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発明の名称 ドラムサポート支持構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−116122(P2001−116122A)
公開日 平成13年4月27日(2001.4.27)
出願番号 特願平11−296508
出願日 平成11年10月19日(1999.10.19)
代理人 【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3J063
3J067
【Fターム(参考)】
3J063 AA01 AB12 AB52 AB53 AB62 AC04 AC05 BA01 BA03 BA04 BB12 BB44 CA01 CC16 CD14 CD17 CD25 CD45 CD53 XA03 
3J067 AB11 AC13 BA58 DB06 DB27 EA03 FB83 FB85 GA01
発明者 稲葉 哲也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 車両用自動変速機のケースに内設され、係合要素に連結するドラムを支持するドラムサポートであって、コントロールユニットから係合要素への締結圧を軸心付近に設けられた油路へ供給するための中継油路と、前記ドラムサポートをコントロールユニット側からボルトでケースに支持するためのボルト穴と、を備えたドラムサポート支持構造において、前記ドラムサポートに設けられた前記中継油路及び前記ボルト穴と軸心を通る垂線に対して線対称位置に、中空穴を形成したことを特徴とするドラムサポート支持構造。
【請求項2】 請求項1に記載のドラムサポート支持構造において、前記ドラムサポートの軸方向に隣接する係合要素を備え、前記ドラムサポートの隔壁を、前記隣接する係合要素のリテーナとして構成し、更に前記隔壁の周方向に複数のリブを構成したことを特徴とするドラムサポート支持構造。
【請求項3】 請求項2記載のドラムサポート支持構造において、前記周方向のリブは、前記隣接する係合要素の上端側位置と下端側位置とで接し、前記接触位置間に凹部が形成されていることを特徴とするドラムサポート支持構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の自動変速機において、回転要素に連結することで回転し、かつ、複数の係合要素に連結することによって係止されるドラムを支持するドラムサポート支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機のドラムサポートとしては、特開昭61−38261号公報に記載の構造が知られている。
【0003】この従来技術には、図15に示すように、ドラムサポート100には、軸心付近の油路に油圧を供給するための複数の油路101が下方に設けられ、上側には剛性を確保するための径方向リブ102が構成されている。また、ピストン支持部103には、ドラムサポート近傍に構成された係合要素のピストンが構成されると共に、ピストンの油圧室を構成している。これにより、自動変速機内に隔壁を構成し、ドラムを支持するだけでなく、係合要素の油圧室や、油路101としても機能することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のドラムサポートにおいては、下方に構成された油路101部分にはリブ効果があるため、上方の油路のない部分との剛性のバランスが悪く、下側からのみボルトによって固定するドラムサポートにおいては、ボルト固定部を中心に倒れが生じてしまうといった問題があった。
【0005】本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもので、剛性のバランスがとれ、より剛性の高いドラムサポートを提供することで、さらに複数のスラスト力にも対応することが可能となるドラムサポート支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決する手段として、請求項1記載の発明では、車両用自動変速機のケースに内設され、係合要素に連結するドラムを支持するドラムサポートであって、コントロールユニットから係合要素への締結圧を軸心付近に設けられた油路へ供給するための中継油路と、前記ドラムサポートをコントロールユニット側からボルトでケースに支持するためのボルト穴と、を備えたドラムサポート支持構造において、前記ドラムサポートに設けられた前記中継油路及び前記ボルト穴と軸心を通る垂線に対して線対称位置に、中空穴を形成したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1に記載のドラムサポート支持構造において、前記ドラムサポートの軸方向に隣接する係合要素を備え、前記ドラムサポートの隔壁を、前記隣接する係合要素のリテーナとして構成し、更に前記隔壁の周方向に複数のリブを構成したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項2記載のドラムサポート支持構造において、前記周方向のリブは、前記隣接する係合要素の上端側位置と下端側位置とで接し、前記接触位置間に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1記載のドラムサポート支持構造においては、車両用自動変速機のケースに内設され、係合要素に連結するドラムを支持するドラムサポートであって、コントロールユニットから係合要素への締結圧を軸心付近に設けられた油路へ供給するための中継油路と、前記ドラムサポートをコントロールユニット側からボルトでケースに支持するためのボルト穴と、が備えられている。
【0010】そして、前記ドラムサポートに設けられた前記中継油路及び前記ボルト穴と軸心を通る垂線に対して線対称位置に、中空穴が形成されている。
【0011】よって、ドラムサポートの上下方向で剛性のバランスを取ることが可能となり、ドラムサポートの倒れ等を抑えることができると共に、軽量化を図ることができる。
【0012】請求項2記載のドラムサポート支持構造においては、前記ドラムサポートの軸方向に隣接する係合要素が備えられ、前記ドラムサポートの隔壁が、前記隣接する係合要素のリテーナとして構成され、更に前記隔壁の周方向に複数のリブが構成されている。
【0013】よって、ドラムサポートがドラムを支持するだけでなく、係合要素のリテーナとしても機能することが可能となり、部品点数の削減及び全長の短縮化を図ることができる。また、前記隔壁の周方向に複数のリブが構成されることで更にドラムサポート自体の剛性を高めることが可能となる。よって、スラスト力のかかるリテーナとしても十分に対応することができる。
【0014】請求項3記載のドラムサポート支持構造においては、前記周方向のリブは、前記隣接する係合要素の上端側位置と下端側位置とで接し、前記接触位置間に凹部が形成されるよう構成されている。
【0015】よって、ドラムサポートの支持剛性を維持しつつ、係合要素側の倒れを確実に防止し、更に凹部の構成による軽量化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態における、自動変速機用歯車変速装置の全体構成図である。また、図2には実施の形態1の自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図を示す。図1,2において、G1,G2,G3,は遊星ギヤ、M1,M2は連結メンバ、C1,C2,C3はクラッチ、B1,B2,B3,B4はブレーキ、F1,F2,F3はワンウェイクラッチ、INは入力軸(入力部材)、OUTは出力軸(出力部材)である。
【0017】前記第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み合うピニオンを支持する第1キャリアPC1を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0018】前記第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み合うピニオンを支持する第2キャリアPC2を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0019】前記第3遊星ギヤG3は、第3サンギヤS3と、第3リングギヤR3と、両ギヤS3,R3に噛み合うピニオンを支持する第3キャリアPC3を有するシングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0020】前記第1連結メンバM1は、第1キャリアPC1と第3リングギヤR3とを一体的に連結するメンバである。
【0021】前記第2連結メンバM2は、第2リングギヤR2と第3キャリアPC3とを一体的に連結するメンバである。
【0022】前記第1クラッチC1は、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2とを選択的に断接するクラッチである。
【0023】前記第2クラッチC2は、第2サンギヤS2と第3サンギヤS3とを選択的に断接するクラッチである。この第2クラッチC2には、並列に第1ワンウェイクラッチF1が設けられている。
【0024】前記第3クラッチC3は、第3キャリアPC3と第3サンギヤS3とを選択的に拘束するクラッチである。
【0025】前記第1ブレーキB1は、第2連結メンバM2の回転を選択的に停止させるブレーキである。
【0026】前記第2ブレーキB2は、第1サンギヤS1の回転を選択的に停止させるブレーキである。この第2ブレーキB2には、並列に第2ワンウェイクラッチF2が設けられている。
【0027】前記第3ブレーキB3は、第2サンギヤS2の回転を選択的に停止させるブレーキである。この第3ブレーキB3には、並列に第4ブレーキB4及び第3ワンウェイクラッチF3(B4とF3とは互いに直列配置)が設けられている。
【0028】前記入力軸INは、第1リングギヤR1に連結され、エンジン回転駆動力を図外のトルクコンバータに介して入力する。
【0029】前記出力軸OUTは、第2キャリアPC2に連結され、出力回転駆動力を図外のファイナルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
【0030】前記各クラッチC1,C2,C3及びブレーキB1,B2,B3,B4には、各変速段にて締結圧や解放圧を作り出す図外の変速油圧制御装置(油圧制御タイプ,電子制御タイプ,油圧+電子制御タイプ)が接続されている。
【0031】[変速作用]図3は実施の形態1の自動変速機用歯車変速装置での締結作動表を表す図、図は実施の形態1の自動変速機用歯車変速装置において各変速段でのトルク伝達経路を示す図である。
【0032】図3において、△はパワーオン時はトルク伝達に関与する状態、Cはコースト時はトルク伝達に関与する状態、●は摩擦要素に油圧は供給するが、出力に影響する作用はない状態、(○)はオーバーランモードでは締結する状態、(○)はセレクト時は締結し、その後オーバーランモード以外は解放する状態、○は締結状態を示す。図4は1速時でのトルク伝達経路、図5は2速時でのトルク伝達経路、図6は3速時でのトルク伝達経路、図7は4速時でのトルク伝達経路、図8は5速時のトルク伝達経路、図9はリバースでのトルク伝達経路を示す。
【0033】図10は、本発明の実施の形態を適用した自動変速機のバンドブレーキである第2ブレーキB2部分の拡大断面図である。
【0034】オイルポンプのシャフトステータ5の内径には、変速機入力軸1が支持されている。外径には、ワンウェイクラッチF2が構成されると共に、ワンウェイクラッチアウタレース7がブッシュ6を介して支持されている。
【0035】変速機入力軸1の軸心にはロックアップクラッチ圧供給油路2と、潤滑油路3と、インプットクラッチ圧供給油路4が構成されている。このとき、潤滑油路3及びインプットクラッチ圧供給油路4を軸中心ではなく偏心させて構成する事で、捻り応力を均質化させ、同一スペースでの強度の向上を図っている。
【0036】ワンウェイクラッチアウタレース7は、アウタレース部7a及びバンドブレーキ支持部7bにより構成され、外周には第1サンギヤS1が構成されている。このようにワンウェイクラッチとブッシュを一体に構成することで省スペース化を図ることができる。
【0037】このワンウェイクラッチアウタレース7にはバンドブレーキ用のブレーキドラム8が連結支持され、バンド9によってブレーキドラム8を締め付けることでブレーキをかけるよう構成されている。このとき、バンド9により締め付けたときの力は、図11に示すようにブレーキドラム8にブッシュ6を支点にしてモーメントが発生するよう構成されており、ワンウェイクラッチF2に過度の力がかかることによってロック方向にロックしなくなる、いわゆるロールオーバ現象を防止するよう構成されている。
【0038】図12には、実施の形態のドラムサポート9部分の拡大断面図である。
【0039】まず構成を説明すると、ミッションケース50にボルトにより下側からドラムサポート9が固定されている。また、ドラムサポート9の軸方向のがたつきを抑えるために、テーパースナップリング14が設けられている。テーパースナップリング14の合い口部はボルト側になるよう組み付けられている。これはスナップリング合い口部ではスラスト力による変形が大きく、ボルト固定部ではスラスト力による変形が小さいため、トータル変形を相殺するためである。
【0040】このドラムサポート9に、複数の係合要素と連結したドラム10が回転可能に支持されている。また、ドラムサポート9のエンジン側には第1ブレーキB1を締結するピストン15が支持されている。また、ドラムサポート9の駆動輪側には第4ブレーキB4がワンウェイクラッチF3を介して構成され、ドラムサポート9の隔壁部が第4ブレーキB4のリテーナとして機能している。
【0041】図13にはドラムサポート9の駆動輪側からの正面図、図14にはドラムサポート9の断面図を示す。
【0042】図に示すように、ドラムサポート9の下方には、図外のコントロールユニットからの制御油圧を軸心付近に設けられた油路へ送り込むための中継油路9dが5本構成され、さらに、ボルト固定用のボルト穴9eが1本構成されている。そして、軸を中心に略対称位置に、同じように中空穴9cが6本構成されている。
【0043】また、ドラムサポート9の周方向にはリブ9a,9bが全周にわたって構成され、更に、径方向にもリブ9fが構成されている。なお、周方向のリブ9a,9bは、ドラムサポート9がリテーナとして機能する際、第4ブレーキB4のドリブンプレート13の上端側と下端側とで接触するよう構成されている。
【0044】次に作用を説明する。
【0045】図12に示すように、ドラムサポート9には、ドラム10、第1ブレーキB1のピストン15、及び第4ブレーキB4からスラスト力を受ける。基本的にドラムサポート9は油密性を確保するため下側からのみボルトによって固定されている。よって、上述のようなスラスト力を受けるために、剛性の確保及び剛性のバランスを取る必要がある。そのため、本実施の形態においては、ドラムサポート上側にも中空穴9cを形成することで、剛性バランスを確保すると共に、中空穴と中空穴の間の部分に径方向のリブ効果を持たせるよう構成し、剛性の向上を図っている。
【0046】また、周方向に構成されたリブ9a,9bは、第4ブレーキB4のドリブンプレート13の上端側と下端側に構成されることで、支持剛性を維持しながら第4ブレーキB4側の倒れを確実に防止することができると共に、リブ9aとリブ9bとの間に構成される凹部9fの分だけ軽量化を図ることができる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態においては、ミッションケース50に内設され、係合要素に連結するドラム15を支持するドラムサポート9であって、コントロールユニットから係合要素への締結圧を軸心付近に設けられた油路へ供給するための中継油路9dと、前記ドラムサポート9をコントロールユニット側からボルトでケース50に支持するためのボルト穴9eと、が備えられている。
【0048】そして、前記ドラムサポートに設けられた前記中継油路9d及び前記ボルト穴と軸心を介して対称位置に、中空穴9cが形成されている。
【0049】よって、ドラムサポート9の上下方向で剛性のバランスを取ることが可能となり、ドラムサポート9の倒れ等を抑えることができると共に、中空穴9cの分だけ軽量化を達成することができる(請求項1に相当)。
【0050】また、ドラムサポート9に軸方向に隣接する第4ブレーキB4が備えられ、ドラムサポート9の隔壁が、この第4ブレーキB4のリテーナとして構成され、更に前記隔壁の周方向にリブ9a,9bが構成されている。
【0051】よって、ドラムサポート9がドラム15を支持するだけでなく、第4ブレーキB4のリテーナとしても機能することが可能となり、部品点数の削減及び全長の短縮化を図ることができる。また、前記隔壁の周方向に複数のリブが構成されることで更にドラムサポート9自体の剛性を高めることが可能となる。よって、スラスト力のかかるリテーナとしても十分に対応することができる(請求項2に相当)。
【0052】また、リブ9a,9bは、第4ブレーキB4のドリブンプレート13の上端側位置と下端側位置とで接し、前記接触位置間に凹部が形成されるよう構成されている。
【0053】よって、ドラムサポート9の支持剛性を維持しつつ、第4ブレーキB4側の倒れを確実に防止し、更に凹部9fの構成による軽量化を図ることができる。




 

 


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