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発明の名称 換気装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−263780(P2001−263780A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−78344(P2000−78344)
出願日 平成12年3月21日(2000.3.21)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3L058
3L081
【Fターム(参考)】
3L058 BD02 BD03 BE05 BG01 
3L081 AA03 AB02 AB04 FA00 FC02 HA01
発明者 今村 浩作
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 浴室の壁面部の外方側に設置されて、その内部空間が前記壁面部に形成された開口を通して浴室内に連通するケーシング、そのケーシングに形成された排気口に接続される排気ダクト、前記浴室内の空気を前記ケーシング及び前記排気ダクトを通して外部に排気する換気手段、及び、前記排気口を閉塞する閉姿勢と前記排気口を開放する開姿勢とにわたり揺動操作自在なシャッター部材が備えられている換気装置であって、前記シャッター部材を、前記閉姿勢と前記開姿勢とに切り換え操作し、かつ、前記各姿勢の夫々において保持するアクチュエータが設けられている換気装置。
【請求項2】 前記シャッター部材が、板状体で形成されて、その板厚方向視において幅方向に沿い、且つ、その幅方向に沿う方向視において長さ方向の中央部又は略中央部の揺動軸芯周りで揺動操作されるように構成されている請求項1記載の換気装置。
【請求項3】 前記開姿勢から前記閉姿勢に向けて揺動操作される前記シャッター部材を前記閉姿勢で受け止めて、その揺動を規制する接当規制部が設けられている請求項1又は2記載の換気装置。
【請求項4】 前記アクチュエータが、前記ケーシング及び前記排気ダクト夫々の外方側箇所であって、かつ、前記浴室の壁面部の外方側箇所に配備されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の換気装置。
【請求項5】 前記ケーシング内に、浴室内の空気を吸引してその空気を浴室に吹き出すための循環通風路と、その循環通風路に対して通風作用する通風手段と、前記循環通風路を通風される空気を加熱作用する加熱手段とが備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の換気装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の壁面部の外方側に設置されて、その内部空間が前記壁面部に形成された開口を通して浴室内に連通するケーシング、そのケーシングに形成された排気口に接続される排気ダクト、前記浴室内の空気を前記ケーシング及び前記排気ダクトを通して外部に排気する換気手段、及び、前記排気口を閉塞する閉姿勢と前記排気口を開放する開姿勢とにわたり揺動操作自在なシャッター部材が備えられている換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記したような換気装置において、従来では、例えば、特開平10−73294号公報に示されるように、前記換気手段として、換気ファンとそれを収納する換気ファンケーシングとが設けられ、前記シャッター部材が、換気ファンによる換気作動により吸引されて前記排気口を開放し、換気ファンによる換気作動が停止すると自重で排気口を閉塞する閉姿勢に切り換わるように、上端部の横軸芯周りで揺動開閉自在に支持された板状体で構成されるとともに、このシャッター部材を閉姿勢でロックするロック機構が設けられるものがあった。尚、上記ロック機構は、固定部に設けられた電磁石とシャッター部材に設けられた電磁吸着部との間での吸着作用により、シャッター部材を閉姿勢でロックする構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記シャッター部材は、換気手段による換気が行われている間は、浴室内の空気を外部に排気することができるようにしながら、例えば入浴中においては、排気口を閉塞することで、温度の低い外気が浴室内に侵入したり浴室内の空気が強制的に排気されることにより冷風感を感じる等の不利が生じるのを防止するようにしたものである。
【0004】しかし、上記従来構成においては、シャッター部材が閉姿勢でのみロック機構によりロックされるに過ぎず、閉姿勢と開姿勢との間の姿勢変更は、換気手段の換気による吸引作用と自重による揺動により行われるものであるから、次のような不利な面があった。つまり、上記従来構成では、例えば、換気ファンが作動して換気を実行してシャッター部材が換気ファンの吸引作用によって開放状態に揺動操作されているとき、あるいは、外気風が強く吹いておりシャッター部材が開放状態に揺動操作されているとき等においては、シャッター部材を閉じるために電磁石の吸着作動を開始させても、電磁石と吸着部材とが離間しているので、それらの間での吸着作用が充分に発揮できずにシャッター部材を閉姿勢にさせることができないおそれがある。又、換気ファンが排気口から離間した箇所に設置されるような場合や、換気ファンによる換気作用が弱い場合等においては、その換気作用による吸引力が充分に発揮できずに、ロック機構によるロックが解除されていても自重で閉姿勢に揺動付勢されているシャッター部材を開姿勢にさせるだけの吸引力が働かないおそれがあり、そうすると、浴室の空気の換気が充分行えない不利がある。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、換気手段の作用状態や外気風の状況等にかかわらずシャッター部材を適正に姿勢変更することができるとともに、開姿勢では浴室の換気を確実に行うことができ、閉姿勢では温度の低い外気が浴室内に侵入したり浴室内の空気が強制的に排気されるおそれの少ない換気装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構成によれば、浴室の壁面部の外方側に設置されて、その内部空間が前記壁面部に形成された開口を通して浴室内に連通するケーシング、そのケーシングに形成された排気口に接続される排気ダクト、前記浴室内の空気を前記ケーシング及び前記排気ダクトを通して外部に排気する換気手段、及び、前記排気口を閉塞する閉姿勢と前記排気口を開放する開姿勢とにわたり揺動操作自在なシャッター部材が備えられている換気装置において、前記シャッター部材を、前記閉姿勢と前記開姿勢とに切り換え操作し、かつ、前記各姿勢の夫々において保持するアクチュエータが設けられている。
【0007】すなわち、前記シャッター部材は、アクチュエータの操作力により排気口を閉塞する閉姿勢と排気口を開放する開姿勢とにわたり切り換え操作され、かつ、前記各姿勢の夫々において姿勢保持されることになるので、例えば、換気手段が作動してシャッター部材に吸引力が作用したり、外気風が強く吹いており、シャッター部材が排気ダクト側に向けて揺動操作されるような外力が作用しているときに、この外力が作用する方向と反対方向に姿勢変更するような場合であっても、シャッター部材を、アクチュエータの操作力によって確実に姿勢変更させることが可能となる。そして、姿勢切換が終了した後においても、アクチュエータにより閉姿勢や開姿勢にてシャッター部材の姿勢が保持されるので、シャッター部材が開姿勢に保持されることで、排気口を確実に開放状態にして換気手段が排気口から離間した箇所に設置されるような場合や、換気手段による換気作用が弱い場合等であっても浴室の換気を確実に行うことができ、又、シャッター部材が閉姿勢に保持されることで、温度の低い外気が浴室内に侵入したり浴室内の空気が強制的に排気されることを確実に防止できるものとなる。
【0008】その結果、換気手段の作用状態や外気風の状況等にかかわらずシャッター部材を適正に姿勢変更することができるとともに、開姿勢では浴室の換気を確実に行うことができ、閉姿勢では温度の低い外気が浴室内に侵入したり浴室内の空気が強制的に排気されることにより冷風感を感じる等の不利が生じるおそれの少ない換気装置を提供できるに至った。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求項1において、前記シャッター部材が、板状体で形成されて、その板厚方向視において幅方向に沿い、且つ、その幅方向に沿う方向視において長さ方向の中央部又は略中央部の揺動軸芯周りで揺動操作されるように構成されている。
【0010】例えば、上記従来構成のようにシャッター部材の一端側の揺動軸芯周りで揺動操作する構成であれば、揺動端部の移動量が大きくなってそれだけ大きな設置スペースが必要であり、しかも、その揺動操作方向と反対方向に向けて空気が流動しているような場合には、その板状体の全面に対して空気の流動による抵抗力を受けることになり、アクチュエータにより大きな操作力が必要となるが、これに対して請求項2の発明によれば、上記したように、板状体で形成されたシャッター部材が、上記したような長さ方向の中央部又は略中央部の揺動軸芯周りで揺動操作されるように構成されているので、開閉に伴う揺動端部の移動量が小さくなり、設置スペースが少なくて済む利点があり、揺動軸芯の左右両側に位置する部分のうち片側の部分は、上記したような空気の流動方向と同じ方向に揺動することになるので、それだけアクチュエータによる操作力が軽減されることになり、又、揺動軸芯位置がシャッター部材の重心位置に近い位置になるので、揺動操作するときの回転駆動トルクも小さいもので済み、アクチュエータによる操作負担を軽減できる利点もある。
【0011】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項1又は2において、前記開姿勢から前記閉姿勢に向けて揺動操作される前記シャッター部材を前記閉姿勢で受け止めて、その揺動を規制する接当規制部が設けられている。
【0012】シャッター部材が接当規制部により閉姿勢で受け止められ、その揺動が規制されるので、換気風や外気風の流動等に起因して姿勢が不安定になるおそれを回避して、シャッター部材が閉姿勢において安定した状態で保持されることになる。
【0013】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記アクチュエータが、前記ケーシング及び前記排気ダクト夫々の外方側箇所であって、かつ、前記浴室の壁面部の外方側箇所に配備されている。
【0014】つまり、アクチュエータが、浴室内の湿気の多い空気が存在するおそれのない箇所に配備されているので、湿気の多い箇所に設けられることによる不具合、例えば、短期間の使用によって、錆が発生して駆動特性が劣化したり、動作不能に陥ったりすることを防止することが可能となる。
【0015】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記ケーシング内に、浴室内の空気を吸引してその空気を浴室に吹き出すための循環通風路と、その循環通風路に対して通風作用する通風手段と、前記循環通風路を通風される空気を加熱作用する加熱手段とが備えられている。
【0016】通風手段の通風作用によって、浴室内の空気を吸引して、循環通風路を通して通風される空気を加熱手段により加熱作用して、その加熱された空気を浴室に吹き出すことにより、浴室を暖房することができるのである。このように浴室を暖房しているときに、シャッター部材が閉姿勢に確実に保持されることで、温度の低い外気が浴室内に侵入したり、暖房している浴室内の空気が換気手段により強制的に排気されることを防止することにより、暖房機能をより高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る換気装置を多室を同時に換気する機能を備えた浴室暖房乾燥機に適用した場合について図面に基づいて説明する。図5に示すように、浴室暖房乾燥機は、換気ユニットM1と、循環通風式の浴室暖房ユニットM2と、この浴室暖房ユニットM2に温水などの熱媒を供給する熱源機N、これら換気ユニットM1、浴室暖房ユニットM2、熱源機K等の各種制御を司る制御部Hと、その制御部Hに各種運転情報を指令するリモコン操作部R等を備えて構成されている。
【0018】図1〜図4に示すように、換気ユニットM1、浴室暖房ユニットM2、制御部H夫々は、一体的に組付けて構成され、浴室BRの天井部において、建物のスラブ面SbとユニットバスUbの天井面(壁面部の一例)との間に設置される構成となっており、ユニットバスUbの天井面に形成された開口部K1を通して、浴室内に臨む状態で設置され、浴室暖房ユニットM2に取り付けたブラケット1と、スラブ面Sbに予め埋め込み固定された4本の吊り下げボルト2とによって吊り下げ支持する構成となっている。そして、脱衣室DR、トイレTR及び浴室BRを換気する機能に加えて、浴室BRの乾燥及び暖房等を行う機能を備えている。
【0019】前記浴室暖房ユニットM2は、図5に示すように、浴室BRの天井に入り込ませた状態で設置される本体部3と、その本体部3の前記浴室BR内に面する側に配置されて吸気口4と吹き出し口5とを並設して備えるグリル板6とを備えて構成されている。具体的には、本体部3は、ケーシング3a内に、吸気口4を通して浴室BR内の空気を吸引して吹き出し口5を通して空気を吹き出すための循環通風路7、その循環通風路7に対して通風作用する通風手段としての循環ファン8、循環通風路7を通風される空気を加熱作用する加熱手段としての熱交換器9、熱交換器9への熱媒としての温水の供給を断続する熱動弁10、吹き出し口5を通して吹き出される空気の吹き出し方向を図示しない電動モータにて変更自在な電動式の可動ルーバー11等を備えて構成されている。
【0020】前記循環ファン8は、水平軸芯周りで回転して、空気の吸引と排気とを共に回転軸芯と直交する方向に沿って行うクロスフローファンにて構成され、回転軸芯方向のほぼ全幅にわたる広い範囲にわたり熱交換器9を通して浴室BR内の空気を吸引して吹き出し口5から熱交換器9にて加熱された空気を浴室BRに吹き出すように通風作用する構成となっている。
【0021】前記換気ユニットM1は、図1に示すように、浴室暖房ユニットM2に接続される面に浴室吸気用開口12を備え、その接続面に直交するように連なる一側面に2個の他室吸気用開口13,13を備え、それと対向する面には排気用開口14を備えた換気ファンケーシング15が設けられ、この換気ファンケーシング15内に、換気手段としての換気ファン16を、3個の吸気用開口12,13に吸気作用すると共に、吸込み空気を排気用開口14に送るように通風作用するように設けて構成されている。浴室暖房ユニットM2のケーシング3aの排気用連通口17(排気口の一例)と換気ファンケーシング15の浴室吸気用開口12とが重なる状態で、浴室暖房ユニットM2用のケーシング3aの側面に、換気ファンケーシング15を片持ち姿勢で取り付けることにより、換気ファン16が浴室吸気用開口12及び排気用連通口17を通じて浴室内の空気を吸気作用する状態で、換気ユニットM1と浴室暖房ユニットM2とを一体的に組付けられている。
【0022】前記排気用連通口17には、換気ファン16による吸気作用を作用させる開き状態と、換気ファン16による吸気作用を停止させる閉じ状態とにわたり切り換え操作自在な電動式のシャッター機構Sを設けてある。
【0023】そして、浴室暖房ユニット用のケーシング3aの底面開口部を浴室BRの天井部に形成した開口部K1に臨ませて設置すると共に、浴室BRの天井部の下方側からグリル板6を取り付ける。又、換気ユニットM1の各他室吸気用開口13と脱衣室DR及びトイレTR夫々の吸込みグリル18,19とを他室用吸気路としての吸気ダクト20,21にて接続し、換気ユニットM1の排気用開口14と排気グリル(図示せず)とを排気ダクト23にて接続するのである。尚、図1に示すK2は、点検作業等のメンテナンス作業や上記したような各ダクトの接続作業等を浴室内から行うための点検口である。
【0024】前記リモコン操作部Rは、浴室BRに隣接する脱衣室や台所などに設けられ、図6に示すように、各部の作動を停止させる運転停止スイッチ24、暖房運転モードを指令する暖房運転スイッチ25、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ26、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ27、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ28などが設けられている。
【0025】前記制御部Hは、運転停止スイッチ24がON操作されると運転を停止し、後述する各運転モードの指令に伴って各運転を実行するように構成されている。つまり、暖房運転スイッチ25がON操作されて暖房運転モードが指令されると暖房運転を実行する。前記暖房運転モードにおいては、シャッター機構Sを閉じ状態に切り換えるとともに、換気ファン16を作動停止させて、循環ファン8を作動させ、浴室BR内の温度が予め設定されている乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁10の開閉を制御して熱交換器9に熱媒としての温水を循環供給し、熱交換器9により加熱された循環空気を吹き出し口5から吹き出す暖房運転を実行する。又、浴室内に戻される空気の吹き出し方向が予め暖房用の向きとして設定される方向、例えば、浴室の洗い場側に向くように斜め下向きの方向になるように可動ルーバー11の向きを変更する。暖房運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ24が操作されると、暖房運転を終了する。
【0026】換気運転スイッチ26がON操作されて換気運転モードが指令されると、換気運転を実行し、前記換気運転モードにおいては、循環ファン8の作動を停止し且つ熱動弁10を閉状態に維持した状態で、シャッター機構Sを開き状態に切り換えて換気ファン16を作動させて、浴室BR内から吸引した空気を排気する換気運転を実行する。このとき、循環ファン8の作動は停止しているので可動ルーバー11の向きは閉状態になる。換気運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ24が操作されると、換気運転を終了する。
【0027】涼風運転スイッチ28がON操作されて涼風運転モードが指令されると、涼風運転を実行する。前記涼風運転モードにおいては、熱動弁10を閉状態に維持した状態で循環ファン8を作動させて、浴室BR内から吸引した空気を加熱することなく循環通風路7を通して浴室BR内に戻すとともに、シャッター機構Sを開き状態に切り換えて換気ファン16を作動させて、浴室BR内から吸引した空気を排気する涼風運転を実行する。可動ルーバー11の向きは、例えば暖房運転と同じに設定される。涼風運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ24が操作されると、涼風運転を終了する。
【0028】乾燥運転スイッチ27がON操作されて乾燥運転モードが指令されると、乾燥運転を実行する。前記乾燥運転モードにおいては、循環ファン8を作動させるとともに、浴室BR内の温度が予め設定されている乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、熱動弁10の開閉を制御して熱交換器9に熱媒としての温水を循環供給し、熱交換器9により加熱された循環空気を吹き出し口5から吹き出す。一方、同時にシャッター機構Sを開き状態に切り換えて換気ファン16も作動させ、浴室BR内から吸引した空気を排気ダクトから屋外に排出させる乾燥運転を実行する。そして、浴室内に戻される空気の吹出し方向が乾燥用吹出し方向、例えば、ほぼ真下向きの方向になるように可動ルーバー11の向きを変更する。乾燥運転が指令されてから設定時間が経過するか、又は、運転停止スイッチ24が操作されると、乾燥運転を終了する。
【0029】次に、前記シャッター機構Sの構成について説明する。前記シャッター機構Sは、図7に示すように、排気用連通口17を閉塞して前記閉じ状態にする閉姿勢と、排気用連通口17を開放して前記開き状態にする開姿勢とにわたり揺動操作自在な略長方形状の板状体からなるシャッター部材30と、このシャッター部材30を、前記閉姿勢と前記開姿勢とに切り換え操作し、かつ、前記各姿勢の夫々において保持するアクチュエータとしての電動モータ31とを備えて構成されている。この電動モータ31は、パルス駆動信号を印加する毎に所定単位角度づつ回動し、信号が印加されていないときは回転停止状態を保持するステッピングモータにて構成されている。
【0030】前記シャッター部材30は、その板厚方向視において幅方向に沿い、且つ、その幅方向に沿う方向視において長さ方向の中央部又は略中央部の揺動軸芯Y周りで揺動操作されるように構成されている。つまり、図8に示すように板厚方向視において上下幅方向に沿い、且つ、図7に示すように前記上下幅方向に沿う方向視において長さ方向の中央部に位置する上下向きの軸芯Y周りで回動操作されるように、浴室暖房ユニットM2用のケーシング3aから連設されて排気用連通口17を形成するための開口形成用の枠部32に支持されている。
【0031】前記電動モータ31は、ケーシング1の上面側部分よりも上方外方側箇所、すなわち、ケーシング3a及び排気ダクト23夫々の外方側箇所であって、かつ、浴室の天井面の外方側箇所に配備されている。従って、電動モータ31が湿気の多い空気に晒されることがないので、短期間の使用で、錆が発生したり動作特性が劣化するのを防止できる。
【0032】そして、前記シャッター部材30は、最も広い面積を有する側面である表裏一対の板面30aが換気ファン16にて吸引される空気が流動する方向と略直交する状態となる閉じ姿勢(図7の実線の状態を参照)と、前記板面30aが前記空気の流動方向に沿う状態となる開き姿勢(図7の仮想線の状態を参照)とにわたり略90度の回動範囲で、前記電動モータ31により回動操作され、且つ、前記各姿勢夫々においてその姿勢が保持される構成となっている。
【0033】前記枠部32に形成された排気用連通口17の内周部には、シャッター部材30を揺動自在に支持する軸受け部33を除くほぼ全周にわたり、開姿勢から閉姿勢に向けて揺動操作されるシャッター部材30を閉姿勢で受け止めて、その揺動を規制する接当規制部34が形成されている。又、この接当規制部34のシャッター部材30の接当する箇所には、接当状態で空気の漏れを極力防止するためのシール用の弾性体Eを設けている。
【0034】前記閉姿勢での規制状態においては、図7から明らかなように、シャッター部材30における軸芯Yよりも右側部分では、換気ファン16にて吸引される空気の流動方向(図7に矢符で示す)とは反対方向に向けて接当作用するが、シャッター部材30における軸芯Yよりも左側部分では、前記流動方向と同じ方向に向けて接当作用することになる。つまり、左側部分において、換気ファン16にて吸引される空気の流動によって、接当規制部34に押し付けられるような力が作用するので、閉じ姿勢に切り換えられているときに換気ファン16による換気動作が開始されても、この接当作用により空気の流動に起因して生じる付勢力により開姿勢側に揺動することが規制されることになるので、ふらつきの少ない安定した姿勢で保持できることになる。しかも、例えば、シャッター部材30を前記長さ方向の一端側個所にて揺動自在に支持する構成に比べて、電動モータ31による姿勢保持力は少ないもので済ませることができる。尚、前記シャッター部材30が開姿勢にある状態においては、板面30aが換気ファン16にて吸引される空気が流動する方向に沿う状態となるので、空気が流動することにより閉姿勢側に揺動させるように作用する付勢力が小さいものとなり、この開姿勢においても、電動モータ31による姿勢保持力は少ないもので済ませることができる。
【0035】〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、シャッター部材が板厚方向視において上下の幅方向に沿い、且つ、その上下幅方向に沿う方向視において長さ方向の中央部に位置する上下向きの軸芯周りで揺動操作される構成としたが、このような構成に限らず、水平向きの軸芯周りで揺動操作される構成としてもよく、軸芯の位置は上記したような長さ方向の中央部に限らず、その中央部よりも少しずれた位置(略中央部)であってもよく、あるいは、長さ方向の一端側箇所に設けられるものでもよい。又、シャッター部材としては、板状体に限らず、排気口としての排気用連通口を閉塞したり、開放したりする機能を備えるものであれば、その形状はどのような形状でもよい。
【0036】(2)上記実施形態では、アクチュエータとして、電動モータの一種であるステッピングモータを用いる構成としたが、このような構成に限らず、直流モータとロータリエンコーダとを組み合わせて、回転位相をロータリエンコーダにて検出しながら直流モータの回転状態を制御する構成としてもよく、あるいは、このような電動モータに代えて、直線方向にスライド移動する電磁ソレノイド式のアクチュエータにより、その直線運動を回転運動に変換する連係機構を介してシャッター部材を操作する構成としてもよい。
【0037】(3)上記実施形態では、アクチュエータとしての電動モータが、浴室暖房ユニット用のケーシング及び排気ダクト夫々の外方側箇所であって、かつ、浴室の壁面部の外方側箇所に配備される構成を例示したが、このような構成に限らず、例えば、前記浴室暖房ユニット用のケーシングの内方側であって前記循環通風路や換気用通風路に対して遮断された状態で区画形成され且つケース外方側に連通するような収納空間に配備する構成としてもよい。
【0038】(4)上記実施形態では、前記シャッター部材を前記閉姿勢で受け止めて、その揺動を規制する接当規制部が、排気用連通口を形成するための枠部の内周部に、そのほぼ全周にわたる状態で設けられる構成としたが、このような構成に限らず、排気用連通口の内周部に周方向の一部分だけに設けられる構成でもよく、枠部とは別体で備える構成としてもよい。
【0039】(5)上記実施形態では、前記換気ファンを備えた換気ユニットM1を、浴室暖房ユニットM2のケーシングに一体的に連結して、排気用連通口17を通して、ケーシング内の空気を、直接、換気ファンケーシング15内に吸引して、排気ダクトを通して外部に排気する構成としたが、このような構成に限らず、例えば、前記ケーシングに形成した排気用連通口17に、排気ダクトの吸気側部分を接続して、その排気ダクトの吸気側部分から外部への排気側部分との中間に位置させて換気手段を備える構成としてもよく、このとき、浴室だけの換気を行ってもよく浴室以外の別室の換気を同時に行うようにしてもよい。
【0040】(6)上記実施形態では、浴室と、それ以外の他の2室(脱衣室、トイレ)とを同時に換気する構成を例示したが、例えば、浴室と脱衣室だけを換気する構成、浴室とトイレとを換気する構成、浴室だけを換気する構成等、各種形態で換気する構成としてもよい。




 

 


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