Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
浴室暖房機 - 株式会社ハーマン
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 機械工学 -> 株式会社ハーマン

発明の名称 浴室暖房機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−263781(P2001−263781A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−82136(P2000−82136)
出願日 平成12年3月23日(2000.3.23)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3L071
3L072
3L081
3L113
【Fターム(参考)】
3L071 AA02 AB03 AC01 AD01 AD05 
3L072 AA06 AB06 AC01 AD02
3L081 AA02 AB04 FB01 FC01 HA09
3L113 AA01 AB02 AC01 AC25 AC45 AC46 AC52 AC53 AC67 BA14 DA13
発明者 田中 克司
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 浴室の壁面部に入り込ませた状態で設置される本体部と、その本体部の前記浴室内に面する側に配置されるグリル板とを備えて構成され、前記グリル板に吸気口と吹き出し口とが並設され、前記本体部に、前記吸気口を通して前記浴室内の空気を吸引して前記吹き出し口を通して空気を吹き出すための循環通風路と、その循環通風路に対して通風作用する通風手段と、前記循環通風路を通風される空気を加熱作用する加熱手段と、前記吹き出し口を通して吹き出される空気の吹き出し方向を変更自在な電動式の可動ルーバーとが設けられた浴室暖房機であって、前記循環通風路における吹き出し側部分が、前記グリル板の前記本体部に対する接近離間方向に沿って伸縮できるように構成され、その循環通風路における吹き出し側先端部に前記可動ルーバーが配備されている浴室暖房機。
【請求項2】 前記可動ルーバーを向き操作する電動モータが、前記循環通風路における吹き出し側先端部に、前記可動ルーバーと一体的に配備されている請求項1記載の浴室暖房機。
【請求項3】 前記電動モータは、前記本体部の内部空間に対して気密状に仕切られたモータ収納空間の内部に収納され、前記本体部の内部空間に対して気密状に仕切られ且つ外部空間に開放されている電源収納空間から延びる電気配線を介して前記電動モータに対する駆動用の電力を伝達するように構成され、前記モータ収納空間と前記電源収納空間とを通気可能に連通接続するとともに、その内部に前記電気配線を挿通させる通気路が、前記循環通風路における吹き出し側部分の伸縮に伴う電動モータの位置変位を許容する状態で設けられている請求項2記載の浴室暖房機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の壁面部に入り込ませた状態で設置される本体部と、その本体部の前記浴室内に面する側に配置されるグリル板とを備えて構成され、前記グリル板に吸気口と吹き出し口とが並設され、前記本体部に、前記吸気口を通して前記浴室内の空気を吸引して前記吹き出し口を通して空気を吹き出すための循環通風路と、その循環通風路に対して通風作用する通風手段と、前記循環通風路を通風される空気を加熱作用する加熱手段と、前記吹き出し口を通して吹き出される空気の吹き出し方向を変更自在な電動式の可動ルーバーとが設けられた浴室暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記浴室暖房機は、電動式の可動ルーバーを備えて、例えば、遠隔操作や運転モードの指令情報等に基づいて容易に空気の吹き出し方向を変更できるようにしたものであるが、この種の浴室暖房機において、従来では、例えば特開平11−230563号公報に示されるように、電動モータによって前記吹き出し口を通して吹き出される空気の吹き出し方向を変更自在な可動ルーバーが、本体部における循環通風路の吹き出し側部分に対応する箇所に位置固定状態で配備され、しかも、循環通風路の吹き出し側端部位置が本体部に対して位置固定される状態で設けられる構成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の浴室暖房機を浴室の壁面部に設置する場合において、次に説明するような先付け設置方式と後付け設置方式との2種類の設置方式があり、いずれの方式でも採用することができる。前記先付け設置方式について説明すると、浴室の壁面部に開口部が設けられて、前記本体部が、その開口部を通して浴室に臨むように壁面部に入り込ませた状態で設置されることになるが、このとき、前記本体部の浴室側端部が前記壁面部の裏面側に位置するように、本体部の全体が浴室の壁面部の裏側に位置する状態で設置されるとともに、浴室の室内側にグリル板を位置させて、本体部とグリル板との間に壁を挟んだ状態で取り付けて設置する方式である。前記後付け設置方式について説明すると、浴室の壁面部に開口部が設けられて、前記本体部が、その開口部を通して浴室に臨むように壁面部に入り込ませた状態で設置されることは、先付け設置方式と同じであるが、前記本体部を、前記開口部を通して浴室の室内側から入れ込み、その浴室側の端部が壁面部よりも浴室側に位置する状態で設置して、浴室側からグリル板を取り付けて設置する方式である。
【0004】上記従来構成では、上記したように可動ルーバーが、本体部における循環通風路の吹き出し側部分に対応する箇所に位置固定状態で配備され、しかも、循環通風路の吹き出し側部分の吹き出し側端部位置が本体部に対して位置固定される状態で設けられる構成であるから、上述した2つの設置方式のうち、前記後付け設置方式においては問題はないが、前記先付け設置方式を採用する場合において、次のような不都合があり、改善すべき余地があった。
【0005】つまり、浴室暖房機が装着されることになる浴室の壁面部は設置場所が異なると、その厚さが異なることがある。しかし、上記先付け設置方式にて設置するとき、壁面部が予め設定されている厚さよりも厚い場合には、本体部とグリル板との間に隙間が生じることになり、壁の厚さが大きいほど隙間も大きくなる。このように本体部とグリル板との間に隙間ができると、循環通風路の吹き出し側部分の吹き出し側端部位置と、グリル板に設けられた吹き出し口との間にも隙間ができることになる。しかも、可動ルーバーは、循環通風路の吹き出し側部分に位置固定状態で設けられることから、可動ルーバーにて風の吹き出し方向を変更させるようにしても、風向きが吹き出し口に向いているときは、その吹き出し口を通して浴室内に吹き出されるけれども、風の吹き出し方向が斜め方向に変化すると、可動ルーバーを通して吹き出される風の一部が、吹き出し口に案内されずに、本体部の内部空間を通してケーシングの隙間から装置外方側に流出したり、前記吸気口を通して循環通風路内に短絡通流することがあり、浴室内に吹き出される風量がそれだけ少なくなって浴室を暖房するときの暖房効率が低下してしまう不利があるとともに、可動ルーバーを向き変更操作させても、可動ルーバーが吹き出し口から離れた箇所に位置することから、浴室内への風の吹き出し方向を適正に変更させることができない不利がある。
【0006】尚、循環通風路の吹き出し側端部位置と、グリル板に設けられた吹き出し口との間の隙間を閉じて、循環通風路を通風される空気を漏れの無いように吹き出し口に向けて流動案内させることにより、外部への風の流出や上記したような短絡通流を回避させるようにすることも考えられるが、このように構成しても、可動ルーバーにより浴室内への風の吹き出し方向を適正に変更することはできないのである。
【0007】本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、浴室の壁の厚さが異なるような設置条件の差異にかかわらず、暖房効率を低下させることなく、しかも、電動式の可動ルーバーにより吹き出し方向を適正に変更させることが可能となる浴室暖房機を提供する点にある。
【0008】本発明の他の目的は、上述の目的に加えて、構造の簡素化を図る点にある。
【0009】本発明の更に別の目的は、上述の目的に加えて、電動式の可動ルーバーによる吹き出し方向の変更操作を長期にわたり良好に行えるようにする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構成によれば、浴室の壁面部に入り込ませた状態で設置される本体部と、その本体部の前記浴室内に面する側に配置されるグリル板とを備えて構成され、前記グリル板に吸気口と吹き出し口とが並設され、前記本体部に、前記吸気口を通して前記浴室内の空気を吸引して前記吹き出し口を通して空気を吹き出すための循環通風路と、その循環通風路に対して通風作用する通風手段と、前記循環通風路を通風される空気を加熱作用する加熱手段と、前記吹き出し口を通して吹き出される空気の吹き出し方向を変更自在な電動式の可動ルーバーとが設けられた浴室暖房機において、前記循環通風路における吹き出し側部分が、前記グリル板の前記本体部に対する接近離間方向に沿って伸縮できるように構成され、その循環通風路における吹き出し側先端部に前記可動ルーバーが配備されている。
【0011】前記循環通風路における吹き出し側部分がグリル板の本体部に対する接近離間方向に沿って伸縮できるように構成されているから、壁面部の裏側に位置させる状態で先に設置されている本体部に対して、本体部とグリル板との間に浴室の壁を挟んだ状態でグリル板を室内側から取り付けて設置するときに、浴室の壁の厚みに応じて、循環通風路における吹き出し側部分を前記接近離間方向に沿って伸縮させることにより、グリル板の吹き出し口に対して隙間をなくすか又は少なくさせた状態で装着することができ、循環通風路を通風される空気が、本体部の内部空間を通してケーシングの隙間から装置外方側に流出したり、前記吸気口を通して循環通風路内に短絡通流して、浴室内に吹き出される風量が少なくなって浴室を暖房するときの暖房効率が低下する等の不利を回避することができる。
【0012】そして、循環通風路における吹き出し側先端部に可動ルーバーが配備されていることから、循環通風路における吹き出し側部分を伸縮させても可動ルーバーは常に吹き出し側先端部に位置するので、循環通風路を通して循環通風される空気が、可動ルーバーによって常に適正に向き変更された状態でグリル板の吹き出し口から浴室内に吹き出されることになる。
【0013】その結果、浴室の壁の厚さが異なるような設置条件の差異にかかわらず、暖房効率を低下させることなく、しかも、電動式の可動ルーバーにより浴室への空気の吹き出し方向を適正に変更させることが可能となる浴室暖房機を提供できるに至った。
【0014】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求項1に記載の浴室暖房機において、前記可動ルーバーを向き操作する電動モータが、前記循環通風路における吹き出し側先端部に、前記可動ルーバーと一体的に配備されている。
【0015】浴室の壁の厚さに応じて、前記循環通風路における吹き出し側部分を、前記接近離間方向に沿って伸縮させる場合であっても、その伸縮に伴って電動モータも可動ルーバーと一体的に移動するので、上記したような伸縮作動にかかわらず、可動ルーバーと電動モータとの相対位置関係は一定となる。例えば、電動モータを本体部に対して位置固定状態で設ける構成とすることも考えられるが、そうすると、前記吹き出し側部分の伸縮に伴って可動ルーバーが位置変位するので、電動モータによる可動ルーバーに対する駆動構造が複雑になる不利があるが、上記したように可動ルーバーと電動モータとの相対位置関係が一定となることから駆動構造を簡単なもので済ませることができる。
【0016】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項2に記載の浴室暖房機において、前記電動モータは、前記本体部の内部空間に対して気密状に仕切られたモータ収納空間の内部に収納され、前記本体部の内部空間に対して気密状に仕切られ且つ外部空間に開放されている電源収納空間から延びる電気配線を介して前記電動モータに対する駆動用の電力を伝達するように構成され、前記モータ収納空間と前記電源収納空間とを通気可能に連通接続するとともに、その内部に前記電気配線を挿通させる通気路が、前記循環通風路における吹き出し側部分の伸縮に伴う電動モータの位置変位を許容する状態で設けられている。
【0017】前記電動モータは、前記本体部の内部空間に対して気密状に仕切られたモータ収納空間の内部に収納され、しかも、モータ収納空間は、前記通気路及び前記電源収納空間を介して外部空間に連通することになるから、前記吹き出し側部分の伸縮に伴う電動モータの位置変位を許容する状態で、循環通風路を通して循環通風される浴室内の湿った空気が、モータ収納空間の内部に入り込むことを防止できるとともに、例えば、電動モータに通電されてモータ収納空間が高温になり内部圧力が上昇する状態と通電が停止してモータ収納空間が低温になり内部圧力が低下する状態とを繰り返すことにより、浴室内の湿った空気がモータ収納空間内に吸引されることがあっても、モータ収納空間は通気路と電源収納空間とを介して外部空間に連通することになるから湿った空気がモータ収納空間内に滞留することはない。従って、電動モータが湿気の多い空気に晒されることに起因して、電動モータが短期間の使用で接続端子に錆が発生したり動作不良を起こしたりすることを防止でき、可動ルーバーの向き変更操作を長期にわたり良好に行わせることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る浴室暖房機について図面に基づいて説明する。この浴室暖房機は、図1、図3に示すように、浴室A内を暖房する機能、浴室A内を乾燥させる機能、浴室A内の空気を循環通風させる機能、浴室Aを換気する機能のそれぞれの機能を備えた浴室暖房乾燥ユニットYと、この浴室暖房乾燥ユニットYに温水などの熱媒を供給する熱源機Kなどが設けられ、これら浴室暖房乾燥ユニットYと熱源機Kの動作情報を指令するリモコン操作部Rが、浴室暖房乾燥ユニットYと熱源機Kの作動を制御する制御部Hに双方向に通信可能に接続されている。
【0019】前記浴室暖房乾燥ユニットYは、図2、図3に示すように、浴室Aの壁面部の一例としての天井1における浴槽A1の上方箇所に位置させて吊り下げ支持具2により吊り下げ支持されて設置されている。浴室Aの天井に入り込ませた状態で設置される本体部3と、その本体部3の前記浴室A内に面する側に配置されて吸気口4と吹き出し口5とを並設して備えるグリル板6とを備えて構成されている。具体的には、本体部3は、本体ケーシング3a内に、吸気口4を通して浴室A内の空気を吸引して吹き出し口5を通して空気を吹き出すための循環通風路7、その循環通風路7に対して通風作用する通風手段としての循環ファン8、循環通風路7を通風される空気を加熱作用する加熱手段としての熱交換器9、熱交換器9への熱媒としての温水の供給を断続する熱動弁10、吹き出し口5を通して吹き出される空気の吹き出し方向を変更自在な電動式の可動ルーバー11、浴室A内の空気を吸引して排気ダクト12を通して屋外に排気する換気ファン13等を備えて構成されている。
【0020】前記循環ファン8は、水平軸芯周りで回転して、空気の吸引と排気とを共に回転軸芯と直交する方向に沿って行うクロスフローファンにて構成され、回転軸芯方向のほぼ全幅にわたる広い範囲にわたり熱交換器9を通して浴室内の空気を吸引して吹き出し口5から熱交換器9にて加熱された空気を浴室に吹き出すように通風作用する構成となっている。前記換気ファン13は、縦軸芯周りで回転しながら、ファンケース13aの下側から空気を吸引して、本体ケーシング3aの横一側面に形成した排出口14を通して排気ダクト12に向けて空気を通風させる構成となっている。
【0021】前記浴室暖房乾燥ユニットYと熱源機Kなどの動作は、マイクロコンピュータを利用した制御部Hによって制御され、その制御部Hに双方向に通信可能なリモコン操作部Rは、浴室Aに隣接する脱衣室や台所などに設けられている。そして、このリモコン操作部Rには、図4に示すように、浴室暖房乾燥ユニットYや熱源機Kの作動を停止させる運転停止スイッチ15、暖房運転モードを指令する暖房運転スイッチ16、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ17、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ18、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ19などが設けられている。
【0022】前記制御部Hは、運転停止スイッチ15がON操作されると運転を停止し、後述する各運転モードの指令に伴って各運転を実行するように構成されている。つまり、暖房運転スイッチ16がON操作されて暖房運転モードが指令されると暖房運転を実行する。前記暖房運転モードにおいては、換気ファン13を作動停止させて、循環ファン8を作動させるとともに、浴室A内の温度が予め設定されている乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁10の開閉を制御して熱交換器9に熱媒としての温水を循環供給し、吸気口4を通して浴室A内の空気を吸引して、熱交換器9により加熱された空気を吹き出し口5から吹き出す暖房運転を実行する。又、浴室内に戻される空気の吹出し方向が予め暖房用の向きとして設定される方向、例えば、浴室の洗い場側に向くように斜め下向きの方向になるように、電動モータMにて可動ルーバー11の向きを変更する。従って、図9(イ)に示すように、循環通風路7を通して熱交換器9で加熱された空気が洗い場A2に向けた斜め下向きに吹き出される。暖房運転が指令されてか設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ15が操作されると、暖房運転を終了する。
【0023】換気運転スイッチ17がON操作されて換気運転モードが指令されると、換気運転を実行し、前記換気運転モードにおいては、循環ファン8の作動を停止し且つ熱動弁10を閉状態に維持した状態で、換気ファン13を作動させて、浴室A内から吸引した空気を排気する換気運転を実行する。このとき、循環ファン8の作動は停止しているので可動ルーバー11の向きは閉状態になる。換気運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ15が操作されると、換気運転を終了する。
【0024】涼風運転スイッチ19がON操作されて涼風運転モードが指令されると、涼風運転を実行する。前記涼風運転モードにおいては、熱動弁10を閉状態に維持した状態で循環ファン8を作動させて、浴室A内から吸引した空気を加熱することなく循環通風路7を通して浴室A内に戻すとともに、換気ファン13を作動させて浴室A内から吸引した空気を排気する涼風運転を実行する。可動ルーバー11の向きは、例えば暖房運転と同じに設定される。涼風運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ15が操作されると、涼風運転を終了する。
【0025】乾燥運転スイッチ18がON操作されて乾燥運転モードが指令されると、乾燥運転を実行する。前記乾燥運転モードにおいては、循環ファン8を作動させるとともに、浴室A内の温度が予め設定されている乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁10の開閉を制御して熱交換器9に熱媒としての温水を循環供給し、熱交換器9により加熱された循環空気を吹き出し口5から吹き出し、一方、同時に換気ファン13も作動させ、浴室A内から吸引した空気を排気ダクト12から屋外に排出させる乾燥運転を実行する。そして、浴室内に戻される空気の吹出し方向が乾燥用吹出し方向、即ち、ほぼ真下向きの方向になるように、電動モータ25にて可動ルーバー11の向きを変更する。従って、図9(ロ)に示すように、循環通風路7を通して熱交換器9で加熱された空気が浴槽A1上部に係止具B1にて吊り下げ支持されている衣類等の乾燥対象物Bに向けた真下向きに吹き出され、乾燥対象物Bから蒸発する水分を含んだ湿った空気が吸気口4から吸引されて、熱交換器9にて加熱されて浴室内に再度、吹き出される一方、循環通風される空気の一部は、換気ファン13により屋外に排出されることになる。乾燥運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ15が操作されると、乾燥運転を終了する。
【0026】そして、この浴室暖房機を浴室Aの天井1に装着する場合、グリル板6と本体部3との間に浴室Aの天井1を挟み込むように浴室暖房乾燥ユニットYを設置する先付け設置方式にて行うことがあるが、この方式では、図6に示すように、浴室Aの天井1の開口部の裏側に本体部3を吊り下げ支持具2により吊り下げ支持させ、グリル板6と本体部3との間に天井1を挟み込んだ状態で、天井1の開口部1aに4本のネジ部材20を下方からグリル板6の取付穴21を通して本体部3の取付部22に挿入して取り付けるようにしている。
【0027】ところで、設置場所が異なると図6(イ)及び図6(ロ)に示すように、上記したような天井1の壁の厚さが異なる場合があるが、この浴室暖房機においては、天井1の壁の厚さが異なる場合であっても、前記循環通風路7における吹き出し側部分の先端部とがグリル板6に形成した吹き出し口5との間に隙間が生じるのを防止することができるとともに、吹き出し口5を通して吹き出される空気の可動ルーバー11による吹き出し方向の変更を良好に行うことができるようにしている。
【0028】すなわち、前記循環通風路7における吹き出し側部分が、グリル板6の本体部3に対する接近離間方向、すなわち、上下方向に沿って伸縮できるように構成され、その循環通風路7における吹き出し側先端部に可動ルーバー11が配備される構成となっている。詳述すると、前記循環通風路7における吹き出し側部分が、本体側に位置固定状態で設けられる基端側筒部23と、この基端側筒部23に対して別体で構成されて接続される先端側筒部24とを備えて構成され、この先端側筒部24における筒内部に前記可動ルーバー11が備えられ、この可動ルーバー11を向き変更操作するための電動モータ25が先端側筒部24の横一側箇所にこの先端側筒部24と一体的に設けられている。図5に示すように、前記先端側筒部24は装着状態で上下方向に沿う通風経路を形成するように平面視で略長方形となる角筒状に構成され、その横一側部に本体部3の内部空間に対して周囲を囲う仕切壁26により気密状に仕切られたモータ収納空間S1が形成され、このモータ収納空間S1内に電動モータ25が収納される状態で設けられている。
【0029】前記可動ルーバー11は、略矩形筒状に形成されるが、長手方向に沿う一対の側壁部11a,11bのうちの一方11aは幅狭に形成され、他方11bが幅広に形成されて、通風作動が行われない運転停止状態においては、図6に示すように、幅広の側壁部11bが先端開口部を覆う状態で停止するように電動モータ25の作動を制御するようになっている。
【0030】そして、浴室Aの天井1の開口部1aの裏側に本体部3が吊り下げ支持具17により吊り下げ支持される設置状態に取付けられている状態で、グリル板6を装着するときに、先端側筒部24が基端側筒部23に対して上下方向、すなわちグリル板6に対する接近離間方向に相対移動を許容する状態で、落下するのを防止して仮止め支持するように構成されている。つまり、図7、図8に示すように、先端側筒部24における風路を形成する長方形筒部の長手方向に対応する一対の壁部24a,24bのうちの一方24bに、上下方向に沿って長い長孔27が左右両側に適宜間隔をあけて一対形成されており、本体部3の基端側筒部23において対応する箇所に横向き外方に向けて突出する状態で頭付き係合突起28が形成されている。前記各長孔27は、その上部側箇所に前記頭付き係合突起28の頭部28aが横向きに挿通可能な広幅部27aが形成され、それ以外の箇所では前記頭部28aの横向きの挿通は阻止するが係合突起28の小径部分28bの上下方向の移動を許容する幅に形成されている。つまり、前記各長孔27における広幅部27aを通して前記各係合突起28の頭部28aが挿通するように係合させて、先端側筒部24が基端側筒部23に対して落下するのを防止して仮止め支持するように構成されるとともに、前記係合状態を維持しながら先端側筒部24が前記長孔27にて規定される所定範囲にわたり上方側にスライド移動させることが可能になるように構成されている。
【0031】そして、図7(イ)に示すように仮止め支持されている先端側筒部24における先端開口部を吹き出し口5に連なるように吹き出し口5の口縁部に係止させた状態で、グリル板6を上方移動させて、グリル板6を本体部3に取付けるように構成され(図7(ロ)参照)、グリル板6を上方移動させるに伴って先端側筒部24が押し移動されて位置調節されるように構成されている。尚、先端側筒部24をスライド移動させながらグリル板6を上方移動させた後に、グリル板6を本体部3に対して適正組付位置にて前記4本のネジ部材20で4個所をネジ止め固定するとともに、2本のネジ部材29を下方からグリル板6の取付穴30を通して先端側筒部24の長手方向両側部に形成した取付け部31に挿入して、先端側筒部24をグリル板6に対する適正相対位置にて下方側から2個所でネジ止め固定するように構成されている(図7(ハ)参照)。
【0032】このように構成することにより、図6(イ)及び図6(ロ)に示すように、上記したような天井1の壁の厚さが異なる場合であっても、グリル板6の吹き出し口5と循環通風路7における吹き出し側部分とが常に隙間のない状態となるように先端側筒部24の本体部3に対する位置を調節することができ、可動ルーバー11により吹き出し方向を適正な状態で変更させることができる。
【0033】そして、前記電動モータ25が収納されるモータ収納空間S1に浴室A内の湿った空気が侵入してその空間内に滞留し、電動モータ25が高水分の環境下に晒されて早期に動作不良になる等の不都合を未然に防止できる構成としている。すなわち、図5に示すように、本体ケーシング3aの内部において仕切壁32によって本体部3の内部空間に対して気密状に仕切られ、且つ、本体ケーシング3aに形成した開口33を通して外部空間に開放されている電源収納空間S2が形成され、この電源収納空間S2内に上記したような制御部H、及び、この制御部H及び各部への駆動電力を供給するための電源部Dが備えられている。この電源部Dから電気配線34を通して可動ルーバー11の向き操作用の電動モータ25に対して駆動電力を供給することになるが、モータ収納空間S1と電源収納空間S2とを通気可能に連通接続する通気路35が軟質の合成樹脂材(例えば、ビニールチューブ)にて屈曲変形自在な状態で設けられ、その通気路35の内部に前記電気配線34を挿通させる構成となっている。従って、モータ収納空間S1と電源収納空間S2とは、循環通風路7における吹き出し側部分の伸縮、すなわち、前記先端側筒部24の基端側筒部23に対するスライド移動に伴う電動モータ25の上下方向の位置変位を許容しながら常に連通する状態となる。その結果、天井1の壁の厚さが異なる場合であっても、モータ収納空間S1は、通気路35と電源収納空間S2を介して外気空間に連通する状態となり、例えば、温度変化に伴って浴室A内の湿った空気が侵入することがあっても、モータ収納空間S1は外部と連通しているのでモータ収納空間S1内に滞留することがない。
【0034】〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、前記循環通風路における吹き出し側部分がグリル板の本体部に対する接近離間方向に沿って伸縮できる構成として、前記先端側筒部が前記基端側筒部に対して別体で設けられ、その風路を形成する長方形筒部の長手方向に対応する一対の壁部のうちの一方に、上下方向に沿って長い長孔が形成され、前記基端側筒部の対応する箇所に横方向外方に向けて係合突起を形成して、それらが係合することによって、前記グリル板の前記本体部に対する接近離間方向に沿って位置変更自在に仮止め支持し、グリル板の上下方向の移動に伴って先端側筒部を適正相対位置に位置調節する構成としたが、このような構成に代えて、次の(イ)〜(ホ)に記載するような構成としてもよい。
【0035】(イ)前記先端側筒部における風路を形成する長方形筒部の長手方向に対応する一対の壁部のうちの一方に横向きの係合突起を形成し、前記基端側筒部の対応する箇所に上下方向に長い長孔を形成して、それらが係合する構成としてもよい。
【0036】(ロ)図10に示すように、前記先端側筒部24における風路を形成する長方形筒部の短手方向に対応する一対の壁部24c,24dの夫々に横向き外方に向けて突出する頭付き係合突起40を形成するとともに、この係合突起40に係合する上下方向に長い長孔41が形成された左右一対のブラケット42を適正組付位置に対応させる状態で前記本体ケーシング3aにネジ止め固定する構成としてもよい。
【0037】(ハ)上記したような長孔と係合突起との係合による構成に代えて、次のようなネジ送り式の機構を用いてもよい。つまり、図11(イ)に示すように、前記先端側筒部24における左右方向両側における適宜位置に上下方向に沿って挿通孔50を形成し、この挿通孔50を通してして挿通するネジ軸51を、先端側筒部24に対して相対的に自由回動を許容する状態で、且つ、ネジ軸51の軸芯方向に沿う相対移動が阻止された状態で先端側筒部24に支持するとともに、このネジ軸51の上端側に位置するネジ先端部を前記本体部3に設けられたネジ孔52に螺合させ、前記ネジ軸51を回動操作することにより前記先端側筒部24を前記本体部3に対して設定範囲にわたり上下方向に移動調節自在なネジ送り式の位置調節機構を設ける構成としている。
【0038】説明を加えると、前記ネジ軸51は、図11(ロ)に示すように、頭部51aから設定長さ領域の範囲はネジが形成されず外周部が滑らかな非ネジ部51bが形成され、先端側のネジ形成部分51cと非ネジ部51bとの間に小径筒部51dが形成されている。このネジ軸51を下方側から前記挿通孔50を挿通させて、前記小径筒部51dに抜止め具53を嵌まり合い係止させて、ネジ軸51が抜け外れるのを防止しながらネジ軸51の自由回動を許容することができる構成となっている。このように抜け外れが阻止されている状態で、ネジ軸51を前記本体部3に設けられたネジ孔52に螺合させて回動操作すると、先端側筒部24が、基端側筒部23に嵌まり合い、循環通風路を形成する状態でネジ軸51と共に設定範囲にわたり上下方向に位置変更調節することが可能となるのである。
【0039】そして、前記ネジ軸51を回動操作して先端側筒部24を設定範囲の上部側に位置させておいて、グリル板6を適正組付位置に組付けた状態で、ネジ軸51を回動操作して先端側筒部24を設定範囲の下部側に位置する適正相対位置に移動させることができるものとなる。
【0040】(ニ)上記(ロ)に記載した係合式支持構造と、上記(ハ)に記載した支持構造とを併用する構造としてもよい。
【0041】(ホ)前記循環通風路における吹き出し側部分として、上記したように、先端側筒部24と基端側筒部23とが別体で設けられる構成に代えて、例えば、蛇腹式の伸縮自在な機構を採用して、前記接近離間方向に沿って伸縮できる構成とするものでもよい。
【0042】(2)上記実施形態では、前記可動ルーバー11やそれの向き操作用の電動モータ25が、前記循環通風路7における吹き出し側部分における前記先端側筒部24に一体的に支持される構成を例示したが、このような構成に限らず、例えば、前記循環通風路における吹き出し側部分の伸縮方向に対応するように、位置変更可能な状態で前記本体部側に支持する構成としてもよく、要するに、循環通風路7における吹き出し側先端部に可動ルーバーが対応するように位置するものであればよい。又、前記電動モータが前記可動ルーバーと一体的に配備される構成に代えて、それらが夫々別の部材に支持される構成であってもよい。例えば、可動ルーバーが上下位置変更自在で且つ電動モータが位置固定な状態で配備されるものでもよい。この場合、駆動力の伝達構造としては可撓性を備えた回転動力を伝達可能なフレキシブルチューブを用いることで対応できる。
【0043】(3)上記実施形態では、外部の熱源機Kから熱媒としての温水が供給されて、循環用通風路を通風する空気を加熱する熱交換器9を設けるように構成しているが、この熱交換器9に加えて、電力の供給により加熱される電気ヒータを併設してもよく、また、電気ヒータのみにより循環用通風路を通風する空気を加熱するように構成してもよい。
【0044】(4)上記実施形態では、浴室Aの天井1側に浴室暖房乾燥ユニットYを設置するように構成しているが、設置場所は、天井1側に限られるものではなく、浴室A内の側面部でもよい。
【0045】(5)上記実施形態では、暖房運転の他に、乾燥運転、換気運転、涼風運転のそれぞれの運転機能を備えるように構成しているが、暖房運転の機能を備えているものであればよく、暖房運転と乾燥運転のみや、暖房運転、乾燥運転、換気運転のそれぞれの運転機能を備えるようにしてもよい。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013