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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−176324(P2001−176324A)
公開日 平成13年6月29日(2001.6.29)
出願番号 特願平11−356574
出願日 平成11年12月15日(1999.12.15)
代理人 【識別番号】100086254
【弁理士】
【氏名又は名称】小平 進
【テーマコード(参考)】
3K042
【Fターム(参考)】
3K042 AA01 AA02 AC02 AC06 BA07 BB01 CC06 
発明者 塩原 豊作
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 光源からの発光を前方へ反射するリフレクタを備えると共に、基部がソケットに接続可能であるランプ本体と、このランプ本体の基部及びソケット周囲を囲む筒状の後部と、この後部から前方へ次第に広がって上記リフレクタ周囲を囲む前部とよりなる内カバーと、この内カバーの周囲を囲み後端が有底状に形成されている後部と、この後部から前方へ次第に広がっている前部とからなり、上記内カバーとの間に隙間空間を形成している外カバーと、この外カバーの周囲を放熱空間を持って囲むランプハウジングとを備え、上記内カバーの後部は上記隙間空間と連通され、かつ上記ランプ本体の基部及びソケットの熱を上記隙間空間へ取り込み可能であり、上記外カバーの後部には、上記隙間空間の高温空気を上記放熱空間に流動させるための連通部を設けてあり、上記ランプハウジングは、後部側の周壁に複数の放熱孔を有する放熱部を設けてあることを特徴とする照明器具。
【請求項2】 連通部は、複数の連通孔から構成されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 連通部は、複数のスリット状の連通孔から構成されており、各連通孔が後部の軸心方向に間隔を置いてかつ上記後部の周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項4】 連通部は、外カバーの後部の周壁に互いに対向する二個所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の照明器具。
【請求項5】 内カバーの後部内面は、ランプ本体の基部及びソケットにそれぞれ近接していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明器具。
【請求項6】 ソケットにランプ本体の基部を保持するための保持手段を設けてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明器具。
【請求項7】 ソケットにランプ本体の基部を保持するための板ばね状の押え具からなる保持手段を設けてあり、上記押え具は上記基部に設けてある係止部と係合可能であるこを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明器具。
【請求項8】 ソケットにランプ本体の基部を保持するための板ばね状の押え具からなる保持手段を設けてあり、上記押え具は上記内カバーの後部内面を所定ばね力で押圧保持していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明器具。
【請求項9】 内カバーの前部の先端と外カバーの前部の先端との間は、上記内外のカバーの隙間空間の一側の開口部となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の照明器具。
【請求項10】 放熱部における各放熱孔は、ランプハウジングの後部の軸心方向に間隔を置いてかつ上記後部の周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の照明器具。
【請求項11】 放熱部は、ランプハウジングの後部の周壁に互いに対向する二個所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の照明器具。
【請求項12】 光源からの発光を前方へ反射するリフレクタを備えると共に、基部がソケットに接続可能であるランプ本体と、このランプ本体の基部及びソケット周囲を囲む筒状の後部と、この後部から前方へ次第に広がって上記リフレクタ周囲を囲む前部とよりなる内カバーと、この内カバーの周囲を囲み後端が有底状に形成されている後部と、この後部から前方へ次第に広がっている前部とからなり、上記内カバーとの間に隙間空間を形成している外カバーと、この外カバーの周囲を放熱空間を持って囲むランプハウジングとを備え、上記内カバーの後部は、その内面がランプ本体の基部及びソケットにそれぞれ所定の間隙を置いて近接しており、上記ランプ本体の基部及びソケットの熱を上記隙間空間へ取り込み可能であり、上記外カバーの後部の二個所に複数のスリット状の連通孔から構成された連通部を互いに対向して設けてあって、各連通孔が後部の軸心方向に間隔を置いてかつ上記後部の周方向に沿って形成されており、上記ランプハウジングの後部側の二個所に複数のスリット状の放熱孔から構成された放熱部を設けてあり、各放熱孔が上記後部周壁に軸心方向に間隔を置いてかつ周方向に沿って形成されており、上記連通部と放熱部との位置関係が連通部間を結ぶ線と放熱部間を結ぶ線とが交差するように配置されていることを特徴とする照明器具。
【請求項13】 ソケットに内カバーの後部を保持するための板ばね状の押え具からなる保持手段を設けてあり、上記押え具は上記ランプ本体の基部の外面と内カバーの後部内面とを所定ばね力でそれぞれ押圧保持していることを特徴とする請求項12記載の照明器具。
【請求項14】 光源からの発光を前方へ反射するリフレクタを備えると共に、基部がソケットに接続可能であるランプ本体と、このランプ本体の基部及びソケット周囲を囲み後端が有底状に形成されている筒状の後部と、この後部から前方へ次第に広がって上記リフレクタ周囲を囲む前部とよりなる反射カバーと、この反射カバーの周囲を放熱空間を持って囲み、先端部が反射カバーの先端と接合しているランプハウジングとを備えており、上記反射カバーの後部は上記放熱空間と連通している連通部を設け、上記後部内面が上記ランプ本体の基部及びソケットに所定間隙を置いて近接されており、上記ランプハウジングは、後部側の周壁に複数の放熱孔を有する放熱部を設けてあることを特徴とする照明器具。
【請求項15】 連通部は、複数のスリット状の連通孔から構成され、放熱部は複数のスリット状の放熱孔から構成されていることを特徴とする請求項14記載の照明器具。
【請求項16】 連通部は、複数のスリット状の連通孔から構成されており、各連通孔は反射カバーの後部に軸心方向に間隔を置いてかつ上記後部の周方向に沿って形成されており、放熱部は、複数のスリット状の放熱孔から構成されており、各放熱孔はランプハウジングの後部側に軸心方向に間隔を置いてかつ上記各後部の周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項14記載の照明器具。
【請求項17】 連通部は、反射カバーの対向する二個所に配置されており、放熱部はランプハウジングの対向する二個所に配置されていることを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれかに記載の照明器具。
発明の詳細な説明
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば展示場の展示会場、百貨店の商品陳列場等に適用する照明器具に関する。
【従来の技術】従来、光源としてハロゲンランプ等を使用している照明器具としては、例えば実公平3−13935号公報に示されたようなものがある。このような照明器具においては、ランプハウジングに放熱孔を設けてランプ発光時の熱を外部に逃がすようにしている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ発光時の高温となった空気は放熱孔から逃げる前に、ランプハウジングの内壁面にそのまま接することになり、ランプハウジングの温度を上昇させる原因となっていた。これに対し、ランプハウジング内に断熱材を設けたり、ランプハウジングの肉厚を増大して熱容量を大きくし、ランプハウジングの外表面の温度上昇を抑制することも考えられるが、重量増や製造コスト増を招くおそれがある。この発明の目的は、重量増、製造コスト増を抑制しながらランプハウジングの外表面の温度上昇を抑制することのできる照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】この発明の第1の特徴は、ランプ本体、内カバー、外カバー及びランプハウジングを備えている点にある。上記ランプ本体は、光源からの発光を前方へ反射するリフレクタを備えると共に、基部がソケットに接続可能である。上記内カバーは上記ランプ本体の基部及びソケット周囲を囲む筒状の後部と、この後部から前方へ次第に広がって上記リフレクタ周囲を囲む前部とよりなるものである。外カバーは、上記内カバーの周囲を囲みかつ後端が有底状に形成されている後部と、この後部から前方へ次第に広がっている前部とからなり、上記内カバーとの間に隙間空間が形成されている。上記ランプハウジングは上記外カバーの周囲を放熱空間を持って囲んでいる。上記内カバーの後部は上記隙間空間と連通され、かつ上記ランプ本体の基部及びソケットの熱を上記隙間空間へ取り込み可能である。上記外カバーの後部には、上記空間の高温空気を上記放熱空間に流動させるための連通部を設けてある。上記ランプハウジングは、周壁に複数のスリット状の放熱孔を有する放熱部を設けてある。上記内カバーの後部内周面をランプ本体の基部及びソケットに近接させることにより、ランプ本体の基部及びソケットの熱が内カバーの後部から上記隙間空間に取り込みやすくなる。上記ソケットに内カバーの保持手段として、例えば板ばね状の押え具を設けて、押え具のばね力で上記内カバーの後部内面を押圧するようにすれば、内カバーの取付け取外しが容易となり、またランプ本体の基部を押圧するようにすれば、ランプ本体のソケットから接続の離脱と固定が図られる。上記外カバーにおける連通部をその後部の複数個所、例えば対向する二個所に設け、しかも複数の連通孔で各連通部を構成することにより、そして上記ランプハウジングにおける放熱部をその後部の複数個所、例えば対向する二個所に設けることにより、ランプ本体の基部及びソケットの熱によって加熱された高温の空気が隙間風のように上記連通孔を経て放熱空間へ流入し迂回しながらやがて放熱孔から吐出され、これに伴ってランプ本体側から外気が円滑に引き込まれ、放熱空間内の温度の上昇を抑制し、ランプハウジングの内壁面の高温化を抑制できる。この発明の第2の特徴は、光源からの発光を前方へ反射するリフレクタを備えると共に、基部がソケットに接続可能であるランプ本体と、このランプ本体の基部及びソケット周囲を囲み後端が有底状に形成されている筒状の後部と、この後部から前方へ次第に広がって上記リフレクタ周囲を囲む前部とよりなる反射カバーと、この反射カバーの周囲を放熱空間を持って囲み、先端部が反射カバーの先端と接合しているランプハウジングとを備えている点にある。上記反射カバーの後部は上記放熱空間と連通している連通部を設け、上記後部内面が上記ランプ本体の基部及びソケットに所定間隙を置いて近接されており、上記ランプハウジングは、周壁に複数のスリット状の放熱孔を有する放熱部を設けてある。
【発明の実施の形態】図1、図11及び図12に示す照明器具1は、ランプ本体2、内カバー3、外カバー4及びランプハウジング5を備えている。ランプ本体2は、図1乃至図4に示すように、光源6及びこの光源の発光を前方へ反射するリフレクタ7を備えている。ランプ本体2の基部8から対の接続端子ピン9が突出されている。接続端子ピン9は、セラミック製ソケット10におけるピン孔内に挿入され、ソケット内に設けてある導電部に電気的に接続されている。光源6は、例えばハロゲンランプを用いている。但し、白熱電球等、他のランプを用いることもできる。ランプ本体2は、基部8から突出した接続端子ピン9によってソケット10と連結されている。ランプ本体2は、ソケット10に固着された板ばね状の押え具11によって挟持されている。このために、ランプ本体2とソケット10との連結が固定される。連結固定を確実にするための手段として、図3及び図4に示す例では、一方の基部8はその両側面に係止突起8aを形成し、他方の押え具11はその先端部にV形の係止部11aを形成してある。係止部11aは係止突起8aに所定のばね力で係合されている。このように係止部11aは係止突起8aを所定のばね力で係止しているので、ランプ本体がソケット10から離脱しにくく、しかも固定が強固となるので、ランプ本体の振動によるランプ切れを防止できる。またソケット10内の導電部に接続された電線12がソケットの後方に引き出されている。電線12は内カバー3、外カバー4などを貫通し、ランプハウジング5の後側へ引き出されている。内カバー3は、図5及び図6に示すように、後部13及び前部14からなる漏斗状のもので、そして例えばアルミニウムによって形成されている。内カバー3の後部13は断面円形の筒状に形成されている。ランプ本体2と内カバー3との関係を説明する。図1及び図2に示すように、内カバー3における後部13は、ランプ本体2の基部8及びソケット10に近接し、これらの周囲を僅かな隙間15をもって囲んでいる。押え具11は後部13内に配置されて、後部内周面と接触している。押え具11は後部13の内周面によって対向する側にばね力に抗して押圧されている。このために、内カバー3は後部13及び押え具11を通じてソケット10に保持される。内カバー3の前部14は、後部13から前方(図1右方)へ次第に広がって、リフレクタ7の周囲を囲む形態となっている。外カバー4は、図7乃至図10に示すように、内カバー3と同様に、後部17と前部18とからなる漏斗状のもので、例えばアルミニウムによって形成されている。外カバー4の後部17は筒状に形成されており、後端に底壁19を有している。外カバー4の後部17には連通部20が設けられている。連通部20は、後部17に周方向に所定間隔で複数個所(図9では左右二個所)に設けられている。連通部20は、図1及び図9では左右二個所に対向して設けられている。連通部20は、図7及び図8に示すように、後部17の軸心方向に所定間隔(例えば数ミリ間隔)を置いて設けた複数のスリット状の連通孔20aから構成されている。各連通孔20aは、後部17にその周方向(図7上下方向)に沿って形成されている。各連通孔20aは図9では3本配置されている。外カバー4の底壁19には、図10に示すように電線12を通す孔19a及び取付孔19bが設けられている。図1に示すように底壁19には棒状の取付け座21が突き当てられている。外カバー4の前部18の内周面に複数の突起18aを設けてある。内カバー3と外カバー4との関係を説明する。外カバー4は、図1に示すように内カバー3の周囲を囲み、この内カバーとの間で隙間空間16を形成している。外カバー4の前部18は、内カバー3の前部14と同様に後部17から前方へ次第に広がって、内カバーの前部14を囲む形態となっている。外カバー4の前部18と内カバー3の前部14とは隙間空間16を置いて重なりあった状態にある。隙間空間16において、図1右端部側すなわち前部14,18の各先端側間は開口部16aとなっている。隙間空間16は、外カバー4の前部18の内周面に設けた複数の突起18aが内カバー3の前部14の外面に当接されているので、安定して維持される。また外カバー4の連通部20は、隙間空間16の高温空気を後述する放熱空間24に流動させるものである。また図1に示すようにソケット10は、外カバー4の底壁19の内面に突き当てられている。ソケット10内にランプ本体2側から差し込まれたビス22は、取付孔19bを通じて取付け座21に締結されている。このため、ソケット10と外カバー4は取付け座21に固定される。取付け座21はランプハウジング5内の中心部に配置されている。取付け座21の後端はランプハウジング5の後端底壁に止め具23によって水平状態に保持されている。図1、図11及び図12に示すように、ランプハウジング5は、外カバー4の周囲を放熱空間24を持って囲んでいる。放熱空間24の一側端部(図1右側端部)が開口部24aとなって、ランプハウジング5の前部外と通じ、この放熱空間に外気を取込むことができる。ランプハウジング5は、例えばアルミニウムによって形成されている。ランプハウジング5の先端外周縁は、シリコンゴムのような軟質樹脂によって成形されたリング状の端末処理材25によって覆われている。ランプハウジング5の後部には、図11乃至図14に示すように、放熱部26を図11上下二個所に対向して設けてある。放熱部26は、放熱孔26aで形成されている。放熱孔26aは、ランプハウジング5の後部の軸心方向に所定間隔(例えば数ミリ間隔)を置いて設けた複数のスリット状の放熱孔26aから構成されている。各放熱孔26aは、後部にその周方向(図13上下方向)に沿って形成されている。各放熱孔26aは図13では3本配置されている。ランプハウジング5の底壁に止め具23を取付けるための取付け孔27を設けてある。図11及び図12に示すように、ランプハウジング5の後部に止め具28を介してU字形の支持枠29が取付けられている。ランプハウジング5は止め具28を中心として図11鎖線に示すように時計方向に所定角度回転させたり、その反対方向に回転させることができる。放熱部26と連通部20との位置関係について説明する。図1に示すように、放熱部26は上下方向に対向して配置され、連通部20は紙面に垂直方向に対向して配置され、放熱部26間を結ぶ線と連結部間を結ぶ線とが交差状態となるように放熱部26と連通部20とが配置されている(図15参照)。この交差状態は、図1に示すように、放熱部26間を結ぶ線は連通部を結ぶ線より後方に位置をずらしている。図1に示す照明器具1を使用した結果、ランプハウジング5は、ランプ本体2(特に基部8やソケット10)から発せられる熱によって加熱されるが、従来例の加熱温度に比較して約半分程度に抑制できた。加熱温度を抑制できた理由については下記によるものと推測する。光源6が発光すると、ランプ本体2が高温になる。特に、ランプ本体2の基部8とソケット10の部分とが高温となる。高温となった基部8及びソケット10からの発熱は、内カバー3の筒状の後部13を通じて隙間空間16内へ円滑に取り込まれる。特に、内カバー3の後部13内面は、ランプ本体2の基部8及びソケット10に近接しており、熱は後部の内周面とソケット10の周面との隙間15から直接的に隙間空間16内へ円滑に引き込まれることになる。この結果、隙間空間16内の熱の取込みによって、隙間空間16内の空気は高温高圧となり、この状態は特に外カバー4の後部17側が顕著である。このため、隙間空間16とランプハウジング5が設置されている設置空間との温度差が大きくなり、しかも両空間は放熱空間24を挾んで連通孔20aと放熱孔26aとを通じて繋がって、空気の流れが生じる。この結果、隙間空間16における高温高圧の膨脹した空気が外カバー4における後部17の連通孔20aを通過することによって、放熱空間24側へ流動する。さらに、図15に示すように、放熱孔26aはランプハウジング5の上下二個所のみであり、また各連通部20の連通孔20aは左右二個所のみであるから、連通孔20aを通過する空気は、旋回して放熱孔26aからランプハウジング5外へ吐出される。この旋回流によって、図1に示す開口部16aから隙間空間16内に温度の低い外気が引き込まれ、連通孔20aから放熱孔26aに向けて隙間風のように流れ、また内カバー3の前部14とランプ本体2との隙間30からも温度の低い外気が引き込まれ、隙間15を通過し、連通孔20aから放熱孔26aに向けて隙間風のように流れ、さらに放熱空間24の開口部24aからも外気が引込まれる。放熱空間24内に流入した外気は、放熱空間内の高温の空気を冷却することになり、放熱空間の温度上昇が抑制される。このように、隙間空間16内の高温高圧の空気は、図1紙面に垂直方向の二個所に位置している連通孔20aからなる連通部20からあたかも隙間風のように放熱空間24に流出して放熱部の放熱孔26aに旋回するように迂回して流出してランプハウジング5外へ吐出され、またランプハウジング5外の空気が隙間空間16の開口部16aから勢い良く隙間空間内に吸込まれて、同時にランプ本体の前部と内カバー3の前部14との隙間30からも外気が内カバーの後部13に向けて勢い良く入って、隙間15から隙間空間を通過して連通孔20aから放熱空間へ流れ、さらにその温度の上昇を抑制する。そしてランプハウジング5の内壁面には、放熱空間24内の温度の大きく低下した混合気が接することになり、ランプハウジング5の外表面の温度上昇が著しく抑制される。照明器具1は、図11実線に示すように水平方向に向けてセットされることもあるが、例えば展示用として使用される場合には、ランプハウジング5を図11鎖線に示すように例えば45度時計方向に回転させて下方に向けた場合には、隙間空間16の高温高圧の空気が隙間風のように連通孔20aから旋回しながら放熱孔26aへと流出し、外気は隙間空間の開口部16a等から勢い良く隙間空間16内に吸込まれ放熱空間24の温度上昇が抑制される。またランプハウジング5を図1実線に示す位置から反時計方向に45度回転させて上方に向けた場合には、高温高圧の空気の流出と放熱孔26aから外気の吸込みが極めて活発となり、図1実線に示すセット状態の場合に比較してより一層温度上昇の抑制効果が発揮される。押え具11は、基部8とソケット10との連結を強化するため、照明器具1の運搬中や使用中に、ランプ本体2が振動によってソケットから抜け落ちることがなく、また振動を抑制できるので、ランプ切れを防止できる。押え具11は、上記の機能の他に、内カバー3を保持する保持手段の機能を有しているために、内カバーのための特別な保持手段が不要となり、それだけ構成が簡単となる。内カバー3の保持手段は押え具11とは別に設けてもよい。リング状の端末処理材25の材質として、上述したように、シリコンゴムのような軟質樹脂を使用すれば、ランプハウジング5の開口縁の保護が図れる。また照明器具1を使用中でも、端末処理材25を持ってランプハウジング5を扱うことができる。さらに、上記材質として半透明の軟質樹脂を使用すれば、光透過性によって照明器具が点灯中か否か照明器具から離れた位置からも確認できる利点がある。上例では、上述したように、放熱部26間を結ぶ線と連結部間を結ぶ線とが交差状態となるように放熱部26と連通部20とが配置されている(図1及び図15参照)。この交差状態は、図1に示すように、放熱部26間を結ぶ線は連通部を結ぶ線より後方に位置をずらすようにしているので、空気が迂回され、ランプハウジング5の温度上昇の抑制に効果があるものと推測される。この交差状態は位置をずらすことなく、放熱部26間を結ぶ線と連通部20を結ぶ線とが直交状態となるようにしてもよい。図16及び図17を参照して照明器具の他の実施形態を説明する。図示する照明器具1Aの特徴は、外カバー4Aの前部18Aの先端がランプハウジング5の先端と接合され、放熱空間24が閉鎖空間となっている点であり、その他の構成は図1に示す照明器具1のそれと実質的に同一である。このために、照明器具1Aの構成を示す符号を照明器具1における符号と一致させて、対応関係を明らかにしている。この例では、使用時に、外カバー4Aとランプハウジング5との間の放熱空間24は図16右側端部か開口されていないから、放熱空間内には冷気が上記右側端部から流入されない点を除いて、照明器具1と同様の作用が行われ、放熱空間24内の温度上昇が抑制される。図18乃至図20を参照して照明器具のさらに他の実施形態を説明する。図示する照明器具1Bの特徴は、図1及び図2に示す内外のカバー3,4に代わる反射カバー4Bを設けている点であり、その他の構成は図1に示す照明器具1のそれと実質的に同一である。このために、照明器具1Bの構成を示す符号を照明器具1における符号と一致させて、対応関係を明らかにしている。反射カバー4Bは外カバー4と同一構成であり、後部17Bに対向して連通部20Bが形成されており、図17の例で左右に対向して設けられている。各連通部20Bも前記連通部20と同一構成であって、後部17Bの軸心方向に間隔を置いて配置された複数のスリット状の連通孔20Baからなり、これらの連通孔は図20上下方向に長く形成されている。反射カバー4Bの後部17Bは、図18及び図19に示すように、ランプ本体2の基部8及びソケット10の周囲を僅かな隙間15Bをもって囲んでいる。押え具11は後部17B内に配置されて、後部内周面と接触している。押え具11は後部17Bの内周面によって対向する側にばね力に抗して押圧されている。このために、反射カバー4Bは後部17B及び押え具11を通じてソケット10に保持される。反射カバー4Bの前部18Bは、後部17Bから前方(図18右方)へ次第に広がって、リフレクタ7の周囲を囲む形態となっている。19Bは後部17Bの底壁である。照明器具1Bは上記の構成であるから、使用時に、高温となった基部8及びソケット10により加熱された熱気は、反射カバー4Bの後部17Bの内周面とソケット10の周面との隙間15Bから連通孔20Baを経て放熱空間24に流れ後部の周壁に沿って迂回してランプハウジング5の放熱孔26aから排出され、同時に冷気がランプ本体2と反射カバーの前部18Bの先端部との隙間30Bから狭い隙間15Bに吸い込まれ、このような空気の流れが繰り返されて、放熱空間24内の温度上昇を抑制される。連通部20,20Bを構成する連通孔20a,20Baの数は図8及び図20の例では3(図20では4)としているが、単数でもよく、必ずしも設ける数は図示の例に限定されないが、連通孔を設ける数は2〜5の範囲が望ましい。連通部20,20Bは外カバー4及び反射カバー4Bの後部17,17Bの一個所であってもよい。また連通部20,20Bにおける連通孔20a,20Baの向きは、図1及び図20に示す構成に限られない。例えば後部17,17Bの周方向に間隔を置いてしかも軸心方向に長い複数の連通孔で構成してもよい。図1及び図16において、内カバー3と外カバー4との間は隙間空間16が開けられており、この隙間空間の一側(図1右側)は開口部16aとなっているので、隙間空間16内の空気の流れが良くなる。
【発明の効果】この発明によれば、内外のカバーを空間を置いて配置して、内カバーの筒状の後部と上記空間を連通させて、外カバーの後部に連通部及びランプハウジングの後部に放熱部を設けかつ上記連通部と放熱部とを連通させているので、ランプハウジングの温度上昇を抑制することができ、また反射カバーの後部に連通部及びランプハウジングの後部に放熱部を設け、反射カバーの後部とランプ本体の基部及びとソケットとの間に隙間をあけてあるので、ランプハウジングの温度上昇を抑制することができ、このためランプハウジングを薄肉にすることができ、また断熱材等を設ける必要がなく、重量増、製造コスト増を抑制することができる。




 

 


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