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発明の名称 緊急連絡システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−43465(P2001−43465A)
公開日 平成13年2月16日(2001.2.16)
出願番号 特願平11−217465
出願日 平成11年7月30日(1999.7.30)
代理人 【識別番号】100068021
【弁理士】
【氏名又は名称】絹谷 信雄
【テーマコード(参考)】
5C087
【Fターム(参考)】
5C087 AA02 AA09 AA10 AA16 AA24 AA25 AA37 BB03 BB77 DD04 DD07 DD27 EE05 EE16 FF02 FF19 FF20 GG21 GG23 GG36 GG54 GG70 GG83 
発明者 佐藤 豊彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 少なくとも画面表示器を有し、業務活動支援用の画面を表示する業務プログラムを組み込んだコンピュータ装置に、前記業務プログラムの実行中に起動されて緊急連絡用の画面を表示する緊急プログラムを組み込んだことを特徴とする緊急連絡システム。
【請求項2】 前記コンピュータ装置に、他のコンピュータ装置を定期的に監視し、他のコンピュータ装置が発した緊急信号を検出したとき、前記緊急プログラムを起動する監視プログラムを組み込んだことを特徴とする請求項1記載の緊急連絡システム。
【請求項3】 前記緊急連絡用の画面は、前記業務活動支援用の画面とは顕著に異なる色調を有することを特徴とする請求項1又は2記載の緊急連絡システム。
【請求項4】 前記緊急連絡用の画面は、画面全体の下地を警戒色とし、この下地上に別な色のフォントによるメッセージを重ねることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の緊急連絡システム。
【請求項5】 前記緊急プログラムは、キー入力データ、音声データ、映像データを他のコンピュータ装置との間で通信する機能を含むことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緊急連絡システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場などの緊急連絡システムに係り、特に、緊急連絡が伝わりやすい緊急連絡システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場の中では、さまざまな災害が発生することがある。例えば、火災、有毒ガス・爆発性ガス・有毒物質の漏洩、酸欠状態の発生などである。特に、近年では、人体に非常に有毒な物質を用いて製造する製造物が多くなり、災害の危険性が増大している。このような工場においては、災害の防止を図ると共に万一災害が発生した場合に速やかに工場内外の各部署に通報できるようにすることが重要である。災害発生の通報が速やかになされることにより、早期の避難や災害防止活動ができ、被害の拡大を避けることができる。この目的のため、従来は、拡声装置による緊急通報装置、緊急表示灯、緊急連絡用のインターホン・電話が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、工場内で稼働する装置や設備が出す騒音により拡声装置やインターホンが緊急通報・連絡の役に立たない事例が増えている。このような騒音環境にある部署では、音声による緊急通報が聞こえない場合があるので、視覚的に緊急を通報するために緊急表示灯を点灯して音声と同時に緊急通報するようになっている。しかし、場所によっては緊急表示灯が見えないこともある。特に危惧されるケースとしては、工場内の従事者人口密度が低く、誰も緊急通報に気が付かないケースがある。このケースが有毒ガスの漏洩のような危険性の高い災害時に発生すると最悪の事態が予想される。このような、事態を防ぐ対策として、どこからでも見えるように緊急表示灯を高い密度で設置すると共に、常時、緊急表示灯に注意を払うよう従事者を教育することが考えられる。しかし、工場によっては、物理的な制約から緊急表示灯をどこからでも見えるように設置することが難しい場合がある。また、業務活動の種類によっては、対象となる装置や製品に注意を集中することが要求され、緊急表示灯が見えていても気が付かないことがある。また、教育を行っても、通常時は緊急通報に注意を払うことの重要性が低いため、教育内容の実施を定着させることが難しい。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、緊急連絡が伝わりやすい緊急連絡システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、少なくとも画面表示器を有し、業務活動支援用の画面を表示する業務プログラムを組み込んだコンピュータ装置に、前記業務プログラムの実行中に起動されて緊急連絡用の画面を表示する緊急プログラムを組み込んだものである。
【0006】前記コンピュータ装置に、他のコンピュータ装置を定期的に監視し、他のコンピュータ装置が発した緊急信号を検出したとき、前記緊急プログラムを起動する監視プログラムを組み込んでもよい。
【0007】前記緊急連絡用の画面は、前記業務活動支援用の画面とは顕著に異なる色調を有してもよい。
【0008】前記緊急連絡用の画面は、画面全体の下地を警戒色とし、この下地上に別な色のフォントによるメッセージを重ねてもよい。
【0009】前記緊急プログラムは、キー入力データ、音声データ、映像データを他のコンピュータ装置との間で通信する機能を含んでもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】本発明の緊急連絡システムは、工場、事務所等の各部署に本発明に係るコンピュータ装置を設置することで実施される。好適には、近年、一般化している通信ネットワークに接続されたOA機器(FA機器を含む)に緊急プログラムを組み込むことで本発明を実施することができる。
【0012】図1(a)に示されるように、OA機器(コンピュータ装置)1は、コンピュータ装置本体11に、画面表示器12、キーボード13、音声又は画像入力装置14、通信ネットワークインタフェース(図示せず)等の周辺装置を随伴してなり、ネットワークを介して他のコンピュータ装置1,2との通信を行う通信プログラムと共に、事務管理、生産管理、在庫管理、検査管理、工程管理、装置制御などの業務活動を支援するための業務プログラムが組み込まれ、画面表示器12に業務活動支援用の画面を表示するものである。本発明によりOA機器1に組み込まれる緊急プログラムは、業務プログラムの実行中であっても、緊急時に起動され、業務活動支援用の画面を緊急連絡用の画面に切り換えて画面表示器12に表示するものである。また、緊急プログラムは、キーボード13からのキー入力データ、図示しない音声入力装置からの音声データ、図示しない映像入力装置からの映像データを他のコンピュータ装置1,2との間で通信することができる。業務プログラムの実行中に緊急プログラムを起動する手段として、他のコンピュータ装置1,2を定期的に監視し、他のコンピュータ装置1,2が発した緊急信号を検出したとき、緊急プログラムを起動する監視プログラムを用いるとよい。また、OA機器1には、他のコンピュータ装置1,2に対して緊急通報を発する通報プログラムが組み込まれている。
【0013】さらに好適には、このOA機器1は、周辺装置を制御する入出力管理及び複数のプログラムの並列的な実行を制御するタスク管理を行うためのオペレーションシステム(OS)が組み込まれており、このOSの管理下で前記の通信プログラム、業務プログラム、緊急プログラム、監視プログラム、通報プログラムを含む複数のプログラムが同時又は随時に実行される。ここでは、一例として、OSにWINDOWS95を用い、業務プログラム、緊急プログラム、監視プログラムの記述言語にマイクロソフト社Visual Basic5.0 を用いる。また、通信プログラム、通報プログラムは、マイクロソフトインターネットエクスプローラのネットミーティング機能をVisual Basic5.0 から制御することで実現する。これらのプログラムは、OA機器1が備えるハードディスク等の補助記憶装置(図示せず)に格納されており、主記憶装置に呼び出されて実行される。
【0014】ネットワーク上には、ネットワークの運用サービスを行うコンピュータ装置であるサーバ2と、このネットワークの端末としての複数のOA機器1とが存在している。サーバ2のディレクトリシステムには、本発明に係り、緊急時であることを示すフラグ等のデータ(緊急信号)が格納される緊急通報用ファイルが設けられている。各OA機器1は、このサーバ2内の緊急通報用ファイルに対して読み取り及び書き込みを行うことができる。
【0015】次に、本発明の緊急連絡システムの動作を説明する。
【0016】OA機器1は、OA機器1の通常機能を動作させるべく業務プログラムを実行しつつ、並行して監視プログラムにより一定時間毎にサーバ2内の緊急通報用ファイルを監視する。なお、業務プログラムを組み込んだOA機器1に監視プログラムを追加して組み込むとしても、この追加によるプログラム容量の増加はわずかである。監視プログラムは、フラグ処理機能があればよいので200Kバイトを越えることがない。また、業務プログラムに監視プログラムを追加して並列的に実行させても業務プログラムの実行速度の低下は無視できる範囲内である。このため、OA機器1を業務活動支援に使用している従事者からは、監視プログラムが意識されることはない。このようにして、通常時は、画面表示器12に図1(b)に示す業務活動支援用の画面が表示される。
【0017】緊急時における動作は、次の通りである。まず、緊急通報を発するOA機器1において、通報プログラムを立ち上げる。通報プログラムの立ち上げ時には、サーバ2内の緊急通報用ファイルに緊急時であることを示すフラグが書き込まれる。また、必要に応じてOA機器1より緊急通報用ファイルに連絡事項を書き込んでもよい。
【0018】他のOA機器1では、一定時間毎に緊急通報用ファイルを監視しているので、前記フラグを検出することができる。フラグを検出したOA機器1は、直ちに緊急プログラムを起動する。緊急プログラムの起動により、これまで表示されていた図1(b)の業務活動支援用の画面が図1(c)の緊急連絡用の画面に切り替わる。
【0019】業務活動支援用の画面と緊急連絡用の画面とでは画面デザインが極端に異なる。具体的には、図1(c)に示されるように、緊急連絡用の画面は、画面全体の下地12aを赤とし、この下地12a上に黒のフォント12bにより緊急事態の内容を表したメッセージを重ねたものである。業務活動支援用の画面では、画面全体の下地12aに白又は青・緑系の淡色を使用しているため、この下地の色の違いから、両画面の差異が明らかであるため、緊急連絡用の画面は視認性の高い画面デザインとなっている。また、赤は、警戒色であるため視覚を刺激し人の注意を引きつける効果が大である。さらに、この警戒色をフォントやアイコンではなく、面積が大きい下地12aに使用しているので、いっそう視覚を刺激する効果がある。なお、警戒色とは、生物学上で有毒生物が捕食者に危険を知らせる色のことであるが、ここでは、赤などの視覚を刺激する色を意味する。
【0020】緊急通報を発したOA機器1や緊急通報を受けたOA機器1などの相互間で詳細な連絡が必要な場合には、キーボード13等を用いて連絡内容を入力し、通信する。
【0021】以上説明した緊急連絡システムの利点は、緊急通報の認識率の高さである。一般にネットワークに接続されたOA機器は、台数の約10%が使用中(従事者が機器操作や支援内容の参照のために画面を見ている状態)であり、これらの使用中のOA機器においては、当然、緊急連絡用の画面を表示すれば緊急連絡が認識される。OA機器が使用されていない(動作はしているが従事者が見ていない状態)場合においても、従事者が業務活動を行っている場所に近いところにOA機器が設置されているので、OA機器に緊急連絡用の画面を表示させれば、緊急連絡が認識される確率が高い。このため、騒音が大きく音声による緊急通報が聞こえない場所においても確実に緊急連絡を従事者に伝えることができる。
【0022】なお、OA機器の使用頻度が著しく低い場所では本発明の効果が小さくなる。例えば、1日に1度、電源を入れるだけでその後は画面を見ない部署では、緊急連絡が即時に伝わることは期待できない。しかし、近年のOA機器の普及により、工場や事務所でのOA機器の使用率が高まっていることから、本発明は十分に効果を発揮することができる。
【0023】本出願人が本発明の緊急連絡システムの実験を行ったところ、OA機器1を導入した部署においては1日中OA機器1の電源が入っており、一定時間内における使用時間の占める率は約30%であり、1日あたりの延べ使用時間は36時間に達している。このことは、常に1人以上の従事者が何らかの形でOA機器1の画面を見ていることを示している。このため、実験では、各部署の従事者に緊急事態の発生時刻を知らさずに本発明の緊急連絡システムを用いた緊急訓練を行ったが、全ての部署に緊急連絡を伝えることができた。
【0024】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0025】この緊急連絡システムのハードウェア構成は図1と同じであるが、OSにDOS/V、プログラムの記述言語にマイクロソフト社Cを用いている。通信プログラム、通報プログラムは、LAN上でTCP−IPプロトコルを用いた通信を行うようになっている。動作は、前述の緊急連絡システムと同じである。図2(a)に業務活動支援用の画面、図2(b)の緊急連絡用の画面を示す。業務活動支援用の画面では、下地12aに黒、フォント12bに白を用いた。緊急連絡用の画面では、下地12aに赤、フォント12bに黒を用いた。下地の色の違いから、両画面の差異が明らかであるため、緊急連絡用の画面は視認性の高い画面デザインとなっている。ただし、この場合は監視プログラムを業務プログラムと並列に実行することができないので、業務プログラム中にサブルーチンとして監視プログラムを組み込み、一定時間毎に呼び出して実行するとよい。
【0026】また、同様のハードウェア構成で、OSにWindows3.1、プログラムの記述言語にマイクロソフト社Visual Basic2.0 を用いてもよく、動作は前述の緊急連絡システムと同じとすることができる。図3(a)に業務活動支援用の画面、図3(b)の緊急連絡用の画面を示す。業務活動支援用の画面では、下地12aに白、フォント12bに黒を用いた。緊急連絡用の画面では、下地12aに赤、フォント12bに黒を用いた。下地の色の違いから、両画面の差異が明らかであるため、緊急連絡用の画面は視認性の高い画面デザインとなっている。
【0027】各実施形態から分かるように、本発明の緊急連絡システムのためのプログラムは、OS・言語の違いに関わらず、OS・言語が基本的に持っている画面色表示切替機能、ファイル管理機能、TCP−IPもしくしWEB上でのチャット機能を使うことで簡単に実現できる。
【0028】本発明は、通常時はOA機器1を業務活動支援に使用し、緊急時には従事者が注視している可能性の高い画面表示器12に緊急連絡を表示するので、確実に緊急連絡が伝わる。また、従事者が画面表示器12を注視していない場合でも、視認性の高い画面デザインの緊急連絡用の画面に切り替わるので、緊急連絡が伝わりやすい。
【0029】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0030】(1)業務プログラムの実行中に緊急プログラムが起動され、業務活動支援用の画面が緊急連絡用の画面に切り替わるので、業務活動の従事者は、騒音の大きい場所や緊急表示灯の認識しにくい場所においても、確実に緊急連絡を受けることができる。
【0031】(2)他のコンピュータ装置を定期的に監視するので、緊急時に他のコンピュータ装置が発した緊急信号を早期に検出して、即時に緊急プログラムを起動させることができる。これによって素早い通報・連絡が可能となる。
【0032】(3)緊急連絡用の画面が業務活動支援用の画面とは顕著に異なる色調を有するので、業務活動の従事者は、明らかに差異を認識することができ、緊急事態の発生を見落とすことなく、素早く対応行動に移ることができる。
【0033】(4)緊急連絡用の画面として画面全体の下地を警戒色としたので、従事者の注意を大きく引きつけることができ、画面が切り替わった瞬間を見逃した場合でも、わずかの時間で緊急事態に気が付くことができる。
【0034】(5)緊急プログラムにおいてデータ通信が可能であるため、緊急事態に気が付いた時点で即座に詳細な連絡を取り合うことができる。




 

 


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