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発明の名称 画像表示システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−109986(P2001−109986A)
公開日 平成13年4月20日(2001.4.20)
出願番号 特願平11−286215
出願日 平成11年10月7日(1999.10.7)
代理人 【識別番号】100108730
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 正景 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5B057
5H180
【Fターム(参考)】
5B057 AA13 AA16 BA02 BA23 CA13 CB13 CD11 CE08 
5H180 AA01 BB13 CC04 EE02 EE15
発明者 沖須 宣之 / 掃部 幸一 / 上古 琢人 / 田口 裕治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 画像取得手段と、撮影位置検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置を関連付けする関連付け手段と、前記関連付け手段によって関連付けられた撮影位置と画像との関係を表示する表示手段とを有し、前記表示手段は前記撮影位置と画像との関係と、画像取得手段によって得られた撮影画像を同時に表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項2】 画像取得手段と、撮影位置検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置を関連付けする関連付け手段と、撮影位置の見取り図を記憶する見取り図記憶手段と、前記見取り図記憶手段によって記憶された見取り図と画像取得手段によって得られた撮影画像を関連付けて同時に表示する表示手段とを有することを特徴とする画像表示システム。
【請求項3】 請求項2に記載された画像表示システムにおいて、この画像表示システムは、更に、撮影方位検出手段を有し、前記表示手段は撮影画像の方位情報を見取り図と関連付けて表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項4】 請求項3に記載された画像表示システムにおいて、前記表示手段は、撮影画像の画角情報も表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載された画像表示システムにおいて、この画像表示システムは、更に、撮影高さ検出手段と、表示するときの視野の高さを指定する視野高さ指定手段とを有し、前記視野高さ指定手段によって指定された視野高さと撮影時の撮影高さから撮影画像を補正し、補正された撮影画像を表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項6】 画像取得手段と、撮影位置検出手段と、撮影方位検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置、及び、前記撮影方位検出手段によって得られた撮影方位とを関連付けする関連付け手段と、撮影位置を連続的に変化させる位置変化手段と、前記位置変化手段の変化量に対応して前記撮影画像を変化させる動画処理手段と、前記関連付け手段によって関連付けられた撮影位置と撮影方位と撮影画像との関係を表示する表示手段とを有し、前記表示手段は前記撮影位置と撮影画像との関係と、前記動画処理手段によって得られた動画を同時に表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項7】 請求項6に記載の画像表示システムにおいて、前記表示手段は前記画像取得手段の画角も表示することを特徴とする画像表示システム。
【請求項8】 請求項7に記載の画像表示システムにおいて、表示する画角は前記位置変化手段の単位時間当たりの変化量に応じて変化させることを特徴とする画像表示システム。
【請求項9】 画像と画像を撮影している位置情報を関連付けて取得する画像情報取得ステップと、取得した画像と位置情報を関連付けて表示する表示ステップと、からなることを特徴とする画像表示方法。
【請求項10】 画像と画像を撮影している位置情報を関連付けて取得する画像情報取得ステップと、複数の見取り図のうち取得した位置情報に対応する見取り図を特定する見取り図特定ステップと、取得した画像と特定した見取り図を関連付けて表示する表示ステップとからなることを特徴とする画像表示方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交通事故の現場検証を効率的に行うことができる支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】交通事故が発生すると、事故の状況を特定するために聞き取り調査とともに事故現場の記録がとられる。現場見取り図はこの記録の重要な要素であり、事故発生場所、道路の幅、現場付近の建物、信号機やガードレールその他の構築物、事故車輌の位置、向き、スリップ痕、これらの相対位置関係が子細に記入される。
【0003】現場見取り図の作成に当たり、巻き尺等により事故車輌、関連構築物等の寸法及び相互の距離の計測が行われ、この計測結果が見取り図へ書き込まれるが、これらの計測は、人手により行われるので、計測の際警察官が二次的交通事故に巻き込まれたり、多くの場合この計測は部分又は全体の交通を遮断して行われ、比較的長時間かかるので交通渋滞を招く等の問題があった。
【0004】このような問題に対処するため、特許第2881753号公報にみられるような位置計測作図装置を用いて、このような現場見取り図作成の作業を短時間に簡単にできるようにする試みがなされている。
【0005】交通事故が起きたときに、このような現場見取り図を作成することは重要な事項であるが、この事故の責任の所在を明確にするために、また、今後同様な事故が発生しないようにするため、この事故の発生原因を特定することは更に重要な課題である。
【0006】また、現場検証の後に新たに不明な点が発生したとき、事故現場に戻り再度調査をし直すことは大きな負担であり、多くは事故の復旧がなされた後となるので、再度の調査がほとんど不可能なことが多い。
【0007】また、事故車の運転者には事故発生時に何が見えていたのか等については実質的に知ることができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、運転中に運転者が車上から見た事故の様子を再現することにより、上述のような事故原因の究明の一助とするための画像表示システムを提供することを課題とするものである。
【0009】更に、本発明は、交通事故現場で車の進行経路の各点から前方を撮影した画像を、見取り図と関連させて表示できるようにし、現場検証を効率的に行うことができる画像表示システムを提供することを課題とするものである。
【0010】更に、本発明は、見取り図と見取り図上の特定位置の画像が同時に見られるようにして、見取り図だけではわかりにくい事故現場の死角の様子が容易に分かるようにし、事故原因、過失の有無を推定することを容易とすることを課題とする。
【0011】更に、本発明は、特定位置から特定方向を向いた特定の画角の撮影画像が同時にわかるようにして、双方が相手を確認することができたであろう位置を特定することができるようにすること、及び、その位置を見取り図上の位置として確認することができるようにすることを課題とする。
【0012】更に、本発明は、事故発生時の運転者の体験を疑似体験することを可能とすることを課題とする。
【0013】更に、本発明は、事故車の視野の高さで画像を補正し、運転者が実際に見ていた画像を再現することができるようにすることを課題とする。
【0014】更に、本発明は、事故直前に車輌が特定位置から他の特定位置にまで移動したときに得られる事故現場の状況を再現し、そのときの死角を知ることができるようにすることを課題とする。
【0015】更に、本発明は、車両走行速度に応じた視野画角を再現し、実際の事故を疑似体験することを可能にすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は次のような手段によって解決される。
【0017】第1の発明は、画像取得手段と、撮影位置検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置を関連付けする関連付け手段と、前記関連付け手段によって関連付けられた撮影位置と画像との関係を表示する表示手段とを有し、前記表示手段は前記撮影位置と画像との関係と、画像取得手段によって得られた撮影画像を同時に表示することを特徴とする画像表示システムであり、この構成により、撮影位置と撮影画像が同時にわかるので、後に現場に戻らなくても実況検分を再現することが可能である。
【0018】第2の発明は、画像取得手段と、撮影位置検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置を関連付けする関連付け手段と、撮影位置の見取り図を記憶する見取り図記憶手段と、前記見取り図記憶手段によって記憶された見取り図と画像取得手段によって得られた撮影画像を関連付けて同時に表示する表示手段とを有することを特徴とする画像表示システムであり、この構成により、見取り図と見取り図上の特定位置の撮影画像が同時にわかるので、見取り図だけではわかりにくい事故現場の死角が容易にわかるようになり、過失の有無を推定することが容易になる。
【0019】第3の発明は、第2の発明の画像表示システムにおいて、この画像表示システムは、更に、撮影方位検出手段を有し、前記表示手段は撮影画像の方位情報を見取り図と関連付けて表示することを特徴とする画像表示システムであって、この構成により、特定位置から特定方向を向いた撮影画像が同時にわかるので、双方が相手を確認することができたであろう位置が見取り図上の位置として確認することができる。
【0020】第4の発明は、第3の発明の画像表示システムにおいて、前記表示手段は、撮影画像の画角情報も表示することを特徴とする画像表示システムであり、この構成により、特定位置から特定方向を向いた特定の画角の撮影画像が同時にわかるので、双方が相手を確認することができたであろう位置が見取り図上の位置として確認することができる。
【0021】第5の発明は、第1乃至第4の何れかの発明の画像表示システムにおいて、この画像表示システムは、更に、撮影高さ検出手段と、表示するときの視野の高さを指定する視野高さ指定手段とを有し、前記視野高さ指定手段によって指定された視野高さと撮影時の撮影高さから撮影画像を補正し、補正された撮影画像を表示することを特徴とする画像表示システムであり、この構成によって、事故車の視野高さで画像を補正するので、運転者が実際に見ていた画像を再現することができる。
【0022】第6の発明は、画像取得手段と、撮影位置検出手段と、撮影方位検出手段と、前記画像取得手段によって得られた撮影画像と、前記撮影位置検出手段によって得られた撮影位置、及び、前記撮影方位検出手段によって得られた撮影方位とを関連付けする関連付け手段と、撮影位置を連続的に変化させる位置変化手段と、前記位置変化手段の変化量に対応して前記撮影画像を変化させる動画処理手段と、前記関連付け手段によって関連付けられた撮影位置と撮影方位と撮影画像との関係を表示する表示手段とを有し、前記表示手段は前記撮影位置と撮影画像との関係と、前記動画処理手段によって得られた動画を同時に表示することを特徴とする画像表示システムであって、この構成により、特定位置から特定位置まで移動したときに得られる事故現場の状況を再現することができる。
【0023】第7の発明は、第6番目の発明の画像表示システムにおいて、前記表示手段は前記画像取得手段の画角も表示することを特徴とする画像表示システムであり、この構成により、特定位置から特定位置まで移動したときに得られる事故現場の状況を再現するとともに、そのときの死角を知ることができる。
【0024】第8の発明は、第7番目の発明の画像表示システムにおいて、表示する画角は前記位置変化手段の単位時間当たりの変化量に応じて変化させることを特徴とする画像表示システムであり、この構成により、走行速度に応じた視野画角を再現し、実際の事故を疑似体験することができる。
【0025】第9の発明は、画像と画像を撮影している位置情報を関連付けて取得する画像情報取得ステップと、取得した画像と位置情報を関連付けて表示する表示ステップと、からなることを特徴とする画像表示方法であって、この構成により、撮影位置と撮影画像が同時にわかるので、事故後に現場に戻らなくても実況検分を再現することができる。
【0026】第10の発明は、画像と画像を撮影している位置情報を関連付けて取得する画像情報取得ステップと、複数の見取り図のうち取得した位置情報に対応する見取り図を特定する見取り図特定ステップと、取得した画像と特定した見取り図を関連付けて表示する表示ステップとからなることを特徴とする画像表示方法であり、この構成によって、特定した見取り図と取得した画像とが関連付けて表示され撮影位置と撮影画像が同時にわかるので、事故後に現場に戻らなくても実況検分を再現することができる。
【0027】更に、本明細書には、以下の発明もを開示されている。
【0028】第11番目の発明は 第1又は第2の発明の画像表示システムにおいて、この画像表示システムは、更に、撮影方位検出手段を有し、前記表示手段は撮影画像の方位情報をも表示することを特徴とする画像表示システム。
【0029】第12番目の発明は、第11番目の発明の画像表示システムにおいて、前記表示手段は撮影画像の画角情報も表示することを特徴とする画像表示システム。
【0030】第13番目の発明は、第1乃至第4の何れかの発明の画像表示システムにおいて、前記撮影画像は動画であることを特徴とする画像表示システムであり、この構成によって、事故発生当時の運転者の体験を擬似的に体験することができる。
【0031】第14番目の発明は、第9又は第10番目の発明の画像表示方法において、この画像表示方法は、更に、撮影方位検出ステップを有し、前記表示ステップで、撮影方位も表示することを特徴とする画像表示方法。
【0032】第15番目の発明は、第14番目の発明の画像表示方法おいて、前記方位検出ステップは、1) 第1の位置(X1,Y1)で目標を画面中心になるように撮影する。
【0033】2) 第2の位置(X2,Y2)で前記第1の位置が画面中心になるように撮影する。
【0034】ところのステップを含み、ここにおいて、撮影方向αは、tanα = (Y1−Y2)/(X1−X2)
から導かれる方位であることを特徴とする画像表示方法である。
【0035】
【実施例】図1は本発明実施例の画像表示システムの概観図である。
【0036】この図1において、100は撮影ユニットであって、この撮影ユニット100は画像表示システムの一部をなしており、画像取得手段を構成するデジタル画像撮影装置1、撮影座標検出手段を構成する撮影座標検出装置2及び撮影方位検出手段を構成する撮影方位検出装置7からなっている。上記デジタル画像撮影装置1は静止画及び動画を撮影することができる。
【0037】撮影座標検出装置2は、撮影ユニット100が置かれている位置を検出するためのものであって、これには、例えば、GPS等の既存の装置を使用することができる。なお、GPS(Global Positioning System)は、GPS衛星からの電波を受信し自分の位置を検出することができ、これにより撮影ユニット100が置かれている標高に関する座標も検出することができる。
【0038】撮影方位検出装置7は、撮影ユニット100、より正確に言えばデジタル画像撮影装置1が撮影する方位を検出するためのものである。
【0039】この実施例では、上記デジタル画像撮影装置1、撮影座標検出装置2及び撮影方位検出装置7は撮影ユニット100の内部で互いに接続されており、一つのユニットをなしているが、これらを相互に独立の装置とし、互いにケーブル等によって接続してもかまわない。
【0040】撮影ユニット100は記録媒体3に情報を読み書きできる読み書き装置を備えており、撮影ユニット100によって取得された画像情報、座標情報、方位情報は、FD、MO等の記録媒体3を介して処理ユニット 200に伝えられる。なお、ここでは画像情報、座標情報、方位情報を処理ユニット 200に伝えるために記録媒体3が使用されている例を示しているが、これは他の手段、例えば、通信ケーブル、無線通信、光通信等の情報伝達手段によって代替させることができる。
【0041】処理ユニット 200は、演算装置4、表示手段を構成するモニターディスプレイ5、操作装置6からなる。演算装置4には、例えばコンピュータが、また、操作装置6にはキーボード、マウス等が使用できる。
【0042】演算装置4は記録媒体3に情報を読み書きできる読み書き装置を備えており、先に説明した撮影ユニット100において記録媒体3に書き込まれた情報を演算装置4に読み込むことができ、また、その反対もできる。
【0043】また、演算装置4には、例えばそのハードディスク等内に見取り図データベース9が保管されており、この見取り図データベース9は撮影座標検出装置2の出力と関連付けられた座標データを有している。操作装置6により座標データを入力すると見取り図上の対応するポイントを特定することができ、その結果はモニターディスプレイ5上に表示される。
【0044】図2は交差点の概観図、図3は図2の交差点の見取り図である。
【0045】これらの図において、10は歩道、11は横断歩道、12は停止線、13は道路の中央線である。
【0046】図4から図7までは、モニターディスプレイ5に表示された交差点見取り図(図面左、(1))と、この交差点の地点■上でデジタル画像撮影装置1によって撮影された交差点の画像(図面右、(2)、(3))である。
【0047】図4では(1)から(3)がモニターディスプレイ5の画面15に表示されており、(1)は図3と同じ見取り図である。(2)は(1)の見取り図中の地点■からこの交差点を見た像であり、同様に地点■から見た画像が(3)に示されている。
【0048】図5は図4のものと基本的に同じであるが、地点■から交差点を見た画像が、左の見取り図上(1)でどの範囲を見たものであるかをわかり易く表示している。例えば、左(1)の2つの一点鎖線20で挟まれた範囲が、右(2)のように見えることを示している。
【0049】図6の(2)、(3)は、地点■の位置から交差点を見た画像である。(2)は(1)の矢印Aで示した画角の画像であり、同じく矢印B、Cのそれぞれに挟まれた範囲の画像が(3)で表示されている。
【0050】図7の(2)では、(1)で地点■の位置から地点■へ自動車30が時速100Km/hの速さで移動したときに、その運転者から見えるであろう前方の視野画像の変化を、動画像として再現しているときの一場面である。同様に(3)は他の自動車31のものである。この図7右(2)における枠32は、自動車30の走行中に、運転者の視野画角内に映る像を表している。
【0051】図4から図7までの画像はいずれも、車輌運転者の視線高さを想定して撮影したものであり、上記のような視野範囲や視野の変化を見取り図に関連して表示することにより、実況検分を効率的に行うことができる。
【0052】図8は本発明実施例のブロック図である。
【0053】図8における各符号は図1の符号に対応している。図8の撮影画角算出ブロック40、見取り図データベース9、座標対応付けブロック45、見取り図上での撮影範囲算出ブロック46、画角表示範囲算出ブロック47、動画再生速度制御ブロック41は、図1の演算装置4に含まれている。また、図8の画角入力ブロック42、視線高さ入力ブロック43、画像選択ブロック48、走行速度入力ブロック49は図1の操作装置6を用いることにより実現されるものである。
【0054】図4の画像は次のようにして得られる。
【0055】デジタル画像撮影装置1により4つの地点■の各点にて交差点を撮影する。同時に、撮影座標検出装置2にて各撮影地点の座標情報を画像情報と関係付けて保管する。この座標を、見取り図データベース9から読み出した見取り図上の座標とそれぞれ対応させ、見取り図上の該当する座標位置に■、■、■、及び■の番号で付す。この見取り図と、撮影画像とをモニターディスプレイ5に表示する。画像選択ブロック48で■〜■のうちの見たい画像を選択すると、その画像が見取り図の横に現れる。
【0056】図5の画像は次のようにして得られる。
【0057】デジタル画像撮影装置1により4つの地点■の各点にて交差点を撮影する。同時に、撮影座標検出装置2にて各撮影地点の座標情報を画像情報と関係付けて保管する。この座標を、見取り図データベース9から読み出した見取り図上の座標とそれぞれ対応させ、見取り図上の該当する座標位置に■、■、■、及び■の番号で付す。図11に示すように、既知の撮像素子(例えばCCD素子)70の受光面の大きさ(L)と、レンズ71から撮像素子70までの距離(a)を用いて、撮影画角算出ブロック40により撮影画角(Θ)を計算する。レンズ71、撮像素子70間の距離(a)は各撮影時のレンズ焦点距離(f)、レンズ71繰り出し量から求まる。また、各撮影時の撮影方位を撮影方位検出装置7から、視線高さ入力ブロック43から視線高さそれぞれを取得しておく。そして、撮影画角、撮影方位、撮影視線の高さ及び座標対応付けされた見取り図とから、撮影範囲算出ブロック46にて見取り図上の撮影範囲を算出し、見取り図に波線等で反映し、モニターディスプレイ5に表示する。
【0058】なお、視線高さ入力ブロック43は撮影座標検出装置2がGPSであれば、標高を知ることができるので、それを利用することができる。もちろん別途専用の検出装置を設けることも可能である。
【0059】また、撮影方位の検出方法としては、方位センサーを用いる方法の他、次に示すように撮影画像から求める方法も採用することができる。
【0060】図9及び図10は、それぞれ撮影画像から方位を検出する方法を説明するための図である。
【0061】カラーコーン60を交差点に置き、地点■の位置からカラーコーン61が画面中央にくるようにして撮影する。この画像が図9(2)である。このとき、撮影方向は■の座標と交差点中央の座標から決まる。より具体的には、図10において、軸Xと角度αをなす方向が撮影方向を示しており、tanα = (Y1−Y2)/(X1−X2)
の関係式から求められる。
【0062】次に、カラーコーン61を先ほど撮影した地点■に置き、地点■の位置から、同様にカラーコーン61が画面中央に来るようにして撮影する。このように順次カラーコーン61を前の撮影位置にずらして、カラーコーン61が画面中央に来るようにして撮影していけば、方位センサーを使用しなくても撮影方向を検出することができる。
【0063】図6を得るには以下のようにする。基本的に図5を得る場合と同様である。画角入力ブロック42にて画角を変えると、見取り図上での撮影範囲算出ブロック46にて、見取り図上での撮影範囲が算出されるとともに、画角表示範囲算出ブロック47にて画像として表示される範囲が求められる。これらを、モニターディスプレイ5に表示する。
【0064】図7の画面を得るには以下のようにする。地点■から地点■の間を適当な速度で移動しながらデジタル画像撮影装置1にて動画撮影を行う。地点■、地点■では、撮影座標検出装置2によりそこの座標を取得しておく。走行速度入力ブロック49にて走行速度を入力すると動画再生速度制御ブロック41にて地点■、地点■の座標からこの地点間の移動距離を求めるとともに、指定された速度から、画面上でのそれが再生できるような動画像の再生速度に制御する。
【0065】このときの走行速度に応じて視野画角を補正する。例えば、走行速度が30Km/hの速さの場合は、視野画角の補正は特に行わないが、走行速度が100Km/hの場合は視野画角を通常の画角の80%に補正して表示する(つまり図7(2)の枠32を小さくする)。視野画角の表示は見取り図上の画角を補正して表示してもよい。あわせて、動画の再生時に画像中心の80%の画像のみを表示させ、残り(つまり枠32の外側)の画像をトリミングして枠32内のみを表示させるようにすることもできる。
【0066】視線の高さは運転していた車輌の種類(トラックと普通乗用車等の違い)によって変わるので、上記撮影の高さはこの視線の高さに合わせることが基本であるが、特にこのようにそれぞれの視線に高さを合わせることなしに簡易な撮影画像によって代替することができる。
【0067】これには高い位置からワイドで1枚の撮影をし、この画像を用いてそれぞれの視線高さで撮影したものと実質的に同様な画像を得ることができる。こうすると、それぞれの視線高さを変えて複数の撮影をする必要がない。これを以下に説明する。
【0068】トラックと普通乗用車では運転者の視線の位置が異なる。図12は真横から見たトラック及び普通乗用車の各運転手の視野を示している。視野角度φは両者とも同じ(例えば平均的な人間の視野角度)であるが、両者間で視線の高さh2、h1が異なるため道路の奥行き方向(進行方向)の見える範囲が異なってくる。つまり、普通乗用車の運転手は道路のA地点より向こう側が見え、トラックの運転手は道路のB地点より向こう側が見える。
【0069】したがって、トラックの視線高さから、トラック及び普通乗用車の各運転手の見える範囲を同時に含むような(図12のC地点より前方の道路面を含む)範囲をワイド撮影した画像を撮り、この画像上に各視線高さh1、h2及び視野角度φによって定まる枠32とその位置を表示するようにする。図13はトラック及び普通乗用車の運転手の視野の枠32をそれぞれについて示したものである。この図に示されるとおり、視野の枠32を視野の位置に応じて上下させるだけで、各車輌における視野を実質的に表現できる。こうすることにより、視線の高さに応じた撮影をする必要がなくなり、作業が容易になる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、画像表示システムにより運転中に運転者が車上から見た事故の様子を再現することができるので、事故原因の究明がより容易となる効果を奏する。
【0071】更に、本発明は、交通事故現場で車の進行経路の各点から前方を撮影した画像を見取り図と関連させて表示することができるので、現場検証を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0072】更に、本発明は、見取り図と見取り図上の特定位置の画像が同時に見られるようにして、見取り図だけではわかりにくい事故現場の死角の様子が容易に分かるようになるので、事故原因、過失の有無を推定することが容易になるという効果を奏する。
【0073】更に、本発明においては、特定位置から特定方向を向いた特定の画角の撮影画像が同時にわかるようになるので、双方が相手を確認することができたであろう位置を特定することができる、及び、その位置を見取り図上の位置として確認することができるという効果を奏する。
【0074】更に、本発明は、事故発生時の運転者の体験を疑似体験することを可能とする効果を奏する。
【0075】更に、本発明は、事故車の視野の高さで画像を補正し、運転者が実際に見ていた画像を再現することができるという効果を奏する。
【0076】更に、本発明は、事故直前に車輌が特定位置から他の特定位置にまで移動したときに得られる事故現場の状況を再現するので、そのときの死角を知ることができるという効果を奏する。
【0077】更に、本発明は、車両走行速度に応じた視野画角を再現するので、実際の事故を疑似体験することが可能になるという効果を奏する。




 

 


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