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発明の名称 人体検知空調空気吹出口の制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−304653(P2001−304653A)
公開日 平成13年10月31日(2001.10.31)
出願番号 特願2000−114795(P2000−114795)
出願日 平成12年4月17日(2000.4.17)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3L060
3L080
【Fターム(参考)】
3L060 AA03 AA05 CC11 DD08 EE26 
3L080 BC02
発明者 芝本 秀樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段とを備えることを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項2】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき配向周期を人体の存在領域の数に比例して前記風向変更手段を制御する配向周期変更手段とを備えることを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項3】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出し口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき人体の存在領域に挟まれた不在領域があるときには、人体の不在領域に対して配向速度を人体の存在領域よりも高速で通過させて前記風向速度手段を制御する配向速度スキップ手段とを備えることを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項4】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向時間を長くするように制御する配向時間按分手段とを備えたことを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項5】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向変更手段の配向回数を多くするように制御する配向頻度按分手段とを備えたことを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項6】 正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段に示される運動量が大きく員数の多い場合、前記空調空気吹出口からの送風風量を上げ、運動量が小さく員数の少ない場合、送風風量を下げるように送風風量を零から全開までの任意の風量に調整するダンパー制御手段とを備えたことを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
【請求項7】 正逆両方向ともに回転角度の可変する空調空気吹出口と、人体の存在または不在を検知する人体検知手段と、予め人体の移動工程がきめられたパターンをプログラミングするパターン生成入力手段と、このパターン生成信号を通信手段にて転送受信して記憶する運転モード記憶手段と、前記人体検知手段の人体の存在の検知信号を前記運転モード記憶手段が受け、前記空調吹出口を前記パターン生成信号に基づき正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段を備えたことを特徴とする人体検知空調空気吹出口の制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や倉庫、駅、空港ビルターミナルなどの大空間や開放空間の空調において、特に対人追従して人の存在する区域に空調機で生成された空調空気を集中的に送風する空調空気吹出口の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の対人追従空調空気吹出口の制御装置に係わるものとして、特開平8−49899号公報に記載したものが知られている。
【0003】以下、図11および図12を参照しながら説明する。
【0004】図11に示されるように、内部に熱交換器101と送風機102を有する空調機103に連通した空調用ダクト104の側面に、吹出口105を有する空調用送風機106が複数個設置された形でシステム全体が構成されている。空調用送風機106は図12に示されるように、内部にファン107とこれを回転駆動する可変速形のモータ108とが設置されており、ファンの運転をしない場合の空調空気の逆流を防止するために、空調用ダクト側吸込口109の後面側に逆流防止ダンパ110が配置されている。空調用送風機106は、前面部に前方を臨むように配置された人位置検出センサ111を有する。そして吹出口105には吹出方向を位置決め駆動するステッピングモータ112が配置された構成となっている。さらに、人位置検出センサ111は、人から発せられる赤外線を検知して人位置検出信号をマイクロコンピュータ内蔵の運転制御装置に出力し、この運転制御装置はあらかじめ記憶されたプログラム並びに入力された人位置検出信号をもとに、可変速形のモータ108とステッピングモータ112をそれぞれの駆動回路を通して制御している。上記のシステムおよび機構により、空調機103にある送風機102を動かすと熱交換器101により熱交換された空気は空調用ダクト104を通り、複数の空調用送風機106に導かれる。それぞれの空調用送風機106は、あらかじめ記憶されたプログラム並びに人位置検出センサ111からの人位置検出信号をもとに運転制御装置により逐次制御され、可変速形のモータ108の回転数を適正に調節し、かつステッピングモータ112を駆動回路を通して方向制御するため吹出口105は作業者の居る方向に角度を変え適正な風量(風速)で送風される。
【0005】また、人位置検出センサ111にて検出した人位置を中心に、左右に任意の角度で吹出口105を首振りさせ、より広範囲な局所空調や、作業者に断続風を当てることを可能としている。
【0006】なお、本発明に記載の空調空気の吹き出し方向を正逆両方向ともに任意に位置決め可能な空調空気風向変更手段としては、特願平9−281729号が挙げられる。また、その位置決め制御機構としては、特願平10−85731号が挙げられる。
【0007】また、人体の検知領域を立ち姿の胸部付近の高さを下限とする発信と受信との超音波センサにより点吊り吹き出しダクトの風向を制御する技術を開示したものに特開平6−50586号公報がある。
【0008】また、人体の存在と位置を検出する2個の人体検知センサで空調ダクトに導通する吹き出し口の配向と送風量を制御する技術を開示したものに特開平8−49899号公報がある。
【0009】また、CCDセンサの撮影画像認識手段を用いて人体の活動量を検出し、活動状態に応じて人体に向ける風向と吹き出し温度と送風量を変更する技術を開示したものに特許第2957378号公報がある。
【0010】また、同一ダクトを介して複数個所に送風する送風装置において、個々の送風装置のダンパを個々の装置の人体検知センサの検知または不検知によって開放または閉鎖する技術を開示した特開昭60−134135号公報がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の対人追従機能を有する大空間域の空調空気吹出口の制御装置において、装置の下面に2個併設した人位置検知センサの検知領域は、装置の下面から下方に向かってほぼ楕円錐状体に展開される領域範囲となっている。
【0012】また、空調空気の吹出口および駆動機構部分が、空調用送風機の機体の側面に取り付けられていたり、また、連結駆動機構であるがために、空調空気吹出口の送風角度(配向)範囲が制限を受けている。
【0013】これにより、人が前記検知領域の外側にいる場合、または同時に複数の人間が存在する場合、また人の行動範囲が移動作業のように作業者が動き回って散在する場合など、前記送風可能範囲を逸脱するため、その結果として前記態様適切な空調空気を送風することができないという課題があり、人が散在したり、移動があっても人の追従性を広範囲に、かつ、人の存在する領域のすべてにまんべんなく適切に空調空気を人に向けて送風配向することが望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき配向周期を人体の存在領域の数に比例して前記風向変更手段を制御する配向周期変更手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出し口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき人体の存在領域に挟まれた不在領域があるときには、人体の不在領域に対して配向速度を人体の存在領域よりも高速で通過させて前記風向速度手段を制御する配向速度スキップ手段とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向時間を長くするように制御する配向時間按分手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向変更手段の配向回数を多くするように制御する配向頻度按分手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項6記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段に示される運動量が大きく員数の多い場合、前記空調空気吹出口からの送風風量を上げ、運動量が小さく員数の少ない場合、送風風量を下げるように送風風量を零から全開までの任意の風量に調整するダンパー制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項7記載の本発明の正逆両方向ともに回転角度の可変する空調空気吹出口と、人体の存在または不在を検知する人体検知手段と、予め人体の移動工程がきめられたパターンをプログラミングするパターン生成入力手段と、このパターン生成信号を通信手段にて転送受信して記憶する運転モード記憶手段と、前記人体検知手段の人体の存在の検知信号を前記運転モード記憶手段が受け、前記空調吹出口を前記パターン生成信号に基づき正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段とで構成したものであり、前記人体検知手段からの検出信号にもとづいて、前記空調空気吹出口を人体の存在する領域に配向することにより、人体の存在領域に自動的に空調空気を供給することができる。
【0022】また、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき配向周期を人体の存在領域の数に比例して前記風向変更手段を制御する配向周期変更手段とで構成したものであり、前記人体検知手段からの検出信号に応じて、自動的に前記空調空気吹出口の配向周期の調節をおこない、複数の人間が複数の領域に存在する場合でも空調空気の供給を行なうことができる。
【0023】また、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の出力信号により人体の存在領域と不在領域およびそれぞれの領域方向を比較判別する領域判別手段と、この領域判別手段で示される人体の存在領域に向け前記空調空気吹出し口を正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段と、前記領域判別手段の比較判別結果に基づき人体の存在領域に挟まれた不在領域があるときには、人体の不在領域に対して配向速度を人体の存在領域よりも高速で通過させて前記風向速度手段を制御する配向速度スキップ手段とで構成したものであり、人体の不在領域では前記空調空気吹出口の運転を自動的に高速にして通過することで、人体が存在しない領域への無駄な空調空気の供給を最小限に押さえることができる。
【0024】また、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向時間を長くするように制御する配向時間按分手段とで構成したものであり、前記人体検知手段からの信号をもとに前記人体運動量判定手段にて、人体の運動量または員数を判断し、負荷の多い領域に対してより長時間前記空調空気吹出口を配向することで、公平な空調環境を実現することができる。
【0025】また、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判手段の結果に基づき人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向変更手段の配向回数を多くするように制御する配向頻度按分手段とで構成したものであり、前記人体検知手段からの信号をもとに前記人体運動量判定手段にて、人体の運動量または員数を判断し、負荷の多い領域に対して前記空調空気吹出口をより多く配向することで、公平な空調環境を実現することができる。
【0026】また、正逆両方向ともに回転角度が可変して任意の方向に空調空気を送風する空調空気吹出口と、複数個の人体検知センサで前記空調空気吹出口より送風される空調空気の到達範囲内を人体の検知領域とする人体検知手段と、この人体検知手段の個々の検知領域の出力信号の変化の度合いの大きさを比較演算して、人体の運動量の大きさまたは員数として判定する人体運動量判定手段と、前記空調空気吹出口を正逆両方向に回転角度を可変駆動する風向変更手段と、前記人体運動量判定手段に示される運動量が大きく員数の多い場合、前記空調空気吹出口からの送風風量を上げ、運動量が小さく員数の少ない場合、送風風量を下げるように送風風量を零から全開までの任意の風量に調整するダンパー制御手段とで構成したものであり、前記人体検知手段からの信号をもとに前記人体運動量判定手段にて、人体の運動量または員数を判断し、前記ダンパー制御手段にて空調空気の送風風量を制御し、空調負荷バランスに応じた空調空気を供給することができる。
【0027】また、正逆両方向ともに回転角度の可変する空調空気吹出口と、人体の存在または不在を検知する人体検知手段と、予め人体の移動工程がきめられたパターンをプログラミングするパターン生成入力手段と、このパターン生成信号を通信手段にて転送受信して記憶する運転モード記憶手段と、前記人体検知手段の人体の存在の検知信号を前記運転モード記憶手段が受け、前記空調吹出口を前記パターン生成信号に基づき正逆両方向に回転角度を可変駆動して配向制御させる風向変更手段とで構成したものであり、作業の内容に合わせた前記空調空気吹出口の運転パターンを、独立した別のパターン生成入力手段にて作成し、これを通信手段を用いて前記運転モード記憶手段に転送することで、決まった作業内容に対して前記人体検知手段の配置にとらわれず最適な条件で前記空調空気吹出口の運転を行うことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例について各図に基づいて説明する。
【0029】図1は、システム全体の構成を示す概略図を示す。図2は、請求項1記載の人体検知空調空気吹出口の制御装置のブロック図を示す。図3および図5は、検出領域に複数の人間が存在する場合の具体的な例を表す説明図である。
【0030】(実施例1)図1および図2に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するために図2に示すブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0031】空調系としては、この構成の人体検知空調空気吹出口および制御装置が複数台、空調ダクト20に設置され、空調機21が前記空調ダクト20の終端に設置される。
【0032】上記構成において、空調空気吹出口1を水平方向に取り囲むように設置された複数の人体検知センサ2aから2nは、それぞれの検出領域が重なり合わないよう順序よく取り付けされているため、出力される各検出信号がそのまま人体の存在する領域の方向を表すことができる。人体検知手段3により、これらの信号を取り込み、どの人体検知センサから信号が出力されているかを判断して、風向変更手段5により、前記空調空気吹出口1を信号が出力されている人体検知センサの方向に駆動することで、自動的に人体の存在領域に向け、空調空気を供給することとなる。
【0033】なお、本実施例では空調空気吹出口の回転方向を水平方向とし、円形の検知領域展開としたが、空調空気吹出口の設置を変更して回転方向を垂直方向にし、地面方向での直線の検知領域展開としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0034】(実施例2)図3および図4に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するために図4に示すブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0035】上記の構成において、図3に示すように、複数の人体検知センサの内、人体検知センサ2aが検知信号を出している状況で、これを受けた人体検知手段はその情報を領域判別手段4に送る。これにより、領域判別手段4は風向変更手段5に対して人体検知センサ2aにより構成される検出領域に相当する範囲で空調空気吹出口1を首振り運転するように制御する。ここで、検出領域に存在する人間の人数の増減または移動が発生し、人体検知センサ2bおよび2cが検出信号を出した場合には、その状況の変化が人体検知手段3を通じて領域判別手段4に送られ、新たな範囲で空調空気吹出口1の首振り運転を行うよう風向変更手段5を制御することで、複数の人間が存在する場合でも存在領域の大きさおよび変化に応じて空調空気の供給を効率的に行なうこととなる。
【0036】(実施例3)図5および図6に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するために図6に示すブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0037】上記の構成において、図5に示すように、2個の人体検知センサ2aおよび2cが検知信号を出しており、これにはさまれた1個の人体検知センサ2bは検知信号を出していない状況で、これを受けた領域判別手段4は空調空気吹出口1を人体検知センサ2aおよび2cにより構成される検知領域全体に相当する範囲で首振り運転を行うよう指示を出す。ここで、配向速度スキップ手段7により人体検知手段2bにより構成される検出領域に相当する範囲内に空調空気吹出口1が到達した時点で、その駆動速度を最高速に変更して、人体検知センサ2bにより構成される検出領域に相当する範囲を通過した時点でその駆動速度を通常速度にもどすように制御することとなり、人間が存在しない領域への無駄な空調空気の供給を最小限に押さえることとなる。
【0038】(実施例4)図7に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するためにブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0039】上記の構成において、個々の人体検知センサからの検知信号に注目すると、人体の検出が無い時には信号に変化は無く、人体の動作量が多くなるほど大きな信号波形の変化となって現れる。また、動作量が同じ場合でも、同一検知領域内に存在する人数が多いほど多くの信号波形の変化となって現れる。このような人体検知手段3からの信号を受け、人体運動量判定手段8により入力された個々の人体検知センサからの検知信号の絶対値を時間軸で積分して各検知領域内での人体の運動量(作業量)または人数として判断して、配向時間按分手段9により人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向時間を長くするように制御することで、人体の作業量または検出領域内の人数差に応じた公平な空調空気の供給をすることとなる。
【0040】(実施例5)図8に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するためにブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0041】上記の構成において、個々の人体検知センサからの検知信号に注目すると、人体の検出が無い時には信号に変化は無く、人体の動作量が多くなるほど大きな信号波形の変化となって現れる。また、動作量が同じ場合でも、同一検知領域内に存在する人数が多いほど多くの信号波形の変化となって現れる。このような人体検知手段3からの信号を受け、人体運動量判定手段8により入力された個々の人体検知センサからの検知信号の絶対値を時間軸で積分して各検知領域内での人体の運動量(作業量)または人数として判断して、配向頻度按分手段10により人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりも前記風向変更手段の配向回数を多くするように制御することで、人体の作業量または検出領域内の人数差に応じた公平な空調空気の供給をすることとなる。
【0042】(実施例6)図9に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2aから2nは、前記空調空気吹出口1を取り囲むように水平方向の360度全周方向を複数に分割し、かつ検出領域が重なり合わないよう順序よく配置されている。これらのセンサからの信号をまとめて処理するためにブロック図の制御装置からの信号を受け、風向変更手段5により前記空調空気吹出口1を正逆両方向に回転角度および回転速度を可変駆動して配向制御する。
【0043】上記の構成において、個々の人体検知センサからの検知信号に注目すると、人体の検出が無い時には信号に変化は無く、人体の動作量が多くなるほど大きな信号波形の変化となって現れる。また、動作量が同じ場合でも、同一検知領域内に存在する人数が多いほど多くの信号波形の変化となって現れる。このような人体検知手段3からの信号を受け、人体運動量判定手段8により入力された個々の人体検知センサからの検知信号の絶対値を時間軸で積分して各検知領域内での人体の運動量(作業量)または人数として判断して、ダンパー制御手段11により人体の運動量の大きい領域には運動量の少ない領域よりもダンパーの開度を広くすることで供給する空調空気の量を多くするように動作することで、人体の作業量または検出領域内の人数差に応じた公平な空調空気の供給をすることとなる。
【0044】なお、上記構成にて、すべての人体検知センサから信号が出力されていない場合には、その系統には空調の対象となる人間が存在しないと人体検知手段3にて判断し、ダンパー制御手段11によりダンパーを閉鎖して空調空気吹出口1からの空調空気の吹き出しを停止することで、空調エネルギの省エネを図る機能も併せ持つ。
【0045】(実施例7)図10に示すように、空調空気吹出口1は正逆両方向ともに回転角度が可変して水平方向の任意の方向に空調空気を送風するものである。また、人体検知センサ2は、作業工程の開始地点および終了地点を検知するよう配置されている。人体検知手段3にてこれらのセンサからの信号をまとめ、運転モード記憶手段13に対して首振り運転の開始および終了を指示する。また別途パターン生成入力手段12により予め人体の移動工程がきめられたパターンをプログラミングする。このパターン生成信号を通信手段にて運転モード記憶手段13に転送記憶されるように構成され、運転モード記憶手段13により風向変更手段5を通じて空調空気吹出口1を駆動する。
【0046】上記の構成において、あらかじめ決定された作業パターンがある場合には、作業内容に合わせた任意の空調空気吹出口の位置、速度および首振り幅を運転パターンとして独立した別個の手段にて作成し、これを通信手段を用いて運転モード記憶手段13に転送することで、人体検知センサの数や範囲、配置にとらわれずに作業に基づいた効率の良い空調空気の供給を行なう。
【0047】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、水平方向もしくは垂直方向の360度すべての座標方向で人体を検出することができ、そのすべての方向に空調空気を供給することができ、空調対象の領域の変化に対して柔軟に対応できる人体検知空調空気吹出口の制御装置が提供できる。
【0048】また、検出領域に複数の人間が存在する場合でも均等な空調空気の供給ができる人体検知空調空気吹出口の制御装置が提供できる。
【0049】また、人間が存在しない領域への無駄な空調空気の供給を削減でき、エネルギ利用効率の良く、かつ人間の存在領域の快適性の向上をおこなう人体検知空調空気吹出口の制御装置が提供できる。
【0050】また、人体の作業量の差に応じた公平な空調空気の供給ができる人体検知空調空気吹出口の制御装置が提供できる。
【0051】また、人体検知センサの数や検出範囲にとらわれずに、あらかじめ決定された作業パターンで作業する人間に対し柔軟に効率よく最適な条件で空調空気を供給できる人体検知空調空気吹出口の制御装置が提供できる。




 

 


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