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発明の名称 電子コイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−148047(P2001−148047A)
公開日 平成13年5月29日(2001.5.29)
出願番号 特願平11−331962
出願日 平成11年11月22日(1999.11.22)
代理人
発明者 長谷川 幸雄 / 河野 弘道 / 寄本 義一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】コイン形状金属基板1の一部に貫設した孔設部2内に、誘導電流により額面価格など貨幣価値を示す電気信号を出力する非接触式タグ3が樹脂封止されていることを特徴とする電子コイン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部処理装置の電磁波により非接触方式にて額面価格など貨幣価値を示す電気信号を出力する非接触式タグが樹脂封止された電子コインに関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機やゲーム機などにおいて使用されるコイン貨幣(硬貨)の額面価格(貨幣価値)は、そのコインのサイズや重さを機械的に計測することにより認識されるため、真正のコインと同じような金属材料を同じサイズに加工したり、その真正のコインより低い貨幣価値をもつ外国コインなどを削って、同じサイズと重さをもつようにしたりして、簡単に偽造され、不正使用される場合がある。
【0003】また、現在の自動販売機には、コインの真偽を精度よく識別するために様々な貨幣価値認識装置や真偽識別装置が工夫され取付けられているが、このような装置の精度改良は、自動販売機に限らずコインを使用する各種商業機器の製造価格を高くする要因になり、また自動販売機やゲーム器、公衆電話機など各種商業機器の全体の大きさをコンパクトにできない要因ともなっている。
【0004】また、貨幣価値認識装置や真偽識別装置の性能や感度を高めて認識レベル、識別レベルを厳しくすると、真正コインであっても若干変形している場合には不正コインとしてリジェクトされる可能性が高くなり、レベルをゆるくすると偽造コインを真正コインと判断してしまう危険性がある。
【0005】本発明は、貨幣価値を電気信号として出力する非接触式タグをコインに取り付けることにより、貨幣価値認識装置や真偽識別装置をコンパクトにして、コインを使用する自動販売機やゲーム器、公衆電話機など各種商業機器のコイン貨幣価値の認識やコイン真偽識別の性能、感度を高めるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイン形状金属基板1の一部に貫設した孔設部2内に、誘導電流により額面価格など貨幣価値を示す電気信号を出力する非接触式タグ3が樹脂封止されていることを特徴とする電子コインである。
【0007】
【作用】本発明の電子コインは、コイン形状の金属基板1の一部に貫設した孔設部内に、貨幣価値(コイン額面価格)を電気信号として出力する非接触式タグ(IC回路)を樹脂封止して取り付けたものであり、貨幣価値認識装置や真偽識別装置に所定周波数fE の電磁波(磁気信号又は電波信号)を発信させる電磁波発生手段と電磁波読取手段とを備え、電磁波発生手段からコインに内蔵した誘導電流により額面価格など貨幣価値を示す電気信号を出力する非接触式タグに向かって、所定周波数fE の電磁波(磁気信号又は電波信号)を発信させ、その電磁波によりタグに搭載した電磁誘導体に起電力(電流)を生じさせるものであり、非接触式タグには電池を必要としない。
【0008】そして、生じた起電力により、タグに搭載した固有周波数fT の電磁波を発振する発振器を起動させて、その発振器から発振した固有周波数電磁波をタグに搭載した発信アンテナから発信し、それを、電磁波読取手段にて読み取ることができ、読み取られた固有周波数電磁波を、電磁波読取手段側に予め用意されている各種周波数に対応するコイン貨幣価値(又は額面価格)データテーブルから周波数マッチングによりそのコインの貨幣価値(コイン額面価格)を認識することができる。
【0009】また、電磁波読取手段にて読み取られたコインから発信された周波数と、コイン貨幣価値(又は額面価格)データテーブルに収納されている周波数のうちのいずれかの周波数とマッチングが正しく実行されたか否かを比較照合することにより、コインの真偽を識別することができる。
【0010】このように、本発明の非接触式タグを内蔵した電子コインは、コインのサイズや重さを計測してコインの貨幣価値(コイン額面価格)を機械的に認識する場合に較べて、コインから発生する固有周波数fT の電磁波を読み取ることにより電子的に認識できるために貨幣価値認識装置や真偽識別装置をコンパクトにでき、また、コイン貨幣価値の認識やコイン真偽識別の性能、感度を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の非接触式タグを内蔵した電子コインを、実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0012】図1(a)は、本発明のコインの全体構造を説明する平面図、図1(b)は、その側断面図である。
【0013】1はコイン形状の金属基板、2は金属基板1の一部、例えばその中央部に貫設した孔設部、3は孔設部2内に収納した非接触式タグ、4は非接触式タグ3を樹脂封止した樹脂、5は金属基板1の表面又は裏面又は表裏両面にコイニング表示されたコイン額面価格(例えば日本円であれば5円、50円、500円、1000円など)であり、その他に、細紋やデザイン、絵柄などがコイニング表示されてもよい。
【0014】コイン形状の金属基板1は、例えば、現在の5円、50円の硬貨と同様に、その金属基板1の中央部に孔設部2が貫設されている。
【0015】金属基板1の素材としては、現在の硬貨の製造に使用されている金属材料が使用でき、例えば、真鍮、銅、銀、金、あるいはこれらの合金類などがある。
【0016】非接触式タグ3は、例えば、偏平形状の基板に受信と発信を行うアンテナを持つIC回路などが形成された平坦な回路構造体であり、必要に応じてその回路構造体はその全体が樹脂により被覆(パッケージング)されていて、貨幣価値認識装置や真偽識別装置に設けた所定周波数fE の電磁波(磁気信号又は電波信号)を発信させる電磁波発生手段によって発信した電磁波により、貨幣価値(コイン額面価格)を電気信号として出力するものである。
【0017】上記非接触式タグ3には、電磁波発生手段から非接触式タグに向かって発信した所定周波数fE の電磁波(磁気信号又は電波信号)により起電力を生じさせるコイル状又は直線状のアンテナ(導電体)からなる電磁誘導体と、その起電力により固有周波数fT の電磁波を発振起動する発振器とが搭載されている。
【0018】1つの非接触式タグ3には、電磁誘導体の起電力により固有周波数fT の電磁波を発振する1個の発振器又はそれぞれ異なる固有周波数fT の電磁波を発振する複数個の発振器が取り付けられている。上記発振器は、電磁誘導体からの電力により直接起動させるものでもよいし、あるいはマスクROM、PROM、EPROMなど不揮発性メモリを搭載し、上記電磁誘導体からの電力により動作するメモリからの選択指令信号を介して、所定の発振器を選択起動させるものでもよいし、あるいは上記メモリからの選択指令信号により所定電圧に変圧動作する電圧変換器からの所定の選択電圧により所定の発振器を選択起動させるものでもよい。
【0019】非接触式タグ3は孔設部2内に樹脂4によって封止されていて、非接触式タグ3のコイン表裏面側の両面は樹脂4によって被覆されている。樹脂封止する樹脂としては、耐熱性があり且つ金属に対して接着性のある合成樹脂が使用され、例えば二液硬化型のエポキシ樹脂が適当である。
【0020】非接触式タグ3が樹脂封止される孔設部2の内周面は、図1(b)のコイン側断面図に示すように金属基板1の表裏面方向にストレートで平滑な内周面でもよいが、封止後の樹脂が孔設部2内から離脱したり抜け落ちたりしないように、長期に亘って安定して接着保持されるようにするために、その内周面には凹凸を設けることができ、例えば微細な砂目状凹凸(図示せず)などを設けることができる。
【0021】図2(a)〜(b)は、非接触式タグ3が樹脂封止される孔設部2の内周面の断面形状の一例を示し、例えば(a)のように孔設部2の内周面に凹部2aを設けるか、又は(b)のように凸部2bを設けるようにしてもよい。
【0022】図3(a)は、本発明の電子コインの他の実施例を説明する平面図、図3(b)は、その側断面図であり、非接触式タグ3を封止した樹脂4のコイン表裏両面側に、金属製の格子状カバー6を孔設部2の内周面に密に嵌合させて、樹脂4内に埋め込むように取り付けたものである。これによって樹脂封止されている非接触式タグ3を樹脂4内から取り出したり不正改造や変造をし難くするとともに、不正改造や変造の発見を容易にするものである。
【0023】上記本発明の電子コインは、自動販売機や公衆電話器、ゲーム機や遊園地などの乗物、遊戯物など適宜なる各種商業機器の外部コイン投入口と連通する機器内部に装備された貨幣価値認識装置や真偽識別装置の電磁波発生手段と電磁波読取手段とによって、そのコインの貨幣価値の認識や真偽の識別がなされる。
【0024】例えば、自動販売機を例にとって、貨幣価値認識や真偽識別の仕方を説明すれば、まず、自動販売機の外部コイン投入口に投入されたコインは、該販売機に搭載した貨幣価値認識装置あるいは真偽識別装置の電磁波発生手段に導入される。
【0025】コインが電磁波発生手段に導入されたことをフォトセンサーなどの光電検出器によって検知されると、電磁波発生手段が所定周波数fE の電磁波(磁気信号又は電波信号)をコインの非接触式タグ3に向かって発信する。
【0026】発信された上記電磁波は、樹脂4を透して非接触式タグ3に到達し、該タグ3に搭載した電磁誘導体(受信アンテナ)には誘導起電力(電流)が生じて、生じた起電力により、そのタグに搭載した受信アンテナに接続した発振器は、固有周波数fT の貨幣価値(真偽識別)用の電磁波を発信アンテナ(受信アンテナと兼用のアンテナでもよい)から発信する。
【0027】該販売機に搭載した貨幣価値認識装置あるいは真偽識別装置の電磁波読取手段は、非接触式タグ3から発信する貨幣価値(真偽識別)用の固有周波数fT の電磁波を読み取る。
【0028】読み取られたコインの固有周波数電磁波は、電磁波読取手段側に予め搭載されたメモリに記憶されている各種周波数に対応するコイン貨幣価値(又は額面価格)データテーブルに基づいて、周波数マッチングを実行されて、そのコインの固有周波数電磁波の周波数に該当するコイン貨幣価値(コイン額面価格)を認識することができる。
【0029】また、電磁波読取手段にて読み取られたコインの固有周波数電磁波と、コイン貨幣価値(又は額面価格)データテーブルに収納されている周波数のうちのいずれかの周波数とを、電磁波読取手段側に搭載した周波数マッチング手段により周波数マッチングさせて比較照合し、周波数マッチングが正しく実行されたか否かを判定することによりコインの真偽が識別され、周波数マッチングが正しく実行されていれば真正コイン、正しく実行されていない場合は不正コイン(異常コイン、偽造コインなど)と判定する。
【0030】
【発明の効果】本発明の非接触式タグを内蔵した電子コインは、貨幣価値(貨幣価格)を電気信号として出力する非接触式タグをコイン形状の金属基板に取り付けたもので、貨幣価値認識装置や真偽識別装置をコンパクトにして、コインを使用する自動販売機やゲーム器、公衆電話機など各種商業機器のコイン貨幣価値の認識やコイン真偽識別の性能、感度を高めることができる効果があり、また、コインのサイズや重さの計測による従来の貨幣価値認識方式や真偽識別方式を併用することにより、より一層、そのコイン貨幣価値の認識やコイン真偽識別の性能、感度を高めることができる。また、貨幣としてだけではなく、有価券や入場券として、またゲーム機の起動用チップなどとしても利用展開でき、外部装置(リーダー)との磁気信号、電波信号による非接触式通信によって迅速且つ正確に貨幣価値の認識や真偽識別を行うことができる効果がある。




 

 


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