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発明の名称 穀物乾燥機における乾燥状況表示方法ならびに装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−99570(P2001−99570A)
公開日 平成13年4月13日(2001.4.13)
出願番号 特願平11−275809
出願日 平成11年9月29日(1999.9.29)
代理人 【識別番号】100063565
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 信淳
【テーマコード(参考)】
3L113
【Fターム(参考)】
3L113 AA01 AB03 AC04 AC35 AC46 BA03 CA02 CA04 DA01 DA24 
発明者 秀永 伸作
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 乾燥処理中の穀物の乾燥状況を複数の表示形態で表示する表示装置を備えた穀物乾燥機に用いられ、前記乾燥機内の穀物に含まれる水分含有量を所定の粒数測定し、測定途中の分布を逐一グラフに反映させ表示することを特徴とする穀物乾燥機における乾燥状況表示方法。
【請求項2】 前記穀物に含まれる水分含有量の測定が終了したら前記グラフ表示を所定時間行い、その時間経過を待って前記穀物の乾燥状態があらかじめ定義された所定のフォーマットで表示される表示画面に切替えることを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機における乾燥状況表示方法。
【請求項3】 乾燥処理中における穀物の乾燥状況を複数の表示形態で表示する表示装置を備えた穀物乾燥機において、前記乾燥機内における穀物の水分含有量を所定の粒数測定する手段と、水分含有量測定中の分布を逐一グラフに反映させそのための表示データを生成する手段と、前記表示データを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする穀物乾燥機における乾燥状況表示装置。
【請求項4】 前記複数の表示形態の中から前記時系列表示を含む1個の表示形態を選択指定し、前記選択指定した表示形態を前記表示手段に表示させる表示選択手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の穀物乾燥機における乾燥状況表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を乾燥させる穀物乾燥機に係わり、特に、乾燥運転中の運転状況や乾燥処理状況等に関する情報を様々な形態で表示することのできる穀物乾燥機における乾燥状況表示方法ならびに装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の穀物乾燥機として特開平10−332266号に開示されたものが知られている。この穀物乾燥機は、貯留室と乾燥室および集殻室が連通した本体部と、昇降機とを備えて構成され、貯留室から集殻室へ降下する穀物を乾燥室で乾燥させると共に、集殻室に到着した穀物を昇降機で貯留室へ循環させることによって循環乾燥を行っている。
【0003】また、この種の穀物乾燥機には、複数の操作釦スイッチと表示部とを備えた操作パネルが設けられ、ユーザが特定の操作釦スイッチを操作すると、予めその操作釦スイッチに対応付けられている乾燥処理状況に関する情報を表示部に表示させるようになっていた。また、穀物の平均水分値や乾燥温度等の複数の情報を表示部に一括表示する標準表示モードが備えられており、ユーザはこの一括表示された内容を見ることにより、乾燥処理状況に関する複数の情報を一度に確認できるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の穀物乾燥機では、ユーザが特定の操作釦スイッチを操作して所望の乾燥処理状況の情報を表示させようとする場合には、その都度、上記複数の操作釦スイッチの中から特定の操作釦スイッチを切替え操作する必要がある。
【0005】乾燥の進み具合と終了の予測を確認するためには、例えば、図7(a)に示すように、乾燥状況、水分分布、乾燥予測メニューの中から確認したい項目を選択し、選択されたメニューに従う、それぞれの画面、(b)乾燥状況表示画面、(c)水分分布表示画面、(d)乾燥予測表示画面を都度切替え、各画面表示を参考に乾燥条件を変更したり、次の作業の段取りを行っていた。
【0006】しかしながら、乾燥機内にある穀物の水分の分布を確認するためには、最終的に乾燥処理が終了した時点で上記した特定のスイッチを操作することによって、最終的な含水率の平均値と含水率の分布が棒グラフで表示され、このことを確認できる。すなわち、水分分布表示画面(図6c)においては、水分計による水分測定が全て終了した後、はじめて水分値やその性状表示がなされる。従って、水分測定を終え、更に表示がなされる5〜10分の間は、例えば、水分バラツキ、未熟米が多め(性状表示)であることから二段階乾燥を行う等、乾燥方法の選択や、乾燥終了の時間を予測して次の作業の段取りを行う等の手立てができなかった。
【0007】本発明は、このような上記従来技術の課題を克服するためになされたものであり、測定途中の水分分布を所定の粒単位で逐一グラフに反映させて表示することにより、測定終了前におおよその水分分布や水分含有量を知り、水分測定の進み具合と終了の予測を同時に確認させるユーザインタフェースを提供し、ユーザにとって必要な乾燥条件変更や次の段取りに必要な情報を視認性良く表示することができると共に、操作性の向上をはかった穀物乾燥機における乾燥状況表示方法ならびに装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の穀物乾燥機における乾燥状況表示方法は、乾燥処理中の穀物の乾燥状況を複数の表示形態で表示する表示装置を備えた穀物乾燥機に用いられ、前記乾燥機内の穀物に含まれる水分含有量を所定の粒数測定し、測定途中の分布を逐一グラフに反映させ表示することとした。
【0009】このことにより、測定途中の水分含有量が分布データとして所定粒単位で表示され、従って、水分含有量測定終了前におおよその水分分布や水分量を目視確認でき、ユーザはこのグラフを参考に乾燥条件を変更したり、次の作業の段取りを確実に行える。
【0010】また、穀物に含まれる水分測定が終了して所定時間前記グラフ表示後、その所定時間の経過を待って前記穀物の乾燥状態があらかじめ定義された所定のフォーマットで表示される表示画面に自動的に切替えることとした。
【0011】このことにより、ユーザが必要な情報を1操作でビジュアルに確認でき、煩雑な操作をしなくとも、所望の情報を入手することが可能となる。また、水分測定終了後、一定時間経過してから自動的に表示画面が切り替わって標準的な情報を入手することが可能となり、これを併用することでユーザに対して利便性の向上を図ることができる。
【0012】本発明の乾燥機における乾燥状況表示装置は、乾燥処理中における穀物の乾燥状況を複数の表示形態で表示する表示装置を備えた穀物乾燥機において、前記乾燥機内における穀物の水分含有量を所定の粒数測定する手段と、水分含有量測定中の分布を逐一グラフに反映させそのための表示データを生成する手段と、前記表示データを表示する表示手段とを備えた構成とした。
【0013】本発明の穀物乾燥機における乾燥状況表示装置は、乾燥処理中における穀物の乾燥状況を複数の表示形態で表示する表示装置を備えた穀物乾燥機において、穀物に含まれる水分値を逐次測定して記憶装置に保存する保存する手段と、所望の水分値をあらかじめ設定する手段と、現在測定された水分値から前記設定された水分値に至る迄の時間を予測演算する手段と、乾燥を開始してから現在に至る水分値の変化と、現在の水分値から設定値に至る予測時間を同時に時系列表示するための表示データを生成する手段と、前記表示データを所定時間表示する表示手段とを備えた構成とした。
【0014】かかる構成によれば、水分測定終了前に測定途中の水分分布が所定粒単位でグラフ表示される。このことにより、水分測定の進み具合と終了予測がビジュアルに確認でき、この内容を参考に乾燥条件を変更したり、次の作業の段取りを確実に行うことができる。
【0015】また、本発明の穀物乾燥機における乾燥状況表示装置は、複数ある表示形態の中から、測定途中の水分分布を含む水分分布表示画面を1個の表示形態として選択指定し、選択指定した表示形態を表示手段に表示させる表示選択手段を更に備える構成とした。
【0016】かかる構成によれば、ユーザが必要な情報を1操作でビジュアルに確認でき、煩雑な操作をしなくとも、所望の情報を入手することが可能となる。このことにより操作性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の穀物乾燥機における乾燥状況表示方法ならびに装置の実施の形態につき、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る穀物乾燥機の構造を模式的に示した構造図であり、同図(a)は主として内部構造を、同図(b)は外観構造を示している。
【0018】図1(a)(b)において、この穀物乾燥機1は、集穀室2、乾燥室3、貯留室4が連設されて成る本体部5と、本体部5の側方に併設された昇降機6を備えて構成されている。
【0019】集穀室2の前部には横送コンベア2a、乾燥室3の前部にはバーナー等から成る加熱器3a、乾燥室3の後部には排風機3bが設けられ、乾燥室3と集穀室2の間には複数の回転バルブ3cが設けられ、貯留室4の上部には上部コンベア4aが設けられている。更に、昇降機6の下部にはホッパ7、昇降機6の側部には水分計8、昇降機6の上部にはスロワ9、上部コンベア4aには排塵機10が設けられている。
【0020】ここで、加熱器3aと排風機3bによって乾燥室3内に温風を生じさせ、回転バルブ3cによって乾燥室3内を通過する穀物を、この温風によって強制乾燥させるようになっている。排塵機10は、本体部5内に発生する不要な塵や埃を外部へ排出するために設けられている。
【0021】横送コンベア2aと昇降機6及び上部コンベア4aは、乾燥処理が開始される前には、乾燥処理すべき穀物を貯留室4内に搬入(張込)し、乾燥処理が開始されると、集穀室2に溜まった穀物を再び貯留室4へ搬送することにより、循環乾燥を行なうようになっている。
【0022】また、図1には示されていないが、ユーザが穀物乾燥機1を操作するための操作部が備えられており、この操作部には、図2に示すような操作盤(操作パネル)11が備えられている。
【0023】図2において、操作盤11には、液晶表示装置から成る表示部12と、各種の操作スイッチSW1〜SW14が設けられている。ユーザがこれらの操作スイッチSW1〜SW14を操作すると、穀物乾燥機1の運転条件を制御したり、操作スイッチSW1〜SW14で選択した情報や穀物乾燥機1の運転状況や乾燥処理状況に関する情報を表示部12に表示させることができるようになっている。ここでは、表示部12を介し、現在、熱風温度48℃で乾燥処理中、現在乾燥機にある穀物の平均水分値が25%、乾燥処理を開始してから5時間経過、水分バラツキ多め、未熟米多少多めの穀物(籾)を標準で連続乾燥していることを一括して示している。
【0024】尚、操作スイッチSW1〜SW11は、押し釦スイッチで形成され、操作スイッチSW13,SW14は、ダイヤル式のボリュームスイッチで形成されている。
【0025】更に、操作スイッチSW2は、同図中、「+」「−」「→」「←」の符号が付された4個の押し釦スイッチで構成されており、それぞれ特定の機能を有している。
【0026】図3は、操作盤11を含む穀物乾燥機1全体の動作を制御する制御系の構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態の乾燥機には、予め設定されているシステムプログラムを実行することにより機器1全体の動作を制御するマイクロプロセッサ(MPU)を制御中枢とする制御部13が備えられている。
【0027】制御部13には、表示部12を構成する液晶表示装置と、操作スイッチSW1〜SW14が接続される他、液晶表示装置12に画面表示するためのデータが描画され格納される表示画面メモリ14、各種駆動回路15〜18が接続され、制御部13の指示にしたがって各駆動回路15〜18を介し、排風モータ3b(排塵モータ10)、コンベア2a(4a)、昇降モータ6及び加熱器3aを駆動するしくみになっている。
【0028】更に、制御部13には、複数の穀粒をサンプル抽出して各穀粒の水分値を計測する上記の水分計8と、乾燥室3の内部温度を検出する温度センサ19と、穀物乾燥機1に異常が生じた場合に強制的に運転を停止させるための安全装置20が図示せぬA/D変換回路ならびに入出力ポートを介して接続されている。
【0029】尚、水分値とは、個々の穀粒に含まれている水分の重量百分率(%)、又は乾燥処理すべき穀物全体の水分の重量百分率(%)を意味し、含水率とも呼ばれている。そして、制御部13は、水分計8と温度センサ19から出力される検出信号を入力ポートを介して受信し、それによって得られる水分値と温度の実測データに基づいて、駆動回路18による加熱器3aへの燃料供給量をフィードバック制御することにより、穀物の実際の水分値を目標水分値に近づけるように乾燥処理を行う。また、制御部13は、後述する各運転モード毎に運転状況のデータや上記実測データ等を逐次、所定のデータ構造に従って不揮発性メモリ(EEPROM)19に記憶させて管理する。
【0030】次に、操作盤11に設けられた操作スイッチSW1〜SW14のうち、本発明と関係するスイッチのみ機能を説明する。尚、以下の説明では、操作スイッチSW1〜SW14を各機能に対応付けられた名称で呼ぶこととする。
【0031】表示切替スイッチSW1は、穀物乾燥機1の運転状況や乾燥処理の状況に関する複数の情報を、各情報毎に個別に表示部(液晶表示装置)12に表示させるために設けられている。尚、詳細については後述するが、ユーザーが表示切替スイッチSW1を押すことにより、図5(a)(b)に示す水分測定途中の水分分布表示と、図5(c)に示す標準表示他が切替え表示される。また、他のスイッチとの組み合わせによっては、従来同様、図6に示す(a)メニュー画面、(b)乾燥状況画面、(c)水分分布、(d)乾燥予測グラフの単独表示も可能である。
【0032】変更スイッチSW2は、上述したように、符号「+」「−」「→」「←」の付された4個の押し釦スイッチで構成されている。そのうち、ユーザが「+」または「−」スイッチを押すと図5(c)に示した標準表示の範囲において、より具体的な項目を選択指定することができる。案内スイッチSW3は、運転モード毎複数の情報を時分割表示させるために設けられるものである。設定スイツチSW4は、上記の「→」「←」の各スイッチによってオプション項目を追加または削除した後、次のオプション項目へ移行するために設けられるものであり、上述した変更スイッチSW2〜SW4は、本発明を実施するうえで必須としないため、図3に示すブロック中、各選択スイッチとして示されるブロックの中に括ってあり、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0033】穀物選択スイッチSW5は、乾燥処理すべき穀物の種類を選択するために設けられており、ユーザーが穀物選択スイッチSW5を押圧する度に、乾燥処理中の実際の水分値を演算するための統計処理方法を選択することができるようになっている。また、乾燥する熱風温度の基本計算式も選択する。
【0034】乾燥パターンスイッチSW6は、熱風温度の時間変化を選択指定するために設けられている。ユーザーが乾燥パターンスイッチSW6を押圧する度に、予め準備されている複数の温度パターン、例えば標準温度パターン、低温パターン、食味等のパターンの1つを切替え選択することができるようになっている。
【0035】乾燥運転モードスイッチSW7は、連続乾燥、2段乾燥、通風乾燥等の乾燥運転と停止のモードを選択指定するために設けられており、ユーザーが乾燥運転モードスイッチSW7を押圧する度に、所望の運転モードを切替え選択できるようになっている。そして、この乾燥パターンスイッチSW6と乾燥運転モードスイッチSW7を組み合わせて選択指定することにより、乾燥処理の方法を穀物の性状や用途等に応じて決めることができるできるようになっている。
【0036】張込スイッチSW8は、乾燥処理を開始する前に、穀物を貯留室4内に蓄えるための指示を行うために設けられている。乾燥スイッチSW9は、貯留室4内に穀物を蓄えた後、乾燥処理の開始を指示するために設けられている。排出スイッチSW10は、乾燥処理された穀物を集穀室2から外へ搬出するために設けられている。停止スイッチSW は、乾燥処理の終了を指示するために設けられている。電源スイッチSW12は、穀物乾燥機1に設けられている主電源の電源投入と遮断を行うために設けられている。
【0037】穀物量設定スイッチSW13は、乾燥処理すべき穀物の量を予め設定するために設けられており、穀物量設定スイッチSW13の回動角度に応じて穀物量を指定するようになっている。
【0038】水分設定スイッチSW14は、乾燥処理の終了時点における穀物の水分値を指定するために設けられており、水分設定スイッチSW14の回動角度に応じて所望の水分値を指定するようになっている。すなわち、乾燥処理が終了する時点での穀物の水分値(目標水分値)を設定するために設けられている。
【0039】尚、制御部13は、これらの操作スイッチSW8〜SW14で設定される情報も、所定のデータ構造に従ってEEPROM19に記憶させて管理する。
【0040】図4は、本発明の乾燥機における乾燥状態表示方法を実現する制御部13の動作手順をフローチャートで示した図である。
【0041】以下、図4を参照しながら図1〜図3に示す本実施形態の動作について詳細に説明する。まず、ユーザが穀物乾燥機1の主電源を投入すると、液晶表示装置12には、乾燥運転表示、具体的には、図5(c)に示す標準表示モードの画面が表示される(ステップS41)。但し、図5(c)に示す標準表示モード画面は、乾燥処理途中のものであり、電源投入直後のものとは異なり、実質的には乾燥機が停止状態にあるため、停止中の装置の状態に関する情報が、標準表示モードとして表示される。そして、制御部13による制御の下、各駆動回路15〜17を介して各モータ3b、10、2a(4a)、6、3aに電力が供給され、送風、排塵、搬送、循環のためのモータ起動がなされる。また、駆動回路18を介してバーナ等加熱器3aに電力が供給され、乾燥処理が開始される(ステップS42,S43)。
【0042】乾燥処理が始まると、水分計8が、例えば、30分間隔で穀物の水分値測定を行い(ステップS45)、各水分値データがEEPROM19に逐次記録される。水分計8は、例えば穀物200粒の水分測定を行ないEEPROM19を介して制御部13に伝える。制御部13はEEPROM19から都度その水分データを読み出し、都度後述する棒グラフに反映させるための表示データを生成する。
【0043】次に、ユーザが表示切替えスイッチSW1で水分分布表示画面を選択すると(ステップS44)、制御部13はこれを感知し、水分測定途中の水分分布をグラフ上に表示する表示モードに切り替わる(ステップS47)。図6(a)(b)、にこの表示モードにより液晶表示装置12に表示される画面構成例が示されている。ここでは、縦軸に穀物の粒数を目盛り、横軸に水分値を目盛ったグラフ表示がなされ、(a)は水分計8による測定途中の水分分布、(b)は水分測定終了後の最終的な水分分布表示画面であり、1粒相当の穀物の水分分布から200粒に至る水分分布が逐一棒グラフに反映され表示される。制御部13は水分計8から水分値を得、それを棒グラフに分布データとして置換し表示画面メモリ14に逐一描画し、これを逐一読み出すことによって液晶表示装置12に図5(a)(b)に示す所望の表示を実現する。
【0044】次に、表示切替えスイッチSW1が再びONされるか(ステップS48)、または同一の表示情報を所定の表示時間(=60秒)継続して表示すると(ステップS49)、自動的に図5(c)に示す標準表示モードの表示画面に戻る(ステップS50)。すなわち、ユーザーは表示切替スイッチSW1を押すと、所望の時点で元の標準表示に戻すことができ、また、表示切替スイッチSW1を押さなくとも、所定の表示時間が経過すると、自動的に標準表示に戻すことによって、ユーザーの手間を省くようにしている。
【0045】図5(c)に示す標準表示モード画面は現在の乾燥状況をリアルタイムに示すものであり、詳しくは、穀物の種類が籾、連続運転モモードによる乾燥処理であって、熱風温度45℃、現在平均水分値25%、乾燥処理を開始してから5時間を経過しており、残15時間の乾燥処理を要すことが示されている。尚、乾燥時間経過と終了までの残り時間表示は5秒間隔で交互に切り替え表示される。
【0046】そして、ステップS42のモータ制御からステップS45の水分測定処理を乾燥処理が終了する迄繰り返し、乾燥処理が終了した時点で標準表示モードに従う乾燥終了表示を行い(ステップS51)、バーナ等の加熱器3a及び各モータ2a(4a)、3b、10、6の停止処理を行う(ステップS52,S53)。
【0047】以上説明したように、本実施形態によると、表示切替えスイッチSW1の一操作のみで、ユーザが必要とする測定途中の水分分布がグラフ表示され、このことにより、水分測定の進み具合と終了の予測確認が容易となる。また、上記指定された情報を表示し終えると、標準表示モードに自動的に切替わるようにしたので、ユーザーは所望の情報を入手した後、煩雑な操作をしなくとも、自動的に標準的な情報を入手することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、乾燥機内の穀物に含まれる水分含有量を所定の粒単位で都度測定し、測定途中の分布を前記所定の粒単位で逐一グラフに反映させ表示することができるため、ユーザは、水分測定が順調に進んでいることをビジュアルに、かつ、測定終了前におおよその分布と乾燥終了の予測を確認でき、このおおよその分布と水分値を参考に乾燥条件を変更したり、次の作業の段取りを確実に行うことができる。
【0049】また、水分測定が終了して一定時間が経過したら、乾燥状況が一括モニタできる標準表示に自動的に切り替わるため、ユーザは所望の情報を入手した後、煩雑な操作をしなくとも、自動的に標準的な情報を入手することが可能となり、ユーザに対する利便性の向上を図ることもできる。




 

 


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