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発明の名称 加湿器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−336791(P2001−336791A)
公開日 平成13年12月7日(2001.12.7)
出願番号 特願2000−161134(P2000−161134)
出願日 平成12年5月26日(2000.5.26)
代理人
発明者 渡辺 利秋 / 伊丹 啓光 / 河原崎 暁利
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 加湿装置本体(1)の内面下部に大円形水槽(2a)と小円形水槽(2b)及び水受け部(2c)並びにこれらを連絡する通路(2d)よりなる水槽部(2)を形成し、前記大円形水槽(2a)内の水に吸水性を有する略円筒状の気化フィルター(4)の下部を浸し、この気化フィルター(4)の上部には、モーター(7)と回転羽根(8)及びこれらを覆う気化案内筒(9)とで構成され、回転羽根(8)を気化フィルター(4)の上部に位置するように送風装置(6)を設置し、また小円形水槽(2b)の外側下面に加熱部(13)を設置し、内周縁部に蒸気案内筒(17)の下端開口部を嵌合し、さらに加湿装置本体(1)の上面に前記気化案内筒(9)に連通する吹出口(10)と蒸気案内筒(17)に連通する吹出口(19)を設けたことを特徴とする加湿器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽部内の水を気化して加湿する加湿器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱部で加熱して発生させた蒸気と、水を含ませた気化フィルターを通過させて発生させた低温の飽和湿り空気を混合して加湿用の霧を発生させる加湿装置として、特開昭55−75143号公報に示すものや、特開昭55−72738号公報に示すものがある。
【0003】前者の構成は、図5に示すように、室内空気を取り入れる空気取入口21に設置された送風装置22の風路を仕切板23で二分割して、その風路の一方に加熱装置24を設け、他方の風路はその前方に装備した気化フィルター25に直接送風させる構成とし、また、水槽部26に一部を水没させた回転水車27を設置し、その水車27の回転方向前方に前記と同じ気化フィルター25を装備し、水槽部26と連通した一方には、水槽部26の水面を一定水量に保持し、水槽部26に水を供給する給水タンク28を着脱自在に設置し、気化フィルター25を通して加熱された蒸気と、湿った飽和湿り空気とを混合させ、吹出口29より室内に放出させるものである。
【0004】この加湿器を運転する場合には、まず給水タンク28内に水を入れ、水槽部26に設置することにより、水槽部26内に一定量の水が流出し、これと連通した水車27部を満たす。
【0005】この状態で、水車27を回転させると、その回転方向前方に設けた気化フィルター25を湿潤させ、ここで送風装置22を駆動することにより空気取入口21から得られた室内の乾燥した空気が加熱装置24を設けた風路で高温に加熱され、湿潤した気化フィルター25部を通過し、高温蒸気が吹出口29へ流れる。
【0006】一方、加熱装置24の無い風路では、室内の乾いた空気がそのまま湿潤した気化フィルター25部を通過して低温の湿った空気となり、吹出口29で高温蒸気と混合して室内に放出され、室内が加湿されるものである。
【0007】また、後者の図6に示すものは、室内空気を取り入れる空気取入口21に設置された送風装置22と、水槽部26に一部を水没させた水車27と、その回転方向前方に装備した気化フィルター25を備え、前記水槽部26と連通した一方の貯水部30には水槽部26の水面を一定水量に保持して水を供給する給水タンク28を着脱自在に設け、また、他方の水槽部31には加熱手段32を下部に備えた加熱皿33を設置したものであり、前記気化フィルター25を通過した湿った空気と加熱皿33より蒸発した湿った空気を吹出口29より室内に放出するものである。
【0008】この加湿器を運転する場合には、給水タンク28に水を入れ、貯水部30に設置することにより、水槽部26に一定水量の水が流れ出し、これと連通した水車27部と加熱皿33部を満たす。
【0009】ここで、水車27を回転させると、その回転方向前方に設けた気化フィルター25を湿潤させ、ここで送風装置22を駆動させることにより空気取入口21から得られた室内の乾燥した空気が湿潤した気化フィルター25を通過し、吹出口29へ流れる。
【0010】一方、加熱皿33を満たした水は、加熱皿33の下部に設けた加熱手段32によって温度上昇して気化され、同じく吹出口29に流れ、前記湿潤した空気と混合して室内へ放出され、室内が加湿されるものである。
【0011】以上の説明から明らかなように、上記図5及び図6に示す従来技術は、何れも加熱装置24及び加熱手段32で水を加熱して蒸発させる方式と、水を含んだ気化フィルター25に送風装置22により風を当てて加湿する方式を組み合わせたものであるが、これらは、いずれも高温蒸気と湿り空気を混合させて一つの吹出口29より室内に放出するものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前者の気化式加湿器においては、気化フィルター25を通過した低温の湿った飽和空気と温風とを混合させ、暖かい湿った空気を室内に放出することで室内の温度を下げることなく加湿することができるものであるが、吹出口が一つであるため、両者の空気の混合時に結露して加湿効率が落ちたり、また、加熱装置24を構成するヒーターに水がかかって絶縁抵抗が落ち、感電する危険性を有しており、さらに、水車27で水を掻き揚げているため騒音が高いという欠点がある。また、この温風式は水加熱方式に比べて加熱装置24を構成するヒーターと室内の空気の熱交換効率が悪いという課題があった。
【0013】また、後者においては、本体下部の加熱皿33に加熱手段32を備えることで感電する危険性は少ないものの、前者と同じく水車27を用いていることや、吹出口29が一つであることにより騒音の問題や、飽和空気と温風の混合時に結露して加湿効率が落ちる問題等については何ら解決されていないものであった。
【0014】さらに、前者、後者とも送風装置22が気化フィルター25に対して風上にあるため、送風装置22から送り出される風は矢印のように方向性が一定で、その風の当たる部分からのみ気化フィルター25を通過して加湿するため、加湿効率が悪いという欠点があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたもので、具体的には加湿装置本体の内面下部に大円形水槽と小円形水槽及び水受け部並びにこれらを連絡する通路よりなる水槽部を形成し、前記大円形水槽内の水に吸水性を有する略円筒状の気化フィルターの下部を浸し、この気化フィルターの上部にはモーターと回転羽根及びこれらを覆う気化案内筒とで構成され、回転羽根を気化フィルターの上部に位置するように送風装置を設置し、また小円形水槽の外側下面に加熱部を設置し、内周縁部に蒸気案内筒の下端開口部を嵌合し、さらに加湿装置本体の上面に前記気化案内筒に連通する吹出口と蒸気案内筒に連通する吹出口を設けたものであり、これによって加熱による蒸気と気化により低温化した飽和空気とがそれぞれ触れることなく室内に放出され、吹出口において結露することがなくなり、加湿効率が落ちることがないものであり、また気化フィルターの全面から低温化した飽和空気を発生させることができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、加湿装置本体の下部に水槽部を形成し、この水槽部内の水を加熱部で加熱して発生させた蒸気と、水槽部内の水に気化フィルターを浸して、この気化フィルターを通過させて発生させた低湿の飽和湿り空気を加湿装置本体より室内に放出して加湿する加湿器において、前記加熱蒸気の吹出口と低温の飽和湿り空気の吹出口を別々に形成し、さらに送風装置を気化フィルターの上方に設置したものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図4に基づいて説明する。
【0018】1は加湿装置本体であり、内面下部に大円形水槽2aと小円形水槽2b及び後記給水タンク11から流出する水を受ける水受け部2c並びにこれらを連絡する通路2dよりなる水槽部2を形成し、また、大円形水槽2aの上部に位置した側面に室内の乾燥した空気を吸込む吸込口3を有している。
【0019】4は吸水性を有する略円筒状の気化フィルターで、その下部を大円形水槽2a内の水に浸し、下部内周縁を大円形水槽2aに形成した内側ガイド5により位置決めしている。
【0020】6は送風装置で、モーター7と、そのモーター7の下部に連結された回転羽根8及びこれらを覆う気化案内筒9とで構成され、回転羽根8を気化フィルター4の上部に位置するように設置して吸込口3から吸い込んで気化フィルター4により加湿された飽和湿り空気を室内へ送る役目をしている。
【0021】10は加湿装置本体1の上面に形成した吹出口で、前記回転羽根8の上面に位置するように開口しており、気化フィルター4により加湿された飽和湿り空気を室内に放出するものである。
【0022】11は給水タンクで、水槽部2の水受け部2c上に着脱自在に設置され、その設置によって開放する弁体(図示せず)を備えて、水槽部2に流出する水を一定水量に保持するようにしている。12は給水タンク11の外側に設けた仕切壁である。
【0023】13は加熱部で、加熱皿14とこの加熱皿14内に鋳込まれたヒーター15及びその上面に設けた加熱板16により形成され、小円形水槽2bの外側下面に設置されている。
【0024】17は蒸気案内筒で、下端開口部を小円形水槽2bの内周縁部に蒸気が漏れないように気密に嵌合し、上端開口部を絞って気化案内筒9と仕切壁12との間に形成された蒸気通路18に開口させている。
【0025】19は加湿装置本体1の上面で、吹出口10の隣に形成した吹出口で、蒸気通路18と連通し、加熱部13で暖められて小円形水槽2bより発生する蒸気を室内に放出するものである。
【0026】20は加湿装置本体1の外側上面に取り付けた持ち運び用の取手である。
【0027】本発明は上記の構成よりなり、次にその動作について説明する。
【0028】加湿器を運転する場合には、まず給水タンク11に水を入れ、加湿装置本体1の上面より仕切壁12に沿って水槽部2の水受け部2c上に設置する。
【0029】これにより水槽部2には給水用タンク11から一定量の水が流れ出し、これと連通された小円形水槽2bと大円形水槽2aを水で満たす。
【0030】これによって、気化フィルター4は毛細管現象により水を吸上げ、湿潤する。
【0031】この状態で送風装置6を駆動すると、回転羽根8が回転して吸込口3より室内の乾燥した空気を加湿装置本体1内の気化フィルター4部に吸い込み、大円形水槽2a内の水により湿潤した気化フィルター4を通過し、気化フィルター4内の水を気化させるとともに、矢印のように吹出口10に送り込み、この吹出口10から室内に放出される。
【0032】このとき、送風装置6は、気化フィルター4に対して風上に設置されているため、送風装置6からの吸い込み圧力が気化フィルター4の全面に均一に加わり、その全面で有効に気化し、湿潤した空気を吹出口10に送り込むことができる。
【0033】一方、小円形水槽2b内の一部の水はヒーター15を有する加熱部13で暖められ、水面より水が気化して蒸気案内筒17より蒸気通路18に流入し、この通路18を上昇して吹出口19から室内へ放出される。
【0034】従って、気化フィルター4で気化して発生した低温の飽和空気と、加熱部13によって加熱されて発生した蒸気は互いに触れることがなく、それぞれ吹出口10と吹出口19から別々に室内に放出される。このため、吹出口10と吹出口19において結露することがなくなり、加湿効率が落ちることがない。
【0035】また、この加湿器は、気化フィルター4による加湿と、加熱部13による加湿をそれぞれ単独で行うこともできる。
【0036】この場合、気化フィルター4による加湿は、室内の湿度に影響されやすい性質があるため、設定湿度と現在湿度との差が少ないときや、電気代を節約するときに使用するのが望ましく、また後者の加熱部13による加湿は室内の湿度に関係なく加湿することができるため、運転初期に使用するのが望ましい。
【0037】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、加湿装置本体内に加熱部を備える加熱方式と、吸水性の良い気化フィルターを採用した気化方式を設置したものにおいて、両者の吹出口を別々とし、加熱による蒸気と気化により低温化した飽和空気とをそれぞれ触れることなく室内に放出させるようにしたため、吹出口において結露することがなくなり、加湿効率が落ちることがない。
【0038】また、毛細現象を利用した吸水性の良い気化フィルターを採用することで、水車を設ける必要性がなく音も静かである。
【0039】また、電気代が節約となり省エネを図ることができ、感電をする心配も無く、安心して使用できる安全な加湿器を提供することができた。
【0040】また、送風装置を気化フィルターに対して風上に設置しているため、送風装置からの吸い込み圧力が気化フィルターの全面に均一に加わり、その全面から有効に気化した空気を吹出口に送り込むことができ、加湿効率が向上する。
【0041】さらに、前記のように送風装置を気化フィルターに対して風上に設置しているため、コンパクト性が良くなり、さらに吹出口が上に向くことにより、サーキュレーション効果も期待できるものである。




 

 


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