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発明の名称 給排気グリル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−116335(P2001−116335A)
公開日 平成13年4月27日(2001.4.27)
出願番号 特願平11−292058
出願日 平成11年10月14日(1999.10.14)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3L080
【Fターム(参考)】
3L080 BA00 BB02 
発明者 水口 保
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 壁体に、その前方側開口端に外方に向けて突出したフランジ部の後方端面を当接させて取り付けられ、後方側に凹部を形成する本体と、この本体の前面に設けられるグリルと、前記本体の後方側に、ダクトと接続され、前記前方側開口端より開口の小さい筒部とを備え、筒部の前方側開口端から外方に突出する凹部の底面に、前方に向け傾斜する傾斜面を設けた給排気グリルにおいて、給気流は、前記筒部の前方側開口端から前記凹部に流入し、前記傾斜面に沿うように流れを形成して前方側へ案内され、グリル開口の周縁部から吹き出されるとともに、排気流は、前記凹部内の空気が前記傾斜面に沿うように前記筒部内に流れることで、前記グリル前方側の空気が引き込まれ、グリル開口の周縁部から吸い込まれる構成とした給排気グリル。
【請求項2】 凹部の底面を、筒部の前方側開口端から前方に向かって広がる傾斜面で形成した請求項1記載の給排気グリル。
【請求項3】 凹部を横長に形成した請求項1または2記載の給排気グリル。
【請求項4】 凹部の底面にシャッターを設けた請求項1、2または3記載の給排気グリル。
【請求項5】 凹部の傾斜面にシャッターを設けた請求項1、2、または3記載の給排気グリル。
【請求項6】 凹部の側壁面にシャッター開口度を示す表示部を設けた請求項4または5記載の給排気グリル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の天井面、壁面、または床面に開口される給気または排気のための通風路の端末に装着される給排気グリルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の高気密化にともない、室内に給気または排気のための給排気グリルが数多く設けられるようになってきている。
【0003】従来、この種の給排気グリルの一例として図7に示すようなものが知られていた。
【0004】以下、その構成について図7を参照にしながら説明する。
【0005】図に示すように、壁体101内でダクト(図示せず)と接続される筒部102と、室内106に臨んだ筒部の前方側開口端103から外方へ突出するように設けられ、壁体101に取り付けられるフランジ部104とを設けた本体107と、フランジ部103を覆うように着脱可能に設けられ、通風路となる開口を有したグリル105とを備えた給排気グリルにおいて、フランジ部104は、グリル105とともに室内106への突出部分が小さくなるように薄形に形成され、筒部の前方側開口端103はグリル105の開口部と近接していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の給排気グリルによると、グリル105の開口を通る給排気流は、その通風面積が筒部の前方側開口端103の開口面積とほぼ同じとなり、吹き出し面積または吸い込み面積が非常に小さいという課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、大きな吹き出し面積または吸い込み面積で給排気する給排気グリルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の給排気グリルにおいては、壁体に、その前方側開口端に外方に向けて突出したフランジ部の後方端面を当接させて取り付けられ、後方側に凹部を形成する本体と、この本体の前面に設けられるグリルと、前記本体の後方側に、ダクトと接続され、前記前方側開口端より開口の小さい筒部とを備え、前記筒部の前方側開口端から外方に突出する前記凹部の底面に、前方に向け傾斜する傾斜面を設けた給排気グリルにおいて、給気流は、前記筒部の前方側開口端から前記凹部に流入し、前記傾斜面に沿うように流れを形成して前方側へ案内され、グリル開口の周縁部から吹き出されるとともに、排気流は、前記凹部内の空気が前記傾斜面に沿うように前記筒部内に流れることで、前記グリル前方側の空気が引き込まれ、グリル開口の周縁部から吸い込まれる構成としたものである。
【0009】本発明によれば、大きな吹き出し面積または吸い込み面積で空気が通過する給排気グリルを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、壁体に、その前方側開口端に外方に向けて突出したフランジ部の後方端面を当接させて取り付けられ、後方側に凹部を形成する本体と、この本体の前面に設けられるグリルと、前記本体の後方側に、ダクトと接続され、前記前方側開口端より開口の小さい筒部とを備え、前記筒部の前方側開口端から外方に突出する前記凹部の底面に、前方に向け傾斜する傾斜面を設けた給排気グリルにおいて、給気流は、前記筒部の前方側開口端から前記凹部に流入し、前記傾斜面に沿うように流れを形成して前方側へ案内され、グリル開口の周縁部から吹き出されるとともに、排気流は、前記凹部内の空気が前記傾斜面に沿うように前記筒部内に流れることで、前記グリル前方側の空気が引き込まれ、グリル開口の周縁部から吸い込まれる構成としたことにより、筒部の前方側開口端の開口面積より大きな吹き出し面積、または吸い込み面積でグリルから給排気され、より大きな風量が得られるという作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
【0012】(実施の形態1)図1に示すように、壁体1に前方側開口端11に外方に向けて突出したフランジ部2の後方端面を当接させて取り付けられる本体3と、本体3の前面に着脱自在に設けられるグリル4と、本体3の後方側に、壁体2内に通風路を形成するために配設されるダクト(図示せず)と接続され、前方側開口端11より開口の小さい筒部5とを備え、本体3には、筒部の前方側開口端9から外方に向け突出した底面6と、底面6から前方に向け放射状に傾斜する傾斜面7と、傾斜面7から前方に突出し、その前方側開口端11でフランジ部2を形成する側壁8とを形成することにより、凹部10を構成する。
【0013】上記構成において、この給排気グリルが給気用として使用されるときは、グリル4から室内に吹き出される空気は、筒部の前方側開口端9から凹部10に進入して四方に広がり、凹部10の底面6から傾斜面7を沿うように流れて側壁8に案内される空気の流れが形成されることにより、筒部の前方側開口端9の開口面積より大きな吹き出し面積で、グリル開口の周縁部12を含むグリル4全体から室内に流入するので、より広く室内に吹き出し流が行き渡ることとなる。
【0014】また、この給排気グリルが排気用として使用されるときは、筒部の前方側開口端9へ吸い込まれる凹部10内の空気は、側壁8、傾斜面7、底面6を順に沿うように筒部の前方側開口端9から筒部5内へ流入することにより、この空気の流れに引かれて室内の空気はグリル4の全体から吸い込まれ、室内のより広範囲の空気を排出することとなる。
【0015】また、凹部10とグリル4との間に形成される空間は、吹き出し流、または吸込み流の圧力損失を小さくするチャンバーの役割を果たすので、このような凹部10を形成することにより、より大きい風量が得られることになる。
【0016】このように本発明の実施の形態1の給排気グリルによれば、筒部の前方側開口端9から外方に突出した凹部10の底面6に傾斜面7を形成し、空気の流れを誘導してグリル開口の周縁部12に吹き出し流、または吸い込み流を形成させたことにより、筒部の前方側開口端9の開口面積より大きな吹き出し、または吸い込み面積でグリル4から給排気され、より大きな風量が得られる。
【0017】(実施の形態2)図2に示すように、本体3Aの凹部10Aの底面を、筒部の前方側開口端9Aから前方に向かって広がる傾斜面7Aで形成する。
【0018】上記構成において、この給排気グリルが給気用として使用されるときは、グリル4前方の室内に流入される室外気は、ダクト(図示せず)内を通過して筒部5内を通り、筒部の前方側開口端9Aから小さなエネルギー損失で凹部10Aに流入する。凹部10Aに流入した空気は、筒部5の出口で渦の発生を抑えられ、流れが乱れることなく筒部の前方側開口端9Aから前方に向かって広がる傾斜面7Aに沿うように前方へ流れ、側壁8Aに案内されて前方に設けたグリル4を通過してグリル4全体から室内に吹き出されることになる。
【0019】また、この給排気グリルが排気用として使用されたときは、グリル4の全体から吸い込まれる室内の空気は、凹部10Aに溜まり傾斜面7Aに沿って流れ、筒部の前方開口端9Aに案内されて、筒部5の入口で渦の発生を抑えられ、流れが乱れることがないとともに、小さなエネルギー損失で筒部5内に流入されることになる。
【0020】また、筒部の前方側開口端9Aに形成されるような幅が変化する管路入口には、一般に、流れのエネルギー損失が生じ、このエネルギー損失の大きさは、管路入口の形状に関係し、同じ流速であれば、管路入口の損失係数の大きさによって決まり、実施の形態2のように、凹部10Aの底面を筒部の前方側開口端9Aから前方に向かって広がる傾斜面7Aとする形状にすれば、筒部5と直角に凹部10Aの底面を形成する場合と比べて約半分の損失係数となり、エネルギー損失も約半分となるので、ロスの少ない流れを生み出すこととなる。
【0021】なお、筒部の前方側開口端9Aと傾斜面7Aをつなぐ部分の断面形状は鈍角形状としているが、滑らかに結んだ曲面形状としてもその作用効果に差異はない。
【0022】このように本発明の実施の形態2の給排気グリルによれば、筒部5と凹部10Aとの間の空気の流れのエネルギー損失を小さくして、ロスの少ない空気の流れを作ることができる。
【0023】(実施の形態3)図3に示すように、本体3Bの凹部10Bを横長の形状とした構成とする。
【0024】上記構成において、筒部5内から凹部10Bに流入する給気流は、凹部10Bで横方向に広がり、前方に設けたグリル(図示せず)から幅広い吹き出し流となって室内に給気される。また、グリルから吸い込まれる室内の空気は、グリルの左右両端部分を含むグリル全体から吸い込まれて、凹部10Bから筒部5内を介して排出され、室内の幅広い空間の空気を集めて吸い込むこととなる。
【0025】このように本発明の実施の形態3の給排気グリルによれば、凹部10Bを横長の形状とすることで、グリルからの吹き出す空気や吸い込む空気を幅広くしてより効果的に換気をすることができるとともに、下がり天井に面した狭い設置スペースの壁面、または扉の上の狭い設置スペースの壁面にも取り付けることができる。また、本体の高さを低く抑えることができ、室内の美観を損なわない。
【0026】(実施の形態4)図4に示すように、本体3Cの凹部の底面6Aに風量調節用のシャッター13を左右に摺動するように設ける。
【0027】上記構成において、室内の給排気流を調節するときは、グリル4を取り外し、本体3C内に手を入れて、シャッター13を凹部の底面6Aで左右に摺動させ、適当な開口面積となるように調整する。
【0028】このように本発明の実施の形態4の給排気グリルによれば、本体3Cの凹部の底面6Aに風量調節用のシャッター13を設けることにより、本体3Cの室内側の突出部分を大きくすることなく、薄形で風量調節の機能を持つ給排気グリルを提供できる。
【0029】(実施の形態5)図5に示すように、筒部の前方側開口端9Bから前方に向かって広がる傾斜面7Bに、風量調節用のシャッター13Aを左右に摺動するように設ける。
【0030】上記構成において、風量調節用のシャッター13Aが傾斜面7Bに設けてあることで、シャッター13Aを摺動させて筒部の前方側開口端9Bの開口面積を調節したときに、傾斜面7Bに沿って流れる空気は、傾斜面7Bの延長線上にあり、傾斜面7Bの一部となっているシャッター13Aに沿って流れることとなる。
【0031】このように本発明の実施の形態5の給排気グリルによれば、シャッター13A自体が、傾斜面7Bと同様に空気を案内してスムーズに流す役割を果たすことになる。
【0032】(実施の形態6)図6に示すように、凹部の底面6Bに風量調節のシャッター13を左右に摺動するように設け、凹部の側壁面14にシャッター13の開口度を示す表示部15を設けた構成とする。
【0033】上記構成において、風量調節のときに、シャッター13を摺動させてもシャッター13によって表示部15が隠れることはなくなる。また、シャッター13を摺動させる手は、シャッター13を前方から捕らえるため、その状態で左右に動かしても側壁面14に設けた表示部15を隠すことはなく、表示部15を見ながら開口度の調節ができる。
【0034】このように実施の形態6の給排気グリルによれば、シャッター13の開閉にかかわらず表示部15が常に露出することになり、シャッター13の開口度の調節時に、シャッター13や手で表示部15が隠れることがない。
【0035】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように本発明によれば、壁体に、その前方側開口端に外方に向けて突出したフランジ部の後方端面を当接させて取り付けられ、後方側に凹部を形成する本体と、この本体の前面に設けられるグリルと、前記本体の後方側に、ダクトと接続され、前記前方側開口端より開口の小さい筒部とを備え、前記筒部の前方側開口端から外方に突出する前記凹部の底面に、前方に向け傾斜する傾斜面を設けた給排気グリルにおいて、給気流は、前記筒部の前方側開口端から前記凹部に流入し、前記傾斜面に沿うように流れを形成して前方側へ案内され、グリル開口の周縁部から吹き出されるとともに、排気流は、前記凹部内の空気が前記傾斜面に沿うように前記筒部内に流れることで、前記グリル前方側の空気が引き込まれ、グリル開口の周縁部から吸い込まれる構成としたので、筒部の前方側開口端の開口面積より大きな吹き出し面積、または吸い込み面積でグリルから給排気され、より大きな風量が得られる。
【0036】また、凹部の底面を、筒部の前方側開口端から前方に向かって広がる傾斜面で形成したので、筒部と凹部との間の空気の流れのエネルギー損失を小さくして、ロスの少ない空気の流れを作ることができる。
【0037】また、凹部の形状を横長の長方形にしたので、凹部10Bを横長の形状とすることで、グリルからの吹き出す空気や吸い込む空気を幅広くしてより効果的に換気をすることができるとともに、下がり天井に面した狭い設置スペースの壁面、または扉の上の狭い設置スペースの壁面にも取り付けることができる。また、本体の高さを低く抑えることができ、室内の美観を損なわない。
【0038】また、凹部の底面にシャッターを設けたので、本体の室内側の突出部分を大きくすることなく、薄形で風量調節の機能を持つ給排気グリルを提供できる。
【0039】また、凹部の傾斜面にシャッターを設けたので、シャッター自体が、傾斜面と同様に空気を案内してスムーズに流す役割を果たすことになる。
【0040】また、凹部の側壁面にシャッターの開口度を示す表示部を設けたので、シャッターの開閉にかかわらず表示部が常に露出することになり、シャッターの開口度の調節時に、シャッターや手で表示部が隠れることがない。




 

 


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