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発明の名称 給湯設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−165460(P2001−165460A)
公開日 平成13年6月22日(2001.6.22)
出願番号 特願平11−347618
出願日 平成11年12月7日(1999.12.7)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3L070
3L073
【Fターム(参考)】
3L070 BC02 BC14 DF06 DG07 
3L073 AA18 AC01 AD05 AE06
発明者 柴田 善隆 / 安田 明彦 / 佐野 真 / 小西 大輔 / 談議所 謙治 / 岡田 美紀
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 高温水供給路を通して供給される温水または低温水供給路を通して供給される低温水を加熱する熱交換式の加熱部、および、前記温水または前記低温水を湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱するように前記加熱部の加熱作動を制御する加熱用制御部を備えている加熱手段と、前記加熱部にて加熱された高温水と前記低温水とを混合して、または前記温水、前記高温水および前記低温水とを混合して、給湯路に給湯する混合部、および、前記混合部にて混合された湯水が前記湯水要求温度になるように前記混合部の調整作動を制御する温度用制御部を備えている混合手段とが設けられている給湯設備。
【請求項2】 前記加熱手段が、前記湯水要求温度よりも設定温度だけ高い温度を前記加熱用温度として設定して、前記温水を加熱するように構成されている請求項1に記載の給湯設備。
【請求項3】 前記加熱手段が、前記湯水要求温度にかかわらず、一定の高温度を前記加熱用温度として設定して、前記温水を加熱するように構成されている請求項1に記載の給湯設備。
【請求項4】 前記混合手段に、前記高温水供給路を通して供給される前記温水の温度を検出する温度検出手段、および、前記温水または前記低温水を前記加熱部にて加熱して前記混合部に供給する加熱供給状態と、前記温水を加熱することなく前記混合部に供給する非加熱供給状態とに切換え自在な切換手段が設けられ、前記温度用制御部が、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、その検出温度が前記湯水要求温度未満のときには、前記切換手段を加熱供給状態に切換えて、前記混合部を調整作動させ、かつ、前記検出温度が前記湯水要求温度以上のときには、前記切換手段を非加熱供給状態に切換えて、前記混合部を調整作動させるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯設備。
【請求項5】 前記加熱手段を備えた流体加熱ユニットと、前記混合手段を備えた混合ユニットとが各別に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の給湯設備。
【請求項6】 前記加熱手段および前記混合手段が、給湯ユニットとして一体に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の給湯設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温水供給路を通して供給される温水を加熱する熱交換式の加熱部、および、前記加熱部の加熱作動を制御する加熱用制御部を備えている加熱手段が設けられている給湯設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような給湯設備において、高温水供給路を通して供給される温水と低温水供給路を通して供給される上水道水とを混合して加熱部に供給する混合装置と、その混合装置にて混合されて供給される混合温水を加熱して給湯路に給湯する熱交換式の加熱装置と、給湯路から給湯される湯水の給湯温度を検出する給湯温度検出手段とが設けられ、その給湯温度検出手段による検出温度が湯水要求温度になるように混合装置の調整作動を制御するものが知られている(例えば、特開昭59−119122号公報)。つまり、上記公報の給湯設備では、混合装置にて混合された混合温水が加熱装置に供給されて加熱され、その加熱された加熱温水がそのまま給湯路を通して給湯され、給湯温度検出手段の検出情報に基づいて、給湯温度が湯水要求温度になるように混合装置の調整作動を制御するものとなっている。
【0003】ちなみに、上記公報に記載の給湯設備は、太陽熱を利用して加熱した温水を貯湯式ボイラーに貯湯し、その貯湯式ボイラーから高温水供給路を通して混合装置に温水を供給するように構成され、混合装置は、混合した混合温水を給湯路に給湯する状態と、混合した混合温水を加熱装置に供給する状態とに切換え自在に構成されている。そして、高温水供給路を通して混合装置に供給される温水の温度が湯水要求温度未満ときには、混合装置を混合した混合温水を加熱装置に供給する状態に切換えて、前記の如く、混合装置を調整作動させ、かつ、前記温水の温度が湯水要求温度以上のときには、混合装置を混合した混合温水を給湯路に給湯する状態に切換えて、前記の如く、混合装置を調整作動させることによって、太陽熱を利用して加熱した温水を極力無駄に加熱することなく用いながら、湯水要求温度の湯水を給湯するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の給湯設備では、加熱装置にて加熱された加熱温水がそのまま給湯路を通して給湯され、給湯温度が湯水要求温度になるように混合装置の調整作動を制御するようにしているために、高温水供給路から供給される温水の温度が低い温度であるときなどには、加熱装置を一定の加熱量で温水を加熱しても、加熱装置にて加熱した加熱温水の温度を湯水要求温度にすることができないことがある。したがって、高温水供給路から供給される温水の温度が低い温度であっても、湯水要求温度の湯水を給湯するために、加熱装置にて加熱された加熱温水の温度を湯水要求温度にするように加熱装置の加熱作動を制御することが考えられるが、例えば、加熱温水の温度を湯水要求温度にするように加熱装置の加熱量を調整すると、加熱装置の加熱量を増加させても加熱するまでに時間がかかりすぐに加熱温水の温度が上昇しなかったり、加熱装置の加熱量を減少させても余熱で加熱されてすぐに加熱温水の温度が降下しないなどの加熱量の変化に対する加熱温水の温度の制御遅れが生じるものとなり、その制御遅れを生じた加熱温水をそのまま給湯路を通して給湯することとなり、湯水要求温度の湯水を給湯することができない虞があった。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、湯水要求温度の湯水を極力給湯することが可能となる給湯設備を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、高温水供給路を通して供給される温水または低温水供給路を通して供給される低温水を加熱する熱交換式の加熱部、および、前記温水または前記低温水を湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱するように前記加熱部の加熱作動を制御する加熱用制御部を備えている加熱手段と、前記加熱部にて加熱された高温水と前記低温水とを混合して、または前記温水、前記高温水および前記低温水とを混合して、給湯路に給湯する混合部、および、前記混合部にて混合された湯水が前記湯水要求温度になるように前記混合部の調整作動を制御する温度用制御部を備えている混合手段とが設けられている。
【0007】つまり、高温水供給路から供給される温水の温度または低温水供給路から供給される低温水の温度にかかわらず、加熱部にて湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱された加熱温水が、混合部に高温水として供給されて、混合部にて混合された混合湯水が湯水要求温度になるように、低温水と混合され、または温水および低温水と混合され、その混合湯水が給湯路に給湯されることになるので、高温水供給路から供給される温水の温度または低温水供給路から供給される低温水の温度にかかわらず、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。そして、たとえ、加熱部の加熱量を増加または減少させてもすぐに加熱温水の温度が上昇または降下しないという加熱量の変化に対する加熱温水の温度の制御遅れが生じても、加熱部にて加熱された加熱温水は、そのまま給湯路を通して給湯されるのではなく、混合部に供給されて湯水要求温度になるように、低温水と混合されてから、または温水および低温水と混合されてから給湯路を通して給湯されるので、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。したがって、高温水供給路を通して供給される温水の温度または低温水供給路から供給される低温水の温度にかかわらず、さらに、加熱部の加熱量を増加または減少させてもすぐに加熱温水の温度が上昇または降下しないという加熱量の変化に対する加熱温水の温度の制御遅れが生じても、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となり、湯水要求温度の湯水を極力給湯することが可能となる給湯設備を提供することが可能となった。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、前記加熱手段が、前記湯水要求温度よりも設定温度だけ高い温度を前記加熱用温度として設定して、前記温水を加熱するように構成されている。つまり、加熱手段が、湯水要求温度に応じて加熱用温度を設定して、温水を加熱するように構成されているので、湯水要求温度と加熱用温度との温度差を一定に保つことができ、温水供給路を通して供給される温水を湯水要求温度との温度差が一定の高温に加熱することが可能となり、温水供給路を通して供給される温水を湯水要求温度との温度差が大きな高温に加熱することを防止することができ、温水を無駄に加熱することを防止することが可能となる。説明を加えると、加熱用温度を、湯水要求温度にかかわらず、一定の高温に設定するものでは、湯水要求温度が低い温度に設定されていると、湯水要求温度と加熱用温度との温度差が大きくなり、温水供給路を通して供給される温水を湯水要求温度との温度差が大きな高温に加熱することになり、温水を無駄に加熱することになるが、前記の如く、湯水要求温度と加熱用温度との温度差を一定に保ち、温水を湯水要求温度との温度差が一定の高温に加熱することによって、温水を無駄に加熱することを防止することが可能となる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、前記加熱手段が、前記湯水要求温度にかかわらず、一定の高温度を前記加熱用温度として設定して、前記温水を加熱するように構成されている。つまり、上記請求項2の如く、湯水要求温度よりも設定温度だけ高い温度を加熱用温度として設定するためには、湯水要求温度を設定する操作部などと加熱手段とを通信自在に構成する必要があるが、加熱手段が、湯水要求温度にかかわらず、一定の高温度を前記加熱用温度として設定して、温水を加熱するので、湯水要求温度を設定する操作部などと加熱手段とを通信自在に構成する必要がなくなり、給湯設備の構成を簡素化することが可能となる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、前記混合手段に、前記高温水供給路を通して供給される前記温水の温度を検出する温度検出手段、および、前記温水または前記低温水を前記加熱部にて加熱して前記混合部に供給する加熱供給状態と、前記温水を加熱することなく前記混合部に供給する非加熱供給状態とに切換え自在な切換手段が設けられ、前記温度用制御部が、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、その検出温度が前記湯水要求温度未満のときには、前記切換手段を加熱供給状態に切換えて、前記混合部を調整作動させ、かつ、前記検出温度が前記湯水要求温度以上のときには、前記切換手段を非加熱供給状態に切換えて、前記混合部を調整作動させるように構成されている。つまり、高温水供給路を通して供給される温水の温度が湯水要求温度以上のときには、その温水が、加熱部にて加熱されることなく混合部に供給されて、混合部にて混合された湯水が湯水要求温度になるように低温水供給路を通して供給される低温水と混合されることとなり、前記温水の温度が湯水要求温度未満のときには、その温水または低温水が加熱部にて加熱されて混合部に供給されて、混合部にて混合された湯水が、湯水要求温度になるように、低温水供給路を通して供給される低温水と混合される、または温水および低温水と混合されることとなる。したがって、高温水供給路を通して供給される温水の温度が湯水要求温度未満のときだけ、その温水または低温水を加熱部にて加熱することになるので、高温水供給路を通して供給される温水または低温水を無駄に加熱することなく有効に活用しながら、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、前記加熱手段を備えた流体加熱ユニットと、前記混合手段を備えた混合ユニットとが各別に形成されている。したがって、給湯設備を設置するに当たって、既設の給湯器を流体加熱ユニットとして利用することができるので、加熱手段を備えた流体加熱ユニットをあらたに設ける必要もなく、既設の給湯器を用いて給湯設備を設置することができ、給湯設備を設置する際のコストの低減を図ることが可能となる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、前記加熱手段および前記混合手段が、給湯ユニットとして一体に形成されている。つまり、加熱手段および混合手段が給湯ユニットとして一体に形成されているので、加熱手段と混合手段が別体に形成されているものに比べて、給湯設備を設置する際に、加熱手段と混合手段とを接続するなどの設置作業を必要とせず、給湯設備の設置作業を容易にすることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明にかかる給湯設備について、加熱手段と混合手段とが別体で形成されている場合の例を第1実施形態として図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕この給湯設備は、図1に示すように、加熱手段を備えた流体加熱ユニットとしての給湯器1と、混合手段を備えた混合ユニット2とから構成され、この給湯器1と混合ユニット2とが各別に形成されている。
【0014】前記給湯器1は、図2に示すように、給湯器側高温水供給路7aを通して供給される温水を加熱する熱交換式の加熱部14、および、前記温水を湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱するように加熱部14の加熱作動を制御する加熱用制御部15を備えている加熱手段としての給湯部Tなどから構成され、加熱用制御部15に制御情報などを指令する給湯器リモコンRも設けられている。そして、この給湯部Tは、湯水要求温度にかかわらず、湯水要求温度よりも高い一定の高温度を加熱用温度として設定して、温水を加熱するように構成されている。
【0015】前記混合ユニット2は、給湯器1にて加熱されて供給される高温水と低温水供給路3を通して供給される低温水とを混合して給湯路4に給湯する混合部としての混合弁5、および、この混合弁5にて混合された混合湯水が湯水要求温度になるように混合弁5の調整作動を制御する温度用制御部6を備えている混合手段Kと、高温水供給路7を通して供給される温水を給湯器1にて加熱して混合弁5に供給する加熱供給状態と、前記温水を加熱することなく混合弁5に供給する非加熱供給状態とに切換え自在な切換手段9と、湯水要求温度を設定変更自在でかつ温度用制御部6に湯水要求温度などの制御情報を指令するための混合ユニット用リモコン8などから構成されている。
【0016】前記混合ユニット2には、太陽熱や燃焼排ガスの排熱などを利用して加熱されて貯湯タンク30に貯湯されている温水を供給するための高温水供給路7、低温水としての水を供給するための低温水供給路3、および、混合弁5にて混合された混合湯水を給湯するための給湯路4のそれぞれが設けられている。また、前記高温水供給路7には、高温水供給路7を通して供給される温水の温度を検出する温度検出手段としての供給温水温サーミスタ31が設けられ、給湯路4には、給湯温度を検出する給湯温サーミスタ32が設けられている。そして、高温水供給路7が、前記温水を給湯器1に供給するための給湯器側高温水供給路7aと前記温水を混合弁5に供給するための混合弁側高温水供給路7bとに分岐接続されて構成され、給湯器側高温水供給路7aにはその給湯器側高温水供給路7aを開閉自在な給湯器側開閉弁9aが設けられ、混合弁側高温水供給路7bにはその混合弁側高温水供給路7bを開閉自在な混合弁側開閉弁9bが設けられている。
【0017】つまり、給湯器側開閉弁9aおよび混合弁側開閉弁9bが、切換手段9として作用し、給湯器側開閉弁9aを開状態にしかつ混合弁側開閉弁9bを閉状態にして、前記温水を加熱部14にて加熱して混合弁5に供給する加熱供給状態と、給湯器側開閉弁9aを閉状態にしかつ混合弁側開閉弁9bを開状態にして、前記温水を加熱することなく混合弁5に供給する非加熱供給状態とに切換え自在に構成されている。
【0018】また、前記混合ユニット2には、給湯器1の給水口1aと接続するための給水接続口10、および、給湯器1の給湯口1bと接続するための給湯接続口11とが設けられ、給湯器1の給水口1aと混合ユニット2の給水接続口10とに連通接続される給湯器給水路12、および、給湯器1の給湯口1aと混合ユニット2の給湯接続口11とに連通接続される給湯器給湯路13が設けられている。そして、高温水供給路7を通して混合ユニット2に供給される温水が給湯器給水路12を通して給湯器1に供給され、給湯器1にて加熱された加熱温水が給湯器給湯路13を通して混合ユニット2に供給されるように構成されている。
【0019】前記温度用制御部6は、供給温水温サーミスタ31の検出情報に基づいて、その検出温度が湯水要求温度未満のときには、給湯器側開閉弁9aを開状態にしかつ混合弁側開閉弁9bを閉状態にして加熱供給状態に切換えて、混合弁5を調整作動させ、かつ、前記検出温度が湯水要求温度以上のときには、給湯器側開閉弁9aを閉状態にしかつ混合弁側開閉弁9bを開状態にして非加熱供給状態に切換えて、混合弁5を調整作動させるように構成されている。説明を加えると、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度未満のときには、高温水供給路7を通して供給される温水を給湯器1に供給して加熱し、給湯器1により加熱された加熱温水を混合弁5に供給して水と混合させ、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5をフィードバック制御して、給湯路4を通して湯水要求温度の湯水を給湯するようにしている。また、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度以上のときには、高温水供給路7を通して供給される温水をそのまま混合弁5に供給して水と混合させ、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5をフィードバック制御して、給湯路4を通して湯水要求温度の湯水を給湯するようにしている。
【0020】前記給湯器1には、燃焼室16内に設けられている水加熱用の熱交換器17、この熱交換器17を加熱するガス燃焼式のバーナ18などから構成され、このバーナ18の上流側から燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変更調整自在なファン19も設けられ、ファン19の回転数を検出する回転数センサ19aも設けられ、水加熱用の熱交換器17およびガス燃焼式のバーナ18が、加熱部14として作用するように構成されている。そして、前記熱交換器17には、給湯器給水路12に連通接続される入水路20、給湯器給湯路13に連通接続される出湯路21がそれぞれ接続されている。また、前記入水路20には、熱交換器17への通水量を検出する通水量センサ22、入水路20を通して供給される温水の温度を検出する入温水温サーミスタ23がそれぞれ備えられ、出湯路21には、給湯器給湯路13に出湯される加熱温水の温度を検出する加熱温水温サーミスタ24が設けられている。
【0021】前記バーナ18に対する燃料供給路25には、燃料供給を断続する電磁操作式の断続弁26、燃料供給量(バーナ18の燃焼量)を変更調節自在な電磁操作式のガス量調節弁27が備えられ、バーナ18の近くには、バーナ18に対する点火動作を実行するイグナイタ28と、バーナ18が着火されているか否かを検出するフレームロッド29とがそれぞれ備えられている。
【0022】前記加熱用制御部15は、熱交換器17への通水が開始されるに伴ってバーナ18の燃焼を開始して、熱交換器17への通水が停止されるに伴ってバーナ18の燃焼を停止させるように制御するとともに、熱交換器17へ通水されている通水状態において、出湯路21から出湯される加熱温水の温度が加熱用温度になるようにバーナ18の燃焼量を調整するように構成されている。
【0023】具体的に説明すると、通水量センサ22にて検出される通水量が設定水量を超えると、ファン19による通風作動を開始し、かつ、断続弁26を開弁させてガス量調節弁27を点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ28によってバーナ18へ着火し、フレームロッド29によって確認する。その後、入温水温サーミスタ23、加熱温水温サーミスタ24、通水量センサ22のそれぞれの検出情報に基づいて、加熱温水の温度を加熱用温度にするために必要なバーナ18の燃焼量を演算にて求める。そして、求められた燃焼量に対応するガス量になるようにガス量調節弁27を調整制御するとともに、ファン19の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン19の通風量を調整制御するフィードフォワード制御を実行し、さらに、加熱温水温サーミスタ24の検出温度が加熱用温度になるように、ガス量調節弁27の開度を微調整するフィードバック制御を実行する。
【0024】このようにして、高温水供給路7を通して供給される温水の温度に応じて、その温水の温度が湯水要求温度よりも低いときには、加熱部14にて湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱された加熱温水が、混合弁5に高温水として供給されて、混合弁5にて混合された混合湯水が湯水要求温度になるように低温水供給路3を通して供給される低温水と混合され、その混合湯水が給湯路4に給湯されることになるので、高温水供給路7を通して供給される温水の温度が低い温度であっても、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。そして、加熱部14にて加熱された加熱温水は、そのまま給湯路4を通して給湯されるのではなく、混合弁5に供給されて低温水と混合されてから給湯路4を通して給湯されるために、たとえ、加熱部の加熱量を増加または減少させてもすぐに加熱温水の温度が上昇または降下しないという加熱量の変化に対する加熱温水の温度の制御遅れが生じても、加熱部にて加熱された加熱温水は、そのまま給湯路を通して給湯されるのではなく、混合部に供給されて湯水要求温度になるように低温水と混合されてから給湯路を通して給湯されるので、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。したがって、高温水供給路を通して供給される温水の温度が低い温度であっても、さらに、加熱部の加熱量を増加または減少させてもすぐに加熱温水の温度が上昇または降下しないという加熱量の変化に対する加熱温水の温度の制御遅れが生じても、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となり、湯水要求温度の湯水を極力給湯することが可能となる給湯設備を提供することが可能となった。
【0025】また、高温水供給路7を通して供給される温水の温度が湯水要求温度以上のときには、その温水を混合弁5に高温水として直接供給されて、混合弁5にて混合された混合湯水が湯水要求温度になるように低温水供給路3を通して供給される低温水と混合され、その混合湯水が給湯路4に給湯されることになるので、高温水供給路7を通して供給される温水を無駄に加熱することなく、極力その温水を利用しながら、湯水要求温度の湯水を給湯することが可能となる。
【0026】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上記第1実施形態の別実施形態であり、加熱手段と混合手段が、給湯ユニットとして一体に形成されている例を示すものである。以下、この第2実施形態について図面に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同符号を記すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0027】この給湯ユニットKYは、図3に示すように、高温水供給路7を通して供給される温水を加熱する熱交換式の加熱部14、および、加熱部14にて加熱されて供給される高温水と低温水供給路3を通して供給される低温水とを混合して給湯路4に給湯する混合部としての混合弁5が設けられている。そして、前記温水を湯水要求温度よりも高い加熱用温度に加熱するように加熱部14の加熱作動を制御するとともに、混合弁5にて混合された混合湯水が湯水要求温度になるように混合弁5の調整作動を制御する給湯制御部33が設けられ、湯水要求温度を設定変更自在でかつ給湯制御部33に湯水要求温度などの制御情報を指令するための給湯ユニット用リモコン34も設けられている。
【0028】前記高温水供給路7には、上流側から順に、供給温水温サーミスタ31、通水量センサ22、加熱部14としての熱交換器17が設けられ、給湯路4には、給湯温サーミスタ32が設けられている。前記給湯制御部33は、湯水要求温度にかかわらず、湯水要求温度よりも高い一定の高温度を加熱用温度として設定して、温水を加熱すべく加熱部14の加熱作動を制御するように構成されている。
【0029】前記給湯制御部33は、加熱部14を加熱作動させずに高温水供給路7を通して非加熱温水を混合弁5に供給する非加熱供給状態と、加熱部14を加熱作動させて高温水供給路7を通して加熱温水を混合弁5に供給する加熱供給状態とに切換え自在に構成されている。つまり、前記給湯制御部33が、切換手段9として作用するように構成されている。
【0030】そして、前記給湯制御部33は、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度以上のときには、加熱部14を加熱作動させずに高温水供給路7を通して非加熱温水を混合弁5に供給する非加熱供給状態に切換えて、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5がフィードバック制御され、給湯路4を通して湯水要求温度の湯水を給湯するようにしている。具体的に説明すると、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度以上のときには、バーナ18へ燃料ガスおよび燃焼用空気を供給させず、バーナ18を燃焼させないようにして、高温水供給路7を通して供給される温水を熱交換器17にて加熱することなく、高温水として混合弁5に供給して水と混合させ、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5をフィードバック制御するようにしている。
【0031】また、前記給湯制御部33は、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度未満のときには、加熱部14を加熱作動させて高温水供給路7を通して加熱温水を混合弁5に供給する加熱状態に切換えて、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように、混合弁5の開度が調整され、給湯路4を通して湯水要求温度の湯水を給湯するようにしている。具体的に説明すると、加熱部14にて加熱された加熱温水の温度が加熱用温度になるようにバーナ18の燃焼量を調整すべく、供給温水温サーミスタ31および通水量センサ22の検出情報に基づいて、断続弁26およびガス量調節弁27の開度、および、ファン19の作動をフィードフォワード制御するようにしている。なお、熱交換器17と混合弁5との間の高温水供給路7に、熱交換器17にて加熱された加熱温水の温度を検出する加熱温水温サーミスタを設け、上述のフィードフォワード制御に加えて、加熱温水温サーミスタの検出情報に基づいて、ガス量調節弁27の開度を微調整するフィードバック制御を実行するようにしてもよい。
【0032】このようにして、高温水供給路7を通して供給される温水を加熱用温度に加熱するように加熱部14を制御して、その加熱部14にて加熱された加熱温水を混合弁5に供給して水と混合させ、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5をフィードバック制御するようにしている。
【0033】〔第3実施形態〕この第3実施形態は、上記第1実施形態の別実施形態であり、給湯器1に低温水供給路3を通して低温水を供給するように構成され、混合ユニット2に備えられた混合部5が、高温水供給路7を通して供給される温水、給湯器1にて加熱されて供給される高温水、および、低温水供給路3を通して供給される低温水を混合して給湯路4に給湯するように構成されている例を示すものである。以下、この第3実施形態について図面に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同符号を記すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0034】前記低温水供給路3は、図4に示すように、給湯器1に低温水を供給するための給湯器側低温水路3aと混合ユニット2に低温水を供給するためのユニット側低温水路3bとに分岐接続されている。そして、前記給湯器1は、その給水口1aに給湯器側低温水供給路3aが接続され、その給湯口1aに混合ユニット2の給湯接続口11に連通接続された給湯器給湯路13が連通接続され、給湯器側低温水供給路3aを通して供給される低温水としての水を加熱用温度に加熱して給湯器給湯路13を通して混合ユニット2に供給するように構成されている。前記給湯器1の構成については、上記第1実施形態における図2に示されている構成と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0035】前記混合ユニット2には、混合ユニット2の給湯接続口11に連通接続され混合部5に給湯器1にて加熱された高温水を供給する加熱温水路35が設けられ、この加熱温水路35には、給湯器1側から順に逆止弁36、加熱温水路35を開閉自在な第1水比例バルブ5aのそれぞれが設けられている。前記ユニット側低温水路3bには、上流側から順に逆止弁37,38、ユニット側低温水路3bを通して供給される低温水の温度を検出する低温水サーミスタ39、ユニット側低温水路3bを開閉自在な第2水比例バルブ5bのそれぞれが設けられている。
【0036】つまり、第1水比例バルブ5aと第2水比例バルブ5bにより混合部5が構成され、第1水比例バルブ5aが高温水供給路7を通して供給される温水と給湯器1にて加熱された高温水とを混合するように構成され、第2水比例バルブ5bが、高温水供給路7を通して供給される温水とユニット側低温水路3bを通して供給される低温水とを混合するように構成されている。また、第1水比例バルブ5aは、切換手段9としても作用し、第1水比例バルブ5aを開状態にして低温水を給湯器1にて加熱して混合部5に供給する加熱供給状態と、第1水比例バルブ5aを閉状態にして温水を加熱することなく混合部5に供給する非加熱供給状態とに切換え自在に構成されている。
【0037】前記加熱温水路35との接続箇所よりも上流側の高温水供給路7には、温度検出手段としての供給温水温サーミスタ31が設けられ、加熱温水路35との接続箇所とユニット側低温水路3bとの接続箇所の間における高温水供給路7には、給湯器1にて加熱された高温水と混合されて高温水供給路7を通して供給される温水の温度を検出する温水サーミスタ40が設けられている。また、前記給湯路4には、給湯路4を流動する湯水の量を検出する水量センサ41、給湯温度を検出する給湯温サーミスタ32のそれぞれが設けられている。
【0038】前記混合ユニット2の温度用制御部6は、給湯路4に給湯される湯水の温度が湯水要求温度になるように第2水比例バルブ5bの開度を調整するととともに、供給温水温サーミスタ31の検出情報に基づいて、第1水比例バルブ5aを開状態または閉状態に調整するように構成されている。すなわち、温度用制御部6は、供給温水温サーミスタ31の検出情報に基づいて、その検出温度が湯水要求温度に切換用設定温度を加えた加熱状態切換用設定温度未満のときには、第1水比例バルブ5aを開状態にして加熱供給状態に切換えて、第2水比例バルブ5bの開度を調整し、かつ、前記検出温度が加熱状態切換用設定温度以上のときには、第1水比例バルブ5aを閉状態にして非加熱供給状態に切換えて、第2水比例バルブ5bの開度を調整するように構成されている。
【0039】前記第2水比例バルブ5bの開度調整について説明を加えると、水量センサ41が設定量以上の水量を検出しているときには、低温水サーミスタ39による検出温度および温水サーミスタ40による検出温度に基づいて、高温水供給路7を通して供給される温水とユニット側低温水路3bを通して供給される低温水とを混合した湯水の温度が湯水要求温度になるように第2水比例バルブ5bの開度を調整するフィードフォワード制御を実行し、さらに、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように第2水比例バルブ5bの開度を微調整するフィードバック制御を実行するように構成されている。また、水量センサ41が設定量未満の水量を検出しているときには、低温水サーミスタ39による検出温度および温水サーミスタ40による検出温度に基づいて、高温水供給路7を通して供給される温水とユニット側低温水路3bを通して供給される低温水とを混合した湯水の温度が湯水要求温度になるように第2水比例バルブ5bの開度を調整するフィードフォワード制御を実行するように構成されている。
【0040】以上の通り、供給温水温サーミスタ31による検出温度が加熱状態切換用設定温度未満のときには、高温水供給路7を通して供給される温水が、給湯器側低温水路3aを通して供給されて給湯器1にて加熱された加熱温水と混合され、さらに、ユニット側低温水供給路3bを通して供給される低温水と混合されて給湯路4に給湯されるようにしている。また、供給温水温サーミスタ31による検出温度が加熱状態切換用設定温度以上のときには、高温水供給路7を通して供給される温水が、ユニット側低温水供給路3bを通して供給される低温水と混合されて給湯路4に給湯されるようにしている。
【0041】なお、この第3実施形態では、加熱状態切換用設定温度を基準として、供給温水温サーミスタ31による検出温度に基づいて第1水比例バルブ5aを開状態または閉状態に切換えるようにしているが、湯水要求温度を基準として、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度未満のときには、第1水比例バルブ5aを開状態に切換え、かつ、供給温水温サーミスタ31による検出温度が湯水要求温度以上のときには、第1水比例バルブ5aを閉状態に切換えるようにしてもよい。
【0042】〔別実施形態〕
(1)上記第1〜3実施形態では、高温水供給路7を通して供給される温水を、湯水要求温度にかかわらず、一定の高温度に加熱するようにしているが、高温水供給路7を通して供給される温水を、湯水要求温度よりも設定温度だけ高い温度に加熱するようにしてもよい。この場合には、混合ユニット用リモコン8と給湯器1のリモコンとが通信自在に構成され、加熱用温度が湯水要求温度よりも設定温度だけ高い温度に設定されることになる。
【0043】(2)上記第1〜3実施形態では、高温水供給路7を通して供給される温水または低温水供給路3を通して供給される低温水を加熱部14にて加熱して混合弁5に供給する加熱供給状態と、前記温水を加熱することなく混合弁5に供給する非加熱供給状態とに切換え自在な切換手段9を設けて、供給温水温サーミスタ31の検出情報に基づいて、加熱供給状態と非加熱供給状態のいずれかに切換えるようにしているが、上記のような切換手段9を設けることなく、常に、高温水供給路7を通して供給される温水または低温水供給路3を通して供給される低温水を加熱部14にて加熱して混合部に供給するようにしてもよい。
【0044】つまり、上記第1実施形態では、高温水供給路7が前記温水を給湯器1に供給するための給湯器側高温水供給路7aの単一路で形成され、給湯器側高温水供給路7aおよび混合弁側開閉弁9bが不要になる。上記第2実施形態では、給湯制御部33が、常に、加熱部14を加熱作動させて高温水供給路7を通して加熱温水を混合弁5に供給するように構成されている。上記第3実施形態では、第1水比例バルブ5aが不要となり、高温水供給路7を通して供給される温水が、常に、給湯器1にて加熱された加熱温水と混合され、さらに、ユニット側低温水供給路3bを通して供給される低温水と混合されて給湯路4に給湯されることになる。
【0045】(3)上記第1〜3実施形態において、混合ユニット2の温度用制御部6または給湯ユニットKYの給湯制御部33を、貯湯タンク30を運転するための貯湯タンク用制御部と通信自在に接続し、例えば、貯湯タンク30が故障したときなどに、その故障箇所を混合ユニット用リモコン8または給湯用リモコン34に表示するようにして実施することも可能である。
【0046】(4)上記第1および2実施形態では、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5の調整作動をフィードバック制御するようにしているが、混合弁5に供給される高温水の温度を検出する高温水温サーミスタおよび混合弁5に供給される低温水の温度を検出する低温水サーミスタを設け、これら高温水温サーミスタおよび低温水サーミスタの検出情報に基づいて、混合弁5にて混合された湯水の温度が湯水供給温度になるように混合弁5の調整作動をフィードフォワード制御するようにしてもよい。または、上記の如く、高温水温サーミスタおよび低温水サーミスタの検出情報に基づいて、混合弁5にて混合された湯水の温度が湯水供給温度になるように混合弁5の調整作動をフィードフォワード制御するとともに、給湯温サーミスタ32の検出温度が湯水要求温度になるように混合弁5の調整作動をフィードバック制御するようにしてもよい。




 

 


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