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発明の名称 熱交換形換気扇
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−65942(P2001−65942A)
公開日 平成13年3月16日(2001.3.16)
出願番号 特願平11−243260
出願日 平成11年8月30日(1999.8.30)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
発明者 田口 将司
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆い、発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記前側本体の前面の前記熱交換素子側に面する内側面に、後方に向け突出し、その後方端部を前記ドレン受けの上方に位置させた導水片を設ける構成とした熱交換形換気扇。
【請求項2】 前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆うとともに、その後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設けた前記本体内で発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記ドレン受け出口に柔軟性を有した導水管を設け、この導水管を前記ダクト内の底面と当接させる構成とした熱交換形換気扇。
【請求項3】 導水管の後方側開口端面を、上部が後方側に、下部が前方側となるように形成した請求項2記載の熱交換形換気扇。
【請求項4】 前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆うとともに、その後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設けた前記本体内で発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設けた熱交換形換気扇において、前記本体を室内側壁面に取り付けたときに、前記ドレン受け出口の後方端部より室内側にあるように前記ダクト内の室内側底部に上方に突出した突部を設ける構成とした熱交換形換気扇。
【請求項5】 突部にドレン受け出口の下面を当接させる請求項4記載の熱交換形換気扇。
【請求項6】 ドレン受け出口の後方側下面に、突部に係合する係合部を設ける構成とした請求項4記載の熱交換形換気扇。
【請求項7】 ドレン受け出口に柔軟性を有する導水管を設け、この導水管を突部に当接させる構成とした請求項4、5、6の熱交換形換気扇。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅等の換気によって室外へ排出する室内の熱エネルギーを回収することのできる寒冷地にも対応できる熱交換形換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、気密性、断熱性の高い建物内の空調された部屋をエネルギーロスが少なく効率的に換気する必要性にともない、室内の汚れた空気を室外へ排出し、室外の新鮮な空気を取り入れ、室内の空気と室外の空気との間で熱交換を行い、排出する室内空気の熱エネルギーを室外空気に通して室内へ回収する熱交換形換気扇が求められている。
【0003】従来、この種の熱交換形換気扇の一例として図8〜図10に示されるものがあった。以下、その構成を図8〜図10を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、湾曲した形状の前面に室内側排気口101と室内側給気口102を形成し、後面を開口した箱状の前側本体103と、前側本体103の後面開口を覆う形状で、ほぼ中央部で隔壁104により2分された断面半円状の室外側給気口105と室外側排気口106とを形成した後側本体108とで本体133を構成し、室内側給気口101と室外側排気口106を連通させる排気流路109と、室外側給気口105と室内側給気口102を連通させる給気流路110とを形成し、排気流路109に排気用ケーシング111を介して設けられる排気用ファン112と、給気流路110に給気用ケーシング113を介して設けられる給気用ファン114とを駆動するモーター115を軸方向が前側本体103の前後方向となるように配設して送風機116を形成している。また、送風機116の側方に方形で排気流路109と給気流路110が直交するように積層され、積層方向が前後方向となるように形成された熱交換素子117が配設されており、熱交換素子117で発生したドレン130は、熱交換素子117の下方に設けられた皿状のドレン受け125の後方に設けられ、壁体132を貫いて開口端の一方を屋外に臨ますダクト126の室内側下部の内面近傍に沿うように延びたドレン受け出口127からダクト126内に導かれ、屋外フード128より屋外に排出されていた。また、本体133は、壁体132の室内側壁面に取り付けられる取付板129の上部に設けられ、上方に突出させた爪部131に、後側本体108の上部を係合させ、これを支点として下部を回動させて後側本体108を取付板129に当接させ、下部を取付板129に固定することで壁体132に取り付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交換形換気扇によれば、軸方向が前後方向となる送風機116の側方に排気流路109と給気流路110を直交させ、前後方向に積層された熱交換素子117を配設し、さらに本体133を薄形に見せるため前側本体103の前面を湾曲した形状としているので、熱交換素子117が本体133の内部において前方に配置され、熱交換素子117の前面のほぼ真下よりドレン受け125の前面が後方にあることになり、熱交換素子117の前方側で発生したドレン130の一部は、ドレン受け125で受けられず、前側本体103の前方側内面に沿って流れ本体133の下部に溜まり、さらに床に滴下してしまうという課題があった。
【0006】また、ドレン受け出口127がダクト126内の底面に沿うように延びて設けられているため、ドレン受け出口127からダクト126内に導かれたドレン130の一部は、ダクト126を介して屋外に排出されず、表面張力による毛管現象を起こしドレン受け出口127下面とダクト126内の底面とのわずかな隙間に流れ込み、室内側に逆流してしまうという課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、熱交換素子の前方側で発生したドレンを、本体の下部に溜めてしまうことなくドレン受けで捕集することを目的とする。
【0008】また、ドレン受け出口からダクト内に導かれたドレンが室内側に逆流するのを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換形換気扇によれば、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆い、発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記前側本体の前面の前記熱交換素子側に面する内側面に、後方に向け突出し、その後方端部を前記ドレン受けの上方に位置させた導水片を設ける構成としたものである。
【0010】本発明によれば、熱交換素子の前方側、前面周囲で発生したドレンを前側本体前面部の内面に設けた導水片によってドレン受けに捕集することができる。
【0011】また、ドレン受けの後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設け、前記ドレン受け出口に柔軟性を有した導水管を設け、この導水管を屋外と連通するダクト内の底面と当接させる構成としたものである。
【0012】本発明によれば、導水管からダクト内に流出したドレンが表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆い、発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記前側本体の前面の前記熱交換素子側に面する内側面に、後方に向け突出し、その後方端部を前記ドレン受けの上方に位置させた導水片を設ける構成としたことにより、熱交換素子の前方側、前面周囲で発生したドレンを前側本体前面部の内側面に設けた導水片によってドレン受けに捕集できるという作用を有する。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆うとともに、その後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設けた前記本体内で発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記ドレン受け出口に柔軟性を有した導水管を設け、この導水管を前記ダクト内の底面と当接させる構成としたことにより、ドレン受け出口の下面とダクト内の底面との隙間が埋められることにより、導水管からダクト内に流出したドレンが表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0016】(実施の形態1)図1に示すように、中央が前方に突出し、上部と下部が後方に後退した曲面を有する形状の前側本体前面部3aに室内側給気口1および室内側排気口2を設け、後方側を開口した前側本体3と、後方側に室外側給気口4および室外側排気口5を設け、前方側に前側本体3の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体6とで本体7を形成し、本体7の内部には、室内側給気口1と室外側給気口4を給気用ファン8を介して連通させる給気流路9と、室内側排気口2と室外側排気口5を排気用ファン10を介して連通させる排気流路11とを形成し、両端から突出し、軸方向が前後方向に配設された回転軸に給気用ファン8と排気用ファン10を設け、これらを駆動させるモーター12と、給気流路9と排気流路11が交差する、モーター12の側方に積層方向が前後方向となるように形成された熱交換素子13と、熱交換素子13の下方を覆い、上方に開口した皿状の、本体7内部で発生するドレンを受けるためのドレン受け14とを設ける。
【0017】曲面を有する前側本体前面部3aの内側面には、熱交換素子13の前方側から発生するドレン16を受けられるように突出した導水片15を一体化して設け、導水片15は、熱交換素子13の前面から後方側へとその下方を覆うように下り勾配に延び、導水片後方端部15aは皿状のドレン受け14の上方にあり、導水片15の横幅は熱交換素子13の横幅をすべて覆うことのできる長さまで広がっている。
【0018】ドレン受け14は底面全体として下り勾配に形成されており、その後方側端部には幅の狭い水路状のドレン受け出口17が設けられ、ドレン受け出口17は、その下面が後側本体6の室外側排気口5に接続されるダクト18内の下面に、近接し沿うように十分ダクト18内まで延びている。
【0019】また、後側本体6の室外側排気口5と室外側給気口4に接続した底面が下り勾配のダクト接続部21に、室内と室外が連通する長さのダクト18を室外側に向かって下り勾配となるように取り付ける。室内側壁面22には、上部に複数の爪部20を設けた取付板19を固定し、爪部20に、後側本体6の後方側上部を係合させ、そこを支点として本体7の下部を回動させて後側本体6の後方端面が取付板19に当接したところで、本体7の下部を取付板19にねじ(図示せず)で固定する。屋外に臨んだダクト18には屋外フード23を取り付ける。
【0020】上記構成において、熱交換形換気扇を運転すると、給気用ファン8と排気用ファン10によって室外の冷気と室内の暖気が本体7内に引き込まれ熱交換素子13で熱エネルギーのやり取りをし、このとき熱交換素子13の前方側以外から発生したドレンは下方に滴下しドレン受け14で受け止められるが、熱交換素子13の前方側、熱交換素子13の前面周囲、または前側本体前面部3aで発生したドレン16は、熱交換素子13、または前側本体前面部3aの内面に沿って滴下して導水片15の上面に溜まり、後方に向けて下り勾配になっているこの上面を流れ、C面を有した鋭角状の断面である導水片後方端部15aで水切りされて前側本体前面部3a側に垂れることなく下方のドレン受け14に集められる。ドレン受け14に集められたドレンは、後方にかけて下り勾配に形成された底面を流れていきドレン受け出口17から室内と室外を連通させるダクト18に導かれ、排気流とともに屋外フード23より屋外に排出される。
【0021】なお、導水片後方端部15aは、C面を有した鋭角状の断面であるものに限定されるものでなく、例えば、くさび状の溝を形成し、この溝からドレンを集中的に流出させる構造であってもその作用効果に差異はない。
【0022】なお、導水片15は、前側本体前面部3aに一体化して設けられることに限定されるものではなく、例えば、折り曲げたり、カットしたり容易に形状の変更ができるシート、または、撥水性のある素材で形成したシートを別個に設けたものでもよい。
【0023】なお、前側本体前面部3aの形状は、中央が前方に突出し、上部と下部が後方に後退した形状に限定されるものでなく、上部から下部にかけてほぼ鉛直に形成される形状であっても、特に熱交換素子13の下面全体を完全に覆うように下方にドレン受け14を配設できないときは、熱交換素子13の前方側あるいは前側本体前面部3aの内側面で発生するドレンは、導水片15に誘導されてドレン受け14に集められることはいうまでもない。
【0024】このように本発明の実施の形態1の熱交換形換気扇によれば、熱交換素子13の前方側、前面周囲、または前側本体前面部3aで発生したドレン16を前側本体前面部3aの内面に設けた導水片15によってドレン受け14に捕集することができる。
【0025】(実施の形態2)図2に示すように、前側本体前面部3bに室内側給気口1および室内側排気口2を設け、後方側を開口した前側本体3Aと、後方側に室外側給気口4および室外側排気口5を設け、前方側に前側本体3Aの後方側を着脱自在に取り付ける後側本体6Aとで本体7Aを形成し、本体7Aの内部には、室内側給気口1と室外側給気口4を給気用ファン8を介して連通させる給気流路9と、室内側排気口2と室外側排気口5を排気用ファン10を介して連通させる排気流路11とを形成し、両端から突出し、軸方向が前後方向に配設された回転軸に給気用ファン8と排気用ファン10を設け、これらを駆動させるモーター12と、給気流路9と排気流路11が交差するモーター12の側方に積層方向が前後方向となるように形成された熱交換素子13と、熱交換素子13の下方を覆い、上方に開口した皿状の、本体7A内部で発生するドレンを受けるためのドレン受け14とを設ける。ドレン受け14の後方側端部には幅の狭い水路状のドレン受け出口17が設けられ、ドレン受け出口17は、その下面が後側本体6Aの室外側排気口5に接続されるダクト18内の底面に、近接し沿うように十分ダクト18内まで延びており、ドレン受け出口17の下面とダクト18内の底面とで形成される隙間は、ドレン受け出口17を覆って接続される柔軟性を有するチューブ状の導水管24によって埋められ、導水管24は、ダクト18内の底面にほぼ密着し、ダクト18内を這うように屋外側へ延びている。また、その他の、図1に示された符号と同符号の構成要素は、同一の構成要素であり、それらの説明は省略する。
【0026】上記構成において、本体7A内部で発生したドレン25は、ドレン受け14で捕集され、ドレン受け出口17から導水管24を介してダクト18内に流出され、排気流とともに屋外に取り付けた屋外フード23から屋外に排出される。
【0027】このとき導水管24から流出したドレン25は、導水管24の後方端面を下方へ伝ってダクト18内の底面を濡らし、排気流に押されてダクト18内の底面を屋外側へ流れていくが、導水管24から流出するドレン25が少量のときは、勢いよくダクト18内をドレン25が流れずに滞留することになる。滞留したドレン25は、導水管24の下面とダクト18内の底面との隙間があるとドレン25の表面張力により毛管現象を起こしてその隙間に入り込んで室内側に逆流し、室内側壁面22を濡らしたり、本体7A内の底部に溜まり、外部へ滴下して室内の床を汚すことになる。しかしながらここでは、本体7Aを室内側壁面22に固定した取付板19に取り付けたときに、導水管24は、導水管24が有する柔軟性のため、適度に変形された状態でダクト18内の底面に密着されることで、導水管24の下面とダクト18内の底面との隙間を埋めてしまうので、毛管現象による逆流を防止することができる。
【0028】なお、導水管24は、柔軟性を有するチューブ状のものであれば、その作用効果に差異はなく、ポリビニル、発砲スチロール、ウレタン等の材質に限定されるものでない。
【0029】このように本発明の実施の形態2の熱交換形換気扇によれば、ドレン受け出口17に導水管24の下面とダクト18内の底面との隙間を埋める柔軟性を有する導水管24を設けたので、ドレン受け出口17の下面とダクト18内の底面との隙間が埋められることにより、導水管24からダクト18内に流出したドレン25が表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。
【0030】(実施の形態3)図3に示すように、ドレン受け出口17を覆って接続される導水管24Aの後方側開口端面を、上部26を後方側に、下部27を前方側となるように形成する。
【0031】上記構成において、本体7Bを室内側壁面22に固定された取付板19に取り付けるには、取付板19の上部に設けられた爪部(図示せず)に本体7Bの上部を係合させ、その係合部分を支点として本体7Bの下部を回動させ、導水管24Aをダクト18内に挿入させるとともに、本体7Bの後方側端面を取付板19に当接させて取り付けることになるが、本体7B取付状態の導水管24Aは、その下面がダクト18内の底面に、密着してダクト18内の屋外側に向けて延びているので、導水管24Aをダクト18内に挿入するときに、上部26と下部27の間に形成される傾斜面28がダクト18の室内側端部に当たり、その衝突による圧力が導水管24Aの軸方向に作用せず分散し、抵抗が軽減され滑るように導水管24Aはダクト18内へ進入していくことになる。
【0032】なお、本体7Bを回動させないで室内側壁面22に垂直後方に移動させて取付板19に取り付ける施工であっても、実施の形態3の作用効果に差異はない。
【0033】このように実施の形態3の熱交換形換気扇によれば、導水管24Aの後方側開口端面を、上部26を後方側に、下部27を前方側となるように形成したので、本体7Bを取付施工する際、導水管24Aをダクト15内にスムーズに挿入できる。
【0034】(実施の形態4)図4に示すように、ダクト18A内の室内側底部に上方に突出した突部29を、本体7を取付板19に取り付けた状態で、ドレン受け出口の後方端部31より室内側となるように設ける。
【0035】上記構成において、ダクト18Aが屋外側へ向けて下り勾配に施工されていない場合には、ドレン受け出口17から流れ出るドレン30が、ダクト18A内に溜まり、屋外側に流れず室内側に逆流しても、突部29により本体7へ流入するのがせき止められたことになり、熱交換形換気扇を運転したときに突部29より屋外側に滞留したドレン30は、排気流とともに、ダクト18A内を屋外側へ流れ、屋外に排出される。
【0036】このように実施の形態4の熱交換形換気扇によれば、ダクト18A内の室内側底部に上方に突出した突部29を、本体7を取付板19に取り付けた状態で、ドレン受け出口の後方端部31より室内側となるように設けたので、ダクト18A内にドレン30が逆流したとき、突部29により室内側に流れるのを防止することができる。
【0037】(実施の形態5)図5に示すように、本体7Cを取付板19に取り付けたときに、突部29にドレン受け出口の下面32を当接させる構成とする。
【0038】上記構成において、ドレン受け出口17からダクト18A内に流れ落ちるドレン33が少量の場合は、ドレンの表面張力のため、ドレン受け出口の後方端部31でドレンが切れてダクト18A内に滴下しないで、ドレン受け出口の後方端部31から室内側にかけてのドレン受け出口17の下面にドレン33が重力に反して付着することになるが、付着したドレン33は、突部29と当接したドレン受け出口の下面32でそれ以上室内側に侵入するのを止められ、突部の室外側端面34を伝って流下し、ダクト18A内の底部を排気とともに屋外側へ流れることになる。
【0039】このように実施の形態5の熱交換形換気扇によれば、突部29にドレン受け出口の下面32を当接させたので、ドレン受け出口17から流れ出たドレン33が、その表面張力によりドレン受け出口17の下面に付着し重力に反して逆流しても、突部29と当接したドレン受け出口の下面32でダクト18A内に流下して室内側への侵入を防止できる。
【0040】(実施の形態6)図6に示すように、本体7Dを取付板19に取り付けたときに、ドレン受け出口17Aの後方側下面に、突部29に係合する係合部35を設ける。
【0041】上記構成において、本体7Dを取付板19に取り付けたときに、ドレン受け出口17Aが突部29に係合されて位置決めされることになり、確実にドレン受け出口17Aがダクト18A内に挿入されることになる。また、ドレン受け出口17Aからダクト17A内に流れ落ちる少量のドレン34は、その表面張力のため、ドレン受け出口の後方端部31から係合部35を伝って流れ、突部29との接触部35aに衝突してダクト18A内の底部に流下し、排気流とともにダクト18A内を屋外側へ流されていくことになる。
【0042】このように実施の形態6の熱交換形換気扇によれば、ドレン受け出口17Aの後方側下面に、突部29に係合する係合部35を設けたので、確実にドレン受け出口17Aがダクト18A内に挿入されることになるとともに、ドレン受け出口17Aの後方端部31から係合部35を伝って流れるドレン34は、室内側に逆流しないでダクト18A内の底部に流下させることができる。
【0043】(実施の形態7)図7に示すように、本体7Dを取付板19に取り付けたときに、ドレン受け出口17Aを覆うように接続される柔軟性を有するチューブ状の導水管24Bが、突部29に当接する構成とする。
【0044】上記構成において、本体7Dを取付板19に取り付けたときに、柔軟性を有するチューブ状の導水管24Bは、それ自身が変形して突部29を押圧し、ドレン受け出口17Aと突起29の隙間を埋めることになり、導水管24Bからダクト18A内に流出したドレン36が表面張力による毛管現象を起こして逆流することがない。
【0045】このように実施の形態7の熱交換形換気扇によれば、柔軟性を有する導水管24Bがドレン受け出口17Aと突起29の隙間に変形した状態で密着することにより、導水管24Bからダクト18A内に流出したドレン36が表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように本発明によれば、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆い、発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記前側本体の前面の前記熱交換素子側に面する内側面に、後方に向け突出し、その後方端部を前記ドレン受けの上方に位置させた導水片を設けたので、熱交換素子の前方側、前面周囲で発生したドレンを前側本体前面部の内面に設けた導水片によってドレン受けに捕集することができる。
【0047】また、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆うとともに、その後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設けた前記本体内で発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設け、前記ドレン受け出口に柔軟性を有した導水管を設け、この導水管を前記ダクト内の底面と当接させる構成としたので、ドレン受け出口の下面とダクト内の底面との隙間が埋められることにより、導水管からダクト内に流出したドレンが表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。
【0048】また、導水管の後方側開口端面を、上部を後方側に、下部を前方側となるように形成したので、本体を取付施工する際、導水管をダクト内にスムーズに挿入できる。
【0049】また、前方側に室内側給気口および室内側排気口を設け、後方側を開口した前側本体と、後方側に室外側給気口および室外側排気口を設け、前方側に前記前側本体の後方側を着脱自在に取り付ける後側本体とで本体を形成し、前記本体の内部に、前記室内側給気口と前記室外側給気口を給気用ファンを介して連通させる給気流路と、前記室内側排気口と前記室外側排気口を排気用ファンを介して連通させる排気流路とを形成し、前記排気用ファンと前記給気用ファンを両端側に設けて駆動させるモーターと、積層方向が前後方向となるように形成され、前記給気流路と前記排気流路を交差させる熱交換素子と、この熱交換素子の下方を覆うとともに、その後方側端部に、屋外と連通するダクト内に延びる水路状のドレン受け出口を設けた前記本体内で発生するドレンを受けるためのドレン受けとを設けた熱交換形換気扇において、前記本体を室内側壁面に取り付けたときに、前記ドレン受け出口の後方端部より室内側にあるように前記ダクト内の室外側底部に上方に突出した突部を設ける構成としたので、ダクト内にドレンが逆流したとき、突部により室内側に流れるのを防止することができる。
【0050】また、突部にドレン受け出口の下面を当接させるので、ドレン受け出口から流れ出たドレンが、その表面張力によりドレン受け出口の下面に付着し逆流しても、突部と当接したドレン受け出口の下面でダクト内に流下して室内側への侵入を防止できる。
【0051】また、ドレン受け出口の後方側下面に、突部に係合する係合部を設ける構成としたので、確実にドレン受け出口がダクト内に挿入されることになるとともに、ドレン受け出口の後方端部から係合部を伝って流れるドレンは、室内側に逆流しないでダクト内の底部に流下させることができる。
【0052】また、ドレン受け出口に柔軟性を有する導水管を設け、この導水管を突部に当接させる構成としたので、柔軟性を有する導水管がドレン受け出口と突起の隙間に変形した状態で密着することにより、導水管からダクト内に流出したドレンが表面張力による毛管現象を起こすことなく室内側に逆流するのを防止することができる。




 

 


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