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発明の名称 発射装置に使用される遮蔽機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−50696(P2001−50696A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願平11−227546
出願日 平成11年8月11日(1999.8.11)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
発明者 林 均
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 発射対象となる飛翔体を発射筒体の内部に収納し、かつこの発射筒体の後端部に当該発射筒体内部を密閉するためのブローアウトディスクを取り付けてなる弾体と、この弾体を複数装填する装填部とを備えた発射装置に対し、前記装填部内にある複数の弾体のうちで一方の発射時における発射衝撃音から他方の弾体の前記ブローアウトディスクを保護する発射装置に使用される遮蔽機構において、前記複数の弾体におけるそれぞれの発射筒体のブローアウトディスク取り付け部に対し、静止時に他の弾体が与える前記発射衝撃音を遮断可能で、かつ発射時に前記発射筒体に収納された飛翔体から発生する燃焼ガスにより破損されるような厚みを有する遮蔽板体を前記ブローアウトディスクより外側に取り付けてなることを特徴とする発射装置に使用される遮蔽機構。
【請求項2】 前記遮蔽板体は、前記他の弾体が与える前記発射衝撃音を遮断可能な第1の厚みを有する第1の板部と、この第1の板部の前記ブローアウトディスクに対向する側に取り付けられるものであって、前記飛翔体から発生する燃焼ガスにより破損可能となる第2の厚みで、略中央に前記第1の板部の一部を露出させる開口部を有する第2の板部と、この第2の板部の前記ブローアウトディスクに対向する側に取り付けられるものであって、略中央に前記第1の板部の一部を露出させる開口部を有し、前記発射筒体のブローアウトディスク取り付け部に取り付けられる第3の板部とにより構成されてなることを特徴とする請求項1記載の発射装置に使用される遮蔽機構。
【請求項3】 前記遮蔽板体を構成する第1の板部,第2の板部及び第3の板部は、アルミニウム材で形成されてなることを特徴とする請求項2記載の発射装置に使用される遮蔽機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飛翔体を発射筒体の内部に収納し、かつこの発射筒体の後端部にブローアウトディスクを取り付けてなる誘導弾を装填部に複数装填する発射装置において、特に、ブローアウトディスクを保護するための遮蔽機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、誘導弾は、発射対象となる飛翔体を発射筒体の内部に収納し、かつこの発射筒体の後端部にブローアウトディスクを取り付けて構成されている。このブローアウトディスクは、直径約80mm、極薄肉厚のアルミニウム箔製の板体で形成されており、発射筒体に取り付けられることにより、内部を密閉するものである。
【0003】ここで、誘導弾を発射させる動作について説明すると、上記誘導弾に収納された飛翔体は、発射時に、その後部から燃焼ガスをブローアウトディスクに向けて噴出し、その反動を利用して推進力を得る。その後に、ブローアウトディスクは、燃焼ガスを受けることにより、破損されることになる。
【0004】ところで、上記誘導弾は、元々単発用のものであるが、図4に示すように、発射装置装填弾としても使用される。この場合、複数の誘導弾410〜414,420〜424が互いに隣接して発射装置300の左右の装填部310,320に装填され、発射されることになる。なお、図4においては、発射装置300の後方側を示しており、誘導弾410〜414,420〜424発射の際には、紙面裏側に誘導弾410〜414,420〜424を発射させることになる。
【0005】しかし、発射装置装填弾として使用する場合には、複数の誘導弾410〜414,420〜424のうちで一方の発射時に発生される発射衝撃音が、隣接する他方の誘導弾のブローアウトディスクまで破損させてしまうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、誘導弾を発射装置装填弾として使用する場合には、複数の誘導弾のうちで一方の発射時に発生される発射衝撃音が、他方の誘導弾のブローアウトディスクまでも破損させてしまうという問題を有している。
【0007】そこで、この発明の目的は、複数の誘導弾が発射装置の装填部に装填される場合に、一方の誘導弾から発生する発射衝撃音が他方の誘導弾に及ぼす影響を解消でき、かつ誘導弾発射時に良好な推進力が得られる発射装置に使用される遮蔽機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、飛翔体を発射筒体の内部に収納し、かつこの発射筒体の後端部に当該発射筒体内部を密閉するためのブローアウトディスクを取り付けてなる弾体と、この弾体を複数装填する装填部とを備えた発射装置において、装填部内にある複数の弾体のうちで一方の発射時における発射衝撃音から他方の弾体のブローアウトディスクを保護するために使用される遮蔽機構を対象にしている。
【0009】そして、上記目的を達成するために、複数の弾体におけるそれぞれの発射筒体のブローアウトディスク取り付け部に対し、他の弾体が与える発射衝撃音を遮断可能で、かつ飛翔体から発生する燃焼ガスにより破損されるような厚みを有する遮蔽板体をブローアウトディスクより外側に取り付けるようにしたものである。
【0010】この構成によれば、複数の弾体を発射装置の装填部に装填することに着目しており、複数の弾体におけるそれぞれの発射筒体のブローアウトディスク取り付け部に対し、他の弾体が与える発射衝撃音を遮断可能で、かつ発射筒体に収納された飛翔体から発生する燃焼ガスにより破損されるような厚みを有する遮蔽板体をブローアウトディスクより外側に取り付けるようにしている。
【0011】この結果、弾体の静止時に隣接する他の弾体が与える発射衝撃音を上記遮蔽板体が遮蔽して発射筒体内のブローアウトディスクを保護でき、また、弾体の発射時に発射筒体内の飛翔体から発生される燃焼ガスを弾体後方に逃すことができ、これにより良好な推進力が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施の形態における要部の斜視図であり、誘導弾における遮蔽機構の配置関係を分かりやすく示している。なお、この一実施の形態では、要部のみを説明するために、発射装置を図示せずに説明する。
【0014】図1において、図中符号100は遮蔽機構として例えば円板状に形成された遮蔽板体100であり、誘導弾を構成する円筒状の発射筒体200に取り付けられる。まず、発射筒体200について説明する。
【0015】発射筒体200は、その内部に発射対象となる飛翔体(図示せず)を収納しており、また、その図中左端が誘導弾における弾頭部201となっており、その図中右端が飛翔体から噴出される燃焼ガスを排出するための排出口部202となっている。また、発射筒体200の内部には、飛翔体から噴出さる燃焼ガスの受け側にブローアウトディスクが配置される。さらに、発射筒体200の排出口部202には、上記遮蔽板体100が取り付けられる。
【0016】次に、遮蔽板体100について図2を参照して説明する。
【0017】図2において、遮蔽板体100は、その周縁部に設けられた凹部101,102,103が取付金具11,12,13により、発射筒体200の排出口部202に取り付けられる。ここで、取付金具11,12,13は、互いに同一のものであるから、取付金具11を代表して説明することにする。すなわち、取付金具11は、図中矢印Aで示す方向から見ると、略コ字型に形成されており、そのコ字型開口内に排出口部202の縁部と遮蔽板体100の凹部101とを保持する。そして、コ字型開口外に設けられたねじ穴11aにねじ21が螺合されることにより、遮蔽板体100が発射筒体200に固定されることになる。
【0018】図3は、分解斜視図であり、上記遮蔽板体100の構成をさらに分かりやすく示している。
【0019】すなわち、遮蔽板体100は、例えば外径150mmのアルミニウム製基板110の排出口部202と対向しない面に、例えば外径120mm,極薄肉厚のアルミニウム箔リング120を接着している。そして、このアルミニウム箔リング120のアルミニウム製基板110取付面と反対の面に、例えば外径105mm,薄肉厚のアルミニウム箔円板130を接着している。
【0020】また、アルミニウム製基板110,アルミニウム箔リング120及びアルミニウム箔円板130を接着した状態において、アルミニウム製基板110及びアルミニウム箔リング120は、その略中央部にアルミニウム箔円板130の一部を露出させるための開口部111,121(図中では直径95mm)を形成している。
【0021】すなわち、上記構成による遮蔽板体100は、図示しない発射装置に装填される複数の誘導弾としての発射筒体200にそれぞれ取り付けられると、まず第1に、隣接する他の誘導弾から発生する発射衝撃音を薄肉厚のアルミニウム箔円板130が遮断して、発射筒体200内のブローアウトディスクを保護する。
【0022】そして、第2に、上記遮蔽板体100は、誘導弾発射の際に、発射筒体200内の飛翔体から噴出される燃焼ガスにより、極薄肉厚のアルミニウム箔リング120がちぎれて、薄肉厚のアルミニウム箔円板130が外側に吹き飛び、燃焼ガスを発射筒体200後方に逃がす。
【0023】なお、上記遮蔽板体100において、外部から与えられる発射衝撃音を遮蔽するためには、ある値以上の厚さが必要となり、また、燃焼ガスにより破損されるためには、ある値以下の厚さが必要となる。そこで、両方を満足させる手段として、遮蔽板体100の外側には発射衝撃音を遮断するに足りる厚さを持つアルミニウム箔円板130を配置し、内側にはアルミニウム箔円板130の面を露出させるアルミニウム製基板110及びアルミニウム箔リング120を配置するようにして構成する。このため、誘導弾発射時に、飛翔体から噴出される燃焼ガスで、アルミニウム箔リング120がちぎれてアルミニウム箔円板130を吹き飛ばすことができ、これによりアルミニウム製基板110を固定する取付金具11,12,13に不要な力がかかって発射筒体200自体を破損させずに済むことになる。
【0024】したがって、上記実施の形態によれば、複数の誘導弾を発射装置の装填部に装填していることに着目し、複数の誘導弾におけるそれぞれの発射筒体200の排出口部202に対し、他の誘導弾が与える発射衝撃音を遮断可能で、かつ発射筒体200内に収納された飛翔体から噴出される燃焼ガスにより破損されるような厚みを有する遮蔽板体100をブローアウトディスクより外側に取り付けるようにしている。この場合、遮蔽板体100は、発射衝撃音を100μmの厚みを持つアルミニウム箔円板130が遮断し、また、燃焼ガスにより30μmの厚みを持つアルミニウム箔リング120がちぎれるとともに、アルミニウム製基板110の開口部111及びアルミニウム箔リング120の開口部121を介して、燃焼ガスがアルミニウム箔円板130を直接吹き飛ばすようにしている。
【0025】このため、誘導弾の静止時に、隣接する他の誘導弾が与える発射衝撃音から発射筒体200内のブローアウトディスクを保護でき、また、誘導弾の発射時に、発射筒体200内の飛翔体から噴出される燃焼ガスを誘導弾後方に逃すことができ、これにより良好な推進力が得られる。
【0026】また、上記実施の形態では、上記遮蔽板体100を構成する部品をアルミニウム材で形成しているが、これは遮蔽板体100自体の軽量化を図るようにしたものであり、その他の金属で形成するようにしても実施可能である。さらに、上記誘導弾以外のものに遮蔽板体100を使用するようにしても実施可能である。
【0027】なお、この発明は、上記実施の形態の範囲に必ずしも限定されるものではなく、その他この要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはもちろんのことである。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、複数の誘導弾が発射装置の装填部に装填される場合に、一方の誘導弾から発生する発射衝撃音が他方の誘導弾に及ぼす影響を解消でき、かつ誘導弾発射時に良好な推進力が得られる発射装置に使用される遮蔽機構を提供することができる。




 

 


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