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発明の名称 給油タンク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−12728(P2001−12728A)
公開日 平成13年1月19日(2001.1.19)
出願番号 特願平11−185365
出願日 平成11年6月30日(1999.6.30)
代理人
発明者 松田 章夫 / 星 重則 / 荒巻 正治 / 荒井 達志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 カートリッジタンクの本体(1)と、このカートリッジタンクの本体に設けられた給油口(2)と、この給油口にねじ込まれて取り付けられる給油口キャップ(3)と、この給油口キャップの一端の裾部につば状に張り出して形成されたスプリング受座(17)と、この給油口キャップの他端に開設された吐出口(4)と、この吐出口を開閉するために前記給油口キャップの内側に設けられた可動中子弁(6)と、前記給油口キャップ(3)の外周囲の前記スプリング受座部分からこの吐出口部分にかけて円筒状に設けられた昇降ガイド筒(13)と、この昇降ガイド筒の前記吐出口側に対応する端部が外側に向けて張り出して形成されたフランジ(14)と、前記昇降ガイド筒の壁面の一部の外側に前記昇降ガイド筒の軸方向に沿って直線状に連続膨出して形成されたガイドリブ(15)と、前記昇降ガイド筒の前記スプリング受座と前記フランジとの間に嵌め込まれた摘みハンドル(12)と、この摘みハンドルと前記昇降ガイド筒との嵌合部の摘みハンドル側に取り付けられ、前記ガイドリブに係合してこの摘みハンドルの前記昇降ガイド筒の軸方向への移動を許す一方、この摘みハンドルを介して前記昇降ガイド筒に前記給油口キャップの前記給油口への取り付け方向の回転力を作用させたときに比較的緩やかな勾配面が前記ガイドリブに接することにより規定以上の回転力に対して前記ガイドリブとの間に滑りが生じる反面、前記給油口キャップの前記給油口からの取り外し方向の回転力を作用させたときに比較的急な勾配面が前記ガイドリブに接することにより前記ガイドリブとの間に滑りが生じないようにするための、弾性材で形成された雁木輪(19)と、前記摘みハンドルと前記スプリング受座との間に設置されて前記摘みハンドルを常時前記昇降ガイド筒の前記フランジ側へ押し付けるコイルスプリング(18)とで構成されていることを特徴とする給油タンク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料燃焼器へ給油するための給油タンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の給油タンク装置を図3を用いて説明することにする。
【0003】その図3は、ファンヒーター用の給油タンクすなわちカートリッジタンクを、給油のために給油口を上にして立てかけたものの要部断面図である。
【0004】さてこの図3において、1はそのカートリッジタンクで、2はこのカートリッジタンク1の給油口、3はこの給油口2に着脱自在にねじ込まれる給油口キャップである。
【0005】この給油口キャップ3は、図示のように給油口2にねじ込んで取り付けられるとともに、給油口2の上端に対応する部位には、段部3aが形成されていて、給油口2の上端との突き当たり部をなし、後述する給油口パッキンの保持部をなしている。また、段部3aの形成に伴って、上端側には下端側に比べて径の細い細径部3bが形成されている。4はその給油口キャップ3の上端に開口した吐出口である。
【0006】なお、上述のように給油口キャップ3の上端に細径部3bを形成し、吐出口4の位置を殊更に変更している理由は、油受けタンク(図示せず)とカートリッジタンク1との間に後述する摘みハンドルが設けられることにより、カートリッジタンク1と油受けタンク内灯油面との間の距離の増大が生じて、細径部3bを有さない従前の給油口キャップのままでは灯油面の上昇が避けられないところ、その増大分をこの細径部3bの延長をもって補完し、従前通りの灯油面高さが維持されるようにするためである。したがって、油面高さの変化が問題にならないのであれば、この種の構造が不要であるのは明らかである。
【0007】5は給油口キャップ3の内側に取り付けられた中子ハウスで、6はこの中子ハウス5内に設けられて吐出口4を開閉する可動中子弁、7はこの可動中子弁6と吐出口4との間に設けられて吐出口4の密閉を確実にするためのオーリングパッキン、8は可動中子弁6を吐出口4側へ圧着する中子コイルスプリングである。
【0008】9、9は中子ハウス5の吐出口4側に開設されている中子ハウス流出口で、カートリッジタンク1内の灯油が流出する開口であり、10はカートリッジタンク1の給油口2と給油口キャップ3との間に設置されて両者間の密閉を確実にして油漏れを防止するための給油口パッキンである。
【0009】11は給油口キャップ3の脱着補助具であり、カートリッジタンク1の給油口2への給油口キャップ3の着脱が、手指を直接給油口キャップ3に触れることなく行なえるように設けられたものである。
【0010】この脱着補助具11について詳しく説明すると、12は手指を掛けるためのつば状の摘みハンドルであり、13はこの摘みハンドル12を給油口キャップ3の外側に取り付けるために設けられた円筒状の昇降ガイド筒、14はこの昇降ガイド13の上端部に形成されて摘みハンドル12の抜け落ちを防止するフランジである。15はこの昇降ガイド筒13の壁面の一部の外側に上下方向にしかも直線状に連続膨出して形成されたガイドリブで、給油口キャップ3に対して摘みハンドル12を、図3の上下方向に移動可能としながら、すべり回転が生じないようにするためのものである。16は摘みハンドル12に設けられた切欠きで、そのガイドリブ15と係合することにより、上述の上下移動が可能となり、ただしすべり回転が不可能となるようにしたものである。なお、図3には詳細に示されていないが、切欠き16は等間隔で四個所に形成されている。
【0011】そして17は給油口キャップ3の裾部につば状に張り出して形成されたスプリング受座であり、18はこのスプリング受座17と前述摘みハンドル12間に設けられて摘みハンドル12を給油口キャップ3の吐出口4側へ押し付けるコイルスプリングである。
【0012】このように構成されたものにおいて、キャップ3の上端吐出口4付近に灯油が付着していても、摘みハンドル12を掴んで操作することにより、手指に灯油が直接触れることはなく、安心して給油口キャップ3の取り付け、取り外しが行なえるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この従来例において、給油口キャップの取り付けおよび取り外しが、手指を汚すことなく安心して行なえるようになったものの、大径の摘みハンドル12が設けられたことにより、給油口キャップが必要以上に強く締め込まれてしまうことがあるのではないかと心配される。そしてその場合、給油口と給油口キャップのねじ接続がバカになってしまい、油漏れを起こしてしまう危険がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、カートリッジタンクの本体と、このカートリッジタンクの本体に設けられた給油口と、この給油口にねじ込まれて取り付けられる給油口キャップと、この給油口キャップの一端の裾部につば状に張り出して形成されたスプリング受座と、この給油口キャップの他端に開設された吐出口と、この吐出口を開閉するために給油口キャップの内側に設けられた可動中子弁と、給油口キャップの外周囲の前記スプリング受座部分からこの吐出口部分にかけて円筒状に設けられた昇降ガイド筒と、この昇降ガイド筒の吐出口側に対応する端部が外側に向けて張り出して形成されたフランジと、昇降ガイド筒の壁面の一部の外側に昇降ガイド筒の軸方向に沿って直線状に連続膨出して形成されたガイドリブと、昇降ガイド筒のスプリング受座とフランジとの間に嵌め込まれた摘みハンドルと、この摘みハンドルと昇降ガイド筒との嵌合部の摘みハンドル側に取り付けられ、ガイドリブに係合してこの摘みハンドルの昇降ガイド筒の軸方向への移動を許す一方、この摘みハンドルを介して昇降ガイド筒に給油口キャップの給油口への取り付け方向の回転力を作用させたときに比較的緩やかな勾配面がガイドリブに接することにより規定以上の回転力に対してガイドリブとの間に滑りが生じる反面、給油口キャップの給油口からの取り外し方向の回転力を作用させたときに比較的急な勾配面が前記ガイドリブに接することによりガイドリブとの間に滑りが生じないようにするための、弾性材で形成された雁木輪と、摘みハンドルとスプリング受座との間に設置されて摘みハンドルを常時昇降ガイド筒のフランジ側へ押し付けるコイルスプリングとで給油タンク装置を構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は上述のとおりの構成であり、摘みハンドルと昇降ガイド筒との嵌合部の摘みハンドル側に、弾性材の雁木輪を取り付け、この雁木輪とガイドリブの係合関係を、摘みハンドルの昇降ガイド筒の軸方向への移動を許すようにした一方で、摘みハンドルを介して昇降ガイド筒に給油口キャップの給油口への取り付け方向の回転力を作用させたときには、雁木輪の比較的緩やかな勾配面がガイドリブに接するようにして、規定以上の回転力が加えられたときにはガイドリブとの間に滑りが生じるようにして、必要以上の締め込みが行なわれないようにした反面、給油口キャップの給油口からの取り外し方向の回転力を作用させたときには、雁木輪の比較的急な勾配面がガイドリブに接するようにして、ガイドリブとの間に滑りが生じないようにし、給油口キャップの取り外しが確実かつ着実に行なえるようにした。
【0016】
【実施例】以下、図1、図2を用いて本発明の一実施例を説明する。
【0017】これら図1、図2と前述図3との違いは、図3では、摘みハンドルとガイドリブとの係合が、互いに回転滑りが生じないようになっているのに対して、図1、図2では、給油口キャップの取り付けに際して両者の間に回転滑りが発生し得るようになっている点にある。
【0018】図1、図2を用いてそれを説明すると、19は、摘みハンドル12と昇降ガイド筒13との嵌合部において、摘みハンドル12側に取り付けられたばね帯材製の雁木輪で、20はこの雁木輪19に一定間隔をもって形成された緩勾配面、21はその緩勾配面と対をなして形成された急勾配面、22はそれら緩急各勾配面19、20の間をつなぐ円弧部である。
【0019】そして23は緩急各勾配面19、20と同一の周期で摘みハンドル12側に形成された滑り止め部で、図2の状態で摘みハンドル12を左右いずれの方向に回転させても雁木輪19と摘みハンドル12間で滑りが発生しないようにするためのものである。
【0020】なお、図1、図2のいずれにおいても詳細を図示してはいないが、雁木輪19が摘みハンドル12から容易に脱落しないようにしてあるのは言うまでもない。
【0021】また、昇降ガイド筒13に形成されているガイドリブ15の数ないし雁木輪19の材質によって、給油口キャップ3の締め込み力が変わるので、実際の設計に際しては、材料費、加工費、操作性等を勘案しながら最良点を見出すことが要求されることになる。
【0022】このように構成された一実施例において、カートリッジタンク1の給油口2から給油口キャップ3を取り外すために、摘みハンドル12に手指を掛けて左回し(図2の開方向)に操作すると、雁木輪19の急勾配面21とガイドリブ15が当接を継続したまま(当接が外れることなく)、ガイドリブ15を左回りに駆動する。そして摘みハンドル12を必要回数回転させると、給油口キャップ3が外れることとなる。その間給油口キャップ3には一切手指を触れることなく操作を続けることができる。
【0023】次に、カートリッジタンクへの給油が終了して給油口キャップ3が給油口2に装着される場合の動作を説明すると、この場合には、摘みハンドル12を、上述した開方向とは逆の閉方向に回転させる。
【0024】すると、雁木輪19の緩勾配面20とガイドリブ15とが当接し、ガイドリブ15を右回りに駆動する。そして摘みハンドル12が所要回数回転して必要にして十分な締め込みがなされ、それ以上の回転が不要な状態になると、雁木輪19の緩勾配面20とガイドリブ15の接続状態に滑り運動が発生し、互いの当接が解除される。給油口キャップ3の実質的な回転動作が停止したこの状態に及んだ後も摘みハンドル12へ回転力を与え続けた場合には、多少の追加的な締め込みが生じるものの、以後は緩勾配面20とガイドリブ15の間の滑り運動がエンドレスに繰り返されるだけとなり、摘みハンドル12を回転操作する者は、操作力が増大してゆく際の感触と、当接が解除されて一気に無負荷状態になる際の感触の、いわゆるクリック感を、耳と手指を通じて体感することになり、給油口キャップ3の取り付け操作が完了したことを知らされる。
【0025】このようにして、給油時に手指を灯油で汚すことなく、確実に給油口キャップ3の取り外しが行なえるようになったとともに、給油口キャップ3の取り付けに際しても、手指を灯油で汚すことなく、しかも手指と耳に伝わるクリック感を目安にしながら無用の締め過ぎを起こすことなく確実かつ着実に操作することができるようになった。
【0026】なお、灯油の充填が済みかつ給油口キャップ3の取り付けが完了したカートリッジタンク1を、液体燃料燃焼器の油受けタンク(図示せず)に設置する段になると、給油口キャップ3の油受けタンク内への進入沈降が進行し、いずれその先端部が油面に到達して灯油と接することになる。しかし、摘みハンドル12は油受けタンクの上部構造に遮られてタンク内への進入は起こらず、したがって、灯油と接触することなくカートリッジタンク側へ押し付けられる。そして再びカートリッジタンク1が油受けタンクから引き上げられたときは、摘みハンドル12はコイルスプリング18によって給油口キャップ3の吐出口4側へ戻され、摘みハンドル12に添えた手指が灯油で湿った吐出口4部に触れにくい状況が現出され、安心して給油口キャップ3の取り付けと取り外しを行なうことができるのである。
【0027】
【発明の効果】以上本発明によれば、給油時に手指を灯油で汚すことなく、確実に給油口キャップの取り外しが行なえるようになったとともに、給油口キャップの取り付けに際しても、手指を灯油で汚すことなく、しかも手指と耳に伝わるクリック感を目安にしながら無用の締め込み過ぎを起こすことなく確実かつ着実に操作することができるようになった。




 

 


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