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発明の名称 電動式切換弁および冷凍サイクル装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−153493(P2001−153493A)
公開日 平成13年6月8日(2001.6.8)
出願番号 特願平11−340969
出願日 平成11年11月30日(1999.11.30)
代理人 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外1名)
発明者 金子 守男 / 笠井 宣 / 鈴木 圭
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 弁室の底面に開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁ハウジングと、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を有する弁体と、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエータと、を具備し、前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応する第3の切換位置との間に切換動作することを特徴とする電動式切換弁。
【請求項2】 弁室の底面に開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁ハウジングと、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を有する弁体と、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエータと、を具備し、前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応する第3の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記連通領域に対応する第4の切換位置との間に切換動作することを特徴とする電動式切換弁。
【請求項3】 圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置において、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請求項1に記載の電動式切換弁が介設されており、前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続されており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されていることを特徴とする冷凍サイクル装置。
【請求項4】 圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置において、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請求項2に記載の電動式切換弁が介設されており、前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続されており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されていることを特徴とする冷凍サイクル装置。
【請求項5】 前記副凝縮器は前記主凝縮器の下流側より分岐した冷媒通路に接続され、前記第2の入口ポートと前記蒸発器の上流側との間にキャピラリチューブが接続されていることを特徴とする請求項3または4に記載の冷凍サイクル装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動式切換弁および冷蔵庫等で使用される冷凍サイクル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置は、圧縮機→凝縮器→キャピラリチューブ→蒸発器→圧縮機による冷媒循環通路を構成され、圧縮機のオン・オフ制御、インバータ制御により冷却制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】年間を通して使用される家庭用冷蔵庫の多彩、緻密な作動・制御を可能にし、家庭用冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立する要求は、近年、高まっている。
【0004】しかしながら、上述の冷凍サイクル装置では、圧縮機のオン・オフ制御、インバータ制御だけで冷却制御を行っているから、起動時の冷媒遅れ、運転停止時の蒸発器に対する冷媒の流入を避けることができず、熱損失により運転停止時間が短縮され、家庭用冷蔵庫の高性能化と省エネルギ化を図ることに限度がある。
【0005】この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、冷蔵庫の高性能化と省エネルギ化を図るために冷凍サイクル装置で使用される電動式切換弁、および冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による電動式切換弁は、弁室の底面に開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁ハウジングと、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を有する弁体と、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエータとを具備し、前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応する第3の切換位置との間に切換動作するものである。
【0007】また、上述の目的を達成するために、請求項2に記載の発明による電動式切換弁は、弁室の底面に開口した第1の入口ポート及び第2の入口ポートと一つの出口ポートとを有する弁ハウジングと、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面に、前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を有する弁体と、前記弁室内に回転変位可能に設けられ、前記弁室の底面に当接する端面を前記出口ポートと常時連通している連通領域と連通していない非連通領域とに区分する隔壁部を前記端面に有する弁体と、前記弁体を段階的に回転駆動可能な電動式アクチュエータとを具備し、前記弁体は、前記電動式アクチュエータによる段階的な回転駆動により、前記第1の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第2の入口ポートが前記非連通領域に対応する第1の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記非連通領域に対応する第2の切換位置と、前記第2の入口ポートが前記連通領域に対応し前記第1の入口ポートが前記非連通領域に対応する第3の切換位置と、前記第1の入口ポートと前記第2の入口ポートの双方が前記連通領域に対応する第4の切換位置との間に切換動作するものである。
【0008】また、上述の目的を達成するために、請求項3に記載の発明による冷凍サイクル装置は、圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置において、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請求項1に記載の電動式切換弁が介設されており、前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続されており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されているものである。
【0009】また、上述の目的を達成するために、請求項4に記載の発明による冷凍サイクル装置は、圧縮機の吐出側からの冷媒を主凝縮器と副凝縮器とに選択的に供給し、これら主凝縮器及び副凝縮器から蒸発器を経て前記圧縮機の吸入側に環流させる冷凍サイクル装置において、前記主凝縮器及び前記副凝縮器と前記蒸発器との間に請求項2に記載の電動式切換弁が介設されており、前記第1の入口ポートに前記主凝縮器の下流側が接続されており、前記第2の入口ポートに前記副凝縮器の下流側が接続されており、前記出口ポートに前記蒸発器の上流側が接続されているものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明による冷凍サイクル装置は、前記副凝縮器が前記主凝縮器の下流側より分岐した冷媒通路に接続され、前記第2の入口ポートと前記蒸発器の上流側との間にキャピラリチューブが接続されているものである。
【0011】請求項1に記載の発明による電動式切換弁では、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第3の切換位置の3位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接続される。
【0012】請求項2に記載の発明による電動式切換弁では、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第4の切換位置の4位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第4の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続される全開状態になる。
【0013】請求項3に記載の発明による冷凍サイクル装置では、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第3の切換位置による3個の運転モードが得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが直列に接続されて完全に有効になる第3の運転モードが得られ、運転条件に応じて運転モードを切換設定することができる。
【0014】請求項4に記載の発明による冷凍サイクル装置では、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第4の切換位置による4個の運転モードが得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが直列に接続されて完全に有効になる第3の運転モードが得られ、第4の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが共に有効になる第4の運転モードが得られ、運転条件に応じて運転モードを切換設定することができる。
【0015】請求項5に記載の発明による冷凍サイクル装置では、副凝縮器が主凝縮器の下流側より分岐した冷媒通路に接続され、電動式切換弁の第2の入口ポートと前記蒸発器との間にキャピラリチューブが接続され、簡易型の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置が構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明による冷蔵庫用の冷凍サイクル装置の一つの実施の形態を示している。冷蔵庫用の冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、主凝縮器(放熱器)2と、副凝縮器(放熱器)3と、キャピラリチューブ(CT)4と、蒸発器5と、電動式切換弁6とを有している。
【0017】圧縮機1の吐出側には冷媒通路7によって主凝縮器2の上流側(入口側)が接続され、主凝縮器2の下流側(出口側)より分岐した冷媒通路8に副凝縮器3の上流側(入口側)が接続され、主凝縮器2の下流側(出口側)は冷媒通路9によって電動式切換弁6の第1の入口ポートBに接続され、副凝縮器3の下流側(出口側)は冷媒通路10によって電動式切換弁6の第2の入口ポートCに接続されている。電動式切換弁6の出口ポートAにはキャピラリチューブ4、蒸発器5が順に接続され、蒸発器5の出口側が冷媒通路11によって圧縮機1の吸入側に接続されている。
【0018】つぎに、図2〜図5を参照してこの発明による電動式切換弁6について説明する。電動式切換弁6は弁ハウジング20に横断面形状が円形の弁室21を有している。弁ハウジング20には、弁室21の底面(弁座面)22の中心部に開口し弁室21の軸線方向に弁ハウジング20を貫通する一つの出口ポートAと、弁室21の底面22の外周側領域に設けられ、互いに180度回転変位した位置において弁室21の径方向に弁ハウジング20を貫通する第1の入口ポートBと第2の入口ポートCとが形成されている。
【0019】出口ポートAにはA継手23によってキャピラリチューブ4の入口側が接続され、第1の入口ポートBにはB継手24によって主凝縮器2の出口側が接続され、第2の入口ポートCにはC継手25によって副凝縮器3の出口側が接続される。
【0020】弁室21内には円盤状の弁体26が回転変位可能に設けられている。弁室21の底面22に対向する弁体26の端面には、出口ポートAと常時連通している連通領域27と連通していない非連通領域28とに端面を区分する長円形輪郭の隔壁部29が突出形成されており、弁体26は隔壁部29の先端面にて弁室21の底面22に摺接可能に当接している。
【0021】弁ハウジング20には、弁体26を段階的に回転駆動する電動式アクチュエータとして、ステッピングモータ30が取り付けられている。
【0022】ステッピングモータ30は、弁ハウジング20に気密にろう付け固定された下蓋31と、下蓋31上に気密に固着されたキャップ状のロータケース32と、ロータケース32内に回転可能に設けられたマグネット33およびロータ34と、ロータケース32の外側に固定された円筒状のステータコイル35とを有している。
【0023】弁体26は弁体ホルダ36に固定されており、弁体ホルダ36は、ロータ34に回転方向には固定(不動)状態で、軸線方向には変位可能に接続され、ロータ34の回転を弁体26に伝える。また、ロータ34と弁体ホルダ36との間には、弁体26を弁室21の底面22に押し付ける圧縮コイルばね37が設けられている。
【0024】弁体26は、ステッピングモータ30による段階的な回転駆動により、第1の入口ポートBが連通領域27に対応し、第2の入口ポートCが非連通領域28に対応する第1の切換位置(図5(a)参照)と、第1の入口ポートBと第2の入口ポートCの双方が非連通領域28に対応する第2の切換位置(図5(b)参照)と、第2の入口ポートCが連通領域27に対応し、第1の入口ポートBが非連通領域28に対応する第3の切換位置(図5(c)参照)との間に切換動作し、3位置が得られる。
【0025】つぎに、上述の構成による電動式切換弁6を含む冷凍サイクル装置の動作について説明する。電動式切換弁6の弁体26が電動式アクチュエータであるステッピングモータ30によって段階的に回転駆動されることにより、上述の第1の切換位置〜第3の切換位置の3位置が得られ、図5(a)に示されている第1の切換位置では、第1の出口ポートBだけが出口ポートAに連通接続され、図5(b)に示されている第2の切換位置では、第1の出口ポートBと第2の入口ポートCの双方が出口ポートAに連通接続されず、図5(c)に示されている第3の切換位置では、第2の出口ポートCだけが出口ポートAに連通接続される。
【0026】従って、第1の切換位置では主凝縮器2だけが有効に動作する第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器2に加えて副凝縮器3も有効に動作する第3の運転モードが得られる。
【0027】第1の運転モードと第3の運転モードは、凝縮圧力、運転条件に応じて選択設定でき、圧縮機仕事量(吐出圧低減、冷媒循環量の適正化、低減)により、圧縮機電力を低減できる。第2の運転モード(停止モード)では、主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路が閉じらるから、運転停止時に、高温、高圧の冷媒が蒸発器5に流入することを防止でき、運転停止時間の延長、換言すれば、運転率の低減を図ることができる。
【0028】上述のような多彩、緻密な作動・制御により、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立することができる。
【0029】図6〜図8はこの発明による電動式切換弁の他の実施の形態を示している。なお、図6〜図8において、図1〜図5に対応する部分は、図1〜図5に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0030】この実施の形態では、第1の入口ポートBと第2の入口ポートCが、弁室21の底面22の外周側領域に設けられ、互いに90度回転変位した位置において弁室21の径方向に弁ハウジング20を貫通していること、隔壁部29が90度の開き角による扇形輪郭に形成され、連通領域27に第1の入口ポートBと第2の入口ポートCとを同時に対応させることができる構造になっている。その他の構造、構成は上述の実施の形態のものと同一である。
【0031】したがって、弁体26は、ステッピングモータ30による段階的な回転駆動により、第1の入口ポートBが連通領域27に対応し、第2の入口ポートCが非連通領域28に対応する第1の切換位置(図8(a)参照)と、第1の入口ポートBと第2の入口ポートCの双方が非連通領域28に対応する第2の切換位置(図8(b)参照)と、第2の入口ポートCが連通領域27に対応し、第1の入口ポートBが非連通領域28に対応する第3の切換位置(図8(c)参照)と、第1の入口ポートBと第2の入口ポートCの双方が連通領域27に対応する第4の切換位置(図8(d)参照との間に切換動作し、4位置が得られる。
【0032】つぎに、上述の構成による電動式切換弁6を含む冷凍サイクル装置の動作について説明する。電動式切換弁6の弁体26が電動式アクチュエータであるステッピングモータ30によって段階的に回転駆動されることにより、上述の第1の切換位置〜第4の切換位置の3位置が得られ、図8(a)に示されている第1の切換位置では、第1の出口ポートBだけが出口ポートAに連通接続され、図8(b)に示されている第2の切換位置では、第1の出口ポートBと第2の入口ポートCの双方が出口ポートAに連通接続されず、図8(c)に示されている第3の切換位置では、第2の出口ポートCだけが出口ポートAに連通接続され、図8(d)に示されている第4の切換位置では、第1の出口ポートBと第2の入口ポートCの双方が出口ポートAに連通接続される。
【0033】従って、第1の切換位置では主凝縮器2だけが有効に動作する第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器2と副凝縮器3とが直列に接続されて双方が有効に動作する第3の運転モードが、第4の切換位置では主凝縮器2と副凝縮器3とが直列且つ並列に接続されて双方が有効に動作する第4の運転モードが得られる。
【0034】第1の運転モードと第3の運転モードは、凝縮圧力、運転条件に応じて選択設定でき、圧縮機仕事量(吐出圧低減、冷媒循環量の適正化、低減)により、圧縮機電力を低減できる。第2の運転モード(停止モード)では、主、副凝縮器2、3と蒸発器5との間で冷媒通路が閉じらるから、運転停止時に、高温、高圧の冷媒が蒸発器5に流入することを防止でき、運転停止時間の延長、換言すれば、運転時間の短縮を図ることができる。また、第4の運転モードでは、全凝縮運転状態が得られ、起動時等、冷媒の状態が不安定である時に、必要冷媒流量を確保でき、冷却効果優先の冷媒遅れがない起動が行われるようになる。
【0035】従って、この場合も、多彩、緻密な作動・制御により、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項1に記載の発明による電動式切換弁によれば、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第3の切換位置の3位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接続されるから、冷蔵庫用等の冷凍サイクル装置での使用で、多彩、緻密な作動・制御を行え、冷蔵庫等の高性能化と省エネルギを両立することが可能になる。
【0037】また、請求項2に記載の発明による電動式切換弁によれば、弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第4の切換位置の4位置が得られ、第1の切換位置では第1の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第2の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続されない全閉状態になり、第3の切換位置では第2の入口ポートのみが出口ポートに連通接続され、第4の切換位置では第1の入口ポートと第2の入口ポートの双方が出口ポートに連通接続される全開状態になるから、冷蔵庫用等の冷凍サイクル装置での使用で、多彩、緻密な作動・制御を行え、冷蔵庫等の高性能化と省エネルギを両立することが可能になる。
【0038】請求項3に記載の発明による冷凍サイクル装置によれば、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第3の切換位置による3個の運転モードが得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では副凝縮器が有効になる第3の運転モードが得られ、運転条件に応じて運転モードを切換設定することができるから、多彩、緻密な作動・制御が行われ、冷蔵庫等の高性能化と省エネルギを両立することが可能になる。
【0039】請求項4に記載の発明による冷凍サイクル装置によれば、電動式切換弁の弁体が電動式アクチュエータによって段階的に回転駆動されることにより、第1の切換位置〜第4の切換位置による4個の運転モードが得られ、第1の切換位置では主凝縮器が有効になる第1の運転モードが、第2の切換位置では主、副凝縮器と蒸発器との間で冷媒通路が閉じられた第2の運転モード(停止モード)が、第3の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが直列に接続されて完全に有効になる第3の運転モードが得られ、第4の切換位置では主凝縮器と副凝縮器とが共に有効になる第4の運転モードが得られ、運転条件に応じて運転モードを切換設定することができるから、多彩、緻密な作動・制御が行われ、冷蔵庫等の高性能化と省エネルギを両立することが可能になる。
【0040】請求項5に記載の発明による冷凍サイクル装置では、副凝縮器が主凝縮器の下流側より分岐した冷媒通路に接続され、電動式切換弁の第2の入口ポートと前記蒸発器との間にキャピラリチューブが接続され、簡易型の冷蔵庫用の冷凍サイクル装置が構成され、冷蔵庫用の冷凍サイクル装置において、多彩、緻密な作動・制御が行われ、冷蔵庫の高性能化と省エネルギを両立することが可能になる。




 

 


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