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発明の名称 家電制御システムおよびナビゲーション装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−264077(P2001−264077A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−78797(P2000−78797)
出願日 平成12年3月21日(2000.3.21)
代理人 【識別番号】100103171
【弁理士】
【氏名又は名称】雨貝 正彦
【テーマコード(参考)】
2C032
2F029
3L060
3L061
4B055
5H180
9A001
【Fターム(参考)】
2C032 HB02 HB22 HB25 HC08 HC15 HC21 HC22 HD03 HD11 HD13 HD16 HD30 
2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC04 AC06 AC08 AC14
3L060 AA05 CC08 DD08 EE00
3L061 BB04
4B055 BA40 GB36 GC01 GC21
5H180 AA01 BB05 BB13 BB15 FF04 FF05 FF22 FF27 FF32
9A001 CC05 HZ34 JJ75 JJ77
発明者 岡野 英司
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 車外に設置された家電製品に対してナビゲーション動作に連動した動作指示を与える動作指示手段と、前記動作指示を前記家電製品に向けて送信する送信手段とを有する車載用のナビゲーション装置と、前記動作指示を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記動作指示に応じて前記家電製品の動作状態を制御する動作状態制御手段とを有する家電制御装置と、を備えることを特徴とする家電制御システム。
【請求項2】 請求項1において、前記ナビゲーション装置は、経路探索処理を行うことにより、前記家電製品の設置場所に至るまでの走行経路を設定する経路探索手段をさらに備えており、前記動作指示手段は、前記走行経路に沿って車両が走行した場合の前記設置場所への到着タイミングを考慮して前記動作指示を行うことを特徴とする家電制御システム。
【請求項3】 請求項2において、前記動作指示手段は、前記到着タイミングの誤差を考慮して前記動作指示を行うことを特徴とする家電制御システム。
【請求項4】 経路探索処理を行うことにより、車外に設置された家電製品の設置場所に至るまでの走行経路を設定する経路探索手段と、前記経路探索手段によって設定された前記走行経路に沿って車両が走行した場合の前記設置場所への到着タイミングを考慮して、前記家電製品に対して動作指示を与える動作指示手段と、前記動作指示を前記家電製品に向けて送信する送信手段と、を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン等の家電製品の動作状態を制御する家電制御システムおよびナビゲーション装置に関する。なお、本明細書における「家電製品」は、炊飯器やエアコン等の一般的な家庭用の電気製品の他に、セキュリティ装置等の家庭あるいは事業所等に設置された電気製品、情報通信機器を広く含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンや炊飯器等の家電製品では、その動作状態を利用者が希望する時刻に合わせて制御するためにタイマが備えられているものが多い。炊飯器では、予め、米と水をセットしておき、タイマに所望の時刻を設定する、あるいは、簡易的なものでは「6時間後」などと現在の時刻に対する相対的な時間を設定することにより、利用者は、起床時刻や帰宅時刻など所望の時刻に合わせて炊飯が完了するように、炊飯器の電源を自動的にオン状態にすることができる。同様に、エアコンにおいても、タイマに所望の時刻を設定することにより、利用者は、例えば、自分の帰宅時刻に合わせて室内の温度が適温となるように、エアコンの電源をオン状態にして冷房あるいは暖房を行わせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイマを備えた従来の家電製品においては、帰宅時刻に合わせて電源をオン状態にする等の動作を行わせたい場合に、利用者は、外出前に自分の帰宅時刻を予想し、この予想した帰宅時刻(帰宅予定時刻)に合わせてタイマを設定していた。しかし、例えば、長距離ドライブに出かける場合などでは、外出前に帰宅予定時刻を正確に予想することは難しく、帰宅予定時刻と実際に帰宅する時刻とがずれてしまう場合が多かった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、適切なタイミングで家電製品を動作させることができる家電制御システムおよびナビゲーション装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明の家電制御システムでは、車載用のナビゲーション装置は、動作指示手段によって車外に設置された家電製品に対してナビゲーション動作に連動した動作指示を与え、この動作指示を送信手段によって家電製品に向けて送信している。そして、家電制御装置は、車載用のナビゲーション装置から送信された動作指示を受信手段によって受信し、この動作指示に応じて動作状態制御手段によって家電製品の動作状態を制御している。ナビゲーション動作に連動した動作指示、例えば、ナビゲーション装置による自車位置の検出結果等を考慮した動作指示を与えることにより、適切なタイミングで家電製品の動作状態を制御することができる。
【0006】また、上述したナビゲーション装置は、経路探索処理を行うことにより、家電製品の設置場所に至るまでの走行経路を設定する経路探索手段をさらに備えており、上述した動作指示手段は、走行経路に沿って車両が走行した場合の設置場所への到着タイミングを考慮して動作指示を行うことが望ましい。経路探索処理を行って走行経路を設定することにより、この走行経路に沿って走行した場合の所要時間を計算することができ、あるいは、自車の現在位置を検出して走行経路と照らし合わせることにより家電製品の設置場所までの残距離を算出することができるので、家電製品の設置場所への到着タイミングを容易に予想することができ、これにより、適切なタイミングで家電製品を動作させることができる。
【0007】また、上述した動作指示手段は、到着タイミングの誤差を考慮して動作指示を行うことが望ましい。例えば、エアコンを起動させる場合などでは、到着タイミングより以前に、既に動作指示がなされて室温が適温に調整されていることが好ましい。このように、家電製品の設置場所に到着する時刻よりも以前のタイミングで家電製品の動作を開始させたい場合もあり得るが、このような場合にも、家電製品の動作を開始させたタイミングと到着タイミングとの誤差を考慮して動作指示を行うことにより、適切なタイミングで家電製品を動作させることができる。
【0008】また、本発明のナビゲーション装置は、経路探索手段によって経路探索処理を行うことにより、車外に設置された家電製品の設置場所に至るまでの走行経路を設定し、設定された走行経路に沿って車両が走行した場合の家電製品の設置場所への到着タイミングを考慮して、動作指示手段により家電製品に対して動作指示を与え、この動作指示を送信手段によって家電製品に向けて送信している。経路探索処理を行って走行経路を設定することにより、この走行経路に沿って走行した場合の所要時間を計算することができ、あるいは、自車の現在位置を検出して走行経路と照らし合わせることにより家電製品の設置場所までの残距離を算出することができるので、家電製品の設置場所への到着タイミングを容易に予想することができ、これにより、適切なタイミングで家電製品に対する動作指示を送信することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形態の家電制御システムについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の家電制御システムの全体構成を示す図である。同図に示す家電制御システムは、ナビゲーションシステム100と家庭用システム200を含んで構成されており、これらが公衆電話網300を介して接続されている。なお、公衆電話網300には、一般電話網や移動体電話網等が含まれており、これらの間で相互に通信可能であり、また、移動体電話が移動体電話網に接続するための基地局等も含まれているものとする。
【0010】図1に示すナビゲーションシステム100は、全体を制御するナビゲーションコントローラ101と、地図表示や経路探索等に必要な各種データを記録したDVD102と、このDVDに記録された各種データを読み出すディスク読取装置103と、利用者が各種の指示を入力するリモートコントローラ(リモコン)ユニット104と、自車位置および自車方位の検出を行うGPS受信機105および自律航法センサ106と、地図画像や、これに重ねて誘導経路や自車位置マーク、各種操作画面等を表示する表示装置107と、自車近傍の地上局アンテナ(図示せず)との間で電波を送受信する移動体電話108とを含んで構成されており、公衆電話網300を介して家庭用システム200と相互に接続されている。
【0011】上述したディスク読取装置103は、1枚あるいは複数枚のDVD102が装填可能であり、ナビゲーションコントローラ101の制御によっていずれかのDVD2から各種データの読み出しを行う。例えば、DVD102に記録された地図データは、所定の経度および緯度で区切られた図葉を単位としており、各図葉の地図データは図葉番号を指定することにより特定され、読み出すことが可能となる。また、各図葉の地図データには、地図表示に必要な各種のデータからなる描画ユニットと、マップマッチングや経路探索、経路誘導等の各種の処理に必要な道路レイヤのデータからなる道路ユニットと、交差点の詳細データからなる交差点ユニットが含まれている。
【0012】リモコンユニット104は、経路探索指示を与えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソルキー、家庭用システム200に含まれる各ユニットの動作状態を設定するための家電設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号がナビゲーションコントローラ101に向けて送信される。
【0013】GPS受信機105は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、これらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法センサ106は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジャイロ等の角度センサ(図示せず)と、所定走行距離毎に1個のパルスを出力する距離センサ(図示せず)とを備えており、車両の相対位置および方位を検出する。
【0014】表示装置107は、ナビゲーションコントローラ101から出力される画像データに基づいて、自車周辺の地図情報を自車位置マークや出発地マーク、目的地マーク、誘導経路等とともに表示したりする。移動体電話108は、電話機本体に設けられている外部データ入出力部を介してナビゲーションコントローラ101と接続されており、自車近傍の地上局から受信した呼出信号や切断信号あるいは各種データをナビゲーションコントローラ101に向けて出力したり、ナビゲーションコントローラ101から入力される各種データを自車近傍の地上局に対して送信したりする。
【0015】また、図1に示す家庭用システム200は、公衆回線網300を介してナビゲーションシステム100から送信されたデータを受信したり、家庭用システム200に含まれる各ユニットから出力されるデータをナビゲーションシステム100に向けて送信する通信制御装置201と、ご飯を炊く炊飯器202と、室内の温度や湿度を調節するエアコン203と、設定された湯温や湯量のお湯をバスタブにためたりシャワー等への給湯を行うバスユニット204と、敷地内や家屋内への不法侵入者の監視などを行うセキュリティ装置205と、公衆電話網300を介して外部から与えられた操作指示に対応して炊飯器202、エアコン203、バスユニット204、セキュリティ装置205(以後、これら炊飯器202、エアコン203、バスユニット204、セキュリティ装置205をまとめて「各ユニット」と称することとする)の動作状態を制御する動作状態制御ユニット206とを含んで構成されている。また、上述した通信制御装置201と動作状態制御ユニット206を含んで家電制御装置207が構成されている。本実施形態では、家庭用システム200内に含まれる各ユニットの動作状態、例えば、電源オン/オフ状態やタイマ機能の設定時刻等をナビゲーションシステム100から送信する動作指示データに基づいて動作状態制御ユニット206により制御することができるようになっている。
【0016】図2は、上述したナビゲーションコントローラ101の詳細構成を示す図である。同図に示すナビゲーションコントローラ101は、DVD102から読み出した地図データ等に基づいて表示装置107に所定の地図表示をするためのデータバッファ10、データ読出制御部12、地図描画部14、VRAM16、画像合成部18と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示するための車両位置計算部20、経路探索処理部22、誘導経路描画部24と、利用者に対する各種の操作画面を表示したりリモコンユニット4からの操作指示を各部に伝えるためのリモコン制御部30、カーソル位置計算部32、操作画面発生部34と、家庭用システム200に含まれる各ユニットに対する動作指示を設定し、動作指示データを家庭用システム200に向けて送信するための家庭用システム動作設定部40、設定条件格納部42、通信制御部44とを備えている。
【0017】データバッファ10は、ディスク読取装置103によってDVD102から読み出された各種データを一時的に格納するものである。データ読出制御部12は、車両位置計算部20によって自車位置が算出されると、この自車位置を含む所定範囲の地図データの読み出し要求をディスク読取装置103に送り、地図表示に必要な地図データをDVD102から読み出してデータバッファ10に格納する。
【0018】地図描画部14は、データバッファ10に格納された地図データに含まれる描画ユニットに基づいて、表示に必要な地図描画データを作成する。作成された地図描画データはVRAM16に格納される。画像合成部18は、VRAM16から読み出した地図描画データや、誘導経路描画部24、操作画面発生部34のそれぞれから出力される描画データを重ねて画像合成を行い、合成描画データを表示装置107に出力する。
【0019】車両位置計算部20は、GPS受信機105および自律航法センサ106の各検出データに基づいて自車位置を計算するとともに、計算した自車位置が地図データの道路上にない場合には、自車位置を修正するマップマッチング処理を行う。
【0020】経路探索処理部22は、あらかじめ設定された目的地と出発地との間を所定の条件下で結ぶ走行経路を探索する。例えば、距離最短、時間最短等の各種の条件下で、コストが最小となる誘導経路が設定される。経路探索の代表的な手法としては、ダイクストラ法や横型探索法が知られている。また、経路探索処理部22は、誘導経路が設定されている場合に、家庭用システム動作設定部40からの要求に応じて、自車が目的地に到着すると予想される時刻(到着予定時刻)や、自車の現在位置から目的地までの距離を計算し、計算結果を家庭用システム動作設定部40に出力する。誘導経路描画部24は、経路探索処理部22によって設定された誘導経路を地図画像上に重ねて描画する。
【0021】家庭用システム動作設定部40は、利用者の操作指示に対応して、家庭用システム200内の各ユニットへ送信する動作指示データを作成し、作成した動作指示データを通信制御部44に出力する。図3は、家庭用システム動作設定部40によって作成される動作指示データの一例を示す図である。同図に示すように、動作指示データには、この動作指示データを送信する対象となるユニット名(例えば、エアコン202)を示す「対象ユニット」、対象ユニットを電源オン状態(所定の動作を行う状態)にするのか、電源オフ状態(動作を停止している状態)にするのかを示す「オン/オフ情報」、時刻を指定して各ユニットの動作を制御する場合の「設定時刻」、各ユニット別に規定される各種設定、例えば、対象がエアコン202の場合であれば温度設定等を示す「ユニット別詳細情報」などが含まれている。なお、本実施形態では、設定時刻を指定せず、動作指示データを受信したらすぐに対応する動作を開始させたい場合には、上述した「設定時刻」のデータを省略するものとする。
【0022】また、家庭用システム動作設定部40は、必要に応じて到着予定時刻や自車の現在位置から目的地までの距離を経路探索処理部22から取得し、これらの情報と設定条件格納部42に格納された所定の設定条件(詳細は後述)とに基づいて、上述した「設定時刻」を決定し、または、動作指示データの送信タイミングを決定する。家庭用システム動作設定部40の動作の詳細については後述する。
【0023】設定条件格納部42は、家庭用システム動作設定部40が動作指示データを作成する際に参照する設定条件を格納している。図4は、設定条件格納部42に格納されている設定条件の一例を示す図である。同図において、「誤差時間」というのは、到着予定時刻との相対的な時間差で上述した「設定時刻」を決定するための値である。具体的には、例えば、到着予定時刻が午後7時30分と算出された場合を考えると、炊飯器201に対する設定時刻は、到着予定時刻から誤差時間分をさかのぼった時刻である午後6時50分と設定される。同様に、エアコン202に対する設定時刻は、午後7時10分に設定される。
【0024】また、同図において「誤差距離」というのは、目的地までの距離に対応して動作指示データの送信タイミングを決定するための値である。具体的には、例えば、炊飯器201に動作指示データを送信する場合であれば、自車位置から目的地までの距離が8km以内になった時点が送信タイミングとなる。同様に、エアコン203に動作指示データを送信する場合であれば、目的地までの距離が4km以内になった時点が送信タイミングとなる。これらの場合には、送信タイミングとなった時点で、上述したように「設定時刻」が省略された動作指示データが各ユニットに向けて送信される。
【0025】このように、本実施形態では、■時刻で設定、■到着予定時刻との相対的な時間差で設定、■目的地までの距離に対応して設定のいずれかの設定条件を選択し、動作指示データに格納する「設定時刻」、あるいは動作指示データの送信タイミングを決定している。
【0026】通信制御部44は、家庭用システム動作設定部40から出力される動作指示データを所定の通信フォーマットに変換して、変換後のデータを移動体電話108に向けて出力する。また、通信制御部44は、動作指示データを正確に受信した旨を通知する返信データ等が家庭用システム200内の各ユニットから送信されて移動体電話108から出力されると、このデータに所定のデータ処理を行った後に家庭用システム動作設定部40に出力する。
【0027】上述した経路探索処理部22が経路探索手段に、家庭用システム動作設定部40、設定条件格納部42が動作指示手段に、通信制御部44が送信手段にそれぞれ対応する。また、通信制御装置201が受信手段に、動作状態制御ユニット206が動作状態制御手段にそれぞれ対応する。
【0028】本実施形態のナビゲーションシステム100はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図5は、動作指示データを作成して送信する際のナビゲーションシステム100の動作手順を示す流れ図であり、主に、家庭用システム動作設定部40において行われる動作が説明されている。なお、図5に示す動作は、利用者によって経路誘導時の目的地として自宅の所在地(家庭用システム200の所在地)が設定され、この目的地までの走行経路が経路探索処理部22により求められた後に行われるものとする。
【0029】家庭用システム動作設定部40は、利用者により家庭用システム200内のいずれかのユニットへ動作指示を設定する旨の指示がなされたか否かを判定する(ステップ100)。指示がなされない間は、ステップ100において否定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は待機状態となる。
【0030】動作指示を設定する旨の指示がなされると、家庭用システム動作設定部40は、経路探索処理部22から、目的地への到着予定時刻と目的地までの距離を取得する(ステップ101)。次に、家庭用システム動作設定部40は、利用者に対して、動作指示データを送信する対象となるユニットを選択するよう要求する(ステップ102)。具体的には、家庭用システム動作設定部40から操作画面発生部34に対して、対象ユニットを選択するよう要求する所定の対象ユニット選択画面を表示するよう指示がなされ、この指示に対応して操作画面発生部34によって描画データが作成される。作成された描画データは、画像合成部18に出力され、表示装置107に所定の対象ユニット選択画面が表示される。そして、この対象ユニット選択画面に応じて利用者がリモコンユニット104を操作することにより対象ユニットが選択される。
【0031】図6は、対象ユニット選択画面の表示例を示す図である。同図に示すように、対象ユニット選択画面では、家庭用システム200に含まれる各ユニット(炊飯器202、エアコン203、バスユニット204、セキュリティ装置205)が選択候補として表示され、強調表示(図6においては、ハッチングにより表現されている)される領域をリモコンユニット104の操作によって上下に移動させ、所望のユニットを強調表示させた状態で「決定キー」等を押下することにより、対象ユニットを選択することができる。また、画面下部付近には、到着予定時間と目的地までの距離のそれぞれが表示される。
【0032】対象ユニット選択画面が表示されると、家庭用システム動作設定部40は、対象ユニットが選択されたか否かを判定する(ステップ103)。対象ユニットが選択されない場合には、ステップ103において否定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、リモコンユニット104に備わった「取り消しキー」等のキーが押下され、動作指示の設定がキャンセルされたか否かを判定する(ステップ104)。動作指示の設定がキャンセルされない間は、ステップ103に戻り、対象ユニットが選択されたか否かの判定以降の処理が繰り返される。
【0033】また、動作指示の設定がキャンセルされた場合には、ステップ104において肯定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、上述したステップ100に戻り、動作指示を設定する旨の指示がなされたか否かの判定以降の処理を繰り返す。
【0034】対象ユニットが選択されると、上述したステップ103において肯定判断がなされ、次に家庭用システム動作設定部40は、設定条件選択画面の表示を行い、設定条件を選択するよう利用者に対して要求する(ステップ105)。上述したように、本実施形態では、■時刻で設定する、■到着予定時刻との相対的な時間差で設定する、■目的地までの距離に対応して設定する、といういずれかの設定条件を選択し、動作指示データに格納する「設定時刻」、あるいは動作指示データの送信タイミングを決定している。
【0035】図7は、設定条件選択画面の表示例を示す図である。図7に示すように、設定条件として上述した■〜■の選択肢が表示され、リモコンユニット104を操作することによりいずれかを選択することができるようになっている。設定条件選択画面が表示されると、家庭用システム動作設定部40は、設定条件が選択されたか否かを判定する(ステップ106)。設定条件が選択されない場合には、ステップ106において否定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、リモコンユニット104に備わった「取り消しキー」等のキーが押下され、設定条件の選択動作がキャンセルされたか否かを判定する(ステップ107)。キャンセルされない間は、ステップ106に戻り、設定条件が選択されたか否かの判定以降の処理が繰り返される。
【0036】また、設定条件の選択動作がキャンセルされた場合には、ステップ107において肯定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、上述したステップ102に戻り、対象ユニットを選択するよう要求する動作以降の処理を繰り返す。これにより、対象ユニットを間違えて選択した場合でも、対象ユニットを再度選択することができる。
【0037】設定条件が選択されると、家庭用システム動作設定部40は、動作指示の具体的な内容を設定するよう利用者に対して要求する(ステップ108)。図8〜図10は、動作指示設定画面の表示例を示す図であり、一例としてエアコン203の動作状態を設定する場合の表示例が示されている。図8は、設定条件として「■時刻で設定」が選択された場合、図9は、設定条件として「■相対的な時間差で設定」が選択された場合、図10は、設定条件として「■目的地までの距離で設定」が選択された場合、のそれぞれにおける表示例が示されている。図8〜図10に示すような表示が行われ、動作状態をオン/オフのいずれにするか、設定時刻、温度設定等の設定が行われる。また、設定時刻については、図8に示す「■時刻で設定」の場合には、○○時○○分(図8の例では19時15分)というように所望の時刻が設定され、図9に示す「■相対的な時間差で設定」の場合には、到着予定時刻に対して○○分前(図9に示す例では、20分前)というように所望の時間差が設定され、図10に示す「■目的地までの距離で設定」の場合には、目的地まで○○km以内(図10に示す例では、4km以内)というように所望の距離が設定される。
【0038】なお、「■相対的な時間差」の場合には、初期値として設定条件格納部42に格納された設定条件が読み出されて表示される。図9に示した例では、対象ユニットがエアコン203であるので、時間差として「20分」という値が設定条件格納部42から読み出されて表示される。したがって、利用者は、この値を特に変更する必要がない場合にはそのまま設定を終了すればよく、変更したい場合にはリモコンユニット104を操作して所望の値に変更すればよい。時間差の値が変更された場合には、家庭用システム動作設定部40は、変更された値を用いて設定条件格納部42に格納された設定条件を更新する。例えば、時間差の値が「15分」に変更された場合には、エアコン203に対する時間差の設定条件がこの「15分」に更新される。
【0039】同様に、「■目的地までの距離」の場合にも、初期値として設定条件格納部42に格納された設定条件が読み出されて表示される。図10に示した例では、対象ユニットがエアコン203であるので、距離として「4km」という値が設定条件格納部42から読み出されて表示される。したがって、利用者は、この値を特に変更する必要がない場合にはそのまま設定を終了すればよく、変更したい場合にはリモコンユニット104を操作して所望の値に変更すればよい。距離の値が変更された場合には、家庭用システム動作設定部40は、変更された値を用いて設定条件格納部42に格納された設定条件を更新する。例えば、距離の値が「5km」に変更された場合には、エアコン203に対する距離の設定条件がこの「5km」に更新される。
【0040】その後、家庭用システム動作設定部40は、利用者によって指定された各設定値に応じた動作指示データを作成し、作成した動作指示データを所定のタイミングで通信制御部44に出力する(ステップ109)。ところで、ステップ109に示した動作指示データの作成手順および通信制御部44への出力タイミングは、上述した設定条件に応じてその処理内容が異なる。設定条件に応じて異なる処理内容の詳細については後述する。
【0041】動作指示データが入力された通信制御部44は、この動作指示データを家庭用システム200内の対象ユニットに向けて送信する(ステップ110)。その後、通信制御部44は、家庭用システム200から返信されるデータを受信し、このデータを調べることにより、動作指示データが正しく受信されたか否かを判定する(ステップ111)。 動作指示データが正しく受信されない間は、ステップ111において否定判断がなされ、通信制御部44は、ステップ110に戻り、動作指示データを再度送信する。
【0042】また、動作指示データが正しく受信された場合には、ステップ111において肯定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、ステップ100に戻り、以降の処理を繰り返す。また、動作指示データを受信した家庭用システム200内の動作状態制御ユニット206により、この動作指示データに基づいて各ユニットの動作状態の制御、例えば、動作指示データに含まれる「設定時刻」に対応してタイマ設定を行う等の制御がなされる。
【0043】次に、上述した図5に示したステップ109において行われる動作の詳細について説明する。図11は、図5に示したステップ109において行われる動作の詳細な手順を示す流れ図である。利用者によって動作指示の内容が設定されると、家庭用システム動作設定部40は、設定時刻に関する設定条件を調べ、この設定条件が「■時刻で設定」であるか否かを判定する(ステップ109a)。設定条件が「■時刻で設定」の場合に、家庭用システム動作設定部40は、指定された時刻を設定時刻として格納した動作指示データを作成し、通信制御部44に出力する(ステップ109b)。
【0044】また、設定条件が「■時刻で設定」でない場合には、ステップ109aにおいて否定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、設定条件が「■相対的な時間差で設定」であるか否かを判定する(ステップ109c)。設定条件が「■相対的な時間差で設定」の場合に、家庭用システム動作設定部40は、指定された時間差と経路探索処理部22から取得した到着予定時刻との差に基づいて、設定時刻を算出する(ステップ109d)。具体的には、例えば、到着予定時刻が「19時30分」であり指定された時間差が「15分」である場合には、これらの差に基づいて、設定時刻が「19時15分」と算出される。その後、家庭用システム動作設定部40は、算出された設定時刻を含む動作指示データを作成し、通信制御部44に出力する(ステップ109e)。
【0045】また、設定条件が「■相対的な時間差で設定」でない場合には、上述したステップ109cにおいて否定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、設定条件が「■目的地までの距離で設定」であると判断し、動作指示の内容に対応した動作指示データを作成する(ステップ109f)。この場合には、動作指示データに含まれる「設定時刻」については省略される。
【0046】次に、家庭用システム動作設定部40は、現時点での目的地までの距離を経路探索処理部22から取得し(ステップ109g)、目的地までの距離が利用者によって設定された距離(例えば、4km)以内になったか否かを判定する(ステップ109h)。目的地までの距離が設定された距離以内になるまでは、上述したステップ109g、109hに示した処理が繰り返される。また、目的地までの距離が設定された距離以内になった場合には、上述したステップ109hにおいて肯定判断がなされ、家庭用システム動作設定部40は、上述したステップ109fにおいて作成した動作指示データを通信制御部44に向けて出力する(ステップ109i)。
【0047】このように、本実施形態の家電制御システムでは、ナビゲーションシステム100において、目的地としての自宅、すなわち家庭用システム200が設置されている設置場所までの経路探索を行い、得られた走行経路に基づいて目的地への到着予定時刻を算出し、この到着予定時刻に連動して家庭用システム200に向けて動作指示データを送信しているので、目的地への到着予定時刻に対応した適切なタイミングで家電製品の動作状態を制御することができる。また、本実施形態では、家電製品の動作を開始させたいタイミングと到着タイミングとの誤差を考慮して動作指示を行っているので、エアコン等を起動する場合のように、家電製品の設置場所に到着する時刻よりも以前のタイミングで家電製品の動作を開始させたい場合にも、適切なタイミングで家電製品を動作させることができる。
【0048】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、家庭用システム200内の各ユニットがタイマ機能を有するものとして説明を行っていたが、家庭用システム200内にタイマ機能を備えていないユニットがある場合でも、所望の時刻に動作状態を制御することができる。この場合に、■時刻で設定、■到着予定時刻との相対的な時間差で設定、のいずれかの場合には、上述した実施形態で説明した手順により「設定時刻」を求め、この時刻をナビゲーションシステム100側で監視しておいて、設定時刻になったタイミングで、動作指示データを送信すればよい。また、■目的地までの距離に対応して設定の場合には、上述した実施形態において説明したのと同じ動作手順により動作指示データを送信すればよい。
【0049】また、上述した図4に示した設定条件は一例であり、誤差時間や誤差距離は任意に設定してよい。また、上述した実施形態では、家庭用システム200に含まれるユニットとして、炊飯器202、エアコン203、バスユニット204、セキュリティ装置205を考えていたが、これに限定されるものではなく、他のユニットの動作状態を制御するようにしてもよい。
【0050】また、上述した実施形態では、ナビゲーションシステム100側から送信する動作指示データによって動作状態の制御を行う対象として家庭用システム200内の各ユニットを考えていたが、各ユニットの設置場所は家庭に限定されるものではなく、事業所等の場所でもよい。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ナビゲーション動作、例えば、ナビゲーション装置による自車位置の検出結果や、経路探索を行って得られた走行経路に沿って走行した場合の所要時間を算出した結果等に基づいて、家電製品の設置場所への到着タイミングを予想し、予想結果に連動して動作指示を与えているので、適切なタイミングで家電製品の動作状態を制御することができる。




 

 


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