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発明の名称 特性値調整装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−194180(P2001−194180A)
公開日 平成13年7月19日(2001.7.19)
出願番号 特願平11−375783
出願日 平成11年12月28日(1999.12.28)
代理人 【識別番号】100103171
【弁理士】
【氏名又は名称】雨貝 正彦
【テーマコード(参考)】
2F077
5B068
【Fターム(参考)】
2F077 AA31 AA43 AA46 CC02 EE07 EE09 NN03 PP00 QQ00 TT00 
5B068 AA05 AA11 AA25 AA36 BD13 BD21 BE06 CC18
発明者 白土 光則
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 回動自在に取り付けられた操作部材と、前記操作部材の回転角を検出する回転角検出手段と、前記操作部材を回転操作する際の操作位置を検出する操作位置検出手段と、前記操作位置検出手段によって検出した前記操作位置に応じて調整対象となる特性値の種類を選択する特性値選択手段と、前記特性値選択手段によって選択された種類の前記特性値の値を、前記回転角検出手段によって検出された前記回転角に応じて設定する調整値設定手段と、を備えることを特徴とする特性値調整装置。
【請求項2】 請求項1において、前記特性値選択手段による選択動作が有効であることを指示する指示手段をさらに備え、前記調整値設定手段は、前記指示手段によって前記選択動作が有効であることが指示されたときに、前記特性値選択手段によって選択された種類の前記特性値の値を、前記回転角検出手段によって検出された前記回転角に応じて設定する動作を行い、前記指示手段によって前記選択動作が有効であることが指示されていないときに、前記特性値選択手段による選択対象外の種類の特性値の値を、前記回転角検出手段によって検出された前記回転角に応じて設定する動作を行うことを特徴とする特性値調整装置。
【請求項3】 請求項2において、前記指示手段による指示動作は、前記操作部材を用いた操作が所定時間以上中断したとき、あるいは前記指示手段による再度の指示がなされたときに解除されることを特徴とする特性値調整装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの操作リング等を用いて複数の特性値の調整を行う特性値調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーオーディオ装置等において音量や音質等の各種の特性値を調整する方法として、各種の方法が考えられている。例えば、(1)複数の特性値のそれぞれに異なる回転式の操作部を対応させ、調整したい特性値に対応する調整部を操作する方法や、(2)回転式あるいは「+」キーと「−」キーとを組み合わせた調整部に複数の特性値を対応させ、いずれの特性値を調整するかを別の機能選択スイッチの操作によって指定する方法等が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各特性値に対応した複数の調整部を備える従来の特性値調整方法では、調整する特性値の種類が多くなると、これらの特性値に対応した調整部の数も多くなり、操作性が悪くなるという問題があった。例えば、車載用のオーディオ装置において音量調整、音の左右および前後のバランス調整、高音調整、低音調整を行う場合を考えると、これだけでも5つの調整部(例えば調整用つまみ)を備える必要がある。特に、車載用のオーディオ装置の場合には、筐体をダッシュボードに収容する都合から、前面パネルの面積に制限があり、上述した5つの調整部をこの前面パネルに備えることが困難であるか、あるいはそれが可能な場合であっても操作性がかなり悪化する。
【0004】また、機能選択スイッチを操作して調整部による調整対象となる特性値を選択する従来の特性値調整方法では、操作回数が多くなってやはり操作性が悪くなる。例えば、機能選択スイッチを押下したときに、1.音量、2.左右のバランス、3.前後のバランス、4.低音、5.高音の順で巡回的に調整機能が切り替わるものとし、左右のバランス調整を行った後に低音調整を行い、その後再び左右のバランス調整を行う場合を考える。機能選択スイッチを1回押して左右のバランス調整機能を有効にした後調整部を操作して1回目の左右のバランス調整が終了する。次に、この左右のバランス調整機能が選択された状態において機能選択スイッチを2回押して低音調整機能を有効にした後調整部を操作することにより低音調整が終了する。その後、この低音調整機能が選択された状態において機能選択スイッチを3回押して再度左右のバランス調整機能を有効にした後調整部を操作して2回目の左右のバランス調整が終了する。結局、これらの調整を行うために、機能選択スイッチと調整部の全体では9回の操作が必要になり、操作が煩雑になる。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、複数の特性値を調整する際の操作の煩雑さを低減することにより、操作性を向上させることができる特性値調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明の特性値調整装置は、回動自在に取り付けられた操作部材の回転角を回転角検出手段によって検出するとともに、この操作部材を回転操作する際の操作位置を操作位置検出手段によって検出している。そして、検出された操作位置に応じて特性値選択手段によって調整対象となる特性値の種類を選択し、選択された種類の特性値の値を操作部材の回転角に応じて調整値設定手段により設定している。複数の特性値を選択的に調整する場合に、操作部材を操作する際の操作位置に応じて調整対象となる特性値を選択しているので操作回数が少なくて済み、これにより操作の煩雑さを低減でき、操作性の向上が可能になる。
【0007】また、上述した特性値選択手段による選択動作が有効であることを指示する指示手段をさらに備えており、調整値設定手段は、指示手段によって選択動作が有効であることが指示されたときに、特性値選択手段によって選択された種類の特性値の値を、回転角検出手段によって検出された回転角に応じて設定する動作を行い、指示手段によって選択動作が有効であることが指示されていないときに、特性値選択手段による選択対象外の種類の特性値の値を、回転角検出手段によって検出された回転角に応じて設定する動作を行うことが望ましい。選択動作が有効であることが指示されたときだけ、操作位置に応じた選択的な調整動作を有効にすることにより、それ以外の場合においては、操作部材を回転操作するだけで特性値の調整を行うという従来通りの使い方を併用することが可能となり、調整頻度の高い特性値等を調整する際の操作の煩雑さを低減することができる。
【0008】また、上述した指示手段による指示動作は、操作部材を用いた操作が所定時間以上中断したとき、あるいは指示手段による再度の指示がなされたときに解除されることが望ましい。所定時間操作が中断したときに、操作位置に応じた選択的な調整動作を解除することにより、重要な、あるいは調整の頻度が高い特性値が調整可能な状態を優先的に確保することができる。また、指示手段による再度の指示がなされたときに上述した選択的な調整動作を解除することにより、利用者の自由意志によって選択的な調整動作と通常の調整動作を使い分けることができるようになるため、操作性をさらに向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の特性値調整装置を適用した一実施形態の車載用のオーディオシステムについて図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、一実施形態のオーディオシステム100の構成を示す図である。図1に示すオーディオシステム100は、各種のオーディオ信号を出力するオーディオソースとしてのラジオ受信機1、CDプレーヤ2、カセット再生装置3と、これらのオーディオソースのいずれかから入力されるオーディオ信号を選択して出力するソース切替部4と、ソース切替部4から入力されるオーディオ信号の周波数特性等を変化させることにより音質調整を行うプリアンプ5と、プリアンプ5から出力されるオーディオ信号を増幅するメインアンプ6と、プリアンプ5およびメインアンプ6を制御する音量・音質制御部7と、車室内においてフロント側およびリヤ側の所定位置に左右に分けて設置されており、メインアンプ6から入力されるオーディオ信号に基づいてオーディオ音を出力する4つのスピーカ8とを備えている。
【0011】図2は、図1に示した音量・音質制御部7の詳細構成について説明する図である。図2に示す音量・音質制御部7は、操作リング20、スイッチ22、モード設定部24、パラメータ選択部26、角度検出部28、音量設定部30、左右バランス設定部32、前後バランス設定部34、低音設定部36、高音設定部38を含んで構成されている。
【0012】操作リング20は、各スピーカ8から出力されるオーディオ音の音量や音質を利用者が調整するためのリング状の操作部であり、オーディオシステム100の筐体の前面に回動自在に取り付けられている。また、操作リング20の中央にはスイッチ22が設置されており、このスイッチ22を押下することにより音量を調整するモード(音量調整モード)にするか、音質を調整するモード(音質調整モード)にするかについて選択することができる。なお、本実施形態では、音質調整モードが選択されている場合に調整対象となる特性値(以後、これを「調整対象パラメータ」と称する)として、■左右の音量バランス、■前後の音量バランス、■低音域のゲイン値、■高音域のゲイン値、の4つを考えるものとする。また、このスイッチ22が押下されずに単に操作リング20が操作された場合には、音量が調整対象となる。
【0013】図3は、操作リング20の詳細構成について説明する図である。図3に示すように、本実施形態の操作リング20の表面には、利用者が操作リング20を操作する際の操作位置を検出するために、複数(図3に示す例では16個)のタッチセンサ120が取り付けられている。このタッチセンサ120は、例えば、透明電極が形成された圧電パネルを用いて実現され、利用者がこの圧電パネルを押圧したときの抵抗値の変化を検出することにより操作位置を検出することができる。なお、タッチセンサ120の数は16個に限定されるものではなく適宜変更することができる。また、タッチセンサ120は、圧電パネル以外にも各種の素子、例えば歪みゲージを用いた圧力センサ等によって実現してもよい。
【0014】モード設定部24は、スイッチ22の押下状況に応じて、音量調整モードと音質調整モードのいずれかを選択的に設定する。スイッチ22が押下されると、音質調整モードに設定され、その旨のモード設定通知がパラメータ選択部26に送られる。また、スイッチ22が押下されない状態では、音量調整モードに設定され、その旨のモード設定通知が音量設定部30に送られる。
【0015】パラメータ選択部26は、モード設定部24によって音質調整モードに設定されると、操作リング20の表面に取り付けられたタッチセンサ120からの出力に基づいて利用者の操作位置を検出し、この検出した操作位置に応じた調整対象パラメータを選択する。
【0016】図4は、操作リング20上の操作位置と、選択される調整対象パラメータとの関係を示す図である。図4に示すように、操作リング20上の位置を回転方向に4分割して、上側の領域から時計回り方向に順番に領域■、■、■、■とする。本実施形態では、利用者が操作リング20のどの部分に触ってこの操作リング20を操作したかを検出し、この検出結果に応じて音質調整モードにおける調整対象パラメータの選択が行われる。
【0017】具体的には、利用者が領域■(上側の領域)を触って操作リング20を操作すると、パラメータ選択部26は、「左右の音量バランス」を調整対象パラメータとして選択し、その旨を左右バランス設定部32に通知する。また、利用者が領域■(右側の領域)を触って操作リング20を操作すると、パラメータ選択部26は、「前後のバランス」を調整対象パラメータとして選択し、その旨を前後バランス設定部34に通知する。利用者が領域■(下側の領域)を触って操作リング20を操作すると、パラメータ選択部26は、「低音域のゲイン値」を調整対象パラメータとして選択し、その旨を低音設定部36に通知する。利用者が領域■(左側の領域)を触って操作リング20を操作すると、パラメータ選択部26は、「高音域のゲイン値」を調整対象パラメータとして選択し、その旨を高音設定部38に通知する。
【0018】角度検出部28は、操作リング20が回転操作された際の回転角を検出し、検出結果を音量設定部30、左右バランス設定部32、前後バランス設定部34、低音設定部36、高音設定部38のそれぞれに出力する。
【0019】音量設定部30は、モード設定部24によって音量調整モードに設定されると、角度検出部28によって検出された操作リング20の回転角に基づいて、前後左右の4つのスピーカ8のそれぞれに対応するメインアンプ6のゲイン値を設定する。メインアンプ6は、音量設定部30によって設定されたゲイン値に基づいて、プリアンプ5を介して送られてくるオーディオ信号を増幅して、増幅後のオーディオ信号を各スピーカ8に向けて出力する。
【0020】左右バランス設定部32は、パラメータ設定部26によって「左右の音量バランス」が調整対象パラメータとして設定されると、角度検出部28によって検出された操作リング20の回転角に基づいて、左側の2つのスピーカ8に対応するオーディオ信号のゲイン値と右側の2つのスピーカ8に対応するオーディオ信号のゲイン値との比を可変して、左右のバランス値を設定する。左右バランス設定部32によって左右のバランス値が設定されると、プリアンプ5は、その設定内容に応じて、左右に配置されたスピーカ8の音量バランスを調整する。
【0021】前後バランス設定部34は、パラメータ設定部26によって「前後の音量バランス」が調整対象パラメータとして設定されると、角度検出部28によって検出された操作リング20の回転角に基づいて、前側の2つのスピーカ8に対応するオーディオ信号のゲイン値と後側の2つのスピーカ8に対応するオーディオ信号のゲイン値との比を可変して、前後のバランス値を設定する。前後バランス設定部34によって前後のバランス値が設定されると、プリアンプ5は、その設定内容に応じて、前後に配置されたスピーカ8の音量バランスを調整する。
【0022】低音設定部36は、パラメータ選択部26によって「低音域のゲイン値」が調整対象パラメータとして設定されると、角度検出部28によって検出された操作リング20の回転角に基づいて、オーディオ信号に含まれる低音成分のゲイン値を設定する。低音設定部36によって低音成分のゲイン値が設定されると、プリアンプ5は、その設定内容に応じて、ソース切替部4を介して入力されるオーディオ信号に含まれる低音成分を減衰させ、あるいは強調する音質調整を行う。
【0023】高音設定部38は、パラメータ選択部26によって「高音域のゲイン値」が調整対象パラメータとして設定されると、角度検出部28によって検出された操作リング20の回転角に基づいて、オーディオ信号に含まれる高音成分のゲイン値を設定する。高音設定部38によって高音成分のゲイン値が設定されると、プリアンプ5は、その設定内容に応じて、ソース切替部4を介して入力されるオーディオ信号に含まれる高音成分を減衰させ、あるいは強調する音質調整を行う。
【0024】上述した操作リング20が操作部材に、角度検出部28が回転角検出手段に、タッチセンサ120が操作位置検出手段に、パラメータ選択部26が特性値選択手段に、音量設定部30、左右バランス設定部32、前後バランス設定部34、低音設定部36、高音設定部38の各々が調整値設定手段に、モード設定部24が指示手段にそれぞれ対応している。
【0025】本実施形態のオーディオシステム100はこのような構成を有しており、次に、その動作について説明する。図5は、音量および音質を調整する際のオーディオシステム100の動作手順を示す流れ図であり、主に音量・音質制御部7において行われる制御動作手順が示されている。
【0026】モード設定部24は、スイッチ22が押下されて音質調整モードが選択されたか否かを常に判定している(ステップ100)。音質調整モードが選択されない間はステップ100において否定判断がなされ、モード設定部24は、音量調整モードに設定して、その旨を音量設定部30に通知する。
【0027】音量調整モードに設定されているときに利用者によって操作リング20が回転操作されると、角度検出部28によってこの回転角が検出される(ステップ101)。このとき、音量設定部30は、角度検出部28による検出結果に基づいてメインアンプ6のゲイン値を変更する(ステップ102)。これにより、メインアンプ6によるオーディオ信号の増幅率、すなわち4つのスピーカ8から出力されるオーディオ音の音量が変更される(ステップ103)。ステップ103における音量変更動作が終了すると、ステップ100に戻って、音質調整モードが選択されたか否かの判定以降の動作が繰り返される。
【0028】また、利用者によってスイッチ22が押下されて音質調整モードが選択されると、上述したステップ100において肯定判断がなされ、次にパラメータ選択部26は、利用者が操作リング20に触れたか否かを判定する(ステップ104)。利用者の指等が操作リング20表面のタッチセンサ120が設けられている面に触れた場合には肯定判断が行われ、パラメータ選択部26は、操作リング20上での指の接触位置、すなわち操作位置を検出して(ステップ105)、検出結果に基づいて調整対象パラメータを選択する(ステップ106)。例えば、上述した図4に示した領域■に利用者の指が接触した場合には、「左右の音量バランス」が調整対象パラメータとして選択されてその旨が左右バランス設定部32に通知される。
【0029】パラメータ選択部26によっていずれかの調整対象パラメータが選択されたときに利用者によって操作リング20が回転操作されると、角度検出部28によってこの回転角が検出される(ステップ107)。このとき、選択された調整対象パラメータに対応する各設定部は、角度検出部28による検出結果に基づいて、調整対象パラメータの調整量を設定し(ステップ108)、設定された調整量に基づいてプリアンプ5によって特性値が変更される(ステップ109)。例えば、上述したように調整対象パラメータとして「左右の音量バランス」が選択されている場合であれば、左右バランス設定部32は、角度検出部28による検出結果に基づいて、調整量としてのプリアンプ5における左右の音量バランスを設定する。
【0030】次に、パラメータ選択部26は、利用者の指が操作リング20から離れたか否かを判定する(ステップ110)。指が離れていない場合には否定判断がなされ、ステップ107に戻って、操作リング20の回転角度を検出する動作以降が繰り返される。この結果、音質調整モードが選択された状態が継続され、引き続いて音質調整を行うことができる。
【0031】また、利用者の指が操作リング20から離れて上述したステップ110において肯定判断がなされた場合、あるいは上述したステップ104の判定(利用者が操作リングに触れたか否かの判定)において否定判断された場合には、次にパラメータ選択部26は、所定時間(例えば5秒間)が経過したか否かを判断する(ステップ111)。所定時間が経過していない場合には、パラメータ選択部26は、音量調整モードへ復帰する旨の指示がモード設定部24によってなされたか否かを判定する(ステップ112)。具体的には、モード設定部24は、音質調整モードに設定されている場合にさらにスイッチ22が押下されると、音量調整モードに復帰する指示をパラメータ選択部26に出力する。音量調整モードへの復帰指示がなされない場合には、ステップ112において否定判断がなされ、パラメータ選択部26は、ステップ104に戻って利用者の指が操作リング20に接触したか否かの判定以降の動作を繰り返す。
【0032】また、上述したステップ111において所定時間が経過したと判断された場合(肯定判断がなされた場合)、あるいは上述したステップ112において音量調整モードへの復帰指示がなされたと判断された場合(肯定判断がなされた場合)には、パラメータ選択部26からモード設定部24にその旨が通知され、モード設定部24は、再び音量調整モードに設定する(ステップ113)。その後、ステップ100に戻り、音質調整モードが選択されたか否かの判定以降の動作が繰り返される。
【0033】このように、本実施形態のオーディオシステム100は、音質調整モードが選択されている場合には、操作リング20を操作する際の操作位置をタッチパネル120を用いて検出し、この検出結果に基づいてパラメータ選択部26により音質に関する4つの調整対象パラメータのいずれかを選択しており、選択された調整対象パラメータの値を調整する際の調整量を操作リング20の回転角に応じて設定しているので、複数の調整対象パラメータを選択的に調整する場合にも操作回数が少なくて済み、これにより操作の煩雑さを低減でき、操作性の向上が可能になる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態においては、図4に示したように操作リング20上の位置を4つの領域■〜■に分割し、いずれの領域に利用者の手が接触するかによって調整対象パラメータを選択していたが、この操作リング20上の位置を分割する際の領域数は4つに限定されるものではなく、任意の領域数を設定することができる。例えば、操作リング20の大きさが比較的大きく操作性を損なうことがない場合であれば、操作リング20上の位置をより多くの領域、例えば、図6に示すように8つの領域■〜■に分割してもよい。このように分割数を増やすことでより多くの調整対象パラメータを選択することができるようになる。
【0035】また、上述した実施形態では、操作リング20の内側には1つのスイッチ22が設置されていたが、2つ以上のスイッチを設置するようにしてもよい。図7は、複数のスイッチを設置する場合の変形例について説明する図であり、一例として半円状の2つのスイッチ22a、22bが設置される例が示されている。図7に示すように、2つのスイッチ22a、22bを設置し、それぞれを押下した場合で異なる機能が選択されるようにすれば、スイッチ22a、22bの数と操作リング20上に設定された領域数を乗算した数の特性値を調整対象とすることができることとなる。具体的には、上述した図4に示したように操作リング20上の位置が4つの領域に分割されており、2つのスイッチ22a、22bが設置されている場合であれば、8(=4×2)個の特性値を調整対象とすることができる。
【0036】また、操作リング20をそれほど大きくできない場合や操作リングの表面の分割数を多くした場合などにおいて、調整対象パラメータを選択するために操作リング20を操作する際に正確に1つの領域のみに触れることが難しいような場合には、触れた面積の大きい領域に対応する調整対象パラメータが選択されるようにしてもよい。図8は、操作リング20を操作する際に触れた面積の大きさによって調整対象パラメータを選択する場合の変形例について説明する図である。図8において、領域■と領域■にまたがるようにして斜線で示された部分に利用者の手が触れている場合には、領域■に触れている面積に比較して領域■に触れている面積の方が大きいので、領域■に対応する調整対象パラメータが選択されることとなる。
【0037】また、操作リング20の表面に触れて調整対象パラメータを選択する場合に、いずれかの領域に触れた後に所定時間内(例えば0.5秒間以内)であれば接触状態を解除しても調整対象パラメータの選択状態が維持されるようにしてもよい。この場合には、いずれかの領域に触れた後の所定時間内に操作リング20を回転操作し始めれば、操作リング20の表面の所定領域に触れ続けなくても調整量を設定することができるので、操作リング20の全体に触れて操作することなどが可能になり、さらに操作性を向上させることができる。このような処理を行うためには、上述した図5に示した流れ図において、ステップ109とステップ110の間に「所定時間(例えば0.5秒間)が経過したか?」という判断を行うステップを追加し、所定時間を経過するまでの間、この判断を繰り返すようにすればよい。
【0038】また、上述した実施形態では、本発明の特性値調整装置を車載用のオーディオシステム100に適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、他にも各種の装置やシステムに本発明を適用することができる。例えば、家庭用テレビジョンに本発明を適用して画質調整等を行う場合であれば、上述した図4に示した操作リング20の表面の領域■〜■に対して、画質調整時の調整対象パラメータとして、例えば、領域■に「輝度」、領域■に「コントラスト」、領域■に「彩度」、領域■に「焦点」をそれぞれ対応させればよい。
【0039】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、複数の特性値を選択的に調整する場合に、操作部材を回転操作する際の操作位置に応じて調整対象となる特性値を選択しており、操作部材を回転操作する際の回転角に応じて特性値の値を設定しているので操作回数が少なくて済み、これにより操作の煩雑さを低減でき、操作性の向上が可能になる。




 

 


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