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発明の名称 包装用ガス検知剤
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−124758(P2001−124758A)
公開日 平成13年5月11日(2001.5.11)
出願番号 特願平11−309704
出願日 平成11年10月29日(1999.10.29)
代理人
発明者 落合 信哉 / 大日方 野枝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】包装容器内のガス雰囲気を知るために用いられる包装用ガス検知剤において、検知するための薬剤溶液を粒状セルロースに含浸し、担持させたことを特徴とする包装用ガス検知剤。
【請求項2】前記薬剤溶液が酸化状態および還元状態で色調が異なる酸化還元指示薬と、該酸化還元指示薬を脱酸素下で還元するのに十分な量の還元剤からなることを特徴とする請求項1記載の包装用ガス検知剤。
【請求項3】前記酸化還元指示薬がメチレンブルーからなることを特徴とする請求項2記載の包装用ガス検知剤。
【請求項4】前記還元剤がL―アスコルビン酸からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の包装用ガス検知剤。
【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の検知剤を通気性材料で包装することを特徴とする包装用ガス検知剤。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器内のガス雰囲気または包装の密閉状態を判定するための包装用ガス検知剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】包装容器内の酸素、炭酸ガス等のガス雰囲気又は包装の密閉状態を判定するための検知剤に関しては、現在まで多くの提案がなされている。大別すると、検知するための薬剤をゼオライト、セルロース等に担持させた後、打錠した錠剤タイプの検知剤と、検知するための薬剤をインキ化し、基材に塗工して得られるシートタイプの検知剤とがある。
【0003】両方のタイプの検知剤は、現在、例えば包装内の酸素の有無の雰囲気を確認するため広く使用さており、食品等の保存状態を知る上で重要である。しかしながら、これらの検知剤の製造工程は繁雑であって、簡単でかつ短時間で製造可能な検知剤が望まれていた。また、例えば酸素のように大気中に存在するガスを検知する検知剤の場合、打錠等その製造工程中で検知のための薬剤が酸素ガスに長時間暴露されるため、薬剤が劣化し、検知剤の性能が低下する恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもので、工程が少なく短時間で製造可能な包装用ガス検知剤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は係る課題を解決するためになされたもので、本発明に請求項1の発明は、包装容器内のガス雰囲気を知るために用いられる包装用ガス検知剤において、検知するための薬剤溶液を粒状セルロースに含浸し、担持させたことを特徴とする包装用ガス検知剤としたものである。
【0006】本発明の請求項2の発明は、前記薬剤溶液が酸化状態および還元状態で色調が異なる酸化還元指示薬と、該酸化還元指示薬を脱酸素下で還元するのに十分な量の還元剤からなることを特徴とする請求項1記載の包装用ガス検知剤としたものである。
【0007】本発明の請求項3の発明は、前記酸化還元指示薬がメチレンブルーからなることを特徴とする請求項2記載の包装用ガス検知剤としたものである。
【0008】本発明の請求項4の発明は、前記還元剤がL―アスコルビン酸からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の包装用ガス検知剤としたものである。
【0009】本発明の請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の検知剤を通気性材料で包装することを特徴とする包装用ガス検知剤としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の包装用ガス検知剤を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。本発明は、検知するための薬剤溶液を粒状セルロースに含浸し、担持させることに着目し、なされたものである。使用に際しては、薬剤を担持した粒状セルロースをそのまま検知剤として包装容器内に投入してもよい。また、前記検知剤を通気性を有する透明包材により包装した検知剤として用いてもよい。
【0011】また、包装容器内の酸素の有無を検知する場合は、前述の薬剤溶液を、酸化状態および還元状態で色調が異なる酸化還元指示薬と、この酸化還元指示薬を脱酸素下で還元するのに十分な量の還元剤を粒状セルロースに担持させた酸素検知剤である。
【0012】前記の酸化還元指示薬として多数存在するが、色の変化の迅速さ、明確さからメチレンブルーが好ましい。一方、還元剤も多数存在するが、L-アスコルビン酸が好ましい。
【0013】本発明に使用する、粒状セルロースとしては、粒径が肉眼で色調が識別可能な大きさであれば大きさに制限はなく、またその製法は制限されるものではない。例えば、叩解したセルロース繊維を球状に成形したもの、セルロースに多孔化剤を添加し球状に成形したもの(例えば商品名ビスコパール レンゴー株式会社製)が利用可能である。
【0014】粒状セルロースに含浸し、担持させる薬剤は、前記の酸素以外に目的とするガス組成により任意に選定すればよい。また、必要に応じて、保湿剤、安定化剤等を加えることも可能である。
【0015】薬剤を担持した粒状セルロースは、このままで検知剤として利用可能である。従って従来のような打錠などの工程が不要で、短時間で製造可能である。また、1個または複数個の粒状セルロースを、通気性を有する材料で一部または全てが透明である包材に包装した検知剤として使用することも可能である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、具体的に説明する。
<実施例1>メチレンブルー(0.1重量部)、およびL-アスコルビン酸(10重量部)を水(90重量部)に溶解した。この溶液20重量部をセルロースに多孔化剤を添加し球状に成形した粒状セルロース(商品名ビスコパール レンゴー株式会社製)(粒径3mm)100重量部に含浸し、乾燥した。さらに、1平方センチメートルあたり3個の針穴の開いた“OPP(延伸ポリプロピレンフィルム)(20μm)/CPP(未延伸ポリプロピレンフィルム)(30μm)”フィルム製個袋(30mm×30mm)に包装し、図1に示した酸素検知剤を得た。前記検知剤は、大気下では青色を示していたが、“KNy(塩化ビニリデンコートナイロンフィルム)(20μm)/LDPE(低密度ポリエチレン)(40μm)”構成のパウチに、酸素吸収剤と共に密封したところ、12時間後に白色を示していた。つぎに、パウチを破り、大気に開放したところ、約5分で当初の青色を示した。
【0017】<実施例2>メチレンブルー(0.2重量部)、食用赤色102号(0.05重量部)およびL-アスコルビン酸(10重量部)を水(90重量部)に溶解した。この溶液20重量部を球状セルロース(直径10mm)100重量部に含浸し、乾燥し検知剤を得た。この検知剤は、大気下では青色を示していたが、実施例1と同じ構成のパウチに、酸素吸収剤と共に密封したところ、12時間後に赤色を示していた。次に、パウチを破り、大気に開放したところ、約5分で当初の青色を示した。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、従来より工程が少なく短時間で製造可能で、薬剤が製造工程中にガスに長時間暴露されることもない包装用ガス検知剤とすることができる。




 

 


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