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発明の名称 穀物乾燥機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−50664(P2001−50664A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願平11−221903
出願日 平成11年8月5日(1999.8.5)
代理人 【識別番号】100080056
【弁理士】
【氏名又は名称】西郷 義美
【テーマコード(参考)】
3L113
4D043
【Fターム(参考)】
3L113 AA07 AB06 AC04 AC10 AC35 AC45 AC46 AC49 AC53 AC54 AC63 AC65 AC67 AC74 AC79 AC86 BA03 DA06 DA13 DA22 DA24 
4D043 BB02 BB15 BB21
発明者 大石 茂
要約 目的
この発明の目的は、バーナの着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出された液体燃料を回収し得て、液体燃料による乾燥部内の穀物の汚染を防止することにある。

構成
このため、この発明は、前後方向に長い乾燥機本体内に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記乾燥部内に前記貯留部と集穀部とを連絡して前後方向に延びる流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣接して前後方向に延びる遠赤外線放射室を設け、前記乾燥部外の乾燥機本体前側にバーナを設けるとともに前記乾燥機本体後側に排風機を設け、前記遠赤外線放射室内に前記バーナに一端側が連絡されるとともに他端側が前記排風機近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を設けた穀物乾燥機において、前記バーナの着火ミスにより前記遠赤外線放射体内に放出されて乾燥部内に落下する液体燃料を受ける燃料受け体を前記遠赤外線放射体の下側に設けたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 前後方向に長い乾燥機本体内に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記乾燥部内に前記貯留部と集穀部とを連絡して前後方向に延びる流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣接して前後方向に延びる遠赤外線放射室を設け、前記乾燥部外の乾燥機本体前側にバーナを設けるとともに前記乾燥機本体後側に排風機を設け、前記遠赤外線放射室内に前記バーナに一端側が連絡されるとともに他端側が前記排風機近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を設けた穀物乾燥機において、前記バーナの着火ミスにより前記遠赤外線放射体内に放出されて乾燥部内に落下する液体燃料を受ける燃料受け体を前記遠赤外線放射体の下側に設けたことを特徴とする穀物乾燥機。
【請求項2】 前記燃料受け体は、前記遠赤外線放射体の下側に前記排風機側の上流端から前記バーナ側の下流端に向かって下降するように傾斜させて設けたことを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機。
【請求項3】 前記燃料受け体は、前記バーナ側の下流端に液体燃料を前記乾燥機本体外に排出する排出体を設けたことを特徴とする請求項2に記載の穀物乾燥機。
【請求項4】 前記燃料受け体は、前記バーナ側の下流端を前記乾燥機本体外に位置させて設けたことを特徴とする請求項2に記載の穀物乾燥機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は穀物乾燥機に係り、特に、バーナの着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出された液体燃料を回収し得て、液体燃料による乾燥部内の穀物の汚染を防止し得る穀物乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】米麦等の穀物を乾燥させる穀物乾燥機には、精米前の籾状態の米や麦等の穀物を乾燥するものであり、循環型や平型等の穀物乾燥機がある。
【0003】循環型の穀物乾燥機は、乾燥機本体内に上部から順次に穀物の投入される貯留部と穀物を乾燥する乾燥部と乾燥した穀物を集める集穀部とを設け、穀物を上段の貯留部から中段の乾燥部を経て下段の集穀部に導いた後に前記上段の貯留部に戻して循環させる間に、前記乾燥部において熱風や遠赤外線により穀物を乾燥する。
【0004】このような穀物乾燥機としては、特開平8−14746号公報、特開平9−113140号公報、特開平10−82586号公報に開示されるものがある。
【0005】特開平8−14746号公報に開示されるものは、貯留槽内に、流下する穀物に対して遠赤外線放射熱及び熱風を下向きに放射、噴出させる遠赤外線放射室を設けたものである。特開平9−113140号公報に開示されるものは、遠赤外線放射体としての放熱管を熱風室内に設け、この放熱管の一端にバーナを設けるとともに、放熱管の他端を熱風室内に開口したものである。特開平10−82586号公報に記載のものは、穀物が流動する部位に遠赤外線放射体を対向して設け、この遠赤外線放射体を流動する穀物に対向する面が転換されるように回転させるものである。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、遠赤外線により穀物を乾燥する穀物乾燥機は、液体燃料を燃焼するバーナにより熱気を発生し、この熱気により遠赤外線放射体を加熱して遠赤外線を放出させ、穀物を乾燥している。
【0007】ところが、この穀物乾燥機は、液体燃料を供給されるバーナに着火ミスが生じた場合に、液体燃料が燃焼されずに遠赤外線放射体内に放出されてしまい、溜まってしまう問題がある。
【0008】このため、穀物乾燥機は、溜まった液体燃料が遠赤外線放射体のすきまから乾燥部内に落下してしまい、穀物に付着して汚染する不都合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、前後方向に長い乾燥機本体内に上段の貯留部と中段の乾燥部と下段の集穀部とを設け、前記乾燥部内に前記貯留部と集穀部とを連絡して前後方向に延びる流穀路を設けるとともにこの流穀路に隣接して前後方向に延びる遠赤外線放射室を設け、前記乾燥部外の乾燥機本体前側にバーナを設けるとともに前記乾燥機本体後側に排風機を設け、前記遠赤外線放射室内に前記バーナに一端側が連絡されるとともに他端側が前記排風機近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体を設けた穀物乾燥機において、前記バーナの着火ミスにより前記遠赤外線放射体内に放出されて乾燥部内に落下する液体燃料を受ける燃料受け体を前記遠赤外線放射体の下側に設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の循環型乾燥機は、バーナの着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出されて乾燥部内に落下する液体燃料を遠赤外線放射体の下側に設けた燃料受け体によって受けることがき、乾燥部内に液体燃料が落下することを防止できる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図5〜図7において、2は循環型の穀物乾燥機、4は乾燥機本体、6は貯留部、8は乾燥部、10は集穀部である。穀物乾燥機2は、前板12と後板14と側板16とにより前後方向に長い乾燥機本体4を形成している。乾燥機本体4内には、上部から順次に、穀物の投入される貯留部6と穀物を乾燥する乾燥部8と乾燥した穀物を集める集穀部10とを設けている。
【0012】この穀物乾燥機2は、乾燥機本体4の前板12側に揚穀機18を設け、貯留部6上方に揚穀機18上部に連絡される上部搬送手段20を設け、集穀部10下方に揚穀機18下部に連絡される下部搬送手段22を設けている。
【0013】穀物乾燥機2は、揚穀機18により揚上した穀物を上部搬送手段20により貯留部6内に均分落下させ、乾燥部8において乾燥した後に集穀部10に集め、下部搬送手段22により揚穀機18下部に搬送して再び揚上するという循環を繰返して穀物の乾燥を行う。
【0014】前記乾燥部8内には、貯留部6と集穀部8とを連絡して乾燥機本体4の前後方向に延びる流穀路24を設けるとともに、この流穀路24に隣接して乾燥機本体4の前後方向に延びる遠赤外線放射室26を設けている。
【0015】この実施例においては、多孔板や網状部材等からなる通気性の通風部材28により仕切られる2つの流穀路24を幅方向に離間させて対称に設け、2つの流穀路24の間に前後方向に延びる遠赤外線放射室26を設け、2つの流穀路24の外側のそれぞれ側板16との間に前後方向に延びる排風室30を設けている。
【0016】穀物乾燥機2は、乾燥部8外の乾燥機本体4前側に液体燃料を燃焼して熱気を発生するガンタイプのバーナ32を設けるとともに、乾燥機8外の乾燥機本体4後側に排風室30の熱気を吸引して排出する排風機34を設けている。バーナ32は、前板12に取付けられている。排風機34は、後板14に取付けられている。
【0017】バーナ32及び排風機34は、前板12に取付けられた制御部36により制御される。制御部36は、バーナ32及び排風機34を制御して穀物を乾燥させる熱気を発生させるとともに乾燥後の熱気を排出させ、また、揚穀機18や上部搬送手段20、下部搬送手段20の各モータ(図示せず)を制御して穀物を循環させる。
【0018】この穀物乾燥機2は、遠赤外線放射室26内にバーナ32に一端側が連絡されるとともに他端側が排風機34近傍に位置される略筒形状の遠赤外線放射体38を設けている。
【0019】遠赤外線放射体38は、図1〜図4に示す如く、一対の半円筒形状の各側放射体部40・40を対向配設し、各側放射体部40・40の各上側フランジ部42・42及び各下側フランジ部44・44を合わせて固着することにより、内部に放射体通路46を有する略円筒形状に形成される。
【0020】遠赤外線放射体38は、放射体通路46を流れる熱気により各側放射体部40・40の表面に付設されたセラミック等の遠赤外線放射素材を加熱され、遠赤外線を放射する。
【0021】遠赤外線放射体38は、一端側にバーナ32に取付けられるバーナ用取付部48を取付けて設け、このバーナ用取付部48をバーナ32に取付けている。バーナ用取付部48には、バーナ32からの熱気が流通する連通孔50を設けている。遠赤外線放射体38は、他端側に略円錐筒形状の絞り部52を取付けて設け、絞り部通路54を設けている。
【0022】絞り部52には、上方に湾曲される略横U字筒形状の湾曲管56の一端側を連結して設けている。湾曲管56は、他端側を遠赤外線放射体38の上方において遠赤外線放射体38の一端側に指向するよう湾曲することにより、内部に湾曲管通路58を有する略横U字筒形状に形成される。
【0023】湾曲管56の他端側には、熱風管60の一端側を連結して設けている。熱風管60は、一対の半円筒形状の各側熱風管部62・62を対向配設し、各側熱風管部62・62の各上側フランジ部64・64及び各下側フランジ部66・66を固着することにより、内部に熱風管通路68を有する略円筒形状に形成される。熱風管60は、遠赤外線放射体38の上方に平行に配設され、他端側を遠赤外線放射体38の一端側のバーナ用取付部48近傍に熱風管通路68の熱風出口70を開口して設けている。
【0024】前記遠赤外線放射体38の上部と熱風管60の下部とは、連結体72により平行に連結して設けている。熱風管60の上部には、取付体74により熱風管60の長手方向に指向する断面逆J字形状の管側係合体76を取付けて設けている。管側係合体76は、乾燥部8の遠赤外線放射室26内において前後方向に指向して取付けられた断面J字形状の本体側係合体78に摺動可能に係合される。これにより、遠赤外線放射体38は、管側係合体76と本体側係合体78とにより、乾燥部8の前板12に形成した開口(図示せず)から遠赤外線放射室26内に挿入・引き出しすることができる。
【0025】この穀物乾燥機2は、遠赤外線放射体38の下側に燃料受け体80を設けている。燃料受け体80は、バーナ32の着火ミスにより遠赤外線放射体38内に放出されて乾燥部8内に落下する液体燃料を受ける。
【0026】燃料受け体80は、断面V字樋形状に形成されて内部に燃料受け部82を設けるとともに遠赤外線放射体38の長手方向に指向して配設され、排風機34側の上流端80aからバーナ32側の下流端80bに向かって下降するように水平線Lに対して角度θだけ傾斜させて、遠赤外線放射体38の下側に取付けて設けている。
【0027】この燃料受け体80は、バーナ32側の下流端に液体燃料を乾燥機本体4外に排出する排出体84を設けている。排出体84は、バーナ取付部48の後側に固設され、バーナ取付部48との間に燃料排出空間86を形成している。燃料排出空間86の下部には、燃料排出開口88を設けている。
【0028】次に作用を説明する。
【0029】穀物乾燥機2は、運転を開始すると、制御部36によってモータ(図示せず)を駆動し、穀物を上段の貯留部6から中段の乾燥部8を経て下段の集穀部10に導いた後に、再び揚上して循環させる。
【0030】穀物乾燥機2は、穀物の循環中に、制御部36によってバーナ32を着火燃焼させて熱気を発生し、この熱気を遠赤外線放射体38の放射体通路46に流して遠赤外線を放射させ、流穀路24の穀物を乾燥する。また、前記遠赤外線放射体38を加熱した熱気は、湾曲管56の湾曲管通路58から熱風管60の熱風管通路68を介して遠赤外線放射室26内に流入し、排風機34の吸引力により流穀路24を通過して排風室30に流れ、流穀路24の穀物を乾燥して排風機34により外部に排出される。
【0031】これにより、穀物乾燥機2は、貯留部6と乾燥部8と集穀部10と循環させる間に、乾燥部8において熱気及び遠赤外線により穀物を乾燥する。
【0032】この穀物乾燥機2は、液体燃料を供給されるバーナ32を設けている。穀物乾燥機2は、バーナ32に着火ミスが生じ、液体燃料が燃焼されずに遠赤外線放射体38内に放出されて溜まった場合に、この溜まった液体燃料が遠赤外線放射体38を形成する各側放射体部40・40の各下側フランジ部44・44の合わせ部分から乾燥部8内に落下することがある。
【0033】この穀物乾燥機2は、遠赤外線放射体38の下側に燃料受け体80を設けていることにより、各側放射体部40・40の各下側フランジ部44・44の合わせ部分から落下する液体燃料を燃料受け体80の燃料受け部82によって受けることができ、乾燥部8内に液体燃料が落下することを防止できる。
【0034】このため、この穀物乾燥機2は、バーナ32の着火ミスにより遠赤外線放射体38内に放出された液体燃料を回収することができ、液体燃料による乾燥部8内の穀物の汚染を防止することができる。
【0035】また、燃料受け体80は、遠赤外線放射体38の下側に、排風機34側の上流端80aからバーナ32側の下流端80bに向かって下降するように傾斜させて取付けて設けている。この燃料受け体80のバーナ32側の下流端には、液体燃料を乾燥機本体4外に排出する排出体82を設けている。
【0036】これにより、この穀物乾燥機2は、燃料受け体80に受けた燃料を排出体84の燃料排出空間86に流し、下部の燃料排出開口88から乾燥機本体2の外部に導くことができる。
【0037】このため、この穀物乾燥機2は、バーナ32の着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出された液体燃料を回収して再利用することができ、液体燃料の有効利用を図ることができる。
【0038】また、遠赤外線放射体38は、熱風管60の上部の断面逆J字形状の管側係合体76を、乾燥部8の断面J字形状の本体側係合体78に摺動可能に係合させていることにより、燃料受け体80とともに一体に遠赤外線室26に挿入・引き出しをすることができ、保守性を向上することができる。
【0039】なお、この発明は、上述実施例に限定されるものではなく、種々応用改変が可能である。例えば、図8・図9に示す穀物乾燥機2は、断面V字樋形状に形成されて内部に燃料受け部82を有するとともに遠赤外線放射体38の下側に排風機34側の上流端80aからバーナ32側の下流端80bに向かって下降するように傾斜させて取付けられる燃料受け体80を設け、この燃料受け体80のバーナ32側の下流端80bを、燃料受け部82がバーナ用取付部48下端から露出されるように配設して、乾燥機本体4外に位置させて設けたものである。
【0040】これにより、この穀物乾燥機2は、排出体84を要せずに、バーナ32の着火ミスにより遠赤外線放射体38内に放出されて落下する液体燃料を回収して再利用することができ、部品点数を削減してコストダウンを果たすことがきる。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明の循環型乾燥機は、バーナの着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出されて乾燥部内に落下する液体燃料を燃料受け体によって受けることができ、乾燥部内に液体燃料が落下することを防止できる。
【0042】このため、この穀物乾燥機は、バーナの着火ミスにより遠赤外線放射体内に放出された液体燃料を回収することができ、液体燃料による乾燥部内の穀物の汚染を防止することができる。




 

 


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