)、その分、更なる作用効果が期待できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、バックボードの板厚寸法より大きい長さ寸法を有してその内側に第1,第2のプラグのフェルールが挿入される整列スリーブと、この整列スリーブを内部に保持固定するスリーブホルダとを備え、バックボードに形成された貫通孔に圧入されてその両端がバックボードの両面に突出するように配置固定された整列スリーブ・ホルダ組立を設け、この整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの裏面側に突出した部分を内部に取り込んでバックボードの裏面に実装されて第1のプラグが挿入され、これを係止、固定する第1のアダプタハウジングを設け、整列スリーブ・ホルダ組立の、バックボードの表面側に突出した部分を内部に取り込んでバックボードの表面に実装され、第2のプラグが挿入されてこれを係止、固定する第2のアダプタハウジングを設けた構成、構造とすることにより、バックボードに形成される貫通孔の大きさを、従来例に比べて大幅に小さくすることができるので、配線上のデッドスペースを低減することができて、高速化、高密度実装の実現が容易になり、かつ、バックボードの強度も増大してその反りの発生を防止することができ、更にコネクタ配置に対する自由度を上げることができる、という効果があり、また、整列スリーブ・ホルダ組立を改良して、整列スリーブを直接、バックボードの貫通孔に直接圧入するか、バックボードの板厚より長く、光ファイバを整列、保持したフェルールをバックボードの貫通孔に直接挿入して、そのバックボードの両端に突出した部分を整列スリーブ・ホルダ組立により保持、固定する構成、構造とすることにより、尚一層バックボードの貫通孔の寸法を小さくすることができて、より一層、効果を上げることができる。




 

 


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