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発明の名称 穀物乾燥機の貯留部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−124472(P2001−124472A)
公開日 平成13年5月11日(2001.5.11)
出願番号 特願平11−304778
出願日 平成11年10月27日(1999.10.27)
代理人 【識別番号】100080056
【弁理士】
【氏名又は名称】西郷 義美
【テーマコード(参考)】
3L113
【Fターム(参考)】
3L113 AA07 AB04 AC04 AC08 AC40 AC41 AC53 AC56 AC63 AC67 AC72 AC73 AC76 AC79 AC86 BA03 CA02 CB03 CB05 CB22 CB24 CB34 DA10 DA24 DA25 
発明者 鈴木 濱吉
要約 目的
穀物乾燥機の貯留部構造において、貯留部内の穀物に水分ムラが生ずるのを防止し、自動水分計によって穀物乾燥機を停止させる精度を向上させ、乾燥能力を向上することにある。

構成
貯留部内の支持部材には、貯留部内の穀物を加温する加温ヒータを設けている。
特許請求の範囲
【請求項1】 乾燥機本体に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記貯留部内で相対向する壁面間には支持部材を架設した穀物乾燥機の貯留部構造において、前記支持部材には前記貯留部内の穀物を加温する加温ヒータを設けたことを特徴とする穀物乾燥機の貯留部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀物乾燥機の貯留部構造に係り、特に貯留部内の穀物に水分ムラが生ずるのを防止する穀物乾燥機の貯留部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】米麦等の穀物を乾燥させる穀物乾燥機においては、精米前の籾状態の米や麦等の穀物を乾燥するものであり、循環型や平型等のものがある。
【0003】循環型の穀物乾燥機には、乾燥機本体内に上部から順次に、穀物が投入される貯留部と、穀物を乾燥する乾燥部と、この乾燥した穀物を集める集穀部とを設け、穀物を上段の貯留部から中段の乾燥部を経て下段の集穀部に導いた後に上段の貯留部に戻して循環させる間に、乾燥部において熱風により穀物を乾燥するものがある。また、貯留部内において、相対向する壁面間には、強度を保持するために、複数の支持部材(吊張棒)を架設している。
【0004】このような穀物乾燥機としては、例えば、実開昭51−128974号公報、実開昭56−36092号公報に開示されている。実開昭51−128974号公報に記載のものは、貯留部内で相対向する壁面間に、支持部材しての支持棒にたるみ防止体を設け、このたるみ防止体の直下に籾圧が作用しないように電極棒を垂設したものである。実開昭56−36092号公報に記載のものは、貯留部の下部の周壁内側に、外気が露点以下に低下しないように、電気ヒータを配設したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、穀物乾燥機の貯留部においては、収穫時の穀物の一粒一粒の水分含有がかなり異なっており、乾燥の過程でこの水分含有の度合いが接近して行くが、それでも、かなりの水分ムラが穀物に生じている。そして、希望の水分で自動水分計によって穀物乾燥機を停止させているが、その穀物の水分ムラによって、穀物乾燥機を停止させる精度が悪化し、乾燥能力が低下するという不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、乾燥機本体に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記貯留部内で相対向する壁面間には支持部材を架設した穀物乾燥機の貯留部構造において、前記支持部材には前記貯留部内の穀物を加温する加温ヒータを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、貯留部内において、支持部材には穀物を加温する加温ヒータが設けられているので、穀物が加温されて、水分の多いものから水分の少ないものへと水分の移行を図ることができ、穀物に水分ムラが生ずるのを防止し、自動水分計によって穀物乾燥機を停止させる精度を向上させ、乾燥速度を良好にして乾燥能力を向上することができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の第1実施例を示すものである。図4において、2は循環型の穀物乾燥機、4は乾燥機本体である。この乾燥機本体4にあっては、上部から順次に、屋根部6と、穀物が投入される貯留部8と、穀物を乾燥する乾燥部10と、この乾燥した穀物を集める集穀部12とが設けられている。
【0009】また、乾燥機本体4には、前側に揚穀機14が設けられ、貯留部8の上方には揚穀機14の上部に連絡する上部搬送手段16が設けられ、集穀部12の下方には揚穀機14の下部に連絡する下部搬送手段18が設けられている。
【0010】これにより、穀物乾燥機2においては、揚穀機14により揚上した穀物を上部搬送手段16により貯留部8内に均分落下させ、乾燥部10において穀物を乾燥した後に集穀部12に集め、下部搬送手段18により揚穀機14の下部に搬送して再び揚上するという循環を繰り返して穀物の乾燥を行っている。
【0011】また、乾燥部10の外側で乾燥機本体4の前側には、液体燃料を燃焼して熱気を発生するガンタイプのバーナ20が取り付けられている。また、乾燥部10の外側で乾燥機本体4の後側には、内部の穀物の乾燥後の熱気を吸引して排出する排風機22が取り付けられている。
【0012】このバーナ20及び排風機22は、前側に取り付けられた制御盤(図示せず)によって駆動制御されるものである。
【0013】貯留部8は、図1に示す如く、箱状であり、上段壁構成体24−1と下段壁構成体24−2とが上下で一体的になって構成され、貯留空間26を形成している。上段壁構成体24−1は、相対向する壁面として、上段前側貯留板28−1と上段後側貯留板30−1と、また、上段一側貯留板32−1と上段他側貯留板34−1とからなる。下段壁構成体24−1は、相対向する壁面として、下段前側貯留板28−2と下段後側貯留板30−2と、また、下段一側貯留板32−2と下段他側貯留板34−1とによって構成されている。
【0014】また、乾燥部10は、貯留部8の下部と連結されるものであり、箱状で、相対向する壁面として、前側乾燥板36と後側乾燥板38と、また、一側乾燥板40と他側乾燥板42とからなる。
【0015】貯留部8内においては、図1に示す如く、強度を保持するように、上段と中段と下段とに異なる高さ位置で、例えば3つの支持組付体44−1、44−2、44−3が夫々架設されている。
【0016】この支持組付体44は、図3に示す如く、相対向する壁面として、前側貯留板28と後側貯留板30との間に介設された支持部材である長い長手方向吊張棒46と、相対向する壁面として、一側貯留板32と他側貯留板34との間に介設された他の支持部材である短い2本の第1、第2幅方向吊張棒48、50とからなる。この第1、第2幅方向吊張棒48、50は、同一形状に形成されているとともに、平行に配設されている。
【0017】長手方向吊張棒46には、両端に前側・後側取付金具52、52が取り付けられている。第1幅方向吊張棒48には、両端に第1左側・右側取付金具54、54が取り付けられている。第2幅方向吊張棒50には、両端に第2左側・右側取付金具56、56が取り付けられている。
【0018】前側・後側取付金具52、52は、前側、後側貯留板28、30に固定した前側・後側受け金具58、58に係合されるとともに、前側、後側貯留板28、30の内面に前側・後側取付ボルト60、60で取り付けられる。第1左側・右側取付金具54、54は、一側、他側貯留板32、34に固定した第1一側・他側受け金具62、62に係合されるとともに、一側、他側貯留板32、34の前側の内面に第1一側・他側取付ボルト64、64で取り付けられる。第2左側・右側取付金具56、56は、一側、他側貯留板32、34に固定した第2一側・他側受け金具66、66に係合されるとともに、一側、他側貯留板32、34の後側の内面に第2一側・他側取付ボルト68、68で取り付けられる。また、長手方向吊張棒46には、第1、第2幅方向吊張棒48、50に係合する第1、第2棒保持凹所70、72が形成された第1、第2保持ブラケット74、76が固設されている。
【0019】そして、この第1実施例において、貯留部8内の、例えば、中段、下段の各支持組付体44の支持部材である各吊張棒46、48、50には、加温ヒータ78を設ける。この加温ヒータ78は、図2に示す如く、板状で細長く形成され、例えば、長手方向吊張棒46に固定して取り付けられ、温度制御部80に連絡している。また、この加温ヒータ78は、所望により、第1、第2幅方向吊張棒48、50にも、同様に取り付けられるので、ここでは、その説明を省略する。
【0020】この加温ヒータ78は、貯留部8内の穀物に水分ムラが生ずるのを防止するように、穀物を加温して、水分の多いものから水分の少ないものへと水分の移行を図るものである。
【0021】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0022】穀物乾燥機2は、運転を開始すると、制御盤の操作によってモータ(図示せず)を駆動し、穀物を上段の貯留部8から中段の乾燥部10を経て下段の集穀部12に導いた後に、再び揚上して循環させる。
【0023】そして、穀物乾燥機2においては、穀物の循環中に、制御盤の操作によってバーナ20を着火燃焼させて熱気を発生し、この熱気により乾燥部10内で流通する穀物を乾燥し、排風機22の吸引力によって乾燥後の熱気を外部に排出している。
【0024】そして、貯留部8内においては、加温ヒータ78の作動により、穀物が加温されると、水分の多いものから水分の少ないものへと水分の移行が行われ、穀物に水分ムラが生ずるのを防止し、自動水分計によって穀物乾燥機を停止させる精度を向上させ、乾燥速度を良好として乾燥能力を向上することができる。
【0025】また、温度制御部80によって、各吊張棒46、48、50での各加温ヒータ78の温度を調整して、水分ムラが生ずるのを防止することができる。
【0026】更に、水分ムラが生じやすい貯留部8の中段、下段の吊張棒に加温ヒータ78を取り付けたので、水分ムラを効率良く防止することができる。
【0027】また、この第1実施例においては、上段の支持構成体44−1にも加温ヒータ78を取り付け、貯留部8の上方からも穀物を加温し、乾燥速度を向上することができる。
【0028】図5は、この発明の第2実施例を示すものである。
【0029】以下の実施例においては、上述の第1実施例に同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
【0030】この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、中実状の支持部材102には、管状の加温ヒータ104を嵌装して設けた。
【0031】この第2実施例の構成によれば、支持部材102の周り全体で穀物を加温することができ、穀物の加温を効果的に行わせることができる。
【0032】図6は、この発明の第3実施例を示すものである。
【0033】この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、支持部材102周りには、線状の加温ヒータ106を所定のピッチPで螺旋状に巻き付けた。
【0034】この第3実施例の構成によれば、加温ヒータ106のピッチPを変更することにより、例えば、貯留部8内で水分ムラが生じやすい部位において加温ヒータ106のピッチPを小さくして加温状態を集中させることにより、水分ムラを効率的に防止することができる。
【0035】図7は、この発明の第4実施例を示すものである。
【0036】この第4実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、支持部材102の上部には、断面三角形状の加温ヒータ108を設けた。
【0037】この第4実施例の構成によれば、上方から穀物が落下したときに、断面三角形状の加温ヒータ108によって穀物を下側にバランス良く案内させるとともに、加温ヒータ108に不純物が堆積するのを防止してその機能を良好に維持することができる。
【0038】なお、この発明においては、支持部材自体を、加温ヒータで構成して、部品点数を低減することも可能である。
【0039】また、第1〜4実施例における各加温ヒータを、異なる吊張棒に組み合わせて取り付けたり、且つ、水分ムラ状態によっては、各加温ヒータの温度状態を温度制御部で制御することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、支持部材には貯留部内の穀物を加温する加温ヒータを設けたことにより、穀物が加温されて、水分の多いものから水分の少ないものへと水分の移行を図ることができ、穀物に水分ムラが生ずるのを防止し、自動水分計によって穀物乾燥機を停止させる精度を向上させ、乾燥能力を向上し得る。




 

 


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