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発明の名称 保冷庫
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−4264(P2001−4264A)
公開日 平成13年1月12日(2001.1.12)
出願番号 特願平11−173175
出願日 平成11年6月18日(1999.6.18)
代理人 【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫
【テーマコード(参考)】
2B100
3L045
4B069
【Fターム(参考)】
2B100 AA02 DA22 DA25 DA27 
3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA01 KA06 PA04
4B069 CA02 CA10 HA18
発明者 水野 晴夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】底面に配設された簀の子上の穀物を低温状態にて保持するとともに、前面に形成された開口を開閉する開閉扉を有する保冷庫において、前記簀の子の裏面に形成され、該簀の子を前記開口方向に移動自在とする複数の車輪と、保冷庫底面における前記簀の子の移動範囲内に形成された凹部と、前記簀の子から延設され、該簀の子が所定位置にあるときに前記凹部に係合して簀の子の移動を規制する第1ストッパーと、を備えたことを特徴とする保冷庫。
【請求項2】前記簀の子の移動を前記開口方向へガイドするガイド部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の保冷庫。
【請求項3】前記簀の子から突出形成された突出部と、保冷庫底面に固定され、前記簀の子が所定位置にあるとき前記突出部と当接して簀の子の移動を規制する第2ストッパーと、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の保冷庫。
【請求項4】前記簀の子と保冷庫底面とを連結した所定長さの帯状部材から成り、簀の子の移動を規制する第3ストッパーを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の保冷庫。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば袋詰めにされた米等の穀物を低温状態にて貯蔵する保冷庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に保冷庫は、穀物を新鮮な状態に維持しつつ貯蔵するためのものであり、該保冷庫に対し穀物を出し入れするための開閉扉が形成されるとともに、底面には玄米等の米袋を載置するための簀の子が配設されていた。従来、この簀の子は、縦または横方向に平行に延びた2〜3本の角材に複数の板材が微小間隔離間して並列に固定されたものであり、簀の子を水平方向にスライドさせる手段等は配設されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記保冷庫の底面に配設された簀の子には、水平方向にスライドさせるための手段が設けられていないため、簀の子上に米袋等の重いものが載置された際には移動が困難となっていた。従って、簀の子上に載置された米袋上に更に米袋を積んで貯蔵したい場合や、保冷庫内から穀物を取り出す場合には、作業者は保冷庫の中に入ったり、保冷庫外から腰を曲げて穀物の出し入れ作業を行う必要があった。
【0004】しかし、保冷庫が小さい場合や保冷庫内が米袋で満たされている場合には、作業者は保冷庫内に入ることができず、又、米袋等の重いものを持ったまま腰を曲げて作業を行わざるを得ないため、腰を痛めたり、作業中に頭を保冷庫天井にぶつけてしまう虞があるという問題があった。
【0005】また、保冷庫の引出をスライドレールに沿ってスライドさせ、引出内の穀物等を取り出しやすくした技術が、特開平9−138059号公報等で開示されている。この保冷庫にあっては保冷庫の内壁面にスライドレール等を設ける必要があるが、米袋等を複数列に積み上げて貯蔵する場合には当該内壁面近傍まで米袋等で満たされてしまい、スライドレールを形成できないという問題があった。尚、上記先行資料で開示された従来技術においては、簀の子が配設された保冷庫には適用できない(適用する場合には、簀の子を取り払う必要がある。)という問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簀の子が底面に配設された保冷庫に対し簡単な改良を加えることにより、保冷庫内の穀物の出入れ作業を容易とさせることができる保冷庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、底面に配設された簀の子上の穀物を低温状態にて保持するとともに、前面に形成された開口を開閉する開閉扉を有する保冷庫において、前記簀の子の裏面に形成され、該簀の子を前記開口方向に移動自在とする複数の車輪と、保冷庫底面における前記簀の子の移動範囲内に形成された凹部と、前記簀の子から延設され、該簀の子が所定位置にあるときに前記凹部に係合して簀の子の移動を規制する第1ストッパーと、を備えたことを特徴とする。かかる構成によれば、簀の子を保冷庫底面上で移動させるとともに、第1ストッパーが凹部に係合することにより簀の子の移動が所定範囲内に規制される。
【0008】請求項2記載の発明は、前記簀の子の移動を前記開口方向へガイドするガイド部材を備えたことを特徴とする。かかる構成によれば、簀の子はガイド部材によりガイドされつつ開口方向へ所定範囲内で移動する。
【0009】請求項3記載の発明は、前記簀の子から突出形成された突出部と、保冷庫底面に固定され、前記簀の子が所定位置にあるとき前記突出部と当接して簀の子の移動を規制する第2ストッパーと、を備えたことを特徴とする。かかる構成によれば、第1ストッパーによる簀の子の移動の規制に加え、簀の子が移動中、所定位置で突出部と第2ストッパーとが当接して、簀の子の移動を規制する。
【0010】請求項4記載の発明は、前記簀の子と保冷庫底面とを連結した所定長さの帯状部材から成り、簀の子の移動を規制する第3ストッパーを備えたことを特徴とする。かかる構成によれば、第1及び第2ストッパーによる簀の子の移動の規制に加え、第3ストッパーの帯状部材の長さ分だけ簀の子が開口側に移動した場合、その張力によって簀の子の移動を規制する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係る保冷庫は、図6に示すように、底面に簀の子3を有して玄米等が詰められた米袋4を積載して低温状態にて保持するとともに、保冷庫本体1の前面に形成された開口1bを開閉する開閉扉2を有するものである。
【0012】保冷庫本体1内は、交流電源にて駆動する冷蔵ユニット1cからの冷気により低温状態とされ、図示しない操作パネルにより温度、湿度等が調整できるよう構成されている。尚、簀の子3は木材から成り、縦方向に平行に延びた2本の角材3aに複数の板材3bが微小間隔離間して並列に固定されたものである。
【0013】そして、上記保冷庫の簀の子3には、図1に示すように、車輪5と、第1ストッパー6と、突出部12と、第3ストッパー8とが主に形成されており、保冷庫本体1の底面には、凹部9、10と、ガイド部材11と、第2ストッパー7と、が主に形成されている。
【0014】車輪5は、簀の子3の裏面に例えば8個形成され、保冷庫本体1内の簀の子3を開口1b方向に移動自在とするものである。この車輪5の個数や形成位置については、図示のものに限定されず、簀の子3上に積載する米袋の数や簀の子3の状態、製造コスト等によって適宜設定されるべきものである。
【0015】第1ストッパー6は、図3に示すように、簀の子3の裏面から延設され、簀の子3が所定位置にあるときに凹部9、10に係合して簀の子3の移動を規制するもので、先端が折れ曲がって凹部9、10と係合する金属部6aと、該金属部6aの長手方向に延びた強度部材6bと、金属部6aの基端側に配設されて金属部6a及び強度部材6bとを揺動自在とする蝶番6cと、を備えて成る。
【0016】凹部9は、簀の子3が保冷庫本体1から引き出された時、第1ストッパー6の金属部6a先端と係合して簀の子3の更なる移動を規制するもので、2つの凸部9a、9bの間に形成されたものである。凹部10は、引き出された簀の子3を保冷庫本体1内に収容する時、第1ストッパー6の金属部6a先端と係合して簀の子3の移動を規制するもので、2つの凸部10a、10bにより形成されたものである。
【0017】尚、凸部9a、9b、10a、10bは、図1中紙面に対して垂直方向に延びて頂部が平坦に形成された中空状のものであり、凸部9b及び10aは、凸部9a、10bより高く形成されている。これは、第1ストッパー6の金属部6a先端は、簀の子3の前進端では凸部9bを越えず、後退端では凸部10aを越えないように設定されているためである。
【0018】ガイド部材11は、簀の子3の開口1b方向への移動をガイドするものであり、図2に示すように、簀の子3の車輪5間における保冷庫本体1の底面1aから上方へ突起した金属製凸条部材である。かかる構成により、簀の子3が移動時に図中左右方向へずれようとすると、ガイド部材11が簀の子3の角材3aと当接して、ずれた方向へ簀の子3が移動しないようガイドする。尚、ガイド部材11は、簀の子3の移動方向がずれようとした際、車輪5や他の構成部材と当接するようにしてもよい。
【0019】第2ストッパー7は、図4及び図5に示すように、保冷庫本体1の底面1a側のガイド部材11に固定され、簀の子3側に固定された突出部12と当接可能とされたものである。この第2ストッパー7は、簀の子3の移動に伴って移動する突出部12と当接する当接面7aと、ガイド部材11に固定される接合面7bとを有し、図2で示すように、簀の子3の下方における左右2カ所の位置に取り付けられている。
【0020】また、第2ストッパー7は、簀の子3の開口1b側への移動を所定位置にて規制し、簀の子3が保冷庫本体1から完全に出てしまわないように位置決めされている。該所定位置は、第1ストッパー6が凹部9と係合する時点で突出部12と当接するよう設定するのが好ましい。
【0021】突出部12は、簀の子3の板材3b裏面にネジ等で固定される接合面12aを有するとともに、簀の子3の外方へ突出した先端12bを有する。かかる構成により、突出部12は、簀の子3の移動に伴って移動し、先端12bが第2ストッパー7と当接する(図5に二点鎖線で示した)ことにより簀の子3の更なる移動を規制する。
【0022】第3ストッパー8は、簀の子3と保冷庫本体1の底面1aとを連結した所定長さの帯状部材から成り、一端を保冷庫本体1の底面1aに螺合されたボルト8aに、他端を簀の子3の移動方向に揺動可能で簀の子3裏面に固定された揺動ピン8bに取り付けられたものである。尚、該第3ストッパー8は、弾性をほとんど有さない不織布等から成るのが好ましく、簀の子3の移動に抗する張力に充分耐え得るものとするのが好ましい。
【0023】第3ストッパー8は、簀の子3が保冷庫本体1内にある時は弛んだ状態(図1(a)参照)とされ、簀の子3が移動して所定位置に達した時は伸びきった状態(図1(b)参照)とされているので、所定位置で簀の子3に対し張力を及ぼして簀の子3の更なる移動を規制することができる。尚、簀の子3の側面には、上面に載置される米袋4を固定させるためのバンド13が配設されており、このバンド13は、簀の子3の角材側面で揺動可能な金具13aに取り付けられている。
【0024】次に、上記保冷庫の作用について説明する。まず、保冷庫本体1内に複数の米袋4を収容する場合は、開閉扉2を開けた後、第1ストッパー6を揺動させて凹部10の係合を解き、開口1b側へ簀の子3を引いて移動させる。
【0025】簀の子3の移動に伴い、第1ストッパー6が凸部10b及び9aを乗り越え凹部9と係合した後、簀の子3の板材3b上に米袋4を積載する。このように、第1ストッパー6が凹部9と係合するので、簀の子3の更なる移動は規制され、正確に所定位置にて簀の子3を停止させることができる。
【0026】また、第1ストッパー6の凹部9との係合時、突出部12の先端12bが第2ストッパー7の当接面7aと当接して簀の子3を停止させる。これは、例えば簀の子3の移動が速くて第1ストッパー6が凸部9bを乗り越えた場合や、作業者が簀の子3を保冷庫本体1内へ移動させようとして第1ストッパー6の係合を解いた場合においても、確実に簀の子3を所定位置から更に前進するのを回避することができる。
【0027】更に、第1ストッパー6の凹部9との係合時、及び第2ストッパー7の突出部12との当接時、第3ストッパー8が伸びきった状態となって簀の子3の移動を規制する。これは、第1ストッパー6の凹部9との係合が解かれ、且つ、第2ストッパー7が破損等した際に簀の子3を確実に停止させることを可能としている。
【0028】また、第3ストッパー6の長さを調整して、第1ストッパー6の凹部9との係合時には未だ弛んだ状態とし、第1ストッパー6が凸部9bを乗り越えようとした時点でのびきった状態としてもよい。このようにすれば、第3ストッパー8は非常時のみに作動することとなり、第3ストッパー8の寿命を長くすることができる。
【0029】簀の子3上に米袋4を積載した後、バンド13にて米袋4を固定する。バンド13を2カ所以上に配設して、積載された米袋4を2カ所以上で固定するようにしてもよい。
【0030】次に、第1ストッパー6を揺動させて凹部9との係合を解いた後、簀の子3を押して保冷庫本体1内へ収容させる。この時、第1ストッパー6は、凸部9a及び10bを乗り越えて凹部10と係合し、保冷庫本体1内の所定位置に位置決め固定される。ここで、簀の子3の下面には車輪5が形成されているので、上面に重い米袋4が積載されていても円滑かつ少ない労力で移動させることができる。
【0031】このように、第1ストッパー6は、凸部9bと10aとの間でのみ移動するよう設定されているので、凸部9b及び10aを第1ストッパー6が乗り越えないように凸部9a及び10bよりも高く形成されている。第1ストッパー6が凹部10に係合した後、開閉扉2を閉めて米袋4内の玄米等を保冷する。
【0032】上記本実施形態の保冷庫によれば、底面に簀の子3が配設された保冷庫に簡単な改良を加えるだけで、保冷庫本体1内の米袋4の出入れ作業を容易とさせることができる。また、保冷庫本体1の底面にガイド部材11等を追加し、壁面には追加配設しないので、保冷庫本体1内が複数列に積載された米袋4で満たされていても本発明を適用することができる。
【0033】以上、本実施形態に係る保冷庫について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば凹部9、10を底面1aに直に形成された穴としてもよい。また、簀の子3の移動の規制手段として第1ストッパー6、第2ストッパー7、及び第3ストッパー8の全てを備える必要はなく、例えば第1ストッパー6と第2ストッパー7のみ、第1ストッパー6と第3ストッパー8のみとしてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、簀の子が底面に配設された保冷庫に対し簡単な改良を加えることにより、保冷庫内の穀物の出入れ作業を容易とさせることができる。請求項2の発明によれば、簀の子の移動をガイドすることができるので、保冷庫内の所定位置から所定位置まで正確に簀の子を移動させることができる。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1に係る簀の子の移動を更に確実に規制することができる。請求項4の発明によれば、請求項1又は請求項3に係る簀の子の移動を更に確実に規制することができる。




 

 


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