米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 機械工学 -> 株式会社鷺宮製作所

発明の名称 電動弁用防水コイル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−343085(P2001−343085A)
公開日 平成13年12月14日(2001.12.14)
出願番号 特願2000−116083(P2000−116083)
出願日 平成12年4月18日(2000.4.18)
代理人 【識別番号】100096275
【弁理士】
【氏名又は名称】草野 浩一
【テーマコード(参考)】
3H062
3H106
5H605
【Fターム(参考)】
3H062 AA15 BB22 BB31 BB33 CC01 HH09 
3H106 DA05 DA25 DB02 DB13 DB34 EE20 EE31 EE35 EE43 EE48 GA04 GA06 GC23 GD02 JJ02 KK23
5H605 AA02 BB05 CC01 CC02 CC06 CC10 EC01 EC04 EC12 FF06 GG18
発明者 金子 守男 / 平川 尚
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 電動弁用コイルにおいて、ボビンと、該ボビンに捲回されたコイルと、ステータと、外函と、前記コイルのリード線引出し部とを備えるとともに、前記ボビン、コイル、ステータ、外函及びリード線引出し部をインサートとしてそれらの外周をモールド材により液密状に封止成形されたコイル本体部を備え、該コイル本体部が、その上方部及び側面部全体をカップ状に形成され軟質合成樹脂製のカバーで覆われ、前記リード線引出し部を含む下面が軟質合成樹脂材で封止されていることを特徴とする電動弁用防水コイル。
【請求項2】 前記軟質合成樹脂材で形成されている封止部に電動弁本体の挿入用開口が形成され、該開口から前記電動弁本体が前記コイル本体部に挿入されて電動弁が組立てられた時、該電動弁本体の外周部が前記電動弁本体の挿入用開口の内周面に密接して前記ステータ及び外函を外部と密閉するよう構成されている請求項1に記載の電動弁用防水コイル。
【請求項3】 前記外函に、前記電動弁本体に突設されたストッパーピンに係合するブラケットが取付けられ、該ブラケットが前記コイル本体部の下面の前記軟質合成樹脂材による封止時にインサートされて該ブラケットの固定が行われるように構成されている請求項1又は請求項2に記載の電動弁用防水コイル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動弁用防水コイルに関し、特にリード線引出し部を含む全体を合成樹脂材で被覆して完全防水化を可能にした電動弁用防水コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍サイクルを用いた冷凍・冷蔵及び冷房装置などでは、その冷媒流量制御に電動式回転制御弁が用いられている。
【0003】この場合、電動式回転制御弁は、高湿度低温の環境に配設されることが多く、したがって、電動式回転制御弁の駆動源としての電磁コイルには、防水処置が施されて電気的性能の低下を抑制する手段がとられている。
【0004】このような電動弁用防水コイルとして、図6に示すようなものが従来知られている。図6において、電動式コントロ−ルバルブの駆動源としてのステッピングモ−タのコイル本体部10は、上側コイル2aを捲回した上側ボビン1aを備え上側ボビン1aの外側は上側外函5aで覆われている。上側外函5aは下向き開口を有する「コ」字状断面で全体形状がド−ナツ形のメッキ鋼板製であり、その内周面に櫛歯状の磁極21dが形成されている。
【0005】上側コイルの下方には、下側コイル2bを捲回した下側ボビン1bが形成されている。この下側ボビン2bの外側は下側外函5bで覆われている。下側外函5bは、上向き開口を有する「コ」字状断面で全体形状がド−ナツ形のメッキ鋼板製であり、その内周面に櫛歯状の磁極21eが形成されている。
【0006】上側コイル部と下側コイル部との間に、上向きの櫛歯部22aと下向きの櫛歯部22bとを備えたステータ4を挟んで互いに対称配設され、これらの外側はモールド材(硬質合成樹脂製)でモールド3されている。
【0007】また、グロメット6及びボビン1a,1bは、いずれも前記モールド材3と同様の硬質合成樹脂製であって、それらの端部に、符号「A」、「B」で示すように、鋭角凸部が形成されている。符号23は電動弁本体の挿入用開口を示している。
【0008】前記構成のコイル本体部10において、コイル2a,2bが捲回されたボビン1a,1bは硬質の合成樹脂で封止され、コネクタ7を含むリード線引出し部13は軟質合成樹脂で封止されて防水構造となっている。
【0009】なお、図6中の符号8は保護チューブ、9はリード線、11はホルダ−、12はカバーをそれぞれ示している。
【0010】また、鋭角凸部A,Bは合成樹脂被覆時(モールド時)、これらの部分が溶融してモールド材(樹脂材)と一体化し耐衝撃性、水分浸入性に優れた完全な密封モールド構造が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のものでは、コイル本体部が硬質の合成樹脂で封止され、リード線引出し部が軟質合成樹脂で封止されているが、外函(メッキ鋼板製ステータ部)は性能上露出しているため、悪環境のもとでは腐食するおそれがある。この不都合を解消する1手段として、ゴム製のカバーを後から被せることが考えられるが、リード線引出し部などがあって全体形状が複雑なため、完全密封構造にするのは、極めて困難である。そのほか、硬質合成樹脂製のカバーで被覆することも考えられるが、この場合電動弁とコイルとの脱着が容易でなく、さらに外函及びステータをステンレスで構成すると耐腐食性に優れるものの磁気性能が低下する等の不都合がある。
【0012】本発明は、前記のような電動弁用防水コイルにおける前記の不都合を解消するもので、本発明は、前記電動弁用防水コイルにおいて、腐食する可能性のある部材を密封して外気に接触せず水分を浸入させないようにした電動弁用防水コイルを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動弁用コイルにおいて、ボビンと、該ボビンに捲回されたコイルと、ステータと、外函と、前記コイルのリード線引出し部とを備えるとともに、前記ボビン、コイル、ステータ、外函及びリード線引出し部をインサートとしてそれらの外周をモールド材により液密状に封止成形されたコイル本体部を備え、該コイル本体部が、その上方部及び側面部全体をカップ状に形成され軟質合成樹脂製のカバーで覆われることにより、電動弁本体との着脱の容易化を量り、更に前記リード線引出し部を含む下面が軟質合成樹脂材で封止され、その封止部に電動弁本体の挿入用開口を形成し、該開口から前記電動弁本体を前記コイル本体部に挿入して電動弁を組立てた時、該電動弁本体の外周部が前記電動弁本体の挿入用開口の内周面に密接して前記ステータを外部と密閉するように構成して、電動弁の組立て後、コイル本体部の内部を外気に対し密閉し、コイル本体部の内部に水が浸入したり外気と呼吸したりすることをなくし、水分によるコイルの断線や外函、ステータの腐食等を抑制して、ケ−スが結露、結氷する状態下でも長期間の使用に耐える電動弁用防水コイルを得ることができるようにして課題解決の手段としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5により本発明の実施の形態について説明する。なお、図1乃至図5において、図6と同一部材には同一符号を付し説明を省略することがある。
【0015】この実施形態の電動弁用防水コイルも、図1に示すように、上側コイル2aと下側コイル2bとは、両者間に上向きの櫛歯部(図示せず)と下向きの櫛歯部(図示せず)とこれらの間の中間の櫛歯部(図示せず)とを備えたステータ4を挟んで、互いに対称配設され、これらの外側はモールド材(熱可塑性樹脂の硬質合成樹脂)でモールド(封止成形)3されており、また外函5及びステータ4はメッキ鋼板製でステッピングモ−タのステータを構成している。なお、この構成は前記の図6のものと同一である。
【0016】コネクタ7を内在するグロメット6及びリード線9の線引出し部13を含むコイル本体部10の下面は、例えばウレタン樹脂等の軟質合成樹脂31で封止される構成となっている。軟質合成樹脂材31で形成されている封止部に、電動弁本体50(図5参照)の挿入用開口23が形成されている。
【0017】外函5の下面に、コイル本体部10を電動弁本体50に取り付けた時、コイル本体部10と電動弁本体50とを結合するブラケット33やブラケット32(後述)も、それらの基端部(上端部)がコイル本体部10の下面を軟質合成樹脂31で封止する時、同時に軟質合成樹脂31で封止される。
【0018】すなわち、外函5の下面に、電動弁本体50に突設されたストッパーピン51(図5参照)に係合するブラケット32及びコイル本体部10と電動弁本体50とを結合するブラケット33が取付けられていて、これらのブラケット32,33の各基端部がコイル本体部10の下面の軟質合成樹脂材31による封止時にインサートされて、ブラケット32,33の固定が同時に行われるようになっている。図5において符号52は第1流体通路、53は第2流体通路を示している。
【0019】更に、軟質合成樹脂材31で形成されている封止部に形成されている電動弁本体50の挿入用開口23の下方から電動弁本体50をコイル本体部10内に挿入して電動弁を組立てる時、図2に示すように、電動弁本体50の外周傾斜部50aが電動弁本体50の挿入用開口23の段状の内周面23aに密接して外函5及びステータ4を外部と密閉するように構成されている。
【0020】前記コイル本体部10下面の軟質合成樹脂材31による封止に先立って、コイル本体部10の上方部及び側面部が、全体をカップ状に形成されたゴム又は塩化ビニール等の軟質合成樹脂製のカバー20で覆われる。その後、前記のとおりリード線引出し部13を含むコイル本体部10の下面が、軟質合成樹脂材31で封止されて電動弁用防水コイルが構成される。
【0021】カバー20の内面下部に、複数個の内面突起20aが形成されていて、電動弁が組立てられた後、カバー20がコイル本体部10から簡単に外れるのを防止できるようになっている。さらに、カバー20内面下部全体及び軟質合成樹脂材31との接触面、すなわち、図4に斜線20bで示す箇所に、シボが、ケース20の金型成形時に形成されていて、カバー20と軟質合成樹脂材31と接着性を向上できるようになっている。
【0022】外函5の角部や側面の適所に開けた孔にモールド材が侵入することにより、外函5とモールド材の密着性を持たせるとともに、ブラケットを取り付ける溝も成形されている構成となっている。
【0023】前記のように、この実施形態のものでは、軟質合成樹脂材31で形成されている封止部に形成されている電動弁本体50の挿入用開口23の下方から電動弁本体50をコイル本体部10内に挿入して電動弁を組立てると、コイル本部10の内部は外気に対し密閉されるため、コイル本体部10の内部に水が浸入したり外気と呼吸したりすることがなくなる。従って、水分によるコイルの断線や外函、ステータの腐食等がなくなり、カバー20が結露、結氷状態下であっても、長期間の使用に耐えることができる。
【0024】また、カバー20を軟質合成樹脂製としたことにより、電動弁本体50の取り外し時に、カバー20の上部を押して簡単に外すことが可能となる。
【0025】さらに、電動弁本体50に突設されたストッパーピン51に係合するブラケット32及び電磁コイル部10と電動弁本体50とを結合するブラケット33が、軟質合成樹脂材31で形成されている封止部に固定されるため、電動弁の作動時や外的な振動による騒音の発生を小さくすることが可能となる。
【0026】そのほか、カバー20の内面下部形成された複数個の内面突起20aが、電動弁の組立て後、カバー20がコイル本体部10から簡単に外れるのを防止するように作用する。さらに、カバー20内面下部全体及び軟質合成樹脂材31との接触面(図4に斜線20bで示す箇所)に形成されたシボが、カバ−20と軟質合成樹脂材31との接着性の向上作用を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1)軟質合成樹脂材で形成されている封止部に形成されている電動弁本体の挿入用開口の下方から電動弁本体をコイル本体部内に挿入して電動弁を組立てる際に、コイル本体部の内部を外気に対し密閉することができ、コイル本体部の内部に水が浸入したり外気と接触したりすることがなくなり、その結果、水分によるコイルの断線や腐食等がなくなり、コイル部が結露、結氷する状態下でも長期間の使用に耐える電動弁用防水コイルを得ることができる。
(2)カバーを軟質合成樹脂製としたことにより、電動弁本体の取り外し時に、カバーの上部を押して簡単に外すことが可能となる。
(3)電動弁本体に突設されたストッパーピンに係合するブラケットが、軟質合成樹脂材で形成されている封止部に固定されるため、電動弁の作動時や外的振動による騒音の発生を小さくすることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013